【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「6-831「黒い悪魔、あるいは天使」」で検索した結果

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  • 6-831「黒い悪魔、あるいは天使」
    黒い悪魔、あるいは天使 掃除を生徒にやらせる方針の公立学校としては、鍵のかからない部屋にはどうに かして日々の清掃を生徒に割り振るわけで、今日から俺と佐々木と他数人はここ 家庭科室の割り当てだ。調理実習なんてのは1年生の時に男女一緒にやったぐら いで、ここに足を踏み入れたのはそれ以来だな。 「ほら、さっさとすませるぞ」 適当に割り当てを決め、家庭科室とその準備室、そしてそれに付属する廊下と階 段という三つに分かれ、俺と佐々木は家庭科室の担当となった。なったのだが、 どうも佐々木の様子がおかしい。 一言で表現すれば「挙動不審」だな。 今から思えば、新しい掃除当番表が張り出された時からどうも妙だったのだが、 俺と一緒にここに来る間にそれは顕著になり、一緒に家庭科室の中に入ると、ま るで隠れている妖怪やエイリアンが飛び出てくるのを恐れる映画のヒロインのよ うに、落ち着き無く辺りをきょろきょろと...
  • Part6
    ... 6-852「G」 6-831「黒い悪魔、あるいは天使」 6-786「夢花火」 6-753「井戸の中の女」 6-730「黒い安息日」 6-712「Gとの遭遇」 6-631「ネクタイ」 6-625「1時間以内にレスがあればキョンの嫁」 6-586「佐々木vs朝比奈さん」 6-425「お姫様抱っこ」 6-357「夏祭り」 6-346「ギックリ腰ササッキー」 6-327「天国へ行く方法」 6-323「お前の朝がお前」 6-313「鬱ネタ」 6-307「鶴屋家花見大会」 6-289「体技:スルー」 6-239「一夏の冒険」 6-214「涼宮ハルヒが驚愕」 6-197「佐々木のひとり交換日記」 6-191「祭り」 6-182「正夢おっぱい」 6-171「いろがみ」 6-138「誤解」 6-136「おっぱいぷにぷに」 6-113「月の悪戯」 6-104「桜」 6-97「佐々キョン バカップル」 ...
  • 6-730「黒い安息日」
    「お邪魔します」 「ん、じゃあその辺に座っててくれ。下から飲み物もって来る」 今入ってきたばかりのドアから出て行く彼を微笑で見送ると、私はいつものようにベッドの端、足を向けるほうに浅く腰掛けた。 三度跨げば我が家も同然、と誰かが言っていたが、このキョンという風変わりな渾名を持つ友人の部屋は ある側面では私の自室などより余程リラクゼーションに適した場所であった。 異性の友人をほとんど持たない、というよりそもそも交友関係がひどく狭い私にとって、同級生とはいえ ここまで気の置けない信頼関係を築けたというのは客観的に見てもなかなか信じられないことではある。 しかもまだ世の中の事も良く知らない子供だとは言え、一応男と女だ。 それがこんな狭い部屋の中に膝つき合わせてなにをするかというと、これが何の変哲もない受験勉強だというのだから笑ってしまう。 私は苦笑を、彼が膨れ顔に答えて見せるときの表情をこっそり...
  • Part33
    33-928「時の記念日」 33-889「黒い傘」 33-758「佐々木さん、素数を数えるんだ、の巻」 33-692「土砂降り」 33-658「衣替え」 33-632「シビレ」 33-631「足がしびれた」 33-627「キョンとハルヒの目の前に飛び降りる」 33-570「恋愛は精神病」 33-472「甘い物大好き」 33-398「佐々木さん妊娠する!」 33-390「料理」 33-345「無人島」 33-266「なんかエロく聞こえる」 33-138「SS談義」 33-100「ペダル」 33-93「朝倉×佐々木」
  • Part26
    トップページ >SS > 短編 Part26 26-984「移転小ネタ(仮)」 26-956「祝!!ハルヒ二期中止!!(仮)」 26-816「佐々木団+キョンとのお茶会(仮)」 26-796「相合傘」 26-772「佐々木さんの、Leprechaun Christmasの巻」 26-760「佐々木さん、クリスマスは家族で過ごすものだよねの巻 」 26-742「ササキョン(仮)」 26-689「真夜中のプール」 26-683「モノローグ(佐々木)」 26-666「正夢実行計画」 26-656「漢詩と佐々木さん」 26-648「SS Ontology」 26-626「しごとのはなし」 26-622「神は処女受胎を糾弾す」 26-617「妹へのクリスマスプレゼント」 26-607「閉鎖空間が赤で染まる日」 26-605「佐々キョン」 26-600「据膳は黄泉の味」 26-578「佐々木さん...
  • Part28
    トップページ >SS > 短編 Part28 28-931「再会の再開、際会」 28-922「917に捧ぐ」 28-912「佐々木の難問」 28-892「いやさされたよ」 28-840「鬼娘のコスプレ」 28-757「キョンの嫁は誰だ」 28-730「谷口」 28-668「誘蛾灯」 28-647「札幌テレビ塔」 28-619「愛は真心、恋は――」 28-610「ポツダム? いいえそれは脱ダムです」 28-606「影響力」 28-534「佐々木さんの、子猫の目の甘い日々5 雪の面影、なぞるように、の巻」 28-481「団長を野球○に誘おうにょろーん」 28-462「パントマイム」 28-442「角川スニーカー文庫重役会」 28-409「バカップル」 28-393「こういを漢字で書くと」 28-368「佐々木の演説」 28-351「バレンタイン」 28-315「中学校の昼休みのこと」 2...
