【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「1-909「俺は佐々木と付き合う」」で検索した結果

検索 :
  • 1-909「俺は佐々木と付き合う」
    よく少女漫画等で二人の女性が好きな男を取り合って二人の内どちらかを選ぶというベタベタすぎる展開がある。 俺も小学生低学年の時には自分にもそんな時期がくるだろうか?と悶々と過ごした事はあったが それも高学年になる頃にはよく出来すぎている現実を理解し始め 中学生にあがった時にはそんな事が起きる分けないと頭の中から追い出していた。 だが俺も男だから少なからずそういうシュチエーションには多少興味があり、頭の隅ではもしかしたら・・・ という希望を持ち続けていた。 実際にそのシチュエーションになるまでは 俺は今SOS団御用達の例の喫茶店で二人の女性____ 佐々木とハルヒに見つめられ今まで生きてきた16年間で最も重大な選択に迫れていた。 ここまで言えばどれだけ頭の回転が鈍い人でも今俺がどんな状況下に置かれているか理解していただけるだろう。 そうこの二人の内どちらか...
  • 累計ページ閲覧ランキング
    ...52「宣戦布告?」 1-909「俺は佐々木と付き合う」 21-409「最愛の傷」前半 23-745「佐々木1/4」 14-687「もしも」後半 16-59「ヤンデレ佐々木さん」 キョンの溜息シリーズ 14-814「ストーカー騒動」 20-904「消したい3行目 」 15-341「佐々木IN北高「転校生」-1 31-719「キョンの遺忘」 27-89「キョン佐々の憂鬱」 37-818「卵の殻」 7-527「フラクラ返上」 24-563「待ち合わせ」 6-97「佐々キョン バカップル」 28-896「君は意外に紳士だね」 17-509「さぁ・・・いこうかっ!」 24-624「神曲の果て」前半 カリモフ様 佐々木とキョンの驚愕プロローグ 24-746「最初で最後のオーバータイム」 15-919「佐々木IN北高「キョンの憂鬱」「遠まわしな告白」「がんばれ古泉君」「SOS団よ永遠に」-4 2...
  • 長編
    ...4「世界と君の手」 1-909「俺は佐々木と付き合う」 1-707「月明かりの帰り道」
  • 22-41「フラクラレス・キョン」
    フラクラレス・キョン その日、二柱の神がキョンのフラクラが破壊さらるように願った。そして、キョンのフラクラは破壊された。 大学の合格発表が終わった頃、佐々木と街で会った。 「大学はまた佐々木と同じところに行けるな」 「また一緒に勉強できて僕もうれしいよ。大学だけでなく、住む所も一緒にしたいな。これからずっと。」 「俺も佐々木とずっと一緒にいたい」 (いつもフラクラするのに、どうしたんだキョン?いや、ここからフラクラするのがキョンだ) その時団長の声が聞こえた。 「キョンまた佐々木さんとデートしているわね。今度という今度は許さないわよ。」 「そう、俺達はデートしているのだ、悪いか?」 「当り前じゃないの。SOS団は恋愛禁止なの。」 「卒業するのだから、もう団員じゃないぞ。」 「卒業しても団員は団員のまま」 「すると俺達は一生独身か」 「でもなんで佐々木さんな...
  • 31-882「フルパワーフラクラ 」
    「ねぇ、キョン」 「なんだ?佐々木」 「今年もあの日が近付いてきたけど、何か考えはあるかい」 「入学式か、特にねぇな」 「違うよ、キョン。今年(も)と言っている以上、毎年ある事だよ」 「あぁ、あれか。俺はどうにも人を拐かすのが苦手でな、いつも騙されてばかりだよ」 「そうだね、君らしいよ。  でも涼宮さんに何か言わされるんじゃないか?」  だったら僕相手に練習してみるといいよ」 「いきなり言われてもな・・・・」 「コツはありそうで無さそうな事を言えば簡単だ」 「よ~し!」  ・  ・  ・  ・ 「なぁ、ハルヒ。俺は佐々木と付き合う事にする」 「・・・・・・うぐっ、えぐっ・・・」 「どうしたんだ、佐々木!往来のど真ん中でいきなり泣き出すなよ」 ・・・まったく女って言うのは扱いに困るな。 しかしそんなに嫌なのかね。 俺とのカップリングが・・・。
  • 69-571『TS~キョン子と佐々木と~』
    ※TS注意 朝起きたら、女になっていた。 「…………。」 驚くより早く、まずは長門に連絡し、状況を聞く。 「涼宮ハルヒの願望。彼女は明日のバレンタインに、あなたにチョコを渡す勇気がなかった。」 「本命で来たって願い下げだがな……!」 頭が重い。 「因みに性別が反転しているのは、あなただけ。残りはいつもと変わりはない。……明後日には元に戻る。」 「……おい。聞き捨てならんぞ。」 つまり。現時点で佐々木と付き合う俺は…… 「キョン子ちゃーん。佐々木お姉ちゃんが迎えに来てるよー?」 絶句。まさにこれだ。 「全く、迎えに来て良かったよ。」 佐々木が俺の髪を丁寧に鋤く。 「せっかくのロングヘアーなんだ。綺麗にしておかないと。毎朝の僕の日課になりつつあるが。」 艶やかな黒髪。これは、どうやら佐々木が毎日ブラシを当てているからのようだ。 「…………」 因み...
  • 26-294「俺は佐々木好き」
    俺は佐々木が好きだ。 こんな事を言えば誤解する輩がザルですくえそうな程に出てくるのは百も承知なのだが、好きか嫌いかという選択の余地もない二択の 選択を余儀なくされたら、俺は間違いなく 好き に一票を捧げるだろう。 あいつは昔から根が驚く程に素直なんだよ。 馬鹿という地に指数表現が許されるなら、俺は迷いもなく数桁単位の数値を与えるだろう。 佐々木の言う事はいつも真剣で相手の事を思いやっての事だ。 いつもあいつは真剣に相手の事を考えて、自分の言葉で表現する。 その言葉には佐々木にとって異存の無い言葉であって、場合によっては直言に過ぎる言葉もある。 そんな言葉を冷たいとか感じる事もあるかも知れないが、佐々木は責任を持ってその言葉を発しているのだ。。 俺自身、佐々木のそんな態度や台詞に助けられた時もあるし、励みになった事もある。 こんな阿呆な俺でもそれくらいは判る。 俺はそんな佐々木が好きで...
