灼眼のシャナ&A/B用語大辞典内検索 / 「池のトーチ化」で検索した結果

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  • 池のトーチ化
    【種別】 ネタ 【解説】 【ミケ=シ也=  (スペースキーによる空白)=メガネマンのひみつ】 「シ也」、あるいは「ミ也」とは、悠二の級友・某メガネマンのことである。 マー姐さん絡みでなんだかんだと活躍する佐藤&田中コンビと比べて、あくまで日常生活にスタンスを置いている彼は存在感が薄かった。 同じく日常パートでの出番がメインの緒方真竹は田中絡みでそれなりに出番があるのだが、彼はやはり影が薄いままだった。 IV巻 ほぼスルー。 V巻 完全スルー(過去編のため)。 VI巻 吉田さんに距離を取られた。 VII巻 ほぼスルー。 VIII巻 やっと活躍。 IX巻 完全スルー。 X巻 完全スルー(過去編のため)。 XI巻 いろいろと駆けずり回るも、作者公認でいないことにされた。 XII巻 一言しゃべるものそれ以外は完全スルー。 S巻 相変らずいてもいなくても展開に代わりの...
  • 池速人(いけはやと)
    ...ch本スレでの扱いは池のトーチ化ネタが繁栄し、大変なことになってしまった。 XIII巻で久々のご登場。しかし相変らず地味な扱いであった。 XIV巻で吉田一美に告白するも玉砕し、もはや登場人物としての存在意義も無くなりつつあった。 XXI巻では、吉田や田中や緒方と共に母の友人である妊娠中の坂井千草を見舞った。そして坂井家を出たところで“祭礼の蛇”坂井悠二と遭遇し、田中の頼みで緒方と共に先に帰途に着いた。 最終巻では、御崎市の復元を行ったことで御崎市の人々に響いた坂井悠二の声を聞いた。 シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立ってから二ヵ月後の四月下旬、二年生でもクラス委員を勤めながら生徒会の会計に就任し、平井ゆかりと共に遅れて生徒会室にやって来て、藤田晴美や中村公子と共にプリント整理を行った。そして、御崎山で坂井夫妻と二月末に誕生した坂井三悠を慰労するための花見に参加した。...
  • ア行
    ...) 異形の戦輪使い 池のトーチ化 池速人(いけはやと) 意思総体 いとうのいぢ イナンナ イルヤンカ 色盗人(いろぬすびと) 「今ここにいる坂井君が、人間だってことを、私は知ってます。」 「因果の交差路でまた会おう」 インベルナ 大皿(ヴァークシャーレ) 車両要塞(ヴァーゲンブルク) 禁衛員(ヴァッフェ) ウァラク ウアル 巡回士(ヴァンデラー) ウィツィロポチトリ ウィネ ヴィルヘルミナ・カルメル ウェストショア 羽淵 ヴォーダン ウコバク 渦巻く伽藍 器 ウートレンニャヤ&ヴェチェールニャヤ 裏表紙 うるさいうるさいうるさい ウルリクムミ 吽の伝令 運命という名の器 永遠の恋人 影浸(えいしん) エカテリーナ エギュン エスピナ 桃源(エデン) エリュー 約束の二人(エンゲージ・リンク) 炎弾 呪眼(エンチャント) 遠話 王の供連 大戦(おおいくさ) 大上準子(おおがみじゅんこ)...
  • 空気の読み手
    ... 参照 →池のトーチ化 【コメント】 ☆第二期の第七話ではその力をフル発揮していた・・・!? ☆DVD第一巻オマケの中の座談会で坂井悠二役の日野聡さんによる空気の読み手発言あり。 ☆↑日野聡さんが「『空気の読み手』池速人」と発言しているのは『灼眼のシャナII』DVD第一巻初回限定特典DVDの中の仮想ラジオ番組「かりもふ!SP」の中じゃないですか?
  • トーチ
    【種別】 自在法の生成物 【初出】 I巻 【解説】 “紅世の徒”がフレイムヘイズからの追撃を逃れるため、フレイムヘイズが『世界の歪み』の衝撃を和らげるため、故人の“存在の力”から作る『人間の代替物』。 トーチ作成のプロセスは以下の通り。 1 人間を“存在の力”に変換して丸ごと喰らい、その人間が「いなかったこと」になった場合、世界の歪み及び歪みの発生による衝撃は大きいようだ。 2 フレイムヘイズは、歪みそのもの及び歪みが発生した気配を察知して“徒”を追跡する。 3 2への対策として、“徒”は“存在の力”を丸ごと喰らわず、少しだけ残して自在法で加工し、故人の持っていた「絆」(世界や周囲との関連性)を当面保つための代替物を作る。 4 代替物はゆっくりと「絆」や自己を失いながら消滅して、歪みが発生するスピードを抑えて和らげる(結果の大きさは同じ?)...
  • 平井ゆかり
    【種別】 人間(トーチ) 【初出】 I巻 【解説】 御崎高校の生徒で、坂井悠二のクラスメートで隣の席だった少女。 “狩人”フリアグネ一味に家族もろとも“存在の力”を喰われてトーチになっており、そのトーチも悠二がシャナと出会った当日、もしくは翌日にシャナが存在を割り込ませたため、「絆」のみ残して消えた。 悠二の印象では「目立たなかったし、大人しかった」(元々の性格なのか、トーチとしての存在感や意思の欠如によるものかは不明)。後に吉田一美と親友だった事が判明。ただし、シャナが割り込む前には、トーチに残された“存在の力”の減少に伴い疎遠になっていた。 平井ゆかりの名は「御崎市で暮らす人間」としてのシャナの、一応の「本名」ということになっていた。後に「平井ゆかり」が既に消えていたことにショックを受ける吉田を気遣って、学校内でも「シャナ」というあだ名で呼ぶよう...
