ローゼンメイデンが普通の女の子だったら @Wiki内検索 / 「ジュンとふたり7」で検索した結果

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  • ギャグ
    上にいくほど新しく掲載された作品です。 相関図ジェネレータで遊ぼう! 姓名判断ジェネレータで遊ぼう! biero 【雨の歌声】 一日遅れの雛祭り コタツでアリス~桜田家丸見えスペシャル~ 【お酒と、僕と、愉快な仲間たち】 この町大好き! 狂った果実  酔いどれ真紅地獄変 biero えすキャラ! bieroかも 『乙女達の初体験!?』 みんなで体育祭 ジュンとふたり ジュン尾行作戦 はた迷惑な人たち 相容れないものたちの喜劇 『オーベルのOPを見て思いついた』 偽のバレンタイン JUNと乙女の笑い道 穴子神信者 (他キャラ) C∞Lジュン 暗躍組織 『言葉』遊び 強烈な罰ゲーム2nd-屈辱の長距離通勤電車の旅 (他キャラ) 金ちゃん銀ちゃん 姉モノ biero ~七夕特別企画、皆の夢を勝手にかなえちゃおう~ しりとり勝負 『笑ってはいけないアリスゲーム』 一部お下品系あり お姉さまと本能...
  • ジュンと水銀燈が同居しているようです。
    ジュンと水銀燈が同居しているようです。 J「おい水銀燈。いい加減起きろよ」 水「(うるさいわねぇ………少し驚かしてやろうかしら)」 J「水銀燈遅刻s」 銀「私に触れるなっ!」 J「す、水銀燈?」 銀「朝からごちゃごちゃと五月蝿いわねぇ………ジャンクにするわよ?」 J「………ごめん」 銀「えっ?あっ、分かればいいのよぉ」 銀「(なんでそんな悲しそうな顔するのよぉ。いつもみたいに怒ればいいのにぃ………)」 J「じゃあ………先に学校行ってるから………」 銀「ちょ、ちょっとj」 バタン。 銀「………なによぉ。これじゃあ私が悪者じゃなぁい。ジュンのばかぁ………グスグス」   ジュンが水銀燈に謝るようです コンコン。 銀「誰ぇ?」 J「僕だ。入ってもいいか?」 銀「………好きにしなさぁい。」 銀「(今朝の事謝らないといけないわねぇ………)」 J「じゃあ入るぞ」 ガチャ。 銀「今朝はg」 J「今...
  • ジュンと薔薇水晶のデート
    ~日曜日:コンビニ前~ ジュン「ごめんごめん、待ったか?」 薔薇水晶「・・・ううん・・・そんな事無い・・・たった3時間だけだから・・・」 ジュ「普通、帰るだろ!?よくそんなに待てたな!」 薔「・・・大丈夫だよ・・・この前・・ここのコンビニ開くまで8時間・・・待ってたことあるから・・・」 ジュ「待ちすぎだろ!?って言うかコンビニは24時間開いてるだろ!?」 薔「・・・ちょ~・・・うける~・・・」 ジュ「何がだ!?・・・まぁ、いいや。腹減ったから、マック行こうぜ」 ~マック店内~ 雪華綺晶「いらっしゃいませ。何になさいますか?」 薔「あ・・・お姉ちゃん・・・」 雪「あら、ばらしーちゃん」 ジュ「よう、雪華綺晶」 雪「あら、ジュン様も。 デートですか?」 ジュ「まぁな」 薔「・・・お姉ちゃん・・・ここで何してるの・・・?」 雪「見てのとおり、アル...
  • 巴メイデン471~480
    471 巴「さてと、そろそろこたつしまおうかな…」 雛「えぇー、やーなの!ヒナはまだまだおこたで寝たいのよ」 巴「もう…風邪ひくからダメって言ってるでしょう?」 雛「ひかないもん!おこたで眠るとすっごく気持ちいいのー」 巴「風邪ひいたら、辛いのは雛苺なのよ」 雛「だいじょーぶだもん。それに寝ちゃったら、ジュンが部屋まで運んでくれるし…」 巴「え?そうなの?」 雛「そうなの、ヒナのこと抱っこしてお布団までつれてってくれるのよ!」 巴「へぇ……桜田くん……そうなんだ……」 ~~次の日~~ 巴「……」ヘクシュン! ジ「あー、柏葉、昨日こたつで寝てたろ?風邪ひいちゃって……あはは、柏葉でもそんなことあるんだなー」 巴「ギロッ」 ジ「え……な、なんか怒ってる?」 472 巴「お昼……」  「……面倒くさいな」  「……お昼ご飯く...
  • 第八話 ジュン
      僕に出来ることは何だろう、と思う。   人並みに学校へ行き、人並みに友達を作り、人並みの暮らしを営んできたつもり。   そんな折、僕はあることをきっかけに、学校へ行くことをやめてしまう。所謂登 校拒否とか言うやつだ。 『裁縫が得意だって?』『女の裸を想像しながら、デッサンとか考えるんだろ?』 ――全く以て、馬鹿馬鹿しい理由。だけど、その馬鹿馬鹿しい言葉を投げかけられ て、僕は打ちのめされた。学校の生徒全員に、知られてしまった事実。恥ずかしさ と悔しさで、僕は自分の存在そのものを、消してしまいたかった。   両親は海外へ仕事に出ていてる為に家には居ない。姉と二人暮しをして、今をぼ んやりと生きている。姉には随分心配をかけてしまっているし、そしてそれに対し 申し訳ないとも勿論思っている。   ただ、頭でどんなに『平気だ』と考えても、心が...
  • 少年時代2.10
    「しんくぅ~……」 「ごめんなさいなの……」 「いいのよ、もう。 ジュンにかんしゃなさい」 低頭のふたりを前に、落ち着きはらった真紅お嬢様。目にまだ少し赤さが残っているが、 彼女の顔は余裕に満ちており、先ほどまでの弱々しさなどもはや見る影も無い。 「それよりあなたたちもめしあがれ。 お母さまの料理はせかいいちよ」 すっかりぬるくなってしまった紅茶で満たされたティーカップを優雅に傾ける淑女。 温度だ何だと一言持っていそうな、もっと言うなら紅茶についてうるさそうな イメージがあるが、別段気にした様子も無く紅茶を飲んでいる。先ほどまでの一件に 真紅も仕方ないと思っているのか、はたまたそれがジュンの淹れたものだからか。 「じゃあ、いただきまぁす」 「いただきまーすなのー」 「いただきます」 真紅からの手打ちの言葉に、全...
