15年戦争資料 @wiki内検索 / 「特務機関員・ヴェスパの満州脱出」で検索した結果

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  • 満州事変庫
    ...査団を欺く関東軍 特務機関員・ヴェスパの満州脱出 15年戦争資料庫
  • 国頭国士隊の文書綴『秘密戦ニ関スル書類』
    国頭国士隊の文書綴『秘密戦ニ関スル書類』 『秘密戦ニ関スル書類』は、全編三三件の文書を一冊に綴った軍事極秘文書で、国頭(くにがみ)国士隊の保管文書であった。これを米軍上陸部隊が現地で接収して米国の公文書館に納めたが、昭和四九年一月に日本に返還され、現在国立公文書館の所蔵となっている。沖縄作戦に関する返還文書は防衛庁戦史室にも数多く収蔵されているが、防諜関係文書としてまとまったものはこれが唯一のものである。文書の日付は、昭和一九年十月中旬から翌年三月末にわたっている。この時期はちょうど沖縄守備軍が決戦準備に追われている最中であり、同時に地域住民にたいする防諜対策が最も強化された時期でもあった。 (「沖縄秘密戦に関する資料 」大城将保編・解説より) 球第1616部隊(第三二軍司令部・司令官牛島中将)師団 旅団 直属部隊 球18800部隊(独立混成第44旅団・旅団長鈴木少...
  • 先の大戦を総括し、戦争の歴史を再構築せよ
    新しい歴史教科書をつくる会『史』11月号 先の大戦を総括し、戦争の歴史を再構築せよ アパグループ代表 元谷外志雄  私の作った座右の銘に「賢者は歴史に学び、勝者は歴史を創る」がある。これは正にGHQが戦後日本に対して行ってきたことだ。  先の大戦は、そもそもドイツと日本からの挟み撃ちを避けたいソ連コミンテルンの謀略による日中戦争の泥沼化から始まった。関東軍の工作とされていた張作霖爆殺事件はソ連特務機関の謀略であり、日中戦争の発端となった盧溝橋事件も日本を中国国民党との戦争に引き込みたいコミンテルンの手先の中国共産党・劉少奇が引き起こしたものであった。  日米開戦も日本が欧州で勢いにのるドイツに接近し日独伊三国同盟を結んだことで日米開戦が即米独開戦となると狙われ追い込まれた結果だ。欧州の戦争には参戦しない公約で当選したルーズベルト大統領はチャーチル首相の要請と、...
  • 【外信コラム】北京春秋 南造雲子ってだれ?
    http //sankei.jp.msn.com/world/china/100120/chn1001200255001-n1.htm 【外信コラム】北京春秋 南造雲子ってだれ? 2010.1.20 02 55  中国で最近、日中戦争を振り返る記事やテレビ番組でよく取り上げられる日本人女性スパイがいる。南造雲子という人物だ。ネットの中国語版グーグルで検索すると約82万件がヒットし、現役の日本首相なみの高い知名度を誇っている。  歴史雑誌「文史春秋」に掲載された略歴によれば、1909年に生まれ、諜報(ちょうほう)員養成機関で特訓を受けたあと17歳のときに中国に派遣され、現地人になりすまして当時の首都、南京に潜入した。 政府首脳から中国軍の兵力配置などの重要情報を引き出したほか、蒋介石の暗殺未遂事件を起こすなど目覚ましく活動した。42年4月に上海のフランス租界地で中国の...
  • 桜井よしこ推薦文
    推薦のことば ジャーナリスト櫻井よしこ  本書は、一九三七年当時の南京にいた軍人、ジャーナリスト、外交官など関係者の体験談を集めた第一級の資料である。いわゆる「南京事件」は、その呼び方すら今だ定まらないほど議論の分かれる問題だが、まずは、そのとき現地にいた人々の話を実際に聞くのが筋である。従って、本書をまとめた阿羅健一氏の手法は、ジャーナリズムという観点からみて、極めて基本に忠実な誠実なアプローチだといえる。  一体、日本人は南京で何をしたのか、しなかったのか、そして何を見たのか。虐殺と言われるわれるようなことは本当にあったのか。  それらの結論は、本書を読めば自ずと見えてくる。  ここに、もう一つの資料がある。北村稔氏の『「南京事件」の探求』(文春新書)である。この本は、東京裁判で「南京事件」が断罪された際に提出された様々な資料をひとつひとつ見直し、冷...
  • 第五節 満州に於ける朝鮮人問題
    5、満州に於ける朝鮮人問題  日本の法律に依り日本の国籍を有する八十万朝鮮人の満州内居住は日支間の諸政策の衝突の先鋭化を促進せり。右自体の結果諸種の紛争惹起せられ為に朝鮮人自身犠牲となり厄災と惨禍とを蒙りたり(本報告付属書第九章参照)。  朝鮮人が売買又は租借に依り満州において土地を取得するに対し支那の反対ある処、日本側は朝鮮人も等しく日本臣民として1915年の条約並交換公文によりて獲得せる商租権に均霑すべきものなりと主張して之に反対せり。而して日本人は朝鮮人が帰化によりて支那臣民たることを否認せるが為茲に亦二重国籍の問題発生せり。朝鮮人の関し及保護の為日本領事館警察の使用は支那側の忿満を招き屡日支警察の衝突を惹起せり。殊に朝鮮の北境に接する間島地方の如く朝鮮人の居住者四十万人に及び同地支那人をして1927年に至るに及満州に於ける朝鮮人の自由居住を禁止するの政策を採るに至らしめ...
  • 第二節 「満州国」の現政府
    第二節「満州国」の現政府  満州国は組織法及人権保障法に依りて統治せらる。政府組織法は、政府諸機関の根本的組織を規定したるものにして大同元年(1932年)3月9日付教令第一号に依りて公布せられたり。  執政は国家の元首にして総ての行政権は執政に属し執政は又立法院を統制するの権能あり。執政は重要国務に関し助言を与える参議府に依り補佐せらる。  政府組織法の特質は政府の権力を国務、立法司法及監察の四院に分かつ点にあり。  国務院の任務は執政統御の下に総理及各総長に依りて遂行せられ総理及此等総長は相合し国務院即ち内閣を組織するものとす。総理は各総長の事務を監督し強力なる総務長を通じて機密事項、人事、主計、需要の事務を直裁す。国務院に付属して諸種の事務局あり就中資政院及法制局は重要なり行政権は斯くの如く主として執政及総理の手に集中せられ居れり。  立法権は立法院...
