「植物型ウォードレスの開発(イベント)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

植物型ウォードレスの開発(イベント) - (2008/05/19 (月) 15:47:04) の編集履歴(バックアップ)


{{{

植物型ウォードレスの開発(イベント)


イベントiデータ

L:植物型ウォードレスの開発={
 t:名称=植物型ウォードレスの開発(イベント)
 t:要点=一般性能要求{
植物型ウォードレスはバイオテクノロジーの発達によって生まれた新たな可能性である。これは人と共生する植物種として作られ、人を包むように機能して人の性能の全般を強化するように出来ている。
 }
 t:周辺環境=森
 t:評価=なし
 t:特殊={
  *このイベントを取った国は、その国用の植物型ウォードレスを作成できる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。
  }
→次のアイドレス:なし

植物型ウォードレスiデータ

未開示

植物的設定

植物型ウォードレス“謙者”(けんしゃ リワマヒオバケヘゴ)


分類
界 : 植物界 Plantae
門 : シダ植物門 Pteridophyta
綱 : シダ綱 Pteridopsida
目 : ヘゴ目 Cyatheales
科 : ヘゴ科 cyatheaceae
属 : ヘゴ属 Cyathea
種 : リワマヒオバケヘゴ C. riwamahi-humblesera

学名:
Cyathea riwamahi-humblesera
和名:リワマヒオバケヘゴ

解説:
リワマヒオバケヘゴ (Cyathea riwamahi-humblesera、謙者 けんしゃ) は、リワマヒ国のバイオ技術により人工的に作られたヘゴ科の多年生のシダ植物である。リワマヒダキツキヘゴを大元として人工的に育成された。
人を媒介に殖える生態をもち、若芽が衣服のように人体に寄生することで被寄生者の身体機能を強化する。

着用者を選ばない点に着目したリワマヒ国陸軍兵器工廠により、「植物型ウォードレス 謙者」として正式採用に至った。

特徴

 外見上は巨大なヒカゲヘゴに似た幹を形成する。幹の高さは10~15m、最大で30mほどとなり、葉だけで3m以上になる。 幹から生える葉はすべて栄養葉であり、胞子葉は若芽に出る小葉のみである。
 大きな特徴として、幹頭頂部より袋状に変化した小葉を生やした若芽を数本生やす。一見して背骨の入った宇宙服のようにも見えるこの若芽は、内側に人間等の動物が侵入することで伸縮、包むようにその表面を覆い、内側に侵入した動物に寄生する。
小葉の内側の胞子のう群からは胞子を核とした粘液の球が形成され、内側に侵入した動物と密着する。若芽は茎、葉をもつ他、着用者の排出物を栄養とする為の根が内側にも生える。
この若芽および胞子は表面から一定量以上の水分を失うことで被寄生者より自然に剥がれ落ち、生育に適した環境であった場合、その場にて発芽する。
この性質によりリワマヒオバケヘゴは若芽に侵入した動物に寄生して種を伝播させる。 しかしながら在来品種に改良を重ねた結果として、種としては脆弱で、育成環境においては人工管理された環境を必要する。

被寄生者を取り込む植物のメカニズム

 植物は動かないというイメージがあるが、これは正しくない。例えば花をつける植物であれば朝にはつぼみを広げ、夕には閉じる。 より早い動きの例としては、オジギソウは刺激を与えると対で並んだ葉を合わせる動作を行う。 
 ほかにも、食虫植物であるハエトリグサは、双葉のように広げた葉に虫が入ると、葉を素早く閉じて虫を閉じ込めてしまう。トリガープラントと呼ばれる植物はさらにすばやく、花に止まった虫に花粉を付けるため、虫におしべを叩きつける動作をする。
 これら植物は感覚毛と呼ばれる接触にて微弱な電気を発する細胞を表面に供え、それらが発する微弱な電気に反応する伸縮細胞によって動いている。

胞子粘液球(液体筋肉)

胞子のうより出される粘液球の粘液こそ、リワマヒオバケヘゴ最大の特徴である。
この粘液は高い浸透力をもち、寄生された動物の表皮に浸透して寄生先の活動を助ける。
液中には糸状の伸縮細胞(弾糸)が多量に浮遊しており、筋肉が動く際の微弱な電気信号を受けてこの細胞が緊縮、弛緩することで、働きを持つ。
この粘液は若芽下部に備えられた小葉の一部である「さく」の中にも大量に存在し、寄生者の脚部への緊張による電気信号を感知して爆発的に伸展する。例外的に、「さく」内の伸縮細胞は直列につながり繊維状をなしており、伸展時は被寄生者に驚異的な機動性能を与える。

