ローゼンメイデンが普通の女の子だったら @Wiki内検索 / 「【愛の行く末】第八話」で検索した結果

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  • 【愛の行く末】
    ―プロローグ― 第一話   ―【第一部】堕ちた天使たち―     第二話 第二話水銀燈編 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 第十話 第十一話 第十二話 弟十三話 第十四話 第十五話 第十五話そのころのジュン 第十六話 第十七話     ―【第二部】道化師ー     第一話   第二話    
  • 【愛の行く末】第一話
    第一話 薔「映画面白かったね、ジュン」 J「ああ、アニメっていうからてっきり子供向けかと   思ってたけどなかなか良かったな」 僕の名前は桜田ジュン。裁縫が得意なごく普通の高校三年生だ。 隣にいるのは恋人の薔薇水晶。僕たちは付き合い始めてちょうど一ヶ月になる。 今日は薔薇水晶が前から見たいと言っていた映画を見に行った。今はその帰りだ。 薔「それは偏見…アニメ=子供向けって決めつけるのはいくない」 J「でも周りは子供の方が多かったぞ。なんか僕らは浮いてるみたいだったし」 薔「え…じゃあジュンは私とデートしても楽しくなかったの?」 J「え、いっいやそういうわけじゃ…」 薔「ジュンは……ヒック、私といても……グスッ、楽しくないんだあ」 女の涙というものはずるい。それは相手がどれだけ悪くても、それを見せた途端に こっちが悪く思えてしまう。それにここは表通りから外れているとはいえ道のど真ん中だ。...
  • 連載中
     投下された連載中の作品です。 上にいくほど新しく更新された作品です。   11/03/05   白兎とタイムマシンと大切な人と 10/08/22  The Unknown  guroino sinineta 10/07/15 いちご日和 10/05/30 雪華綺晶的な思考 10/05/30 少年時代 10/05/30 黒き天使を従えて 10/03/04 「とある夏休み」 10/03/03 『夢のあとに』 sinineta 10/02/11 ESCAPE GIRL FANTASY hokakyara 10/02/08 平穏な日常 10/02/08 Merry Christmas, Mr.Vegita-After Yellow Comes Purple- 10/02/03 another side sinineta guroino 10/01/31 ~Pretty Maiden~ 09/11...
  • 第八話  『愛が見えない』
    知らず、翠星石の肩を掴む手に、力が込められていたらしい。 尋常ならざる妹の気迫に言葉を失っていた翠星石が、思い出したように抗議の声を上げた。 「い、痛いです、蒼星石っ」 「答えてよっ! ボクと、彼女と……どっちを選ぶの!」 「手を離すですぅっ!」 噛み合わない会話に焦れて、蒼星石はベッドから腰を浮かせ、脅える姉を威圧的に見下ろす。 「ずぅっと一緒に居るって言ったのに! 約束したのにっ!」 詰め寄られて、翠星石はバランスを崩し、ベッドの上で仰向けに倒れた。 手にしていたマグカップから零れたレモネードが、彼女の胸元に降りかかる。 まだ温くなっていない液体がパジャマを濡らし、肌に貼り付かせた。 「熱ぃっ」 か細い悲鳴を聞いてもなお、蒼星石は力を緩めず、姉の身体にのし掛かった。 重なり合った二人のパジャマに、レモンの香りが染み込んでいく。 レモンの花言葉は『誠実な愛』『熱意』そして...
  • 第八話 からたちの歌
    超機動戦記ローゼンガンダム 第八話 からたちの歌   「どうだ?まだ編成には時間がかかりそうなのか?」 「ああ、まぁメイデンほど力のあるところは無難に遊撃になりそうだがな。都市に置いとくのは勿体無い。 ま、これからさらに忙しくなるんだ。ゆっくり休むのがいいだろう。」 ミーティングルームの通信で話しているのはJUMとべジータだった。 「そうだな・・・前回はどっかの誰かが乱入したおかげでーー」 「おおっとぉ!?会議にでなくては。それじゃあな、JUM。蒼嬢によろしくな。」 バチコーンと下手なウインクをしてベジータは回線を閉じた。 「やれやれ・・・てなわけで僕らはまだ時間ありそうだけど・・・どうしたい?」 「どうも何も・・・次に備えて休むといいのだわ。」 真紅が紅茶を飲みながら言う。 「翠星石も賛成ですぅ~。今度戦いが始まったら休み無しで過労死なんて真っ平御免ですぅ。」 「僕も・・・特に提案はない...