  • 第二章 満州
    第2章 満州 記述 支那の他の部分及露西亜との関係 1、記述  満州は支那に於いては東三省として知らるる広汎且豊穣なる地域にして僅々40年以前にはほとんど開発せられ居らず現在に於いてすら猶人口稀薄なるを以て支那及日本の過剰人口問題解決に益々重大なる役割を演ずるに至れり。数百万の窮乏せる農民は山東省及河北省より満州に流入せる一方、製品及資本は日本より同地方に輸出せられ食糧及原料と交換せられたり。斯くの如く満州は支那及日本の各自の必要に応ずることに依りて日支双方の有力なる伴侶たる実を挙げたり。即ち日本の活動なくんば満州は斯くの如き大なる人口を誘致且収容し得さりしなるへく又支那農民及労働者の移住なくんば満州は斯くも急速に発展し以て日本に対し市場並食糧肥料及原料を供給すること能はさりなるべし。  然れども他国の協力に依倚すること多大なる満州は上述の理由に依り先ず日露の間に於いて次い...
  • リットン調査団報告書
    15年戦争資料(未作成)へ 外務省全訳『リットン報告書』(東治書院、昭和7年10月10日)第一章 支那に於ける近時の発展の概要 第二章 満州 第三章 日支両国間の満州に関する諸問題 第四章 1931年9月18日当日及其後に於ける満州に於いて発生せる事件の概要 第五章 上海 第六章 「満州国」 第七章 日本の経済的利益及支那の「ボイコット」 第八章 満州に於ける経済上の利益 第九章 解決の原則及条件 第十章 理事会に対する考察及提議 外務省全訳『リットン報告書』(東治書院、昭和7年10月10日) 第一章 支那に於ける近時の発展の概要 第一節 近代支那の発展 第二章 満州 第一節 記述 第二節 支那の他の部分との関係 第三節 対露関係 第三章 日支両国間の満州に関する諸問題 第一節 支那に於ける日本の利益 第二節 満州に於ける日支両国間の根本的利害関係の衝突 第...
  • 第八章 満州に於ける経済上の利益
    第八章 満州に於ける経済上の利益  (注)本章に関しては特別研究第二、第三、第六及第七参照  前章に於いて日本及支那の経済上の要求は政治的理由により妨害せられざる限り紛争を齎さずして両国相互の了解及協調を齎すべきことを示せり。満州に於ける日本及支那の経済上の利益の相互関係を近年の政治上の出来事と切離し考究するに亦同様の結論に到達す。満州に於ける両国の経済上の利益は融和し難きものにあらず、満州に於ける現在の富源及将来の経済的可能性を其の最高限度迄充分に発展せしめんとせば、両者の融和は洵に必要なりと謂うべし。  満州に於ける富源は其の現実のものたると未開のものなるとを問わず日本の経済生活に必須なりとの日本世論の主張は第3章において充分検討せられたるが、本章の目的は右主張が如何なる程度迄経済的事実と合致し居るやを考察するに在り。  南満州に於て日本は最大の外国側投資者...
  • 第三節 満州居住民の意見
    第三節 満州居住民の意見  満州居住民の新国家に対する態度を確かむることは本委員会の目的の一なりき。然れども調査を行いたる現地の状況に依り証拠を蒐集することに付若干の困難に遭遇せり。匪賊、朝鮮人共産主義者及支那側参与員の新政権批評の為同人の同伴を憤慨すべき新政府の擁護者等よりの本委員会に対する実際の又は予想せられたる危険は、委員会保護の為の例外的手段を執ることとなりたる一理由と成れり。同地方の同様せる状態に於いては確かに実際の危険がしばしば存せり。而して吾人は吾人の旅行中与えられたる効果的なる保護に対し感謝するものなり。然れども斯くて執られたる警察的手段の結果は承認を近づかしめざりしことなり。而して多数の支那人は吾人の部員と会見することすら率直に恐怖し居たり。吾人は或場所において、何人と雖も官の許可なくして本委員会と会見するを許されざる旨吾人の到着前に通達せれたることを聞きたり。依て会...
  • 悲劇の体験語る/元開拓団員 川島さん
    http //mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000910220003 悲劇の体験語る/元開拓団員 川島さん 2009年10月22日 満州での体験を語る川島淳子さん=甲賀市水口町日電 【記録映画「嗚呼 満蒙開拓団」、大津で30日まで】  戦時中、国策によって中国・満州に送り込まれた移民を描いた記録映画「嗚呼(ああ) 満蒙開拓団」が、大津市京町3丁目の滋賀会館シネマホールで上映されている。映画に登場する人々と同じように、「甲賀郷開拓団」の一員として16歳で満州に渡った川島淳子さん(80)=甲賀市水口町=に終戦前後の満州の様子を聞いた。(八百板一平) 【愚かな戦争、国策の犠牲に】  川島さんが父母と2人の妹、弟の一家6人で水口から満州に渡ったのは1945(昭和20)年3月。戦局の悪化...
  • 第四節 1915年の日支条約及交換公文並びに関係問題
    4、1915年の日支条約及交換公文並びに関係問題  鉄道紛争を除き1931年9月に起これる重大なる日支問題所謂21ヶ条要求の結果たる1915年の日支条約及交換公文より勃発せるものなり。漢治萍鉱山(漢口付近)問題を除き1915年に締結せられたる他の協定は或る新たなるものに替えられ又は日本国に依り自発的に放棄せられたるものあるを以て此等論争は左記諸規定に関するものなりき。 関東州租借地の日本所属期限を99年(1997年)に延長すること。 南満州鉄道及安奉鉄道の日本所属期限を99年(夫々2002年及2007年)に延長すること。 「南満州」の内部に於いて即ち条約に依り或は外国人の居住及商業の為に開放せられたる地域外に土地を賃借するの権利を日本臣民に許与すること。 南満州の内部に於いて旅行し、居住し及営業をなすの権利並びに東部内蒙古に於いて日支合弁に依り農業の経営をなすの権利を日本臣民に許...