  • 都喰らい
    【種別】 現象 【初出】 I巻 【解説】 卓越した自在師である“棺の織手”アシズが編み出した、喰らうに値しない『物』の“存在の力”を喰らえるように変換する際に発生する、大規模な現象。 自在法『鍵の糸』を多数のトーチに仕掛けて一斉に連鎖崩壊させることで発生する。『都喰らい』は正確には自在法ではなく、『鍵の糸』を起動させた結果の現象のことである。 本来なら“紅世の徒”は『近しい存在』である人間以外の“存在の力”を吸収しても逆に自分が薄まり弱ってしまうが、この自在法を用いることで本来“徒”が吸収するに値しない『物』の“存在の力”すら、“徒”の力となる高純度の“存在の力”に変換することができた。 ただし、莫大な“存在の力”を生んでも、吸収したり統御したりできるかは個人の力量次第である。 原理及び手順は次の通り。 故人の周囲との繋がりを一時的に保つことで...
  • ミステス
    【種別】 トーチ 【初出】 I巻 【解説】 宝具をその身の内に蔵したトーチ。“ミステス”が破壊されたり、“存在の力”が尽きて燃え尽きると、中身の宝具は世界に散らばる別のトーチのどれかにランダムに転移するため、『旅する宝の蔵』とも呼ばれていた。 大抵の“ミステス”は宝具が偶然転移してきただけで、中身の宝具の影響で特殊な性質、能力を持つ者もいるものの、ただのトーチと変わらない力しか持っていない。 しかし、自ら“ミステス”となったモノである“天目一個”、『永遠の恋人』ヨーハンらのような例外中の例外は、その誕生時の力の総量は、“ミステス”になる人間の『運命という名の器』の体積と同じであり、そのため“天目一個”などは誕生時点で並の“王”をしのぐ力を保有していた。 こういった特別な“ミステス”は、普通のトーチと制作過程が違い、“燐子”とも異なる構成原理で生まれる。 ...
  • 鍵の糸
    【種別】 自在法 【初出】 I巻 【解説】 数百年前の中世に[とむらいの鐘]の首領“棺の織手”アシズが、自在法『都喰らい』の布石として、オストローデ市のトーチたちに仕掛けた自在法。仕掛けた自在師の指示ひとつで、代替物の形骸を失って分解し、元の“存在の力”に戻った。 後に、現代にて“狩人”フリアグネが、これに近い仕掛け(ハンドベル型宝具『ダンスパーティー』によるトーチの一斉爆破)を使って御崎市で『都喰らい』の再現を目論んだが、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナと坂井悠二によって阻止された。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆ティリエルの『揺りかごの園』以上に広範囲に仕掛けたんだろうな。 ☆フレイムヘイズたちの目を逃れて細工を施すのは、さぞ大変だっただろうな。 ☆糸といえば、他に『鬼功の繰り手』サーレの糸繰り能力が、鍵といえば[仮...
  • スレ内での頻出質問
    【種別】 質問 【解説】 Q1:アニメを観て原作も読もうと思うんですけど、何巻から読んだほうが良いですか? A1:基本的にI巻から順に読むことを推奨します。 『アニメ第一期』:話の途中までの大まかな筋は小説I巻~VI巻までは似ていますが、展開は異なる部分が多い他、オリジナルで締めることを前提としたアニメと違い、その後に繋がる伏線も多く、設定も多少異なるため、原作を正しく理解したいのならば、I巻から読むことを推奨します。 『アニメ第二期』:ゲーム版や外伝など、原作のエピソードに似たエピソードがありますが、基本的にオリジナル展開で締めた第一期に連なるアニメオリジナルのストーリー運びなので、原作を正しく理解したいのならば、I巻から読むことを推奨します。 Q2:なんでI巻の最初では坂井悠二は斬られても平気だったのに、それ以降は普通に死にかけてるの? A2:トーチの組成に...
  • 宝具
    【種別】 道具 【初出】 I巻 【解説】 様々な不思議な力を持つ器物。これを内封したトーチを“ミステス”と呼ぶ。 人間と“紅世の徒”が共に望む時に生まれ、両界における狭間の物体とされる。本編では主に“存在の力”を繰る人間によって作りだされるケースが多かったが、たまに“紅世の徒”がその過程で助力する例も見られる。 宝具の出現とは、人間というこの世に存在する『物体』と、“徒”という意思で物事を操る『力』という異なる者同士が、極めて高い精度で合致することにより生じる『歪み(ひずみ)』である。そこに“存在の力”を加える必要はなく、ただ互いの存在と合致する望みがあれば、歪みは望みの形を取って、『力ある物体』宝具となる。 武器などは利害が一致して共闘する人間と“徒”の間に生まれやすいが、敵対的な場合もある。 当人たちの望みを具現する器物であるため、望みが個人的で特殊な物...
  • 坂井三悠(さかいみゆ)
    【種別】 人間 【初出】 アニメ第3期最終話(名前は外伝『フューチャー』) 【解説】 シャナたちが新世界『無何有鏡』へ旅立ってからすぐ後の、二月下旬に誕生した坂井貫太郎と坂井千草の子供で、坂井悠二の妹である。 悠二の存在を坂井夫婦がまだ覚えていた時、死産した悠二の兄、悠二を含めて三人目の子供ということで「三」の字を入れることが決められていた。 その後、悠二のトーチとしての関連性が消失し三の字の由来も消えた筈たが、御崎市における最終決戦で御崎市の復元を行った際に悠二が「覚えていてくれ、ここにいたことを」という言葉を(悠二自身が自覚しないで)御崎市の人々に響かせたことにより、その声の主の分も含めて三の字が入ることとなった。 シャナたちが新世界へ旅立ってから二ヶ月後の四月下旬、両親に連れられて御崎山の花見に参加した。花見の最中に、両親が三悠の名の由来を語った。花...
  • ニーナ
    【種別】 “燐子” 【初出】 ドラマCD 【解説】 “紅世の王”フリアグネが、日本で最初に生み出した“燐子”。通算5918番目にあたる。 元は工場で作られた青いネコのぬいぐるみ。フリアグネが製作した“燐子”ということもあり、水準以上の能力と意思総体を持っていた。 フリアグネの“燐子”の内、戦闘向けでないかよわいモノたちの多くと同様、通常戦闘時はブースターであるマネキンの鎧に入り戦闘を行った。また、存在を再構築して毛の長い猛獣の姿を取ることも可能だった。 I巻最後の戦いでは、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』シャナに鎧であるマネキンを両断された後に他の“燐子”の爆破に巻き込まれてビルの外に落下していた。 主のフリアグネ亡き後も数日間存在を維持し、ミエコと言う少女のトーチ(元は女子高生だったと思われる)を操って坂井悠二に接近、宝具を狙って襲撃するも、シ...
