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***キャノンボール(Cannonball) / サミュエル(サム)・ガスリー (Samuel Zachary Guthrie) 初出:Marvel Graphic Novel #4: The New Mutants (1982年) 種族:ミュータント、地球人、アメリカ人、男性 *能力 体から高熱のエネルギーを発し、ロケットのように高速で飛行できる。 この状態ではほぼ不死身で、あらゆる攻撃を受付けない。 これはブラストフィールドと呼ばれる一種のバリアによるもので、集中力を要するものの推進力を発生させずにバリアのみの展開も可能である。 最初は脚からエネルギーを放出するだけだったが、その後全身のどこからでも出せるようになった。 手から発することで、近距離用のエネルギー攻撃を行うこともできる。 (US-Avengers誌では[[スクィレルガール]]のアイデア。ただし後ろに吹っ飛ばないように、[[スクィレルガール]]が押していた。他にもX-Force vol.1 #41やX-Men Vol.2 #203等でも使用している) 一時期、敵の打撃攻撃の吸収・無効化や自身の打撃力への変換もやっていたが、最近はとんとご無沙汰である。 *概要 [[ニューミュータンツ]]の創設メンバーの一人((厳密には初の追加メンバーだが、創設メンバー扱いされることが多い。))。後に[[ダニエル・ムーンスター]]と共に共同でリーダーを務めたこともある。 当初は他に飛行能力を持つ者がいなかったため他のメンバーを抱えて移動したり、高い突進力・防御力を生かした切り込み役を任せられることが多かった。 初期は性格のせいなのか、飛行中によそ見をして周辺の木などに激突することもあった((当初は能力を制御できず、自在に旋回・停止・着陸できなかったせいでもある。))。 [[エクスターナル]]という、不死のミュータントの一人である。 [[ソウロン]]によって胸を刺し貫かれて死亡した時も数分後には復活した。 だが後々、実際にエクスターナルの一人である[[セレーネ]]はこれを否定。 師匠にあたる[[ケーブル]]も噂に過ぎないと断じた。 と思っていたら、[[ウィリアム・ストライカー]]によって 胸に三発の銃弾を撃ち込まれても無事生還(病室送りになったが)。 冗談めかしく[[ビースト]]は『彼は不死身だよ』と言ったらしいが真相はいまだ不明である。 *経歴 **オリジン ケンタッキー州、カンバーランド((実在の地名。自然豊かな……ようはなかなかの田舎である。))生まれ。 多くのミュータントが生まれた[[ガスリー家]]の一人で、他界した父の後を継ぎ、16歳で炭坑夫となった。 炭坑で事故に巻き込まれ、父の友人と自分の命を救うため能力を発現。 [[ヘルファイア・クラブ]]の一員、[[ドナルド・ピアース]]にスカウトされ、[[ニューミュータンツ]]を攻撃するための刺客にされるが、最終的には人殺しの命令に従わなかった。 [[X-MEN]]の指導者[[プロフェッサーX]]ことチャールズ・エグゼビアに良い資質を見いだされ、ニューミュータンツの一員となった。 **ニューミュータンツ 学園では早々に[[サンスポット]]や[[ウルフスベーン]]と仲良くなり、[[ダニエル・ムーンスター]]とも切磋琢磨しあう関係になった。 もともと離陸以降は運任せだった飛行(何かにぶつかるまで止まることができなかった)に関しても訓練を通して軟着陸や、複雑に木々が入り乱れたジャングル内でも飛行可能な技術も習得。 [[プロフェッサーX]]に取りついた[[ブルード]]との激突を皮切りに[[ヘリオンズ]]、[[セレーネ]]、[[シャドウキング]]に操られた[[カルマ]]、[[ビヨンダー]]、[[ウォーロック]]の父[[メイガス]]、テレポート事故でたどり着いた異次元の未来でのサンスポットと[[マグマ]]との対決など多くの戦いを経験。 ある事件で出会った[[ライラ・チェニー]]との交際もスタートし、また[[マジック]]、[[サイファー]]、[[ウォーロック]]ら新メンバーや[[スパイダーマン]]、[[アスガルド]]で出会い、後にサムを「心の息子」としたドワーフの王[[エイトリ]]とその娘[[キンドラ]](([[異次元>What if?]]