【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫 @ Wiki内検索 / 「71-808「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲」」で検索した結果

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  • 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」
    ...重ねて その5~」 71-808「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲」 71-892「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲その6~」 72-203「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲その9~」
  • 71-808「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲」
     期末試験の結果は、長門と勉強したおかげで、入学時よりかなり成績は向上し、母親は上機嫌だった。  「長門さんのおかげね。しっかり勉強しなさい。そうしたら、長門さんと同じ大学へ行けるわよ」  最近、母親はよくこんなことを言う。まだ、大学受験など、先のように思えるのだが、佐々木やハルヒの学校では 、先を見据えた授業を行っているらしい。  「キョン、君も塾にきてみたらどうだい。塾で学ぶのも、なかなか面白いと思うよ」  佐々木にそう言われたのではあるが、検討してみるのも悪くない。  夏休みに入って二日たったある日の朝。  「ごめんください」  玄関のチャイムが鳴り、我が家に入って来たのは、長門有希だった。  淡い穹色のギンガムチェック・ドレスに、少し幅が広い、白い帽子。それは、期末試験が終了して、俺と長門と朝倉 涼子の3人で、気分転換の買い物に出かけたとき、俺が選んだもの...
  • 長編
    ssトップページ > SS > 長編 74-16「SOS団との決別」 74-16「キョンの退団宣言」(エロ物 注意) 71-874「俺の後ろに佐々木がいる」 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If Bad End) 74-16「佐々木からのプロポーズ(驚愕If) 70-483『バッテリー』 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS」 68-866『Wanderin Destiny』 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 67-9xx 失言と猫ヒゲ 67-9xx どこか足りないフラグメント 橘京子「それが佐々木さんの役割だって言うんですか?」 67-708『だって、あたしだってそうだったし?』 67-116 Rainy Day …… What? 67-30「じゃあ、僕はこれから塾に行かなきゃいけないんでね」 66-358 Rainy Day by? 65-...
  • 71-892「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲その6~」
     「少し散歩してきます」  そう言って、僕は部屋を出た。理由はないが、何となく外を歩きたかったのだ。  何となく気分がいい。酒に酔って気分が高ぶるのと似たような感覚だ。  気の合う友人達と出かけ、多いに楽しむ。久しぶりのような気がする。  海岸沿いを歩き、波の音に耳を澄ませる。人影はごくまばらだ(だいたいどんな人達か想像はつくのだが)。  結構長い距離を歩き、「貴洋亭」へ戻って来た。  「?」  暗闇から、スっと、まるで気配を感じさせない忍者のように僕の前に現れたのは・・・・・・  「やあやあ、こんばんわ古泉君」  ニコニコ顔の鶴屋さん。とても明るい笑顔で元気いっぱいと言ったような表情を見せている。  「一人で夜の散歩かい?」  「ええ。出歩きたい気分だったので。鶴屋さんも散歩ですか?」  「うんにゃ。ウォーミングアップに行くのさ。メインディシュをいただく為の...
  • 72-203「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲その9~」
     両脇を美人に固められれば、健全な男子としては、羽化登仙、気分は高ぶるのかもしれない。  ただ、残念ながら、僕は健全には程遠い、爛れたような、どこか破滅的な男であり、それを微笑の仮面で誤魔化 しているのだ。  ”彼”が羨ましい。  ”彼”は、多分平凡で、絵に書いたような学生生活を送っているのだろう。僕が昔失った、平凡だが輝いている 時を。  「女性二人に脇を固められるのは、どうも緊張しますね」  「え、でも、古泉さんは慣れているんじゃないんですか、こう言う事態は。女の子にすごく持てるし」  「いや、そんなことはありませんよ」  「でも、この前の合コンの時、女性に囲まれていましたよね?」  「あれは、話しているだけですから。女性二人に挟まれて歩く経験はないですよ」  古泉さんの右側に阪中さん、そして左には私。  涼宮さんが提案した肝だめしで、私達は三人で出発する...
  • 68-111「佐々木さんのキョンな日常」
    トップページ > SS > 長編 > 68-111「佐々木さんのキョンな日常」 68-111「佐々木さんのキョンな日常 プロロ-グ」 68-115「佐々木さんのキョンな日常 春咲小町」 68-165「佐々木さんのキョンな日常 放課後四重奏」 68-191「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒ」(~その3) 68-229「佐々木さんのキョンな日常 侵入者 涼宮ハルヒその4~」 68-243「佐々木さんのキョンな日常 黄金週間の二人」 68-256「佐々木さんのキョンな日常 文芸部とSOS団」 68-327「佐々木さんのキョンな休日 梅雨の晴れ間に」 68-334「佐々木さんのキョンな日常 迷い猫」 68-357「佐々木さんのキョンな日常 星に願いを」 68-433「佐々木さんのキョンな日常 文芸部原作『SOS探偵団』」 68-534「佐々木さんのキョンな日常...
  • 70-432「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サ-クルSOS プロローグ」
     例えばの話。出会った時が少しずれていたなら、君と僕の間には、どんな物語があったのだろう。世界はひとつの選択で 無数の分岐点が生まれて来る。君と僕にも星の数よりも多い物語があるのかもしれないね。  少し違った世界、少し違った出会い、そこにある君と僕との物語。  想像してみるのも楽しいね。でも、君と別れる物語は勘弁してほしいね。  え、俺もそんな物語は嫌だって。嬉しい事を言ってくれるね。でも、それはこの世界の君だから言える言葉。他の世界の 君は……いや、僕もかな。  違う世界の僕らがどんな物語を紡いでいるのか、少し見てみようか。  ------------------------------------------------------------------------  新しい学園生活も、二か月を過ぎてくると、新しい友人が出来たり、その繋がりからまた新しい友...