  • =さらば!我が愛しき日々よ=第三話
    急いで家に入り、リビングへ向かい、勝手に入って、くつろいでいる侵略者どもに尋ねる。 「おまえら、金は持ってないのか!!!?」 返事は予想どうり、 「あら持ってるわけないじゃない。それに、輸送量は購入者負担になってるわよ?」 規約なんていちいち読むわけがない。遊びでやっているのだから。 「心配しなくても、タクシー代以外はいらないわ。密入国したから。」 犯罪にまで平気で手を染めるのかよコイツラは。 「なら警察を呼んでやる!」 「させると思う?」 「させるわけないわよぉ。ねえ?」 「かしらー!」 「あったりまえです!」 「さすがにそれはいやだね。」 「なのなのー!」 「絶対に、させない。」 僕の背中から血の気が引いた。 だめだ、勝ち目はもうない。嗚呼神よ、ついに僕を見放したか。 「ほら、さっさと払ってきなさい。」 「ささっと済ませれないのですか?このノロマ。...
  • ミーディアム達
    上にいくほど最近に掲載された作品です。 『煩悶する少年少女のための四重奏曲』 ベジータベータ ジュンとベジータ カラー めぐ 【みっちゃんの野望 覇王伝】 時計仕掛けのオジジ 【冬の】【ひまわり】 『星合にて』 《L étudiant étranger est Beauté Endormie》 オディール×ジュン 『うそつき老人』 帰り着いた先には 姉さんへ 《JUN days》 とある少女の日記 めぐ 【夢と初恋と素敵な人形】 みっちゃん がんばれ働く社会人 【ある日の幕間】 鬼教師桜田潤の苦難 神業級の職人 『古ぼけた雑貨店』 あの世に嫌われている方々のお話 original ローゼンラジオ 『家政婦 募集中』 ピエロ 僕が彼に惹かれた理由 幸せですか ミーディアムス ~JUMの苦悩~ 病室のひだまり これはジュンが初めて双子の家に遊びに行った時のこと… 『褪めた恋より 熱い恋』...
  • 【ある日のふたり】
           放課後の教室がすきだった。  私は、少し遠くなった季節を、思い出している。 ―――――  暦が夏の盛りを過ぎてからも、何となく蒸し暑い。本来存在していた筈の長いお休みは、受験生の私達にとってはあまり関係の無いものだった。結局、補講やら模擬試験やらで、家よりも学校に居た時間の方が長かった気がする。 二階の窓際に佇んで、グラウンドの方を見やれば、新人戦に向けて練習に励んでいる下級生達が居た。  彼らが発している筈の掛け声が、随分と遠いものに感じる。  もう暫く、こうしてぼんやりとしていれば、その内にこの教室は紅く染まっていくのだ。ただ、流石に何もしない訳にもいかないから、少しでも手元にある参考書を繰り、頭に叩き込もうとする。  数学は難しい……から、私はあまり得意ではない。かといって、嫌いな訳でもないけれど。  ほとんどひとが居ない――正確には、...
  • 薔薇水晶ってこうですかわかりません
            みんなおいてけぼり、投げっぱなしの1レス小話集 『薔薇水晶ってこうですかわかりません』 ※あらすじ:薔薇水晶の退屈しのぎにジュンがつきあうよ #1 「こーどもー、こーどもー、たーっぷりー、こーどもー」 「関わりあいになりたくなくて、眼帯側の死角からこっそり逃れようとする僕です」 「あ、ジュンだ。気づいてたけど」 「ああン」 「退屈です。しのいでください」 「のっけから日本語崩壊してるなあ。いいよ、なんかして遊ぶか?」 「ヒント:1行目」 「なんで帰ろうとするかなー。むー。って口で言う。むー」 「お前は性的いたずらのことしか頭にないのか」 「ジュン酷いよ。私純愛派なのに。コウノトリだって信じてるのに」 「信じてる子は信じてるって言わない」 「……意地悪しないで。遊んで」 「セクハラしなければ普通に遊ぶぞ。で、何する?」 「コウノトリの...
  • 存在
    存在。それは儚いものである。何時消えてもおかしくなく、また現れてもおかしくない。それは この世の理である。 銀「ジュン。元気ぃ?」 猫なで声で入ってきたのは俺の幼馴染である。彼女は片手にフルーツバスケット、もう一方にお 菓子という大荷物でやって来た。 ジ「すごい荷物だな。それのお菓子は買ってきたの?」 銀「違うわぁ。隣のおばさんがくれたのよぉ」 そういいながら彼女はカーテンを開けた。そこからは俺を部屋から追い出すような光が差し込ん できた。 銀「今日で入院二週間目ねぇ。どう?体の調子はぁ?」 ジ「まぁ、あんまり変わらないな」 彼女は「そぉ」と言い、紅茶を入れていた。俺は、それを見ながら二週間まえのことを思い出し ていた。そう、それは彼女と一緒に下校している頃であった・・・・・・・ 銀「今日も暑いわねぇ。この暑さは尋常じゃないわぁ」 ジ「まあ、そう言うなよ。喫茶店まであと少し...
  • まとめ巴
    巴イメージ 個人差で邪険にされたり中心に立ったりする人。ひなに詰られること多々。 -- 名無しさん (2006-06-19 13 30 44) 柏葉 巴 -- 名無しさん (2006-06-19 16 38 10) たまに裏幕とかになる不憫な子。 -- 名無しさん (2006-06-19 17 23 34) スレ内で投下される絵は結構エロイのが多い -- 名無しさん (2006-06-19 18 54 46) 剣士 -- 名無しさん (2006-06-19 23 40 16) ジュムと幼馴染 -- 名無しさん (2006-06-29 12 23 09) JUMとは柏葉←→桜田君 -- 名無しさん (2006-06-30 11 24 48) ハードオナニスト泣き黒子アリ -- 名無しさん (2006-07-15 03 27 49) ↑...
