ローゼンメイデンが普通の女の子だったら @Wiki内検索 / 「『緋翠ノ瞳ノ少女×2』」で検索した結果

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  • 第一話  『揺れる想い』
    公園の木の下で……ふたり、肩寄せ合って座り込み、夕立を眺めていた。 夏にありがちな、タライをひっくり返した様な集中豪雨。 見上げる暗い空に、雨の降り止む気配はない。 日中の強い日差しに熱せられた地面で砕けた雨の滴でさえ、 靄となって空へ帰ろうとしているのに、二人には帰る術がなかった。 水たまりに落ちる水滴が広げる波紋を、ぼんやりと数えるだけ。 「どうしよう…………これじゃ、おうちに帰れないよぉ」 「心配しなくても、きっと、もうすぐ雨は止む――」 突然、雲間を閃光がのたうち、やや遅れて、轟音が空気を震わせた。 「きゃっ!」 びくりと肩を震わせて、髪を短く切りそろえた女の子が、隣の子の腕にしがみつく。 少女の小さな手に、同じくらい小さな手が、優しく添えられた。 大丈夫。どんな事があっても、守ってあげる。 降りしきる雨の音にかき消されないように、その子は少女の耳元で、そう囁いた。 「い...
  • 第十二話  『君がいない』
    始業のチャイムが、校舎に静寂をもたらす。 医薬品のニオイが仄かに香る部屋に、翠星石は独り、取り残されていた。 保健室の周囲には、教室がない。 さっきまで居た保健医も、今は所用で出かけたきり。 固いベッドに横たわり、青空を眺める翠星石の耳に届くのは、風の声だけだった。 「蒼星石――」 青く澄みきった高い空を横切っていく飛行機雲を、ガラス越しに眺めながら、呟く。 胸裏を占めるのは、妹のことばかりだった。 「あの夜……蒼星石の気持ちを受け止めていれば、良かったですか?」 でも、それは同情しているだけではないのか。 可哀相だからと哀れみ、抱き寄せて、よしよしと頭を撫でてあげるのは容易い。 今までだって、ずっと……蒼星石が泣いていれば、そうしてきた。 しかし――ふと、自分の内に潜んでいる冷淡な翠星石が、疑問を投げかける。 お姉さんぶって、妹を慰めながら、優越感に浸っていたのではないか? 同...
  • 第七話 少女達の休息
    超機動戦記ローゼンガンダム 第七話 少女達の休息 「やれやれ・・・みんな元気なもんだよなぁ・・・」 砂浜の上に立てられた大きなパラソルの下の日陰でJUMは寝転がっていた。水着で。 そう、ここはリュウキュウのビーチなのだ。先日JUM達が日本を占領したとの報はレジスタンス中に伝わり 結構な数のレンジスタンスが日本に駐留した。ここを拠点に反アリスを貫こうというのだ。 で、現在色々な編成中であり功労者であるJUM達メイデンには先に休暇が与えられたわけである。 もっとも、JUMの予想ではメイデンは都市の守備にはつかずに各地の戦場を飛び回ることになりそうだが。 「早いね、桜田君。」 JUMが顔をあげる。そこには白の清潔そうなワンピースを着た巴が居た。 JUMは少しドキリとしてしまう。同年代の女の子の水着だ。もっとも、ここでドキドキしていたら後は もたない気がしなくもないが。 「あ、ああ。男は着替えが...
  • 第六話  『心を開いて』
    晩秋の浜辺は、とても静か……。 波は穏やかで、心配していた風も、それほど強くない。 いつもなら、波間にちらほら浮かぶサーファーの姿を見られるのだが、今日に限って皆無だった。 当然だろう。凪の状況では、サーフィンなどできよう筈もない。 けれど、彼女たちにとっては、その方がありがたかった。 「貴女の言ってたとおりねぇ。私たち以外、だぁれも居ないわぁ」 「こんな雰囲気は、寂しすぎてイヤ?」 「……逆よ。煩わしくなくて、清々するわぁ」 言うと、水銀燈は少女のように砂浜を跳ねた。 そよ吹く潮風に舞い上がった銀糸の束が、西からの斜光を受けて煌めく。 彼女の唇に浮かぶ微笑みは、無垢な幼女のようでありながら、 どことなく妖艶な気配をも漂わせている。 「ねえ――――少し、歩きましょうよぉ」 「あ、そ……そうだね」 蒼星石は、目の前に佇む娘を見て美しいと想い、頬が熱くなるのを感じた。 女の子同士であり...