  • Part40
    40-948「何でも答えるよ」 40-942「母は強し」 40-941「親友って何ですか」 40-844「佐々木…」 40-762「あせらないでキョン」 40-643「部下思いの将、あるいは悪霊かそうで無いか」 40-612「センター試験への反問あるいは鬼について」 40-609「2009年のセンター試験」 40-604「一分でも」 40-583「センター試験前夜のアドバイス」 40-552「寒いね」 40-534「彼女たちの……」 40-502「ぇほッぇほッ!」 40-488「思い出」 40-367「未来人のちいさな痛み」 40-352「国佐々」 40-333「佐々木家・家族日記」 40-237「 / / / / / / / / / / 」 40-203「はつもうで」 40-194「あけましておめでとう」 40-127「期待されるというのは」 40-99「仕事納め」 40-93「1乙」
  • Part46
    トップページ >SS > 短編 46-836「ポンジーは以外と背が高いな」 46-511「北風と太陽」 46-479「ある夏の日の庶民プール」
  • Part14
    トップページ >SS > 短編 1乙」 14-934「プラン」 14-908「佐々木さんの熱唱」 14-879「佐々木さんとケンカ」 14-775「佐々木さん台風は苦手の巻」 14-752「事故」 14-748「車輪の唄」 14-653「敗因」 14-617「占い」 14-595「いい日だな」 14-569「ある車内風景」 14-566「裏SOS団各メンバーの配置変更」 14-551「佐々木さんポニーに再挑戦の巻 」 14-513「佐々木さんのしりとり」 14-468「佐々木さん授業中の巻 」&「佐々木さん、あいや痛がる子を見て手を離すが真の母親の巻」 14-389「北高に来ないかって」 14-331「佐々木とキョンが1年会わなくても平気だった訳」 14-288「フラグクラッシュ・クルセイダーズ」 14-233「(佐々木団+キョンIN喫茶店)」 14-184「佐々木さんの雨の夜と寂し...
  • Part5
    5-944「佐々木の家」 5-938「お招きいただき」 5-897「親友」 5-876「3本のフラグ」 5-871「眠れぬ夜のササッキー」 5-868「もし佐々木がもっと変な女だったら」 5-835「将来設計」 5-788「佐々木の憂鬱」 5-737「3分キョン」 5-721「佐々木vsハルヒ」 5-687「キョンの告白」 5-686「つい女口調でした」] 5-653「フラグたちの憂鬱」 5-631「佐々木のメールアドレス」 5-630「眠れぬ夜」 5-608「佐々木vs長門」 5-607「橘の悪夢」 5-597「キョンキョンキョンキョンキョンキョンキョンキョン」 5-584「佐々木vsハルヒ」 5-554「夢で会えたら」 5-552「ハルヒvs.佐々木」 5-543「ポニーテール」 5-536「縦読みメール」 5-515「続グッドメディスン」 5-491「佐々木かわいいよ佐々木」 5-4...
  • 6-860「湯煙@佐々木」
    古泉属する機関とやらがどれだけのコネと力を持っているかは 知らないし知りたくも無いが、それでも信じていいことが一つだけある訳で、 それはSOS団創設後に行われたであろう俺の身辺調査の結果である。 これ以上ないというほどに平凡な中流家庭で、 これ以上ないというほどに平凡な人生を(あくまで高校生になるまではだが) 送ってきた俺は間違いなく普通の人間だということだ。 普通。 今となってはどれだけ懐かしく、 郷愁を覚えずにはいられない響きだろう。 灰色空間やらタイムトラベルやら様々な経験を積んだ俺には 最早遠いところにある言葉であり、 しかしこうして見ると自分の経験値もどうってことなかったのだと 自責の念に駆られることも無いわけではない。 いやいや、よく考えてみろ俺。 俺の経験値において大半を占めているのはあくまで 非日常的冒険活劇チープ版であり、 鶴屋さんの別荘にしても夏の孤島にしても豪華ではあ...
  • 長編
    ssトップページ > SS > 長編 74-16「SOS団との決別」 74-16「キョンの退団宣言」(エロ物 注意) 71-874「俺の後ろに佐々木がいる」 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If Bad End) 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If) 70-483『バッテリー』 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」 68-866『Wanderin Destiny』 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 67-9xx 失言と猫ヒゲ 67-9xx どこか足りないフラグメント 橘京子「それが佐々木さんの役割だって言うんですか?」 67-708『だって、あたしだってそうだったし?』 67-116 Rainy Day …… What? 67-30「じゃあ、僕はこれから塾に行かなきゃいけないんでね」 66-358 Rainy Day by? 65-...
  • 累計ページ閲覧ランキング
    15-845「作家のキョンと編集者佐々木」 27-472「しゅくしょうしゃしゃき」 15-895「モデル付き恋愛小説」 編集者佐々木シリーズ 17-718「『スイッチの入れ方』」 佐々キョンバカップルシリーズ 16-69「新人の宿命」 15-866「編集者佐々木外伝」 17-404「作家のキョンと編集者佐々木~調子のいい日」 14-107「ラブレター騒動」 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 14-687「もしも」前半 15-477「キョンと佐々木の消失」-1 もしもシリーズ みょん様 猫の目の日々シリーズ 14-577「巨人の歌」 佐々木とキョンの驚愕シリーズ 消したい3行目シリーズ 5-852「ファーストキスは誰のもの?」 28-757「キョンの嫁は誰だ」 24-423「キョンの溜息」 15-132「キョンと佐々木とハルヒの生活 1日目」 16-669「佐々木とハルヒが冷戦を繰り...
