武装神姫SSまとめ@wiki内検索 / 「三毛猫観察日記」で検索した結果
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三毛猫観察日記
● 三毛猫観察日記 ● トップページ by 修理屋 ・これは主人公による猫型神姫(?)の観察日記。 大学の神姫サークルの仲間達との活動を軸に 物語は進んでいきます!! (現在、第十八話までと番外編4までを公開中) ◎◎◎ 外伝 デカ神姫 トップページへ ◎◎◎ ◎◎◎ 長編コラボ 神姫のお仕事。(海底編) トップページへ ◎◎◎ ★登場人物一覧★ (設定は物語開始当時に基づいています) ◆ 一年目 ◆ 第一話 猫、飼いました 第二話 激闘!あおぞら商店街! 第三話 意思を継ぐ者 第四話 最後の願い (注:神姫破壊表現あり) 第五話 アタシも日記を書いてみよう 第六話 誘われて・沖縄 第七話 ミア!電光石火!! 第八話 雨の日に来たレイン 第九話 文化... -
デカ神姫
... ・これは三毛猫観察日記の外伝的な作品です。 単発用コラボの設定を基に連作にしようとしている過程なので、 自分でもこの先どうなるか解りません∑(゜д゜) この作品の基となってくださいました幻さんへ敬意を表します。 (現在、第一話まで公開中) ※この作品は、三毛猫観察日記のネタバレを多分に含んでいます。 ★★ 登場人物その他の設定(仮) ★★ 第一話 幻を紡ぐ少年 ※幻さんの幻の物語とのコラボです。 三毛猫観察日記へ戻る -
御影市、ひと夏の幻
...・其の七(以下二話で三毛猫観察日記、修理屋氏作とリンクしています) 幻・其の八 幻・其の九(微エロです。十八禁ほどではありませんが、読まれる際は自己責任でお願いします) 幻・其の十 幻・其の十一 幻・其の十二 幻・其の十三 幻・其の十四 ~崩れた積み木~ 幻・其の十五 ~夜明け前の暗闇~ 幻・其の十六 ~在処~ 幻・其の十七 ~cogito ergo sum~ 幻・其の十八 ~鼓動、重ねて~ 幻・其の十九 ~価値、そして代償~ 幻・其の二十 ~再会~ 幻・其の二十一 ~それぞれ~ トップページへ -
神姫のお仕事。(海底編)
...槌! 三毛猫観察日記へ戻る -
誘われて・沖縄
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第六話 「誘われて・沖縄」 ◆ 羽田空港から飛行機で3時間、那覇空港からモノレールで30分。俺達は今、 世界遺産である首里城の前に立っている。 「高槻先輩…僕、確か4時間前まで東京の部室に居たハズなんですが?」 「小暮君、安心しろ。俺もそのハズだ」 忘れてた。アキオってこういうヤツなんだ。思い立ったら即実行。金に糸目は付けないし、 周りの人間を巻き込む。コッチの都合なんて考えない。 俺達の周りではミア達が何故かフラダンスを踊っている。オマエラ楽シソウダナ。 それから暫くして、赤峰さんが迎えに来た。 「お待たせ!徳田君、サンタ子ちゃん。いきなりだからビックリしたよ!」 「急ですみません。それでコッチが高槻虎太郎とミア、ソッチが小暮拓斗と小春です」 「こんにちは!」「ミアちゃんだよ~ヨロシク!」「始めまして!」「お世話になります!... -
登場人物一覧
...る。 三毛猫観察日記 トップページへ戻る -
登場人物紹介(作品別)
...カ型。 ○三毛猫観察日記より 【高槻 虎太郎】 ・武神大学3年生。佐久間ゼミの研究生。「埋め埋め号」の安全管理者。 ≪神姫:ミア≫ ・虎太郎の神姫。犬型。でも自分を猫だと思ってる。ケーブル担当。 【藤宮 舞子】 ・虎太郎の先輩。博士課程4年目。26歳。「ドリルモグラ号」の製作者。 【佐久間教授】 ・武神大学の教授。58歳。高槻・藤宮の所属するゼミの責任者。 【徳田アキオ】 ・高槻と同じサークルの部長。巨大企業「徳田グループ」の御曹司。 ≪神姫:桜花≫ ・アキオの神姫。サンタ型。ファーストリーグランカー。 ○戦う神姫は好きですかより 【倉内 恵太郎】 ・第13研究室所属。かなりの工作技術を持つ。「埋め埋め号」のメカニック。 ≪神姫:ナ... -
メニュー
...姫長屋の住人達。 三毛猫観察日記 クラブハンド・フォートブラッグ 武装神姫と暮らす日常 ネコのマスターの奮闘日記 ホワイトファング・ハウリングソウル ハウリングソウル Heart Locate トバナイトリ>トベナイトリ 3Sが斬る! 天使のたまご Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ 神姫大作戦 蒼空~アオゾラ~ 2007年 Mighty Magic 神姫狩人 凪さん家シリーズ HOBBY LIFE,HOBBY SHOP いつか光り輝く 幸せな神姫を戦場に立たせる会 春夏秋冬 アールとエルと Twin Sword s 俺とティアナの場合 ツガル戦術論 2036の風 きしぶし! 流れ星シィル-銀河流星伝説- 神姫ガーダーシリーズ sister G princess Les lunes Second Pla... -
アタシも日記を書いてみよう
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第五話 「アタシも日記を書いてみよう」 ◆ ★9月9日(日) 明日から新学期が始まるってのに、今日もコタローは大学の工作室。アタシの為に例の 『ボディ』を作ってくれているんだけど、そのせいで全然遊んでくれない。つまんない。 「ただいまぁ~、ミア、やっと『ボディ』が完成したぞ!」 帰ってきたコタローが早速『ボディ』の説明をしてくれるけど、アタシは全然興味無い。 大体何よ、そのバカみたいに下品な性能は…ミアちゃん絶対使わないんだから! ★9月10日(月) 今日は神姫同好会が正式にサークルに昇格する日です。自治会から指定された空部室に みんな集まってます。 「とりあえず部長は俺、副部長は虎太郎、会計は小暮でいいかな?」 「そんな感じでいいと思うぞ」「了解です~」二人が答えました。 「あとサークルの名前だけど、各自明日までに案を... -
作品ページ