  • 第18話  『あなたを感じていたい』
    逸るココロが、自然と足取りを軽くさせる。 募る想いが、蒼星石の背中を、グイグイ押してくる。 あの街に、姉さんが居るかも知れない。 もうすぐ……もう間もなく、大好きな翠星石に会えるかも知れない。 蒼星石の胸に込みあげる喜びは、留まることを知らない。 早く、触れ合いたい。 強く、抱きしめたい。 今の彼女を衝き動かしているのは、その想いだけだった。 「結菱さん! 早く早くっ!」 「気持ちは解るが、少し落ち着きたまえ、蒼星石。  そんなに慌てずとも、この世界は無くなったりしないよ」 苦笑する二葉の口振りは、春の日射しのように温かく、とても優しい。 蒼星石は、先生に叱られた小学生みたいに、ちろっと舌を出して頸を竦めた。 言われれば確かに、はしゃぎすぎだろう。 端から見れば、双子の姉妹が、再会を果たすだけのこと。 でも、逢いたい気持ちは止められない。蒼星石をフワフワとうわつかせる。 無邪気...
  • 第十五話  『負けないで』
    かさかさに乾いた肌に引っかかりながら流れ落ちてゆく、紅い糸。 心臓の鼓動に合わせて、それは太くなり……細くなる。 けれど、決して途切れることはなくて―― 「……ああ」 蒼星石は、うっとりと恍惚の表情を浮かべながら、歓喜に喘いだ。 これは、姉と自分を繋ぐ、たった一本の絆。 クノッソスの迷宮で、テセウスが糸を辿って出口を見出したように、 この絆を手繰っていけば、きっと翠星石に出会える。 そう信じて、疑いもしなかった。 命を育む神秘の液体は、緩く曲げた肘に辿り着いて、雫へと姿を変える。 そして、大地を潤す恵みの雨のごとく、降り注ぎ…… カーペットの上に、色鮮やかな彼岸花を開かせていった。 「そうだ…………姉さんの部屋に……行かなきゃ」 足元に広がっていく緋の花園を、ぼんやりと眺めながら、蒼星石は呟いた。 自分が足踏みしていた間に、翠星石はもう、かなり先に行ってしまっている。 だから、...
  • 第四話  『今日はゆっくり話そう』
    静かな教室の中で、カツカツと響く乾いた音だけが、時の経過を告げている。 チョークが黒板を叩く音は、さながらマエストロの振るタクトが、 リズムを刻んでいるかのようだった。 合間を縫って、中年の男性教師の、伸びのあるバリトンが谺する。 プレイヤーたちは、ノートにシャーペンを走らせ、各々のパートを奏でていた。 時折、くしゃりと紙が縮れる音。それは、四分休符の微妙なアクセント。 授業という名のオーケストラに耳を傾けながら、蒼星石は教科書の陰で欠伸をかみ殺した。 一時限目は、代数幾何。 数学全般があまり好きではない蒼星石にとって、毎週、この時間が苦痛だった。 いつも、忍び寄る睡魔に抗いながら、早く授業が終わることを祈るのである。 昨夜の不眠もあって、今日は殊更、辛かった。 ちょっとでも気を緩めたら、コクリコクリとうたた寝してしまうだろう。 蒼星石はペンを置いて、重い瞼を指先で擦り、腕時計に目を落...
  • 蒼星石
    上に行くほど最近に掲載された作品です。 「蒼空のシュヴァリエ」 sinineta guroino 【繋いだ手と手】 世界に一つの幸せ 【ゆめみごこち】 男だと思ってた 雪の日の暖かな出来事 「聖なる夜の陰陽」 星に御願い Mid Night! 神様の助け方 暖かい日差し 春の日の夢 夏休みと海 メールパニック 『友情』についての考察 『夏の幻影、青春の反映』 止まらない世界 ある三日間。と、もう一日 『普通の女の子と普通の男の子とフィクション的表現誇張の割合』 『幼馴染』 かわりにくちづけ 今日は姉妹揃って豆まきするようです 幸せな時間 「オニンギョウサン」 君は僕のナイト 蒼星石の作戦 色褪せた世界で 蒼星石の独白 猫と猫みたいな子 「帰り道、長い道、君と眺めた道。」 midnight express ずっと一緒に スレ Noir Cerisierより。 『 秋の夜長の酔っ払い(×2...
  • 第19話  『星のかがやきよ』
    何を言ってるの? 蒼星石には、悪い冗談としか聞こえなかった。 翠星石は、自分の気持ちを表現するのが下手な女の子。 気恥ずかしさから、つい、意地悪をしてしまう精神的な幼さを残していた。 本当は嬉しいのに、素直に喜びを言い表せなくて…… からかい口調で茶を濁した結果、落ち込む彼女を宥めることは、幾度もあった。 きっと、今の冗談も、いつもの悪ふざけに違いない。 蒼星石は、そう思おうとした。からかわれているのだ、と。 だから、翠星石が「ウソですよ」と戯けてくれるコトを大いに期待していたし、 その時には、ちょっと拗ねて見せて……そして、一緒に笑い飛ばすつもりだった。 ――なのに、蒼星石の期待は、あっさりと裏切られた。 「私……誰……です?」 「な、なに言ってるのさ。やだな……いい加減にしないと、怒るよ」 「ふぇ?」 「どうして、再会できたことを、素直に喜んでくれないのさ。  ボクが、どんな想...