  • 27-61「佐々木の引越し」
    「引越し?」 佐々木はSOS団+佐々木団+その他のメンバーの見守る中、爆弾発言をした。 「そう、僕は引越しをする。関東の方に。父親が東京本社に転勤するのでね」 そう言った佐々木の顔は強がっているものの、今にも泣き出しそうなのが俺には痛いほどわかった。 「そうか、寂しくなるな」 今までみたいにちょくちょく会うことは無いのか。そう考えると、佐々木と全く会わなかった高1期間がうらめしい。 いつでも会えると思っていたから、結局1年も会わなかったんだな。 「・・・そう」 無表情な長門は、相変わらず何を考えているかわからないな。 「そうか、佐々木さん引っ越すんだ、寂しくなるわねー」 言葉とは裏腹に、にやけ面のハルヒがいた。少し嬉しそうだ。佐々木と性が合わないのはわかるが、性格悪い人みたいだぞ、ハルヒ。 「残念なのね」「わたしも」「そうね」 どことな...
  • 27-429「バーテンダー佐々木」
    俺はハルヒ達大学の友達で飲みに行った。そして、3次会はハルヒと二人になった。 「キョーン、3次会行くわよ」 「飲みすぎだぞ、ハルヒ」 「あんたのせいでようが。あんたが女心わかっていたらこんなことにはならなかったのよ」 意味不明だぞハルヒ 3次会のバーでは佐々木が偶然バイトしていた。 「げ、佐々木さん。キョン、別の店に行くわよ」 「涼宮さん。何で逃げるのかな?」 「あたしが逃げるわけないじゃない。佐々木さん勝負よ」 「最近、鬼緑があたしを睨むのよ。まるで旦那の愛人を見るような目付きで。何でかあんたわかるでしょ?」 「さあ、そういや最近会ってないな」 「あんたわかりやすい嘘ばっかり。佐々木さんがただの友達とか、有希とは何も無いとか。 カナダに行った朝倉だって怪しいもんだわ。そういや、みくるちゃん今何しているのかしら」 「元気でいると思うぞ」 「もしかして、あんたにだけは連絡しているとか」 ...
  • 佐々木とキョンの驚愕プロローグ
    プロローグ 「そろそろ通りかかります」  まるで噂話をするかのように声のトーンをおとし、橘がそう呟いた。 「あ、ほらほら。見えてきましたよ」  声のトーンを落としたままそう続けた。何を興奮しているのか先ほどより若干大きくなっている。  しかしまだ見えたといっても一人の女子学生が歩いていると確認できる程度で、こちらの声なんか聞こえる距離ではない。  この距離で聞こえるなら聖徳太子といい勝負ができそうだ。普通に声を出せばいいものを。 「いや、それは一概には言えないんじゃないかな。現在科学で証明されているだけでも人間には20以上もの感覚が存在するんだ。 僕たちがこうしている間にも日々科学は発達しているのだから、将来更に見つかる可能性は十分に残されていると言えるね。 それに一般的な五感だけでも聴覚以外に視覚というものがある。耳で聞こえなくても目で見て勘でなん...
  • 21-257「佐々木と国木田」
    あの日は2月某日だった。僕はそれを一生忘れないだろう。 あの日の前日、佐々木さんをみかけた。有名新学校に行った彼女は中学時代が嘘のように寂しそうな目をしていた。 そして、あの日、いつものように北高に登校すると、違和感を感じた。 「おす、国木田」 「今日は、キョン」 今日はやけに静かだ。特にキョンの後ろが。え?キョンの後ろは佐々木さん?どういうこと? 確か、キョンの後ろは涼宮さんだったはず。 あの二人を見ていると中学時代にタイムスリップしたような気分になった。 これは夢?それとも平行世界とかいうものに迷い込んだのか? 「国木田君、気分が悪そうね」 「いえ、ちょっとね」 「国木田、無理するなよ」 「よう国木田、大丈夫か?」 「大したことないよ」 「無理するなよ」 「ねえ、谷口。キョンと佐々木さん付き合ってるのかな」 「そんなのお前の方が良く知ってるだろ。中学...
  • 42-578「四月馬鹿」
    4月1日。 俺は街で偶然出会った佐々木と喫茶店でだべっていた。 「キョン、今日はエイプリルフールだね」 「あぁ、誰が嘘をつくかというプレッシャーで人々が疑心暗鬼に駆られる日だ。」 「キミは本当に面白い考え方をするね。その捉え方は予想外だったよ」 誉めてるんだか貶してるんだかよくわからないぞ。 「さてキョン、これから僕が言うことは全て嘘だ」 「宣言したら嘘をつく意味がない気がするが。まぁ好きにすればいいさ」 「あぁ、そうさせて貰うよ」 佐々木はくっくっ、と笑い目を細める。 それなりに長い付き合いだからわかる。こういう顔をしたときのこいつはいつも何かを企んでいる。 もっとも、ハルヒほど突拍子もないことはしないしちょっとした悪戯をする程度なのだが。 「キョン、九曜さんではないがキミの瞳はとても綺麗だね。ずっと眺めていたくなるよ」 そう言い佐々木...
  • 18-652「佐々木と小さな再会」
     不思議探索と呼ばれるSOS団の活動を終えて、さて帰宅だと家に向かって歩いているとふと見慣れたやつがいた。  中学の時のツレで、親友を自称する女。そう、佐々木である。  佐々木は俺に気付いて、しかし一切声を発することなく自然に歩調を合わせてきた。俺も何も口には出さずに当然のごとく歩調を合わせた。  しかし今までに佐々木といてここまで沈黙を守ったことはあったかな。別に居心地が悪いとかそういったことはないのだが、隣にいるのが佐々木ということもあって頭に浮かんだ言葉が脳内でろくに推敲しないで口からでそうになる。  佐々木が何も言わないのだから何かわけがあるのだろう。もしかしたらただの酔狂かも知れないが。  数分歩いた頃には我が家が見えてきた。未だにお互い何も言葉を発していない。俺は佐々木に少し待つように目で伝え、自宅から愛用の自転車を引っ張りだした。  佐々木は嬉し...