  • 第八話 ジュン
      僕に出来ることは何だろう、と思う。   人並みに学校へ行き、人並みに友達を作り、人並みの暮らしを営んできたつもり。   そんな折、僕はあることをきっかけに、学校へ行くことをやめてしまう。所謂登 校拒否とか言うやつだ。 『裁縫が得意だって?』『女の裸を想像しながら、デッサンとか考えるんだろ?』 ――全く以て、馬鹿馬鹿しい理由。だけど、その馬鹿馬鹿しい言葉を投げかけられ て、僕は打ちのめされた。学校の生徒全員に、知られてしまった事実。恥ずかしさ と悔しさで、僕は自分の存在そのものを、消してしまいたかった。   両親は海外へ仕事に出ていてる為に家には居ない。姉と二人暮しをして、今をぼ んやりと生きている。姉には随分心配をかけてしまっているし、そしてそれに対し 申し訳ないとも勿論思っている。   ただ、頭でどんなに『平気だ』と考えても、心が...
  • 第八話 JUMと雪華綺晶
    「一つ屋根の下 第八話 JUMと雪華綺晶」     今日は休日・・・意外な事に今日は我が家にほとんと人がいない。まず、銀姉ちゃんと真紅姉ちゃんと ヒナ姉ちゃんはくんくん探偵の劇場版を揃って見に行った。高校生にもなって・・・とか思うけど口に出すと くんくんについて小一時間語られるので(主に銀姉ちゃんと真紅姉ちゃんに)言わずに見送る。 カナ姉ちゃんは部活らしい。音楽部と科学部を兼部してたはずだ。今日はどっちだったかなぁ・・・ バイオリン持って行ったから音楽部だろう。んで、翠姉ちゃんと蒼姉ちゃんは二人で洋服とかの お買い物だ。あの二人の事だ。翠姉ちゃんが何とか蒼姉ちゃんに可愛い服を着せようとし、 蒼姉ちゃんがそれを全力で拒否を繰り返して、結局時間かかるだろう。 んで、今家に居るのは僕とキラ姉ちゃんと薔薇姉ちゃん・・・だったが・・・ 「JUM・・・出かけてくるね・・・」 「薔薇姉ちゃんもどっか行く...
  • 奇しき薔薇寮の乙女 第八話
    第八話 思い出した。 今日の夕方、学校から帰ってきたら珍しいお客さんがいたんだった。 黒縁の大きめな眼鏡をかけた、私にとって大切なお客様。 きらきーより先に帰ってきたのはマズかったなと思っていたのに、一瞬で忘れちゃったんだっけ。 うん、本当に大切だからね。 なにせこの寮の人たち、あんまりゲームしないし。 何人かはするけど、そこまでのめりこんでやるってワケでもない。 つまり話題があんまりないから、ちょっと困っていた。 真紅が連れてきたあいつは話がわかるし面白い。 私にとって、あいつは救世主でもある。 そういう意味で、私にとってあいつは大切なお客さまなワケだ。 さっそくこないだ買ってきたゲームを進めると、やっぱり乗ってくれる。 ある程度は進めたから、新規データ作っちゃえ。 普通は他の人のプレイを見ていても大して面白くはないけど、こいつは別。 なんだか見てて面白い。 別にプレイしてる最中に「...