  • 『薔薇HiME』第3話
    ジュンはいつもより爽やかに目覚めた。今日から新学期。 ジュンの学園生活が始まる日だったからだ。 巴とともに余裕を持って登校したジュンは、初日はまず職員室に来るよう言われていたことを思い出し、「用事を思い出した」と校門前で巴と分かれた。 有璃珠学園は異様に敷地が広い。学園の東西と北を山に囲まれた砦のような位置にあり、それらの山も学園の所有地となっているからだ。 そのような場所だから当然高低差もあり、また、各棟を結ぶ道路から少しでも反れるとろくに舗装もされていない獣道となる。 「自然に囲まれた学園」というコンセプトが暴走していると思うのはジュンが新参者だからであろうか。 「ぜぇ…ぜぇ…」 ジュンが向かおうとしている職員棟は東山の頂上にあるのだが、ずいぶん険しい。 この坂を毎日行ったり来たりしている学園の教師たちの苦労を思う。 「きゅ、休憩…」 中腹付近で限界を感...
  • 第21話  『瞳閉じて』
    貸し切りの星空の下―― 彼女たちは一糸纏わぬ姿のまま、白く泡立つ波打ち際へと歩きだした。 この幸せな夢が覚めてしまわないように、しっかりと手を繋ぎながら。 ――しかし、波打ち際で……翠星石の足が止まる。 緊張した彼女の横顔に、どうしたのと訊きかけて、蒼星石は思い出した。 ここは普通の海ではない。様々な感情、無数の記憶が溶け込んだ海なのだ。 ただでさえ夜闇に包まれて不気味な水面が、一層、得体の知れない世界に思えた。 「……怖い?」 「怖くないなんて、強がりでも言えねぇです」 「そうだね。解るよ、その気持ち。ボクも、少しだけ怖じ気づいてるから」 なにが起きるか予想ができない事柄ほど、恐怖を煽るものはない。  二葉は言っていた。魂が『記憶の濁流』に洗われることで、記憶は失われるのだと。 それが真実であるなら―― 海に入った途端、彼女たちの記憶も、綺麗サッパリ洗い流されてしまうかも。 そして...
  • 百合CP短編(友情物含む)
    百合CPの短編 分類はリバ含む。今まで多かったのだけ書いておくけどCP増えたら新たにページを作るといいとおもうよ。 百合じゃなそうなもの(友情物)とかもひとまずここに置いときます ・・・勝手にまとめてる人は分類に自信がないのでおかしいと思ったら言ってね? 蒼星石×翠星石 2 3 4 5 6 7 8 水銀燈×薔薇水晶 2 3 4 水銀燈×真紅 2 3 水銀燈×雛苺 水銀燈×蒼星石 2 3 薔薇水晶×真紅 真紅×翠星石 真紅×雛苺 水銀燈×雪華綺晶 水銀燈×薔薇雪 めぐ×水銀燈 2 3 薔薇水晶×雪華綺晶 のり×巴 巴×雛苺 みっちゃん×金糸雀 雛苺×金糸雀 雛苺×雪華綺晶 色々 2   上に行くほど新しく掲載・更新された作品です。 「百合女帝のり」 めぐとすいぎんとう 翠×雛の『マターリ歳時記』 図書館シリーズ 薔薇、雪華、メグの愛して銀様! 《かくて少女は痛みを乗り越える》 《かくて少女は...
  • 最終話  『永遠』 -後編-
    蒼星石の問いを、澄ました顔で受け止め、二葉は言った。 「ラベンダーの花言葉を、知っているかね?」 訊ねる声に、少しだけ含まれている、気恥ずかしそうな響き。 花言葉という単語は、男がみだりに使うべきものではないと…… 女々しいことだと、思っているのだろうか。 いつまでも黙っている蒼星石の様子を、返答に窮したものと見たらしく、 翠星石が助け船を出すように、口を挟んだ。 「あなたを待っています……ですぅ」 二葉は満足げに頷いて、まるでラベンダーの庭園がそこにあるかの如く、 ティーカップを並べたテーブルに、優しい眼差しを落とした。 「中庭のラベンダー。実を言うと、あれは僕が育てたものだ」 「結菱さんが? と言うか、よくラベンダーの種を持ってましたね」 「まったくです。用意がいいヤツですぅ」 「……ふむ。君たちは、まだ来たばかりだから、そう思うのも仕方ないか」 なんだか言葉が噛み合ってい...