...住人達。 修理屋:三毛猫観察日記 留美・みつる:Elysion 喜久子:双子神姫 Eli:Report vanish archetype ミヤコン:クラブハンド・フォートブラッグ 第七スレの6:流れ流れて神姫無頼 ALC:鋼の心 ~Eisen Herz~ 土下座:犬子さんの土下座ライフ。 卯月:武装神姫と暮らす日常 ネコマスター:ネコのマスターの奮闘日記 参拝客:狛犬はうりん劇場 :2037の彩 ミヤコン:ホワイトファング・ハウリングソウル ミヤコン:ハウリングソウル バーバ・ヤーガ:Heart Locate サトシ:トバナイトリ>トベナイトリ :3Sが斬る! Taka 天使のたまご kuon Raven and Cat~紅き瞳と猫の爪~ けだもの:Black×Bright ジャリ天:神姫大作戦 蒼紅:蒼空~アオゾラ~ ichgu... -
研究室一覧
...授 ※この設定は三毛猫観察日記よりお借りしています 第八研究室 研究内容『武装神姫に対する衝撃緩和』 武装神姫、という機械を故障から守る為の研究をする研究室 神姫としての輪郭・機能を持たせたままで、如何に耐久性を上げるかが命題 第九研究室 研究内容『武装神姫の発声装置の改良・発展』 武装神姫の『声』に着目した研究室 15cmというサイズに合った発生装置と、ノイズの少ない音声を製作する事に心血を注ぐ研究室 研究室がら、歌う神姫やバンドを組む神姫が多い 所属学生 ・世良田はじめ 所属神姫 ・スクービー 第十研究室 第十一研究室 第十二研究室 研究内容『武装神姫の意思』 機械である筈の武装神姫が、本当に心を持ったような事例が少なからず存在する事から発足した研究室 情報的分野と心理学的... -
猫、飼いました
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第一話 「猫、飼いました」 ◆ 「よぉ虎太郎、約束の物を持ってきたぜ」 大学の学食で雑誌を読んでいると、アキオが話しかけてきた。 「おひさし。変なものを頼んで悪かったな。見つけるの大変だったろう?」 「いやいや、お前にはウチのサンタ子の神姫パーツでいつも世話になってるからな。 これくらい何でもないさ」 そう言いながらアキオは、ショルダーバッグから30センチぐらいの箱を取り出し、 テーブルの上に置いた。 「コイツがその神姫だ。注文通りCSチップに性格情報がインプットされてないのだぜ」 箱の中身は、犬型神姫ハウリンの素体だった。 俺の名は高槻虎太郎。去年大学に合格して上京、安アパートで一人暮らしをしている。 実家は車・家電・その他もろもろの修理工場。つまり「何でも修理屋」だ。ガキの頃から 工場を手伝っていた俺は機械いじりが得... -
最後の願い
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第四話 「最後の願い」 (注:神姫破壊表現あり) ◆ ○8月11日(土) 昨日のサンタ子との死闘以来、ミアの元気が無い。 サンタ子が立ち直ったのは嬉しいみたいだが、バーストモードを破られたのか ショックだったらしい。 「遠隔操作だったし、いきなり初めての体だったし、仕方ないじゃないか」 ミアは体育座りで壁のシミを数えている。 こうなったら… 「ほ~らミア、舌平目の猫缶だよぉ~!」猫缶をカンキリでトントン叩く。 途端にミアの尻尾がピーンと伸びる。でもコッチを向かない。今日はしぶといな。 「わぁ~これ、パタパタ面白いなぁ~!」オモチャの猫ジャラシをパタパタ。 パタパタ。パタパタ。パタパタ。パタパタ。 「ふみゃぁぁぁ~~~!」ミアがオモチャの先端に飛びつく。フッ、かかったな。 「そ~らコッチだ」「フミャッ」「次はコッチ」「ミャ... -
資材置き場(コラボ作品)
...゜) 【三毛猫観察日記】より ○藤宮 舞子(ふじみや まいこ) ・コタローの先輩。博士課程4年目。26歳。教授の助手、ってかゼミの実質的な主 ・彼氏いません。でも年下の男の子が大好き(ヲイヲイ) ・「開発」に関しては相当な腕前。多分コタローでも敵わない ・今回のプロジェクトには最初から参加している。掘削機はほとんど彼女一人で作った ・大柄でボディビルダーの様な肉体美を誇る。 ・今回、彼女は現地入りしません。その代わりにコタローが行くことになります ○高槻 虎太郎 ・いちお~主人公ですけど、今回は左手のケガの為に影が薄いです。 ・実家の工場で現場作業に慣れているので、作業主任者として現地入りします ・ちなみにコタローは機械器具設置関係の資格や建機運転の資格等を持っています (実務経験どないなっとるんやぁ~~~とかツ... -
ベクターの呪縛
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第十六話 「ベクターの呪縛」 ◆ (オクミヤ exe)謝罪。折角のデストーラⅡを破壊されてしまった (exe オクミヤ)問題なし。おかげでアレがナンバー2だと確認できた (オクミヤ exe)すると我々のターゲットは高槻の神姫の方か? (exe オクミヤ)十中八九。ミアと言ったか、アレの正体こそナンバー1だ (オクミヤ exe)では今すぐCSチップをえぐり取るか? (exe オクミヤ)まだだ。あのCSチップはまだ完成していない (オクミヤ exe)完成、発動を確認してから奪取しろと? (exe オクミヤ)その通り。 画面から離れる。ついに……ついに手に入る。かつて研究途中で徳田に邪魔をされ、 貴重な試験体すら失ったが……まさか連中の手で完成に近づいていたとは。 3つの試験チップ。それはセットするだけで神姫を殺人兵器へと変貌させる... -
文化祭顛末記
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第九話 「文化祭顛末記」 ◆ 明日から大学の文化祭。でも出店の準備が全然出来ていません。 高槻さんがダウンしてるので、三人だけで何とかしなくてはいけません。 「とりあえず俺が市場に行って食材を買ってくるから、小暮と篠原さんは店の骨組を 作ってくれ。もう形になってれば適当でいいよ。プロパンとコンロは自治会で用意 してくれるから、あとは鉄板だけ何とかしよう。本当は下湯とかしたかったけどね」 「なんか…やっつけ仕事になっちゃいますね」 「仕方ないさ。時間も人手も足りないんだから…」 「そない手抜きをするやなんて、商売人の風上にもおけんなぁ!!」 いつの間にか部室のドアが開いていて、女の子が仁王立ちしてます。 「みんな久しぶりやなぁ~!美少女助っ人・金城彩音が大阪から来てやったでぇ!」 徳田さんが無言でドアを閉めます。(え、閉めち... -
カルチャーセンターに行こう!