  • あなたを感じていたい
    「とにかく、翠星石は僕がいない間に無茶苦茶するなよ。僕がいなくなったとたん にせいせいして、いろいろやんちゃしだすからな……」  ジュンはこれでもかというぐらいに私に釘を差す。 「うるさすぎるです、チビ人間」  本当にうるさい。  そこまで言わなくても分かっているですよ。  ――そんなに……しゃべらなくも……。 「また雛苺にいらないちょっかい掛けるなよ。雛苺から泣きの電話が入るのはうん ざりするのだからな」 「いちいちうるせえですよ!翠星石はそこまでひでえ奴じゃねえです」  ジュンのさらなる言葉に私は顔を膨らませた。 「ははは、本当に翠星石は可愛い奴だな」  そんな私の反応を見て吹き出すジュン。 「ジ、ジュンこそちょっかいかけてるじゃねえですか。だったらこうしてやるです」  私はそう言ってジュンの首元をくすぐる。 「ち、ちょっとやめてくれよ、ははは」 「もっとやってやるですぅ」  ...
  • 『ひょひょいの憑依っ!』Act.9
      『ひょひょいの憑依っ!』Act.9 「死んだ人間は、人を好きになっちゃいけないの?  幸せを夢見ることすら、許されないの?」 金糸雀は、濡れた睫毛を鬱陶しそうに、指先で拭いました。 けれど、枯れることを知らない涙泉は、苦い雫を際限なく溢れさせます。 ――ジュン、お願い。言って。そんなコトないって。 問いかけた唇をキュッと引き結んだまま、瞳で縋りつく彼女。 どこまでも白く、透けるような白皙の頬を、なお蒼ざめさせながら…… ただただ、ジュンが答えるのを、待つばかり。 待ちかまえているのは、めぐも、そして水銀燈も、同じでした。 ジュンが、なんと答えるのか。金糸雀の想いに、どう応えるのか。 結果如何では……金糸雀の出方によっては、攻撃も辞さない。 そんな覚悟を胸に秘めたまま、固唾を呑んで、向かい合う二人を見守っていたのです。 「聞いてくれ……金糸雀」 ジュンの乾いた唇から、...
  • ~チビ蒼星石とチビ翠星石~第4部、休日編
    ~プロローグ~ 物語は突然はじまるものだ。いや、正確には無駄なところを省いているからそう思えるだけかもしれない。 だが、私、桜田ジュンの物語は人為的に唐突にはじまったものだ。 ~チビ蒼星石とチビ翠星石~ 本当にすべては突然だ。 両親が帰ってきたと思ったら次の日には外国へ旅たった。蒼星石と翠星石の双子をおいて・・・。 姉は合宿でいなくなり、両親が予約をとっていた温泉にいき、その後、真紅と水銀燈に双子のことを言ったことにより未来は見えてきたが・・。 このあとは、どうなるのだろうか・・・・。 ~チビ蒼星石とチビ翠星石~目的は遊園地・・・No1 金曜日 ~桜田家~ 蒼星石「ジュンくん。明日はがっこう、休みだよね?」 ジュン「うん。そうだけど・・・どうかしたのか?」 蒼星石「明日さ、遊園地につれてってほしいんだけど・・・。だめ?」 ジュン「別にいいけどさ・・・あいつらもか?」 そういってジュ...
  • 『ひょひょいの憑依っ!』Act.4
      『ひょひょいの憑依っ!』Act.4 ちゃぶ台に置かれた料理の数々が、ジュンの目を惹きつけます。 驚くべきコトに、それらは全て、金糸雀のお手製と言うではあーりませんか。 玄関を開けたときに、鼻腔をくすぐった美味しそうな匂いは、気のせいではなかったのです。 「ジュンの帰りを待ち侘びながら、あの女が持ってきた食材を使って、  お昼ご飯を作っちゃったかしら~」 金糸雀は、ニコニコと満面の笑みを浮かべながら、幸せそうに話します。 もし、ジュンが帰ってこなかったら、無駄になってしまうと考えなかったのでしょうか。 おっちょこちょいな、彼女のことです。そんな仮定など、していたかどうか……。 「ホントに、お前が作ったのか? 近所の食卓から、かっぱらって来たんじゃあ――」 「むぅ~。侮辱かしら。失礼しちゃうかしらっ!  この部屋から出られないカナが、そんなこと出来っこないじゃない」 「ああ、それ...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十一章~翠星石side~
    ──朝。 父「おはよう」 銀「…」 水銀燈が街へ行った日の翌日あたりから不機嫌ですぅ。 銀「あぁもう五月蝿い」 父「何だと!?」 水銀燈に限ってそんなこと有り得ない、ってな発言ばかり繰り返してるです…。 心配で蒼星石と少しリビングの外の廊下で話し合いました…。 翠「蒼星石…」 蒼「…ん?」 翠「水銀燈の奴、またAの親に圧力掛けられてるんですかね」 蒼「多分ね。街でAが翠星石に負けてから親に縋ったんじゃない?   “もっと翠星石の関係者を苛めてくれ”なんてことをお願いしてるかも」 翠「…」 ~~~~~ 今日はジュンと距離を置くために、 蒼星石や巴とは別登校。 つまり、ジュンの家に行かずに直接学校に行ったです。 ジュンからのメールは昨日のあれからずっと放置。 同じく電話も放置。 翠星石のありがたみを思い知れです! ──とは言うものの、ジュンが私を相手にしなくなったら…。 あ...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十二章~ジュンside~
    昨日の晩に相次いで来た翠星石と蒼星石。 2人は僕が起きた頃には、既にいなかった。 僕の両隣にあった布団は部屋の隅に畳まれていた。 …この置いて行かれた感は何だろう… ちくしょう…学校に行きてぇ… …あ、そうそう。 翠星石んとこのお母さんが梅岡と直に話した… ってのは昨日一昨日の話だよな。 予定通りなら。 ということは、ABCに対して何らかの措置があるはず…だよな? 登校…できる環境になってほしいな…。 (「キモイ、裁縫ヲタク!」) えっ…。 …誰の声だよ…。 (「だからお前って暗くてキモイ奴だったんだな!w」) くっそ…。 窓閉まってるのに…。 (「お前なんか所詮癌だ。死ね」) 何で布団の中に隠れたくなるんだ…。 (「馬鹿だねぇ。そのまんま女になればいいのにwww」) 震えが止まらない…。 (「脳みそ腐ってるんじゃね?」) (「うわぁ…ヲタク臭せぇ…あっち行け、し...