  • 零時迷子
    【種別 宝具 【初出】 I巻 【解説】 宿主の“存在の力”を時の中に括りつけ、毎晩午前零時にその宿主が消耗した“存在の力”を元に戻し回復させる一種の永久機関。形状は、むき出しの歯車を集積して組み上げられた「なにか」で、鼓動と共に歯車を回し、噛み合う先のない凹凸を外へと向けた、「永遠の心臓」。 戻す基準は宿主が一日(前の日の零時から次の日の零時までの間?)の内に保持した最大値までだった。 なお、体の傷も同時に回復するが、意思総体を始めとした記憶や経験は元に戻されず、あくまで身体を構成する“存在の力”を元に戻しているだけであった。 この機能は、「時を二十四時間前に戻す」といった直接時間に作用するものでは「ない」。その機能の本質は、往きては還る永遠の象徴物・時計に「一日に起きた劣化と消耗を否定させる」ことにあった。故に、後から吸収した力も回復するし、同様の干渉も受け付...
  • 調律
    【種別】 自在法、行為 【初出】 VI巻 【解説】 世界の歪みを均して修復するための自在法。また、その実行までの準備行動も、調律の一環と言える。 普通は『調律師』と呼ばれる専門のフレイムヘイズが行う。調律師それぞれの方法で、「本来あるべき姿」のイメージを採取し、歪んだ世界を本来のイメージに近づける。 作中では、調律師の一人である『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが宝具『メケスト』を駆り、自在法『カデシュの血印』・『カデシュの血脈』・『カデシュの心室』を用いて調律を行っていた。御崎市での調律のイメージは、吉田一美から提供された。 調律の効果なのか、調律を行う際に消費しているのかは不明だが、調律を行った後はその地域のトーチの数が激減する。 最終巻で新世界『無何有鏡』が創造されたことで歪みが消失し、調律を行う必要がなくなった。 【コメント...
  • ダンスパーティー
    【種別】 宝具 【初出】 I巻 【解説】 ハンドベル型の宝具。鳴らした音色に共鳴させて、“燐子”を爆発させる。 爆発する際は“燐子”の中の炎の鼓動が加速し、ある一点を超えたところで凝縮・爆発する。 宝具コレクターにして多数の“燐子”を使役する“狩人”フリアグネが所有していた宝具で、シャナに対して接近戦に持ち込ませた“燐子”を爆破させて攻撃した。 しかし上記の使い方は全て偽装であり、フリアグネはこの宝具を使って秘法『都喰らい』を発動させようとしていた。 大量のトーチに『ダンスパーティー』の鼓動を仕掛け、同時にそれらを爆破、繋がりを大量に失った御崎市を急激に歪ませることで高純度の“存在の力”に変換することを計画していた。 しかし、坂井悠二の鋭敏な感知能力によって本来はフレイムヘイズや“紅世の徒”でも感知が困難な爆破の鼓動と作戦を看破され、不発に終わる...
  • フリアグネ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 I巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“狩人”(かりうど)。炎の色は薄い白。 宝具コレクターにして、集めた多くの宝具と自身の智謀でフレイムヘイズを幾人も屠った、狡猾なるフレイムヘイズ殺し。近代では五指に入る、強大な“王”であった。 人化した姿は、なよなよとした白いスーツの美青年。本性の姿は白い鳥。コロコロと表情を変えたり、奇妙に韻の浮いた声で話したりした。 通称は、「命名を趣味にする連中からもらった」とのこと。その当時は人間と交流があったようで、宝具のアルチザン(職人的芸術家)に興味を持っていた(ただし、それ以外の人間やその文化には無関心だった)。また、トリノにはなじみの武器収蔵庫もあった。 “徒”固有の能力として『獲物の性質』を見抜く力を持ち、この力で手にした宝具の能力や使い方を即座に看破することも可能であ...
  • 天目一個(てんもくいっこ)
    【種別】 “ミステス” 【初出】 I巻 【解説】 「史上最悪の“ミステス”」、「化け物トーチ」、「“紅世”に仇なすモノ」等と呼ばれ、“紅世”の関係者達一様に恐れられた伝説の怪物。 神通無比の大太刀型宝具『贄殿遮那』を核とする“ミステス”で、常のトーチのように「人間の身体」を持たず、隻眼鬼面を付けた中身が炎しかない古めかしい鎧武者の姿をしていた。 多くの“紅世の徒”やフレイムヘイズを斬り倒し、それを喰らう事で“存在の力”を補給し活動していた。 活動源である炎は、喰らった“徒”・フレイムヘイズの炎の色に準じていた。V巻時点では、“道司”ガープの浅葱色だった。 人間だった時は刀匠であり、“紅世の徒”の存在と強さを知った刀匠が、ある“紅世の王”を相槌に『贄殿遮那』を鍛え上げ、それを託すに相応しい強者を探すため自ら進んで宝の蔵(“ミステス”)となったもので、その自...
  • 永遠の恋人
    【種別】 “ミステス”、通称 【初出】 I巻 【解説】 坂井悠二の前に宝具『零時迷子』を蔵していた“ミステス”。名前はヨーハン。 愛するフィレスと共に永遠に生きるため、自ら“ミステス”になった。二人で『約束の二人』と呼ばれる。 “ミステス”でありながら、恐るべき使い手であったとされ、“徒”に襲われる事もなく、またフィレスとの間でのみ“存在の力”のやりとりをしていたため、フレイムヘイズにも抹殺されなかった。 しかし、本編開始直前に“壊刃”サブラクにより痛撃を受け破壊されかけたため、フィレスによって『零時迷子』の中に封じられ、無作為転移させられた。 その際、サブラクによって自在式『大命詩篇』を打ち込まれたため、復活は絶望的でヨーハン自身も復活を諦めていた。 しかし最終巻で、『永遠の恋人』ヨーハンはフィレスと共に自分たちの子供である『両界の嗣子』ユストゥスを生み出...
