【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」」で検索した結果

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  • 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」
    トップページ > SS > 長編 > 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サ-クルSOS プロローグ」 70-439「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 君と僕との出会い」 70-539「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 君と僕との出会い その5~」 71-15「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 動き出す想い」 71-149「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS いずれ僕らは大人になる」 71-209「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 私と彼女と彼女」 71-270「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSO 花嵐浅き夢見し」 71-568「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 想い重ねて」 71-712「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 想い重ねて その5~」...
  • 長編
    ...83『バッテリー』 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」 68-866『Wanderin Destiny』 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 67-9xx 失言と猫ヒゲ 67-9xx どこか足りないフラグメント 橘京子「それが佐々木さんの役割だって言うんですか?」 67-708『だって、あたしだってそうだったし?』 67-116 Rainy Day …… What? 67-30「じゃあ、僕はこれから塾に行かなきゃいけないんでね」 66-358 Rainy Day by? 65-697 同窓会(下) 65-697 同窓会(上) 65-459 ディナーへようこそ!(一括表示版) 64-12『待っているとキミは言った』 63-423「分水嶺」 61-903「魔法少女ささき☆マギカ」 61-383 佐々キョンAA?消失関連SF入門 61-36「僕は友達が少ない...
  • 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サ-クルSOS プロローグ」
     例えばの話。出会った時が少しずれていたなら、君と僕の間には、どんな物語があったのだろう。世界はひとつの選択で 無数の分岐点が生まれて来る。君と僕にも星の数よりも多い物語があるのかもしれないね。  少し違った世界、少し違った出会い、そこにある君と僕との物語。  想像してみるのも楽しいね。でも、君と別れる物語は勘弁してほしいね。  え、俺もそんな物語は嫌だって。嬉しい事を言ってくれるね。でも、それはこの世界の君だから言える言葉。他の世界の 君は……いや、僕もかな。  違う世界の僕らがどんな物語を紡いでいるのか、少し見てみようか。  ------------------------------------------------------------------------  新しい学園生活も、二か月を過ぎてくると、新しい友人が出来たり、その繋がりからまた新しい友...
  • 70-439「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 君と僕との出会い」
     「キョン」  放課後、図書室へ向かう俺に声をかけてきたのは、北高に入学してからできた友人で、クラスメートの谷口だった。  「お前、まだ帰らないのかよ」  「ああ。これから図書委員の仕事が残っているんでな。今日は俺と長門が当番なんだよ」  長門有希は俺のクラスのもうひとりの図書委員で、うちの学校は持ち回りで、放課後の貸出・管理当番がまわって くるのだ。  「何だ、奥さんと一緒かよ。まあ、ゆっくりやんな」  谷口がニヤニヤ笑ってやがる。一発ケリを入れたいところだ。  「俺に声を掛けてきたのは何か用事でもあるのか?」  いささか不機嫌な口調で俺は谷口に尋ねる。  「おお、そうだ。肝心なことを忘れていた。キョンよ、今度の土曜日、合コン行かねえか?」  また、合コンの話か。俺はその手の話はは苦手なんだよ。前に言わなかったか?  「それは知っている。だがよ、キョン。俺を...
  • 72-203「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲その9~」
     両脇を美人に固められれば、健全な男子としては、羽化登仙、気分は高ぶるのかもしれない。  ただ、残念ながら、僕は健全には程遠い、爛れたような、どこか破滅的な男であり、それを微笑の仮面で誤魔化 しているのだ。  ”彼”が羨ましい。  ”彼”は、多分平凡で、絵に書いたような学生生活を送っているのだろう。僕が昔失った、平凡だが輝いている 時を。  「女性二人に脇を固められるのは、どうも緊張しますね」  「え、でも、古泉さんは慣れているんじゃないんですか、こう言う事態は。女の子にすごく持てるし」  「いや、そんなことはありませんよ」  「でも、この前の合コンの時、女性に囲まれていましたよね?」  「あれは、話しているだけですから。女性二人に挟まれて歩く経験はないですよ」  古泉さんの右側に阪中さん、そして左には私。  涼宮さんが提案した肝だめしで、私達は三人で出発する...
  • 71-892「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲その6~」
     「少し散歩してきます」  そう言って、僕は部屋を出た。理由はないが、何となく外を歩きたかったのだ。  何となく気分がいい。酒に酔って気分が高ぶるのと似たような感覚だ。  気の合う友人達と出かけ、多いに楽しむ。久しぶりのような気がする。  海岸沿いを歩き、波の音に耳を澄ませる。人影はごくまばらだ(だいたいどんな人達か想像はつくのだが)。  結構長い距離を歩き、「貴洋亭」へ戻って来た。  「?」  暗闇から、スっと、まるで気配を感じさせない忍者のように僕の前に現れたのは・・・・・・  「やあやあ、こんばんわ古泉君」  ニコニコ顔の鶴屋さん。とても明るい笑顔で元気いっぱいと言ったような表情を見せている。  「一人で夜の散歩かい?」  「ええ。出歩きたい気分だったので。鶴屋さんも散歩ですか?」  「うんにゃ。ウォーミングアップに行くのさ。メインディシュをいただく為の...
  • 70-539「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 君と僕との出会い その5~」
      時間城の一角にある「カフェ・ロザリアン・ティー&コーヒー 」は、東洋趣味の内装と、お茶とコーヒ ー、手作りのケーキや軽い食事が取れる喫茶店で、カップル客だけでなく、幅広い層の客がいる。  俺と佐々木は、外のとおりに面した窓側の席に座った。  「ジャスミン茶とカフェ・ラテ」  中国服を着た店員に注文すると、程なくして二つの飲み物が運ばれてきた。  「どうぞ、ごゆっくり」  今日顔を合わせて、時間もまだたっていないのに、こんなに話しやすい女性は初めてだ。幅広い見識を 備え、弁も立つし、頭の回転も早い。なにより、話すときに変な緊張感を持たなくて済む、というのは、俺 にとっては驚くべきことだった。  私が男性と話すとき、男言葉を使う理由。簡単にいえば、私の心の壁。あまり異性として見て欲しくないと いう意思表示。それくらい、私は男性と話すのが苦手だ。だけど、今、私...