  • 第7話 『謁見への道』
    5月とは言え、既に真夏と称しておかしくないほどの蒸し暑い夕方。 肩にカラスを載せた少女が、周囲の通行人の視線も気にせず帰途についていた。 何しろ肩に載せたカラスと何事か会話を交わし、その上では編隊をなしたカラスの群れが、 まるで少女を護衛するかのように旋回しつつ整然と飛行しているのである。 そのカラスの群れの中から一羽、少女のもとへ急降下してくるものがいた。 銀「…男女の二人組みが、私を尾行してる?」 足を停めた少女の前でホバリングしつつカアカアと鳴くカラス。 黒光りするその瞳を見つめつつ、少女はしばし考えた。 銀「どうせ…あの二人ね。そんなに私に付きまといたいのかしら?」 その二人とはもちろん言うまでもない。 ガアガアと騒ぐカラスに、水銀燈は返事をした。 銀「攻撃?…無駄よ。あなた達でもあの女には近づく事すらできなかったでしょう?  ...
  • 薔薇水晶短編
    ばらすぃー・・・だよ   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 上に行くほど新しく掲載・更新された作品です。 ばらしぃとジュンの愛の保守劇場 2 3 あったかなふたり 父と恋人仲が良い。 『ばらシーマン』 きみと、ぼくと、にちじょう 2 3 4 5 闇パンマン 2 薔薇水晶ってこうですかわかりません 薔薇水晶がメイドだったら 「薔薇水晶とお父様」 薔薇水晶との同棲生活
  • =さらば!我が愛しき日々よ=第十九話
    ジ「はぁ、はぁ、つっ・・・クソ・・・。」  ジュンは走り疲れていた。 ジ「こりゃ早くしないとな・・・。」  ジュンは止まり、自分の足をズボンをめくって見た。  水しぶきで濡れ、解けた包帯からは、階段から落ちた時の青あざがある。 ジ「雨が降っているから、どこかに雨宿りをしているはず・・・。」  ジュンはまた走り出し、心当たりのある所を探す。 ジ(会ったらどう言おう・・・。)  ジュンの頭の中はそれで一杯だった。  なにせ、自分を看病してくれた女の子を泣かせたのだから。 ジ(やっぱり素直にごめん・・・かな。)  そんなことを考えているうちに、もう体力の限界が来た。 ジ「はっ、はっ、ふー、ふー。」  ジュンはひざに手をつき、呼吸を整える。 何せほとんど運動していないのだから、すぐにばてるのは当たり前である。 ジ「ふー・・・ホント、何処にいるんだろう・・・。」  水...
  • *序盤戦
       「大丈夫よ、ジュン。国によって飲酒は16歳から認められるわ」 「もう早く始めましょうよぉ。何か隠し玉でもあるのかしらぁ?」  真紅、ここは日本だ。  あと水銀燈。お前は酒がすきすぎる。ボトル抱えるな。 「いえいえ、本当に無理はなさらぬよう。しかしながら、皆様もう大学生。昨年よりは羽目を多少外したところで、お酒の神様も見逃してくれるでしょう」  白崎さん……無責任なこと言わないでください……  昨年、というのは。丁度僕が独りだけ大学に落っこちたものの、とりもあえず高校は卒業したんだということで、ちまりとお酒なんかも出されたりもしたのだった。  それでもまだ、当時は結構平和的に行われていた筈のそれ――ごめん、ちょっと嘘ついた。  今回は一体どうなってしまうのだろう。  会場となった我が家の居間。妙に広い間取りがこういうときばかりは役に立つ。入ろうと思えば入れる空間。 ...
  • 雛苺
    『山桜の下で・・・』 のー=喃  他の漫画ネタ有り マッチ売りの少女 you and me(and…) 他キャラあり テストで100点!? -Heaven inside~それは、心の中に~- 『酒は飲んでも飲まれるな!』 『ふたりのやくそく』 そうだ、京都行こう オ ヤ ス ミ ナ サ イ ホラー 『いつか』 『思い出』 『迷子』 もう雛鳥じゃない 免許がない!@雛苺 甘い口付けを(微エロ注意) 『つるんつるん』 天使の笑顔 雛苺の【青いキャンディ】 トーモーエー! ジュンのぼり S苺 『届かないラブレター』 『走れ!雛苺』 「ねぇかなりあ、好きってなぁに?」
  • 奇しき薔薇寮の乙女 第四話
    第四話 全く、チビチビにまで心配かけるなんて、長女失格ですね。 ま、まァその、ほら、アレですよアレ。 翠星石は水銀燈とかきらきーのコトなんかちぃとも心配してないんですよ。 ジュン? あんなチビ人間は最初っから思慮の度外視です。 せっかくだから晩ご飯は豪勢にしてやりましたけど。 ふん、コレでジュンもちょっとは翠星石のありがたみを知ればいいんです。 そ、そりゃあ少しは蒼星石にも手伝ってもらいましたけどね。 この寮で翠星石の料理の腕に着いて行けるのは、蒼星石を置いて他にはおらんです。 あー! チビ人間のクセして、また水銀燈とイチャイチャしてるですぅ! んー、もー、なんか腹が立つです。 なんだってジュンは水銀燈とかきらきーばっかり心配するですか! 翠星石もこんなに悩んでるですから、ちょっとくらいこっちも見るべきですよ。 べ、別に翠星石はジュンに心配してほしいワケじゃないです。 ただ、み、皆の前...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十章~翠星石side~
    GWも終わり、 今日から学校です。 巴「おはよ~」 翠「おはようです」 蒼「おはよー」 …戦いの日々の始まりです…。 巴「おはよう御座います」 母「おはよう。3人とも、頑張ってね!」 …ABCとイヤでも顔を合わせなければならない日々が始まるです。 翠「それじゃ、行ってくるです」 蒼「行ってきまーす」 母「行ってらっしゃい」 …改めて気を引き締め直し、家を出発しました。 ──さて。 ABCの言う事を少しでも信じた私が馬鹿でした…。 そろそろ徹底して叩き潰さないと、ジュンは永遠に苛められるままです…。 ついこの間、ABCを追い掛けて家に帰った時に、ばらしーたちが言ってたです。 ----- 薔「ジュンが熊みたいな人に撮られてたよ」 金「デジカメで」 翠「デジカメは分かりますが…熊?」 雪「眉毛がありませんでしたの…」 薔「それで、頭がつるっつるの人!」 ----- 翠「…...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十三章~ジュンside~
    ──昨日水銀燈に話した翠星石のことを、今日も思い起こす。 そういや、手を繋がないと怒り出すのは、 それっぽいのが最近でもあった…かな。 街へ行った時、ケーキ屋に行く前に僕の腕にしがみついてた事とか…。 ふっ。 翠ちゃん…。 幼稚園の頃のあだ名。 ──今は昔…か。 他に思い出すといえば…おとといの話。 寝る前の翠星石との言い争いか。 僕は自殺しようという気なんてさらさら持ち合わせてなかったからな。 これだけは今でも自信を持って言い張れる。 ----- 翠「…こっんの大馬鹿者ぉ!!」 ジ「なんだよ…。さっきまで腰抜かして立てなかったくせに──」 翠「キィィィー!!」 蒼「2人ともやめようよ…」 翠「何で窓から飛び降りようとしたんですか!」 ジ「飛び降りるつもりはなかった。   自殺なんかしようとは思ってなかった。   ただそれだけだ」 翠「じゃあ何で──」 ジ「水銀燈から逃げる...