  • Part21
    トップページ >SS > 短編 Part21 21-976「勘違いだよ!佐々木さん」 21-966「無拍子のフラグ折り」 21-955「キョン達の同窓会」 21-923「紙をめぐる(ミヨキチの)戦い」 21-920「佐々木→キョン 」 21-909「オススメの推理小説」 21-892「子猫のようにじゃれ付いてくる佐々木」 21-856「やめてよね。僕が本気になったら神の自覚のない君が敵う訳無いだろ。」 21-846「佐々木の可愛い嘘?」 21-808「紙をめぐる戦い」 21-795「僕はキョンの○○」 21-777「お見舞い」 21-765「佐々木さんBill Evansについて語る」 21-752「忘れ物」 21-677「不味い?弁当」 21-626「消したい3行目またアフター」 21-606「ハルヒの告白佐々木視点」 21-577「消したい3行目アフター」 21-575「佐々木の...
  • 41-116「佐々木の週末」
    「あぁ…すまない、キョン。今週は駄目なんだ」 佐々木は思いの外、意外と低い、しかしどこか凛とした輝きのある声で 断りの言葉を俺の耳に届けてきた。 申し訳なさげな表情の中に嬉しさと残念がる気持ちが見え隠れしている、 というのは俺と佐々木のやり取りを電柱の陰からそっと覗いていた妹の言葉だ。 俺が佐々木と話をしている時は毛ほどもそんな事に気付くことはなかった。 しかし、誰だ?うちの妹に探偵か忍者のようなスパイ活動のスキルを教え込んだのは? 末恐ろしい我が妹も小学生ながら女特有の勘とでも言うべきか、 女同士だけにしか分からない、感じ取れない共通した何かがあるのだろうか? ふと俺は佐々木が以前、俺に言った台詞を思い出していた。 「これでも僕も生物学的にはメスだからね。女として振る舞う事もあるのさ」 正直、俺は佐々木と会話を交わしている時にあまりそう感じる事はな...
  • 佐々木とキョンの驚愕第1章-2
     その日の放課後、俺達は教室に二人で残っていた。橘京子がうちの教室にくるということになっているらしい。  いきなり信者が大量に座禅し黙祷しているような建物に連れ込まれやしないかと思っていた俺は内心ほっとしていた。  俺と佐々木はそれぞれ自分の席について教室の入り口の方角を向いている。 「ここで話し合うのか。てっきりどこか案内されるのかと思ったんだが」 「これは僕が出した条件なんだ。話し合いをする上で相手を自分の領域に引き込むのは 心理的に相当なアドバンテージを取れるからね。例えば警察が犯人に自白させるときに取調室を使うのはこの状態を利用しているんだ。 彼女が選ぶ場所がどんな場所かわからないし身の安全を考える上で最低限の配慮という訳さ。僕もそれなりに彼女のことを警戒しているんだよ」  相手は佐々木を神だと危ないことを言ってる人間だからな、そりゃ佐々木も内心気味が悪いだろうに。 ...
  • 41-116「佐々木さんの週末」
    「あぁ…すまない、キョン。今週は駄目なんだ」 佐々木は思いの外、意外と低い、しかしどこか凛とした響きのある声で 断りの言葉を俺の耳に届けてきた。 申し訳なさげな表情の中に嬉しさと残念がる気持ちが見え隠れしている、 というのは俺と佐々木のやり取りを電柱の陰からそっと覗いていた妹の言葉だ。 俺が佐々木と話をしている時は毛ほどもそんな事に気付くことはなかった。 しかし、誰だ?うちの妹に探偵か忍者のようなスパイ活動のスキルを教え込んだのは? 末恐ろしい我が妹も小学生ながら女特有の勘とでも言うべきか、 女同士だけにしか分からない、感じ取れない共通した何かがあるのだろうか? ふと俺は佐々木が以前、俺に言った台詞を思い出していた。 「これでも僕も生物学的にはメスだからね。女として振る舞う事もあるのさ」 正直、俺は佐々木と会話を交わしている時にあまり女を強く感じる事はない。 佐々木自身がそう女を意識して接...
  • 68-243「佐々木さんのキョンな日常 黄金週間の二人」
     5月の大型連休の最後の日のことだ。佐々木から電話をもらい、俺は佐々木と二人で買い物に行くことになった。  大型連休中、俺は親戚の家に行った以外は大したこともなく、なんとなく時間を無駄に過ごしていた。そんな 時、佐々木から「キョン、時間があるなら買い物に付き合ってくれないか。」と連絡が有り、、暇だった俺は 二つ返事で承諾した。  当日、佐々木は我が家にやって来た。待ち合わせ時間までまだ大分余裕があるのだが、やけに早いな。  佐々木の姿を見ると、妹と母親は喜んで、特に妹は俺達が買い物に行くことを知ると付いてくるとか言い出した が、今回はダメだ。連休中、さんざん妹の遊び相手をさせられて、最後の日ぐらいは勘弁して欲しいからな。  初夏の季節を先取りしたような、空色の服を着ている佐々木の姿は、いつも見慣れた制服姿とは違った魅力がある。  葉桜が鮮やかな翠色を誇っている並木道の下を俺...
  • 25-244「佐々木の初恋」
    大学生になった俺は佐々木と一緒に酒を飲んで話している。 ひょんな事から初恋の話になった。 「キョン、キミの初恋はいつなんだい?」 「俺の初恋は従姉のねーちゃんだ。ずっと俺がねーちゃんを守ってやるとか思っていたんだ・・・。」 「それで結局どうなったんだい?」 「ねーちゃんは知らない男と駆け落ちしてしまってそれ以来連絡取れてない。  実際ねーちゃんが駆け落ちして居なくなったと知った時は相当ショックだったぜ。」 昔を少し思い出して俺は感傷に浸っている―― そんな俺を見てかは知らないが佐々木も口を噤んでいる。 このままだと長い沈黙が続きそうだから俺が話を再開するべきだな―― 「さすがにもうねーちゃんに対しての恋心なんて残っちゃいないが、連絡くらいは取れるようになりたいな。」 「そうかい、初恋は実らないなんて言うけど・・・キミの場合もそうだったんだね。」 「そういう佐々木はどうなんだ? それと...
