灼眼のシャナ&A/B用語大辞典内検索 / 「カイナ」で検索した結果

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  • カイナ
    ...復が完了していた。『カイナ』それ自体に修復機能があるのか、修復機能を持つ『天道宮』の一部であったためかは詳細不明。 【由来・元ネタ】 名前の由来は、ダンテの『神曲』に登場する地獄界の第九圏「コキュートス」を構成する四つの円の一であるカイーナ(Caina)のことだろうか。 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆『天道宮』はアラストールが動かしているような描写も以前にあった。 ☆大太刀型宝具『贄殿遮那』の製作も相槌に“王”を据えたとあったし、案外人間と“徒”の交流はよくあったことだった。 ☆制作者であるガヴィダがこれを利用しこの世にとどまり、人間達(ドナートを含む)と芸術に関して熱き言葉を交わしていた風景が目に浮かぶな。 ☆ラミー師匠といい、こういう因縁や過去の出来事が散りばめてあると読者的にはいろいろ想像できて楽しいな。 ☆これ一人乗りか...
  • ゲーヒンノム
    ...『天道宮』における『カイナ』と同様、『星黎殿』が持つ様々な機能のコントロール装置でもあった(『天道宮』のそれより遥かに多機能で煩雑であるようだ)。 XVIII巻にて、『祀竃閣』が破壊された際にひっくり返ったが、そのすぐ後にやってきたフレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルによって置き直され、シャナや周辺の状況を知るために使用された。なお、『カイナ』を使用したこともあるヴィルヘルミナは『ゲーヒンノム』の全ての機能を掌握できなかったが、『星黎殿』の移動能力は掌握し、『星黎殿』直衛軍の後方部隊に『星黎殿』を落下させて大打撃を与えた。 『星黎殿』が『真宰社』に変形してからは中央制御室に置かれていたが、シュドナイが倒壊を防ぐために塔に突き刺した『神鉄如意』に巻き込まれてしまい、破壊された。 破壊された『ゲーヒンノム』を見てベルペオルは、これも『星黎殿』の修復対象に...
  • 顕現
    ... 一例として、宝具『カイナ』の上に乗った“徒”は、『カイナ』の上に留まっている限りは「顕現」を続けるのに“存在の力”の消耗が無い。 本来この世における身体を持たない“紅世の徒”の本質(“徒”自身の“存在の力”)を変換し、身体として実体化させているのもこの「顕現」であり、“徒”のこの世においての行動は全てこの「顕現」の上で行われる。 例外として、ダンタリオン教授は、通常の“徒”が火炎や風などの「一時的な干渉」という現象を起こすに過ぎないのに対して、この「自身の実体化」としての「顕現」を物質に行使して、「他の物体として永続的に実体化させる」という特異な能力を保有していた。 フレイムヘイズの場合は、身体強化や自在法といった「異能の力」全般が、器に収まって休眠する“王”の“存在の力”を消費させた「顕現」に当たる。 フレイムヘイズの器の内にいる限りは、器という誤魔化し...
  • カ行
    ガープ カール・ベルワルド 戒禁(かいきん) カイナ カイム 傀輪会 ガヴィダ 我学の結晶 鍵の糸 撹乱 かぐやひめのしゃな カシャ 風の転輪 仮想意思総体 カデシュの血印 カデシュの血脈 カデシュの心室 神 カムシン カラブラン 狩人のフリアグネ カリオペ カリカリモフモフ ガルー カルン 瓦礫の巨人 完全一式 キアラ・トスカナ ギータ ギヴォイチス 揮拳の圏套 揮散の大圏 輝爍の撒き手 儀装の駆り手 ギゾー 季重(きちょう) 木谷椎(きやしい) 窮奇 ギュウキ 狂気の城 教授 強制契約実験 極光の射手 鏡像転移 清めの炎 キラナ キングブリトン 銀 銀沙回廊 金旌符 空気の読み手 クエレブレ 久遠の陥穽 九垓天秤 虞軒 紅世(ぐぜ) 紅世の王 紅世の徒 海魔(クラーケン) 倉蓑笠 グランマティカ グリペンの咆 グリモア 秘匿の聖室(クリュプタ) グリンカ クルワッハ 揺りかごの園(クレ...
  • 清めの炎
    ...アラストールは宝具『カイナ』の上にいたわけだが、それでも使っていたというのはかなり特殊だ。 ☆XVIII巻では、東部防衛線の討ち手たちが[仮装舞踏会]の捜索猟兵ピルソインの『ダイモーン』を防ぐ為に使用していた。 ☆[巌楹院]や[とむらいの鐘]も使用していたのかな。
  • 祭殿
    ...は他に『天道宮』の『カイナ』がある。 ☆城塞型宝具『星黎殿』の神殿『星辰楼』と雰囲気が似ていたな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[とむらいの鐘]のアシズやフワワがこの場所に絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆アニメ第3期で登場した。
  • ガヴィダ
    ...の自縛の水盤型宝具『カイナ』を始め、シャナ達が住んでいた『天道宮』や[仮装舞踏会]の本拠地である『星黎殿』など、様々な優れた宝具を人間と一緒に作り上げた。 昔は[仮装舞踏会]と協力関係にあったが、とある変人の絡んだ騒ぎを契機に袂を分かち、『天道宮』への隠居の道を選んだ。 『大戦』の際には亡き友人ドナートからリャナンシーへの言伝を頼む代わりに、マティルダとヴィルヘルミナを『天道宮』でブロッケン要塞まで運んでやった。 そこで『小夜啼鳥』の少女がその言伝に反応を示したことから、カヴィダが『小夜啼鳥』を予期せぬ行為へ誘う要因になるとして『天道宮』に侵入してきた[とむらいの鐘]最高幹部、『九垓天秤』の一角である隠密頭チェルノボーグによって殺害された。 その際、一応の抵抗はするものの、彼自身、元々戦いが得意ではなく、人間好きの性格から[とむらいの鐘]の企みに反発を感じており、『炎髪...