  • Part31
    31-947「今日はエイプリルフールだ」 31-921「佐々木さんの、子猫の目の甘い日々7 エイプリル・フール? の巻」 31-919「エイプリルフール」 31-909「どこでもドア」 31-890「春にして君を離れ」 31-882「フルパワーフラクラ 」 31-845「プロローグ ~改変!3人のお姫様~」 31-838「キョンの本名何だっけ?」 31-805「ライトノベルでも読みたまえ」 31-782「卒業式の思い出」 31-740「中学の卒業式で泣いたか?」 31-655「佐々木の彼氏?」 31-572「宿題は最終日にまとめてやる」 31-557「お泊り大作戦」 31-488「キョン説得工作と国木田フィルター」 31-391「鶴屋さんとの出会い」 31-350「テスト勉強」 31-325「Yシャツを着た佐々木」 31-306「闇鍋」 31-281「谷口の合コン」 31-253「猛虎落地...
  • Part15
    15-887「佐々木さんとたくろー」 15-842「塾に二人で行く途中お囃子の音が聞こえてきて… 」 15-762「佐々木と長門」 15-744「男前パンジー」 15-716「佐々木さん参院選について語る」 15-688「佐々木さん、浴衣に花火は夏の風物詩の巻」 15-687「─佐々木と二人でクイズ番組視聴中─」 15-683「佐々木さん神の能力を試す」 15-672「宇宙戦艦ナガト」 15-669「同窓会」 15-653「ゲーセン佐々木団」 15-648「佐々木さん、最後の一葉の巻」 15-647「UFOキャッチャー」 15-593「ポーカー」 15-583「佐々木さんの真実」 15-564「佐々木SSと申したか」 15-535「ハルヒと佐々木は仲良し」 15-508「キョンの姉貴が佐々木で、佐々木の弟がキョン」 15-462「佐々木さん、橘京子とゆりんゆりんの巻」 15-428「午後の...
  • 33-889「黒い傘」
    『黒い傘』 九曜さんと二人でお茶をしてウインドウショッピンッグをした帰り、雨が降ってきた。 「しまった、今日は傘持ってきてないわ。降水確率10%だったのに」 「―――大丈夫―――」 そう言った九曜さんの体は見る見る内に黒い傘に変身した。 「―――差して―――」 差してって、そんなものを 「―――早く…差して―――」 「はあ…」 ありがたいけど、ちょっと気味が悪くてどんよりする。 878参照 「―――右に―――行くべき―――」 右に行くとキョンが青い傘を差して歩いているのがわかった。ありがとう九曜さん。 「やあ、キョン」 「やあ、佐々木か。奇遇だな」 その瞬間、九曜さんは傘から3頭体の幼児に変化して、チビ九曜はピョンとキョンの肩に乗る。 「―――オンブ―――」 「オンブって、乗っかかるんじゃないコンブ。それにこれはオンブじゃなくて肩車じゃないか」 僕のキョンとベタベタするのは、たとえ九曜さ...
  • 7-883「湯煙@佐々木vol.2」
    「では、いただきます。」 「………いただきます。」 俺の眼前では部屋備え付けの浴衣を着た佐々木が両手を合わせ、さっそく 料理に箸を伸ばしている。 まぁ、何だ。とりあえず一線を越えるような真似はしてない訳だが、 恒例なハプニングもあった訳で俺としては色々と持て余……げふんげふん、 複雑な心境であった。 というか、俺の方が動揺してるというのもどうしたもんかね。 事故だとは解っていても、少しばかり意識してしまうのは仕方ないというものだろ、男なら。 「どうしたんだい、キョン。先ほどから箸が進んでいないようだが。」 「いや……というか、これは何だ佐々木」 聞くまでもないことかもしれないが、一応聞いておかねばなるまい。 眼前の、どう考えても高級食材を使いまくった料理に付属していたのは どう見ても熱燗だった。 一人につき一本であるのが唯一の救いだろうか。 俺としては辞退したいのだが。 「これかい? くっ...
  • 71-874「俺の後ろに佐々木がいる」
    71-874「俺の後ろに○○○はいない。いるのは・・・・・・」 71-903「帰省~お盆狂想曲~」 72-31「~夏の終わりに~」 72-51「~移ろい花火~」 72-61「Autumn Rainy&Sweet Day ~俺の後ろに佐々木がいる~」 72-69「猫と君と僕と~俺の後ろに佐々木がいる~」 72-192「秋月宵華談~俺の後ろに佐々木がいる~」
  • Part41
    41-984「僕の体は、まだ暖かいだろうか…」 41-983「──た─すけてぇ──」 41-887「…困ったな(棒)」 41-883「身動きが取れない」 41-858「佐々木さんの休日」 41-857「なあ、佐々木」 41-769「ホワイトデーのプレゼントだ」 41-704「シャングリラとは」 41-647「Brake Time - 『ねこ』 のかなり後日談」 41-645「Brake Time - 『ねこ』」 41-616「タカラヅカ」 41-573「しゅるしゅるしゅる…ピタッ!」 41-533「く よ う か っ た ー」 41-485「ササッキー!ササッキー!」 41-478「佐々木の閉鎖空間が」 41-431「想い出はいつも優しく甘く、時に苦く残酷」 41-417「つまり… 」 41-241「したい……けっこん」 41-236「元素の周期表の17族」 41-229「円周率計算プログ...
  • Part17
    トップページ >SS > 短編 Part17 17-924「佐々木団ミーティング」 17-898「きょこたんを煙に巻く黒佐々木」 17-838「中学自体二人してフラグを折り合ってたら」 17-804「佐々木ア佐々木」 17-774「見えてる佐々木さん」 17-711「中三のころ、月曜日の朝のこと。」 17-669「結婚の名言」 17-655「佐々木さん、ブーケは誰の手に? の巻」 17-646「おなかにキュッ」 17-640「フラグを折るならまかせて」 17-601「佐々木さんの中学時代の苦労」 17-570「変化」 17-438「電車にて」 17-310「ポンジーなりきりセット」 17-301「素の佐々木で思いついたSS」 17-293「素の佐々木候補」 17-292「佐々木さん、ポンジーの秘密、或いはBTF1~3 の巻」 17-249「オウムは語る」 17-214「佐々木さん、夏...