  • 26-572「佐々木さんへの恋文」
    『佐々木さんへ いつも勉強を教えて下さってありがとうございます 僕はあなたを一目見た時からあなたに恋してしまいました あなたのその瞳、知的で凛々しい顔 あなたの全てが好きです あなたに勉強を教えてもらう時、あなたと他愛のない会話をする時 いつも僕の鼓動が高まり、抑えることができません もしかして、既に素敵な恋人がいらっしゃいますか? もしそうならば、同級生の一人が馬鹿な事を言ったと笑い飛ばして下さい そして、この手紙のことは忘れて、友達として付き合って下さい 僕は佐々木さんが幸せならそれで充分幸せです そうでないならば、どうか、僕の彼女になることを考えて下さい。お願いします 佐々木さんの高校の同級生A』  ・  ・  ・  ・ 佐々木さんへの恋文を手渡そうとした時、佐々木さんが男といるのが見えた。 とても...
  • Part7
    7-904「こんなに近くで...佐々木ver.」 7-883「湯煙@佐々木vol.2」 7-790「下校時間近く、教室にて」 7-785「閉鎖空間にて」 7-769「じゃがりこゲーム」 7-723「佐々木さんの葛藤」 7-712「実は佐々木はキョンに対して想いを寄せていなかった説」 7-668「認知」 7-664「佐々キョンバカップル「情事後」」 7-652「バッドエンド」 7-593「めでたく結ばれることになった2人」 7-587「閨の睦言」 7-583「佐々木とキョンの結婚生活」 7-562「3分佐々木」 7-541「キョンのお見舞い」 7-500「東京タワー」 7-409「キョンは僕をオカズにすることはあるのかい?」 7-399「カミナリさま」 7-355「補習・佐々木講座」 7-327「黄金のスペクトル」 7-318「河合」 7-310「佐々木可愛いよ佐々木」 7-293「藤原ノ...
  • 2-906「うららかな春の午後」
     うららかな春の午後、俺はちょっとした買い物帰りに、なんとはなしに土手を散歩していた。 一年に二度目の満開を終えたソメイヨシノは、緑の葉を目立たせ始めており、時折おくれて 落ちる花びらが桜の季節がもう終わろうとしていることを主張していた。 「やぁ、キョン。散歩かい」  呼ぶ声に振り向くと、佐々木が自転車から降りた所だった。 「奇遇だね。すこし、同行してもいいかな? 今日は、何となく散歩を するにはとてもよい気候だからね」  そう言う佐々木の自転車のカゴには大きめのトートバックが詰められていた、 予備校の帰りか? 「ご明察だ。なかなかの推理力だね、キョン」  そういって、佐々木は咽奥で名状しがたい音を立てた。 「そろそろ、桜も見納めだろうと思ってね、足を伸ばしてみたんだ。キミに出会 えたのは僥倖だった。桜を一人で見るのもオツな物だが、気の合う友人と散歩 するのはそれ以上によいものだ。それが一...
  • 25-301「良いニュースと悪いニュース」
    ある日俺は佐々木と会っていた時の事だった。 「キョン、今キミにとって良いニュースと悪いニュースがあるんだがね」 ん?あの佐々木が楽しそうな笑顔で俺を見つめている。 何か嫌な予感がするぜ…とりあえず応対したほうがいいな、こりゃ 「じゃあ、先に悪いニュースから聞こうか?」 佐々木はくっくっと誰にも出来ない笑いをしながら返答する。 「キミに彼女がいるらしい。まぁ?これはまだ噂だけどね」 うーむ…確かに良い噂話じゃないな。やれやれ 「じゃあ次は良い話を聞きたいのだが?」 すると佐々木は顔を真っ赤にして言い放つ 「実は今日キミの誕生日なんだね?だから今からキミの家に行ってもいいよね? ああ後、お風呂や泊まっていってもいいよね?…その後二人は重なり合い…でね?……婚約は…結納はね?」 その後一時間も佐々木の妄想に付き合うハメになってしまった。 良い話はどこにいったのやら?
  • 29-612「谷口と佐々木」
    佐々木「はい谷口君、義理だよ」 佐々木は不機嫌そうな表情で俺にチョコをくれた。 何故不機嫌なのかは知らんが、もらえるなら万々歳だ。 もっとも俺の鞄の中は半ば強引に稼いだ義理チョコで一杯だったりするが。 谷口「ありがとう!佐々木」 佐々木「…ねえ?」 谷口「な、なんだよ?」 佐々木「お昼休みとか…随分チョコ貰ってたよね」 な、なにー!見てたのか!…ってまさかこの展開は、嫉妬か!? 佐々木「あんなに貰ってるんだったら、僕のチョコなんていらないんじゃない?」 谷口「い、いやーコレは殆ど無理やり貰ったもんだからさ!全部義理以下っていうか、自主的に貰ったのは一つもないし!」 言っててむなしくなってきたぜ…ちくしょう。 佐々木「じゃあ、これが初めてのチョコなんだ?」 谷口「あ、ああ」 佐々木「はい本命、だよ。受け取ってもらえるかな?」 谷口「じゃ、じゃあ、口移しで…」 佐々木「……もう、ばか」 終わり...
  • 佐々木とキョンの驚愕第1章-3
     俺達は通学路から少し脇にそれ、閑静な住宅街の小さな公園に移動した。  ソメイヨシノと書かれた看板の場所に桜の木が一本と、  滑り台とブランコがあるだけの小さい子供でも遊びそうにない場所である。  その割には雑草等は綺麗に刈られており、こじんまりとはしているが見栄えは悪くはなくそれなりに利用できる環境は整っている。  だが裏道からしか入れないために公園内どころか人通りすら少ない。  こんな場所よりも近くに喫茶店にでも入って話をしたいところだったが、  電波な話を真剣に議論するところを同じクラスの奴にでも見られたら在らぬ噂が発炎筒のように立ち込めるだろう。  俺がそんな噂を聞いたら黄色い救急車を呼んでやるかもしれないね。  そんなことを考えていると佐々木はブランコに向かい片側に腰を掛け鞄を太股の上に置いた。  周りを見渡したのだがベンチはないし俺も佐々木の隣のブランコに座っ...