  • 『Just believe in love』
    ※はじめに このSSは、 『 yuriyuri のち sinineta ところにより一時 biero 』 となっております。   第一話   『揺れる想い』 第二話   『眠れない夜を抱いて』 第三話   『運命のルーレット廻して』 第四話   『今日はゆっくり話そう』 第五話   『もう少し あと少し・・・』 第六話   『心を開いて』 第七話   『ハートに火をつけて』 第八話   『愛が見えない』 第九話   『もっと近くで君の横顔見ていたい』 第十話   『こんなにそばに居るのに』 第十一話  『かけがえのないもの』 第十二話  『君がいない』 第十三話  『痛いくらい君があふれているよ』 第十四話  『君に逢いたくなったら・・・』 第十五話  『負けないで』 ~ある乙女の愛の雫~ 第十六話  『サヨナラは今もこの胸に居ます』 ...
  • 一つ屋根の下
     一つ屋根の下  この物語は8人の姉をもつJUMの受難を描いた物語です。 HP水・陸・そら無限大   完全版を順次掲載しています。 登場人物 べジータレポート ベジータレポートその2 ベジータレポートその3 べジータレポートその4 個人編 第一話   JUMと八人の姉 第二話   JUMと水銀燈 第三話   JUMと金糸雀 第四話   JUMと翠星石 第五話   JUMと蒼星石 第六話   JUMと真紅 第七話   JUMと雛苺 第八話   JUMと雪華綺晶 第九話   JUMと薔薇水晶 日常編 第十話    JUMとお約束ハプニング 第十一話  JUMと姉妹喧嘩 前編 第十二話  JUMと姉妹喧嘩 後編 第十三話  JUMと詠唱 第十四話  JUMとお勉強 第十五話  JUMとアルバイト 第十六話  JUMとダイエット 第十七話  JUMと台風 第十八話  JUMと思春期 第十九話...
  • 第八話 「過去からの来客」
    第八話 「過去からの来客」 で、何を喋ればよろしいのか? 狭いながらも一丁前に店長室というものがこの喫茶店に存在した。 白兎は店長よろしく机に踏ん反って、僕は棒立ち。 構図的には社長と部下という風に見えるが、僕はまだ雇ってもらえてない。 「で、こういう場ではどう喋るのがよろしいのでしょう」 「……」 そりゃあこっちの台詞だ。面接なのに店側が無言だなんて聞いた事もない。 「私はあなたを雇ってもいいのです。こんな面接などという手順を踏まなくとも」 「じゃあ何故こんな状況になっているんです? 」 相手は店長だというので一応敬語で喋る。 「表現し辛いのですが、雰囲気的と申しましょうか」 つまりはその場のノリって感じかよ! なんていい加減さなんだ。 まぁしかし、面接という事柄と言えど白兎と二人きりになった。 雑談のようになるが色...
  • LUNA SEA
    LUNA SEA(NGword:sinineta) 第一話「BELIEVE」 第二話「IN MY DREAM(WITH SHIVER)」 第三話「ROSEIR」 第四話「TRUE BLUE」 第五話「MOTHER」 第六話「DESIRE」 第七話「END OF SORROW」 第八話「IN SILENCE」 第九話「STORM」 第十話「SHINE」 第十一話「I for You」 第十二話「gravity」 第十三話「TONIGHT」 第十四話「LOVE SONG」 解説編
  • 超機動戦記 ローゼンガンダム
    超機動戦記 ローゼンガンダム 稀代の天才科学者ローゼンが全てを超えし人工知能「アリス」を作ってから10年。その強大な能力 故に人間から支配されること嫌ったアリスは人間を相手にクーデターを起こす。 これを世にアリスの乱と呼び、多くの人間の運命を変えてしまった。 そのさらに10年後、人類はアリスを筆頭とするコンピューターに支配されていた。 しかし、有り余る力でアリスが暴走した時に備えローゼンは7体のローゼンガンダムと言われるMSを 用意していた。その封印がとかれ、何の因果か機体と同じ名前の少女たちがアリスに立ち向かう時 この果てしなき人間とコンピューターとの戦いが幕をあける・・・・ 機体紹介 人物紹介   第一話 戦いの狼煙 第二話 激突する力 第三話 アリスの支配 第四話 共同戦線 第五話 バトルインヨコハマ 第六話 双子の過去 第七話 少女たちの休息 第八話 からたちの歌 第九...
