ローゼンメイデンが普通の女の子だったら @Wiki内検索 / 「再会 一番目」で検索した結果

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  • 最終話 生きる事は・・・
    ...いく。実に一年ぶりの再会だった。 「久しぶりだね。翠星石、その髪はどうしたの?」 巴が席につきながら言う。翠星石は頬をかきながら答えた。 「あの後思うところあって切ったんですよ・・・そして改めて確認したです。翠星石は蒼星石じゃないって。 やっぱり翠星石は翠星石なんだって。そりゃあ、傍から見れば当たり前の事ですけど・・それでも、翠星石には 大事な事だったです。だから・・・今はまた伸ばしてるですよ。」 翠星石がにっこり笑う。彼女も、今は軍部の人間だ。第三番大隊隊長。階級は少佐。 主に残党の鎮圧部隊として世界中を飛び回っている。機体も修復、改修し緑と青を基調にカラーリング を変更。武器のガーデナーシザーとガーデナースプリンクラー用に遠近両戦可能なように調整もされた。 「じゃあ、雪華綺晶もその目は何かあるのかしら?もしかして、移植?」 金糸雀がジュースをすすりながら言う。 「ん?いや、残念な...
  • 『山桜の下で・・・』
    ...た。 「久しぶりの再会だもん。ここで、ジュンとお花見したかったの」 「いいねえ。高校を卒業するまでは、僕らの恒例行事だったもんな」 そう。ジュンと私は毎年、この時期になると二人きりで、ここを訪れていた。 不思議なコトだけど、地元の人でも、この山桜を知る者は少ない。 だから、滅多に邪魔は入らなかった。思う存分、二人だけの時間を満喫できたの。 「とりあえず、座ろうか」 「うんっ!」 木の根元にコンビニのレジ袋を敷いて、私たちは腰を降ろした。 私も結構な汗を掻いていたから、ちょっと自分のニオイが気になる。 そんな心配を余所に、ジュンは以前と変わらず、私の髪を優しく撫でて…… 徐に、肩を抱き寄せてくれた。懐かしい彼の手の温もりに、背筋がゾクッとする。 だけど――ついさっきまで、この温もりを感じてた気もするのは、何故なの? 「アイス、溶けない内に食おうぜ」 「そうね。あはっ♪ いった...
  • 第三十五話 真紅
    ...戦士達は約束の場所で再会する。 次回、超機動戦記ローゼンガンダム 最終話 生きる事は・・・ 戦うと決めた。それが、彼女の誓い・・・  
  • L/R.4
    ...て?  だって。また再会を約束したのなら、少しの間でも、『さよなら』はさみしい。  だから、『また』。『また明日』と、そう僕は告げ、彼女はそれに応えたのに。  僕が彼女と交わした言葉は――それが、最期になった。 ―――――――――― L.4  一瞬、風がつむじを巻いた様相だった。土ぼこりが眼に入ってしまったものだから、僕は眼鏡を外して――滲んだ涙を、拭う。 「――はぁ」  帽子でも、被ってくるべきだっただろうか。風が吹いているといっても、何の遮りも無い空からそそぐ陽射しは、己が思っていたものよりも若干厳しい。  いつもはそれなりに涼しいと感じる潮風が、何だか肌にべたつくように感じる。  ざり、ざり、と。砂利を踏みしめる草履の音を聴く者は、僕以外に誰も居ない。抜ける様な青空の下、僕は今、とある場所へ向かって歩いている。 『感傷にでも、浸りたいか? 下らない...
  • L/R.3
    ...の前に居る彼女とは、再会の約束らしいものをしているから――訊いてみようと、思ったのだ。  あ、と言った感じで口に手をやった彼女は、少し微笑んでいた。 「はあ――ま、多分それは、お互いにとって大事なことじゃあ、無かったですね。大事じゃないことは、直ぐ忘れるです。――あるいは、他にもっと、大事に思うことがあったか……ですよ。きっと」  どうだろうな。僕はこの彼女の言には、特に何も返さない。 「おめーとはまた逢うことになるでしょうから、自己紹介はしとくですよ。そんな縁なら、次逢った時に名前もわからんと言うのは――少しかなしいじゃないですか」 「かなしい、のか? ……さみしいんじゃあ、無しに」  気が利かない、というのは。正に今の己を表す為の言葉であるか。先程から僕は、彼女の言葉尻ばかりを捉えて、阿呆のように繰り返しているだけ。  そんな僕の言を捉えた彼女は、何だか可笑しそうな、...
  • 第九話 命の天秤
    ...私達は間もなく彼と『再会』した。私達はそれからす ぐに、"異なるもの"と闘う組織的なグループに拾われて所属したけど、彼はそうしなかっ た。"時"が来るまでは独りで闘うと言っていたから。たまに逢って連絡をとったりする程 度。それでも、初めて自分の姉以外に、信頼のおける存在が出来たと思って私は喜んだ。   そして今は夜、ある病院の一室に居る。彼は肺の病気で、余命幾許も無いことは、元々 本人の口から聞かされていた。 「……頼む、薔薇水晶」 「……でも、ジュン……」 「いいんだ。別にお前のせいで僕は死ぬ訳じゃない。終わったらまたここに戻ってくるさ。   ま、賭けになるっていったらそうだけど、ある程度勝算はあるよ。魔術師の"知"も、   伊達じゃないってことかな」 「……」 ...
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