  • 29-128「昔の恋人に会いたいですか?」
    諸君は昔の恋人に、もう一度会いたいと思うことがあるか? 悩む人もいるかもしれないな。 俺は会いたいと思った。すごく、すごく 奴は正確には恋人では無かったもしれないが。 ・・・・・・・・・ 俺は中学時代、ある女子と仲が良かった。 学校帰り、塾まで自転車の荷台に乗せる仲で、俺達は校内1、2を争うバカップルで有名だった。実体は少し違うが。 いや、正確に校内2番目のバカップルと認知されていた、と言った方が正直かもしれない。 そして、周囲は当然ヤリまくっていると思っていた。 しかし、俺達には、誓って肉体関係など無かった。それどころか、恋愛感情すら無かった、と思う。 俺はいつも必死で否定していたが、あの女は何故か否定することは一度も無かった。肉体関係の噂すら。 その度に、クラスの女子から「ヤッたのに責任取らないなんて男らしくないわ」と非難され、軽薄なジゴロの烙印を押された。 『奴は俺と本当の恋人ど...
  • 25-854「キョンの告白」
    俺は佐々木と同じ大学に進学した。 1ヶ月もすると俺と佐々木は中学3年の時のように付き合っていると思われるようになった。 中学の時のクラスメイトもだが何で俺と佐々木が付き合ってるように思うのかね。 しかし、ふと疑問に思ったことがある。 佐々木は俺なんかと付き合っていると思われて困らないのだろうか。 そんな疑問を佐々木にぶつけてみた。 「佐々木、ちょっと聞きたいことがあるんだが……、 その……、お前は俺と付き合っていると思われて困らないのか? お前なら俺とそんな噂さえなければ彼氏候補はいくらでもいるじゃないか。」 「別に困らないよ。中学3年の時にキミに言ったはずだ。 僕と噂になっていたらキミは困るのかい……?」 「現状は特に困ってはいないんだが、俺にもたまには彼女くらい欲しいと思うことがある。 しかしだな、お前と付き合っていると思われているとそうもいかない。二股野郎と思われてしまうからな。...
  • 23-952「パンプキン・パイ」
    ハロウィンの数日前、佐々木はいつになく真剣な顔で言ってきた。 「キョン、ハロウィンの夜は僕に付き合ってくれないか。いっしょにパンプキン・パイを食べよう」 「いや、残念ながら、SOS団で仮装して町を練り歩く予定なのだが」 「涼宮さんとは毎日会ってるじゃないか。最近、僕の申し出を断ってばかりだし。君は親友の僕を一年もほったらかした上に、」シクシク 「キョンさん酷いですよ。折角の佐々木さんの申し出を」 「―――泣かした―――」 「相変わらず酷い奴だな」 佐々木は泣きそうになっていた。気丈な佐々木が泣くなんて滅多に無い。 男としてこれは駄目だろう。佐々木も一応女なんだから。って俺、完全に悪者になっているな。 それに、いつも勉強をみてもらっている恩もあるしな。 「わかった、ハルヒ達には断っておく。ハロウィンの夜は付き合うよ」 「ありがとう。恩にきるよ」 その程度で恩にきられな...
  • 21-271「佐々木と台風」
    今日はそりゃあもうとんでもない台風が来ていて、更に質の悪いことに、 塾の行きの時には雨風は止んでいたが、帰りには凄まじいほどの雨風が俺と佐々木の二人を 非情に打ち付けていた。 「・・・こんなんじゃあ自転車使えないよな?」 「やめておいたほうが良いね」 佐々木はやや憮然とした面持ちで即答。 「僕はこのような非常事態を見越して、折りたたみ傘を持ってきたのだが」 と佐々木は紺色の折りたたみ傘を出す。用意の良い奴だ。 「キョン、君は甘いのさ。いくら一時的に雨風が止んだからといってそれは台風が過ぎたという証拠にはならないのだよ」 薄々感付いてはいたがな。 生憎折りたたみ傘は我が愚妹がミヨキチの家に行くといって持っているのだ。 ノーマル傘ならあったのだが、自転車に乗ることを考えて面倒になり、結局は手ぶらで出てきたのである。 「さてどうする?傘が一つだけあるから、自転車はひとまず...
  • 4-741「ねぇねぇ、佐々木さんってキョン君と付き合ってるの?」
    女子A「ねぇねぇ、佐々木さんってキョン君と付き合ってるの?」 佐々木「キョンとは別にそういうのじゃないよ」 女子B「えーっ!付き合っちゃいなよ~!いっつも二人で仲良く喋ってるじゃん」 佐々木「だからって、付き合う必要ないでしょ?」 女子A「ん~そうだけどさぁ。塾も一緒なんでしょ?」 佐々木「ソレは本当に偶然だよ」 女子B「ふーん」 女子A「キョン君ってさ、結構面倒見良くて頼れるよね」 女子B「わかるわかる!結構いいよね~」 佐々木「え……そうなの?」 女子A「そうよ。モテモテって程じゃないけどね。あたし狙っちゃおうかな~」 女子B「ルックスも悪くないもんね」 佐々木「ち、ちょっと待って。この受験のさなかに恋愛なんかにうつつを抜かしていいの?」 女子A「受験だからこそよ!お互い励ましあって頑張れるんじゃない」 佐々木「その発想は無かっ……いやいや、恋愛感情なんて物...
  • 26-440「ハルヒじゃなくて佐々木の消失」
    12/18の朝、目覚めると、情報連結解除されたはずの朝倉がクラスにいて、長門と朝比奈さんが一般人だった。 ちなみに、同じアパートにいる長門と朝倉は、一緒に夕食をとる仲だ。昨日俺は長門のアパートでご馳走になった。 そして、ハルヒは北高でなく、進学校に改変された光陽学園にいた。 俺はハルヒに会うために走り出した。 ようやく着いた光陽学園。 下校時、俺と中学が一緒の奴が、俺を見てクスクス笑うのが判った。何だよお前ら。 ハルヒを見掛けたので声をかけようとすると。 「やあ、キョン。久しぶり。君が僕を出待ちしてくれるとは思わなかったよ」 佐々木?そう言えば高校入学以来、佐々木に会っていない。 「よう、久しぶりだな佐々木。お前ってこの高校だっけ?」 「おいおい、親友の経歴を忘れるか?」 「すまん、冗談だ」 良かった。佐々木は中学時代と変わっていないな。 肉体的にはすっかり女らしくなったようだが。...