  • 坂井悠二(さかいゆうじ)
    【種別】 “ミステス” 【初出】 I巻 【解説】 物語のもう一人の主人公。16歳、御崎高校1年生の少年。“紅世の王”、“狩人”フリアグネ一派に存在を喰われて死亡した『本物の坂井悠二』のトーチ。 トーチとなった直後に宝具『零時迷子』が無作為転移してきて、『零時迷子』の“ミステス”となった。 “ミステス”としての核である『零時迷子』の性質により封絶の内部でも動くことができたために、フリアグネ配下の“燐子”の人喰いを目撃してしまい、自身も襲われそうになったところをフレイムヘイズの少女に助けられ、同時に自分が既に死んだ『本物の坂井悠二』の代替物であること、“徒”がこの世の人間を人知れず喰らっているなどの、「この世の本当のこと」を知らされた。 初日こそ自分がすでに死亡し、消滅するしかない存在である事に落ち込み悩んでいたが、後日には落ち着きを取り戻し、囮扱いながらもフ...
  • 御崎アトリウム・アーチ
    【種別】 施設・地名 【初出】 II巻 【解説】 御崎市駅のすぐ裏手に、最近竣工したばかりの高層ビル。 その内部に全層吹き抜けの半屋外空間(アトリウム)を大きく開けている。吹き抜けの上層には4本のアーチ(渡り廊下)がかかっており『御崎アトリウム・アーチ美術館』として様々な展示が行われていた。 最上階にはレストランや喫茶店があり、下層や美術館から上がってきた客を景観でもてなすという仕組みになっている。中層はホテルになっているようだ。 II巻での坂井悠二と吉田一美のデートやラミーとの出会いの場所であり、シャナとマージョリーのフレイムヘイズ同士の戦いの舞台にもなった。 【由来・元ネタ】 さいたま市新都心の多目的ホールさいたまスーパーアリーナがモデル。2000年5月開館なので、シャナの時系列表とはずれが生じる(最低3年は、こちらの方が早い)。 なお、ア...
  • ジェタトゥーラ
    【種別】 宝具 【初出】 VI巻 【解説】 ブリッジの付いた片眼鏡(モノクル)型宝具。フレイムヘイズ『儀装の駆り手』カムシン・ネブハーウが所有していた。 この片眼鏡を通して見ることで、“存在の力”を感じることが出来ない普通の人間にもトーチをトーチとして見る事が出来るようになる。 この力は“存在の力”を込めなくても発揮される。 片眼鏡という形態上、必然的にもう片方の眼はこの宝具を通さずトーチを見ることになる。そのため、トーチ消滅の瞬間を見た場合、片眼鏡を通して見た側では灯火が消えトーチが燃え尽きて消滅するところが見えるが、片眼鏡を通さないで見た側では、通常のように「消えたことに気付けない」ため、奇妙というのも生易しい矛盾が生まれる。 この性質から、現代ではカムシンが『調律』の協力者足りうると判断した人間(吉田一美を含む)に、『この世の本当のこと』を理...
  • 大上準子(おおがみじゅんこ)
    【種別】 人間 (トーチ) 【初出】 0巻 【解説】 山手の田舎町である寄木市に住む高校二年生。毎週木曜日に『ラ・ルゥーカス』で、苺のショートケーキを買って帰るのが習慣の、全く普通の少女。 同級生の濱口幸雄と交際していたが、その現場を両親(OVA『S』シリーズでは母親)に目撃されて、両親と喧嘩していた。 寄木市の城址公園で濱口幸雄とデート中に、“紅世の徒”ウコバクに存在を喰われて死亡し、トーチとなった。 その翌日、『ラ・ルゥーカス』でショートケーキを買った帰りの公園で、フレイムヘイズ『炎髪灼眼の討ち手』(このころはまだシャナと名乗っていなかった)に存在を割り込まれた。 【コメント】 ☆平井ゆかりと同じく、トーチの悲哀の象徴的なキャラだった。 ☆アニメ第2期とアニメ第3期の間、2010年6月25日発売のOVA『S』シリーズ第三巻に登場した。担当声...
  • 顕現
    【種別】 概念 【初出】 I巻 【解説】 “紅世の徒”が、この世(旧世界)と新世界『無何有鏡』に実体化することである。または意思やイメージや“存在の力”を、物質や自在法として実体化させることである。 基本的に“徒”、フレイムヘイズ、トーチのいずれも“存在の力”を消費することで「顕現」するが、特殊な状況下に置いては例外もある。 一例として、宝具『カイナ』の上に乗った“徒”は、『カイナ』の上に留まっている限りは「顕現」を続けるのに“存在の力”の消耗が無い。 本来この世における身体を持たない“紅世の徒”の本質(“徒”自身の“存在の力”)を変換し、身体として実体化させているのもこの「顕現」であり、“徒”のこの世においての行動は全てこの「顕現」の上で行われる。 例外として、ダンタリオン教授は、通常の“徒”が火炎や風などの「一時的な干渉」という現象を起こすに過...
  • 風の転輪
    【種別】 自在法 【初出】 XI巻 【解説】 “彩飄”フィレス独自の探査用自在法。フレイムヘイズ『万条の仕手』ヴィルヘルミナ曰く「接触による永続的な探査、足を運ぶ出口」と表現していた。 その実は、発動と同時にフィレスの意思総体を転写して世界中に放ち、人間やトーチに触れることで伝播していき、それまでの伝達経路に在ったトーチから集めた“存在の力”で意思総体を維持。目標物に辿り着いたところで、身体となるフィレスに酷似した傀儡を精製する。 傀儡は、遠く離れた本体を呼び寄せる目印となり、同時に状況の調査・確保をして、本体の到達に備える。 傀儡は本体に比べて、トーチから集めた分の力しか持たない格段に弱い存在だが、フィレスの意思総体を転写されているため、フレイムヘイズや“徒”でも、それが傀儡であることを看破するのは難しい。 優れた自在師であるサラカエルの見立てによ...