  • 71-568「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 想い重ねて」
     最近、私は四人で出かけることが多い。  「もう来ていたの?」  待ち合わせの場所には、キョンと長門さんの姿があった。  「長門が予約していた本を引き取る用事があったので、早く出たんだ。俺たちも、ここには5分ぐらい前に 来たのさ」  短い時間ではあるが、長門さんはキョンと二人だけの時間を過ごしたわけだ。  「ほれ、佐々木、これ、飲めよ」  キョンが渡してくれた、缶入りのお茶はよく冷えていた。  プルタブを引っ張り、冷たい液体を乾きを覚えていた喉に流し込む。  夏の暑さがいよいよ本格的に到来しそうなことを予感させる今日の気温と、長門さんを羨ましく思う気持ちで 、少し頭が熱くなっていた中で、お茶の冷たさが少し私の理性を取り戻させる。  「あら、皆早いわね」  「全員、待ち合わせ時間前に来たわけだな」  ほどなくして涼宮さんもやってきて、全員集合となった。 ...
  • 71-15「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 動き出す想い」
     「この問題は、ここをこうやって、そこにこの公式を使って・・・・・・」  「なるほど、そういうことか」  放課後の図書室で、俺は長門から 勉強を教えてもらっていた。  長門はかなり頭が良くて、国木田とトップを争うくらい成績が良い。長門に教えてもらうことにより、中学時代 よりは成績もましになっては来ている。  ”あんたも塾に行ったら”  最近母親に言われたのだが、勉強のおもしろさというものが、長門のおかげでわかるようになってきたので、行 ってみようかなという気になってきた。中学時代には考えられないことだが。  今日の分の課題は終わり、俺達は下校することにした。  「いらっしゃい、有希ちゃん」  妹が長門の顔を見ると、嬉しそうに笑ってそう言った。  「シャミセン見に来たの?」  シャミセンとは、我が家で飼っている雄の三毛猫で、元は長門が拾った猫だが、長門が住むマン...
  • 71-712「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 想い重ねて その5~」
     いよいよ夏本番で、猛烈な暑さと強い日差しが照りつける中、あたしは買い物に出かけていた。  自分の買い物ではなく、父親の友人にお中元で送るお酒を注文してくるよう、母親に頼まれたのだ。  ”でもついでだし、雑貨屋に寄ってこうかな”  最近駅中にオ-プンした、北欧系の雑貨を中心に揃えるお店は、目下のところあたしのお気に入りで、 ついこの間も橘さんと一緒に放課後に寄り道したのだ。  ”まずは先に家の用事を済ませないといけないのよね”  この辺で一番品揃えが良く、県下でも有数の酒屋さん。近所の人や飲食店の利用も多いお店。  『橘酒屋』の看板が見えてきた。  「いらっしゃいま・・・あれ、阪中さん?」  お店のレジにいたのは橘さんだった。休みの日は(全部じゃないけど)、橘さんはお店の手伝いをしている ことが多い。配達もしているそうだ。  「お使い?」  「そうなの。母親に...
  • 71-808「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲」
     期末試験の結果は、長門と勉強したおかげで、入学時よりかなり成績は向上し、母親は上機嫌だった。  「長門さんのおかげね。しっかり勉強しなさい。そうしたら、長門さんと同じ大学へ行けるわよ」  最近、母親はよくこんなことを言う。まだ、大学受験など、先のように思えるのだが、佐々木やハルヒの学校では 、先を見据えた授業を行っているらしい。  「キョン、君も塾にきてみたらどうだい。塾で学ぶのも、なかなか面白いと思うよ」  佐々木にそう言われたのではあるが、検討してみるのも悪くない。  夏休みに入って二日たったある日の朝。  「ごめんください」  玄関のチャイムが鳴り、我が家に入って来たのは、長門有希だった。  淡い穹色のギンガムチェック・ドレスに、少し幅が広い、白い帽子。それは、期末試験が終了して、俺と長門と朝倉 涼子の3人で、気分転換の買い物に出かけたとき、俺が選んだもの...
  • 71-209「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 私と彼女と彼女」
     二枚のチケットを前に、私はまたしても考え込むことになった。  ”他に誰か行ってくれそうな人は・・・・・・”  中学からの友人は全滅だ。皆充実した学生生活を送っているらしい。  ”本当はキョンと行きたっかったんだけどな”  Xperia Zにもう一度、彼の名前を呼び出してみる。そして、私はため息を付いた。  すぐに電話に出てくれた彼と少し無駄話をしたあと、本題に入ったのだけど、結果は残念なものだった。  『あ~、悪いかな。その日は先約があるんだ。せっかく誘ってくれたのに、すまない。』  キョンが、電話の向こうで頭を下げている姿が目に浮かぶ。  「いや、気にしなくていいよ。突然誘ってごめんよ。ただ、機会があれば、また君と話をしたいのだけど、構わないかい?」  『ああ。是非』  「それじゃ、また」  勇気を振り絞って彼に電話したものの、ちょうどその日に出かける用事が...
  • 71-270「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSO 花嵐浅き夢見し」
      「はい、藤原です」  夕食後、お風呂に入り、そのあと臨時に花の注文があったので、ラウンジに花を届けにいったあと、家に戻ると同時に 携帯電話がなった。  『こんばんは、藤原君』  愛らしい、ふわっとしたような声。間違えるわけもない。  「こんばんは、朝比奈さん」  『ごめんなさい、夜遅く。藤原君、突然なんだけど、今度の土曜日、なにか予定がありますか?』  「いや、何もないですけど」  『もしよかったら、その日、生花の大展覧会が あるのだけど、一緒に見に行きませんか?』  彼女の言葉に、僕は驚いた。なぜなら、こっちも彼女を誘おうかと思案していたからだ。  「はい、是非に」  『良かった。待ち合わせは展示会場でいいですか?』  異論はない。僕は返事をすると、電話を切り、壁にかかったカレンダーの日付に丸をつけた。  土曜日。  会場は駅に直結した大型百貨店の催...
