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規格品のポスト
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「規格品のポスト」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
規格品のポスト
- (2023/07/11 (火) 22:12:42) の編集履歴(バックアップ)
規格品のポスト
規格品の郵便ポストは1号から14号まであります。
1号と4号は2種類あるので、都合16種類です。
また、各タイプとも細かいバリエーションが多数あります。
10号以降は、1996年(平成八年)度より導入の新型ポスト。
■郵便差出箱1号
昭和25年より使用。いわゆる丸ポスト。
投函口は向きを変えることが出来るため、横を向いたようなポストもあります。
容量は郵便物約360通。
写真:
久留里郵便局の前
昭和31年4月20日から使用された速達郵便専用の青いタイプも過去には存在した。 このタイプは「郵〒便」と書かれている部分が「速達〒郵便 専用」となっていた。ほぼ原型が有馬切手記念館にある。
一部加工の上私設ポストとして使用されているのが北海道札幌で見つかった。
■郵便差出箱1号角型
丸ポストの後継タイプ。
四角くて、差し入れ口が一箇所。
足を除く本体の高さが約80㎝。
写真:
市原戸田郵便局前
初期型
ひさしの無いタイプ
写真:
須賀神社
後年山型ひさしが取り付けられたものもある。東海管内には直線ひさしの個体も。
一般型
山型ひさしのあるタイプ
一般型にさらに2タイプあって、前面の取集時刻枠がある方が、後期型タイプです。
その他バリエーション
初期型、一般型に関わらず、投函口が狭く(前面の取集時刻枠が無い)レターパックが投函できないものと、一般型のうち後期型で投函口が広く(前面の取集時刻枠がある)レターパックが一応投函可能なものがある。
差入口拡大化改造
後年レターパックが確実に入るように改造された個体が存在します。
写真:差入口拡大化改造例
■郵便差出箱2号
昭和25年より使用。
いわゆる掛け箱型ポスト。山間部で見かけることが多いが、まれに町中に設置されている場合もある。
民家の郵便受け風のデザイン。
高さ約45㎝。
容量は郵便物約130通。
後期型。写真:
自炊旅館吉野屋の横
バリエーション
初期型はむかって右側に刻印が、後期型はむかって左側に銘板がある。
■郵便差出箱3号
昭和26年より使用。
1号角型を少し大きくしたタイプ。
差し入れ口が一箇所。足が短い。
本体の高さが約110㎝。
設置当初はひさしが付いておらず、昭和46年6月より一斉に取付られた。
容量は郵便物約640通。
特四号が無くなったからか、よく似た三号を青く塗り替えて速達用に転用したものが大阪市内に存在する。青くても扉が左なのが特徴。十一号が塗り替えられる日は来るのだろうか。
写真:
筑波西武前
バリエーション
ひさしが無いタイプ(原型)、ひさし直線タイプ(当初取付タイプ)もあり。
写真左:ひさしが無いタイプ
伊藤ハム東京工場
写真右:ひさし直線タイプ
リボンとりで横
■郵便差出箱4号
昭和34年より使用。
速達専用の青いポスト。
差し入れ口が一箇所。
本体の高さが約80㎝。
取り集め口が向かって右にあり、上部がカーブを描いているのが特徴。
赤く塗り替えられ、私設ポストとして利用される例も多い。
設置当初はひさしが付いておらず、昭和46年6月より一斉に取付られた。
容量は郵便物約400通。
銘板はポスト後部にある為確認が困難な場合がある。
写真左:
大阪市浪速区役所向かい
右:
たましん武蔵野支店の正面
バリエーション
特に私設ポストとして転用された場合バリエーションがあり、ひさしが無いタイプや取り集め口の上部が丸くなく直線的な五角形扉のものもあります。
■郵便差出箱 特4号
昭和35年4月11日より使用。
速達専用の青ポスト。4号を大型化したもの。
差し入れ口が一箇所。
本体の高さが約110㎝。
設置当初はひさしが付いておらず、昭和46年6月より一斉に取付られた。
現在は特定の局管内にのみ残存
写真:
セブンイレブン日本橋2丁目店前
■郵便差出箱5号
昭和31年8月1日より使用。
2号に似ているがもう少し大きい。
駅のホームを中心に設置された。
本体の高さが約70㎝。
駅設置のタイプはひさしは付いていない。
容量は郵便物約410通。
ソニー稲沢の撤去により現役は無くなってしまった。
原形をとどめて郵便受けとして余生を送っている個体が福知山で発見された。
写真:
ソニー稲沢前
■郵便差出箱6号
昭和34年4月1日より使用。
前送郵便物の一時保管庫を兼ねた郵便ポスト。扉がポストの両側にあるのが区別のポイント。
足が無いのが特徴。
本体の高さが約130㎝。
投函口に向かって右側の扉は配達郵便の一時保管用、左扉は差出郵便物の取集用。
設置当初はひさしが付いておらず、昭和46年6月より一斉に取付られた。
容量は郵便物約500通。
残存数は僅少で少し前の資料だと6本。その後5本は撤去が確認されている。塩釜の個体が最後の一本となった。
写真:
やまだ屋まえ
写真:
きむらたばこ店