  • 第7話 『謁見への道』
    5月とは言え、既に真夏と称しておかしくないほどの蒸し暑い夕方。 肩にカラスを載せた少女が、周囲の通行人の視線も気にせず帰途についていた。 何しろ肩に載せたカラスと何事か会話を交わし、その上では編隊をなしたカラスの群れが、 まるで少女を護衛するかのように旋回しつつ整然と飛行しているのである。 そのカラスの群れの中から一羽、少女のもとへ急降下してくるものがいた。 銀「…男女の二人組みが、私を尾行してる?」 足を停めた少女の前でホバリングしつつカアカアと鳴くカラス。 黒光りするその瞳を見つめつつ、少女はしばし考えた。 銀「どうせ…あの二人ね。そんなに私に付きまといたいのかしら?」 その二人とはもちろん言うまでもない。 ガアガアと騒ぐカラスに、水銀燈は返事をした。 銀「攻撃?…無駄よ。あなた達でもあの女には近づく事すらできなかったでしょう?  ...
  • 超機動戦記 ローゼンガンダム
    超機動戦記 ローゼンガンダム 稀代の天才科学者ローゼンが全てを超えし人工知能「アリス」を作ってから10年。その強大な能力 故に人間から支配されること嫌ったアリスは人間を相手にクーデターを起こす。 これを世にアリスの乱と呼び、多くの人間の運命を変えてしまった。 そのさらに10年後、人類はアリスを筆頭とするコンピューターに支配されていた。 しかし、有り余る力でアリスが暴走した時に備えローゼンは7体のローゼンガンダムと言われるMSを 用意していた。その封印がとかれ、何の因果か機体と同じ名前の少女たちがアリスに立ち向かう時 この果てしなき人間とコンピューターとの戦いが幕をあける・・・・ 機体紹介 人物紹介   第一話 戦いの狼煙 第二話 激突する力 第三話 アリスの支配 第四話 共同戦線 第五話 バトルインヨコハマ 第六話 双子の過去 第七話 少女たちの休息 第八話 からたちの歌 第九...
  • ミーディアム達
    上にいくほど最近に掲載された作品です。 『煩悶する少年少女のための四重奏曲』 ベジータベータ ジュンとベジータ カラー めぐ 【みっちゃんの野望 覇王伝】 時計仕掛けのオジジ 【冬の】【ひまわり】 『星合にて』 《L étudiant étranger est Beauté Endormie》 オディール×ジュン 『うそつき老人』 帰り着いた先には 姉さんへ 《JUN days》 とある少女の日記 めぐ 【夢と初恋と素敵な人形】 みっちゃん がんばれ働く社会人 【ある日の幕間】 鬼教師桜田潤の苦難 神業級の職人 『古ぼけた雑貨店』 あの世に嫌われている方々のお話 original ローゼンラジオ 『家政婦 募集中』 ピエロ 僕が彼に惹かれた理由 幸せですか ミーディアムス ~JUMの苦悩~ 病室のひだまり これはジュンが初めて双子の家に遊びに行った時のこと… 『褪めた恋より 熱い恋』...
  • フラグメント/― うつろいの幕間
    「何だか複雑そうな表情ね。いずれは知ることかもしれないこと――貴女もそう、言って  いたでしょう」 「ん……そうねぇ。……けど……」  それぎり、彼女は言葉を続けるのをやめる。  今私達は、花火大会の会場から少し離れた――林の中。丁度その陰になる辺りに、ふた り並んで木に背をもたれている。  覗き見というと酷く言い方が悪いけど、タイミングが丁度被ってしまったのだからしょ うがない。――それに。またもし彼が心的な発作を起こしてしまったとしたら、急いで私 が駆けつけなければならないから。どうやら話を終えたらしい彼らを見る限り、その心配 はなさそうだけど。 「何を話していたのかしらねぇ」 「んー、自己紹介っていうのもおかしいかなあ」  ただ、それ以外に当てはまるうまい言葉が見つからない。 「ねぇ、めぐぅ」 「何? 水銀燈」 「ジュンと直接話をしたいって言ったのは、あの娘だけど……どうし...
  • 超機動戦記 ローゼンガンダム 第一話 戦いの狼煙
    超機動戦記 ローゼンガンダム 第一話 戦いの狼煙 空気が焼き焦げるような感覚に陥る。周りは真っ赤真っ赤真っ赤。呼吸がしにくい。 「お母様・・・お父様・・・」 その地獄で金色の髪の少女が声を漏らす。しかし、それは無常にも爆音の中にかき消された。 「紅・・・真紅!」 その少女の元に一人の少年が駆けつける。 「JUM・・・お母様が・・・お父様が・・・」 「大丈夫だから・・・行こう!真紅は・・・僕が守るから・・・」 それは、遠い記憶と約束・・・ 「んっ・・・」 暗闇に染まった部屋で金色の長い髪の女性が目を覚ました。 「あの時の・・・夢なのだわ・・・」 女性が額にかいた汗を手でぬぐう。まだ深夜だと言うのに不思議と寝付けそうになかった。 女性・・・真紅は頻繁にこの夢を見ている。その度に起きてしまうのだった。しかし、不思議な事に 真紅にはその夢は悪夢とは思えなかった。 真紅が部屋を出て食堂へ向かう。...