  • 71-874「俺の後ろに佐々木がいる」
    71-874「俺の後ろに○○○はいない。いるのは・・・・・・」 71-903「帰省~お盆狂想曲~」 72-31「~夏の終わりに~」 72-51「~移ろい花火~」 72-61「Autumn Rainy&Sweet Day ~俺の後ろに佐々木がいる~」 72-69「猫と君と僕と~俺の後ろに佐々木がいる~」 72-192「秋月宵華談~俺の後ろに佐々木がいる~」
  • Part71
    トップページ > SS > 短編 71-809「松竹梅」 71-776「向日葵~終わらない、君との夏の夢~」 71-771『海水浴』 71-765『たとえばこんな関係』 71-736『Heavy weather』 71-719『気の合う二人』 71-708「健全なシスコンのキョンと不健全なシスコンの藤原と…」 71-686『太陽のジェラシー』 71-640「お片づけ」 71-616『Milky way』 71-607『Baby rainy daily』 71-605『Potato head!』 71-593『ドラクエ4な関係』 71-589『待ち合わせ』 71-574「ポンジーが『いでじゅう!』の藤原ならば…」 71-547『ぷちだん!』 71-516『藤原散華―ハルヒちゃん風―』 71-498『言葉なき恋唄』 71-491『台風の目』 71-471『未来設定おまけ2―きょこたん娘の...
  • 70-439「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 君と僕との出会い」
     「キョン」  放課後、図書室へ向かう俺に声をかけてきたのは、北高に入学してからできた友人で、クラスメートの谷口だった。  「お前、まだ帰らないのかよ」  「ああ。これから図書委員の仕事が残っているんでな。今日は俺と長門が当番なんだよ」  長門有希は俺のクラスのもうひとりの図書委員で、うちの学校は持ち回りで、放課後の貸出・管理当番がまわって くるのだ。  「何だ、奥さんと一緒かよ。まあ、ゆっくりやんな」  谷口がニヤニヤ笑ってやがる。一発ケリを入れたいところだ。  「俺に声を掛けてきたのは何か用事でもあるのか?」  いささか不機嫌な口調で俺は谷口に尋ねる。  「おお、そうだ。肝心なことを忘れていた。キョンよ、今度の土曜日、合コン行かねえか?」  また、合コンの話か。俺はその手の話はは苦手なんだよ。前に言わなかったか?  「それは知っている。だがよ、キョン。俺を...
  • 15-919「佐々木IN北高「キョンの憂鬱」「遠まわしな告白」「がんばれ古泉君」「SOS団よ永遠に」-4
    『キョンの憂鬱』 「キョンくんどこ行ってたのー?さっきの人とデート?」 チョコアイスを口元に付けたまま顔を出して聞く妹に生返事をして俺は自分の部屋に駆け上がるとベッドに 飛び乗った。 仰向けに寝転んで天井を睨みつけたまま、俺はここ数日の様々な記憶を呼び起こしていた。 古泉の思わせぶりな態度、まあそれはいつものことか。 長門の言った一言、あいつは俺に恋愛小説を読めと言った。 そして、たった今聞いた橘京子の一言。親友よりも大切な人。俺がどんなに鈍くても、その意味はわかる。 だが、しかし、だ。本当に、あの佐々木が俺をそう言う風に見ていたんだろうか。 橘の表情からして、あれは嘘でも罠でもない。俺よりは正確に、佐々木の心の中を理解した上であいつは 俺にそれを告げたんだろう。だとしたら、佐々木は、俺を・・・。 そしてもう一つ。それなら俺自身は佐々木をどう...
  • 50万ヒット記念殿堂入り投票結果
    7票 14-577「巨人の歌」 ただひたすらに綺麗で切ない。一つの世界ができあがってる作品。 風景描写とか、読んでて「色が見えてくる」描写が秀逸の一言に尽きる。何度も名前があがるのは伊達じゃない美しい一編だと思う。 本当は橘SSだが、自分がSS書くきっかけとなった感動作なので入れておく。切なさが、泣けてくる 鉄板です 佐々木さんの神人に佐々木さんの強さと弱さ、喜びと絶望を見事に表現させている じわっと来た。 これを読んで閉鎖空間モノを書こうと思い立った。私にとっての最高峰にして永遠に届かない目標。 6票 14-687「もしも」前半 14-687「もしも」後半 19-15「トライアド」前半 19-15「トライアド」後半 21-409「最愛の傷」前半 21-409「最愛の傷」後半 28-854「君が見える場所から、ずっと」前半 28-854「君が見える場所から、ずっと」後半 君が見える...
  • Part15
    15-887「佐々木さんとたくろー」 15-842「塾に二人で行く途中お囃子の音が聞こえてきて… 」 15-762「佐々木と長門」 15-744「男前パンジー」 15-716「佐々木さん参院選について語る」 15-688「佐々木さん、浴衣に花火は夏の風物詩の巻」 15-687「─佐々木と二人でクイズ番組視聴中─」 15-683「佐々木さん神の能力を試す」 15-672「宇宙戦艦ナガト」 15-669「同窓会」 15-653「ゲーセン佐々木団」 15-648「佐々木さん、最後の一葉の巻」 15-647「UFOキャッチャー」 15-593「ポーカー」 15-583「佐々木さんの真実」 15-564「佐々木SSと申したか」 15-535「ハルヒと佐々木は仲良し」 15-508「キョンの姉貴が佐々木で、佐々木の弟がキョン」 15-462「佐々木さん、橘京子とゆりんゆりんの巻」 15-428「午後の...