  • 71-149「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS いずれ僕らは大人になる」
     この前の合コンで知り合った、国木田と鶴屋さんのお出かけの付き添いで、休日の今日、俺は駅前に来ていた。  約束の時間の15分前には、俺と国木田は待ち合わせの場所にやってきた。  「女性を待たせない、女性より早く来るのが礼儀だと思うんだよね」  国木田の言う事は最もである。ついでに言えば、男は女性が準備に時間が掛かる事を理解し、待つのを苦にしない 精神を持つ事を推奨する。  「やあやあ、早かったね、二人とも」  元気いっぱい、明るい笑顔で時間ピッタリに鶴屋さんはやってきたが、もう一人俺達と同じように、鶴屋さんにも 付き添いがいた。  ”あれは確か……”  谷口の知り合いで、合コンの主催者SOS団の中心人物と言われていた、涼宮ハルヒ。  美人揃いの光陽の女子の中でも、佐々木と並ぶ美人だったのは覚えている。  街行く男どもの視線が、二人に集中しているのが鶴屋さんと涼宮ハルヒ...
  • 68-111「佐々木さんのキョンな日常」
    トップページ > SS > 長編 > 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 68-111「佐々木さんのキョンな日常 プロロ-グ」 68-115「佐々木さんのキョンな日常 春咲小町」 68-165「佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏」 68-191「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒ」(~その3) 68-229「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその4~」 68-243「佐々木さんのキョンな日常 黄金週間の二人」 68-256「佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団」 68-327「佐々木さんのキョンな休日 梅雨の晴れ間に」 68-334「佐々木さんのキョンな日常 迷い猫」 68-357「佐々木さんのキョンな日常 星に願いを」 68-433「佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』」 68-534「佐々木さんのキョンな日常...
  • 70-483『バッテリー』
    トップページ > SS > 長編 > 70-483『バッテリー』 ※キョン子注意。キョンとは双子設定。 ※クロスオーバー注意 70-483『辞めたい理由』 70-493『抜擢』 70-509『未知との遭遇』 70-520『突っ走る男女』 71-16『怪物退治』 71-652『The game is on』 71-661『They call us problem children』 71-699『問題児と実力者』 番外編 70-551『~童貞達の会議録~』
  • Part23
    トップページ >SS > 短編 Part23 23-957「佐々木さん、ハロウィンですねそうですねの巻」 23-952「パンプキン・パイ」 23-930「佐々木団のハロウィン」 23-823「ポケモン」 23-712「ストーキング橘」 23-694「難聴」 23-690「ささにっき」 23-666「ガウェイン卿の奥方」 23-652「佐々木さん、『スパイダーマン3』を観るの巻」 23-636「キョン肉マン」 23-620「涼宮ハルヒの人形」 23-539「佐々木さんの閉鎖空間で神人が暴れだす」 23-512「忠犬橘」 23-477「ただの人間には興味ない。この中に僕っ娘がいたら俺のところに来い。以上」 23-458「佐々木の昔日」 23-437「婚礼写真」 23-430「涼宮ハルヒのいまだに灰色?の高校生活」 23-427「佐々木さんの灰色?の高校生活」 23-416「夜中にトイレ行...
  • Part70
    トップページ > SS > 短編 70-695「『未来日記in佐々木』のプロット書いていたら…」 70-686『お約束の非リア~JOJO篇~』 70-652「二人の子どもを妄想してみた。」 70-623「小咄」 70-615「小咄」 70-614「小咄SS」 70-546『チケット』 70-457『0:00の攻防』 70-442「ある日曜日、午前中の風景」 70-437『卒業アルバム』 70-397『未来日記』ネタ 始まりのプロット 70-387『龍騎』風の一周目と『未来日記』風の二周目エンディングのプロット 70-373『ドラクエ2な三角関係』2 70-371『ドラクエ2な三角関係』 70-367『楽屋裏』 70-358『桜満開』 70-343『Stick around, and it may show.』 70-342『You re asking me will my love ...
  • Part33
    33-928「時の記念日」 33-889「黒い傘」 33-758「佐々木さん、素数を数えるんだ、の巻」 33-692「土砂降り」 33-658「衣替え」 33-632「シビレ」 33-631「足がしびれた」 33-627「キョンとハルヒの目の前に飛び降りる」 33-570「恋愛は精神病」 33-472「甘い物大好き」 33-398「佐々木さん妊娠する!」 33-390「料理」 33-345「無人島」 33-266「なんかエロく聞こえる」 33-138「SS談義」 33-100「ペダル」 33-93「朝倉×佐々木」
  • 40-352「国佐々」
    ショートカットの彼女。 みんなは変な女って言うけど僕はそんな彼女が好きだった。 女子の前だと普通に喋るのに男子の前だと口調が変わる。 ちょっと変わってたけど容姿端麗才色兼備って言葉がお似合いだった。 彼女に好意を抱く男も少なくなく、放課後はしょっちゅう呼び出されていた。 でも彼女は決まって 「恋愛は精神病の一種だから」 と言って全く相手にしなかった。 そんな彼女が変わったのはいつからだったかな。 彼が話しかけると頬を少し赤らめてはにかむ。 その笑顔も視線も全て彼に向けられたものだなんて分かってた。 僕に向けられたものじゃない。 でもそれでも可愛いなぁなんて思ってしまうんだ。 あぁ一度でいいから彼になって見てみたい聞いてみたい。 彼女の表情、声。 彼女を近くで感じたい。 彼女はどんな話をするんだろう。 話しかけたらはにかんでくれるだろ...