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 番外編2 「カルチャーセンターに行こう!」 ◆ アキオの屋敷に来て5日目。私は専用に用意された部屋で寛いでいます。 ご家族はみんな海外で働いているので、屋敷にはアキオとお手伝いさんしか居ません。 今まで研究所の外に出た事が無かったから一般常識が不足してるけど、それでも 彼がとんでもないお金持ちだって事は解ります。 『お~い桜花、そろそろ出かけるぞ』 ドアの外からアキオが声を掛けた。もうそんな時間なのね。 今日は二人で近所の「神姫カルチャーセンター」とかいう所に行く予定。 そこでは幾つもの神姫向け教室が開催されているので、それを参考にして これからの私の目標を決めよう、というのです。 「はい、今行きます!」 とりあえず軍服に着替える。さすがに今着てる部屋着「ぶるまぁ体操服」のままで 外出するのは恥ずかしい。ってこれ、本当... -
アキオの休日
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 番外編1 「アキオの休日」 ◆ 《AM7 00》 気持ちよく目が覚めた。パジャマのまま小屋の外に出て深呼吸。 もうすぐ4月だというのに肌寒い。だが小屋の周りに植えられた桜はもう咲いている。 みんなも連れてくれば花見が出来たな、と少し後悔する。 ここは某県某所にあるウチの別荘。森の中に隠れるように建っているので、近隣20㎞に 人の気配は無い。今日は一人きりの休日。俺だって偶には孤独を楽しみたい。 火で炙った食パンとティーバッグの紅茶で朝食。やっぱアウトドアの朝メシはコレだよな。 食い終わってから服に着替える。さて、迎えが来る明日の朝まで何をしよう。 まずは川釣りでもやってみるかな。うん。小学校の時以来だ。 《AM8 15》 近くの川で釣糸を垂れる。ホントは会社の事なんて考えたくないのに、なんとなく 仕事の事が... -
閑話休題:パルプ・フィクション
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 「閑話休題:パルプ・フィクション」 ◆ 皆さんこんにちは。騎士型神姫のシン=クレアです。 えっ、お前ダレだですって?酷いなぁ~私も何回か本編に出てるんですよ? ほら第七話の準決勝でミアに負けたり、第十三話でやっぱりミアに負けたり。 …………ゴメン、やっぱり思い出さないで良いです。 ちなみに趣味はコスプレ。レイヤーネームはシン=ク……真紅と言います。 某5番目の人と同じ名前なのは偶然です。偶然なんですってば! えーと、私の事は置いといて。 さて今回の話ですけど、リアル多忙で作品の更新を全然してない修理屋さんが とりあえず何かアップしようということで、今までボツにしてた作品を寄せ集めて1話分を 完成させたものなのです。 なので本編とは別の、パラレルワールドみたいな物だと思って下さい。(特に最後の話) まぁ所詮はボツ作品の寄... -
ミア!電光石火!!
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第七話 「ミア!電光石火!!」 ◆ 『テレビをご覧の皆様、こんにちは。今日は体育の日を記念しまして『徳田HC杯・全国 武装神姫バトル新人大会』を東京体育館メインアリーナよりお送りいたします。解説は 元ファーストリーグランカーの徳田アキオさんです』 『こんにちは。徳田グループの若き御曹司、アキオです。スポンサー特権で出演中です』 『パートナーのサンタ子です~!現在セカンドリーグ22連勝中です~!』 『サンタ子ちゃんカワイイですね。それではよろしくお願いします』 『よろしくお願いします』『よろしくです~!』 『まずは今大会の説明です。今日は新人戦ということで、公式リーグのサードランカー 以下による電脳トーナメントになります。試合結果は公式リーグに反映されますが、 それ以外にも、なんと今回の優勝者は無条件でセカンドリーグ入りが... -
激闘!あおぞら商店街!
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第二話 「激闘!あおぞら商店街!」 ◆ 「ドキドキします…お二人の足手まといにならなければいいんですが」 「なに言ってるのよ小春ちゃん、今日は小春ちゃんが主役なんだからね!」 「そうですよ小春さん、大いに期待してますからね!」 どうも小春ちゃんって自信無さげなのよねぇ、あんなに強いのに。 「それでは今日の作戦を最終確認しましょう」お姉さん格のサンタ子ちゃんが言った。 7月22日、とうとう大会の当日です。アタシと小春ちゃんのデビュー戦だけど、一緒に トレーニングしてきた感じ、なかなかいいチームになったと思うの。 索敵・司令塔のサンタ子ちゃん。(ランカーなので自主的にハンデのウエイト装備) へヴィアタッカーの小春ちゃん。 そして小春ちゃんの盾/遊撃兵のアタシ。 このメンバーとコタローの特製装備なら、セカンドクラ... -
歌えばいいんでしょ!