  • ラミー
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 II巻 【解説】 真名は“屍拾い”(しかばねひろい)。炎の色は深い緑色。 細身のクラシックなスーツを着込んだ老紳士の姿は、“存在の力”の消費を減らすために寄生しているトーチのものであり、本当の姿は別にある。 世界のバランスを考慮しているため無害とされ、通常のフレイムヘイズからは討滅の対象外となっている特殊な“徒”。 他の“徒”が作った燃え尽きそうなトーチを摘み、すでに失われたある物の復活のために“存在の力”を集めていたことで、他の“徒”から蔑まれていた。戦闘になりそうなら、様々な自在法を巧みに使い、相手を撹乱して遁走していた。 アラストールとは中世の『大戦』最終決戦以来の、古い友人関係にある。 その正体は、封絶などを編み出した“紅世”最高の自在師“螺旋の風琴”リャナンシー。 その自在法や式に対する知識は...
  • タ行
    ダーイン ターボル 大災厄 大突破 大地の四神 大縛鎖 大命 大命詩篇 ダイモーン 高橋弥七郎(たかはしやしちろう) タケミカヅチ ダジボーグ タスラム 達意の言 田中栄太(たなかえいた) 谷川(たにがわ) タルタロス タルンカッペ 断罪 ダンスパーティー ダンタリオン 丹陽 ダン・ロジャース チェルノボーグ 知覚の伝染 秩序派 地変の匙 チャルチウィトリクエ 長衣 超光戦士シャンゼリオン 調律 調律師 通称 テーマ ティアマトー 帝鴻 ティス ディスグレイス ティリエル テオトル デカ盛り天国 デカラビア テスカトリポカ 鉄巨人 テッセラ デデ デミゴールド 転生の自在式 天梯 天道宮 天破壌砕 天目一個(てんもくいっこ) 伝令の短剣 ドゥーグ 闘争の渦 董命 討滅の獄 ドゥニ トーガ トーチ 特殊能力 とむらいの鐘(トーテン・グロッケ) 屠殺の即興詩 ドナート トマシーナ・スミス ドミ...
  • 修復
    【種別】 自在法の機能 【初出】 I巻 【解説】 因果孤立空間である封絶内部の断絶された因果の齟齬を、“存在の力”を用いて外部の因果の流れと整合させることである。 この行為を行うことで、封絶で因果を断ち切られている物体ならば種類は問わず生命体から建物まで、因果が断ち切られた直後の状態にまで復元することが出来る。 修復の原理上、逆に封絶内でも因果を断ち切られずに行動できるモノはいかなる物でも直せず、“存在の力”に変換されてしまった人も、整合させるべき因果自体がこの世から既に零れ落ちてしまっているためか修復不能である。 封絶の大きな利点の一つであり、隠蔽だけではなくこの力も合わさって、人口の増加と技術の発展で世の影に隠れるのが難しくなった現代でも“紅世の徒”やフレイムヘイズは世に知られぬままに行動していた。 基本的にフレイムヘイズ側が戦闘の被害を抑えるために...
  • 田中栄太(たなかえいた)
    【種別】 人間 【初出】 I巻 【解説】 御崎高校一年二組。坂井悠ニの友人でクラスメイト。愛嬌のある顔つきをした、大柄だがスリムな体格の少年。 気は優しくて力持ちを地で行く性格で、クラスでは盛り上げ役やムードメーカー的な役割。シャナ曰く『学校で最強の使い手』。高い運動神経と能力を持っており、フェンス越しに人間を殴るといった荒業もできた。 悠二にとってシャナが平井ゆかりのトーチに「割り込む」前からの友人で、池と佐藤も含めて最も仲が良く、四人でよく一緒に昼食を取っていた。 当初は“紅世”のことを全く知らない一般人であったが、親友の佐藤啓作と共にフレイムヘイズ『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーと出会い、彼女に憧れ、“紅世”のことを知ったことで人生の大きな転機を迎えた。 中学時代は佐藤と共にかなり荒れていた。そのためその頃は母親をかなり泣かせており、いまだに田中...
  • テスカトリポカ
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 XVII巻 【解説】 “紅世の王”。真名は“憚懾の筦”(たんしょうのかん)。炎の色は象牙色。 『大地の四神』の一人であるフレイムヘイズ『群魔の召し手』サウスバレイと契約し、尖った石のメダル型神器“テオトル”に意思を表出させている。 野太い怒鳴り声で話す男性の“王”。 『大地の四神』と契約した“王”として、『内乱』時にはアメリカ先住民に肩入れし、彼らのアメリカ合衆国完全破壊計画に賛同していた。 [仮装舞踏会]との全面戦争を前にして、契約者共々、戦う相手を見極める構えであった。 しかしフレイムヘイズ兵団が大敗した後、センターヒルの遺言を託されたシャナから遺言を聞いて契約者共々参戦を決意し、シャナの決意を聞き契約者と共に彼女と同行すると決定した。 御崎市決戦を経て、フレイムヘイズとしては最初に契約者と共に『天梯...
  • アニメ版
    【種別】 メディア 【解説】 2005年10月よりU局とインターネット配信で2006年3月まで放送された。 スタッフ 監督: 渡部高志 シリーズ構成: 小林靖子 キャラクターデザイン: 大塚 舞 色彩設定: 伊藤由紀子 美術監督: 奥井 伸 撮影監督: 福世晋吾 音響監督: 明田川 仁 音楽: 大谷 幸 アニメーション制作: J.C.STAFF 製作: 『灼眼のシャナ』製作委員会 主題歌 1stOP:『緋色の空』川田まみ(I ve) 1stED:『夜明け生まれ来る少女』高橋洋子 2ndOP:『being』KOTOKO(I ve)(第17話~) 2ndED:『紅の静寂』石田燿子(第15話~) キャスト シャナ : 釘宮理恵 坂井悠二 : 日野 聡 アラストール : 江原正士 吉田一美 : 川澄綾子 ...