  • 18-406「佐々木とプール」
    水泳の授業中、自由時間になったので、佐々木とプールに素潜りなんぞをしていた。 「ぷはぁ!」 佐々木は先に顔を上げたようだ。意外と根性無いな。 しかしまぁ、このプールと言うヤツは何故か強制的に童心に帰らされる。 中三にもなって何をアホなことを、と思われるかもしれないが、 ついつい心がはしゃいで、妙な悪戯心が芽生えてくる。 俺は、背丈ギリギリで爪先立ちしている佐々木の背後から忍び寄り、 後ろから佐々木の股間に頭を突っ込んで、そのまま立ち上がってやった。 「うわぁあっ!」 俺の強制肩車で、視界が急に舞い上がったであろう佐々木が素っ頓狂な声を上げる。 これは面白い。俺の肩の上の佐々木の太股が、微かに身震いしている。 そんなに驚いたか?普段クールなヤツが慌てる姿がこれほど笑えるものとはな。 「ハッハッハ。俺の勝ちだな」 「むぅ……」 俺の勝ち名...
  • 32-858「佐々木さんがミニスカートを履いている理由」
    『佐々木さんがミニスカートを履いている理由』 秋の風が若干冷たく感じるようになってきたある日曜日のことだった。俺はマイマザーの指令で街までお使いに来た。 買い物を済ませた帰り、ショートカットの女の子が見えた。折角だから世間話でもしようと近付く。 真近でよくで見たら、女の子でなく国木田だった。なんで男と女を間違ったのだろうか。おかしいな 「やあ…国木田。奇遇だなー。ははは」 「微妙そうな表情だね。どうしたの?」 ファッションに疎い俺には、あの国木田の服にどんな名前ついているか知らないが、どちらかと言えばボーイッシュな女が着る服に近い。そして、胸のあたりがダボダボで男か貧乳女かが判別不能だ。 国木田の奴は男か女かわからない格好しやがって、紛らわしいな。 「その残念そうな顔つき。もしかして佐々木さんと間違えたの?」 「そんなこと、あるわけないぞ」 何て勘の良い奴だ。じゃなくて勘違いするな。 「キ...
  • Part4
    トップページ >SS > 短編 Part4 4-938「佐々木でぃーカップ」 4-937「佐々木えーカップ」 4-919「佐々木オーベルデューレ」 4-901「ポーカーフェイス」 4-871「携帯だから改こうが悪くてすまん」 4-812「再試合」 4-788「僕のおっぱい」 4-785「ある日の夏休み 」 4-750「些細なことが原因でハルヒの閉鎖空間に神人大量発生」 4-747「誓い」 4-741「ねぇねぇ、佐々木さんってキョン君と付き合ってるの?」 4-732「しかし、僕っ子か」 4-718「ありがとう。そしてさよならだ」 4-704「For Nothing」 4-695「試験当日」 4-622「探索」 4-613「修羅場・涼宮ハルヒの驚愕」 4-607「鼻血出てるぞ」 4-601「耳掻き」 4-595「佐々木の看病」 4-588「I hate you, you hate me」...
  • 21-409「最愛の傷」後半
    21-409「最愛の傷」前半の続き  音のない病室。眠る佐々木の頬に触れる。その温かさに俺は少しだけ安心できた。病室の隅に置いてあるパイプ椅子に腰掛ける。  朝比奈さんや古泉の言っていたこと。俺はまだ信じられずにいた。涼宮も俺も佐々木も、一緒にそれなりに楽しい時間を過ごしてきたはずだ。そこに嘘も偽りもない。俺たちが憎しみあうことなんてないはずだ。  だったら、なぜ?嫉妬?いったい何に?涼宮が佐々木に?  だとしたら、涼宮は俺のことを?  ずっと、涼宮にとって俺は使い勝手のいい雑用係程度の存在だと思っていた。でも、それは俺から見た涼宮だ。涼宮の気持ちなんて考えたこともない。あの野球大会のとき、俺と涼宮は二人で何を話していた?  肉体的な疲れが思考を混乱させているのか、頭の中がぐちゃぐちゃで考えが全くまとまらない。俺の佐々木に対する気持ち。俺の涼宮に対する気持ち。今の、胸に穴が空...
  • キョンと佐々木とハルヒの生活
    15-132「キョンと佐々木とハルヒの生活 1日目」 15-225「キョンと佐々木とハルヒの生活 2日目」 15-242「キョンと佐々木とハルヒの生活 3日目」 15-519「キョンと佐々木とハルヒの生活 4日目」 16-406「キョンと佐々木とハルヒの生活 5日目」 16-567「キョンと佐々木とハルヒの生活 6日目」 17-681「キョンと佐々木とハルヒの生活 7日目」
  • 26-526「終わりは始まり」
    俺がSOS団を退団にされたのは2年の6月だ。 ハルヒはウチのクラスの新転校生高橋に付きっ切りだった。 ハルヒの前の席は高橋で固定された。 高橋は俺なんかよりずっと魅力的だ、俺が言うのもなんだがな。 長門からは、鍵の資格者が俺から高橋に移ったこと、 古泉からは、『恐らく涼宮さんは、自身にとってあなたが必要だと認めたくなかったのでしょう』と言われた。 立場上、朝比奈さん、古泉は俺との接触を避けるようになった。 はっきり言おう。寂しかった。毎日が空虚な感じだだった。 ハルヒと高橋が笑いあう教室になんか居たくなかったさ。 まぁ、ハルヒが望んだんだから仕方が無い、とは分かってるんだがさ。 そんな俺を救ったのは佐々木だった。出来るだけ俺と会う機会を作ってくれた。 あいつは俺の目を見てこう言うんだ。 『君のそんな寂しい目を見て居たくないから』 甘えさせてくれる佐々木に甘えていた。 体を求めたりもし...
  • 27-916「妹VS佐々木」
    「妹VS佐々木」 俺は佐々木にいろいろ世話になったから映画を奢ることになった。 「あたしも行くー」 「家で大人しくしてなさい」 「やだー、行くもーん」 行くといいはる妹を宥めるのに苦労したため、約束の時間に遅れてしまった。 「そうだキョンくんー、ハンカチはー?」 ―そういや、忘れた 「取ってくるー、待っててー」 妹はハンカチらしきものを取ってきて俺のポケットに入れてくれた。その時の妹の黒さに俺は気がつかなかった。 待ち合わせ場所にて 「遅刻だよ。キョン」 「すまん、お茶を奢るから許してくれ」 映画は普通に面白かった。 しかし、映画館での、この人の多さはなんだ。 そうだ、佐々木とはぐれないためにしっかりと手をつながないと。 しかし、佐々木の体は柔らかくて良い匂いで・・・いや、妄言だ忘れてくれ 「しかし、今日は暑いな」 佐々木の顔も真っ赤だな。 「ほんとだね。くつくつ」 ハンカチ、ハン...