  • 『薔薇HiME』第2話
    翌日、約束どおりジュンは巴に連れられ学校への道を歩くことになった。 「有璃珠学園ってどんな学校?」 沈黙を避けようと、早々にジュンがそんな疑問を話題にする。 「中高一貫の共学で…あの、普通は進学のときにしか編入はないところなんだけど…」 後半を言い辛そうにする巴に、ジュンが笑いながら気にしないよう言った。 「ん…そう…話を戻すね。 ……そうだなぁ、学園の真ん中に、"nのフィールド"って湖があるのが、やっぱり一番特徴かなぁ」 「"nのフィールド"?変な名前の湖…」 「うん、わたしもそう思う」 ジュンが洩らした感想に、巴が笑いながら相づちを打つ。 「でね、その湖にはいろんな言い伝えがあるんだけど… …まぁそれに準えた学園行事が多いし、追々知ることになると思うよ」 他にも巴はいくつか学園の話をしたが、「敷地がやたらと広い」「学食は豪...
  • 0. Midnight Shuffle
    私は、神様が嫌いだ。 だって神様は…私をこんな風に創ったから。 銀色の髪。赤い瞳。 私は…生まれてすぐに、それを気味悪がった両親に捨てられた。 捨てられた先は、小さな町の小さな教会の軒下。 せめてもの加護を。そう考えでもしたのだろうか。自分達で見捨てておいて。 とにかく、そこで私は…運が良かったのか悪かったのか…教会の人間に保護された。 私を拾ったシスターの話では、私はその時、泣き声も上げられない程に衰弱していたらしい。 …後日それを聞いた時は、やはり運が悪かったのだろうな、とぼんやり思った。 私の、教会で修道女として生きる人生。 整った顔立ち。白い肌。銀色の髪。赤い瞳。 黒い修道服が、その全てを妖しく際立たせる。 私は、誰もが裏で私の事を悪魔や魔女と呼んでいる事を知っていた。 幼かった私には…ただ冷笑的にその言葉を受け流すのが精一杯だった。 私はいつしか、思うようになっ...
  • 雛苺
    『山桜の下で・・・』 のー=喃  他の漫画ネタ有り マッチ売りの少女 you and me(and…) 他キャラあり テストで100点!? -Heaven inside~それは、心の中に~- 『酒は飲んでも飲まれるな!』 『ふたりのやくそく』 そうだ、京都行こう オ ヤ ス ミ ナ サ イ ホラー 『いつか』 『思い出』 『迷子』 もう雛鳥じゃない 免許がない!@雛苺 甘い口付けを(微エロ注意) 『つるんつるん』 天使の笑顔 雛苺の【青いキャンディ】 トーモーエー! ジュンのぼり S苺 『届かないラブレター』 『走れ!雛苺』 「ねぇかなりあ、好きってなぁに?」
  • 水銀燈
    上にいくほど、新しく掲載された作品です。 『飛べない翼』 -Mid(k)night 3rd- Dornroeschen 冬の窓 クリスマス中止のお知らせ エキセントリック童話『マッチ売りの少女』 水銀燈のファーストキス じはんきめーでん orikyara注意 nothing or all? biero注意 『歪みの国の少女』 ~繋げる希望~ 私とあなたとこれから biero注意 孤独と自分とそれから shinineta guroino注意 CHOCOLAT DAYS -Mid(k)night 2nd- もしもジュンが紳士な召使だったら  水銀燈Ver いやな夢 -Mid(K)night- 『水銀燈の逆襲』 『メイメイ飼育日記』 What is your justice? 「アンニュイな日」 鳥取砂丘にて しゅいぎんとー ジュンと水銀燈が同居しているようです。 Please,stay by ...
  • 第三十三話 神になろうとした男
    「超機動戦記ローゼンガンダム 第三十三話 神になろうとした男」     「破壊のシンフォニーが止まった・・・誰かがアリスと戦ってるのかしら?」 コクピットで金糸雀がつぶやく。結果的に自分の「失われた時へのレクイエム」が止めたとは露知らず 金糸雀はレーダーを見渡す。 「・・・プラムの反応がない・・・?もしかして水銀燈がやったのかしら~?」 一人ではしゃぐ金糸雀。そこへ、バーズが数機襲い掛かってくる。 「わわっ、ここは戦場。油断はいけなかったかしら!迎撃のパルティータ!!」 音源を切り替え、範囲は狭いが人工知能機の動きを完全に止める迎撃のパルティータ。 「これなら、カナにだって楽勝かしら~。楽してズルしていただきかしら!」 動きのとまったバーズを数少ない武装のビームサーベルで切り裂いていく。 「こうなったらカナもみんなの手伝いにいくかしら。ええっと・・・ここから一番近いのは・・・」 再びレー...