  • 宝具
    ...黎殿 V:天道宮/カイナ/非常手段 VI:ジェタトゥーラ VII:メケスト VIII:神鉄如意/ゲーヒンノム/トライゴン X:タルタロス/キングブリトン/小夜啼鳥 /九垓天秤 XIII:ヒラルダ/ヒュストリクス XIV:タルンカッペ XV:ノーメンクラタ 0:アタランテ/押し出しトンカチ S:テッセラ SII:スクレープ(?)/コルデー SIII:金旌符/スフマート/ラハット/トラヴェルソ SIV:キラナ 紅蓮:リシャッフル ボールルーム:トリヴィア ゲーム:パパゲーナ ホープ:莫夜凱 灼眼のシャナノ全テ 完:オレイカルコス/七宝玄珠 とある紅蓮の炎髪灼眼:無明鏡振 討滅の獄(二次創作):討滅の獄 【コメント】 ☆アニメ版から登場・使用されていた。 ☆最古の討ち手である『儀装の駆り手』カムシンとベヘモットでさえ、全...
  • コキュートス
    ...かれていて、第一が「カイナ」、第二「トロメア」、第三「アンティノラ」、第四「ジュデッカ」となる(『聖闘士星矢』冥王ハーデス編より)。 【コメント】 ☆アニメ第3期でも原作通りだった。 ☆フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』の黒衣『夜笠』と併せて良く似合っていたな。 ☆やっぱりシャナの胸にあった方が似合ってたな。 ☆ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”やマージョリー・ドーの“グリモア”やザムエル・デマンティウスの“ターボル”やセシリア・ロドリーゴの“エスピナ”やクレメンス・ロットの“マーニ”やフリーダーの“アンブロシア”やジョージの“フラガラック”やアーヴィングの“ルテニアン”やファーディの“ディスグレイス”やドレル・クーベリックの“ブンシェルルーテ”やボードの“フォッセ”やパウラ・クレツキーの“ロカトール”やゾフィー・サバリッシュの“ドンナー”やアレックスの“コルタナ...
  • 天道宮
    ...据え付けられた宝具『カイナ』によって、宝具の様々な機能を制御することができる。 数百年前、フレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルはガヴィダから『天道宮』と対で作られた移動要塞『星黎殿』を近付けると何か起こると言われていた。 その何かとは――『天道宮』と『星黎殿』は本来ひとつの宝具として作られており、一定の距離に近づくと修復が始まってしまう事。両城砦には建造中とも見える崩れた橋があり、これが修復されると互いの行き来を可能とする通路になる。 修復の他、距離が開いていても互いに呼び合う力も発生するので、ガヴィダの黒い礎石によって封印されていた。 中世の『大戦』の際には、[とむらいの鐘]の『九垓天秤』“凶界卵”ジャリの『五月蝿る風』の索敵網をかいくぐってブロッケン要塞に肉薄するための特攻手段として利用された。 二人に同行していたガヴィダは、侵入してきた“闇...
  • イナンナ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 SIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“絶佳の望蜀”(ぜっかのぼうしょく)。炎の色はマゼンダ。 [宝石の一味]に所属する四人の“王”の一人。頭目であるコヨーテが「ちゃん」とつけて呼んでいるために女性の“王”と推測されているが、結局は最後まで明かされなかった。 XII巻の回想で、『永遠の恋人』ヨーハンが言っていた「誇大妄想の狂信的な“王”」とはイナンナのことである。 富と美術品の集積に執着する拝金主義者で、コヨーテたち三人は度々その口車と手管に乗って、余計な財宝探しや盗みに駆り出されている。 1864年には、頭目のコヨーテもその動向を把握していなかった。現代まで生存しているかどうかは不明。 【由来・元ネタ考察】 「絶佳」は風景がすぐれていて美しいこと。「望蜀」は中国24史の一つ『後漢書』の一節に由来し、欲望...
  • ヴィルヘルミナ・カルメル
    ...中に入り、奥にある『カイナ』を操作して『天道宮』を浮上させる。そして、『星黎殿』内部に繋がる通路が修復する距離まで『天道宮』を接近させた後、修復した通路から『星黎殿』に内部から侵入する。 そして事前の打ち合わせ通りに、気配隠蔽の装束を纏って単独でシャナを奪還するために機密区画である岩塊部に潜入する。近づいてくる“徒”を討滅・回避しながら進む内に、「とある部屋」で旧友であるリャナンシーの存在の断片と遭遇し、この先には進まないよう説得される。しかし、リャナンシーの僅かな友誼によって『祀竃閣』へと通じる通路に密かに誘導されて、破壊された『祀竃閣』に辿り着く。そこでひっくり返っていた『ゲーヒンノム』を置き直して操作し、シャナや周辺の状況を知り、『星黎殿』に近づいていたフレイムヘイズ兵団を援護するために、『ゲーヒンノム』を使って『星黎殿』を直衛軍に落下させて大打撃を与える。 そしてシャナと...
  • カイム
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XV巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“觜距の鎧仗”(しきょのがいじょう)。炎の色は空色。 フレイムヘイズ『空裏の裂き手』クロード・テイラーと契約し、左を向いた鷲のバッジ型の神器『ソアラー』に意思を表出させていた。 口が悪く、よくクロードのことを「腰抜け」と罵っていた。 クロードがフレイムヘイズの使命から離れた後も契約を解除しなかったのは、彼の力が惜しかったからとのことだった。 XV巻終盤でクロードから契約解除の申し出を受け、クロードの器が砕けるのと同じくして、“紅世”へ帰還した。 新世界『無可有鏡』が創造されてから渡り来て、人間と契約して二代目『空裏の裂き手』となった。これは、新世界初のフレイムヘイズである。 先代のクロードのことがあってから、複雑な思いを抱いているようだ。 なお、人間側の氏名や...