  • 【夕暮れと夜のノート】
        また、雨が降るのかしら。  しばらく晴れていた天気の合間に挟まるような雨が、昨日は降り続いていた。  そして明け方にはそれもやんで、今のところは空はまだ泣いていない。ただ、それが近付いている気配だけがする。  そうなると、もう森の中へは入れない。きっといつもの夕暮れと違い、森はその表情を変えてしまうだろうから。中に入れば、迷ってしまう。森の奥へ、誘われてしまうかもしれない。  ずきん、と、右腕が痛む。  それはそれで、と考えなくもないが、やはり怖い。自分の領域から出るのは、恐ろしいことだ。   「紅茶でも、淹れようかしらね」  珍しく、自分で淹れてみようという気になる。  立ち上がる。静かなこの部屋で、椅子から立ち上がるだけのカタンという音が、やけによく響いた。  それに加えて、あの娘が寝室に繋がるドアを開けた音も。 「真紅……紅茶の時間? 私が準備するわぁ」 「水...
  • ずっと傍らに…激闘編 第十九章~翠星石side~
    翠「~♪」 すこやかに~のびやかに~♪ 今日もちゃんとお花に水をやるですよ~♪ いやぁ…見事なまでに青空が広がってるですぅ。 絶好の行楽日和…って言っても、今年はどこにも行けないんですが… まぁジュンとは街へ出掛けたんですけどね~♪ それだけでも良しとしますか。 …邪魔が入った? あぁ、そんなもん知らねぇです。 ヒッキーと外で遊べること自体奇跡だったわけですし、 駅弁食べながらのんびり過ごすことも出来ましたし、 色々と服も買えましたし、 アクセサリーも買えましたし、 ケーキ屋にも行けましたし── このキャミワンピースも、ジュンはさっさと気づいてくれるですかねぇ~。 『(あっ!その服、こないだ買ったやつだろ?  やっぱお前が着ると可愛く見えるよなぁ~…)』 …きゃはっ! 顔がにやけてくるですw だっ…誰にも見られてないですよね? …って、みんな家の中でゴロゴロしてやがるですか!...
  •  『ひょひょいの憑依っ!』Act.5
     『ひょひょいの憑依っ!』Act.5 夕闇が迫る下町の風景は、どうして、奇妙な胸騒ぎを運んでくるのでしょう? どこからか漂ってくる、夕飯の匂い。お風呂で遊ぶ子供の、はしゃぎ声。 車のエンジン音と、クラクション。遠く聞こえる電車の警笛。その他、様々な雑音―― 闇が世界を塗りつぶしていく中、人影の群は黒い川となって、足早に流れてゆきます。 毎日、繰り返される平穏な日常の、何の変哲もないワンシーン。 なのに、ジュンはそれらを見る度に、家路を急ぎたい衝動に駆られるのでした。 黄昏時は、逢魔が刻。 そんな迷信じみた畏れが、連綿と魂に受け継がれているのかも知れません。 ――などと、しっとりとした雰囲気に包まれながら、ジュンは、ある場所を目指していました。 それは……ズバリ、近所の銭湯です。 タオルやボディソープ、シャンプーなど、入浴に必要な物はバッグに詰めて、背負っています。 にしても、自宅...
  • 『山桜の下で・・・』
    その山桜は一本だけ、周囲の緑に溶け込みながら、ひっそりと咲き誇っていた。 満開の白い花と赤褐色の新芽に染まる枝を、私はただ、茫然と見上げているだけ。 時折、思い出したように花弁が降ってくる。青空との色合いが、とっても良い。 いつもなら、衝動的にスケッチブックを開いて、ペンを走らせているところだ。 でも、今は何も持っていない。持っていたとしても、描く気が湧かなかった。 そのときの私は、小学校低学年くらいの小さな女の子で―― どうしてなのか思い出せないけれど、泣いていた。 『…………』 ふと、誰かが私の名前を呼んだ。男の子と、女の子の声。 二人の声が重なって、なんだか奇妙な余韻を、私の胸に刻みつけた。 だぁれ? 止まっていた私のココロが、静かに動きだす。 身体を揺さぶられる感覚。そして―― 気付けば、レールの継ぎ目を踏む車輪の音が、規則正しく私の耳を叩いていた。 うたた寝してたら...