  • 第3 日本の戦争と植民地の拡大、総力戦の準備
    元朝鮮人女子勤労挺身隊員に対する損害賠償等請求控訴事件・控訴人準備書面(1) ソース:http //www.geocities.jp/teisintainagoya/kouso/kousokeika/zyunbi1.pdf 【小目次】 第3 日本の戦争と植民地の拡大、総力戦の準備1 日本の植民地は、日本が行った戦争とともに拡大していった。 2 このように戦争によって獲得した植民地は、 3 日本は満州事変で遼寧、吉林、黒竜江の東北三省を占領し、 4 第一次世界大戦によって、ヨーロッパ各国は、 第3 日本の戦争と植民地の拡大、総力戦の準備 1 日本の植民地は、日本が行った戦争とともに拡大していった。   日本の植民地は、日本が行った戦争とともに拡大していった。日清戦争の結果、1895年の「下関条約」によって台湾の領有が認められ、日本で最初の植民地となった。つづ...
  • 第三章 帝軍王義とソロバン勘定
    司馬遼太郎:「昭和」という国家 第三章 帝軍王義とソロバン勘定   思いつくままに話しているのですが、この章ではロシアに対し、恐れ過ぎてきた日本の近代について、話したいと思います。ロシアという問題があったことは大きかったですね。日本の近代が成立するうえで、日本の国が大きくゆがんだり、曲がったりしました。   私は『坂の上の雲』という小説を書きました。これは自分の義務だと思って書きました。昭和四十年代に十年ほどかけて調べて書いたのですが、この時期がだいたい書ける最後の時期だろうと思っておりました。日露戦争の参加者は、ほとんどお亡くなりになっていたころですね。ただし、そのプロの軍人に息子さんがいて、息子さんがさらにプロの軍人になった場合、日露戦争についての話はだいたい伝わっているだろうと考えました。そして、息子さんたちも第一線からそろそろ退かれるころで、お話を伺うにはいちばん良さそう...
  • 第10回~第11回
       目次 証言による「南京戦史」46期・畝本正巳目次へ 第10回(s60.1)第5章 南京占領戦と城内掃蕩(つづき) 第11回(s60.2)第5章 南京占領戦と城内掃蕩(つづき) 第6章 投稿兵・捕虜・敗残兵・便衣兵・難民の取扱い(付、掠奪、強姦・放火・破壊について) 証言による「南京戦史」46期・畝本正巳 目次へ 第10回(s60.1) 第5章 南京占領戦と城内掃蕩(つづき) 7.海軍第11戦隊の南京突入 作戦経過の概要南京突入(12月13日) 米国砲艦パネー号遭難者の救援 南京突入後の行動 南京溯航作戦経過概要 鎮江より南京まで(48浬) 橋本以行氏の証言『流れる敵兵をかき分けて』 c-60-01-29.jpg拡大 ▼関口鉱造氏の証言(砲艦勢多・次席大尉、海兵59期) c-60-01-30.jpg拡大 ▼住谷盤根氏の回想(第3艦隊従軍画家、安宅乗組)南京...
  • 1931年9月18日当日及其後 その1
    第四章 1931年9月18日当日及其後に於ける満州に於いて発生せる事件の概要 事件突発直前の事態  前章において満州に於ける日支両国利益の関係漸次緊張し来れるを述べ之が両国軍部の態度に及ぼす影響を述べ置きたり。既に相当期間或種の内部的、経済的及政治的要因が日本国民の満州に於て再び「積極政策」に出づるに備えつつありしことは疑いなきところなり。軍部の不満、政府の財政策、全て政党に対して不満の意を表明し、西洋文明の妥協的方法を蔑視して古代日本の道徳に依存することを主張し又財界及政界の利己的方法をも非とする軍部、農村落及国家主義的青年の間より醸成せられたる新政治勢力の出現、物価下落が主要生産者をして其の境遇を緩和せんが為に冒険的外交政策に望みを嘱するの傾あらしむるに至れること、事業界の不況が工業及商業界をして一層強硬なる外交政策により取引改善すべしと信ぜしむるに至れること、之等の事情は何れも...
  • 第一節 支那に於ける日本の利益
    第3章 日支両国間の満州に関する諸問題 1、支那に於ける日本の利益  1931年9月に至る四半世紀間に於いて満州と支那の他の部分との結合は追々強固となりつつあり夫れと同時に満州における日本の利益は増加しつつありたり。満州は明らかに支那の一部たりしも同地方に於いて日本は支那の主権行使を制限するが如き特殊の権利を獲得若しくは主張し両国間の衝突は其の当然の帰結なりき。 1905年12月の北京条約に依り支那は従来ロシアの租借し居たる関東州租借地及ロシアの管理し居たる東支鉄道南部線中長春以南の鉄道の日本への譲渡を承認し尚追加協定に依り支那は安東奉天間の軍用鉄道を改良し之を15ヵ年間経営する権利を日本へ譲与したり。  1906年8月、勅令に依り従前のロシア鉄道を安奉鉄道と共に引受け且管理する為南満州鉄道会社設立せられたるが、日本政府は鉄道、其の付属財産並びに撫順及煙台の価値ある炭...
  • 1931年9月18日当日及其後 その2
    第四章 1931年9月18日当日及其後に於ける満州に於いて発生せる事件の概要(その2) (その1より続き)  10月初め、嘗て馬占山、萬福麟と同地位を保有し彼等に代わりて黒龍江主席たらんとせしことあるトウ南守備隊長張海鵬は明らかに強力により省政府を奪取するの目的を以てトウ南―昴々渓鉄道に沿い進出を開始せり。支那側参与員提出文書第三号には、進出が日本側の煽動によるものとなし居れるが中立の方面より得たる情報もこの見解を支持し居れり張海鵬軍の進出を防止せんがため馬占山は漱江橋梁の破壊を命じ両軍は広大且沼沢地たる同河流域を隔てて相対峙せり。  トウ昴線は南満州鉄道提供の資本により建設せられ右線路は借款の担保とされ居るを以て南満州鉄道当局は北満よりの農産物運搬の特に必要なる時に当り同線の運輸妨害を続くることは許す可からずと感じたり。在齊々哈爾日本総領事は政府の訓令により10月20...