  • 少年時代2.10
    「しんくぅ~……」 「ごめんなさいなの……」 「いいのよ、もう。 ジュンにかんしゃなさい」 低頭のふたりを前に、落ち着きはらった真紅お嬢様。目にまだ少し赤さが残っているが、 彼女の顔は余裕に満ちており、先ほどまでの弱々しさなどもはや見る影も無い。 「それよりあなたたちもめしあがれ。 お母さまの料理はせかいいちよ」 すっかりぬるくなってしまった紅茶で満たされたティーカップを優雅に傾ける淑女。 温度だ何だと一言持っていそうな、もっと言うなら紅茶についてうるさそうな イメージがあるが、別段気にした様子も無く紅茶を飲んでいる。先ほどまでの一件に 真紅も仕方ないと思っているのか、はたまたそれがジュンの淹れたものだからか。 「じゃあ、いただきまぁす」 「いただきまーすなのー」 「いただきます」 真紅からの手打ちの言葉に、全...
  • 過去ログ8
    4月9日分までのは過去ログとして別のページへ移動させました。-- 名無しさん (2006-04-10 00 00 16) 乙かれ~ -- 名無しさん (2006-04-10 01 36 29) 眠れねーwwwwwwww -- 名無しさん (2006-04-10 03 37 22) しかしずいぶん過疎化したところ見るとそろそろ、新学期・新生活が始まったみたいだなwww -- 名無しさん (2006-04-10 16 34 22) ひまだー -- 名無しさん (2006-04-10 16 37 31) 夜になれば活気づくさ(たぶんwww) -- 名無しさん (2006-04-10 17 29 56) 夜は部活だwwwwwww -- 名無しさん (2006-04-10 17 41 43) 俺夜はバイト -- 名無しさん (2006-04-10 17 5...
  • 真紅
    上にいくほど、最近に掲載された作品です。 ふとましんく biero ナ!イ!チ!チ!Dreams 前編 後編 ほっしゅほしゅ しんくとじゅん~真紅とジュンの出会う縁~ 前編 後編 何時も偉そうな貴方 サンタが行く! 真紅はジュンの嫁 ラジオ きみは誰? 乳 くんくんゼミ 高校講座 『ずっと一緒にいてくれますか』 【    】 『少女の恋の物語』 真紅の最も騒がしい1日 やくそく 誘惑 CLUB~n field~ NG-omizu 飴と鞭 NG-biero 君と僕の日常~君の笑顔が見たいから~ 日曜日の朝 さよなら…大好きな人… ばっちゃのねこ 冬空に咲く花 Winter Kiss 「貴方に贈る」 地獄マッサージ The hellish hellfire 「仕様人とお嬢様」 【赤い糸~魔法の指~】 姉妹関係 前とは違うかたちで 紅い雨 楽園 バーのある風景 更衣室の中心で変身した下僕 饐え...
  • Rozen Maiden ~saw~ 前編
    ゴポ・・・・・・・・・ゴポgポッ・・・・ 息が、出来ない。 ゴポポゴ・・・・ゴポゴポポp・・・・・ もがく。 そんなことより、今は空気を・・・・・!!! 「う・・・・っっぱぁああぁっ!!!・・・・はぁ、はぁ・・・・・」 此処は・・・何処? う・・・・酷い臭いなのだわ・・・・・ 真っ暗で、何も見えない。 何? 何だっていうの・・・? ビッ・・・ビビッ・・・ビビビッ!! 「うっ・・・・!!?」 照明が次々と点いていく。 ビビビビ・・・・・・ビィーーーーー・・・・・ 眩しい・・・・。 ここは・・・・・・・・・ バス・・・・ルーム? 一面が白いタイル張りの広いバスルームのような部屋。 自分はどうやらこの浴槽に浸かっていたらしい。 そして、 「う、嘘・・・・ どうして?」 足首が、足枷から伸びたチェ...
  • 【真っ白なノート】
        そこには、ノートがありました。  大事なことを、書き残すための、ノートです。  大事なこと。  それは様々な、思い出。  ですが、そのノートには、何も残りません。  いつまでも、いつまでも。  書いた端から、消えていきます。  魔法のかかったノートは。  ずっと真っ白な、ままでした。 【真っ白なノート】 ――――  不思議な森の外に、女の子が住んでいました。  不思議な森が、何故不思議であるかを、その女の子は知りませんでした。  知らなければ、そんな不思議も『無い』ことになります。  だから女の子は、ある日足を踏み入れてしまったのです。  絶対に入ってはいけないといわれていた森の中へ。  女の子はそして、迷ってしまい――  女の子は、森に呑まれてしまったのです。  それは。森にとって、大切なものが壊れてしまう、少し前の、お話。 ―――  森に...