  • スリュム
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 SIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“凜乎の涌沸”(りんこのようふつ)。炎の色は錆浅葱色。 フレイムヘイズ『氷霧の削ぎ手』ノーマン・パーセルと契約し、マントの留め具型神器“ヨークトル”に意思を表出させていた。厳しい老爺の声で話す男性の“王”。 1864年、『内乱』の最中にノーマンが交戦した“狩人”フリアグネとビリー・ホーキンを勇者だと評価していたが、二人が作り出した宝具『トリガーハッピー』によってノーマンが戦死したことで、“紅世”へ帰還した。 【由来・元ネタ】 北欧神話に登場する霜の巨人(ヨトゥン)の王スリュム(Thrym)。古ノルド語表記はÞrymr。ミョルニル(またはトールハンマー)を盗み出し、その返還と引き替えに豊穣の女神フレイヤを要求したことで知られる。しかし、ロキとトールにハンマーを取り戻され...
  • 宝石の一味
    【種別】 組織 【初出】 XII巻 【解説】 かつて宝具『零時迷子』を作り出す前のフィレスと“ミステス”になる前のヨーハンがちょっかいを出した、四人の“王”の集団。 “瓊樹の万葉”コヨーテを頭目に、“狙伺の疾霆”フックス、“無比の斬決”トンサーイ、“絶佳の望蜀”イナンナの四人で構成され、このうちイナンナのみ女性の“王”であると思われる。 それぞれ目的や志向の合致で纏まっている気の合った仲間のようなもので、『内乱』時には頭目のコヨーテが意気揚々とアメリカ大陸に乗り込んでいたにも関わらず、フックスとトンサーイは行くのを断り、イナンナに至ってはコヨーテでも行方を知らなかったりと、統率はあまりとれていないようだ。 コヨーテによると、フレイムヘイズ『擒拿の捕り手』オルメスとは、邪魔したりされたりの関係であるようだ。 基本的に盗賊集団であるが、盗み出すものの価...
  • ゴベルラ
    【種別】 神器 【初出】 S巻 【解説】 “虺蜴の帥”ウァラクの意志を表出させていた、フレイムヘイズ『魑勢の牽き手』ユーリイ・フヴォイカの神器。 形状は古風な短剣型で、ユーリイの眼鏡を買うために彼の父が手放したフヴォイカ家重代の宝剣に酷似していた。 ウァラクは、時折この鯉口を鳴らして話していた。 1930年代にユーリイがシュドナイに殺害された際に、共に消失した。 【由来・元ネタ】 ウクライナの最高峰ホヴェールラ山(Говерла)ではないかと思われる。英語では「Hoverla」とされる。キリル文字Гはロシア語では「ゲー」と発音するが、ウクライナ語では「へー」と発音する。 作者が文字から発音を推測して誤ったのかもしれないと思われる。 【コメント】 ☆アニメ第2期では、“ゴルベラ”になっていた。これでは、ネパール語の「トマト」になってしまうな。...
  • ルグ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “紅世の王”。真名は“長柯の腕”(ちょうかのかいな)。炎の色は狐色。意思を表出させていた神器は、剣型の“フラガラック”。 『奔馳の抜き手』ジョージと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた“王”。 1985年、ジョージがクロード・テイラーに殺害されたことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 【由来・元ネタ】 ケルト神話の太陽神ルーの古名「ルグ(Lug)」。「長き腕のルー」という別名を持ち、真名との関連がうかがわれる。工芸・武術・詩吟・古史・医術・魔術など、あらゆる方面に才能を発揮した万能型の神。 「柯」とは斧の柄のことである。真名全体で、「柄の長い斧のような腕」という意味だと思われる。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場...
  • ボード
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 VIII巻 【解説】 『枢機の向き手』(すうきのむきて)の称号を持つ、“勘破の眼睛”フェイのフレイムヘイズ。炎の色はセレスト。神器は聖遺物箱型の“フォッセ”。 欧州を束ねていた外界宿『ドレル・パーティー』の一員。指揮者にドレル・クーベリック、同僚にパウラ・クレツキーがいた。 VIII巻での[仮装舞踏会]の『三柱臣』将軍シュドナイによる『ドレル・パーティー』襲撃時に、パウラ・クレツキーと共に殺害された。 【由来・元ネタ】 指揮者のセルジュ・ボド(Serge Baudo)がいるが、存命の人物のため、彼が元ネタかどうかは不明。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆ゾフィー・サバリッシュの補佐役だったアレックスやドゥニと役割が似ていたのかもな。 ☆フレイムヘイズの季重や笵勲やアルマやグリンカやコーエンや...
  • ノート
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “紅世の王”。真名は“利鋭の暗流”(りえいのあんりゅう)。炎の色は消炭色。ランプ型の神器“マーニ”に意思を表出させていた。 『戈伏の衝き手』クレメンス・ロットと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた。 外伝『ヴァージャー』の一年前、クレメンスがオオナムチに殺害されたことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 【由来・元ネタ】 北欧神話の夜の女神「ノート(Nótt)」。髪も姿も黒い女神だという。三度結婚し、三回目にダグ(昼)という息子をもうけ、世界に昼と夜が生まれた。 「利鋭」とは鋭利の別表現である。真名は「鋭く目に見えない流れ」という意味だと思われる。これは、クレメンスが操る不可知不可視の自在法に直接反映されているとみてよいだろう。 【コメント...
  • オオヤマクイ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “紅世の王”。真名は“祛邪の刻屈”(きょじゃのこっくつ)。炎の色は今様色。独鈷杵型の神器“身口意”に意思を表出させていた。 『理法の裁ち手』ヤマベと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた。 中世の『大戦』終結から1930年代までの間に、ヤマベが宿敵であったオオナムチに敗れて戦死したことで、“紅世”へ帰還したと思われる。 【由来・元ネタ】 日本神話の山神「大山咋神(おおやまくいのかみ)」。名は、山に杭を打ち、広大な山地の所有者であるという意味である。比叡山延暦寺の地主神で、密教とも関連が深い。日吉神社が祀る神である。猿を神使とし、現世利益を謳う。 「祛」とは取り除くことの意味である。「刻屈」は中国語で屈筋を意味する。真名全体では「邪悪を取り除く...