  • 第九章 解決の原則及条件
    第九章 解決の原則及条件  本報告書の前各章において日支間の諸懸案は夫れ自体において仲裁的方法に依り解決し得ざりしに非ざりしも之等諸懸案特に満州問題に関する懸案を日支政府において取扱たる結果は両国関係を甚だしく悪化せしめ早晩衝突の免れ難きものたりしことを明らかにせり。支那が過渡時期に必然伴わるべきあらゆる政治的紛糾、社会的混乱及分裂的傾向を有する発達途上にある国家なることについても略述せり。又日本の要求する権利及利益が支那中央政府の無力なる為如何に甚だしく影響を受けたるが又日本が満州を支那の他の部分における政府より引離し置くことを如何に切望し来れるかをも述べたり。尚支那、露国及日本政府の満州に於ける政策を簡単に吟味したる結果満州各州政権は其の統治者に依り一再ならず支那中央政府より独立せることを声明せられたるも而も支那人が絶対多数を占むる之等各省人民は未だ嘗て支那の他の部分より分離するこ...
  • 第二節 満州に於ける日支両国間の根本的利害関係の衝突
    2、満州に於ける日支両国間の根本的利害関係の衝突  支那人は満州を以て支那の構成部分と見做し同地方を支那の他の部分より分離せしめんとする一切の企てに対して憤慨す。従来東三省は常に支那及諸列国が共に支那の一部と認むる所にして、同地方に於ける支那政府の法律上の権限に付異議の称えられたることなし。右は多数の日支間諸条約及協定並びに他の諸国際条約により明らかなる所にして又日本を含む諸国の外務省より正式に公表せられたる多数「ステートメント」に繰返えされ居る所なり。  支那人は満州を以て其の「国防の第一線」と考え居れり。支那の領土として満州は之と接壤する日本及ロシアの勢力が之等の地域より支那の他の地方に侵入するを防ぐ為の前哨とせられ居れり。北京を含む長城以南の支那へ満州より侵入することの容易なるは歴史上の経験に依り支那人の熟知する所なるが、右東北よりの外国の侵略を虜るる念は鉄道の発達に依り...
  • 満洲事変から日中戦争まで 戸部 良一<その2>
    日中歴史共同研究 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目次 第2部 戦争の時代 第1章 満州事変から盧溝橋事件まで 満洲事変から日中戦争まで 戸部 良一<その2> 戸部良一: 防衛大学校教授(外部執筆委員) http //www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/pdfs/rekishi_kk_j-2.pdf  目次 満洲事変から日中戦争まで 戸部 良一<その1>  満洲事変から日中戦争まで 戸部 良一<その2>2.関係安定化の模索と挫折4)梅津・何応欽協定 5)広田三原則 3.華北の紛糾1)幣制改革 2)「北支」工作(華北「自治」運動) 3)多発する事件 4)対ソ戦略と対中政策 5)内蒙工作と綏遠事件 6)西安事件 7)対中政策の再検討 8)盧溝橋事件前夜 2.関係安定化の模索と挫折 4)梅津・何応欽協定 広田や重光が、満...
  • 第三節 満州に於ける日支鉄道問題
    3、満州に於ける日支鉄道問題  4分の1世紀間、満州に於ける国際政戦は、主として鉄道政戦なりき。純粋なる経済上及鉄道運輸上の性質に付いての考量は国策の命ずるがままに無視せられ満州諸鉄道は、同地方の経済的発展の為、其の全能力を発揮したりと云うこと能わざるの結果を来せり。吾人の満州鉄道問題研究が示す所に依れば満州においては包括的にして相互に有益なる鉄道計画を達成せんとする協力は支那及日本の鉄道建設当事者及官憲間には殆ど皆無なりき。鉄道の拡張が主として経済的考量に依り決定せられたる西部カナダ及アルゼンチンの如き地方に於ける鉄道の発達に反し、満州に於ける鉄道の発達の歴史は主として日支両国間の拮抗問題に終始せり。従来満州に建設せられたる重要なる鉄道にして支那及日本は他の利害関係を有する外国間の公文交換を伴わざるものなし。  満州に於ける鉄道の建設は、ロシアが投資及支配下に在りたる東支鉄道...
  • コメント欄(戸井田2)
    「4 《東京裁判で復活した「南京虐殺事件」》…16」について >占領下の混乱期に何がどうなっているか分からない状況で、矢継ぎ早に一方的情報を出して、日本人が立ち直れないように強力な洗脳政策を実行すると断言していた。 引用部分に洗脳政策などとは一言も書いていない。 >仮に中国側が主張するホロコーストに匹敵する「南京大虐殺」が国家による組織的「ホロコースト」であれば、人道上看過できない犯罪として松井大将は「平和に対する罪」と「人道に対する罪」がすべて無罪にはなりえない。 >この事実は、東京裁判において、「南京大虐殺」が虚構であった事を証明している事になる。 直前に「訴因五十五項(俘虜及び一般人に対する条約遵守の責任無視による戦争法規違反)の一つだけが有罪で処刑されたのである」と書いてある以上、「南京大虐殺」が虚構どころか事実であった証明にしかならないはずだが・・・ 捕虜や一般人に対する条約...
  • 「戸井田報告」=「南京の実相」批判のページ(2)
    昨日 - 今日 - 「戸井田報告」=「南京の実相」批判のページ(2) 日本の前途と歴史教育を考える議員の会 平成十九年六月十九日 南京問題小委員会の調査検証の総括 「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」が2007年6月に記者会見を開き、南京問題小委員会(委員長:戸井田とおる)報告書を発表しました。2008年8月11/01 には、その日本語、英語の両方を収録して「南京の実相」という本にしたそうです。しかし、若干の資料を除いて本文は「報告書」のままだと聞いています。 「戸井田報告書」はWEBでPDF公開されていますのでここに転載します。 http //www.toidatoru.com/pdf/nankin.pdf(戸井田徹サイト) みんなで論点、批判点を出し合いましょう。コメント欄に書き込んでいただいたものは、逐次、本文に書き込んでいき、批判のページ...
