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海上挺進戦隊の運用
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海上挺進戦隊の運用
沖縄方面陸軍作戦 p112-114
海上挺進戦隊の運用 第三十二軍は隷下に編入された海上挺進戦隊の九コ戦隊中七コ戦隊(第一~第三、第二十六~第二十九戦隊)を沖縄本島地区、二コ戦隊(第四、第三十戦隊)を宮古島に配置するように計画した(118)。沖縄本地区の運用要領は「挿図第十」のとおりである(116,175)。
海上挺進戦隊及ぴ海上挺進基地大隊の到着状況は「付表第二」、編制は「付録」のとおりである。
海上挺進第一~第三戦隊は十九年十月十日慶良間列島に上陸したが、海上挺進第二十六~第三十戦隊の沖縄進出は十九年十二月以降となり、海上挺進第二十九戦隊は一部だけが沖縄に到着し、海上挺進第三十戦隊は進出できず昭和二十年四月九日第三十二軍の戦闘序列から除去された(1)。
右の陸軍特攻部隊のほか、海軍の特攻艇隊である第二十二震洋隊(二十年一月十五日沖縄着、金武配置)、第四十二震洋隊(二十年三月一日沖縄着、屋嘉配置)が沖縄本島に配置された(195,196)。なお、十九年八月第二十七魚雷艇隊及び第二較龍隊(特殊潜航艇)が運天港(本部半島)に配置された(195)。
これら陸、海の特攻艇は奇襲兵器として十九年春から研究されていたが、米軍のサイパン来攻後特に研究と量産を急いだ(9)。試作艇は海軍が十九年五月二十七日(197)、陸軍が十九年七月八日(9)にそれぞれ完成した。逐次改良もされたがその性能の概要は次のとおりである。
震洋艇(198)
長さ約五米、排水量約一・四トン、木造合板製、速力二三ノット、自動車エンジン、乗員一名
艇首に約二五○瓩の炸薬を搭載し、敵艦船に衝突自爆するように設備されている。
長さ約五米、排水量約一・四トン、木造合板製、速力二三ノット、自動車エンジン、乗員一名
艇首に約二五○瓩の炸薬を搭載し、敵艦船に衝突自爆するように設備されている。
陸軍の特攻艇(9)
長さ約五・六米、自重約一トン、木造合板製、速力二〇ノット、自動車エンジン、乗員一名
艇後部に約一二〇瓩の爆雷二個を搭載し、敵艦船の船体に近く落下させて爆発するように設備されている。
長さ約五・六米、自重約一トン、木造合板製、速力二〇ノット、自動車エンジン、乗員一名
艇後部に約一二〇瓩の爆雷二個を搭載し、敵艦船の船体に近く落下させて爆発するように設備されている。
【参考】爆雷とはこれか?
http://www.horae.dti.ne.jp/~fuwe1a/newpage14.html
http://www.horae.dti.ne.jp/~fuwe1a/newpage14.html
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