  • 第六話 双子の過去
    超機動戦記ローゼンガンダム 第六話 双子の過去 銃器から閃光が走る。走った閃光は船体を削り取り確実にダメージを与えていく。 火薬の詰まった弾薬が艦に着弾する。するとあっという間に船体は爆炎に包まれた。 「うあっ!?砲撃手!何をやっている!?」 「ただいまの攻撃で右舷格納庫の外壁大破!ベリーベル1番から4番、13番、20番沈黙!」 「隔壁!消化剤防御!砲撃手、これ以上着弾を許すな!メイメイ、照準後撃て!!」 ラプラスによって再び目覚めた大量のバーズによりサクラダは被害を被っていた。 「水銀燈!JUMが危険なのだわ!っと!」 真紅の余所見すら許さない大量のバーズによる集中砲火。真紅はなんとか掻い潜ってはいるが いかんせん戦力不足だ。現在バーズと交戦しているのはシンク、スイギントウ、バラスイショウ、キラキショウの 4機しかない。対してバーズは20機はいるだろうか。さすがに数が違いすぎる。 「う...
  • その他
    上にいくほど、最近に掲載された作品です。   Dolls House 或る夏の嵐の日に 朝顔 『ひゃくものがたりどる』 薔薇族 ~ローゼンメイデンが普通の女の子だったら~テーマ統一オムニバス作品集 元旦とお鍋と 【少女たちの夢を星に託して】 ドキドキしちゃう けもみみ☆もーど! 名前のない話 「K」の正体とは!? みどりいろのかのじょ 【戦闘妖精natukaze】 僕たちはアリスだった かゆうまメイデン トリック・スターず 微妙な長さのss ある日のできごと 【怪盗乙女、ローゼンメイデン】 湾岸 Maiden Midnight 【決闘のアリス】 もしローゼンメイデンのポジションが逆だったら R ずっと、ずっと、昔のお話 薔薇乙女湯煙みちのく一人旅 《SUMMER》 薔薇色の日々 ~ローゼンメイデンが普通の女の子だったら~2周年記念作品集 ローゼン・エキデン 薔薇乙女たちがロックマン2...
  • 第三十五話 真紅
    「超機動戦記ローゼンガンダム 第三十五話 真紅」     「次弾装填!!ターゲット正面、各砲座砲撃を開始!!」 サクラダの残った発射管から一斉に弾が打ち出される。しかし、それも従来の勢いはない。 「損傷率計算終了。現在63%!危険域です・・・」 巴の声がする。しかし、JUMはそれでも引き下がるわけにはいかなかった。 「限界まで撃つんだ!敵機に撃たせるな!撃たせなきゃ当たる事もない!」 もはや無茶苦茶な理論。しかし、ある意味では全くの正論でもあった。 「敵艦からの砲撃きます!・・・・直撃します!」 「くっ・・・・回避!!!!」 ディアーズの主砲がサクラダを捕らえる。回避運動を行うがいかんせん間に合いそうにない。 「うおおおおおおおおおおおお!!!!!」 その射線上に金色に機体が割り込み、両手を掲げる。スーパーサイヤジンの腕部Iフィールドバリア。 バリアは主砲を防ぐものの、過度の負担により右...
  • 奇しき薔薇寮の乙女 第四話
    第四話 全く、チビチビにまで心配かけるなんて、長女失格ですね。 ま、まァその、ほら、アレですよアレ。 翠星石は水銀燈とかきらきーのコトなんかちぃとも心配してないんですよ。 ジュン? あんなチビ人間は最初っから思慮の度外視です。 せっかくだから晩ご飯は豪勢にしてやりましたけど。 ふん、コレでジュンもちょっとは翠星石のありがたみを知ればいいんです。 そ、そりゃあ少しは蒼星石にも手伝ってもらいましたけどね。 この寮で翠星石の料理の腕に着いて行けるのは、蒼星石を置いて他にはおらんです。 あー! チビ人間のクセして、また水銀燈とイチャイチャしてるですぅ! んー、もー、なんか腹が立つです。 なんだってジュンは水銀燈とかきらきーばっかり心配するですか! 翠星石もこんなに悩んでるですから、ちょっとくらいこっちも見るべきですよ。 べ、別に翠星石はジュンに心配してほしいワケじゃないです。 ただ、み、皆の前...