  • リャナンシー
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 X巻(真名はI巻、ラミーとしてならばII巻) 【解説】 真名は“螺旋の風琴”(らせんのふうきん)、炎の色は深い緑色。 顕現した姿は、紫の短髪のはかなげな少女の姿。手足は細く、薄い衣を纏う。 自在法をまさに望むまま、自由自在に構築できるという、“紅世”最高の自在師。美学的に自在式を扱う芸術家肌で、動けば良しとする技術屋的なダンタリオン教授とは、自在師としてのスタイルが異なる。 封絶、転生の自在式といった数々の自在法を世に編み出し、その能力と功績から、その真名は世に多く広まっている。 現在の性格は思慮深く老練としているが、本来の性格は無邪気にして無垢、奔放で放埓な性格で、己が欲するままに遊び、そのために人間を喰らうことに何の疑いも持たず自由に世界を遊び巡っていた。その途中で絵師を目指す人間の男性ドナートと出会い、...
  • ひらがな
    【種別】 番外編 【初出】 しゃくがんのしゃな 【解説】 電撃文庫オフィシャル海賊版『電撃ヴんこ』(現在は入手不可)に掲載の番外編『しゃくがんのしゃな』の通称。 『灼眼のシャナ0』に加筆修正されて掲載された。 (このころはトーチじゃなかった)池速人が一言もしゃべらなかったり、[仮装舞踏会]の『三柱臣』シュドナイがスクール水着をヘカテーに着せようとしたりと、現在の本スレに少なからず影響を与えた描写が見られた。 【コメント】 ☆アニメシリーズには未登場。 ☆『灼眼のシャナ0』カラー扉絵の構図に、不満が多数あった。 ☆スク水はのいぢの暴走だったようだ。 ☆番外編『しんでれらのしゃな』『かぐやひめのしゃな』『おじょうさまのしゃな』『さんじゅうしのしゃな』と似たようなものかな。
  • 戒禁(かいきん)
    【種別】 自在法 【初出】 IV巻 【解説】 宝具の入れ物である“ミステス”を守るために稀に組まれている、防壁や罠に相当する自在法。制作者が“ミステス”を支配下におくための制御の自在法から派生した。 この自在法は“ミステス”に収める宝具を守る為、“ミステス”の製作者が“ミステス”を作った直後に組み込むもので、『戒禁』を必要とする宝具は主に戦闘用か危険度の高いものに限られた。 『戒禁』の強度はかけた者の意思の強さに比例し、優れた『戒禁』は“封絶”の中でも“ミステス”の活動を可能にするとのことだった。 一口に『戒禁』といっても発動の際の効果は色々あり、メアによれば、中に干渉するものを捕らえたり、逆に力を吸い取ったり、ダメージを与えたりするものがあるようだ。 『戒禁』破りの自在法として、メアの『ゲマインデ』が存在した。 【作中で確認されたもの】 ヨーハン...
  • あだ名
    【種別】 名称 【初出】 II巻 【解説】 真名でも通称でもない、主に他人がつける呼び名。一部には、本人が流布したものもある。 主な異名・あだ名の一覧 シャナ > チビジャリ(byマージョリー)、魔神憑き、姫(by[仮装舞踏会]の構成員)、眩き炎(by『大地の四神』) アラストール > 天罰神、真正の魔神、天罰狂い、カタブツ大魔神、腰抜け魔神(byマルコシアス)、天罰下す破壊神、神をも殺す神、裁きの業(by『大地の四神』)、摂理神格にして審判断罪の化現(byチャルチウィトリクエ)、裁きたがり マティルダ > 女丈夫 マージョリー > 殺し屋、我が○○(byマルコシアス)、怒れる獣(by『大地の四神』)、100年単位のバアーサン(byシャナ)、騒々しくも美しき殺戮者(byシュドナイ)、爪牙の奴隷(byティリエル) マルコシアス > 戦闘狂、バカマ...

  • 【種別】 概念、現象 【初出】 I巻 【解説】 物理的な意味の炎ではなく、事象への干渉=在り得ないことの現れであり、“存在の力”の片鱗が視覚化されたものである。一部の“存在の力”は炎以外の形で見える。 “紅世の徒”の炎は、それぞれ特有の色を帯びている。 この世で顕現している身体は“存在の力”で形作っている関係上、傷ついた時や不安定な顕現の時は、血を流すように炎が洩れ出るように見える。 炎の色の見分けは『達意の言』を介した曖昧な解釈による。基本同色の“徒”はいないが、その死後に同色が現れるかは『達意の言』の解釈による。(例:カムシンの最初の宿敵だった“徒”と“笑謔の聘”の常磐色) 二人で同じ色の炎を表していた“愛染の兄妹”は無二の例とのこと。 “燐子”は、基本的に作り主の“徒”と同じ色である。 フレイムヘイズの炎の色は、契約した“王”が持つ炎...
  • 知覚の伝染
    【種別】 自在法 【初出】 V巻 【解説】 [仮装舞踏会]の捜索猟兵“琉眼”ウィネ特有の索敵能力。 ウィネの持つ鋭敏な知覚を他者に伝染させる。伝染した感染者は彼の感覚器の一部として扱われ、感染者が得た見聞きの類だけでなく、フレイムヘイズや“紅世の徒”の気配すら、感染者を媒介にウィネは知覚することが出来た。 この力は人から人へ疫病のように感染し、感染しても直接害を及ぼすわけではないので、よほど敏感な者でなければ探っていることにも感づかれない。 この力により、ウィネは常識外れの広い距離の捜索を行うことが可能だった。 しかし、感染できる相手は一定以上の意識レベルを持つ『哺乳類』程度に限られ、『哺乳類の密生地』(つまり人間やトーチが沢山住む市街地)でなければ使えないことや、広範囲に広がるほど得られる情報がおぼろげになっていくなどの欠点もあった。 ...
  • 玻璃壇(はりだん)
    【種別】 宝具 【初出】 I巻 【解説】 遥か昔、創造神“祭礼の蛇”伏羲によって作られた監視用の宝具。本体は銅鏡型。彼が作った都『大縛鎖』を見張るために製作されたものだった。 周囲の物体を材料として、一定範囲内の地形や都市を象った巨大な箱庭(全体ではデパートのフロアの数割を占め、再現された大きなビルには人が乗れるほど)を形作り、範囲内の人間や、トーチや自在法などの“存在の力”の流れを、簡略化した人型やそれぞれの持つ色の光でリアルタイムに投影する。直接的な力は持たないためか、大した力を使わなくても使用できた。 簡略化された人型は半透明で、田中曰く「トイレの記号」、佐藤曰く「非常口の(記号)」。ただし、座った形や走った形、手を繋いだ形など、手足の動きまで精巧に再現しており、建物内の人型も目を凝らせば見えていた。 表示を“存在の力”の発光へと切替えれば、トーチ...