  • Part32
    32-991「第n回僕っ子会談」 32-942「女の戦い」 32-903「換気」 32-874「DHMOの恐怖」 32-858「佐々木さんがミニスカートを履いている理由」 32-675「真っ赤に染まった・・・」 32-542「狂って乱れたフラクラ解釈」 32-489「文芸部部誌のアンケート」 32-479「ご飯粒が唇に」 32-421「佐々木の夜伽」 32-222「第一回SOS団会議ゲーム 」 32-203「ゆ ゆ ゆりゆり ゆりりんりん」 32-85「耳をすませ……たのか?」
  • 11-52「1乙」
    「もう11スレか。よく11という数字を見るとサッカーができるなんて言うけれど僕の場合は、 ひとつ多い。そんな風に感じてしまうことがあるよ。キミは、どう思う? おっと、失敬。挨 拶が遅れたね。こんばんは。 1乙。くくっ、僕もスラングの使い方がなかなか堂に入っ てきたな。ここの水にもずいぶんと慣れたということなのだろうね。さて、6月に入って、 一週間、世の中では、徐々に夏服も見られるようになってきたね。某夏の祭典の当落も 発表されて、創作に忙しいという人もいるのではないかな? 僕とキョンや涼宮さんを始 めとしたSOS団や橘さんたちとの関係性については材料が出そろった感もあるしね。 熟成されてきたという言い方もあるだろうね。果たして、僕はキョンに対して、思春期の女性 が持つことが自然とされるような淡い恋情を抱いていたのか、キョンは本当に僕を異性とし て意識し...
  • 71-162『世界ふかし話』
    トップページ >SS > シリーズもの > 71-162『世界ふかし話』 71-162『白雪姫』 71-164『長靴を履いた猫』 71-166『幸福な王女様』 71-723『夏の夜の夢』
  • Part14
    トップページ >SS > 短編 1乙」 14-934「プラン」 14-908「佐々木さんの熱唱」 14-879「佐々木さんとケンカ」 14-775「佐々木さん台風は苦手の巻」 14-752「事故」 14-748「車輪の唄」 14-653「敗因」 14-617「占い」 14-595「いい日だな」 14-569「ある車内風景」 14-566「裏SOS団各メンバーの配置変更」 14-551「佐々木さんポニーに再挑戦の巻 」 14-513「佐々木さんのしりとり」 14-468「佐々木さん授業中の巻 」&「佐々木さん、あいや痛がる子を見て手を離すが真の母親の巻」 14-389「北高に来ないかって」 14-331「佐々木とキョンが1年会わなくても平気だった訳」 14-288「フラグクラッシュ・クルセイダーズ」 14-233「(佐々木団+キョンIN喫茶店)」 14-184「佐々木さんの雨の夜と寂し...
  • 15-817「 佐々木IN北高「胸の中のピース」-3
    「おあいにくさま。現在我がSOS団は人気絶頂満員御礼、目下空席のできる目処無し、キャンセル待ちも 受け付けてないわ」 朝、教室に着いた俺の耳に最初に飛び込んできたのは不機嫌そうなハルヒの声だった。やれやれ、相手はまた 佐々木か。どうしたんだ、今日は。 返事もせずそっぽを向いて座るハルヒの代わりに、佐々木がその答えを教えてくれた。 「やあキョン、おはよう。いやね、今涼宮さんに、僕もSOS団に入れて貰えないか聞いたところなんだよ。 残念ながら断られたけどね」 そう言って苦笑する佐々木に俺は囁いた。 「悪いことは言わん。ハルヒがこういう調子の時はそっとしておけ。触らぬ神に祟りなしってやつだ」 「くっくっ。君は涼宮さんの心理状態に関しては相当のエキスパートのようだね。羨ましいよ」 羨ましい?散々引きずり回された結果だぜ。小声でそう言うと佐々木は 「いや、...
  • 10-822「5KYON」
    塾への通い道 ほんの数百メートル さびれた駄菓子屋とコンビニが数軒 ハイスクール受かるために放課後バッグを かかえて出かける キョンはいそがしい母親のかわりに 汗にまみれて自転車をこいだ 彼は私が立てたフラグをへし折り 心かき乱してゆくのさ Kyon, Kyon makes me crazy Kyon, Kyon changes everything いつかアイツの 足元にフラグを 叩きつけてやる 私は夢見てるしあわせな日常 自分の部屋に彼を招いて 二人で楽しむんだベッドに腰掛け 蒸し暑く長い夏の夜 あの時私はこう喘ぎ続ける “愛してる…愛してる…もっと もっと…” だけど彼がどこかの女と結婚する とこで目が覚めた Kyon, Kyon makes me crazy Kyon, Kyon changes everything いつかアイツの 足元にフラグを ...
  • 8-205「流様が見ている」
    さて、男性諸氏よ。質問がある。 ある朝、自分の息子がきれいさっぱりなくなってたらどうだ。 この場合の息子とは一親等ではなく自分の体二親等付属する分身だ。 男のシンボルである。それがなくなっているのだ。 これは恐怖以外のなにものではない。 人によっては喜ぶ奴もいるかもしれない。性同一性障害なんてのもあるしな。 しかし俺は健常な男だ。どノーマルだ。 モロッコに行ってもないのに性転換される覚えはない。 こんなことをする奴はあいつしかいない。 ハルヒだ。 『流様が見ている』 「おっき………!キョン………ん」 なんだか甲高い声が頭の上に降り注ぐ。もう少し寝かせてくれ。 昨日は本当にいろいろ大変だったんだ。そして今日の危険値も絶賛上昇中なのは確実なんだ。 少しは兄の苦労も察しておくれ。 「キョ………てー」タッタッタ ふう、飽きたみたいだな。 朝の惰眠はなに...
  • 68-944「佐々木さんのキョンな日常 体育祭」
     夏休みも終わり、まず、新学期が始まり、最初に学校で行われた事は、テストである。夏休みの間、勉強していたか どうかの学校側の確認作業みたいなものだ。  「今の君なら、大丈夫だよ、キョン」  佐々木の言葉通り、中学時代の俺とは違う。落ち着いて、試験は受けられた。まあ、これも佐々木がいてくれるから こそ言えるセリフだが。  試験の結果は、満足のいくものだった。俺は、学年上位十番内に入っていた。  「大したものだね、キョン。君と一緒に塾に行っている僕としては、実に嬉しいことだ。君の御母堂も、さぞ喜ばれ ているだろう」  佐々木の言うとおりで、母親は非常に喜んでいる。そして、例の口癖。「佐々木さんと同じ大学に」が、最近では「 絶対同じ大学に行きなさい」に変わってきた。  俺自身も、最近では努力すれば、佐々木と同じ大学に行けるのではないかと考えるようになった。まあ、どんな進...