  • 水銀燈
    上にいくほど、新しく掲載された作品です。 『飛べない翼』 -Mid(k)night 3rd- Dornroeschen 冬の窓 クリスマス中止のお知らせ エキセントリック童話『マッチ売りの少女』 水銀燈のファーストキス じはんきめーでん orikyara注意 nothing or all? biero注意 『歪みの国の少女』 ~繋げる希望~ 私とあなたとこれから biero注意 孤独と自分とそれから shinineta guroino注意 CHOCOLAT DAYS -Mid(k)night 2nd- もしもジュンが紳士な召使だったら  水銀燈Ver いやな夢 -Mid(K)night- 『水銀燈の逆襲』 『メイメイ飼育日記』 What is your justice? 「アンニュイな日」 鳥取砂丘にて しゅいぎんとー ジュンと水銀燈が同居しているようです。 Please,stay by ...
  • =さらば!我が愛しき日々よ=第八話
    どのくらいの時間が過ぎたのだろう。意識はまだ薄ぼんやりとしている。 『ガチャ・・・パタン』 ドアを開ける音が聞こえる。匂いからして、ここはリビングだろう。 背中にはやわらかい感触がする。 じゃあ僕は、ソファーの上で寝ているということなのか・・・ 頭がなんだか重い・・・ の「ジュン君、起きた?」 不意に、のりの声が聞こえた。しかし、まだ瞼を開けるほどの力は出てこない。 雪「まだですわ。もう朝ですのに・・・」 誰だったかな・・・。昨日の配達物を受け取った後の記憶が無い・・・ 真「まったく、あの程度で気絶するなんて貧弱な下僕だわ。」 この声は・・・真紅か。声を聞いたらに急に背筋が冷めてきたのはのは何故だろう・・・。 雪「当たり前ですわ。誰一人として耐えたことの無い、真紅必殺の『絆パンチ』を顔に、しかもまともに食らったのですから。」 意識はまだはっきりしない・・・。二人の...
  • 第十八話 絆
    「超機動戦記ローゼンガンダム 第十八話 絆」   「真紅!おせぇですよ!」 「真紅・・・お帰り・・・」 出撃した真紅に双子が声をかける。 「待たせたのだわ。さぁ、いきましょうか・・・」 Reカナリアがうなだれ兵士のマーチを奏で続ける。真紅はまずはReカナリアに目標を定める。 (私にはあの光景はもう悪夢なんかじゃない。お父様とお母様は私を生かしてくれた・・・) 左手でビームサーベルを持ち一直線に突っ込んでいく。そのスピードにReカナリアは全く反応できていない。 すれ違いざまに閃光が散る。Reカナリアの左腕を瞬時に切断すると、シンクは振り返りながら右腕の ビームガトリングガンでコクピットを打ち抜いた。ガクガクと油の切れたロボットのようにReカナリアが その機体を震わせると次の瞬間には爆散していた。 「1機・・・金糸雀!あなたの出番よ。あなたの音楽を聞かせてあげなさい。」 「任せるかしら!音楽は...
  • 第二十八話 雛苺
    「超機動戦記ローゼンガンダム 第二十八話 雛苺」   ポーランドの空に閃光が走る。赤い魔槍ゲイボルグと、ビームサーベルが弾け合う。 「うっ・・・・っく・・・」 しかし、それで体に走る衝撃は尋常ではない。そもそも、ヒナイチゴ自体が完璧ではないのだ。 傷口から伝う液体を感じる。口にも鉄の味が滲んでくる。 「ひゃあっはははー!苦しそうだなぁ!」 梅岡が歪んだ笑顔を向ける。 「うゆ・・・苦しくなんかないの・・・・まだ戦えるんだからぁ・・・!」 有線ビーム砲を展開させる。4つのビームが踊るようにプラムに襲い掛かる。 「ひゃは!甘いんだよぉおお!!」 プラムのダブルビームライフルが有線ビーム砲を2つ破壊する。 「さぁどけ!僕はせめて桜田を殺さないと押さえれそうにないんだよぉおお!!」 プラムがヒナイチゴの脇をすり抜けサクラダに向かおうとする。しかし、その背後からビームが走る。 「いかせないの・・・JU...