  • フリズスキャルヴ
    【種別】 神器 【初出】 XVIII巻 【解説】 “鬼道の魁主”ヴォーダンの意思を表出させる、フレイムヘイズ『昏鴉の御し手』ヒルデガルドの神器。 形状は真っ赤な宝石をあしらったブローチ型で、ヒルデガルドの左胸に着けられている。 【元ネタ・由来】 北欧神話の主神オーディン(ドイツ語でヴォーダン)とその妻フリッグだけが座ることのできる、全世界を見渡せる高座フリズスキャルヴ(Hlidskjalf)。 【コメント】 ☆元ネタ的には、シャナが神器“コキュートス”に込めた思いを、神話から抽出したようなものである。ヒルダもシャナと同じような理由で神器を選んだのだろうか? ☆ヒルダの自在法『瞑目の夜景』とも関係しているのかな。 ☆↑フレイムヘイズの神器は違う形状でも、名前が同じことがある(『極光の射手』など)。ヒルダに所縁のある形がブローチであり、それの名前...
  • 万条の仕手
    【種別】 フレイムヘイズ、称号 【初出】 III巻 【解説】 強大な“紅世の王”である“夢幻の冠帯”ティアマトーのフレイムヘイズ。名前はヴィルヘルミナ・カルメル。 参照 →ヴィルヘルミナ・カルメル 【コメント】 ☆ヴィルヘルミナ・カルメルと重複する内容を削除した。 ☆アニメ版から登場していたが、坂井悠二にしてみれば『儀装の駆り手』カムシン並みにたちの悪いやつだったな。 ☆初代『極光の射手』カール・ベルワルドや『理法の裁ち手』ヤマベや『輝爍の撒き手』レベッカ・リードとも面識があった。 ☆[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや[マカベアの兄弟]のダーインやカルンや[轍]のギータやケレブスや[狂気の城]や『色盗人』のバロメッツとも絡んでいたら面白そうだったのにな。
  • 大峰悟
    【種別】 人間 【初出】 I巻(名前はアニメのみ) 【解説】 御崎高校教師で、坂井悠二たちのクラス担任。担当科目は国語。 比較的温厚な性格の人物である。 アニメ第2期のドラマCDでは、元はメロンパン職人だったとシャナたちに語っていた。 【コメント】 ☆岡田先生と近藤先生とは違って、アニメ版だけでなくアニメ第2期とアニメ第3期にも登場していた。 ☆人間のコーエンやエリューや谷川や[宝石の一味]のコヨーテやフックスやトンサーイやイナンナと違って、出番が結構あった。 ☆[百鬼夜行]のギュウキとも絡んでいたら面白そうだったのにな。 ☆高橋弥七郎の新作『カナエの星』でも、橘樹逢という主人公の担任の女性教師が登場している。 ☆番外編『しんでれらのしゃな』には登場しなかった。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』にも登場しなかった。 ☆番外編『おじょうさまのしゃ...
  • 岡田先生
    【種別】 人間 【初出】 I巻(名前はアニメのみ) 【解説】 御崎高校の教師で、担当科目は英語。 アニメ版では、シャナに授業の不備を指摘されて罵倒された最初の犠牲者であった。 アニメ版オリジナルエピソードの回「恋と欲望のプールサイド」では、カップル騎馬戦にて棚ボタの優勝を勝ち取った。 漫画版では、外見がかなり異なった。 【コメント】 ☆大峰悟と違って、近藤先生と同じくアニメ第2期からは登場しなくなった。 ☆人間の谷川やコーエンやエリューや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや、フレイムヘイズのアルマやグリンカやジョージやファーディやアーヴィングと扱いは大して変わらなかったな。 ☆番外編『しんでれらのしゃな』には登場しなかった。 ☆番外編『かぐやひめのしゃな』には登場しなかった。 ☆番外編『おじょうさまのしゃな』...
  • ソアラー
    【種別】 神器 【初出】 XV巻 【解説】 “觜距の鎧仗”カイムの意思を表出させていた、フレイムヘイズ『空裏の裂き手』クロード・テイラーの神器。 形状は、左を向いた鷲のバッジ型。クロードの胸に留められていた。 1901年、クロードがフレイムヘイズとしての契約を解除して消滅した時に、共に消失したと思われる。 【由来・元ネタ】 グライダーの一種「ソアラ(soarer)」だと思われる。「soar」自体の意味は、「舞い上がる、上昇気流に乗って滑空する」。 「ソアラ」のJIS規格での定義は、「大気の動きを利用して、長時間又は長距離の飛行を行うグライダ」。 なお、トヨタの自動車ソアラのエンブレムは、グリフォンである。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆クロードの自在法『サックコート』を形の参考にしたのかな。 ☆『ソアラー』と名付けたの...
  • 存在の泉
    【種別】 事物(?) 【初出】 アニメ版第22話。 【解説】 アニメオリジナルの設定。『渾の聖廟』によって作られる、膨大な量の“存在の力”。または、それによって満たされた御崎市のことを指すと思われる。 [仮装舞踏会]のベルペオルによると過去にもこれに挑んだ“徒”がいたらしいが、全て失敗しているようだ。 アニメ版設定の“天破壌砕”によるアラストールの顕現で満たされた力を全て消費したと思われたが、一部は宝具『タルタロス』の遮断能力により隠蔽されて御崎市の地下に封じられており、アニメ第2期終盤にて“敖の立像”のエネルギー源となった。 【コメント】 ☆最終巻でサブラクが気付いたある一つの可能性が、『零時迷子』を利用して実行された。 ☆新世界『無何有鏡』では何の役にも立たないな。 ☆[轍]の『神門』の模造品より凄そうだった。 ☆[巌楹院]のゴグマ...