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第十五話 「歌えばいいんでしょ!」 ◆ 今日は5月10日。デストーラⅡとの死闘が明けて最初の土曜日。夕方だから授業は無い。 なんか色々あってバタバタしてたけど、とりあえずレインのファーストリーグ入りを祝う 祝賀会を開くことになった。 最初はファミレスでやる予定だったんだけど、何かレインが桜花の手料理を食べたがって いたので、急遽アキオのマンションで開催することになった。 「お待たせしました!」 サンタ子、じゃなくって桜花がブースター全開で料理を運んできた。 「あっ、運ぶの手伝うわよ!」「おっと、そやなぁ」由奈さんと金城さんが台所へ立った。 次々と居間に運ばれてくる料理。何か…お子様ランチのフルコースみたいな感じ。 「わぁ~!スゴイですスゴイですぅ~~~!!」 レインが三段重ねのイチゴケーキの傍でクルクルと踊ってる。全身で喜びを... -
サークル合宿・冬の陣
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第十話 「サークル合宿・冬の陣」 ◆ ○11月25日(日) 今日は小春の公式戦の日。ミアと違って以前より着実にポイントを貯めていた小春は、 今日のリーグ戦で3位までに入ればセカンドリーグ入りが決まる。 元々才能はあったが、雷迅システムを使うようになってからは無敗を誇っている。 思うに、「接近する為に使うミア」より「距離を取る為に使う小春」の方がダイレクトに システムの有効性を引き出せるのではないだろうか。 (ちなみにサンタ子は空中戦主体なので雷迅システムは使っていない) 結果は5戦全勝。全て一方的な戦いだった。小暮君曰く、 「雷迅システムで近接攻撃から逃げられる以上、弾道計算も出来ないような相手だと 勝負にすらならない」とのこと。さすが学者の家系。戦いも何か詰将棋を見ている ようだった。いかにも小暮君の神姫って感じ。 ... -
意思を継ぐ者
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第三話 「意思を継ぐ者」 ◆ 「はい、終了~!、それじゃみんな一回上がって来て」 アキオが端末から指示を出すと、ミア達三人は仮想フィールドから戻ってきた。 今日は同好会のみんなで都心の中規模なトレーニングセンターに来ている。 簡単なトレーニングなら近所のホビーショップでも出来るが、たまには公式戦に近い 環境での訓練もさせておきたい。 「それじゃいよいよ1対1の野良バトルで実戦訓練を行うよ!」 と言ってアキオは、対戦相手を探しにセンターの奥のほうへ行ってしまった。 「やっぱり徳田先輩って教えるの上手いですね。僕も見習わなくっちゃ」 一緒に座って見学していた小暮君が、感心しながら言った。 「まぁアキオは元々ファーストリーグのランカーだったからね。年季も違うし」 「桜花、って言いましたっけ、その時のパートナー。どんな神姫だった... -
サンタ子誘拐事件
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第十二話 「サンタ子誘拐事件」 ◆ 今日はアキオさんが会社に行っているので、私一人でお留守番をしています。 先週デゼニーランドで買ったクッキーをお茶請けに、熱い煎茶でノンビリとくつろぐ。 リビングのテーブルには、現像したばかりのデゼニーの写真が置いてあります。 封筒から引っ張り出し、一枚一枚見てみます。 全員で撮った写真。ミア達と撮った写真。アキオさんと二人で撮った写真。 アキオさんと金城さんのツーショット写真。 あれ以来二人は良い関係になっているようです。金城さんは毎日顔を見せますし、 アキオさんも前みたいに邪険にはしてません。 写真を破り捨てる。 ドス黒い感情が抑え切れない。もう自分で自分を抑えることが出来ない。 お願いアキオさん、私を助けて… 大学は春休みに入っているけど、来年度の履修科目登録の締め切りが迫って... -
サンタ子・最後の戦い
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第十四話 「サンタ子・最後の戦い」 ◆ 「高槻先輩、小春は……小春は大丈夫なんでしょうか!!!?」 「大丈夫、適切な応急手当が施されている。これならデータの欠損も無いだろう」 小春は関東大会の控室で横になっている。バッテリーが完全にオシャカになっているので、 外部コードにより電力を供給されている。 「う……うんっ……」小春が目を覚ましたようだ。 「小春……小春!!しっかりしろ!!!」 「た、拓斗……さん………」 「ストップ!今は小春を安静にしてやるんだ! 小春、とりあえず後遺症が残るような事は無いから安心しろ。すぐに元通りにしてやる」 「た、高槻さん……ありがとうございます……」 「これから本格的な修理に入るから、一旦スリープモードにするぞ」 「……はい、お願いします……」 夜の9時。4時間に及ぶ修理が終了した。 「... -
やがて交わる2つの道(ショウ編)
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第十八話 「やがて交わる2つの道(ショウ編)」 ◆ 薄汚れた廃工場の中、一人の女性が捕らわれている。 両手両足をロープで縛られている。そして彼女を取り巻く四人の男性。 「こんな方法は好きでは無いんだがな……口を割らない君が悪いんだよ」 そう言ってリーダーらしき男が拷問具の中から鞭を取り出した。 拷問具、と言うよりは陵辱の為の道具か?それは男達の下卑た顔を見れば推測出来る。 彼らが何をする気なのか理解したのか、彼女の顔には絶望と恐怖が入り混じった……… 入り混じった…………………寝顔を浮べているし。 「コラ!寝てないで真剣に絵のモデルをやってくれよ!」 俺の声にビクッとなってクレアが目を覚ました。 「……ん、あっ………ショウちゃん……たかが……エロ本屋の店頭POP………」 「バイト先の店長の依頼だし原稿料も貰うんだから!真剣に手... -
雨の日に来たレイン
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第八話 「雨の日に来たレイン」 ◆ 今日は朝から雨が降っている。仕方ないのでバイク通学は諦める。 ベッドを出てサッとシャワーを浴びた後、朝食代わりのアップルティーを一杯。 テレビをぼーっと見ながら何を着ていくか考える。バイクじゃないから、久しぶりに スカートにしましょう。お気に入りのニューヨーカーで一揃え。 女子寮から出てバス停まで歩いていく。それにしてもこの寮、大学の寮なのに何故か バスで通うような場所にあるのよね。都内の学校ってこんな物なのかしら? 寮生はみんなバスか自転車を使っている。原付で通っている人もいるけど、私みたいに 普段からバイクに乗ってる人なんて居ない。大学に入ったら友達とツーリングするのが 夢だったから少し残念。 バスに乗って15分。大学前の停留所で下車。 停留所の傍で人形が落ちているのを見つける。落... -
タイガーキャット現る!