  • L/R.5
         L.― 電信  ――それは、難しいね。とても難しい話さ。  そうだなあ、例えば――君は、自分がしんでしまう時。……そう。最期に、どんな声を発するかなんて、考えたことがあるかい? 僕は近頃、よく思うよ。それで無くても、普段考えることなんて、それ程多くないから――ああ、ごめん。そんなつもりじゃ無かった。ありがとう、君は矢張り気遣い屋だね。  嘆きだとか、そういう少しかなしい考えは――自分でも驚く位起きないんだよ、僕の場合は。いつだって世の中は、在るがままに、在る。そうは思わないかな? 僕が、此処にこうして居る。君が、向こう側に居る。そして、お互い声を交わす。不思議だけど、これだって、どうしようもなく"在るがまま"さ。  ああ、それでね――うん。しんでしまう時。結局自分がどんな声を上げるか……答えは、出ないんだ。その時が来るまで、わからないことな...
  • 最終話 生きる事は・・・
    「超機動戦記ローゼンガンダム 最終話 生きる事は・・・」     「これでよしっと・・・」 自室のドレッサーで薄く化粧をする少女がいた。軍部に身を置きながらも年頃の女の子。身だしなみは 忘れない。最も、今日はオフだからなのだが。彼女の名前は地球連合軍「Rozen Maiden」第六番大隊 隊長、柏葉巴中佐。11年前のアリスの乱からはじまった戦乱をレジスタンス「メイデン」の旗艦、サクラダの 副艦長として活躍し、現在はその手腕を買われて六番大隊の隊長に抜擢された。もっとも、彼女の場合は 戦闘のための隊長というより、ある人物の護衛。悪く言えばお守りとしての役割の方が大きい。 1年前、稀代の天才科学者ローゼンの作りし最高の人工知能「アリス」の暴走による戦乱は様々な レジスタンスによって鎮圧された。そのレジスタンスで最も活躍したとされるメイデンから因んで、現在連合軍は 自らを「Rozen Maid...
  • 第八話 からたちの歌
    超機動戦記ローゼンガンダム 第八話 からたちの歌   「どうだ?まだ編成には時間がかかりそうなのか?」 「ああ、まぁメイデンほど力のあるところは無難に遊撃になりそうだがな。都市に置いとくのは勿体無い。 ま、これからさらに忙しくなるんだ。ゆっくり休むのがいいだろう。」 ミーティングルームの通信で話しているのはJUMとべジータだった。 「そうだな・・・前回はどっかの誰かが乱入したおかげでーー」 「おおっとぉ!?会議にでなくては。それじゃあな、JUM。蒼嬢によろしくな。」 バチコーンと下手なウインクをしてベジータは回線を閉じた。 「やれやれ・・・てなわけで僕らはまだ時間ありそうだけど・・・どうしたい?」 「どうも何も・・・次に備えて休むといいのだわ。」 真紅が紅茶を飲みながら言う。 「翠星石も賛成ですぅ~。今度戦いが始まったら休み無しで過労死なんて真っ平御免ですぅ。」 「僕も・・・特に提案はない...
  • 奇しき薔薇寮の乙女 第五話
    臓腑が蠢く、気持ちの悪い命の音を知る。 食前食後、それは食われるコトを前提に作られていた。 他者の命を喰らう。本来のそれは、そうあるべき姿としてこの世に生きる資格を与えられた。 長い命の夜を経て、他者の命に包まれて、またあるべき姿として再生する。 限りなく圧縮された長い時間を使い再生したそれも、また他者の命に包まれるコトを前提に。 大地に根付く雑草に倣う。一年を使い産まれる、約20万もの命。その圧倒的な存在感は、もはや同等の概念に近い。 力強い自身を表現するように、それらは自らを血潮に染める。 自身を鮮やかな赤に染め上げて、自分の開花を知らしめる。 気の遠くなるような時間と進化を使い、ようやくそこに到達した。 「─────どうして、食べちゃったの?」 包まれるコトに痛みはない。 包まれていく恐怖もない。 例えられる快感はなく、自身の意思などあり得ない。 自身が咀嚼されていく現実...
  • 金糸雀短編29
    金「みっちゃんなんて大っ嫌いかしらー!」 み「………!!!」 金「いやそんなこの世の終わりみたいな顔しなくても、エイプリルフールかしら」 み「………」 金「みっちゃん?」 み「………」 金「死んでる…」 スーパー天才少女カナリア!!~数学編~ 小学生四年生時代 金「カナは円周率を覚えたかしら!」 ジ「えんしゅうりつって何だ?」 真「円の…何かでしょう」 銀「まだ習って無いのに凄いわねぇ」 薔「…やるじゃん」 金「かしらー!!」 中学一年生時代 金「カナは円周率を百桁まで言う事ができるかしらー!!」 ジ「何という才能の無駄遣いを…」 真「凄いのだけど、羨ましくないのだわ」 銀「その暗記力には頭が下がるけれどねぇ」 薔「…やるじゃん」 金「かしらー!!」 高校三年生現在 金「やったわ!!カナは…カナは遂に円周率を割り切っ...
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