  • 我部政男山梨学院大学教授
    『平成18年度検定決定高等学校日本史教科書の訂正申請に関する意見に係る調査審議について(報告)』 平成19年12月25日 教科用図書検定調査審議会第2部会日本史小委員会 http //www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/08011106/001.pdf http //www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1018.html 資料1 専門家からの意見聴取結果・・・資料(1)大城将保沖縄県史編集委員 我部政男山梨学院大学教授沖縄戦に関する私見 四 沖縄戦時の政軍関係1 総力戦体制と防諜・間諜指導 2 「秘密戦ニ関スル書類」と住民対策 我部政男山梨学院大学教授(つづき) 高良倉吉琉球大学教授 秦郁彦現代史家 林博史関東学院大学教授 原剛防衛研究所戦史部客員研究員 外間守善沖縄学研究所所長 山室建德...
  • 兵は凶器なり15年戦争と新聞メディア
    兵は凶器なり15年戦争と新聞メディア 前坂俊之~メディアを疑え!~ 前坂 俊之 前静岡県立大学国際関係学部教授 静岡大学退官によるサイト移動 前坂俊之アーカイブス http //maechan.sakura.ne.jp/ http //maechan.sakura.ne.jp/war/ 兵者凶器也、争者逆徳也 『太平洋戦争と新聞』 (講談社学術文庫) (文庫) 『兵は凶器なり』index このindexから前坂さんの原文をお読みください。以下の内の作成ページは管理者用の非公開メモページですから参照できません。 00  『兵は凶器なり』まえがき http //maechan.sakura.ne.jp/war/data/hhkn/00.pdf 01  第一章  なぜ戦争を阻止できなかったか、新聞の戦争責任を問う http //mae...
  • 沖縄県内の慰安所
    沖縄県内の慰安所 太田昌秀『死者たちはいまだ眠れず』(新泉社2006年08月)p116―118 より また、一九四三(昭和一八)年から勤労挺身隊として軍需産業に二〇万人の朝鮮人少女が動員されたとのことです。それとは別に、日本軍の管理下で戦場に動員され、従軍慰安婦として日本軍兵士を相手に強制的に売春をさせられた女性がたくさんいました。 鈴木祐子教授の『従軍慰安婦・内鮮結婚性の侵略・戦後責任を考える』(未來杜、一九九二年)によると、政策的に朝鮮女性たちが大規模な徴発を受けたのは、一九三八(昭和一三)年の初めからでした。 すなわち当時は、関東軍の満州駐屯が長期化し、中国本土に多くの日本軍が投入されるにしたがい、長期的で大規模な戦争遂行のためには、軍人たちに対する統制と士気の振作が要求されました。しかし、日本本土の女性たちを強制的に引っ張ってくることはできなか...
  • 第七節 中村大尉事件
    7、中村大尉事件  中村大尉事件日本側の見解に依れば満州に於ける日本の権益に対し支那側が全然之を無視せる幾多の事件が遂に其の極点に達せるものなり。中村大尉は1931年盛夏の候、満州の僻遠なる一地方において支那兵に殺害せられたり。  中村震太郎大尉は日本現役陸軍将校にして日本政府の認めたるが如く日本陸軍の命令による使命を有したり。哈爾賓通過の際、支那官憲は同大尉の護照を検査せるが同大尉は農業技師と自称せり。其の際、同大尉は其の旅行地域は匪賊横行地域なる旨警告せられ右事情は同大尉の護照に記載せられたり。同大尉は武器を携帯し且売薬を所持し居たるが支那側に拠れば売薬中には薬用に非る痺薬ありたり。  6月9日、中村大尉は3名の通訳者及助手を伴い東支鉄道西部の伊勤克特駅を出発せり。同大尉がトウ南の方向において奥地へ相当の距離にある一地点に到達せる際、一行は屯懇軍第三団長関玉の指揮す...
  • 第四章 支那事変も日本の侵略戦争ではない
    統合幕僚学校・高級幹部課程講義案 「『昭和の戦争』について」 福地 惇 (大正大学教授・新しい歴史教科書をつくる会理事・副会長) 第四章 支那事変も日本の侵略戦争ではない 第四章 支那事変も日本の侵略戦争ではない第一節 「抗日民族統一戦線結成の提唱」=一九三五=昭和十年 第二節 華北分離工作への支那の抵抗――民族統一戦線結成工作の進展とその背景 第三節 西安事件――東アジア情勢の重大な曲がり角 第四節 盧溝橋事件の突発――日支激突の挑発者は誰か? 第五節 盧溝橋事件の総括――支那民族の特性が見事に現れているこの十年間及び三週間 第一節 「抗日民族統一戦線結成の提唱」=一九三五=昭和十年  満州事変の終結からニ年経った一九三五=昭和十年七月、モスクワで開催のコミンテルン第七回大会は、「反ファシズム統一戦線・人民戦線路線」を採択した(公安庁『国際共産主義の沿革と現...
  • 大命による南京攻略戦
    週刊金曜日 1997.12.5 南京大虐殺60周年特集 大命による南京攻略戦昭和天皇は対中国決戦諭者だった昭和天皇が中国を敵国と呼んだ 中央主導で拡大した盧溝橋事件 大命による南京攻略戦 昭和天皇は対中国決戦諭者だった 藤原彰 昭和天皇が中国を敵国と呼んだ 一九三七年一一月二〇日、日露戦争以来三二年ぶりに、天皇の大纛(たいとう)(旗じるし)の下の陸海軍の最高統帥機関として大本営が設置された。同月二四日には、第一回の大本営御前会議が開かれ、その席上で九月末に石原莞爾に代わって参謀本部第一(作戦)部長となった下村定(さだむ)が、南京の攻撃を考慮していることを説明した。ついで一二月一日、大本営は中支那方面軍の戦闘序列(天皇の命ずる作戦軍の編組)を命令し、さらに大陸命(大本営陸軍部の発する天皇の命令)第八号をもって、「中支那方面軍司令官ハ海軍ト協同シテ敵国首都南京ヲ攻略スヘ...