  • 40-643「部下思いの将、あるいは悪霊かそうで無いか」
    614 :この名無しがすごい!:2009/01/18(日) 02 03 08 ID sQgfBmeQ 酒呑童子とか茨木童子とかか。 いわゆる源氏の鬼切りは反朝廷集団の討伐だからな 615 :この名無しがすごい!:2009/01/18(日) 08 02 15 ID cswyg+hF そういえば、平将門=鬼な昔話もあった 616 :この名無しがすごい!:2009/01/18(日) 21 31 56 ID 9z9L8Scf 将門は日本三大悪霊の一角と言われてるが実は悪霊じゃないんだぜ 話すと長いから省略するが部下思いの将だったそうだ 641 :この名無しがすごい!:2009/01/20(火) 00 14 52 ID i+p/wIc9 616 悪霊って悪い事をした奴の霊でなく、不幸な死に方をした人が恨みを晴らしに来るから悪霊となるのでは? 643 :この名無しがすごい!:2009/01/20(...
  • 41-431「想い出はいつも優しく甘く、時に苦く残酷」
    「キョン…君は高校に行って変わってしまったよ。 もうかつての君ではないんだね…まるで別の誰かと話をしているようだ」 佐々木は俯きながら小さく呟いた。 いつも自信に満ち溢れ、決して弱い姿を見せない佐々木が俺に向けた背中は いつもよりずっと小さく見える。 わずかながら震えている肩が切ない。 頬に冷たい感覚が走る。 雨だ…空にはどんよりと雲が流れている。 「僕も人並みにノスタルジーというものを感じるんだね。 いや元々、僕は人以上に過去に縛られるタイプなのかもしれない。 その証拠に高校が別々になっても君に会いにこうやって顔を出している」 中学時代と比べると確かに俺も佐々木も成長しているとは思う。 それは大人になる過程においての必然だとも思う。 しかし、俺は佐々木にこんな顔をさせてしまう程、変わってしまっただろうか? 佐々木の想い出の中の俺とは別人だと言う事か? 「そうだね…大人になると言う事はこう...
  • 3-261「佐々木の趣味」
     誰にだって人に自慢できない、あるいはする気のない趣味のようなものがある。  私にとってのソレは、B級あるいはC級に分類されるいわゆるダメ映画の鑑賞だった。  先日、中学校を卒業し、高校への入学準備も滞りなく進んでいたある春の日。  私はひとり、市外の映画館に来ていた。この劇場で単館ロードショウに掛かっている ホラー映画を鑑賞するためだ。もちろん、B級作品である。  この映画を撮った監督は、B級映画好きの間でも定評のある人物で、かくいう私も、 公開前から楽しみにしていたのだ。もちろん、前売りチケットを購入した。受験を終えた 後の自分に対するご褒美、そんなつもりだったのだ。  映画について語るのはこの程度でいいだろう。ちなみに、実に期待通りの出来映えだった。 本格派のB級スプラッタ映画を久々に堪能した。  ところで、あなたはスタッフロールは最後まで見る人だろうか、それとも劇場内に明かりが ...
  • Part66
    トップページ >SS > 短編 66-905「解らないからこそさ」 66-868「くっくっく。無理はいけないよキョン」 66-840「佐々木さん、大事なのは言葉なのです」 66-819「ふむ。この自習室は暖房がよく効いているね」 66-784 人をなめた話 66-779「キョン、自分自身こそ厳しく律すべきだよ」 66-754 昔日 66-731 5月5日の手のひら 66-710「で、キョン。どう責任をとってくれるのかな?」 66-691 佐々木さんと洋楽「A Case of You」 66-677「報道された出来事だけが事実となるかい?」 66-651「連休はどこも大渋滞だぜ」 66-607『は――はは―――――ばかみたいだわ……はは―――』 66-607「どうもキミと話している時は何だか笑っているような顔で固定されているようでね」 66-590「不味いぞ佐々木」 66-564「ご馳...
  • Part27
    トップページ >SS > 短編 Part27 27-974「鰯の頭も信心から」 27-949「それはない」 27-935「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その2」 27-926「センター試験」 27-916「妹VS佐々木」 27-896「みゆき」 27-868「卒業旅行」 27-857「おやじキョン」 27-849「お酒は二十歳になってから」 27-839「橘への誕生日プレゼント」 27-798「デレキョン→佐々木の憂鬱プロローグ」 27-780「佐々木のこころ」 27-756「長門は見た」 27-742「そこまでやるか」 27-729「お前ストーカー、僕もストーカー」 27-704「鏡開きだよ、佐々木さん」 27-671「メールの話」 27-626「そしてとことんウソだ」 27-616「君に手紙を書くよ」 27-572「スパルタ式」 27-538「進学の悩み」 27-527「佐...
  • 68-111「佐々木さんのキョンな日常」
    トップページ > SS > 長編 > 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 68-111「佐々木さんのキョンな日常 プロロ-グ」 68-115「佐々木さんのキョンな日常 春咲小町」 68-165「佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏」 68-191「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒ」(~その3) 68-229「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその4~」 68-243「佐々木さんのキョンな日常 黄金週間の二人」 68-256「佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団」 68-327「佐々木さんのキョンな休日 梅雨の晴れ間に」 68-334「佐々木さんのキョンな日常 迷い猫」 68-357「佐々木さんのキョンな日常 星に願いを」 68-433「佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』」 68-534「佐々木さんのキョンな日常...