  • 「あなたを呼ぶ」後日談5
    お盆休み、僕は、水銀燈を連れて故郷に帰ってきた。 ジ「や~っと着いた。長かった。」 銀「へぇ、もっと緑溢れるって感じを想像してたんだけど、   そうでもないわねぇ。」 ジ「都市ってわけでもないけど、田舎ってわけでもない。   まぁ、微妙なところだな……。   とりあえず、約束の場所に行こう」 銀「はぁい。あなた。」 そういいながら、彼女は腕を組んでくる。 さすがに、これだけは何時まで経ってもなれない。 ジ「なぁ、腕組むのやめてくれないか? 銀「あらぁ、いいじゃない。恋人同士なんだし。」 ジ「けれど、恥ずかしい……」 銀「もう、いい加減慣れなさいよぉ。」 そういいながら、彼女は放そうとしない。 道の途中で、知り合いとあった。 「よう、お帰り。  ってか、美人な奥さん連れやがって、  うらやましいぞ、この野郎」 水銀燈とは結婚まではいってない。 けれども、水銀燈は嬉しそうに、 銀「妻の水銀燈で...
  • ずっと傍らに…激闘編 第十九章~ジュンside~
    テ『トゥートゥートゥートゥートゥートゥットゥトゥー♪』 ゴールデンウィークもそろそろ終盤。 僕はいつものごとく翠星石の家に上がりこんで、 リビングでゴロゴロしていた。 翠星石たちの家は、今年のゴールデンウィークはそれぞれに忙しくて、 全員で揃って遊びに行くことはなかったらしい。 何か、僕が引き篭もりになったのも間接的に関わってるんじゃないのかと考えると、 ちょっと気持ちが沈む…。 翠星石と蒼星石は『関係ない!』って言ってくれたけれど…。 まぁ、今の僕に出来ることは、こいつらと一緒にいることだけだ。 …昼上がりの日差しが差し込んできて気持ちがいい。 今日の天気は快晴。風が少ない分、少し外は暑そうだ。 適当にテレビを見ている僕の背中の上で、 ばらしーが腹ばいで乗っかって、同じようにテレビを見ている。 ばらしーと雛苺はリビングのテーブルでお絵かき。 翠星石は庭で花の水遣り。 真紅は2...
  • フラグメント/― 灰がちのスケッチブック3
     スケッチブックには、様々な絵が描かれていたけれど。見た限り、これでおしまい。 あの娘が描きたかったもの。それは、遠い景色。あまりにも遠すぎて、追えば追う程に届 かなくなる。描けば描くほど、彼女の求めるものからは遠ざかる。  私はスケッチブックを、部屋の収納棚の奥にある箱へ、戻しておいた。彼女が自分から、 これを取り出すことはもうないのかもしれない。  ――と、部屋がノックされる音が響く。 「どうぞ」 「お邪魔しまぁす」 「あら、水銀燈。まだ制服を着てるだなんて、今ご帰宅なのかしら?」 「ちょっと用事でねぇ。……ジュンとお話してたのよぉ」 「そう」 「随分素っ気ないわねぇ」 「そんなことは無いのだわ。どう? 彼は元気なの?」 「元気……と言えばねぇ。いつも通りよぉ。明日あたり保健室にひょっこり来ると思うん  だけどぉ」  彼女のことだから、気を遣ってジュンと話してくれたに違いない…...
  • 【夢の続き】~ドール~
     桜が、散ろうとしていた。待ち望んでいた筈の春は、あっという間にその終わりを見せよう としている。川沿いの桜並木から、零れ落ちていく花びら。それらが、水面にひたり。水の 流れに沿っている。落ちた花びらは、抗えず。ただ、流されていくだけ。  こんな風景を見て。私の心の内には、何の波も立っていない。感傷、寂しさ、あるいは哀し み……という名前の、『何か』。そういうものは、少なくとも私には必要の無いこと。  涙は流さず。少しの喜びと、楽しみがあれば。それだけで、良いのだから。  私は、十分に哀しんだ。  だからもう、いいと思う。  ちりん、と。首元から聴こえる金音。紫の紐に通された、ふたつの銀の輪。  ぎゅっと、握り締める。  光が眩しい。眼を細めて、私は。自分の先を、ただぼんやりと見つめている、だけ。   ―――――――――――  夢を、見ていた。私は春の桜並木の下を、ひ...
  • 一日目
    「おはよう、二人とも」 「おはようですぅ。今日もお前はチビですねぇ。」 「ちょっと翠星石…。自分の彼氏にその言い方は…。あ、ジュン君おはよう。」 いつもと同じ、ある水曜日の朝。 もう点滅しはじめている信号。傍らには花屋。そんな景色。 また3人で登校するようになって、もう一月くらいたつのかな。 ジュン君と翠星石が付き合い始めてから僕も遠慮してたけど… ちょっと前、また3人で通わないか、ってジュン君から誘われたんだ。 その二人だけど、翠星石もあんな事言っておきながらジュン君にベタベタなんだよね…。ほら。 「♪♪」 「ちょ、朝から腕組むなよ。」 「いいじゃないですかぁ♪恋人同士なのですよ?」 翠星石とジュン君が腕を組んで。僕がジュン君の横について。 日差しは、僕の側から降り注ぐ。でも、むしろ暗さを感じる。 二人に少し相槌を打ちながら、歩いていた。 ボーっとしていたからかもしれない。 ...
  • 勝負の始まり
    9月1日晴れ 小、中学生たちは夏休みが空けて、久しぶりの登校日である。 みんな、面倒臭いなーと言いつつも友達と一ヶ月ぶりに会うので、どこか楽しそうだ。 空は晴れ、外も少々賑やかになってきた日和とは裏腹に、 とある家に心が土砂降り状態の一人の青年がいた。 彼の名前は桜田ジュン(24歳)現在無職。 元々は平凡なサラリーマンだったが、就職したての会社が不況により倒産。 ジュンは職を失った。今現在、彼は新しい仕事を探すため就職活動を行っているが、 不況により、ジュンのような平凡な人には仕事すら見つけるのも難しい状況。 さらに追い討ちをかけるように、ジュンの両親も不況で多額の借金をかかえ、 その借金を残して蒸発。 その上、借金返済のため出稼ぎに行っていた姉の桜田のりが、 数週間前から連絡が途絶え、行方不明状態。 ちなみに、その借金額は約800万円。無職の者にとって、 とてもじゃないが返せるような...