  • 28-188「谷口佐々木」
    「ん?佐々木か?」 谷口が教室のドアを開くと、うつ向きながら立っている佐々木の姿があった。 「……んっ」 谷口の言葉を聴いて佐々木は瞳に貯まった涙を手の甲で拭き取った。それを見た谷口は慌てて口を開いた。 「い、いや忘れ物をしちまってさ」 「そっ…そう」 沈黙。 谷口は肩を少し上げて、普段のどこか間の抜けた顔を浮かべると教室から出ようとしたがが、その時後ろから佐々木の声が聴こえた。 「ねぇ谷口くん…。これ似合ってないかな」 佐々木の格好はメイド姿だった。橘京子が佐々木団として活動してるときの格好を今日は佐々木がしていた。 「いやそんなことないぜ!橘とは違う魅力があるしな」 「本当?」 今まで表情を暗くしていた佐々木は谷口の言葉で大輪の花が咲いたように笑顔を輝かせる。 普段の佐々木の静かな笑みとは違い、谷口は自身の顔が赤くなるのを感じた。 佐々木は席から立ち上がり教室から出て行こうとしていた谷...
  • 佐々木とキョンの驚愕第1章-1
     第一章  話は一ヶ月半ほど前に遡る。桜はまるで始めたばかりのジグソーパズルのように木に花がついているだけでかなり散り始めており、  路面やそのあたりあちこちに桜の花びらがそよ風で舞う季節。  希望と不安に満ちた高校生活やあのハイキングコースのような通学路にもそろそろ慣れ始めた頃である。  北高には俺の興味をそそるような部活はこれといってなかったし、寝ている時に耳からコーラを注がれるような出来事もまったくあるはずもなく俺は漫然と過ごしていた。  この日の朝もいつもの様に目覚ましと我が妹の二段構えで叩き起こされ、ようやく寝床から這いずり出る。  階段を降り母親にもっと早く起きなさいと聞きなれた文句を聞きつつ洗面所に向かい、身支度を済ませ朝食を食べてから学校の支度をしていた。 「キョーンくん。早く学校行かないとおくれちゃうよー」  朝聞くにしてはちょっとした...
  • 42-140「佐々木を初めて乗せた日」
    「最近、勉強が大変で疲れるなー。マジで憂鬱だ」 6月初めの頃の昼休み。俺は溜息をつく。 中学三年生の俺は、退屈をもて余していた二年生までと違い、高校受験のために塾に通い、それなりに熱心に勉強していた。 「やる気が出ないんだよな。何かが消失したような気分で」 「席替えがあったからな。それだろ」 須藤が言う。 俺達は男子三人組で飯を食う。近くで、女子三人組が楽しそうに談笑しながら飯を食っている。 「新しい席にまだ慣れてないのかな?」 古い席の時は楽しかったのは事実かも。 「誰かさんと別になったからなー。何にせよ、欲求不満で変な暴走しないように気をつけてくれ」 暴走って…俺ってそんなにキレやすいと思われているのかな? 近くで女子達が俺の話題を話しているのがわかる。 ――「男って急にオオカミになったりするわよね」 ――「あるある」 ――...
  • 69-204「ふたりぼっち」
    ※軽度な鬱注意 「生きていくうえで、誰しも皆、ひとりぼっちなんだろうね。」 「そりゃそうだろ。」 俺は相槌を打つ。……所詮はそんなもんだろう。最後に頼りになるのは、自分しかいねぇわけだからな。 半裸の佐々木が身を起こす。 「キミと僕も、一緒にいてひとりぼっちの寂しさを癒しているように思えるよ。」 「一夜の宿かよ。都合のいいこった。」 「くっくっ。」 俺と佐々木がこうなったのは、一月位前。恥ずかしい話になるが、俺は涼宮達に誤解がもとで虐めを受けてな。 全部片付けて、その後にたまたま再会した佐々木と、こうした関係になっちまった。 「俺はお前を使って、喪失感を埋めているつもりはないが。」 「僕もだよ。まぁ、ヤマアラシのジレンマだね。お互いに。」 良くも悪くも、佐々木と俺は近すぎた。近すぎただけに、お互いにわかってしまう。お互いが、どんな状況でひとりぼっちになったか。...
  • 19-75「佐々木と文化祭」
    佐々木と文化祭  風呂から上がり、机の上に転がっている試験勉強という現実から目を背け、漫画でも 読もうとかと思ったその時、携帯が鳴った。ディスプレイには、橘、の一文字。  仕方がないので出る。 「もしもし。キョンさん?」 「違うと言ったらどうする?」 「むぅ。キョンさんってあたしに対して意地悪ですね」 「そりゃ常日頃から恨み辛みがあるからな。で、今日は何の用だ?」 「・・・・・・まあいいです。明日、お暇ですか?」 「悪い、橘なら間に合ってる」 「し、失礼ですねっ! 私じゃなくて佐々木さんの事で用事なんですっ!」 「何だ、先にそう言え。明日何かあるのか?」 「・・・・・・いろいろと腑に落ちませんけど・・・・・・いいですよ、もう。  明日、うちの学校で文化祭があるんですが、どうです?」 「文化祭? 随分気が早いな。この時期ってのは珍...