  • ユーリイ・フヴォイカ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 S巻 【解説】 『魑勢の牽き手』(ちせいのひきて)の称号を持つ、“虺蜴の帥”ウァラクのフレイムヘイズ。炎の色は丹色。神器は、古風な短剣型の“ゴベルラ”。 気弱と生真面目を半々に含んだ容貌の、大きさの合わない眼鏡をかけた少年。 元はウクライナ移民。15歳の時、アメリカに向かう移民船の航海上で海魔の一体である“澳汨肢”ラハブに襲われて家族や乗員を喰われ、自身も船ごと海に沈み死に掛けていた最中にウァラクと契約し、その海魔を討滅した。 その後アメリカで『大地の四神』の一人イーストエッジと出会い、ニューヨークの外界宿『イーストエッジ外信』の一員として一年間ほど働いていた。 契約して一年ほどと日が浅いことから、性格・人格は普通の少年のままだった。また、緊急避難的に契約したことと、復讐対象である“徒”ラハブを契約直後にわけ...
  • 近藤先生
    【種別】 人間 【初出】 I巻(名前はアニメのみ) 【解説】 御崎高校教師で、担当科目は体育。元は陰険かつ横柄と言う悪名を取っていた。 I巻で教師をやりこめるシャナを懲らしめるために、体育の授業でしごき同然にランニングをさせるが、シャナは全くへばる事もなく、逆に坂井悠二の機転でやりこめられてしまった。 シャナに痛い目を見せられて以降は授業内容はかなり改善されたようで、生徒らの評価も改まっていた。 漫画版では、外見が異なっていた。 【コメント】 ☆大峰悟と違って、岡田先生と同じくアニメ版でしか登場しなかった。 ☆反省した分だけ、ゲオルギウスやセシリア・ロドリーゴよりはましな人物だったな。 ☆人間の谷川やコーエンやエリューや、[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナや[百鬼夜行]のセムルヴやウコバクやメアと扱いは大して変わ...
  • ア行
    アーヴィング 外界宿(アウトロー) 阿吽の伝令 空軍(アエリア) あおり文 アクス アシズ 星(アステル) アズュール あだ名 アタランテ アテンの拳 「あなたたちに、天下無敵の幸運を」 アナベルグ アニメ第3期 アニメ第2期 アニメ版 阿の伝令 鐙の寵 アラストール アルカサル アルシアー アルマ アルラウネ アレックス 逆転印章(アンチ・シール) アンドレイ要塞 アンブロシア イーストエッジ 捜索猟兵(イエーガー) 異形の戦輪使い 池のトーチ化 池速人(いけはやと) 意思総体 いとうのいぢ イナンナ イルヤンカ 色盗人(いろぬすびと) 「今ここにいる坂井君が、人間だってことを、私は知ってます。」 「因果の交差路でまた会おう」 インベルナ 大皿(ヴァークシャーレ) 車両要塞(ヴァーゲンブルク) 禁衛員(ヴァッフェ) ウァラク ウアル 巡回士(ヴァンデラー) ウィツィロポチトリ ウィネ ヴ...
  • 裏表紙
    【種別】 裏表紙 【初出】 I巻 【解説】 文庫の裏表紙に書かれている絵。イラスト作家がある程度自由に書いているようである。 (灼眼のシャナ) I巻 可愛いマリアンヌ II巻 “グリモア” III巻 『吸血鬼』 IV巻 『贄殿遮那』 V巻 『非常手段』 VI巻 『ジェタトゥーラ』 VII巻 『阿吽の伝令』 VIII巻 シャナが作ったお弁当 IX巻 一美が作ったランチボックス 0巻 濱口幸雄が大上準子に送ったブレスレット X巻 リャナンシーを捕らえ、自在法を使わせていた籠 XI巻 マージョリーが佐藤と田中に渡した栞 XII巻 清秋祭でフィレスが得た景品の手袋 S巻 蒲公英 XIII巻 『ヒラルダ』 XIV巻 シャナと一美の悠二へのラブレター XV巻 “ゾリャー” XVI巻 シャナの秘密の小箱 SII巻 ギュウキの翡翠の駒...
  • 吉田健(よしだけん)
    【種別】 人間 【初出】 VI巻 【解説】 吉田一美の弟。彼女とは三つ違いの中学一年生で、姉とは違ってはしっこい少年。“紅世”とは無関係の一般人。なんだかんだいって姉思い。 S巻収録の外伝『セレモニー』では、姉の一美の誕生日二日前に姉の想い人であるサカイと見知らぬ女の子が「仲良く」一緒に歩いている(ような)現場を目撃し、その夜に一美から(表向きの)事情を聞き、姉の一美がサカイを巡って「シャナ」と三角関係になっていることを知り、坂井悠二に敵愾心を抱いた。 姉の誕生日前日には、ある思惑を持って姉の友人で自分も知っている緒方真竹に相談を持ちかけるが、緒方が所用で時間が取れなかったので、緒方にマージョリー・ドーを紹介され、さらにそのマージョリーに『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルを紹介され、話が広がっていった。 姉の誕生日当日に健は、朝にとある喫茶店でマージョ...
  • アクス
    【種別】 自在法 【初出】 SIII巻 【解説】 フレイムヘイズ『氷霧の削ぎ手』ノーマン・パーセルの使用していた自在法。 ノーマンの手刀の周囲に氷を凝結させて、人間の少年を両断できる程の大きさの斧の刃を作り出し打ち下ろす。 その威力は一撃で地面を10mから打撃力で裂き、さらに幌馬車の残骸や周囲の炎を吹き飛ばし、一帯を霜で覆う程の冷気を放つほどである。 威力は大きく劣るようだが氷の斧を投げることも可能で、外伝『ソロー』では長椅子型宝具『スフマート』を破壊し、人間のビリー・ホーキンの右二の腕を切断し、左大腿部を深々と裂いて致命傷を負わせていた。 【由来・元ネタ】 英語でもそのままだが、他の自在法と同じくアイスランド語で「斧(Ax)」だと思われる。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆『ゲイル』と『スペイキル』も併用して...