  • 26-121「佐々木さんの、子猫の目の日々4」
    佐々木さんの、子猫の目の甘い日々4 Der Mechanismus der Catzen.Auf welche Weise funktionieren Die?  というかマタタビ、マタタビ、マタタビの巻 今、ひと時の安らぎを求めて、帰宅路をのんびり歩いている俺は、SOS団所属のごく一般的な男子高校生。 強いていつもと違うところをあげるとすれば、 ポケットにマタタビが入っていることか……。 古泉が薦めてくれた、最初の1Pだけ読んだ漫画のマネはおいておくとして。 実際問題、俺のポケットには粉末のマタタビが入っている。ペットショップで数百円で手に入るものだ。 何のために買ったかといえば、 勿論こいつのためだ。 「やあキョン、おかえり。随分と寒くニャってきたね。風邪が流行っているようだから、  外から帰ったらまずうがいと手洗いをしたまえ」 俺の部屋で、炬燵に入ってくつろぐ猫耳の佐々木、本人の希望...
  • Part17
    トップページ >SS > 短編 Part17 17-924「佐々木団ミーティング」 17-898「きょこたんを煙に巻く黒佐々木」 17-838「中学自体二人してフラグを折り合ってたら」 17-804「佐々木ア佐々木」 17-774「見えてる佐々木さん」 17-711「中三のころ、月曜日の朝のこと。」 17-669「結婚の名言」 17-655「佐々木さん、ブーケは誰の手に? の巻」 17-646「おなかにキュッ」 17-640「フラグを折るならまかせて」 17-601「佐々木さんの中学時代の苦労」 17-570「変化」 17-438「電車にて」 17-310「ポンジーなりきりセット」 17-301「素の佐々木で思いついたSS」 17-293「素の佐々木候補」 17-292「佐々木さん、ポンジーの秘密、或いはBTF1~3 の巻」 17-249「オウムは語る」 17-214「佐々木さん、夏...
  • 71-723『夏の夜の夢』
    浮気草。相手の瞼に塗ると、一目見た相手に恋に落ちる魔法の草である。 「こんな便利なもの、使わざるを得ないのですよ!」 橘は、眠っている佐々木の瞼に浮気草の汁を塗った。後は自分を見せるだけ…… 「その前に、おトイレに行くのです!」 来るべき時に備え、橘はお花を摘みに行った。 「おい、佐々木。起きろ。」 「……ああよく寝た……キョンか。起こしてくれて……」 アイシテルヨ、キョン…… ササキ…… 「あ……ああ……」 トイレから戻った橘は、佐々キョンの【禁則】を目撃する破目になり…… 傷心の橘は、世を儚みきょっこ団を結成した。 END 「浮気草の汁を手に入れたわ!」 ハルヒはメールでキョンを呼び出すと、早速自分の瞼に塗った。 「おや?涼宮さん。」 「あ、佐々木さん……」 呼び出されたキョンは、親友の貞操を懸念しつつドアを閉めた。 ...
  • 15-688「佐々木さん、浴衣に花火は夏の風物詩の巻」
    佐々木さん、浴衣に花火は夏の風物詩の巻 佐々木「やあキョン、すまないね。わざわざ呼び出して。      せっかくの花火大会なのに、皆予定が会わないと断られてしまって」 キョン「別にかまわないぜ。今日はSOS団の活動も、ちょうど休みだったしな」 佐々木「そ、そうかい。      ……と、ところで、その、僕らしくもないとは思うのだが、一応、こういった催しには、      女性は浴衣で来るのが好ましいと聞くものだから、母のお下がりなのだけれど、      思い切って浴衣にしてみたのだけれど、どうだろう、キョン?」 キョン「ん? いいんじゃないか」 佐々木「そ、そういって貰えると嬉しいよ! キョン!!」 キョン「下手に半そでで来ると、蚊にくわれるからな。あー、俺もTシャツじゃなくて、浴衣着てくるべきだったか」 佐々木「『いい』って、そっちの意味か。...
  • 17-214「佐々木さん、夏の雲は何に見える? の巻 」
    佐々木さん、夏の雲は何に見える? の巻 キョン「相変わらず暑いな佐々木。せめて喫茶店か図書館にでも入らんか。     勉強すると確約はできんが、アイスコーヒー代くらいはおごるぜ」 佐々木「いや、そうでなくともSOS団で出費が多い君の懐に、これいじょうのダメージを      与えるのも忍びない。それに今は宿題を片付ける学生で図書館は満員だよ。      冷房にあたり続けると健康によくないし、今日は日陰でのんびりしないかね」 キョン「まあそれでもいいが。せっかく夏休みに呼び出したんだから、遊園地とかプール     とか言うのかと思ったぞ」 佐々木「そういうのは涼宮さん達に任せるよ。いつもいつも行楽地にお出かけじゃあ、      君も疲れるだろう。僕は地味に散歩で十分楽しめるよ。中学の時だって、そうだっただろう」 キョン「意外だな。風があるせ...
  • 27-426「佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その1」
    佐々木さんの、願いは夢の中で、の巻 その1 元旦の夜、ふとした悪戯心で、彼の写真を枕の下に入れてみた。 3年の、文化祭のときに、友達が気を利かせて撮ってくれた、数少ないツーショット。 枕の下に写真を入れると想い人の夢が見られる、なんておよそ非論理的な俗信に過ぎないけれど、 21世紀にもなって一富士二鷹三なすびというのもどうかと思って、ほんの冗談のつもりの行為だった。 ふと気がつくと僕は、オックスフォードホワイトの空の下、セピアがかった世界の中に独り佇んでいた。 夢だと言う事は、何故かすぐに分かった。 なるほど。これは橘さんが言っていた、僕の閉鎖空間というヤツを夢に見ているらしい。 あそこに入れるのは橘さんたち「超能力者」だけで、それには僕は含まれていない。 自分で作ったものに自分が入れないのは理不尽だなあと漠然と思ってはいたけれど、 まさか夢に見るほど関心があるとは思わなかった。 と言うよ...