リワマヒオバケヘゴについて

原種

●リワマヒダキツキヘゴ

imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
リワマヒ国の豊富な植物相にて発見されたヘゴ科の植物。リワマヒオバケヘゴの元となった植物。
アサクサの森と呼ばれる、シダ植物を中心とした樹海にて採取できる。

リワマヒ特有のヘゴ科植物で、姿かたちは普通のヘゴと変わらないが、小型で高さは90cmほど。葉の付け根に小さな若芽を形成し動物に寄生させるという特徴をもっている。
広義のシダ植物ではあるが、その姿はむしろ巨大なコケを思わせる。
若芽にはかぎ状の毛が生えており、これを動物の毛に引っ掛けることによって体に付着、芽から直接毛根を伸ばし着床する。
着床した若芽はそこで発芽し、光合成と寄生した動物から養分を吸って急速に成長、
ある程度成長すると小葉を伸ばし、葉の裏の胞子のうから胞子の散布を始める。
一定量の胞子を散布した若芽は自然に枯れ落ち、寄生された動物に後遺症などが残ることはない。
胞子の散布には様々な方法があるが、このダキツキヘゴは動物に胞子の散布を手伝わせることによって広範囲への胞子散布を成功させている。
ダキツキヘゴはこの特性を元に植物型ウォードレスの元株となった。

コラム:アサクサの森
リワマヒ国の中央から北にかけての東部一帯は、一面に広がる密林エリアとなっている。その中でも特に、他には見られない珍しい動植物が多数生息する地域、それが「アサクサの森」と呼ばれるエリアである。
西をイリヤ樹海、東を長城に挟まれたこの森は、昔からリワマヒの植物層の中でも特に変種や亜種が育ちやすい場所であり、通常種でも他の森よりも大きく生育するものが多いことが、研究者の調べで判っている。だが、そうした生育差が出る理由までは、まだ明らかにはなっていないのが現状である。
リワマヒオバケホウセン樹、コタツモドキソウ、リマワヒケムリタケなどもこの森に生息する珍しい植物に数えられ、シダ植物の豊富さでは他に類を見ない。沼沢地も多く、けして足を踏み入れやすい環境ではないが、それでも多数の研究者達が訪れ、今日も熱心にこの森の動植物の研究を進めている。

分布

由来種であるリワマヒダキツキヘゴとは幹などの特徴について類似している部分があるが、リワマヒオバケヘゴは育成環境にかなりナーバスであり、実質的に人工管理された環境が必要と見られている。
自然界に適応する環境が存在しうるかに関しては今だ調査が及んでおらず、科学的なデータの蓄積が必要である。

近似種等

リワマヒ軍医大学生物資源研究センターにて開発されたリワマヒオバケヘゴには、研究過程にて派生した近似種がいくつか確認されている。
  • リワマヒボウドクヘゴ
 被寄生者を胞子粘液球に由来する半透明な膜で包むタイプ。特に加工の必要なく外が見え、全身を包むことから防毒服として機能した。外気の毒を遮断する点については高く評価されたが、着用にひどく時間がかかる事からお蔵入りとなった。
  • リワマヒハナミツヘゴ
 被寄生者を包む粘液が蜜として食用に耐えるようにしたもの。蜜はアミノ酸とミネラル分、澱粉を含む。また内部に根を備え、根圏微生物とともに被寄生者の排出物を分解する。 長時間の着用に耐えたが水分の補給と悪臭に問題が生じる事からお蔵入りとなった。

植物型ウォードレス「謙者」とは

外見(男性型)

imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。

外見(女性型)

imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。

利用・着用方法

imageプラグインエラー : 画像を取得できませんでした。しばらく時間を置いてから再度お試しください。
 ずんぐりとした宇宙服に見える若芽は、幹を傷めないよう切り離され、通常は保存液に浸され保存される。刈り取った若芽は切り口を含め全体を水に浸して保存され、下着姿になった着用者が背負うような形で着込む。
ウォードレス「謙者」として利用する際は、首から上の部分には植物由来の樹脂によって作られた透明のカバーを手で取り付け、やはり天然由来の樹脂で糊付けして用いられる。

 なお、ウォードレスとして運用の際は常に水気を必要とすることから、着用者は別途水筒を肩掛けにするなどして確保しておく必要がある。このことから制式名を「覚者」とする案も出されたが、恐れ多いという事で変更された。「謙者」とはへりくだるもの、の意味。

着用限界時間

人口筋肉を用いるWDには着用時間の限界というものが存在する。
これは単純に皮膚のかゆみを抑える薬品の効果時間によるのだが、植物由来で肌に優しい『謙者』にも時間制限が存在する。
とはいえそれは着心地の問題ではなく、植物型WDゆえの理由による。すなわち、『謙者』が生物である
目安箱バナー