  • 6-631「ネクタイ」
    「おや、約束通り北高の制服を着てきたのかい。キミにしては感心な事だ」 「お前が着て来いって言ったんだろうが……ったく、入学前にこの格好でうろつくとは思ってなかったぜ」 「くっくっ、まあいいじゃないか。それよりネクタイをしていないようだが」 「あんなもん飾りだろ? とてもじゃないけど窮屈で我慢できねえぜ」 「ほう、相変わらず口だけは一端だな、キョン?」 「何が言いたい」 「まさかとは思うがキミ、ネクタイを結べないのでは無いかと思ってね」 「く……」 「何だ図星かい? くくく、こいつは傑作だ」 「そんなに笑うなよ、知らねえもんは知らねえって」 「くく、まあいいさ。巻いては居ないと言ってもネクタイは持っているのだろうね?」 「一応はな」 「どれ、せっかくだから一つ教示してやろうじゃないか。セミウインザーノットくらいは覚えて帰ってくれよ」 「ま、待て、こんな公共の場所で――」 「そもそもこのタイプ...
  • 26-111「あたしの愛車は冷凍車」
     起こった事を端的に言い表すとあたしはキョンに見放された訳なのよ。 佐々木さんに負けたとはあたしは認めたくなかったし、負けるという言葉に反応してしまったのも理由の1つかもね。 負けたと思ったら自分がほんとうに惨めになるし、少しでも根性がねじ曲がっていたら逆恨みの原因にもなりかねないから。  あたしはこう考えたの。あたしに落ち度がいっぱいあって、それが原因にキョンに振られてしまい見放されてしまったのよ。 そう思うと胸の中のヤキモキはすっきりしてきた。あたしの胸に秘めていればアイツにも迷惑掛からないしさ。 今夜は一晩ず~っと泣いて泣いて過ごして、明日になったら一歩踏み出そう。 やがて学校を卒業して社会に飛び立つ日が来たけど、あたしはその群衆の中から あの二人 が居ないように心に願った。 もっともこれはあたしの記憶違いだった様子で あの二人 はあれから直ぐに学校を辞め、二人で事業を始めたらし...
  • 26-86「俺の愛車は軽トラだ MK.Ⅳ」
    「そこだ、キョン。最大のボトルネックは流通構造なんだよ!」  その佐々木の言葉を聞いた時、こいつは何を言っているんだと怪訝な瞳で佐々木の顔を見つめたのが本当のところだった。 だからいつもの様に話を聞き流してしまえばいいだろうといういう、俺の考えが甘かった。 佐々木の話はいつもの雑談・勉強モードから懸け離れており、魚の流通に関して淡々と述べていた。 事業目的は鮮魚・地魚の急送による直接販売であり、港と料理屋や小売店に流通経路を発掘する事であった。 最大のネックである既存の流通経路に対抗するには、ニッチ分野でのルート開発しか有り得ないだろうと・・・・。  佐々木は喜々とした表情で話を進めてゆき、その話の相手をしている内に夜が明けてしまったので、佐々木を車に乗せて家まで乗せ て帰る事にした。年頃の娘を二日連続外泊させたんだから、親御さんに俺から謝りの1つでも入れておこうとも思った訳だ。 助手...
  • 66-86 ルームシェア佐々木さんとハードル
    「……まさか、それほどとは」  大学。古泉は眉間に当てるように中指を立て 「まるで本当に無邪気なバカップルの同棲生活の一ページのようではありませんか」  何度も言うようだがな古泉。俺は確かに無邪気かもしれんがカップルではないしルームシェアだ。  俺の母親もあちらさんも了解してくれた上に誓約書まで書かされたんだぞ。 「ええ、そうでしょうとも……どうも高校時代も似たような話をした覚えがありますが」 「奇遇だな。俺もだ」  古泉はぐっとコーヒーを飲み干すと、空き缶をダストシュートへシュートする。 「確かに、涼宮さんの能力に復活の兆候は見えませんが……ああ、どうですあなたも。もう一本」  ガコン! と小気味良い音を立て缶コーヒーを取り出す。  おごりならありがたく受け取ってやろう。 「セカンドレイド!」 「うお!?」  古泉が投擲したコーヒーをあわててカバンで受け止...
  • Part22
    トップページ >SS > 短編 Part22 22-908「巨人だった頃」 22-891「妹は意外と黒いかも?」 22-864「佐々木さんとストレッチ」 22-814「バレンタインにはチョコはあげない」 22-802「佐々木の手料理」 22-768「佐々木さん、秋の味覚の巻」 22-713「3番目のあなたへ」 22-681「佐々木さん、精神の病、或いはとても遠回りな告白の巻」 22-666「承認」 22-595「生人参」 22-593「解釈の相対性」 22-557「出会い周防九曜」 22-521「注文の多い佐々木料理店」 22-512「佐々木さん、子猫の目の甘い日々2 何度も僕の名をよんで、の巻」 22-494「佐々木さん、子猫の目の甘い日々の巻」 22-480「白い世界であなたと出会う」 22-478「孤独のフラグ」 22-468「時の流れる速度」 22-448「喫茶店での会話(黒...
  • Part25
    トップページ >SS > 短編 Part25 25-929「爪の垢」 25-900「佐々木さん、仮面ライダー涼木の巻」 25-880「終の住家」 25-876「俺の愛車(長門視点)」 25-854「キョンの告白」 25-807「俺の愛車は軽トラだ MK.Ⅲ」 25-794「俺の愛車:アナザーエンド」 25-776「彼女と私の特等席」 25-738「俺の愛車は軽トラだ」 25-731「奴の愛車」 25-708「俺の愛車」 25-676「お前らパンツに興奮するな」 25-619「佐々木と長門とバニー」 25-594「中学3年の昼食中の会話」 25-590,588,561「佐々木の下の名前」 25-586「四字造語」 25-407「ランチタイム」 25-377「ササッキーとんち話3‐4」 25-360「ジュマンジ」 25-351「佐々木さんの諺講座」 25-344「ササッキーとんち話1‐2...