  • 68-433「佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』」
     期末テストも終わり、後は夏休みを待つばかりとなった。今回の成績は目標とする中間テストの成績を上回って いて、俺も佐々木も大満足である。  テストの結果を持ち帰り、母親は大喜びで、夕食を我が家で食べた佐々木に、母親はえらく感謝の言葉を述べ ていた。  「キョン。どうだい。8月から君も僕と一緒に塾に行かないかい?」  すでに佐々木は週一回塾に行っている。8月からはそれが週二回になるのだ。  「佐々木さんの言うとおり、あんたも塾に行ったら?最近頑張ってはいるけれど、まだまだ佐々木さんと同じ 大学にはいけそうな成績じゃないでしょう。」  ちょっと待ってくれ。わが母親ながら無茶を言う。だいたい佐々木ならわが国の最高学府でも通りそうな頭脳 の持ち主だ。  「キョン。君は努力すればするほど伸びる存在だよ。中学校の時からすれば、比較にならないほど成績は伸びて いる。頑張れば僕を追い...
  • 70-437『卒業アルバム』
    寄せ書き。 学校は離れるが、ずっと友達でいようぜ! 須藤 また遊ぼうな。 中河 高校でも宜しく! 国木田 キョン キミと進路は離れるけど 僕達が築いた友情は 高校でスタートする 生活でもきっと続くと信じている。 佐々木 SOS団の罰ゲームで、卒業アルバムを持ってきたわけなんだが、何故か空気が最悪だ。 皆揃ってお通夜の雰囲気なんだが……。 別に至って普通のアルバムだぜ? オリエンテーリングだって端に少し写っているだけだし、中総体だって中河の応援に行った時に軽く写っているだけだし。 体育祭だって文化祭だって、合唱コンクールだって修学旅行だってそうだ。 こんな普通のアルバムを見て、何故こいつらはこんなに凹むのかね? 「……バイトが入りました……」 古泉が席を立つ。何故お前まで暗いんだ?! ※ここからは第三者...
  • 70-270『Runday candy』
    ホワイトデー。 俺には一生無縁だと考えていたのだが、今年は違う。何せ佐々木から本命をもらってしまったからな。 バッグには佐々木に返す、お高いキャンディ。クリスタルの器なんて洒落ているだろ? 「今日は団活を休むからな。」 ハルヒにそう宣言した俺なんだが…… 「は?あんた何言ってんの?今日は、『おはようからお休みまであなたの暮らしを見つめるSOS団デー』よ。皆で有希の家に泊まるの。休むなんて許さないわ。」 「いつ決めやがった?」 「今。たった今。」 ハルヒは悪びれずに言った。 「休むからな。」 「却下。どうしても休むなら、あんたのバッグの中にあるものをSOS団に寄贈すること。」 こ、こいつ……! 「あー、飴ちゃん舐めたい。」 「子宝飴でも舐めてろ。」 俺の言葉に、ハルヒが目を細めた。 「……やっぱり絶対に却下。」 「何でだよ!」 身を乗り出した俺に、ハルヒは宣...
  • 43-946「原理主義」
     久しぶりにSOS団の団活がない週末、コミックの新刊でも調達しようかと駅前にふらりと出かけた俺は、  偶然かどうかは知らないが改札から佐々木が一人で出てくるのを見つけ、思わず声をかけていた。  でもって、今二人でいつもの喫茶店に向かい合って座っているというわけだ。  いつものように四方山話に花を咲かせているうちに、佐々木がふとこんなことを言い出した。  「キョン、原理主義あるいはファンダメンタリズムというものを知っているかい?」  「あーどっかで聞いたような気がするな。ああ、あれか、アルカイダとか、テロとか」  「うん、それはイスラム原理主義というものだね。元々はキリスト教根本主義というプロテスタントの     一派が主張したものに由来するのだけどね」  「で、それがどうかしたのか?」  佐々木はときどきコーヒーをすす...
  • 9-679「佐々木少佐語録より抜粋」
    諸君 僕はキョンが好きだ 諸君 僕はキョンが好きだ 諸君 僕はキョンが大好きだ 平凡なのが好きだ 聞き上手なのが好きだ ひねくれてるのが好きだ 優しいのが好きだ 許容範囲が広いのが好きだ 飄々としているのが好きだ 二人乗りが上手いのが好きだ 全てにおいて好きだ ちょっと変かもしれないが匂いも好きだ 学校で 通学路で 荷台で 塾で  駅前で 喫茶店で 商店街で 彼の自室で この地上で観測される あらゆるキョンが 大好きだ 塾で何気なく声をかけてきてくれるのが好きだ 僕が同じクラスであったことを覚えていてくれた時など心が躍る 何かと理由をつけてバス停まで送ってくれるのが好きだ 二人で夜空を眺めながらバス停まで自転車を押してくれた時など胸がすく思いだった バス代がかかる旨を伝えるとあっさりと二人乗りを提案してくれるのが好きだ 揺れて危険だからといって腰に手を回すように言ってくれた時など...
  • Part32
    32-991「第n回僕っ子会談」 32-942「女の戦い」 32-903「換気」 32-874「DHMOの恐怖」 32-858「佐々木さんがミニスカートを履いている理由」 32-675「真っ赤に染まった・・・」 32-542「狂って乱れたフラクラ解釈」 32-489「文芸部部誌のアンケート」 32-479「ご飯粒が唇に」 32-421「佐々木の夜伽」 32-222「第一回SOS団会議ゲーム 」 32-203「ゆ ゆ ゆりゆり ゆりりんりん」 32-85「耳をすませ……たのか?」
  • 16-676「佐々木さん、恋愛カウンセリングの巻 」
    佐々木さん、恋愛カウンセリングの巻 佐々木「キョン、高校入学以降、彼女はできなかったのかい?      受験中は、『高校に入ったら、青春をエンジョイしてやるー!』なんてよく言っていたじゃないか」 キョン「あ? ダメダメ。SOS団にとっつかまっちまったからな。相手を見つける暇すらなかったぜ」 佐々木「SOS団は、僕の見る限り結構な美人の集まりだと思うけれど、彼女たちとはどうなんだい?      彼女を探す暇もないくらい一緒にいるなら、親密になる時間はあるんじゃないかな」 キョン「うーん、どうだろうーな。朝比奈さんは確かにお付きあいしたい先輩NO1(2は鶴屋さん)だが、      下手なことをしたら、隠れファンクラブになにされるかわからんしなあ」 佐々木「話はよく伺うんだが、具体的にどのあたりが、「ファンクラブ」形成までにいたる魅力なのだろうか?」 キ...