  • ファンタジー
    上に行くほど新しい作品です。 ジュンと帽子と夢の旅人 sinineta ~薔薇乙女で一年戦争~ 【ノート】 What a Wonderful World ローゼンの創世神話 座敷わらしと貧乏神 『薔薇乙女昔話』 『わらしべ長者』 薔薇乙女迷作劇場 しっぽの話 【ゆめまぼろし】 今ではない昔、ここではない何処かの物語 『退魔八紋乙女・狼漸命伝』~御魂の絆~ 不思議な兎 央華な薔薇乙女リプレイ
  • 『薔薇HiME』第1話
    訳あって、ジュンは幼い頃過ごした有璃珠市の知り合いの家に、一人で居候することになった。 知り合いと言っても、その町に住んでいたころのジュンは本当に幼かったので、 はっきり言ってその知り合いのことすらほとんど覚えていないのだが。 「…ここか」 そんな不安を抱えつつも、ジュンは一枚の地図を片手に なんとか知り合いの家に辿り着いたところである。 ゆっくりと手を伸ばし、インターホンのチャイムを鳴らした。 「…はい?」 少し間を置いて、女の子の声で応答があった。 「あの…柏葉さんのお宅ですか……?」 「もしかして…桜田くん?待って、すぐ開けるから」 プツ、とインターホンの通話が切れる音がして、それからすぐにとたとたと駆ける足音が聞こえ。 玄関が開き、中から一人の少女が顔を覗かせた。 彼女は、ジュンがこの地のことでわずかに記憶に残している中で、最も鮮明な人物であった。 ...
  • 過去ログ30
    あっ、ほんとだ・・・。もう一回出直してくる・・・。 -- 名無しさん (2006-07-05 00 04 57) いまさらながら【ゆめまぼろし】読んだクオリティタカス -- 名無しさん (2006-07-05 00 54 55) あの作品に肩を並べるものを書けたらとおもうただ漠然と書いてるだけじゃ駄目なんだろうな、やっぱ・・・ -- orz (2006-07-05 01 19 05) テポドンが発射したと言うのに相変わらずここは静かだな -- 名無しさん (2006-07-05 05 16 35) 俺は北朝がミサイルぶち込んだ時点で覚悟決めたよ・・・・もう、開戦しようが大丈夫・・・・・・・(´;ω;`) -- 名無しさん (2006-07-05 06 40 34) まぁテポドンは実際失敗したみたいだし -- 名無しさん (2006-07-05 11 00 ...
  • 連載中
     投下された連載中の作品です。 上にいくほど新しく更新された作品です。   11/03/05   白兎とタイムマシンと大切な人と 10/08/22  The Unknown  guroino sinineta 10/07/15 いちご日和 10/05/30 雪華綺晶的な思考 10/05/30 少年時代 10/05/30 黒き天使を従えて 10/03/04 「とある夏休み」 10/03/03 『夢のあとに』 sinineta 10/02/11 ESCAPE GIRL FANTASY hokakyara 10/02/08 平穏な日常 10/02/08 Merry Christmas, Mr.Vegita-After Yellow Comes Purple- 10/02/03 another side sinineta guroino 10/01/31 ~Pretty Maiden~ 09/11...
  • 『ひょひょいの憑依っ!』Act.12
          『ひょひょいの憑依っ!』Act.12 玄関に立つ眼帯娘を目にするなり、金糸雀は凍りついてしまいました。 そんな彼女に、「おいすー」と気の抜けた挨拶をして、右手を挙げる眼帯娘。 ですが、暢気な口調に反して、彼女の隻眼は冷たく金糸雀を射竦めています。 「あ、貴女……どうし……て」 辛うじて訊ねた金糸雀に、眼帯娘は嘲笑を返して、土足で廊下に上がりました。 ヒールの高いブーツが、どかり! と、フローリングを踏み鳴らす。 その重々しい音は、ピリピリした威圧感を、金糸雀にもたらしました。 「……お久しぶり。元気そう……ね?」 どかり……どかり……。 眼帯娘は、一歩、また一歩と、竦み上がったままの金糸雀に近づきます。 妖しい笑みを湛えた唇を、ちろりと舌で舐める仕種が、艶めかしい。 その眼差しは、小さな鳥を狙うネコのように、爛々と輝いて―― 「……イヤ。こ、こないで……かしら」...
  • 『ひょひょいの憑依っ!』Act.8
      『ひょひょいの憑依っ!』Act.8 カナ縛りに捕縛された真紅は、声ひとつ出せず、指の一本すら動かせず…… 出来ることと言えば、にじり寄るビスクドールに、恐怖の眼差しを向けることだけ。 「来たわ来たわ来たわ。ついに、この時が来ちゃったかしらー!」 人形に取り憑いた金糸雀が、嬉々として、言葉を紡ぎだします。 地縛霊として、ずっとアパートの一室に閉じこめられていた彼女にしてみれば、 自分の意志で思いどおりに歩き回れることは、この上ない喜びでした。 でも、所詮は人形の身。まだまだ、不便なことが多々あります。 「苦節5年――やっと手に入れた自由だもの。これを活用しない手はないかしら」 わけても『死』という烙印は、とてつもなく重い枷でした。 自由になりたい。胸を焦がす渇望を潤したいのに……独りでは、何もできなかった日々。 でも、自由への扉を開く鍵――真紅の身体――は、今、目の前に転がっ...
  • 秋口のこと
    一 夢みたこと 朝日が差し込んでいる。その眩しさで真紅は目を覚ました。随分と眠っていたような気がするけれど、よく思い出せなかった。 頭が酷くぼうっとしている。そもそもなぜ自分は座りながら眠っていたのか。 真紅の席と向かい側には大きな空の食器。何かが乗っていた様子も無い。 真紅は見た事も無い場所だった。 「なんなのここは…?」 狐につままれたような気持ちで真紅は席から降りた。椅子は足がつかないほど大きく、飛び降りるような形になる。服の揺れる衣擦れの音が大きい。 真紅は自分の服を確かめた。 人形展の時にも着ていった紅いドレスだ。いつの間に着替えたのか。 自分の指が関節ごとに丸く膨らんでいた。まるで球体関節人形のように。いや、球体関節人形そのものだ。 真紅は人形になっていた。 椅子も食器も大きいのではなくて、自分が縮んでいたのだ。 慌てて真紅は鏡を探した。ちょうど部屋の隅に薔薇の彫刻に縁取られた...