■郵便差出箱7号
昭和37年より使用。
差し入れ口が二箇所。
大型のポスト。
本体の高さが約110㎝。
設置当初はひさしが付いておらず、昭和46年6月より一斉に取付られた。
容量は郵便物各約450通。
写真:後期型
社会文化会館まえ(社民党本部)
バリエーション
ひさし無し(原型)、直線ひさし型(初期設置タイプ)もあり。
写真左:ひさし無し
日本青年館通用口
写真右:直線ひさし型
ラッキー蔵前店前
■郵便差出箱8号
昭和41年より使用。
差し入れ口が二箇所。
中型のポスト。
本体の高さが約80㎝。
設置当初はひさしが付いておらず、昭和46年6月より一斉に取付られた。
容量は郵便物各約200通。
写真:後期型(高さ80cm、幅68cm、奥行45cm)
あきやま商店
バリエーション
ひさしが無いタイプ(原型)、直線ひさし型(初期設置タイプ)もあり。
写真:直線ひさし型(高さ80cm、幅60cm、奥行45cm)
北里研究所病院
■郵便差出箱9号
差し入れ口が一箇所。
小型のポスト。足が長い。
本体の高さが約50㎝。
2号の後継タイプとの位置づけの模様。
9号初期型
初期型にさらに2タイプあって、前面の取集時刻枠がある方が、後期のタイプです。
写真左:前期型
府内簡易郵便局の前
写真右:後期型
夜須町添地の商店跡の前
9号様式改正型
初期型より奥行きが増え、横から見ると真四角に近い形となりました。
写真:
細山
9号F型
FRP製、沿岸部に多い。
頭の角が取れている。
投函口、取集時刻受けがステンレス製。
銘板はステッカータイプ(すべて郵政弘済会)
F型にも奥行きの浅い「前期型」奥行きの深い「後期型」がある
写真:前期型
曽根商店前
写真:後期型
和泉商店前
■郵便差出箱10号
差し入れ口が一箇所。
本体の高さが約80㎝。
1号角型に大きさが近い。
バリエーション
初期型扉と後期型の扉
写真左:初期型扉
セブンイレブン麻生根小屋店前
写真右:後期型扉
ファミリーマート水海道菅生店前
■郵便差出箱11号
差し入れ口が一箇所。
本体の高さが約110㎝。
3号に大きさが近い。
バリエーション
初期型扉と後期型の扉。
公社時代以来製造が途絶えていましたが2019年後半より配備が再開されています。脚が10号並に細くなりました。
写真左:初期型扉
南流山郵便局の前
写真右:後期型扉
NEC我孫子事業所副門
■郵便差出箱12号
差し入れ口が二箇所。
大型のポスト。
本体の高さが約110㎝。
7号に大きさが近い。
バリエーション
初期型扉と後期型の扉
写真左:初期型扉
大勝軒系らーめん七福神の前
写真右:後期型扉
池袋駅前郵便局の前
投函口の左側が小さい形状別差入口が一般的ですが、左側が大きい方面別差入口もあります。
分割ひさししか無いと思われていたが、一体型ひさし(公社ロゴ)も1本だけ確認されている。(
霞が関ビルとコモンゲートビルの間
)
公社時代以来製造が途絶えていましたが2019年後半よりレターパック表記の一体型ひさし型が続々配備確認中。十数年ぶりの配備と思われます。脚が7号と同タイプの丸柱に戻りました。
2021年より、右側の差入口の厚さが7cmで悪戯防止カバー付き、左側の差入口が従来品の右側の差入口と同じ横幅のものが少数登場している。
■郵便差出箱13号
差し入れ口が二箇所。
中型のポスト。
本体の高さが約80㎝。
8号に大きさが近い。
バリエーション
初期型扉と後期型の扉。
丸柱の脚と角柱の脚。
後期型扉には左右分割ひさしと左右一体型ひさし。
一体型ひさしには製造時期によって左右の表示板にバリエーションがあります。
公社ロゴ表示板・エクスパック表記 登場から2007年まで。日本郵政公社のロゴがある。
支店表記・エクスパック表記 2008年のみ?少ない。
支店表記・レターパック表記 2009年から2012年まで。事業会社時代。
郵便局表記・レターパック表記 2013年から現行。再統合後に急激に増える。
写真左:初期型扉
乃木坂駅前郵便局の前
写真中:後期型扉角柱
東浅草郵便局の前
写真右:後期型扉丸柱一体型ひさし公社ロゴ表示板
法政大学市ケ谷田町校前
投函口の左側が小さい形状別差入口が一般的ですが分割ひさしには左側も大きい方面別差入口もあります。
2021年、東京オリンピックの金メダル受賞選手を称えて、
金色に塗装された
13号が当該選手の出身地・出身校・本拠地周辺に設置されている。
■郵便差出箱14号
差し入れ口が一箇所。
小型のポスト。足が長い。
本体の高さが約50㎝。
9号に大きさが近い。
バリエーション
初期型扉と後期型の扉
写真左:初期型扉
柏厚生総合病院跡
写真右:後期型扉
仲野屋商店
14号W
14号の差入口をほんの少し拡大したもの。2014年より登場。
14号S
ステンレス製、沿岸部に多い。
見分け方は、銘板の記載で判断するか、磁石を当ててくっつかない14号。
バリエーション
初期型扉と後期型の扉
写真左:初期型扉
Aコープくれだ前
写真右:後期型扉
味処ふかみ向かい
14号WS
14号Wのステンレス版。やはり沿岸部用。毎回数百しか発注されていないので見かけることは少ない。
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