  • 大突破
    【種別】 自在法 【初出】 公式ガイドブック『灼眼のシャナノ全テ』 【解説】 [仮装舞踏会]の“王”である“道司”ガープの使用していた自在法。 “燐子”『四方鬼』で敵を拘束・固定し、自ら砲弾となって敵を打ち砕く。 圧倒的な飛行速度を生かした技と思われる。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆圧倒的な飛行速度で自ら敵を打ち砕くのは、他にフレイムヘイズ『極光の射手』カール・ベルワルドとキアラ・トスカナの神器“ゾリャー”による突進があったな。 ☆公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』で詳細が判明するのかと思われたが、結局は最後まで明かされなかった。 ☆自在法というか、単なる必殺技な気がする。超電磁ス○ンだしな。 ☆↑回転するとは書いてなかった。どっちかというとグラ○ダッシャーだろう。 ☆ゾフィーの落雷蹴りと対決させたかった。って、...
  • 御崎市ミサゴ祭り
    【種別】 イベント 【初出】 VI巻 【解説】 物語の舞台である御崎市で開催される夏祭り。元は御崎神社で行われる地鎮祭だったらしいが、失伝してしまったために詳細は不明。 今では市外から大量に人を呼ぶ、県下有数の大イベントとなっている。 ダンタリオン教授との戦いは、この祭りの最中に開始された。 ちなみに「ミサゴ(鶚)」とはワシタカ科の海鳥で、冬の季語である。内陸部でも湖沼や広い河川があれば飛来するので、真南川で観察できるのかもしれない。 【由来・元ネタ】 御崎は「ミサキ」でありながら「岬」ではない場所であり、世界の際端。その寓意として、海に面していないのに海鳥のミサゴを冠する祭が設定された。 あくまでメタレベルの裏話であり、作中で触れられることはない。 【コメント】 ☆アニメ版で開催された。 ☆吉田一美や佐藤啓作や田中栄太に、“ミステ...
  • 螺旋の風琴
    【種別】 “紅世の徒”、真名 【初出】 I巻 【解説】 封絶や転生の自在式といった数々の自在法を世に編み出した、“紅世”最高の天才自在師と称される“徒”。 その能力と功績から、その真名は世に多く広まっている。 参照→ラミー、リャナンシー 【コメント】 ☆アニメ版から登場していた。 ☆[とむらいの鐘]の“冥奥の環”アシズや[宝石の一味]の頭目“瓊樹の万葉”コヨーテやダンタリオン教授のように、この真名で呼びかけられることは滅多になかった。 ☆作者が何故“紅世の王”にしなかったのか不思議である。 ☆↑能力が既に反則級なのに、保持できる“存在の力”まで強大だったら作中でのバランスが崩壊するからだろうな。 ☆[巌楹院]のゴグマゴーグや[百鬼夜行]のギュウキやパラやゼミナやセムルヴや[宝石の一味]の“瓊樹の万葉”コヨーテやフックスやトンサーイやイナンナ...
  • ソラト
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 III巻 【解説】 真名は“愛染自”(あいぜんじ)。炎の色は山吹色。 外見は金髪に臙脂色のジャケットとブーツが特徴で、戦闘時には面積の狭い鎧を纏う。比較的若い“徒”かつこの世に渡り来てからも日が浅く、『天道宮』崩壊の数年ほど前にこの世に渡り来た。 外見が瓜二つな妹“愛染他”ティリエルとあわせて、“愛染の兄妹”と称された。 意志薄弱で普段は徹底的に妹に依存しつつも、目先の欲望に目が行くと妹の事にも目が行かなくなる。弱々しく言動も幼い普段の姿と、戦闘時における巧みな殺戮者としての冷酷な姿を併せ持つ、純粋ゆえに冷酷な“徒”。 この世に渡ってきた頃は、自分の名を呼んだ者(ティリエル以外)に問答無用で襲い掛かり、また人間もトーチにする量の“存在の力”すら残さず衝動のままに喰らい尽くしていた。捜索猟兵ウィネに案内させて[仮装...

  • 【種別】 概念、現象 【初出】 I巻 【解説】 物理的な意味の炎ではなく、事象への干渉=在り得ないことの現れであり、“存在の力”の片鱗が視覚化されたものである。一部の“存在の力”は炎以外の形で見える。 “紅世の徒”の炎は、それぞれ特有の色を帯びている。 この世で顕現している身体は“存在の力”で形作っている関係上、傷ついた時や不安定な顕現の時は、血を流すように炎が洩れ出るように見える。 炎の色の見分けは『達意の言』を介した曖昧な解釈による。基本同色の“徒”はいないが、その死後に同色が現れるかは『達意の言』の解釈による。(例:カムシンの最初の宿敵だった“徒”と“笑謔の聘”の常磐色) 二人で同じ色の炎を表していた“愛染の兄妹”は無二の例とのこと。 “燐子”は、基本的に作り主の“徒”と同じ色である。 フレイムヘイズの炎の色は、契約した“王”が持つ炎...
  • 紅世の徒
    【種別】 種族 【初出】 I巻 【解説】 この世の“歩いて行けない隣”にある世界“紅世”の住人達。読みは「ぐぜのともがら」で、単に“徒”とも呼ぶ。“徒”という名称は彼らのことを聞いた人間の詩人によって名付けられ、元々自分達の種に対する固有名を持たなかった彼らの間にすぐさま定着した。 “存在の力”を自在に操ったり、離れた場所の強い感情や意思を感知したり共感する能力を持つ。人間に似た精神構造を持ち、酒に酔う、食事を味わう、仲間を討滅されたことに憤りを感じる、仲間や人間と愛し合うなど、感覚や感情は基本的に人間と同一である。 人間と同様に(厳密には若干異なるが)男女の別があり、存在の分化(この世の生き物でいうところの生殖)の際の機能や、根本的な性質が酷似している。本来この世の存在でないため、“存在の力”を消費することによってこの世に顕現しており、それぞれ固有の炎の...