  • 書評「疑惑のアングル 写真の嘘と真実、そして戦争」新藤 健一著
    書評「疑惑のアングル 写真の嘘と真実、そして戦争」新藤 健一著 (http //mixi.jp/view_item.pl?reviewer_id=6136922 id=485271より転載) by Watanabe1937 「謎解き」が狂わせるプロの目 (「おすすめ」レビューにはならないが、Amazonの書評には長すぎるので、こちらに投稿したい。) 本書の著者は『映像のトリック』(講談社現代新書)や『写真のワナ』(情報センター出版局)を書いているが、同じ著者の本とは思えない内容で失望した。 (1)まず著者の歴史に対する姿勢である。 著者は本書を書くきっかけは、爆撃された上海南駅構内で泣き叫ぶ赤ん坊の写真で、それは「やらせ」だったという。(pp.7-8) 問題の写真や他のメディアに掲載された写真を並べ「演出撮影されたと考えられる」(p.2...
  • 第4 アジア大陸への侵略の兵端基地化および日本国内の食糧、労働力の供給地化
    元朝鮮人女子勤労挺身隊員に対する損害賠償等請求控訴事件・控訴人準備書面(1) ソース:http //www.geocities.jp/teisintainagoya/kouso/kousokeika/zyunbi1.pdf 【小目次】 第4 アジア大陸への侵略の兵站基地化および日本国内の食糧、労働力の供給地化1 日本の朝鮮政策では、当初は、 2 1938年9月の第1回各道産業部長会議における南総督の訓辞は、 3 近代の植民地は、先進国の工業化を支える役割を負わされており、 4 戦時下の朝鮮は、日本からみると、食料(米)と労働力(人)との供出 第4 アジア大陸への侵略の兵站基地化および日本国内の食糧、労働力の供給地化 1 日本の朝鮮政策では、当初は、   日本の朝鮮政策では、当初は、日本の食糧問題解決のために朝鮮における産米増殖計画などの重農政策がとられた。こ...
  • 中国侵略軍を慰問する―徳川義親
    タイトル: 最後の殿様 徳川義親自伝 責任表示: 徳川義親 著 出版地: 東京 出版者: 講談社 出版年: 1973 資料形態: 231p 肖像 680円 注記: 書誌注記 付 徳川義親関係略年表 最後の殿様 徳川義親自伝中国侵略軍を慰問する机上で戦争する幕僚 慰問団長として上海へ 麻薬で軍資金を調達 "あれを撃て" 最前線ヘ 忘れられぬ老兵 徳川 義親(とくがわ よしちか) 最後の殿様 徳川義親自伝 p168-178 中国侵略軍を慰問する 机上で戦争する幕僚 蘆溝橋事件が起こる前の六月四日に、近衛文麿くんが内閣総理大臣になった。近衛くんは頭のいい人だが、実行派ではない。頭がよすぎて目先が見える。見えすぎるために大胆になれない。ぼくのように無謀なことはできない。長所が短所となる。近衛くんを首相にしたのはよかったのか、悪かったのか、歴史家は...
  • 1-03 どうしてそのようなものを当時の軍は考え出したのか…
    ソース: 千田夏光「 高校生徹底質問!! 従軍慰安婦とは何か 」汐文社1992年5月 1-03 どうしてそのようなものを当時の軍は考え出したのか… 1-03 どうしてそのようなものを当時の軍は考え出したのか…その歴史的背景 天皇の勅語 南京占領 コメント欄 その歴史的背景   きっかけは"南京大虐殺事件5)"にあったがそれには説明がいる。   今の高校の社会科の授業では近現代史までいかない学校が多いから理解しにくいところがあるかも知れないが、明治中期より日本は大陸侵出をはじめ"日清戦争6)""日露戦争7)"を経て一九一〇年(明治〔以後Mと表記〕42)軍事力を背景に"日韓併合条約8)"で朝鮮半島を日本の領土とした。ついで一九一八年(大正〔以後Tと表記〕7)からの"シベリア出...
  • 日本は侵略国家であったのか
    日本は侵略国家であったのか 田母神俊雄 →(参考)「日本は侵略国家であったのか」解題  アメリカ合衆国軍隊は日米安全保障条約により日本国内に駐留している。これをアメリカによる日本侵略とは言わない。二国間で合意された条約に基づいているからである。我が国は戦前中国大陸や朝鮮半島を侵略したと言われるが、実は日本軍のこれらの国に対する駐留も条約に基づいたものであることは意外に知られていない。日本は19世紀の後半以降、朝鮮半島や中国大陸に軍を進めることになるが相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない。 (引用者注)満州事変のように軍を先に動かして既成事実を作った上で、相手国の『了承』を得る。これを侵略という。 (「検証 田母神前空幕長論文」朝日新聞朝刊2008年11月11日=以下「検証」と略す、では田母神さんに論文を「誤引用」された秦郁彦氏と保阪正康氏が厳し...
  • 我部政男山梨学院大学教授(つづき)
    『平成18年度検定決定高等学校日本史教科書の訂正申請に関する意見に係る調査審議について(報告)』 平成19年12月25日 教科用図書検定調査審議会第2部会日本史小委員会 http //www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/08011106/001.pdf http //www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/1018.html 資料1 専門家からの意見聴取結果・・・資料(1)大城将保沖縄県史編集委員 我部政男山梨学院大学教授 我部政男山梨学院大学教授(つづき)五 沖縄守備軍第32軍と軍備配置 高良倉吉琉球大学教授 秦郁彦現代史家 林博史関東学院大学教授 原剛防衛研究所戦史部客員研究員 外間守善沖縄学研究所所長 山室建德帝京大学講師 資料1 専門家からの意見聴取結果・・・資料(1) 大城将保...
  • 第五章 上海
    第五章 上海  1月末上海に於いて戦闘発生せり。2月20日迄の本事件の経過概要は聯盟の任命せる領事国委員会に依り既に報告せられたり。領事国が2月29日、東京に到着せる時、戦闘は猶進行中にして、上海に於ける日本政府の武力干渉の起因、動機、及結果に関し調査団は同政府当局と数度討議を行いたり。調査団が3月14日、上海に到着せる時は戦闘は終了し居たるも停戦交渉は難関に在りたる次第にて恰も此の時に当り調査団が到着したることは機を得たるものにして良好なる空気を助成せしやも知れず。調査団は最近の敵対行為に基づく緊張せる感情を諒解し且又本紛議に関連する困難及問題の双方につき直接且明確なる印象を得たり。調査団は領事国委員会の事業を引継ぎ又は上海に発生せる最近の出来事に付特に研究すべき旨の訓令を受けたることなく却って調査団は支那政府においては調査団が上海に於ける事態調査の為其の満州に赴くことを延引すべしと...