  • 【種別】 概念 【初出】 I巻 【解説】 たびたび、その存在が持つ“存在の力”の最大保有量として語られていた概念。 フレイムヘイズの『器』とは運命という名の器を契約の代償として失った際に生じる、この世の時空の空いた空白とフレイムヘイズの肉体そのもののことであり、人間の『器』とは運命という名の器のことである。 小説では『器』という表現は、「この世の存在」である、この二つに対してしか『器』という表現は使われていないが、スレ内ではたびたびトーチやミステスは『器』を持ってると言えるのか言えないのかと議論になったり、アニメ版限定で“徒”の持てる“存在の力”に対するキャパシティを『器』と言ったりで、かなり定義が危うかった。 【コメント】 ☆劇場版でフリアグネが語っていた。 ☆ところでシャナとマティルダ・サントメールの器は、どっちが大きかったのだろうか。 ☆...
  • ソラト
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 III巻 【解説】 真名は“愛染自”(あいぜんじ)。炎の色は山吹色。 外見は金髪に臙脂色のジャケットとブーツが特徴で、戦闘時には面積の狭い鎧を纏う。比較的若い“徒”かつこの世に渡り来てからも日が浅く、『天道宮』崩壊の数年ほど前にこの世に渡り来た。 外見が瓜二つな妹“愛染他”ティリエルとあわせて、“愛染の兄妹”と称された。 意志薄弱で普段は徹底的に妹に依存しつつも、目先の欲望に目が行くと妹の事にも目が行かなくなる。弱々しく言動も幼い普段の姿と、戦闘時における巧みな殺戮者としての冷酷な姿を併せ持つ、純粋ゆえに冷酷な“徒”。 この世に渡ってきた頃は、自分の名を呼んだ者(ティリエル以外)に問答無用で襲い掛かり、また人間もトーチにする量の“存在の力”すら残さず衝動のままに喰らい尽くしていた。捜索猟兵ウィネに案内させて[仮装...
  • カイナ
    【種別】 宝具 【初出】 V巻 【解説】 銀でできた水盤型の宝具。“紅世の徒”を、本来必要な“存在の力”を消耗させずに、この世に留め置くことができる。ただし“徒”は水盤の上からは動けず、外へと力を振るうこともできない。 かつて『天道宮』を建造した“髄の楼閣”ガヴィダが、ともにその作業に当たった人間の同志たちと永の語らいを持つために作った。『星黎殿』における『ゲーヒンノム』と同様、『秘匿の聖室』を含めた『天道宮』の制御機能も付与されていた。 彼の亡き後、天罰神“天壌の劫火”アラストールが『天道宮』ごとこれを受け継ぎ、新たな『炎髪灼眼の討ち手』の養成に当たっていた。 『天道宮』が[仮装舞踏会]のウィネが所持していた『非常手段』によって崩壊した際に、共に破壊されたと思われていたが、数年後に[仮装舞踏会]との決戦のためにヴィルヘルミナが再訪した際には自動修復が完了...
  • メア
    【種別】 “紅世の徒”、通称 【初出】 ゲーム版 【解説】 真名は“戯睡郷”(ぎすいきょう)。炎の色は朱鷺色。 外見は、日傘を差し、袖無しの暗い赤のドレスをまとった金髪の可愛らしい少女。後頭部から一対の羊の角を生やしている。 非常に存在の小さい若い“徒”で、トーチ程度の“存在の力”しか持っていない。サブラクは、彼女を「憐れな蝶」と評した。 正体は“ミステス”に寄生する“徒”で、少女の姿は宝具『パパゲーナ』の“ミステス”のものだった。ただし、顔だけは彼女本来の顔であった。 本体はピエロのような仮面と服装をしており、仮面の下には少女姿の時と同じ素顔がある。また、頭部の角は彼女の“抵抗する意思の現れ”であり、小さな自己主張でもある。ドレスもまた、彼女の戦闘服である。 人化すると角が無くなり、服装も改める。本性は蝶である。 『戒禁』を破る(破らせる)夢を創り...
  • オストローデ
    【種別】 地名 【初出】 I巻(名称はX巻) 【解説】 中世の『大戦』の始まりとして知られるドイツの都市。平野にあり、守るに難い地勢であったようだ。 大量にトーチが作成されたことがきっかけとなって、[とむらいの鐘]とフレイムヘイズ、さらに敵対する別の“王”の組織の三つ巴の戦いの舞台となり、最後は“棺の織手”アシズが仕掛けた自在法『都喰らい』により消滅した。 存在そのものが丸ごと喰われたので、一般の人間の間には、公式な記録はないと思われる。しかし、“紅世”関係者の間では著名で、後に彼らから『闘争の渦』と呼ばれた地の一つとなった。 【由来・元ネタ】 元ネタは、ドイツのオステローデ・アム・ハルツ市(Osterode am Harz)だと思われる。現在の人口は24,000人ほど。同名の郡(Landkreis)の郡庁所在都市。 ドイツ北西部ニーダーザクセン州ハル...
  • 気配
    【種別】 概念 【初出】 I巻 【解説】 ここで述べる「気配」とは、“存在の力”が在ることを感じる感覚を持つ者によって知覚される感覚のことである。物理的な感覚である五感とは異なる。 大小や個性があり、保有する“存在の力”が大きければ気配は大きく、逆に小さければ気配は小さい。 この世の事象を捻じ曲げ無理やり存在させている“紅世の徒”や、“紅世の王”を器に納めるフレイムヘイズが周囲に放つ気配はこの世の存在とは異なるため、気配で両者の察知及び、気配の主が“徒”かフレイムヘイズのどちらかを区別することが可能だった。 気配を察知する感覚が優れた者や、逆に放つ気配が独特な者を察知する場合は、気配だけで個人を特定することも出来る。 このため、この気配を隠蔽することは隠密行動や奇襲を行う上で非常に重要なことであり、様々な気配隠蔽の自在法や宝具が存在する。 しかし...