  • ずっと傍らに…激闘編 第十八章~翠星石side~
    ──となりで顔を強張らせてるジュン。 目の前で座ってる人の視線が気になるんですかぁ? 快速と違って座席の向きが90度違いますからね。 …でも翠星石とのりがお前を挟んで座ってるだけでもまだマシでしょうに! そんなジュンも、今日で壁をひとつ乗り越えましたね。 ひとつどころじゃないかもしれないです…。 だって、学校よりも人が多い街に出ることが出来たんですからね。 別に今だって怖がることなんてないんですよ。 ABCの邪魔さえ入らなければ── やっぱり、こいつらを倒すまでは学校復帰は厳しいですかねぇ。 翠星石も連休明けから安心して学校生活を送れるか心配になってきたです…。 あと、ケーキ屋でジュンが言ってましたが、 誰にも出掛けたことを連絡しなかったことで水銀燈に怒られたんですね。 まぁそういう意味では水銀燈の気持ちは分からんでもないです。 家から忽然と姿を消したとなれば、誰だって心配しま...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十章~ジュンside~
    の『ジュンく~ん、ご飯よぅ~』 ジ「はーい」 1階からねーちゃんの呼ぶ声がする。 波乱に満ちたGWもすっかり終わってしまった。 ABCに2回も邪魔されたことに恨めしさを感じるが、 僕の今の力では諦めるしかない。 だからといって逃げ惑いっぱなしでいると、 水銀燈に喝を入れられる始末… あんな奴らに太刀打ち出来るわけないだろっての。 ちくしょう。 水鉄砲で遊ぼうとした時にイヤというほどよく分かったよ。 ほんと、水銀燈も解ってないなぁ…。 やっぱり僕が一番解ってるんだよ。 ──こんな事、面と向かって言ってたら、もっとシバかれてたかな。 ほんと鬱だよ…まったく。 ~~~~~ の「じゃ、いってきまーす」 ジ「ん」 ねーちゃんを玄関から送り出したところで、 連休も明けたことだし、また引き篭もりライフを送ろうっかな~ …と自分の部屋へ戻る。 今日から学校へ行く前に翠星石、蒼星石、柏葉の...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十一章~ジュンside~
    ──ん~。 午後4時半を回ったが、今日はピンポンが鳴らない。 今日は昼過ぎから空がどんよりとしていて、時折小雨がぱらついている。 雨だから、ここに来るのがめんどくさくなったのか。 それに、昨日揉めたばかりだし、 今日は…意地でも来ないんだろう。 メールも電話も昨日の晩から全然反応がない。ダメだ。 さすがにちょっと焦ってきた。 ──それにしても、昨日の翠星石は…わかんないな。 ABCなんてもう放置したらいいんだよ。 あいつらと、それの周りに集ってる人間とさえ会わなければ、 今なら普通に家の外に出れると思うしな。 水銀燈から言われたことも明確に覚えてるけどさ、 何かもう現状で満足だよ。 僕は── …にしても、今日は学校で絶対何か起きてるはず。 早く学校の様子を聞きたいところだ。 確か、翠星石んとこのお母さんが梅岡に僕のことを話す日って昨日だったしな。 …他に何もやる気が起きないし、...
  • 『ひょひょいの憑依っ!』Act.13
        『ひょひょいの憑依っ!』Act.13 ――こんなに、広かったんだな。 リビングの真ん中で胡座をかいて、掌の中でアメジストの欠片を転がしながら、 ぐるり見回したジュンは、思いました。 間取りが変わるハズはない。それは解っているのに…… なぜか、この狭い部屋が、茫洋たる空虚な世界に感じられたのです。 一時は、本気で追い祓おうと思った、地縛霊の彼女。 だのに……居なくなった途端、こんなにも大きな喪失感に、翻弄されている。 彼のココロに訪れた変化――それは、ひとつの事実を肯定していました。 はぁ……。 もう何度目か分からない溜息を吐いたジュンの右肩に、とん、と軽い衝撃。 それは、あの人慣れしたカナリアでした。 左肩に止まらなかったのは、彼のケガを気遣ってのこと? それとも、ただ単に、医薬品の臭いを忌避しただけなのか。 後者に違いない。すぐに、その結論に至りました。 意志の疎通...
  • 水銀燈
    上にいくほど、新しく掲載された作品です。 『飛べない翼』 -Mid(k)night 3rd- Dornroeschen 冬の窓 クリスマス中止のお知らせ エキセントリック童話『マッチ売りの少女』 水銀燈のファーストキス じはんきめーでん orikyara注意 nothing or all? biero注意 『歪みの国の少女』 ~繋げる希望~ 私とあなたとこれから biero注意 孤独と自分とそれから shinineta guroino注意 CHOCOLAT DAYS -Mid(k)night 2nd- もしもジュンが紳士な召使だったら  水銀燈Ver いやな夢 -Mid(K)night- 『水銀燈の逆襲』 『メイメイ飼育日記』 What is your justice? 「アンニュイな日」 鳥取砂丘にて しゅいぎんとー ジュンと水銀燈が同居しているようです。 Please,stay by ...
  • 雪華綺晶
    上にいくほど、最近に掲載された作品です。   【☆円盤皇姫キらきしょ~★】 片想いの相手はお嬢様 【お酒と、お正月と、お嬢様】 雨降る夜に 【お酒と、雪と、お嬢様】 ゆめのはなし 【たまにはこんな日曜日】 毒牙 『いつわり』 「新企画 きらきーグルメ紀行」 『酔っぱらったらすごいんです』 HELLO MY LIFE 『寒空の下に咲き誇る雪の華』 眼帯の下 -白雲と、彼女と、彼女の妹- -SnowSmile- 【桜、咲け】 雪が降る。 今までで一番つまらないクリスマス 『罪』 sinineta注意 いたずらな運命 いつもの帰り道 『雪月花』―思い出と約束の丘― いっそのこと偽りのままで(まとめ) きらえもんシリーズ ジュンと雪華綺晶とお弁当 いつか、 白い姫君 【お酒と河川敷と、お嬢様】 食事のお供にほのぼのレイク 『絵のココロ』 『私だって、負けませんよ』
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