  • 21-253「かるた」
    北高校の不思議な噂カルタ。普通の北高生から見た微妙に間違った知識 あ:朝比奈みくるは、本当は中学生だ。 い:委員長朝倉は、カナダに行ったのでなく、魔物によって魔界に連行された。 う:ウサギのお姉さんとキョンキョンがデートしているのは、誰にも言わない方が良い。 え:映画「朝比奈みくるの冒険」には強力な洗脳プログラムが入っている。 お:岡部は宇宙人のスパイだ。 か:蟷螂の斧は魔法の儀式に使用される。 き:キョンがハルヒで夢精した夜は、ハルヒが同じ夢を見る。 く:九曜さんに頼むと、性転換できる。 け:月蝕の夜は屋上にUFOが舞い降りる。 こ:コンピ研会長は、神隠しにあったことがある。 さ:佐々木さんの噂をハルヒの側ですると、地震が起こる。 し:新月の夜、校庭に青い巨人が立っている。 す:涼宮ハルヒに悪質な嫌がらせをすると、1週間以内に怪我で入院する。 せ:生徒会書記と...
  • 18-167「佐々木さん、コミクマーケットって何ですかの巻」
    佐々木さん、コミックマーケットって何ですかの巻 キョン「どうした佐々木、やけに疲れて、さらに真っ赤に日焼けした顔して」 佐々木「……真夏の祭典に行ってきたんだが、人が多くて、熱かったのだよ、キョン」 キョン「真夏の祭典?」 佐々木「事前に人の多さと熱気については聞いてはいたし、日焼け止めと水分の準備は      していったのだが、いや、想像を超えるものだったよ。……疲れた」 キョン「大丈夫か佐々木、この熱いのに人ごみの中にいたら、そりゃ疲れるだろう」 佐々木「10万人規模を人ごみと称するのが許されるなら、それはもう凄い人ゴミだったよ。      ”まるで人がゴミのようだ”とは良く言ったものだね。その中に自分自身が含まれると      なると、さらに格別だよキョン」 キョン「……佐々木、本当に大丈夫かオイ」 佐々木「何より疲れたのはね、キョン...
  • 36-449「brilliant world」 ちょろっと修正版
     佐々木と春に再会したときから薄々感じていたが、長門があの出来損ないの日本人形みたいな宇宙人によって一時活動不能に陥ったあの日、 俺たちSOS団と佐々木団(命名俺)とのトンデモパワー、ひいては世界をかけた抗争が勃発しちまった。    長門、古泉、そんでもって一応朝比奈さんは自分の対抗勢力とはっきり渡り合えるぐらいの能力、人脈なんかをそれぞれ違った形ではあったが持っていた。 抗争の一番の原因であるハルヒは抗争をせいぜい意味不明の謎探しサークルの勢力争いぐらいにしか考えていなかったので、 なんの危機感も無くただ己のプライドの限りに色々と状況を引っ掻き回していった。裏で起こっている数々のSF的、サスペンス的な不思議現象を一切知らぬままな。 ただ、純然たる一高校生でしかない俺と佐々木はただ事の成り行きを傍から何も出来ず手を拱いてみているしかなかった。 ハルヒによって普通ならば青春を謳...
  • 8-878「流星に何を願う-4」
            6  焼け付くような日差しはいまだ衰えを見せず、それでも吹く風には段々と冷たい空気が 混じり始め、そろそろ秋の訪れを感じ始める季節のこと。  五限の数学は担当教師が不在なので自習になった。  自習とは言っても、一応課題は出されてるものの大半の生徒の認識としては延長された 昼休み以外の何物でもなく、惰眠を貪る者、席を移動して談笑する者など様々だ。  俺は課題として出された教科書の問題の教えを乞うために佐々木の机に椅子を横付けし ていて、佐々木が何の苦も無くあっさりと全問を解いてしまうと、その後はとりとめも無 い雑談をしていたのが、どういう話の流れだかこうなった。 「僕が思うに、恋愛感情などというものは精神病の一種なのだと思うな」  佐々木は言い放った。 「恋の病、なんていう言葉だって昔からあるのだよ。恋をしている人間の精神状...
  • 23-597「消したい3行目もっとアフター 」
    昨日の日曜は妹といっしょに佐々木の家に行った。 妹よ、女の子がネズミ持ち込むなよ。俺は妹の未来が心配だ。 今日も筋肉痛で、朝から空腹だ。そして、食べても食べても腹が減る。 土曜日のテニス以降ずっとこうだ。長門は俺に何かしたのか? いつもより早く起きた俺は、普段はしないお代わりを3回もして、気づいた頃はいつもより遅い時間だった。 「もうこんな時間だ。行ってきます。」 ヤベー、遅刻する。でも走ればぎりぎり間に合う時間かな。 これまで一度も遅刻した事が無いのが、俺のちょっとした自慢だが、今日はキツい。 「おー、谷口、おはよう。追い抜くぞ」 「ちょっと待てキョン。走らなくても間に合う時間だぞ。」 谷口ですらギリギリセーフだったので、別に急ぐ必要なかったな。 「おはよう、キョン」 「おう、国木田」 「いつもギリギリに来るのに、遅刻したこと無いんだね。中学時代から」 ...