  • 32-222「第一回SOS団会議ゲーム 」
    第一回SOS団会議ゲーム 3連休中のSOS団+佐々木団の活動を決定するために会議ゲームを行なった。 ルール 議員各人がカードを駆使して会議を行なう。持ちカードは常に4枚 委員長は議論に参加できない 過半数が賛成ならその時点で決定 ゲーム内時間切れ時点で案が一つだけなら、それに決定。二つ以上あれば投票、それで過半数が賛成する案があれば決定 時間切れ時点で案が一つも無い場合、最終投票でも決まらない場合、委員長が決定する 主なカードの種類 提案:案を提示できる 拒否:提案、裏取引を拒否できる 賛同:案拒否の効果を打ち消す。案提案をしていない者にできる 裏取引:1名を強制賛成させる 時間稼ぎ:残り時間が少なくなる3-10分 延長:残り時間が増える5-15 振り:誰かに会話を振る 逆振り:議論の順番を逆にする 議員(並び順)ハルヒ、古泉、佐々木、みくる、谷口、国木田、橘、九曜、長門 委員長:キョン ...
  • 4-438「粉砕!玉砕!大喝采ー!」
    佐々木「僕のターン!修学旅行のキョンの写真を攻撃表示!」 ハルヒ「うぁ、なかなかいいの持ってるわね!あたしのターン! フェリーで居眠りするキョンの写真を攻撃表示よ!」 佐々木「こ、これは…やるね、涼宮さん」 キョン「ナニをやっとるんだ?あの二人は……」 古泉「どちらがあなたとの思い出が多いか勝負らしいですよ」 キョン「何でそんな……俺にたいする拷問にしか見えんのだが……」 佐々木「では僕はキョンが使っていた参考書をセット。 ここの線は図書館で二人で勉強した時にキョンが引いたんだよ。」 ハルヒ「図書館で二人!くっ…それは効いたわ… ならあたしは、SOS団機関誌をセット! キョンが書いた恋愛小説が載っているわ!」 佐々木「キョンの……恋愛小説だって……」 ……… …… … … キョン「古泉……首吊り用のロープ……」 古泉「気持ちはわかりますが……今は耐えて下さい」 終われ
  • 1-497「新SOS団」
    土曜日。 いつもの喫茶店で第一回新SOS団ミーティングが開かれた。 なんだか嫌な予感がしたのでそーっと喫茶店のドアを開けた俺は、やっぱり恐ろしい光景が広がっているのを見て冷や汗を流した。 ハルヒは不敵な笑みを浮かべて佐々木を見つめており、佐々木はあえて視線を外してお決まりの薄ら笑いを浮かべながらホットドッ グなんぞを上品に口に運んでいる。古泉はいつもの笑みを浮かべているが、それを橘がキツく睨んでいる。長門と九曜はお互い無 表情で視線を交わしている。朝比奈さんは「えっと・・・その・・・」とおろおろするばかり。 回れ右しようとした俺をハルヒが目ざとく見つけ 「ちょっとキョン!どこ行くのよ!」 やれやれだ 俺が席についても一向に会議が始まらない 「なぁ、ハルヒ、今日集まったのはなんでだっけ」 それを聞くとハルヒはめを輝かして 「そうだわ!それを忘れるところだった!キョン!あんたたまには良い事...
  • 70-66『おさななじみ』
    「キョンは、昔から変な子が好きだからね。」 高校生活。どうやら変わらずに国木田とは仲良く過ごせそうだ。 「変な子?それって女か?」 「うん。佐々木さんって人で、キョンの……」 慌てて口を塞ぎ、俺は国木田に耳打ちした。 「……何を言うつもりだ。」 「ん?『嫁』って。」 谷口が立ち上がる。 「よ、嫁?!まさかお前……」 「中学公認カップルだったしね。いや、小学校同じ人からしたら、幼稚園かららしいけど。」 ……ったく。 「佐々木とは付き合ってもいないし、婚姻関係を結んだ覚えはない。」 中学から言われ続けた事だし、今更目くじらも立てんがな。 ……後ろから安堵の溜め息がしたのは気のせいだろうか。 「まぁいいや。それはそうと、お前随分可愛い弁当だな。」 谷口の声に、俺は弁当を見る。このラブリーな絵柄の弁当箱は…… 「……ちっ。あいつ間違えやがったな。佐々木の弁当箱じゃね...
  • 15-919「佐々木IN北高「キョンの憂鬱」「遠まわしな告白」「がんばれ古泉君」「SOS団よ永遠に」-4
    『キョンの憂鬱』 「キョンくんどこ行ってたのー?さっきの人とデート?」 チョコアイスを口元に付けたまま顔を出して聞く妹に生返事をして俺は自分の部屋に駆け上がるとベッドに 飛び乗った。 仰向けに寝転んで天井を睨みつけたまま、俺はここ数日の様々な記憶を呼び起こしていた。 古泉の思わせぶりな態度、まあそれはいつものことか。 長門の言った一言、あいつは俺に恋愛小説を読めと言った。 そして、たった今聞いた橘京子の一言。親友よりも大切な人。俺がどんなに鈍くても、その意味はわかる。 だが、しかし、だ。本当に、あの佐々木が俺をそう言う風に見ていたんだろうか。 橘の表情からして、あれは嘘でも罠でもない。俺よりは正確に、佐々木の心の中を理解した上であいつは 俺にそれを告げたんだろう。だとしたら、佐々木は、俺を・・・。 そしてもう一つ。それなら俺自身は佐々木をどう...