  • シャナ
    【種別】 フレイムヘイズ 【初出】 I巻 【解説】 『炎髪灼眼の討ち手』(えんぱつしゃくがんのうちて)の称号を持つ、“天壌の劫火”アラストールのフレイムヘイズ。炎の色は紅蓮。神器は、黒い玉に金のリングをかけ銀の鎖で吊したペンダント型の“コキュートス”。二代目『炎髪灼眼の討ち手』(マティルダが初代)であることが、XVIII巻で判明した。 見た目は、悠二曰く「中学生も怪しい」、腰までの長い髪の、凛々しい顔立ちの少女。主人公の一人。 「シャナ」という名称は坂井悠二によって付けられたもので、御崎市に来るまでは称号である『炎髪灼眼の討ち手』を氏名代わりに使い、称号以外で区別する必要があった時は「『贄殿遮那』のフレイムヘイズ」と名乗っていた。 戦闘時には、『炎髪灼眼』という火の粉を散らし紅蓮に輝く髪と炎のように煌く瞳に変化し、『夜笠』という黒衣を纏う。また、物語本編で...
  • 世界の歪み
    【種別】 現象 【初出】 I巻 【解説】 この世のあらゆる存在が持つ“存在の力”と、時空に広がる全存在である『運命という名の器』が失われたことで、その存在によって伸び、繋がり、広がった、広がるはずだったことが「なかったこと」になることで生じていた、この世を構成する巨大な“存在の力”の秩序と流れの変調のことである。そのため、「この世の歪み」とも呼んでいた。 【歪みの発生と発見後の流れ】 歩いてはいけない隣にある異世界“紅世”より渡り来た“紅世”の住人達“紅世の徒”が、この世の存在(主に人間)の“存在の力”を奪い消費することで世界の歪みは生まれ、大きくなり、この世と“紅世”の境界を捻じ曲げ、引き摺り、荒れさせ始めた。 この両界の境界面の変調から、“徒”達の間で「いつかこの世と“紅世”の両界に『大災厄』と称される大きな災いが起きる」と予想、あるいは危惧され...

  • 【種別】 1.我学の結晶 2.炎の色 【初出】 II巻 【解説】 1.我学の結晶 銀色の炎を持つ、正体不明の“紅世の徒”だと思われていたもの。しかし、その色の炎を持つ“徒”のことは誰も知らなかった。 マージョリーが血眼になって捜していた相手。その炎の色から、マージョリーやマルコシアスは“銀”と呼んでいた。 汚れた銀色の西洋鎧の姿をしており、数百年前に人間だった時のマージョリーの元に現れ、彼女の復讐相手を殺戮した。鎧の隙間からは無数の虫の脚が這い出し、銀の炎を吹き上げ、眉庇(まびさし)の中から無数の嘲笑に染まった目を覗かせていた。 XII巻でのフィレスによる『零時迷子』への干渉の際には坂井悠二の中から西洋鎧の左腕を除いた上半身が現われたが、その時は目と虫の脚を持たず、空っぽの鎧の中から銀色の炎を吹き上げるのみであった。 ラミーが黙して語...
  • 自在法
    【種別】 技術・能力 【初出】 I巻 【解説】 “存在の力”を繰ることで『在り得ぬ不思議を現出させる術』の総称。本来はこの世に在り得ない事象を『無理矢理に押し通すことで存在させる』ものである。 VII巻での坂井悠二の“存在の力”への感得の描写から、“存在の力”を操りイメージや意思に沿って外部の存在に干渉する「顕現」を特に「自在法」と呼ぶようだ。 決まった形式は無く、個々人によって使う自在法の質や規模、使い方が大きく違う。ファンタジーものによくある“魔法”と決定的に違うのは、普遍的な体系や形式を全く持たない点である。封絶や達意の言、人化など、一般化された自在法の類を除いて、使用者の個性がほとんどそのまま現れる。それゆえ自在師以外の“徒”やフレイムヘイズは、自分の個性に応じて現れる自在法を極限まで活用応用するような戦法を強いられる。 自在法の効果を増幅...
  • 海魔(クラーケン)
    【種別】 呼称 【初出】 S巻 【解説】 個人を指す名称ではなく、海洋上で人を襲う“紅世の徒”の総称。 海洋上の密閉・孤立している空間では、フレイムヘイズが乗り合わせていなければ乗員・乗客はまず助からず、フレイムヘイズが乗った船には海魔は襲撃を行わないことから、古来からフレイムヘイズたちにとって厄介な敵であった。 また、20世紀初頭にはハワイ外界宿が壊滅したのを期にハワイを“徒”の勢力下におかんと海魔が大挙して押し寄せてハワイ諸島全域にフレイムヘイズか否かを問わない大きな被害が発生した。 これに対してフレイムヘイズ陣営が太平洋東西から虱潰しに海魔を叩き、最後に『輝爍の撒き手』レベッカ・リードと『骸軀の換え手』アーネスト・フリーダーたち主導のハワイ解放戦といった大きな戦いも起きた。 こういった無道を働く海魔達を撲滅しようという機運が1930年代の少し...
  • トーガ
    【種別】 自在法 【初出】 II巻 【解説】 “蹂躙の爪牙”マルコシアスのフレイムヘイズ『弔詞の詠み手』マージョリー・ドーが纏う炎の衣。枕を立てたような、ずんぐりむっくりの着ぐるみじみた、群青色の獣の形状。目鼻は穴、口にはギザギザの牙があり、着ぐるみよろしく顔を出すことも可能。 腕などを伸ばすことが出来て、ある程度の防御力もある。 マージョリー・ドーは『屠殺の即興詩』といった他の自在法と併用することで、攻撃を受け分裂した『トーガ』の一つ一つを『トーガ』に形成して分身させたり、捕縛の自在法に変換して攻撃した相手を捕らえるなど、これを纏うことで攻防両面に大きな力を発揮することが出来る。 マージョリーの「戦意の証たる炎の衣」でもあり、戦意を喪失している時は纏おうとしても纏えなかったが、逆に“銀”への復讐に燃えていた時は彗星のようになっているなど、本人のやる...
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