  • Part38
    38-947「さっきから何笑ってんだ?佐々木」 38-900「素直じゃないのは」 38-877「ツインタワー」 38-806「さんたくろーす」 38-784「ありがとう、今週中に死ぬ」 78-768「~キョンと佐々木団、戦い終わって~」 38-757「誤解の被害者?」 38-669「佐々木様、お慈悲を…」 38-631「佐々木様を信じなさい」 38-608「そんな朝」 38-600「こらこら」 38-575「…ばか…」 38-573「お喋りな背中」 38-550「寒い日には」 38-494「疲れたよパトラッシュ・・・ 」 38-395「君は誤解している」 38-347「書道に使う文鎮さん」 38-343「国木田氏~!!」 38-341「国木田殿に物申す!!」 38-339「哀しい気持ち」 38-307「トリック」 38-249「キョン?」 38-172「運動会のビデオ」 38-67「三国...
  • 8-621「湯煙@佐々木(翌日)」
    毎日の朝は我が無邪気な妹によるフライングボディプレスという荒業によって 目を覚まさざるを得なかったという不健康な生活をしていた俺なのだが、 今日はどうしたことだろう。朝日が顔に当たるのを感じて目が覚めた。 おお、かなり健康的じゃないか。 早朝のひんやりした空気が肺を満たすことで気分はナイアガラクラスの滝から 放出されるマイナスイオンを十分に含んだかのように晴れ晴れとし、窓の外から 聞こえてくる鳥の囀りが美しい日本の四季の移り変わりを如実に示しているでは ないか―――― なんてことを考えつつ、さて、俺の体が動かないのは何故だろうね。 ちょいと視界を下げてみる。 うん、佐々木だ。 どうやら俺と佐々木は抱き合っている状態にあるらしく、つまり、アレだ。 今ようやっと昨晩の出来事を思い出したって訳だ。 少しばかり顔が火照るのは、まぁ仕方ないだろう。 しかし、こうして見ると本当に年相応の女の子といった...
  • 27-426「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その1」
    佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その1 元旦の夜、ふとした悪戯心で、彼の写真を枕の下に入れてみた。 3年の、文化祭のときに、友達が気を利かせて撮ってくれた、数少ないツーショット。 枕の下に写真を入れると想い人の夢が見られる、なんておよそ非論理的な俗信に過ぎないけれど、 21世紀にもなって一富士二鷹三なすびというのもどうかと思って、ほんの冗談のつもりの行為だった。 ふと気がつくと僕は、オックスフォードホワイトの空の下、セピアがかった世界の中に独り佇んでいた。 夢だと言う事は、何故かすぐに分かった。 なるほど。これは橘さんが言っていた、僕の閉鎖空間というヤツを夢に見ているらしい。 あそこに入れるのは橘さんたち「超能力者」だけで、それには僕は含まれていない。 自分で作ったものに自分が入れないのは理不尽だなあと漠然と思ってはいたけれど、 まさか夢に見るほど関心があるとは思わなかった。 と言うよ...
  • Part4
    トップページ >SS > 短編 Part4 4-938「佐々木でぃーカップ」 4-937「佐々木えーカップ」 4-919「佐々木オーベルデューレ」 4-901「ポーカーフェイス」 4-871「携帯だから改こうが悪くてすまん」 4-812「再試合」 4-788「僕のおっぱい」 4-785「ある日の夏休み 」 4-750「些細なことが原因でハルヒの閉鎖空間に神人大量発生」 4-747「誓い」 4-741「ねぇねぇ、佐々木さんってキョン君と付き合ってるの?」 4-732「しかし、僕っ子か」 4-718「ありがとう。そしてさよならだ」 4-704「For Nothing」 4-695「試験当日」 4-622「探索」 4-613「修羅場・涼宮ハルヒの驚愕」 4-607「鼻血出てるぞ」 4-601「耳掻き」 4-595「佐々木の看病」 4-588「I hate you, you hate me」...
  • Part21
    トップページ >SS > 短編 Part21 21-976「勘違いだよ!佐々木さん」 21-966「無拍子のフラグ折り」 21-955「キョン達の同窓会」 21-923「紙をめぐる(ミヨキチの)戦い」 21-920「佐々木→キョン 」 21-909「オススメの推理小説」 21-892「子猫のようにじゃれ付いてくる佐々木」 21-856「やめてよね。僕が本気になったら神の自覚のない君が敵う訳無いだろ。」 21-846「佐々木の可愛い嘘?」 21-808「紙をめぐる戦い」 21-795「僕はキョンの○○」 21-777「お見舞い」 21-765「佐々木さんBill Evansについて語る」 21-752「忘れ物」 21-677「不味い?弁当」 21-626「消したい3行目またアフター」 21-606「ハルヒの告白佐々木視点」 21-577「消したい3行目アフター」 21-575「佐々木の...
  • Part68
    トップページ >SS > 短編 68-935『clair de lune』 68-927『甘いのは』 68-909「まだ今年は残ってる」 68-891『酒豪佐々木』 68-890『のんべえ佐々木』 68-889『下戸佐々木』 68-754「でも佐々木さん好きです結婚して下さい」 68-650「君の銃で撃ち抜いて/裏」 68-647「君の銃で撃ち抜いて」 68-591「One of Fifteen Hundred Sequence」 68-565「鶴屋さんの実家は何屋さん?」 68-513「どうすれば佐々木さんのテンションを上げることができるのだろう」 68-349「ネコミミ装着!」 68-92「寝ぼけて醜態さらしてその最中に気づく佐々木さん」 68-38 万歩計を買う現場を目撃された佐々木さん 68-31「いまから、君たちの人生を賭けた戦いが始まる。覚悟はいいかい?」 68-xxx...