  • 【恋愛百景】Waltz
    愛の形は人それぞれ そんな様々な愛の形達・・・   第一章 Waltz(水銀燈) 【恋愛百景】Waltz 第一話 【恋愛百景】Waltz 第二話 【恋愛百景】Waltz 第三話 【恋愛百景】Waltz 第四話 【恋愛百景】Waltz 第五話 【恋愛百景】Waltz 第六話 【恋愛百景】Waltz 第七話 【恋愛百景】Waltz 最終話   第二章 Little Player(雛苺)   【恋愛百景】Little Player 第一話   【恋愛百景】Little Player第二話   【恋愛百景】Little Player第三話   【恋愛百景】Little Player第四話   【恋愛百景】Little Player最終話   【恋愛百景】Little Player番外編   第三章 真紅探偵事務所(真紅)   【恋愛百景】真紅探偵事務所 第一話   【恋愛...
  • 第七話 鏡の姉妹
    「……ねえ、お姉ちゃん」 「どうしましたか?」 「……私達のしたことは――間違い、……だったのかな」 「答えは誰にもわかりませんよ。この世の正しさを保障してくれる神様だって――   ひとの数だけ、居るのですから」   久しぶりの休暇――という訳でもないが。私達は久しぶりに、自宅でのんびりと した時を過ごしている。   しかし、仕事とあればすぐに飛んでいくし。妹もそのことは重々承知している筈。   窓の外には、新月に近くなっている細身の月が見えて。指輪の光のような白く艶かしい ひかりを放っている。折角良い眺めだからということで、部屋のカーテンは開け放してお いた。室内の照明は元より薄暗いものだったし、これならばご近所の迷惑になるというこ とも無いだろう。   眼の前には、グラスを持ちながら、これでもかと言うくらい顔をまっかっかにし...
  • 第十八話  『さわやかな君の気持ち』
    窓の外は、紫紺の海。たなびく雲が白波のようで、黄昏空は大海を連想させた。 昼と夜が溶けあう束の間に、ふたつの影もまた、ひとつに重なる。 太陽の勤めが終わり、地を照らす仕事は、月が引き継いでいた。 月影が斜に病室の闇を分かつ中、密やかに流れる、健やかな息づかい。 ベッドでは時折、差し向かいで収まった二人が、もぞもぞと窮屈そうに身じろぎする。 まだ、夜は始まったばかり。いくら病人とは言っても、就寝するには早すぎた。 「そろそろ、夕食の時間みたいね」 廊下を行き交うさざめきを耳にして、巴が囁く。 蒼星石は「うん」と答えながら、心持ち、抱きしめる腕に力を込めた。 汗ばんだ肌が触れ合って、ぺたぺたと吸い付くけれど…… 真夏の満員電車で味わうような暑苦しさや、ジトジトした不快感は全くない。 ――むしろ、その逆。どうしようもなく、気持ちが良かった。 まるで酸と塩基が化学反応するかのように、ココロ...
  • 第七話  『ハートに火をつけて』
    蒼星石は考えていた。 帰りの電車の中で、微睡む水銀燈と肩を寄せ合い、座っているときも。 駅から家までの暗い夜道を、俯きながら歩いているときも。 お風呂に入って、熱い湯をはったバスタブに、身を浸しているときも。 そして、今……家族が揃って、晩の食卓を囲んでいるときも。 ――大切なヒトを、温かく幸せな気持ちで満たしてあげられること。 水銀燈の、自信に満ちた口調が、頭の中で幾度となく繰り返される。 表面上は突っ張っていても、心の底では愛されたいと切望している女の子。 そんな彼女だからこそ、愛を熟知していて、愛することにも慣れているのだろう。 甘え上手で、カリスマ的。冷淡なようで、姐御肌な一面も併せ持っている。 それらを巧みに使い分けられる水銀燈は、同い年の娘たちより精神的に大人だった。   じゃあ……ボクは? みんなは、ボクと居ることで幸せな気持ちになっているの? 箸を休め、食事...