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第十三話 「タイガーキャット現る!」 ◆ 徳田君から送られてきたビデオレターを再生する。 彼に注文してた通り、ミアちゃん達の公式戦の様子が記録されていた。 「どうだいマヤー、彼女達の感じは?」 「うにゅ……特にミアが凄いニャ。完全に雷迅システムを自分の物にしてるニャ!」 「そうだね。でもこの戦い方は……マヤーのコピーでしかないよ」 「そうだニャぁ。これなら自分の戦い方をしてる小春の方がマシだニャ」 「このままじゃ駄目だね。ミアちゃんも自分の戦い方を見つけないと」 「うにゃ……やっぱりアタイが一肌脱ぐしかないニャ!!!」 マヤーはベースラードの姉妹剣、タイガーストライプを握りしめた。 大学の入学式から一週間が経った。金城さんも大分落ち着いたようだ。 今日は彼女も含め、5人揃って最初のサークル活動日。今年度の活動予定を決める日... -
再臨・愛の伝道師!
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第十一話 「再臨・愛の伝道師!」 ◆ ◆2月1日(金) 今日のランチは虎太郎さんと二人で学食に来ています。 「レインの精密チェックの結果だけど、特に異常は無かったよ」 「安心しました、最初が最初だったんで、ずっと心配だったんです!」 「ただ、少しだけ残念な知らせがあってね…」 虎太郎さんの真顔にどきっとしてしまう。 「え…何ですか?」 「レインの戦闘能力なんだけどね。俺はてっきりミア達の能力を吸収したスーパー神姫が 誕生したと思ってたんだ。でも、どうやらそうじゃないみたいなんだ」 「と言いますと?」 「結論を言うと、みんな中途半端なコピーでしかないんだ。射撃精度は小春に及ばない、 体捌きはサンタ子に負ける、武装制御はミアに劣る。バーストモードの出力なんて ミアの80%も出ていなかったんだ」 「ああやっぱり、そんな気がし... -
彩音とトモコと黒い神姫(後編)
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 番外編4 「彩音とトモコと黒い神姫(後編)」 ◆ ≪第六節:「桜花」稽古中に悩む≫ 「最初は準備運動からだ。『短冊の構え』から素振り百本、始め!」 アキオの号令に従い、短冊の構え―――山城自顕流の八双―――を構える。 ここはアキオの屋敷の一画、トレーニングジムを兼ねた小さい道場。アキオも私も 羽織袴の格好で稽古に臨んでいます。 素振りをしながら考える。あの女の子……人の心とはあんなに変るものなのだろうか? その変容ぶりは姉さん達を思い起こさせる。でも皆の場合はアキオを襲うために頭脳回路を 改造された結果。つまり金城さんにも「改造レベル」のショックがあったってこと? 心の移ろい……人間だけ?いえ神姫にも。私の思い、移ろい。そもそも神姫に心って? 「桜花、何をやってるんだ!注意力散漫だぞ!!」 アキオに嗜まれて現実に戻... -
彩音とトモコと黒い神姫(前編)
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 番外編3 「彩音とトモコと黒い神姫(前編)」 ◆ ≪第一節:「彩音」中学一年生≫ 「ねぇ、学校帰りにみんなで寄り道していかない?」 「いいわねぇ。先週オープンした例の店に行きましょうよ!」 「……彩音ちゃんも誘う?」 「彼女はムリよ。どうせ習い事で遊んでる時間なんて無いだろうし」 教室の奥から同級生の会話が聞こえてきた。彼女達の思っている通り、ウチには 遊んでいる時間なんて無い。と言うより「自分の時間」なんてモノ自体存在しない。 ウチの実家は江戸時代から続く呉服屋で、礼儀作法とか厳しい家柄だったんや。 笑えるやろ?ウチ小学校に入る前から日舞とか琴とか習わせられていたんやで! まぁそんな感じやったから……友達なんて居なかった。でも寂しくなんてなかったんや。 ウチには「本物の」友達は居なかったけど、心の中に「想像上の」... -
ミアの衝撃
● 三毛猫観察日記 ● ◆ 第十七話 「ミアの衝撃」 ◆ 拳銃を持つ手が微かに震える。大丈夫、武者震いだ…… 『トシロー、ボクの方は準備完了だヨ!』 インカムを通して、相棒の神姫・ランから通信が入る。 「コッチも完了だ。俺が最初に突入する。ランは対クルセイドに備えて待機しててくれ」 『了解だヨ!』 相手が人間だけなら俺一人で十分なんだが、もしクルセイドや羅刹がいたら ランの特殊装備に頼らざるをえない。時間があれば応援を呼べたんだが。 「よし………行くぞ!」 廃業したクリーニング屋の扉を勢いよく開ける。 「警察だ!全員動くな!!」 拳銃を構えたまま店内を見回す。………人の気配は無い。 「クソッ、やっぱり遅かったか!」 『トシロー?』 「奥宮もエグゼも居ない。クルセイドの引渡しは終わっちまったようだな」 奥宮を見張っていれば科学者「エグゼ」の正... -
Gene29おまけ