  • 39-764「――――― あと、十秒 ―――――」
    生まれて初めて編んだセーターを握りしめて部屋にたたずむ私は、 とても惨めな存在の気がした。 いつ渡そうか 喜んでくれるだろうか? そんな想いと期待に満ち溢れたセーターを渡すこともできぬまま、12月23日の夜を迎えてしまった。 きっと、キョンは、明日、涼宮さんたちと楽しげにクリスマスを過ごすのだろう。 あのSOS団とかいう集まりでわいわい騒ぎながら・・・・・・・ ・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・私は、今日も明日も独りぼっちだ。 冷たい部屋の壁にもたれていると自然と涙がこぼれてきた。 さみしい。そして、とても哀しい。 弱虫なこの心がとても哀しい・・・・・・・・・ ♪だばだー、だー、だばだー、だばだー、ダーダーダーだーでゅでぃだー♪ 私の携帯電話が鳴る。悪趣味な着信音は、九曜さんが選んだ。 彼女からの電話は、珍しい。そして、私は、冷たい部屋...
  • 70-174「佐々木さんのキョンな日常 古泉の決断」
     佐々木が日本を経ち、戻ってくるまでの二年間、時はあっという間に過ぎ、それぞれに大きな変化があった。  二年生になり、クラス替えがあり、俺と長門、古泉、涼宮、国木田、朝倉は進学強化クラスに編成された二年 5組になった。なお、谷口は隣の6組である。  文芸部は春先に新入部員を募集したが、入部希望者は無く、同好会に格下げの危機を迎えたが、元のクラスメ ートで図書委員だった阪中が入部してくれたのと、結局涼宮がSOS団を文芸部に合流させることにより、数だ けは、一年前より増えた形となった。(ついでに書けば、その時点で涼宮は谷口をお払い箱にした。酷い奴だ。)  俺は塾に通う回数を増やし、佐々木がいなくなって成績が悪くなったと言われない様に努力した。その結果、俺 は国木田と共に、学年のみならず、全国模試でも成績を競う様になり、俺の学力は更に伸びていった。  「日本に帰ってくるのが...
  • 68-357「佐々木さんのキョンな日常 星に願いを」
     「七夕の行事を鶴屋さんの家でやるそうだから、みんなで行かないか?」  7月6日、期末試験に向けての勉強を、放課後の文芸部室で皆でやっているとき、国木田がそんな話を持ちかけてきた。  中間試験の俺の成績は、中学校時代の俺の定位置からは随分急上昇していて、母親はえらく喜んでいた。これは佐々木 がいろいろ教えてくれたからであり、今では国木田や長門、朝倉からも教えてもらい、随分勉強がはかどるようになった。  まだ、皆には追い付いていないが、それでも背中は追いかけている。中学時代のままだったら、俺はいまでも低空飛行 だったろう。やる気が出てきたのは佐々木がいてくれたからだと思う。期末試験は中間以上のものを、と佐々木はいったが 確かに目標にはなっている。  「キョンも頑張っているようだし、期末試験は期待できそうだけど、少し息抜きにどうかな。」  小学校の先輩だという鶴屋さ...
  • 71-568「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 想い重ねて」
     最近、私は四人で出かけることが多い。  「もう来ていたの?」  待ち合わせの場所には、キョンと長門さんの姿があった。  「長門が予約していた本を引き取る用事があったので、早く出たんだ。俺たちも、ここには5分ぐらい前に 来たのさ」  短い時間ではあるが、長門さんはキョンと二人だけの時間を過ごしたわけだ。  「ほれ、佐々木、これ、飲めよ」  キョンが渡してくれた、缶入りのお茶はよく冷えていた。  プルタブを引っ張り、冷たい液体を乾きを覚えていた喉に流し込む。  夏の暑さがいよいよ本格的に到来しそうなことを予感させる今日の気温と、長門さんを羨ましく思う気持ちで 、少し頭が熱くなっていた中で、お茶の冷たさが少し私の理性を取り戻させる。  「あら、皆早いわね」  「全員、待ち合わせ時間前に来たわけだな」  ほどなくして涼宮さんもやってきて、全員集合となった。 ...
  • 31-719「キョンの遺忘」
     「今机に並べられていた7つものをすべて答えて下さい」 つい数秒前まで、目の前に並べられていたものがなんだったか。 「……ボールペン…と、あとは…」 おかしい。確かにボールペンはあった。あとは何だった?はさみだったか?思い出せない。 医者は悲しそうな目で俺を見て、机の引き出しにしまっていた7つのものを取り出した。 定規、鉛筆、文庫本、はさみ、テニスボール、ペン、消しゴム。そこにボールペンはなかった。 「違う、こんな筈じゃない…今日はたまたま調子が悪いんです」 「そうですか。では次のテストです。あなたの年齢を答えて下さい」 良かった、これならわかる。安心感と、こんな子供に対するような質問をしてくる医者に少しだけ怒りを覚えながら自信満々に答えた。 「28歳です」 「わかりました、ありがとうございます。これでテストは終わりです」 そう言って溜め息を尽きながら医者が取り出した俺のカルテにはこう書か...
  • 23-212「佐々木さん、そろそろ本格的に受験シーズンですねの巻」
    佐々木さん、そろそろ本格的に受験シーズンですねの巻 秋も本格的に深まるこの頃、皆様如何お過ごしだろうか。 去年はSOS団の活動でなんやかやと過ぎていったこの季節だが、 夏が好きな個人的嗜好もあり、俺としてはあまりいい記憶がなかったりする。 2年前は、受験が本格化して、ここから春までは、灰色の受験戦争の記憶しかないし。 11月  佐々木「キョン、実は秋というのは、「秋の長雨」や、「女心と秋の空」などという形容詞の通り、       気候が変わりやすかったり、雨が長く続いたりして、意外に体調を崩しやすい季節なのだよ。       夏の疲れがどっと出る場合もあるしね。       これから受験に向けて本格的にまい進するというのに、体調を崩しては大変だ。       とりあえず、手編み……いや、マフラーが大安売りで、2つ買ってきてしまったので、       一つ君に譲ると...