  • 11-52「1乙」
    「もう11スレか。よく11という数字を見るとサッカーができるなんて言うけれど僕の場合は、 ひとつ多い。そんな風に感じてしまうことがあるよ。キミは、どう思う? おっと、失敬。挨 拶が遅れたね。こんばんは。 1乙。くくっ、僕もスラングの使い方がなかなか堂に入っ てきたな。ここの水にもずいぶんと慣れたということなのだろうね。さて、6月に入って、 一週間、世の中では、徐々に夏服も見られるようになってきたね。某夏の祭典の当落も 発表されて、創作に忙しいという人もいるのではないかな? 僕とキョンや涼宮さんを始 めとしたSOS団や橘さんたちとの関係性については材料が出そろった感もあるしね。 熟成されてきたという言い方もあるだろうね。果たして、僕はキョンに対して、思春期の女性 が持つことが自然とされるような淡い恋情を抱いていたのか、キョンは本当に僕を異性とし て意識し...
  • Part4
    トップページ >SS > 短編 Part4 4-938「佐々木でぃーカップ」 4-937「佐々木えーカップ」 4-919「佐々木オーベルデューレ」 4-901「ポーカーフェイス」 4-871「携帯だから改こうが悪くてすまん」 4-812「再試合」 4-788「僕のおっぱい」 4-785「ある日の夏休み 」 4-750「些細なことが原因でハルヒの閉鎖空間に神人大量発生」 4-747「誓い」 4-741「ねぇねぇ、佐々木さんってキョン君と付き合ってるの?」 4-732「しかし、僕っ子か」 4-718「ありがとう。そしてさよならだ」 4-704「For Nothing」 4-695「試験当日」 4-622「探索」 4-613「修羅場・涼宮ハルヒの驚愕」 4-607「鼻血出てるぞ」 4-601「耳掻き」 4-595「佐々木の看病」 4-588「I hate you, you hate me」...
  • 71-455『父の日』
    可愛い妻に、一戸建ての家、健康な二人の子ども。 一介のサラリーマンにとって、これ以上望むものがあるのかね? 今日は父の日。最愛の妻をポニーテールにした最愛の娘が、ネクタイをくれた。 「ありがとう。」 「くっくっ。お父さん、相談なんだけど……」 ……何かと思えば、金の無心……。1000円でいいのか?万券を……あ?不思議探索の時に喫茶店に行きたいから? そういやハルヒの息子とSOS団やってんだったな。あの傍若無人を絵に書いたハルヒの息子だ。きっと娘も振り回され…… ん?メール?ハルヒか。 『あんたのバカ娘をどうにかしなさい。ウチの息子が落ち込みまくってるのよ!』 ……ああ、妻の子でもあるからな。俺も苦労したよ、頑張れ少年。 「親父。父の日だ。」 俺の息子。誰に似たか、また生意気でな……。ん?万年筆?また高価な…… 「最近、バイト頑張ってるからね。……文芸部のくせに。」 ...
  • 70-62『白と黒』
    佐々木から貰ったチョコレート。あの悪夢のリップスティックチョコレートだったわけだが…… SOS団の団室。俺はハルヒ達と『お返し』について話していた。 「受けた恩は、倍返し。受けた仇は三倍返しだよな。」 俺から相談を受けたハルヒ達は、興味津々といった感じだ。 「男の夢を叶えた、出来た彼女じゃない。」 「叶えたというよりは、はめられたというべきか。」 長門がポツリと言う。 「ナニを?」 「いや、そりゃハメ……って、やかましい!」 全員が、手を叩いて笑う。 「ま、製菓会社の陰謀に乗るなら、キャンディやマシュマロがお返しとしては適当じゃない?」 「捻りがないな。」 「ジュエルリングとかはどうですかぁ?あの指輪飴。可愛いですよ?」 ハルヒが朝比奈さんの手を取る。 「みくるちゃん、給料三ヶ月分です、受け取ってください……」 「やっすッ!給料安ッ!仕入値なら月給12円かよ!...
  • Part20
    トップページ >SS > 短編 Part20 20-946「塀についたドア」 20-904「消したい3行目 」 20-884「パソコン」 20-865「SS? というほどのものだろうか?」 20-835「キョンと佐々木のメールのやりとり」 20-824「妹の買い物事件」 20-822「会議」 20-796「ささき姫」 20-776「教えてササッキー+α」 20-762「佐々木さんの、「ラスト・シーンから始めよう」の巻」 20-706「北高の火災訓練」 20-690「佐々木は神だと思っている。」 20-653「教室にて、2」 20-624「School Days スクールデイズ第9話ビデオ鑑賞後」 20-614「School Days スクールデイズって作品です。」 20-599「それは僕らの知らないエピソード。初デートの時のこと」 20-587「佐々木vs.キョン」 20-566「始...
  • 10-430「キョンは良いお父さんになれそうだ」
    「いいかい、ノンバーバル(非言語的)コミュニケーションによって、 人間は言語に頼らないコミュニケーションも一定程度可能だ。 ただし、そのためには個体に関する情報の蓄積が必要になる。 残念ながら貴方と僕の間にはこれまで一面識もなく ……ああ、もう、どうしてこの子は泣きやまないんだろう、なんとかしてくれ、キョン!」 「佐々木……お前は赤ちゃんの相手が苦手なんだな。 そんなことじゃいい母親にはなれないぞ」 「だから今練習してるんだ、あ、あ……」 「うう、酷い目にあった、笑わないでくれないか、キョン」 「いや、優等生の佐々木にも苦手なものがあるんだと知ってな。親近感が湧いたよ」 「それにしてもキョンは乳児の世話になれているんだね、意外と言っては失礼かな?」 「妹の世話で慣れてるからな」 「くくっ、キョンは良いお父さ...