  • 71-874「俺の後ろに佐々木がいる」
    71-874「俺の後ろに○○○はいない。いるのは・・・・・・」 71-903「帰省~お盆狂想曲~」 72-31「~夏の終わりに~」 72-51「~移ろい花火~」 72-61「Autumn Rainy&Sweet Day ~俺の後ろに佐々木がいる~」 72-69「猫と君と僕と~俺の後ろに佐々木がいる~」 72-192「秋月宵華談~俺の後ろに佐々木がいる~」
  • 69-78『Made of tears』2
    「渡橋。」 渡橋泰水。SOS団に入団するはずだった女の子。ハルヒの無意識が具現化した存在だ。 「キョン先輩、お久し振りです!」 何故、こいつが?いや、この計ったようなタイミング。そう。まるで、ハルヒが既に気付いているような。俺の背筋に、冷たいものが走った。 下品だが、ケツの穴にツララをぶちこまれたような感覚。それだ。 動揺を抑えながら、いや、抑えているつもりなのだろうか。俺は渡橋を見た。渡橋は、俺を小首を傾げながら見る。 「キョン先輩、大丈夫ですかぁ?顔色が良くないですよ?」 ハルヒの無意識の具現化した存在。という事は。洞察力もハルヒ並だという事だ。 最悪の事態。そう考えたが、事態はより悪い方向に進んでいる。そう認識せざるを得なかった。 携帯電話から、着信音が響く。 この着信音は、佐々木だ。 何だろう。この気まずさ。出ないのも不信に思われるだろうし、俺は電...
  • 24-865「佐々木勉強みてくれ」
    キ「佐々木勉強みてくれ」 佐「いいとも、一緒の高校に行こう」 ―――成績が大幅上昇、佐々木と同じ高校行けそうに キ(このままずっと佐々木一人に縛られるのはつまんないな。そうだ)ピカーン キ「一つランクを落として確実に合格したいんだ」(高校が別なら佐々木を気にせず他の女の子と遊べるぞ、何て俺は頭が良いんだ) 佐「なら、僕もキョンに付き合うよ」(キョンと同じ高校、同じ高校) キ「行けるなら、進学校に行った方が良いぞ。俺は高校でも頑張るから、大学は同じ所に行こう」(佐々木がいたら遊べないじゃないか) そして キ(やべー遊びすぎた。これじゃまともな大学行けない) キ「佐々木、すまんが、また勉強みてくれ」 ―――歴史は繰り返す 逆に、これが正しければ、高2時点なら、ハルヒに縛られないため佐々木をダシに使うかもしれないな。 本当は後腐れなくやらせてくれる女の子と遊びたいけれど、 ハルヒも長門も佐々...
  • 24-222「漁夫の利」
    俺の家には、年頃の女の子が8人もいる。 男が俺一人で、複数の女の子と同じ部屋にいるのはエロゲーでよくある、全ての男性が羨む設定だが、こんなに居心地が悪いのは何でだろうかな。 「涼宮さん帰ったら?あなたがいるとキョンの成績下がる一方だから」 「佐々木さん。心配しなくても、キョンの成績はあたしがドーンと上げてみせるわ」 「その根拠の無い自信はどこから来るのですか?ここは佐々木さんにまかせて。涼宮さんは自宅でオナニーでもしてれば良いのです」 おいおい、何卑猥なことを言い出すんだ、橘 「あわわわ。怖いでしゅ」 困った顔もかわいいですよ。朝比奈さん 「―――勉強会―――とても―――楽しい―――」 結論を言うと、ハルヒ、佐々木、長門、朝比奈さん、鶴屋さん、橘、九曜、ミヨキチが俺の家で勉強会だ。 数日前までは古泉や谷口達もいたのだが、何故かあいつらは来なくなった。 特に、女好きの...
  • 68-944「佐々木さんのキョンな日常 体育祭」
     夏休みも終わり、まず、新学期が始まり、最初に学校で行われた事は、テストである。夏休みの間、勉強していたか どうかの学校側の確認作業みたいなものだ。  「今の君なら、大丈夫だよ、キョン」  佐々木の言葉通り、中学時代の俺とは違う。落ち着いて、試験は受けられた。まあ、これも佐々木がいてくれるから こそ言えるセリフだが。  試験の結果は、満足のいくものだった。俺は、学年上位十番内に入っていた。  「大したものだね、キョン。君と一緒に塾に行っている僕としては、実に嬉しいことだ。君の御母堂も、さぞ喜ばれ ているだろう」  佐々木の言うとおりで、母親は非常に喜んでいる。そして、例の口癖。「佐々木さんと同じ大学に」が、最近では「 絶対同じ大学に行きなさい」に変わってきた。  俺自身も、最近では努力すれば、佐々木と同じ大学に行けるのではないかと考えるようになった。まあ、どんな進...
  • 24-508「ニート佐々木略してササニート」
    「働いたら負けかな、と思っているんだ」 そういいながら佐々木が俺のアパートへやってきて、二か月になる。 佐々木は相変わらずスウェット姿で、まるで化粧のノリが納得いかずに何時間も鏡とにらめっこしている人のように、パソコンを眺めている。 「…佐々木、何見てるんだ?」「2ch」 …。 「おもしろいか?」「スレによる」 …。 「どっか、出かけないか?今日は天気もいいぞ」「今いいところなんだ、悪いけどあとに…あ、落ちてる」 …。 「それじゃ、俺ちょっと散歩いってくるから「どこにも行かないで」 …。 「そばにいて」 …。 いつもこの調子だ。パソコンを眺めながら、たまに質問すると短く返す。俺がちょっと出かけようとすると、止める。 「なぁ佐々木」「…」 「このままでいいのか?」「…」 「何度も言うようだけど、このままじゃまずいだろ?」「…」 「俺だって大学があるし、それにお前の生活費だって、お前の両親が毎...
  • 27-798「デレキョン→佐々木の憂鬱プロローグ」
    デレキョン→佐々木の憂鬱プロローグ 諸君は雲の上の人:つまり自分よりはるかにレベルが上の人に恋をしたことあるか? 俺はある。 その女:佐々木は顔も良ければ頭も良く、さらに誰にでも優しい、ときたもんだ。 もし僕っ子の変な口調がなければ、クラスの男子の半分は佐々木に恋した、と思う。 いつ頃からだろうか、佐々木は俺なんかとは全然釣り合わないと思ったのは。 正直に言うと、最初からだ。 佐々木が誰か他の男に恋してる噂を聞いたわけでも無いのに、聡い俺は既に自分を客観視していた。 いつか佐々木が魔法の力か何かで俺に恋する。あるいは、俺の成績がまともになり、顔もハンサムになって佐々木と釣り合うようになる。 そんな妄想が毎晩のように夢となって現れたものだ。 しかし、そんなことは物理的にありえないことは馬鹿な俺にも判っていた。 「だったら友達として付き合い、段々好感度を上げていけば良いじゃん。俺ってなん...
  • @wiki全体から「1-909「俺は佐々木と付き合う」」で調べる

更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示 | wiki内検索

ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。