  • 31-281「谷口の合コン」
    ある日の放課後、谷口に呼び出された。おかげで団活に遅れるな。 「国木田と3人で話ってなんだよ。教室ではできないのか?」 「涼宮や長門の前じゃできないと思ってな」 は?お前の私生活は全校生徒に公開されているようなもの。奴等に秘密にすることが何かあったっけ? 「お前、日曜日に、またあの女とデートしていたな」 は?デート?生まれてこのかたデートなんて結構なことやっとらんぞ。 俺はナンパだけが趣味の友人の顔をマジマジと見た。 「佐々木さんだよね」 「そう、お前の中学時代からの彼女の佐々木って女」 「佐々木は彼女じゃないし、勉強みてもらった礼でデートじゃない。それに妹も一緒だ」 このオールバックは馬鹿で困る。 谷口はアレな人を見る目で俺を見てきた。 「そんな真っ赤な嘘が通用すると思っているとは、お前よほどの馬鹿だな。あの状態をデートじゃないと見る奴は地球上に一人もいないぞ。 一応言っておくが、二股、...
  • 22-328「コピペ改変ネタめんどいよう、おもんないよう、後悔したようの巻(ウソ)」
    コピペ改変ネタめんどいよう、おもんないよう、後悔したようの巻(ウソ) 高校を卒業してからもう三年が過ぎた 二年のときにキョンがSOS団外の女性たちともあれやこれやと騒動を巻き起こしたが、 新しい生活になじむうち、以前の関係ではなくなっていた。 キョンは激動の高校時代もずっとあのままで変わった友人だったけど 僕はなんだかんだであの日常が気に入っていたと思い知らされる事がよくある 地元の成人式で久々にキョンに再会したあの日もそうだった・・・ 久々に再会したキョンと話をすると近々結婚するんだそうだ どうやらできちゃった結婚らしい、あのキョンがね・・・ その夜、同窓会で酔った勢いだったのかなんなのかさだかではないが どちらともなく恋人の話になり、キョンの愚痴を聞かされた。 僕に肩をたたかれ慰められている間中、キョンはずっと色々な人の名前...
  • Part6
    6-981「アングリーササッキー」 6-923「佐々木一族の秘密」 6-882「究極のフラグ」 6-871「Gネタ」 6-860「湯煙@佐々木」 6-852「G」 6-831「黒い悪魔、あるいは天使」 6-786「夢花火」 6-753「井戸の中の女」 6-730「黒い安息日」 6-712「Gとの遭遇」 6-631「ネクタイ」 6-625「1時間以内にレスがあればキョンの嫁」 6-586「佐々木vs朝比奈さん」 6-425「お姫様抱っこ」 6-357「夏祭り」 6-346「ギックリ腰ササッキー」 6-327「天国へ行く方法」 6-323「お前の朝がお前」 6-313「鬱ネタ」 6-307「鶴屋家花見大会」 6-289「体技:スルー」 6-239「一夏の冒険」 6-214「涼宮ハルヒが驚愕」 6-197「佐々木のひとり交換日記」 6-191「祭り」 6-182「正夢おっぱい」 6-171「いろ...
  • 14-814「ストーカー騒動」
     春の柔らかな日差しも終わり、暖かさが暑さに変わり始めた初夏の週末、俺たちSOS 団は例によって不思議探索へと繰り出していた。以前は二人か三人のチームに分かれてい たが、春頃に起きたハルヒの気まぐれによりくじ引き制度は廃止され、五人全員で固まっ て行動している。  ハルヒは一人ずんずん進んでは、路地裏を覗いたりゴミ箱をひっくり返したりそこらへ んの隙間に棒を突っ込んだりしている。あいも変わらず元気な奴だ。朝比奈さんは時々ハ ルヒにいじられながらも献身的についていき、愛くるしい笑顔を振りまいている。ああ、 見ているだけで疲れが吹き飛ぶようだ。長門は着かず離れずぼんやりとついてきているが、 時折書店を見つけては意味深な視線を送ってくる。本はこの前買ったでしょ、またにしな さい。で、あとは、ああ、古泉ね。なんかそこらへんにいるよ。どうでもいいけど。 ...
  • 4-881「夜の学校」
    「夜の学校」  あれは、第一回裏SOS団とのミーティングというか宣戦布告というかが行なわれた日 の夕刻のこと。ちなみに裏SOS団というのは、極私的な体内空間、すなわち俺にのみ 有効な彼らの名称である。橘たちは適切な名称を俺に告げなかったし、とりあえずそう 呼ぶことにした。長門ではないが、命名することで見えることも、見えなくなるものもあ るだろうが、敵性団体にはまず呼称が必要だからな。  夕食を終え、風呂も済まし、あとは明日、月曜日の平日強制ハイキングに備え、睡眠と いきたいところなのだが、いかんせん、久々の非現実空間への移動によって、頭の中の 回線が変な繋がり方でもしてしまったのか、目が冴えて一向に眠くはならなかった。 まいったね、まったく。  枕元に置かれた携帯電話兼目覚まし時計が、コール音を鳴らしたのはそんな時だ。 古泉や長門から連絡があるかもしれないと思い、...
  • 19-15「トライアド」前半
    14-687「もしも」前半-14-687「もしも」後半の続編  ぎらつくような太陽がマウンドを照らしつける。  最終回、二死でランナーは二塁。  点差はたったの一点。  俺は袖で汗を拭うとセットポジションに入った。  緊張の一瞬。  全世界の音が消えた。  あとはキャッチャーミットめがけて、全力でボールを投げるだけ。  だが、なぜだろうか。まったく、抑えられる気がしない…  ―何で野球となんか全く縁がないはずの俺がこんな激闘甲子園さながらの正念場に立っているのか。  その発端はこれより二日前にまでさかのぼる。  それは6月のことだった。  その日は何の変哲もない陽気な一日であり、俺は三時間目にある数学の小テストばかりを気にしていた。今回ばかりはまともな点数をとらないと怒られそうだからな、いろいろなところから。  というわけで、普段より少し早めに学校にやっ...