  • 【愛か】【夢か】
    「おかえりなさい」 夜更けの非常識な来客を、凪いだ海のように穏やかな声が出迎えてくれた。 僕の前に佇む君に、あどけない少女の面影は、もうない。 けれど、満面に浮かぶのは、あの頃と何ひとつ変わらぬ夏日のように眩しい笑顔で。 「疲れたでしょう? さあ、入って身体を休めるかしら」 そんなにも屈託なく笑えるのは、なぜ? 君が見せる優しさは、少なからず、僕を困惑させた。 ――どうして? 僕のわななく唇は、そんな短語さえも、きちんと紡がない。 でも、君は分かってくれた。 そして、躊躇う僕の手を握って、呆気ないほど簡単に答えをくれた。 「あなたを想い続けることが、カナにとっての夢だから」 なんで詰らないんだ? 罵倒してくれないんだ? 僕は君に、それだけのことをした。殴られようが刺されようが、文句も言えない仕打ちを。 ここに生き恥を曝...
  • *死の行進
       「じゃあとりあえず、後から参加のひとにはこっちねー」  にこやかにめぐさんが促す。楽しみすぎだよこのひと。  最初に用意していたショットグラスは、三つだった。二つはゲームに使っていて、残りのひとつは?  ゲームが始まる前、グラスへ並々と注いでおいて、机の端っこあたりにおいておいた例のもの。  これは『お酒の神様』が怒らないように、『おまじない』として、とっておかれるもの、らしい。  それはまさに今、こういった場合に使用される虎の子。言い換えると、呑みたいやつが呑め。 「じゃ、代表して私が頂くわぁ」  くぃっ、とグラスを傾けて、カツンとテーブルに置く水銀燈だ。  あんまりマナーとしては良くないのかもしれないが、本当に見てて良い呑みっぷり、もとい呑み慣れすぎ。大学のサークル新歓、渡り歩いたりしてなかっただろうな? 「私と真紅は最強のコンビだったわよぉ」 「詳しく聞きたく...
  • 【ある日のふたり】夕陽に照らされた水溜りがきれいだった、放課後の場合
       雨は、それなりにすき。  ぽつりぽつりと降る雫が、ぱたぱたと音を鳴らしている。少しだけ開いている窓の隙間から入り込む風が、ちょっとつめたい。  ここ最近は晴れの日が続いていて、これなら夏もあっという間にやってくるのだろう、と。そんなことを考えていたものの、この分では半袖だと風邪をひくひとも出るだろう。  眼を閉じれば、晴れているときよりもずっと色々な音が聴こえる。気分にもよるだろうけど、私はそれを五月蝿い、とはあまり思わない。私が鉛筆で、参考書へとつとつとリズムを刻んで叩くほど、規則正しくなどない、音。  水は地に落ちて。小さな小さな渦を巻き、どこかへ流れて消えてしまう。  いつのまに。  一体、どこへ。  か弱い、雨。  それが生み出した、水の流れ。  きっと知らないうちに、なくなってしまう、それ。  そして、音。  雨の音に紛れて、聴こえなくなってしまう小さな何か、...
  • 『ひょひょいの憑依っ!』Act.12
          『ひょひょいの憑依っ!』Act.12 玄関に立つ眼帯娘を目にするなり、金糸雀は凍りついてしまいました。 そんな彼女に、「おいすー」と気の抜けた挨拶をして、右手を挙げる眼帯娘。 ですが、暢気な口調に反して、彼女の隻眼は冷たく金糸雀を射竦めています。 「あ、貴女……どうし……て」 辛うじて訊ねた金糸雀に、眼帯娘は嘲笑を返して、土足で廊下に上がりました。 ヒールの高いブーツが、どかり! と、フローリングを踏み鳴らす。 その重々しい音は、ピリピリした威圧感を、金糸雀にもたらしました。 「……お久しぶり。元気そう……ね?」 どかり……どかり……。 眼帯娘は、一歩、また一歩と、竦み上がったままの金糸雀に近づきます。 妖しい笑みを湛えた唇を、ちろりと舌で舐める仕種が、艶めかしい。 その眼差しは、小さな鳥を狙うネコのように、爛々と輝いて―― 「……イヤ。こ、こないで……かしら」...