Gene29のブレーメン!(爆笑) デンガナ:カブトムシ型―クワガタ型武装合体ロボヘラクレス 装備:トイウカ自分自身ガ武装デンガナ とうとう人間どころか神姫すら登場しない画期的神姫SS(破綻してるとも言う)に抜擢されたインテリ風味武装ロボ君。カタコト言葉なのはその辺スペックケチられてるかららしいです(えー)。ゲーム会社設立の方はやっぱり例の会長さんとか主の主(つまり9弾神姫)の助力によって立ち上げたっぽいです。人間離れした斬新な発想のゲーム続出で売上利益は上々とか。 ちなみに。コイツの主である第9弾神姫の登場予定は全くありません!(ヒデェ) 猫:2歳ノラの三毛猫 作者自身もまさか再登場さすとは思ってもいなかった、Gene9でつくもを食べようとしてたアノ猫さん。え?猫がこんなに賢いわけないだろって? いや奴等をあなどるな!奴等は常に人間を観察している!常に人間との距離を推し... -
無頼9「神姫の日常 ~ジーナスレポート~」
どうも、猫型マオチャオのジーナスです。 今回はヒカル先輩の一日をボクの目を通して観ていこうと思います。 … 午前6時45分。 隊長は既に起きて、一階で朝食をとっている。 肝心の先輩はまだ寝ていた。 「ZZZZZ……」 「先輩、起きてください」 起こしにかかりますが…。 「むぅ…んん…」 「セイレーンがいびきをかかないでください。あと、猫のボクより起きるのが遅いって…」 …… 午前7時20分 「ヒカル、いい加減起きろ」 「ん…!」 隊長に呼ばれ、ようやく先輩は起き上がりました。 「おはよう、形人」 「『おはよう』じゃない。もうちょっと早く起きれないのか?」 「無理」 「おい…(汗)」 隊長はヒカルさんを気遣って言ってるのです。 先輩には、そこのところを早く理解してもらいたいものです。 ... -
Gene9おまけ
Gene9の糖尿病に気をつけたい皆様方(そうなの?) つくも:砲台型フォートブラッグ 装備:説明しよう!! それは本編参照である!!! 境遇はムダに酷いのに作風が全ギャグなため全て笑いに直結してしまう2重に不遇な「やわらか○車」っ娘(爆)。あれ?そういえばこのオムニバスって同じタイプの神姫出さない筈なのに砲台型はGene6で出てるんじゃない?と思った方、いやアレはまじにゲストで笑いにならないヒトだったもので例外。そもそも根がラジカルなこのSSでそんな事気にしちゃいけません(獏)。なお本編中で語られなかった瀕死の重症の原因は、熱くなった大判焼き用の鉄板に滑って転んでおっこちてどじゅわ~!! だったという(うわぁ)それからちなみに名前の由来は九十九神ではなく月餅だ!!(それ中国の菓子じゃん) 隊長:29歳和菓子屋経営 つくものマスターであり不幸の元凶っちゃー元凶のアバウト和菓... -
消えた犬とカツカレー
消えた犬とカツカレー これは明石食堂がテレビで紹介された、少し後の話。 昨日、一昨日と物売屋を訪れた二人の依頼人の話に、私と八幸助さん、それに紗羅檀型神姫ミサキは首を傾げた。 一昨日の中学生くらいの男の子、昨日の小太り中年の女性、そのどちらの依頼もほぼ同じものだった。犬の散歩中、ふと目を離した隙にリードに繋がれた犬が見知らぬ猫と入れ替わってしまったという。 「どういうことでしょう」 ミサキが男の子に詳細を問うも、あまり有益な情報は得られず、かえって私達は混乱した。 男の子がいつもの散歩コースである住宅街から少し離れた小道を歩いていた時、その道にも少し先を歩くシベリアンハスキーのケンシロウにも、特に変わったところは見られなかったらしい。 男の子はなんとはなしに古びた塀の模様を目でなぞっていて、気がつくとリードに繋がれていたケンシロウが姿を消し... -
橘明人とかしまし神姫たちの日常日記
橘明人とかしまし神姫たちの日常日記 あらすじ ちょと腕利きな元ネット界のカリスマとちょと普通とは違う神姫たちのちょっとかしましい生活日記 明人「ちょっとじゃないだろ・・・」 著 神姫の父 めにゅう 設定資料 (日記その十六 現在) 《登場人物紹介》 《登場神姫紹介》 《特別設定》 《特殊武装》 《人型神姫インターフェイス》 《八相》 《百の質問回答ページ》 本編 日記その一 かしまし 日記その二 〈前編〉 先生はつらいよ 日記その二 〈後編〉 それぞれの恐怖 日記その三 〈前編〉 ジジイ襲来 日記その三 〈中編〉 エンドレスワルツを一緒に 日記その三 〈後編〉 明人VS葉月 日記その四 〈前編〉 『八相』 日記その四 〈後編〉 英雄の復活 日記その五 子の心、親知らず? 日記その六 デートと波乱は紙一重 日記その七 隠し味はコイゴコロ?... -
神姫の日記帳・エルガの日記-01
<エルガのにっき> 註:これは、久遠の神姫の「エルガ」が書いた日記を、そのまま転載したものである。 未変換、脱字等も、あえてそのまま掲載した。 1月1日 元旦なのー。にゃーさんが、おとしだまに、中古だけどMacをくれました。 つかい方は、イオがおしえてくれました。ふるいMacだけど、ネットにもつなげられます。 いじっていったら、練習にもなるから、日記をつけてごらん、とにゃーさんにすすめられた ので、今日から日記をつけることにしました。 元旦からいいこといぱいの今年は、どんなことがあるのかなー。 1月8日 にゃーさんが、にゃーとシンメイを、温泉に連れてってくれました。 途中の展望台には、雪が積もっていました。 本物の雪は、冷たくておいしそうだったけど、 味がありませんでした。雪を食べていたら「おなかこわすぞ」てシンメイに怒られました。 温... -