  • 日中歴史共同研究の報告書要旨<1>…満州事変まで
    http //www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100131-OYT1T00912.htm 日中歴史共同研究の報告書要旨<1>…満州事変まで  1月31日発表された、日中歴史共同研究報告書要旨は次の通り(中国側要旨は読売新聞社訳)。        ◇  <序>=(略)  <古代・中近世史>=(略)  <近現代史>  【明治維新】  日本側 明治維新では、中央集権でなければ外国と対抗できないことが広く理解されていた。薩長の下級武士からなる官僚が藩を廃止し、自ら武士(身分)も廃止した。清国の改革「洋務運動」は十分な成果を上げなかった。全国一体としての運動にならず、儒教が大きな障害になったというべきだろう。  中国側 明治政府は国内改革の成功で国力を結集し、近代強国に成長し、対外的な力を強化した。...
  • 日中戦争―日本軍の侵略と中国の抗戦 波多野澄雄・庄司潤一郎<その1>
    日中歴史共同研究 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目次 第2部 戦争の時代 第2章 日中戦争-日本軍の侵略と中国の抗戦 日中戦争―日本軍の侵略と中国の抗戦 波多野澄雄・庄司潤一郎<その1> 波多野澄雄:筑波大学大学院人文社会科学研究科教授(委員会委員) 庄司潤一郎:防衛省防衛研究所戦史部第1 戦史研究室長(委員会委員) http //www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/pdfs/rekishi_kk_j-2.pdf  目次 日中戦争―日本軍の侵略と中国の抗戦 波多野澄雄・庄司潤一郎<その1>はじめに 第1 節 盧溝橋事件の発生と全面戦争への拡大1)盧溝橋事件の勃発と拡大要因 2)関東軍の積極介入と北支那方面軍の南下 3)上海派兵 4)南京攻略と南京虐殺事件 5)和平をめぐる葛藤-トラウトマン工作32と9ヶ国条約会議 第2節 ...
  • 第十章 理事会に対する考察及提議
    第十章 理事会に対する考察及提議  現在の紛争解決のため直接支那及日本政府に勧告を提出するは本委員会の職務に非ず。然れどもブリアン氏が本委員会創設に関する決議の案文を理事会に説明するに当り使用せる字句を借りて云えば、「両国間に現存する紛争原因の終局的解決を容易ならしむる」為、吾人は茲に国際聯盟に対し、聯盟の適当なる機関が紛争当事国に与うべき確定的提案を起草することを助けんことを目的とせる諸決議を吾人の研究の成果として提出せんとす。此等の提議は吾人が前章において定めたる前条件を満足せしむべき一方法を例示するの目的をもって為されたるものと諒解せらるべし。此等提議は主として広汎なる原則に関するものにして、多数の細目挿入の余地を残し、且紛争当事国が何等其の趣旨に副える解決を受諾するの意あるにおいては当事国によって多大の変更を加えわれ得べきものとす。  假令日本の「満州国」正式承認が寿府...
  • 2.「慰安婦」の募集
    2.「慰安婦」の募集 ■をクリック→この稿の該当個所へ 資料名をクリック→資料の概要(予定)へ 2.「慰安婦」の募集■  支那渡航者ニ対スル身分証明番発給ニ関スル件[福岡県知事](昭12・12・15)(未作成) ■  時局利用婦女誘拐被疑事件ニ関スル件[和歌山県知事](昭和13・2・7) ■  醜業帰渡支ニ関スル経緯[内務省](期日不明)(未作成) ■  時局利用婦女誘拐被疑事件ニ関スル件[和歌山県知事](昭和13・2・7) ■  上海派遺軍内陸軍慰安所ニ於ケル酌帰募集ニ関スル[群馬県知事](昭和13・1・19) ■  北支派遣軍慰安酌婦募集ニ関スル件[山形県知事](昭和13・1・25) ■  上海派遣軍内陸軍慰安所ニ於ケル酌婦募集ニ関スル件[茨城県知事](昭和13・2・14)(未作成) ■  支那渡航婦女ノ取扱ニ関スル件〔内務省警保局長](昭和13・2・23)(未作成) ■ ...
  • 第一節 「新国家」建設の階段
    第六章 「満州国」 第一節 「新国家」建設の階段  前章に於いて説述せる如く1931年9月18日事件の結果、奉天市の市行政及奉天省の省行政は完全に破壊せられ延いて其他の2省の省行政に至る迄程度は少きも影響を蒙りたる。奉天に対する攻撃余りに急速なりし為め全満州の政治的中心なるのみならず大連に次いで南満州の最も重要なる商業的中心たる同市は支那人民の間に恐慌を惹起するに至れり。著名の官公吏並びに教育界及商業界の主要人物の大多数は直ちに家族と共に逃亡せり。9月19日後の数日間に亘り十一万人以上の支那人住民は京奉鉄道に依り奉天を去りたるが逃亡し得ざるものは多く潜匿せり。  警官及監獄看守人に至る迄失踪せり。奉天市、奉天県及奉天省の行政は完全に崩壊し電燈、水等供給の公共事業会社、乗合自動車、市街電車並びに電話及電信業務は一切停止するに至れり。銀行及商会は閉鎖せり。至急を要するは市政府の組...
  • 天皇と東大:目次
    天皇と東大 大日本帝国の生と死 アマゾン(上) アマゾン(下) 目次 上巻 第一章 東大は勝海舟が作った 第二章 明治四年、東大医学部は学生の八割を退学させた 第三章 初代学長・加藤弘之の変節 第四章 『国体新論』と「天皇機関説」 第五章 慶応は東大より偉かった 第六章 早大の自立精神、東大の点数主義 第七章 元落第生・北里柴三郎博士の抵抗 第八章 「不敬事件」内村鑑三を脅した一高生 第九章 東大国史科の「児島高徳抹殺諭」 第十章 天皇「神格化」への道 第十一章 日露開戦を煽った七博士 第十二章 戸水寛人教授の「日露戦争継続論」 第十三章 戸水事件と美濃部達吉 第十四章 元白虎隊総長・山川健次郎の奔走 第十五章 山川健次邸と超能カ者・千里眼事件 第十六章 沢柳・京大総長の七教授クビ切り事件 第十七章 東大経済は一橋にかなわない ...