  • =さらば!我が愛しき日々よ=第十八話
    ジ「ううん、何だよ・・・せっかく人が寝てるっていうのに・・・。」  ジュンは目をこすり、枕元に置いてある眼鏡を手探りで取り、掛ける。 蒼「ジュン君。翠星石の事なのだけど・・・。いいかな?」  蒼星石はジュンの顔を覗き込む。 ジ「・・・勝手にしろ。」  ジュンは窓からどんよりとした空模様を見る。 蒼「ありがとう。えっと、ジュン君は翠星石の事をどう思っているのだい?」 ジ「え・・・?」  ジュンは翠星石の事でまた説教を喰らうのかと思っていたが、蒼星石の意外な問いに、  疑問を隠せない。 蒼「そのまんまだよ。翠星石をどう思っているかって。」  蒼星石は、無理に作り笑いをした。  ジュンにも、その笑顔は無理をしていると、直感で分かった。   ――――悔しい。翠星石に、先を越されそうで。 ジ「どうっていうか・・・、口が悪い毒舌家みたいな感じ。」  あごに手を当ててい...
  • 薔薇水晶短編
    ばらすぃー・・・だよ   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 上に行くほど新しく掲載・更新された作品です。 ばらしぃとジュンの愛の保守劇場 2 3 あったかなふたり 父と恋人仲が良い。 『ばらシーマン』 きみと、ぼくと、にちじょう 2 3 4 5 闇パンマン 2 薔薇水晶ってこうですかわかりません 薔薇水晶がメイドだったら 「薔薇水晶とお父様」 薔薇水晶との同棲生活
  • 「蒼空のシュヴァリエ」
    第一回 第二回 第三回 第四回 第五回 第六回 第七回 第八回 hokakyara(涼宮ハルヒの憂鬱より) 第九回 第十回 第十一回 第十二回 第十三回 第十四回 第十五回 hokakyara(涼宮ハルヒの憂鬱より) 第十六回 第十七回 第十八回   第十九回   第二十回   第二十一回   最終回
  • まとめ巴
    巴イメージ 個人差で邪険にされたり中心に立ったりする人。ひなに詰られること多々。 -- 名無しさん (2006-06-19 13 30 44) 柏葉 巴 -- 名無しさん (2006-06-19 16 38 10) たまに裏幕とかになる不憫な子。 -- 名無しさん (2006-06-19 17 23 34) スレ内で投下される絵は結構エロイのが多い -- 名無しさん (2006-06-19 18 54 46) 剣士 -- 名無しさん (2006-06-19 23 40 16) ジュムと幼馴染 -- 名無しさん (2006-06-29 12 23 09) JUMとは柏葉←→桜田君 -- 名無しさん (2006-06-30 11 24 48) ハードオナニスト泣き黒子アリ -- 名無しさん (2006-07-15 03 27 49) ↑...
  • 真紅
    上にいくほど、最近に掲載された作品です。 ふとましんく biero ナ!イ!チ!チ!Dreams 前編 後編 ほっしゅほしゅ しんくとじゅん~真紅とジュンの出会う縁~ 前編 後編 何時も偉そうな貴方 サンタが行く! 真紅はジュンの嫁 ラジオ きみは誰? 乳 くんくんゼミ 高校講座 『ずっと一緒にいてくれますか』 【    】 『少女の恋の物語』 真紅の最も騒がしい1日 やくそく 誘惑 CLUB~n field~ NG-omizu 飴と鞭 NG-biero 君と僕の日常~君の笑顔が見たいから~ 日曜日の朝 さよなら…大好きな人… ばっちゃのねこ 冬空に咲く花 Winter Kiss 「貴方に贈る」 地獄マッサージ The hellish hellfire 「仕様人とお嬢様」 【赤い糸~魔法の指~】 姉妹関係 前とは違うかたちで 紅い雨 楽園 バーのある風景 更衣室の中心で変身した下僕 饐え...
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