  • 66-607「どうもキミと話している時は何だか笑っているような顔で固定されているようでね」
     あれは、塾の夏期講習が終わろうかって頃だったと思う。  採点結果がボロボロで、この先大丈夫なのかとぐったりしていた俺に佐々木が言ったんだったろうか。 「キョン、気に病むことはないよ。そうだね、色即是空と言う言葉を知っているかい?」 「しきそくぜくう?」  夜の闇、行き交う車のライトを照り返すように佐々木の目が光る。  自転車を押す俺にあいつは言った。 「色即是空。まあこの場合は『全ての存在は単体ではなく、互いに依存しあって存在している』とでも考えてくれ」  顔を上げた俺に滔々と語る。どっかで聞いた覚えはあるんだが。 「仏教の言葉だよ。聞いた事くらいあるだろう?」 「そういやあるかもしれん」  俺はどこか違和感を感じたが、佐々木はいつもの調子で続けた。  塾帰りの夜の闇、どこか感覚が狂っているのか。 「例えば豊かな大地が植物を慈しみ、やがて朽ちた植物が大...
  • Part20
    トップページ >SS > 短編 Part20 20-946「塀についたドア」 20-904「消したい3行目 」 20-884「パソコン」 20-865「SS? というほどのものだろうか?」 20-835「キョンと佐々木のメールのやりとり」 20-824「妹の買い物事件」 20-822「会議」 20-796「ささき姫」 20-776「教えてササッキー+α」 20-762「佐々木さんの、「ラスト・シーンから始めよう」の巻」 20-706「北高の火災訓練」 20-690「佐々木は神だと思っている。」 20-653「教室にて、2」 20-624「School Days スクールデイズ第9話ビデオ鑑賞後」 20-614「School Days スクールデイズって作品です。」 20-599「それは僕らの知らないエピソード。初デートの時のこと」 20-587「佐々木vs.キョン」 20-566「始...
  • 44-10「といつめ」
     俺たち、俺と佐々木はいつもの喫茶店で向かい合わせに座っていた。 なんでかって? そいつはかなり単純な話になる。話したいこと、告げ たいことがある。そう言って、佐々木に呼び出されたのだ。とはいうも のの目の前にいる中学時代の友人は、さっきから押し黙ったきりで何も 話そうとはしてくれない。  まぁそんなわけで、ここにいたる経緯を俺が思い起こすぐらいの時間 は十分にあるのだった。  ちなみに、本日はバリバリのウィークディ。昨日の深夜、すなわち今日 が始まってからすぐに、本日の予定を佐々木に握られた俺は、いつもの SOS団の活動(ちなみに今日は古泉とトランプのスピードで遊んでいた。 戦績は言うまでもないだろう)を終えたその足で指定された場所――御想 像通りにSOS団御用達の喫茶店である――に向かっていた。  佐々木の指定した時間は、団活動の終了時間を読んでいたとしか思えな いくらいにぴったりだっ...
  • 22-723「アンダー・グラス・ラブソング」-7
    18「君が微笑めば、世界も君と微笑む」  あの日から数えて、これが何度目の日曜日だろうか。思い返せば、あの日からいろいろあった。本当にいろいろあった。俺たちは透明なガラスみたいに悪意なく、無邪気で、砕けてはそのカケラで傷つけあった。そして、ばらばらのカケラになって、泥まみれで地面に落ちて、それからほんの少しだけ大人になった。  夕暮れ。いつものあの駅。プラットホームにあの普通列車が入ってくる。俺の乗る場所は決まっている。そこであいつが待っていると言ったから。  ゆっくりと滑り込むように列車がホームに入ってくる。ドアを開いて、そこから人々を吐き出す。俺は、その吐き出される人の波が途切れるのを待ってから、ドアの前へと歩き始める。  車両の中に足を踏み入れる。そして、辺りを見回す。その車両の中、いつも同じ場所に座っている小さな背中を見つけた。 「よぉ。これから、お前のスケジュール帳に...
  • 31-95「海王星以遠天体」
    その日、涼宮さんは神ではなくなりました。私達が望んでいたのと別な意味で…… 本日はその話をしたいと思います。 その日が何月何日だったかは忘れましたが、ちょうどその日、冥王星が惑星から外されたことだけは覚えています。 その日、私達はキョンさんの家にいました。 「カイオウセイイエンテンタイ?2年くらい前にも聞いたような気がするぞ、その言葉。何だっけ?」 「2年前にも言ったと思うよ。   海王星以遠天体:海王星の外にある天体の総称だよ。有名な冥王星もその一つだよ。   実は今日、冥王星が惑星から外されるらしい。ニュースでやるはず。くつくつ」 「きょこたーん。おままごとー」 「はいはい、一緒に遊びましょう」 私はいつものように妹ちゃんと遊びます。佐々木さんの邪魔をしたら悪いですからね。 テレビをつけるとニュースでそのことをやってました。 「あ、本当だ」 「以前からこのことは議論になっていたんだよ。...
  • 26-462「佐々木の喪失」
    「君は昨日、僕の大事にしているものを奪ったな。許さないよ」 「今度ラーメンでも奢るから許してくれ」 「いや、それくらいでは許さないよ。君のおかげで女の子の大切なものを喪失したのだから」 「わかった、何でも言う事を聞いてやるから」 「何でもだね。その言葉忘れないよ。くつくつ」 「喪失?キョン、あんた、佐々木さんと、、、、」 「あわわ、キョンくん何て破廉恥な」 「・・不潔」 「あなたという人は、どこまで」 「少年、相変わらずエロいねっ」ケタケタ 皆さん、目がいってます。鶴屋さんは別か 「この女たらし、もう顔も見たくないわ」ボカボカ 「私、未来じゃなくて実家に帰ります」パシーン 「私の部室にもう来ないで欲しい」ゴフ 俺はSOS団の3人娘にぶん殴られて、絶交された。 「なー、古泉。佐々木の大事にしていたペンダントを壊したくらいで、何でハルヒ達にまで絶交されるんだ?」 「あなたの普段の行いが悪...
  • @wiki全体から「71-808「恋愛苦手な君と僕~放課後恋愛サークルSOS 夏の夜想曲」」で調べる

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