  • Part24
    トップページ >SS > 短編 Part24 24-948「食事中」 24-940「模試の結果」 24-937「健康診断」 24-923「朝の襲撃」 24-913「二人乗り失敗の巻」 24-901「極太サラミ」 24-865「佐々木勉強みてくれ」 24-845「佐々木の調教」 24-843「佐々木の寝姿」 24-842「三人の嫁候補」 24-836「佐々木のパンツは何色?」 24-813「死神」 24-796「佐々木さん、スイーツとは甘味類のことだろうか果物の複数形だろうか、の巻 」 24-795「スイーツ(笑)」 24-770「戦わなければフラグが立たない!」 24-739「佐々木さんの雪山大作戦」 24-714「アーチャー佐々木」 24-694「キョンの奇妙な日常」 24-687「 中学時代 」 24-679「 熱く語るキョン 」 24-662「キョンの中学生活」 24-627「...
  • 26-471「帰り道」
     橘京子がキョンと付き合いだして一ヶ月が経過した。  帰り道、坂を下りながら佐々木は静かにため息をつく。  空に刻まれた夕日はすでに落ち、地平線の彼方から僅かな光を漏れ出している。  夕暮れと夜の境目の中を、佐々木はキョンと肩を並べて歩く。  なんとも言えない時間帯だった。  そもそも、いつも藤原やその他の男友達と帰っていたキョンが、何ゆえ自分と肩を並べて歩いているのか。  簡潔に言ってしまうのなら、それは橘京子の我儘に他ならない。  まず、橘といつも一緒に佐々木が、キョンと二人で帰るべきだ、と主張して彼女と一 緒に帰るのを拒否した。  普段から自分のために時間を割いている橘に対して、二人の時間というものを作って やるべきだ、と佐々木は思ったのだ。帰り道まで拘束することはない、と。  これに真っ向から反対したのは、何を隠そう橘である。  理由はいくつか考えられるが、『佐々木団としての日常...
  • Part20
    トップページ >SS > 短編 Part20 20-946「塀についたドア」 20-904「消したい3行目 」 20-884「パソコン」 20-865「SS? というほどのものだろうか?」 20-835「キョンと佐々木のメールのやりとり」 20-824「妹の買い物事件」 20-822「会議」 20-796「ささき姫」 20-776「教えてササッキー+α」 20-762「佐々木さんの、「ラスト・シーンから始めよう」の巻」 20-706「北高の火災訓練」 20-690「佐々木は神だと思っている。」 20-653「教室にて、2」 20-624「School Days スクールデイズ第9話ビデオ鑑賞後」 20-614「School Days スクールデイズって作品です。」 20-599「それは僕らの知らないエピソード。初デートの時のこと」 20-587「佐々木vs.キョン」 20-566「始...
  • Part43
    トップページ >SS > 短編 43-834「お前、ヤバイだろ」 43-674「3・3・3」「変身」「コンプリー」 43-482「ゲームを貸してあげるよ」 43-421「佐々シャミ」 43-390「おや、ネコだ」 43-375「佐々木とにゃんにゃん!?」 43-164「平和の象徴」
  • 3-826「喫茶店」
    「喫茶店」 「そうだな、たまには僕に付き合いたまえよ」  そう言って、俺が佐々木に連れられていったのは、洒落た雰囲気の喫茶店だった。 もとより、時間つぶしに喫茶店に入るという概念を持っていなかった俺にとって、 そこは異空間であり、多少居心地の悪い場所だった。  まぁ慣れればどうということもないのだが。 「しかし、こういう時間はなんとも手持ちぶさたなものだね」  慣れた調子で、ブレンドのカップを傾けながら、佐々木はそうつぶやいた。  同意を込めて頷く。  半ドンに終わった土曜日、いつもであれば帰宅して身支度して十分に間に合う塾の 始業時間であったが、今日はなにやら特別授業とやらで、いつもより早くなっていた。  よって、俺たちは帰宅せずに、一緒に昼食を取ってから、塾に向かうという予定を 組んだのだった。昼食を取る場所について、特になんの当てもなかった俺は、佐々木に 誘われるままに駅近くの喫茶...
  • 28-31「白い液体」
    その日(火曜日だったか水曜日だったか忘れた)は塾が無く、俺の家で佐々木と勉強することになった。 言っておくが、妹も一緒なのでいかがわしいこと無いぞ。 「佐々木、飲み物何が欲しい?」 「ミルクを頼む」 「牛乳好きだな。そればっか飲んでるぞ」 「まあね」 もしかして貧乳を気にしているとか・・聞いちゃだめだよな。そんな事 「ミルクはカルシウムが多いから骨が丈夫になるんだよ。君も毎日飲むと良い。きっと背が高くなるよ」 「あたしコーラー」 「炭酸は良くないから牛乳にしなさい」俺は妹の発育程度が心配だ 「いや―、コーラー」 「はいはい、わかりました。俺も佐々木と同じで牛乳にするか」 「ムッ。キョンくーん、やっぱりあたしも牛乳―」 おいおい、途中で変更するなよ。 「キョンくーん。早くしてー」 はいはいただいま 少し焦った俺は転んでしまい・・・牛乳のほとんどが佐々木にかかってしまった。 「キョン、僕...