  • 18-127「キョンの学ラン」
    北高の体育祭。 1年5組は、あたし、涼宮ハルヒが体育着の上に学ランを着て、一人応援団を務めていた。 体育祭も終わって、後片付けをしていると、佐伯さんが声を掛けて来た。 「ねぇ、涼宮さん?その学ランってどうやって手に入れたの?」 なるほど、当然な疑問だわ。 あたしがこの高校に来る以前に、性別を偽って生きてきているわけでもなければ、 男物の学ランなんて持ってるわけないものね。 「これ?ああ、これはキョンの中学時代のやつよ」 これが本当の話。 『応援団やるから』の一言で、キョンに持ってこさせた学ランが、ちょうどあたしにピッタリのサイズだったのだ。 世の中なかなか都合よくできてると思ったものね。 「やっぱりそうなんだ……」 とは、声を掛けて来た佐伯さんの反応。 「やっぱりそうなのね……」 「やっぱりそうなんだ……」 よく見たら、阪中...
  • 33-570「恋愛は精神病」
    キョン「昔、お前は『恋愛は精神病』と言っていたが、今はどうなんだ?」 佐々木「今でも同じだよ。大体、君は恋の定義がわかるかな?」 キョン「言われてみれば、知らん」 佐々木「明確な定義などどこにもないよ。だいたい人が恋と思っているものは『異性を求める本能』   『気の合う友人といたいという社会的欲求』   『結婚すれば妻の美味しい料理が食べれるとか、夫の収入で安定した生活ができるという打算』   その他にもいろいろあるけど、それらが混然一体となった物なんだよ」 キョン「それじゃ、何でも恋愛感情にできるじゃないか」 佐々木「確かにね。例えば釣橋効果と言って、釣橋を一緒に渡る時の興奮を相手が魅力的なためのドキドキと勘違いする例も少なくない。   テロリストと人質が同士となった有名なストックホルム症候群も同じ理由で起きるんだよ。くつくつ」 キョン「俺は釣橋渡った事無いからわからないな」 佐々木「そ...
  • 69-431『SUGAR LOAF EXPRESS』
    家庭科。今日はシュークリームを作る。 「あたし、○○くんに渡すんだ!」 「私は○○くんに…」 精神病に羅患した皆が、口々に譫言を言う。……恋愛なんて精神病に過ぎないのに。 「佐々木さんは、キョンくんでしょ?」 「いや?自分で食べるけど……。甘いの好きだし。」 無論キョンにやるのも吝かでない。しかし、いちいち色めき立たれるのは勘弁。この種の患者達は、友情すら恋愛だと言うからね。 「へー。なら、あたしキョンくんにあげようかな?」 こうしたお約束。お決まりだね、やれやれ。 「生クリームに見せ掛けた、白唐辛子でも使ってみて。人が火を吐けるのか見たいから。」 シューを焼く。そしてカスタードを作り、生クリームを泡立てる。 「佐々木さん、生クリーム泡立てて。」 手でやると意外と骨なんだよね。 しかし……先程の彼女が本当にキョンにシュークリームを渡すとしたら…… 容易に鼻...
  • Part10
    トップページ >SS > 短編 Part10 10-966「佐々木スープレックス」 10-912「神佐々木」 10-899「夢で逢えたら」 10-822「5KYON」 10-701「ソードマスターササキ最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! 涼宮ハルヒの驚愕、発売日は未定です。」 10-699「ハヤごと改変」 10-691「ヤンデレ佐々木」 10-681「佐々キョンバカ+1」 10-676「ゲームのワンシーンを改変」 10-66「1乙に関する考察」 10-567「高校二年生佐々木さんの演説でした」 10-528「洗面器の男」 10-521「ぬいぐるみ」 10-430「キョンは良いお父さんになれそうだ」 10-401「佐々木団の会合にて」 10-387「僕は、ここにいる」 10-319「河合塾の模試の結果」 10-295「部室に来るとみくるの着替えに出くわす佐々木」 10-11...
  • 23-51「【巨乳】SOS団【反対】」
    【巨乳】SOS団【反対】 佐々木さんにとって重要な存在キョンに媚び諂い、誘惑を行う 未来人としての誇りが皆無の性悪女朝日奈みくる。 とりあえずはこの性悪女をキョンから引き剥がす事が 佐々木団としての当面の最重要課題である。 「……これでいいのですか?」 「うん、十分だろう。これでキョンも目を覚ましてくれるに違いないさ」 「―――巨乳は――――敵」 「盛り上がってるところ悪いが貧乳sよ、禁則になるから詳しくは言えんのだがあまり期待しすぎない方が」 「……何か言ったかい?」 「い、いや、その何でもなうわやめアーッ!!」
  • 69-57『もしも佐々キョンが双子カップルだったら。』
    よく親友の姉妹と、なんか漫画であるよな。 俺達は、それになっちまった。…………達?ああ、姉貴がいてな。双子の。で、なんかカップルになっちまったんだよ。双子同士でな。 姉貴?ああ。SOS団なる電波女子サークルにいる、もっさいのがそれだ。 俺?ああ。バイトと勉強に明け暮れる生活だが、それがどうかしたか? 「最近キョン子は忙しいみたいだね。」 「だな。あの電波サークルに熱中してるみてぇだ。女子サークルみてぇだが、何やってやがんだか。」 俺の彼女…………佐々木(姉)。ルックス抜群、頭脳明晰、運動音痴だ。 「くつくつ。まぁやることがあるのは良いことさ。こちらとしては、弟に少しでも構ってやってくれると有難いんだが。」 「やれやれ。あいつも苦労するな。」 佐々木(弟)。姉同様のルックスに、頭脳明晰。運動も得意のパーフェクト超人。こんな奴が姉貴の彼氏なんて、姉貴に騙されている...