  • 日本の大陸拡張政策と中国国民革命運動 服部龍二<その2>
    日中歴史共同研究 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目次 第1部 近代日中関係の発端と変遷 第3章 日本の大陸拡張政策と中国国民革命運動 日本の大陸拡張政策と中国国民革命運動 服部龍二<その2> 服部龍二 中央大学総合政策学部准教授(外部執筆委員) http //www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/pdfs/rekishi_kk_j-2.pdf  目次 日本の大陸拡張政策と中国国民革命運動 服部龍二<その1> 日本の大陸拡張政策と中国国民革命運動 服部龍二<その2>4.国民政府「革命外交」と田中外交・第2 次幣原外交1) 第1 次山東出兵、東方会議、山本─張鉄道協約 2) 済南事件と張作霖爆殺事件 3) 国民政府「革命外交」 4) 奉ソ戦争と経済関係 5) 中国における日本人コミュニティ おわりに 4.国民政府「革命外交...
  • 『鳩山一郎回顧録』不名誉にもデマ「朝鮮進駐軍」のネタにされ
    『鳩山一郎回顧録』、不名誉にもデマ「朝鮮進駐軍」のネタにされ 『鳩山一郎回顧録』文芸春秋新社1957.10.20初版 序文は1957年6月の日付です。 国会図書館では禁複写となっていましたので、鉛筆で書き写して、帰宅してからキーボードをたたきました。 なお、引用文中の青字、下線部分は、WEBで流通している『つまみ食い』引用箇所です。WEB流通モノには細かな誤記もあります。 つまみ食い例1:http //academy6.2ch.net/test/read.cgi/history2/1171095674/ つまみ食い例2:http //ameblo.jp/create21/entry-10510221023.html 国会図書館では、書籍に書込みがあって消せないとき「禁複写」物件となるようです。私が出庫してもらった本には(1冊しかない)、赤いボールペンできわ...
  • 日中戦争―日本軍の侵略と中国の抗戦 波多野澄雄・庄司潤一郎<その2>
    日中歴史共同研究 第1期「日中歴史共同研究」報告書 目次 第2部 戦争の時代 第2章 日中戦争-日本軍の侵略と中国の抗戦 日中戦争―日本軍の侵略と中国の抗戦 波多野澄雄・庄司潤一郎<その2> 波多野澄雄:筑波大学大学院人文社会科学研究科教授(委員会委員) 庄司潤一郎:防衛省防衛研究所戦史部第1 戦史研究室長(委員会委員) http //www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/pdfs/rekishi_kk_j-2.pdf  目次 日中戦争―日本軍の侵略と中国の抗戦 波多野澄雄・庄司潤一郎<その1>   日中戦争―日本軍の侵略と中国の抗戦 波多野澄雄・庄司潤一郎<その2>第2節 戦線拡大と持久戦2)「長期持久戦」への転換-対峙段階の戦争a.武漢・広東攻略と長期持久体制 b.中国の抵抗 3)東亜新秩序声明と汪兆銘政権の承認a.東亜新秩...
  • 昭和史の謎を追う(上)
    昭和史の謎を追う(上) 著者略歴(はたいくひこ) 目次 昭和史の謎を追う(上) 1993年3月5日第1刷 1993年5月15日第4刷 著者 秦郁彦 発行者 堤尭 発行所 ㈱文蟄春秋 著者略歴(はたいくひこ) 昭和7(1932)年山口県生れ。31年東京大学法学部卒業。ハーバード大学、コロンビア大学留学を経て、防衛研修所教官、防衛大学校講師、大蔵省財政史室長、プリンストン大学客員教授。現在は拓殖大学教授。法学博士。著書に『昭和史を縦走する』(グラフ杜)『史 録・日本再軍備』(文塾春秋)『裕仁天皇五つの決断』(講談杜)『南京事件』(中公新書)『第二次大戦航空史話』(光風杜出版)『昭和史の軍人たち』(文春文庫)『日本陸海軍総合事典』(東大出版会)などがある。 目次 第1章 田中上秦文から「天皇の陰謀」まで 偽書の系譜と役割/世界を征服せんと欲せば/上奏文をめぐる...
  • 虐殺は嘘19に対して
    虐殺は嘘19誰も知らなかった虐殺5毛沢東 2006/ 7/19 0 47 [ No.11126 / 12177 ] 2006/ 7/20 1 46 [ No.11141 / 12177 ] 投稿者 deliciousicecoffee http //messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=NW action=m board=1143582 tid=fn5febg5tbba6a1a6bdbe730v0bix6afc0a9oa29ta4n13 sid=1143582 mid=11141 1938年1月、毛沢東が週刊誌『群衆』で、 「・・・9・18に敵軍がわが東北・華北ではたらいた残虐な行為は、すでに世のともに知るところとなっている。しかし、南京・上海沿線、とりわけ南京市の大虐殺は、人類有史以来空前未嘗有の血なまぐさい残虐な獣行記録を...
  • 関西の防衛を支える会機関紙「國の支え」32号より
    関西の防衛を支える会機関紙「國の支え」32号より http //mid.parfe.jp/siryou/H19-10-15-umezawasyougenn/top.htm 関西の防衛を支える会機関紙「國の支え」32号より梅澤裕:軍人でありながら自決せず生きて帰った理由 自決は既に指示されていた? 1、海上挺進第一戦隊とは 2、島の守備とか防衛は/基地隊の本島移転 3、第九師団のこと 4、島民との関係/米軍上陸前夜の会談/県庁からの指示 5、米軍砲撃の特徴 6、船舶団長大町大佐 7、那覇での総決起大会/村民には生きろといった 8、戦後の展開 9、終戦の直後 10、女子青年団長と助役の弟/追記:スパイのこと 梅澤裕:軍人でありながら自決せず生きて帰った理由  「僕は日本の将来を考えて自決せずに生きて帰ったんだ。だから結局こういう記録を残す事は、将来できる日本の陸軍、今の...
  • @wiki全体から「特務機関員・ヴェスパの満州脱出」で調べる

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