  • ファーディ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XV巻 【解説】 『誑欺の吐き手』(きょうぎのはきて)の称号を持つ、“闊遠の謡”カリオペのフレイムヘイズ。炎の色は東雲色。神器は帽子型の“ディスグレイス” 19世紀末期にホノルル外界宿にいたフレイムヘイズの一人で、『奔馳の抜き手』ジョージや『替移の接ぎ手』アーヴィングやハリー・スミスやハリエット・スミスとは同僚にして友人同士であった。 1895年、友人であったハリーの手引きによってホノルル外界宿が[革正団]サラカエル一派に襲撃された際に、アーヴィングと共に殺害された。 【コメント】 ☆アニメ第3期には未登場。 ☆中世の『大戦』には参戦していたのかな。『海魔』とのハワイ争奪戦には、参戦していただろうけどな。 ☆季重や笵勲やアルマやグリンカやアーヴィングやコーエンやエリューや、[宝石の一味]のフックスやトンサーイ...
  • 坂井三悠(さかいみゆ)
    【種別】 人間 【初出】 アニメ第3期最終話(名前は外伝『フューチャー』) 【解説】 シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立ってからすぐ後の、二月下旬に誕生した坂井貫太郎と坂井千草の子供で、坂井悠二の妹である。 悠二の存在を坂井夫婦がまだ覚えていた時、死産した悠二の兄、悠二を含めて三人目の子供ということで「三」の字を入れることが決められていた。 その後、悠二のトーチとしての関連性が消失し三の字の由来も消えた筈たが、御崎市における最終決戦で御崎市の復元を行った際に悠二が「覚えていてくれ、ここにいたことを」という言葉を(悠二自身が自覚しないで)御崎市の人々に響かせたことにより、その声の主の分も含めて三の字が入ることとなった。 シャナたちが新世界へ旅立ってから二ヶ月後の四月下旬、両親に連れられて御崎山の花見に参加した。花見の最中に、両親が三悠の名の由来を語った。花...
  • トンサーイ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 SIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“無比の斬決”(むひのざんけつ)。炎の色はフォッグ。 [宝石の一味]に所属する四人の“王”の一人。 1864年には、フックスと同じく『内乱』でフレイムヘイズが集結する北米大陸を恐れ、頭目の“瓊樹の万葉”コヨーテに同行していなかった。現代まで生存しているかは不明。 【由来・元ネタ考察】 トンサーイまたはトンサイ(Tunsay)はカンボジア語で「ウサギ」の意味。カンボジア民話ではトリックスターとしての立ち位置を占める。 真名はおそらく、「敵うものの無い斬撃による決着」という意味だと思われる。ルパンファミリーでは、石川五右衛門に相当するものと思われる。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆季重や笵勲やフックスやイナンナやコーエンやエリュー...
  • 487
    【種別】 称号・スレ番 【解説】 本編の主人公の一人であるシャナの名にちなんだ、高橋弥七郎スレ独自のキリ番。 しかし、こちらのスレ番は876に比べると、あまり重要視されていなかった。 【コメント】 ☆当然として、アニメシリーズには未登場。 ☆シャナ以外の語呂合わせがあったら、記載してほしかった。 ☆人間の谷川やコーエンやエリューや、フレイムヘイズのアルマやグリンカやジョージやアーヴィングやファーディやデデや、[仮装舞踏会]のブファルやエギュンや[宝石の一味]のフックスやトンサーイやイナンナや、[百鬼夜行]のセムルヴや[狂気の城]や、“紅世の王”のルグやダジボーグやジェヴォーナやガルーやノートやシャフレワルやカリオペやザガンや白澤や窮奇や、ネタの空気の読み手と扱いは大して変わらなかったな。 ☆ゲオルギウスやセシリア・ロドリーゴやクレメンス・ロットやオルメスやジ...
  • プーハチ
    【種別】 神器 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 フレイムヘイズ『攪和の打ち手』グリンカの神器で、“紀律の按拍”ダジボーグの意思を表出させている。形状は眼鏡型。 【由来・元ネタ】 ウクライナ語でミミズクを意味する「プーハチ(Pugač/Пугач)」。 ミミズクの視力と眼鏡をかけたものであろう。 【コメント】 ☆当然としてアニメ第3期には未登場。 ☆眼鏡といえば、『儀装の駆り手』カムシンの『ジェタトゥーラ』がモノクル型宝具だった。 ☆シャナとマティルダ・サントメールの“コキュートス”や『万条の仕手』ヴィルヘルミナ・カルメルの“ペルソナ”や『儀装の駆り手』カムシンの“サービア”やファーディの“ディスグレイス”やアルマの“フォルテー”やアーヴィングの“ルテニアン”やジョージの“フラガラック”やドレル・クーベリッ...
  • 白澤
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 真名は“賢哲の鑑”(けんてつのかがみ)。炎の色は生成色。盾型の神器“丹陽”に意思を表出させていた。 『精微の解き手』笵勲と契約し、フレイムヘイズとしての力を与えていた“紅世の王”。 上海会戦で笵勲が戦死したことで、“紅世”へ帰還したようだ。 【由来・元ネタ】 「白澤(はくたく)」は、中国の神話伝承における聖獣。有角で白い姿の獣であったようだ。鳥山石燕以降は、頭部に三ツ目を、身体に三ツ目が二組の九眼とされるようになった。万物に精通し、徳治が行われている時に姿を現す、瑞獣の一種である。 「賢哲」とは、賢く物の道理に通じていること、またそういう賢者や哲人のことであり、「鑑」は手本とすべきもののことである。真名全体では、「賢明な人々が手本とするべき存在」という意...