  • 15-895「モデル付き恋愛小説」
    『モデル付き恋愛小説』 「恋愛小説?」 「そう、恋愛小説」 受け持った連載を締め切りギリギリであげてなんとかひと段落着いたある日。 正直言って今日は休日のつもりでいたのだが俺の担当編集である佐々木から連絡があった。 なんでも打ち合わせをしたいから家にいてくれということらしい。 他の作家のことなんて良く知らないが俺と佐々木の打ち合わせ場所は大抵俺の家だ。 会社での仕事を片付けた佐々木は昼ごろ俺の家に来る。 打ち合わせは大抵佐々木の作った昼飯を食いながらだ。 今日も俺は佐々木の焼きそばを食べながら次の仕事について話していた。 そんな折飛びだしたのが冒頭の会話というわけだ。 「なんでまたそんなもんの依頼が俺に来るんだ?」 今まで恋愛小説を書いた経験なんぞ高校時代のアレのみだ。 今まで数種類は本を書いているが恋愛を主...
  • 22-494「佐々木さん、子猫の目の甘い日々の巻」
    佐々木さん、子猫の目の甘い日々の巻 佐々木が交通事故に遭い、眠り姫のごとく昏睡状態に陥ったままとなった、 あの思い出したくもない事件から、しばしの時間が過ぎた。 終わった今だからこそ笑って振り返ることもできるが、 佐々木が目覚めるまでに、俺まで再び古泉ご推奨の病院に入れられる破目になるなど、 まあ色々あったりしたものだ。長くなるので割愛するが。 だが、これでまた普段の日常が帰ってくる。 ハルヒの突飛な行動に振り回され、放課後をSOS団の皆と過ごし、 そして、時々は佐々木と語りあったり、その取り巻きの面白3人組とも顔をあわせて、 SOS団と角突き合せないように適当にガス抜きする。 そんな、ちょっと新しいことも加わった、平穏で、だが大切な日常が。 ……などと想像していた俺を、夢見がちなロマンチストだと責めないでほしい。 あれだけ色々あったのだ。せめてその後に平穏な...
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    15-845「作家のキョンと編集者佐々木」 27-472「しゅくしょうしゃしゃき」 15-895「モデル付き恋愛小説」 編集者佐々木シリーズ 17-718「『スイッチの入れ方』」 佐々キョンバカップルシリーズ 16-69「新人の宿命」 15-866「編集者佐々木外伝」 17-404「作家のキョンと編集者佐々木~調子のいい日」 14-107「ラブレター騒動」 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 14-687「もしも」前半 15-477「キョンと佐々木の消失」-1 もしもシリーズ みょん様 猫の目の日々シリーズ 14-577「巨人の歌」 佐々木とキョンの驚愕シリーズ 消したい3行目シリーズ 5-852「ファーストキスは誰のもの?」 28-757「キョンの嫁は誰だ」 24-423「キョンの溜息」 15-132「キョンと佐々木とハルヒの生活 1日目」 16-669「佐々木とハルヒが冷戦を繰り...
  • 70-493『抜擢』
    石門高校との試合前から、不穏な人影が彷徨くようになった。 小肥りの、いかにもヲタでございますという男だ。 石門高校の制服を着ているから、石門高校の関係者で間違いはなさそうだが。 「気分悪いわねー。」 ハルヒが小肥りの男を睨む。小肥りの男が一年生達に追い出され、練習再開となる。 投球練習をする長門、そして佐々木。 相乗作用で、いつもよりも捗っている。 長門の武器は緩急。剛速球に全く同じフォームからのチェンジアップが武器だ。 佐々木の武器は、多彩な変化球。針の穴を通すようなコントロールと、決め球のライズボールが武器だ。 本格派と技巧派。この二枚看板で行きたい森だが、前述のように佐々木はイップスを抱えている。 また、長門はコントロールが悪く、球数を食ってしまう欠点がある。不器用な為、変化球もチェンジアップ以外は投げきれない。 リード次第では終盤にバテてしまい、滅多打ちに遭う...
  • Part16
    16-922「佐々木さん、お酒は二十歳になってからの巻」 16-884「確約」 16-854「佐々木の泥酔レベル」 16-806「 素晴らしき衝撃のキョン」 16-800「12月18日」 16-793「ブラックジョーク改変ネタ」 16-758「佐々木さん、「俺の嫁」禁止令の巻」 16-717「佐々木さん高校について語る」 16-676「佐々木さん、恋愛カウンセリングの巻 」 16-669「佐々木とハルヒが冷戦を繰り広げて(略)キョンをみんなでボコボコにするSS」 16-625「今更七夕」 16-562「佐々木団の日常妄想」 16-555「佐々木さん、色々と台無しでござるの巻 」 16-525「佐々木さんパチンコをする」 16-490「佐々木を送っていく」 16-480「セリフのないSS」 16-376「プール・海水浴で、熱中症で倒れた佐々木を保健室に運んで、本屋で佐々木さんは少女マンガを...
  • 13-183「佐々木さん直談判の巻」
    佐々木さん直談判の巻 佐々木「長門さん! ひどいじゃないか。どうやってもデートに誘うことすらできないよ!」 長門「そんなことはない。これは限りなく対象の実像に近づけてある。    対象がデートに行ったことがある以上、アプローチ次第でデートは可能」 佐々木「あのキョンをデートに誘えた人がいるの!?」 長門「……これが証拠」 ユッキーメモ 「今日はキョンくんと図書館でデート。至福の時間。キョン君は途中で眠ってしまったが、  その息遣いを近くに感じながら本を読めるだけで私の存在は満たされる。  途中観察対象からの電話で邪魔される。畜生。だが図書カードをキョン君が  プレゼントしてくれたので、情報解除するのは勘弁してやる。ちっ」 「悪魔の胸をした未来女が、SOS団中だというのにキョンくんをたぶらかす。  公園でデートなどといっていた。胸か...
  • @wiki全体から「70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」」で調べる

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