  • 71-568「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 想い重ねて」
     最近、私は四人で出かけることが多い。  「もう来ていたの?」  待ち合わせの場所には、キョンと長門さんの姿があった。  「長門が予約していた本を引き取る用事があったので、早く出たんだ。俺たちも、ここには5分ぐらい前に 来たのさ」  短い時間ではあるが、長門さんはキョンと二人だけの時間を過ごしたわけだ。  「ほれ、佐々木、これ、飲めよ」  キョンが渡してくれた、缶入りのお茶はよく冷えていた。  プルタブを引っ張り、冷たい液体を乾きを覚えていた喉に流し込む。  夏の暑さがいよいよ本格的に到来しそうなことを予感させる今日の気温と、長門さんを羨ましく思う気持ちで 、少し頭が熱くなっていた中で、お茶の冷たさが少し私の理性を取り戻させる。  「あら、皆早いわね」  「全員、待ち合わせ時間前に来たわけだな」  ほどなくして涼宮さんもやってきて、全員集合となった。 ...
  • 3-521「公園」
    塾の時間までしばしの時間があったので、俺と佐々木は近くの公園のベンチに腰掛けて一 休みしていたとき、どういう流れかその話題になった。 「キョン、君はその、ちょっと人には言えないような性的嗜好は待ち合わせていないかい?」 おい佐々木、こんな真っ昼間から、なにを言い出す。そういうのはだな、健全な男子中高生 とかが修学旅行の長い夜とかに話すものであって、真っ昼間の公園のベンチで女子が口にし ていい話題じゃないぞ? 「それほどディープな話ではなくて、いわゆるフェチズムとか萌えという概念についてだよ。僕には いまひとつ理解できなくてね。なぜそんな細かな属性ひとつで、性的な興奮を得られるのか、 僕にとっては相対性理論を理解するよりも難しいことなのだよ」 そういってくっくっと笑った。 「顔の美醜や胸の大きさなら、まだ分からないでもない。でもね。髪型やその色とか、靴下 の長さや色とかになると、なぜそんなも...
  • 41-883「身動きが取れない」
    「ウギャー!!!」 両腕を力強く引っ張られているせいで身動きが取れない。 そして、痛い。 ハルヒ、佐々木、頼むから放してくれないか? いつもはホラー映画くらいでそんなに大騒ぎするお前らじゃないだろ? うちのテレビから貞子が出てきたりはしないからさ。 「僕だって怖いんだよ、キョン」 「あんた、雑用係のくせして団長を見捨てる気!?」 団長様なら団員を助けるべきだ。 見捨ててないだろ?ずっとここにいるだろ?お前ら二人がしがみついて動けないんだから。 「そ、それにしても涼宮さん、少しキョンを引っ張り過ぎではないかい?キョンが痛がっているよ」 「あ、あぁ~ら、佐々木さんこそちょっとキョンにしがみつき過ぎじゃない?」 良いから二人とも放してくれ。 佐々木(ここは逃す事の出来ない最大のアピールポイント!ホラーに怖がるフ...
  • 6-871「Gネタ」
    キョン「佐々木、弁当にしようぜ」 佐々木「うん」 キョン「いただきまーす」 佐々木「いただきます」 キョン「…ん」 佐々木「もぐもぐ」 キョン「あ」 佐々木「どうしたんだいキョン」 キョン「んいやいや今お前の食ってる黒豆見てたらさ」 佐々木「ん?」 キョン「きのう俺の部屋にいたゴキブリ思い出しちゃってさ」 佐々木「もぐ…」 キョン「もうそんな季節になっちまったんだなーそういえば最近あったかく」 佐々木「ちょっとキョン!食事中だよ?そんな話はやめてほしい」 キョン「なんだ?最近あったかくなったって話か?」 佐々木「そっちじゃなくて…そ、その…ゴキ…」 キョン「あ、ゴキブリのはなしか」 佐々木「そ、そうだよ。あまりその名前を出さないでくれ…」 キョン「それより佐々木知ってるか、ゴキブリを食った人間の話!!」 佐々木「!……お、お願い、やめて…」 キョン「そいつの腹の中からちっさいゴキブリがう...
  • Part37
    トップページ >SS > 短編 「黒佐々木さんがお説教をなさるようです」 37-944「変な男・変な女」 37-891「竹内まりやの『駅』より」 37-872「チキンカレーの唄」 37-789「佐々木昔話小ネタ」 37-780「佐々木昔話」 37-769「小ネタ(佐々木さんの昔話集)」 37-747「呼び出しの電話」 37-724「帰り道」 37-722「佐々木の名前は?」 37-692「痴呆がだめなら阿呆ネタだ」 37-671「脳トレ体操」 37-647「鉄道の日の話」 37-606「悪女」 37-576「駄洒落の『駄』ってどういう意味?」 37-310「キョンの箪笥」 37-315「職場体験」 37-309「ちょっとした変化」 37-244「電子佐々木辞書-定価 オープン価格 (キョンに限り無料)」 37-237「親友の意味」 37-221「台風の名前」 37-212「だからい...
  • 50万ヒット記念殿堂入り投票結果
    7票 14-577「巨人の歌」 ただひたすらに綺麗で切ない。一つの世界ができあがってる作品。 風景描写とか、読んでて「色が見えてくる」描写が秀逸の一言に尽きる。何度も名前があがるのは伊達じゃない美しい一編だと思う。 本当は橘SSだが、自分がSS書くきっかけとなった感動作なので入れておく。切なさが、泣けてくる 鉄板です 佐々木さんの神人に佐々木さんの強さと弱さ、喜びと絶望を見事に表現させている じわっと来た。 これを読んで閉鎖空間モノを書こうと思い立った。私にとっての最高峰にして永遠に届かない目標。 6票 14-687「もしも」前半 14-687「もしも」後半 19-15「トライアド」前半 19-15「トライアド」後半 21-409「最愛の傷」前半 21-409「最愛の傷」後半 28-854「君が見える場所から、ずっと」前半 28-854「君が見える場所から、ずっと」後半 君が見える...
  • @wiki全体から「6-831「黒い悪魔、あるいは天使」」で調べる

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