  • フックス
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 SIII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“狙伺の疾霆”(そしのしってい)。炎の色はグレイ。 [宝石の一味]に所属する四人の“王”の一人。 1864年には、トンサーイと同じく『内乱』でフレイムヘイズが集結する北米大陸を恐れ、頭目のコヨーテに同行していなかった。現代まで生存しているかは不明。 【由来・元ネタ考察】 詳細は不明。[宝石の一味]の他メンバーがトリックスターに相当することから、おそらくは民話・寓話における同様の役割が多い、「狐」のドイツ語読み「Fuchs」と考えられる。 真名はおそらく、「狙撃を伺う素早い雷」という意味だと思われる。ルパンファミリーでは、次元大介に相当すると思われる。 【コメント】 ☆当然としてアニメシリーズには未登場。 ☆パウラ・クレツキーやボードや季重や笵勲やコーエンやエ...
  • グローガッハ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“布置の霊泉”(ふちのれいせん)。炎の色は紫苑色。 フレイムヘイズ『姿影の派し手』フランソワ・オーリックと契約し、大きな壺型の神器“スプレット”に意思を表出させている。 冷静な性格の女性の“王”。 【由来・元ネタ】 フランスのブルターニュ地方に伝わる水の女妖精グローガッハ(Grogach)であると思われる。その魅力で水辺に男を引き寄せ、銀の網に落として蛙の姿に変え、こき使うという。妖精らしく、鉄が苦手である。 スコットランドには、類似した名前のグルアガッハがいるが、こちらはブラウニーのような存在でおそらく別物。 「布置」とは、それぞれの場所に物を置くことである。「霊泉」は不思議な効果のある泉や温泉のこと。真名全体では、「在るべき場所に湧き出す霊妙な泉」という意味だ...
  • 地駛
    【種別】 自在法 【初出】 SII巻 【解説】 [百鬼夜行]の“坤典の隧”ゼミナの使う自在法。読みは「じばしり」。地面に大穴を「開ける」自在法。穴を「開ける」ためこの自在法は「穴を掘る音」「穴を掘る振動」が存在せず、隠密行動に優れる。 本編開始の二年前に[百鬼夜行]が『約束の二人』(“紅世の王“フィレスと『永遠の恋人』ヨーハン)と遭遇し逃走する際、この自在法とギュウキの『倉蓑笠』とパラの『ヒーシの種』を駆使して、『約束の二人』から逃げおおせることに成功した。 本編でも、仲間二人の自在法と併せて使用することでニューヨーク外界宿の支部である『イーストエッジ外信』の地下蔵の床板まで誰にも気付かれずに掘り抜いたりしていた。 【由来・元ネタ】 「駛」は、馬が速く走ることの意味。そのまま、「地下を速く走る」という意味だと思われる。 「地駛」という言い回...
  • アーヴィング
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 XV巻 【解説】 『替移の接ぎ手』(たいいのつぎて)の称号を持つ、“訓議の天牛”ザガンのフレイムヘイズ。炎の色はワインレッド。神器はコイン型の“ルテニアン”。 19世紀末期にホノルル外界宿にいたフレイムヘイズの一人で、『奔馳の抜き手』ジョージや『誑欺の吐き手』ファーディやハリー・スミスやハリエット・スミスとは同僚にして友人同士であった。 1895年、友人であったハリーの手引きでホノルル外界宿が[革正団]サラカエル一派に襲撃された際に、ファーディと共に殺害された。 【コメント】 ☆アニメ第3期には未登場。 ☆パウラ・クレツキーやボードや季重や笵勲やアルマやグリンカやコーエンやエリューや、[宝石の一味]のフックスやトンサーイやイナンナと同じく、名前だけしか登場しなかったな。 ☆中世の『大戦』や『内乱』には、参戦していた...
  • ダジボーグ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 公式ガイドブック完結編『灼眼のシャナノ全テ 完』 【解説】 “紅世の王”。真名は“紀律の按拍”(きりつのあんぱく)。炎の色は雌黄。眼鏡型の神器“プーハチ”に意思を表出させている。 『攪和の打ち手』グリンカと契約し、フレイムヘイズとしての力を与えている“王”。 【由来・元ネタ】 スラヴ神話の太陽神「ダジボーグ(Dažbog)」。常夏の国に住み、ダイアモンドの馬車に乗って天空を駆けるという。 「紀律」は掟や秩序のことである。「按」は物事を抑えてよく考える、「拍」はリズムの他に手で叩くという意味がある。真名全体では、「秩序を守るために、状況を抑えて叩くもの」という意味だと思われる。傍証としては、契約者の称号があげられる。 【コメント】 ☆当然としてアニメ第3期には未登場。 ☆タケミカヅチやジルニトラやグローガ...
  • 教授
    【種別】 “紅世の徒”、あだ名 【初出】 VI巻 【解説】 強大な“紅世の王”である“探耽求究”ダンタリオンのあだ名。 基本的に徒をあだ名で呼ばないシャナが「“教授”ね」と言ったくらいにはこちらの呼び方で通っているようで、地の文でもほとんどの場合「教授」と呼ばれる。 しまいには、アニメのキャストでも「教授」であった。 【由来・元ネタ】 ダンタリオンが「教授」と呼ばれる所以は、自身の知識を誰にでも惜しみなく「教え授ける」からである。 もちろん、教授のことであるから、その教えた相手を次なる実験の素材にしないという保証はなかったのだが……。 【コメント】 ☆アニメ版から呼ばれていた。 ☆最も多く「教授」と呼んだのは、助手の“燐子”ドミノであった。 ☆某ゲームの教授を思い出したな。特に列車って所がな。 ☆博士ではないのが不思議だった。 ☆[宝...
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