神姫の日記帳・シンメイの日記-01
<シンメイの日記> 註:これは、久遠の神姫の「シンメイ」が書いた日記を、そのまま転載したものである。 3月10日 -前編- 今日はマスターのお仕事に、エルガと一緒に同伴です。 ・・・とはいっても、仕事時間はバイクのリアボックスで待機なのですが。 昼過ぎ。 予定の時刻をオーバーしてマスターが戻ってきました。どうやら 仕事が押してしまい、半日勤務の筈が1時間ほど延長してしまったようです。 ボックスの蓋が開き、外の光が差し込みます。。。 「おまたせ。 ごめんね、寒かったっしょ。」 マスターはそう言いながら私たちを胸ポケットへ移してくれました。 ここは私とエルガの指定席。ここに私たちがおさまる時、それはマスターと お出かけをする時。。。 今日はどこへ行くのですか? マスターに尋ねました。 「温泉。 腰痛と肩こりと、膝の痛みがでち... -
ネコ日記:第一話
いきなりですが妹襲来です。 「なぁ、タマ」 「なに?ますたー、どうかしたの?」 「今日は礼奈が来る日だぞ」 「えっ、レナちゃんがくるの?」 「ほら、カレンダー見てみ」 「ほんとだ!きょうはげつまつだよ~!」 前回話した通り、和章の妹の礼奈は月1で山田家に来る。そして今日がその日なのだ。 「レナちゃんはっやくこないかな~♪」 タマは礼奈の事をレナちゃんと呼んでいる。こっちの方がかわいいらしい。 「さて、まずは片付けをしないとな」 今の和章の部屋は、いわゆるゴミ屋敷の一部屋だった。 (数分後) 「よし!これでいいだろ」 「ピッカピカだー!」 なんという事でしょう、あんなに汚かった和章の部屋が、まるで新居のようではありませんか。 「なんだこのナレーション」 気にしない気にしない。 とその時、玄関のチャイムが鳴る。 「兄さん、居るー?」 「来た来た」 和... -
ネコ日記:第三話
礼奈は大変な事を親に言われました キルケのバトルデビューは勝利という嬉しい結果に終わり、二人と二体は山田家に戻った。 「良かったな、勝てて」 「うん!」 「私も正直勝てるとは思ってませんでした」 「キルケちゃんつよーい!」 ・・・タマはマスターは平仮名で言うのにキルケは片仮名だ。なぜだろう・・・それは置いといて。 「もう夕方だな・・・礼奈、そろそろ帰らなくていいのか?実家、遠いだろ」 「うーん・・・今日は泊まってこうかな」 「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」 礼奈の一言に和章は驚いた。物凄く驚いた。 「何?そんなに驚かなくたっていいじゃん」 「だってお前、泊まるって・・・実家には言ってあるのか?」 「これから言うもん」 「これからって・・・」 和章はもうどうでも良くなったようだ。 「わかったよ。好きにしろ」 「わーい!ありがとう!」 「やったー!レナ... -
ネコ日記:第四話
いつからご飯・味噌汁・焼き魚が日本の朝食の代表になったんだろうか? 礼奈がウチに住み込むようになってから初めての休日。 「兄さん、ご飯できたよー!」 礼奈がそう言いながら俺の部屋のドアをノックする。 「おう、今行くよ」 「ごっはーん♪」 朝はいつもテンションの低い俺とは反対に元気いっぱいのタマ。まぁこれはいつもの事だ。 目を擦りながら食卓を見手見れば、実家を出てからは見る事の少なかったご飯、味噌汁、焼き魚のまさにTHE・日本の朝食。 と言っても見る事が少ないのは材料はあったが作る気が無かったからなのだが。え?納豆?俺はあまり好きじゃないからパス。 「おぉ、なんだか久々に魚を見た気がするぞ」 「兄さんどんな生活してたの・・・?案外住み込みになって正解だったかも・・・って言うかなって良かったよ絶対」 礼奈は半ば呆れ顔で俺を見ていた。まぁ俺からしても当然の事だと思うが。 ... -
ネコ日記:第十一話
ここから急展開・・・にできたらいいけどな オイルが山田家に住む事になってから一週間以上が経ったある日、珍しく家のポストに手紙が入っていた。 「何だ?差出人は・・・書いてないな。誰かのイタズラか?」 「とりあえず、あけてみたら?」 ビリビリと中の便箋に気をつけながら封筒を開封する。中には、水色の二つ折りにされた紙が入っていた。 「なになに・・・ 『山田礼奈様とその神姫・キルケ様、そしてオイル様 貴方方はこの度山形にて開催される大会への出場権を獲得しました。』 なんだこりゃ・・・?」 『場所や時刻などは出場意欲があるならば下記に連絡して下さればその時お教えします。』 その下に、電話番号が書いてあった。 「怪しいな・・・こりゃ、新手のイタズラか?」 「いえ、その手紙に書いてある事は事実のようです」 またもやどこからか現れたペルシスが言った。 「どうしてわかるんだ?... -
神姫の日記帳・シンメイの日記-02
<シンメイの日記> 註:これは、久遠の神姫の「シンメイ」が書いた日記を、そのまま転載したものである。 3月10日 -後編- <前編からの続き< さすがに私たちを人間の湯船に入れるのは・・・との事で、残念ですが 私たちはマスター持参の桶に湯を入れてもらい、そこで温泉入浴です。 もっとも、私たちにとって温泉に浸かる事は全く意味がありません。 が、その雰囲気だけでも何だかデータがデフラグされるようで・・・。 それに、横で湯に浮かぶマスターのお顔を見るだけで、私も大変に落ち 着きます。 ・・・エルガは、マスターと同様に湯に浮かんでいるのです が、浮かび方がまるで水死体のようでいただけません。 ・・・ってマスター!! マスターもそんなはしたない浮かび方をする のはやめて下さい!!! お風呂の後は、休息タイム。 マスタ... -
ネコ日記:第八話
離婚してもしばらく経つとどうでもよくなるんだよね 『せやなー、あ、そうや。新年のあいさつや、あいさつ。あけましておめっとさん!』 「・・・今考えただろ」 『にはは、バレてもたか』 お袋はあまり考えて行動するような人間じゃ無い。ペルシス・・・だっけ?を買ったのも礼奈に合わせただけだろう。 「何の用も無しに俺ん家盗撮してたのかよ・・・」 「私はリーダーに「ちっと和章の家行ってくれへん?」としか言われてません」 いつからいたのか知らないが、ペルシスが俺の左肩にいた。 ・・・俺の肩ってそんなに居心地いいのか・・・? 『まぁこのまま帰ってもしゃあ無いし、せっかく一家全員揃っとるんや。ウチ声だけやけど・・・とにかく、なんか話そうや』 「一家全員って・・・親父は?」 俺の何気ない・・・はずの一言で、周りの空気が一気に凍りついた。 「・・・あれ?俺今変な事言った?」 「兄さん・... -
ネコ日記:第七話
盗撮は犯罪です。 正月は初日の出を見たくらいしか普段と変わった所は無かった。 礼奈の大学の冬季休校もあと残り一週間を切った。実家からの距離とここからの距離があまり変わらないから大変ではないらしい。 タマは礼奈といられる時間が減って落ち込んでいたが、俺としては礼奈が大学に行っている間は以前と同じ生活が送れて清々する。 別に礼奈がいると不都合があるわけではないが、やはり長年貫き通してきた生活リズムのほうが落ち着く。 外国で何日か過ごした後の帰国した時の久しぶりの我が家の感覚と言えばわかるだろうか?そんな感じだ。 「兄さん、郵便だよ」 「俺に?珍しいな。」 ・・・確か最後に郵便の類を受け取ったのはいつだったか・・・・・・思い出せない。 「差出人は?」 「山田晴子・・・母さんから」 「お袋から?ますます珍しいな」 お袋からもらった物なんて説教くらいしか思い浮かばない。郵便... -
ネコのマスターの奮闘日記
ネコのマスターの奮闘日記 これはネコ神姫(+α)のマスターが日常60%、非日常40パーセントくらいの毎日を綴ったお話。 キャラクターなどのレンタル希望はご自由に(ある場合はコラボ等にてご一報下さい) 著者 ネコマスター 登場人物・登場神姫紹介 舞台設定 本編 プロローグ とりあえず自己紹介は基本だな 第一話 いきなりですが妹襲来です。 第二話 キルケの初バトル 前編 後編 第三話 礼奈は大変な事を親に言われました 第四話 いつからご飯・味噌汁・焼き魚が日本の朝食の代表になったんだろうか? 第五話 ネコのマスターのクリスマス・買い物編 第六話 ネコのマスターのクリスマス・プレゼント編 第七話 盗撮は犯罪です。 第八話 離婚してもしばらく経つとどうでもよくなるんだよね 第... -
ネコ日記:第十三話
フリーエキシビジョン Aブロックの試合はまだまだある。俺達は試合を観ているのにも飽き、自室で休んでいた。 「Bブロックの試合、今日中にできるのか・・・?」 「早く試合がしたいよ!」 「はやくオイルちゃんのたたかいが見たいな~」 オイルもタマも試合が待ち遠しいらしい。 「そんなに戦いたいなら、フリーエキシビジョンでも行くか?」 フリーエキシビジョンとは、試合に出ない神姫や試合待ちの神姫が集まってバトルする、言わば暇つぶしだ。 「行く行く!誰とでもいいから戦いたいよ!」 「バトル好きなんだな・・・あいつを思い出すぜ・・・」 小さく呟く。 「ますたー?」 「ん?あぁ・・・行こうか」 タマに聞かれてしまったらしい。まぁ聞かれた所でどうにもならないが。 そんなこんなしている内にフリースペースに着いた。 大会の観戦者や参加者が何人かバトルしている。とりあえず受付で... -
ネコ日記:プロローグ
とりあえず自己紹介は基本だな これはまぁまぁ都会な町のある一軒の家で、ネコ(型神姫)のタマとそのマスター和章による愛と青春(大嘘)の物語である。 「この話には愛と青春なんて少しも無いだろナレーター」 初回から早速ナレーターに向かってツッコミかましたのが、山田和章である。 「ますたー、だれとおはなししてるの?」 と、かわいい声で和章に問いかけるのが、和章の神姫のタマ。MMSタイプ猫爪である。名前もそのためなのだろう、安直すぎる。 「余計なお世話だ!」 「ますたー、だれかいるの~?」 「誰もいないよ。だから安心してくれ」 和章はタマの頭をそっと撫でる。タマは嬉しそうにニコニコしている。 和章は27歳にして働かない、世間で言うニートである。 タマを二年前に購入し、今まで一緒に過ごしてきた。タマを買った時の話はまた後にするとしよう。 タマはこの二年間、一度も戦った事が無い... - @wiki全体から「三毛猫観察日記」で調べる