ではサムはアスガルドに残留し、彼女と結婚している。))との交流、新たに学園の校長となった[[マグニートー]]の指導、ミュータントになることを恐れていた弟の一人[[ジョシュア>イカルス]](当時はまだ能力に目覚めていなかった)との対話を通して徐々に成長していった。 **マグニートーとの決別 その後[[キャメロン・ホッジ]]が率いる「ライト」の科学者「アニメーター」との戦闘中の[[サイファー]]の死、同時期に発生したダラスでの[[X-MEN]]壊滅(直後に復活)などが原因で[[マグニートー]]と[[ニューミュータンツ]]の間に亀裂が発生。 サムも凶悪な宇宙人[[スパイダー]]との戦いの中でライラを失ってしまう(後に[[実は生きていた]]ことが判明。復縁するが……)。 ニューヨークが[[リンボー>リンボ(マーベル)]]界と化すインフェルノ事件でのマジック離脱の後、マグニートーは[[ヘルファイアクラブ]]との合流、ニューミュータンツを来るべき人類との戦争における「軍隊」にする意思を示し、それに反発したサムと[[ダニ>ダニエル・ムーンスター]]によってチームは学園を離れることになった。 **X-ターミネーターズ合流 [[X-Factor]]の提案で[[ラスティ・コリンズ]]や[[スキッズ]]、[[ブンブン]]、[[リクター]]達[[X-ターミネーターズ]]と合流した[[ニューミュータンツ]]だったが、7歳の姿に戻った[[イリアナ>マジック]]((実は過去の彼女とすり替わっていた。))を実家に送り届けた直後、ダニが原因不明の不調に陥り[[ドクター・ストレンジ]]の元を訪ねることにした。 しかし、死の女神[[ヘラ]]に操られたダニは炎に包まれ仲間に襲い掛かる。彼女を救うためチームはドクター・ストレンジによって[[アスガルド]]にテレポートされることになった。 アスガルドでは[[エイトリ]]や狼族の王子[[ハリムハリ]]、ヘラの魔法に抵抗力を持っていたヴァルキリーの[[ミスト]](本名はクリスタ)と協力してアスガルド征服を企むヘラの軍勢と対決。 操られたダニが[[オーディン]](当時は休眠状態にあった)に迫るも、駆け付けたエイトリの援護を受けたサムがダニの剣を破壊。オーディンを殺すために込められていたヘラの魔力が解き放たれたことによって、ダニも含む操られていた者達は解放され、ヘラは撤退していった。 **ケーブルとの出会い [[ダニ>ダニエル・ムーンスター]]は元に戻り、重傷を負ったサムも[[ウォリアーズ・スリー]]の[[ホーガン]]の持ってきた秘薬「エリクサー・オブ・ライフ」で回復。 地球へと帰還しようとする[[ニューミュータンツ]]だったが、ダニは自ら起こした災禍の責任を取るべく[[アスガルド]]に残ることを選び、サムの説得や[[レイン>ウルフスベーン]]の涙も彼女の心を動かすことはできなかった。 また一人メンバーが離脱したニューミュータンツは地球に帰還。ほどなくチームとサム自身に大きな影響を与えることになる[[ケーブル]]に出会うことになった。 新指導者となったケーブルの下、かつての[[エグゼビア学園>恵まれし子らの学園]]の地下を本拠地に活動を再開したサム達だったが、洗脳された[[ハボック]]を含む[[キャメロン・ホッジ]]の配下によって仲間達の多くが[[ジェノーシャ]]に拉致されてしまう。 [[X-Men]]、[[X-factor]]と共に救出に向かうも[[レイン>ウルフスベーン]]は洗脳の上人工的に変異させられ、[[ウォーロック]]はパワーを吸い取られ死亡。 [[ブンブン]]、[[リクター]]は復帰できたものの、洗脳の解けたレインはジェノーシャ復興のためにチームを離れてしまった。 減り続けるチームの穴を埋めるべく、厳しい訓練を積むサム達だったが、今度は[[リクター]]がレインを求めて離脱。父を亡くした[[サンスポット]]もその旧友[[ギデオン]]と共に事業を継ぐために離脱してしまう((実は[[エクスターナル]]の可能性があった[[サンスポット]]を利用するための[[ギデオン]]の陰謀だった。))。 **X-Force チームの存続自体が危ぶまれたものの、[[ケーブル]]の要請に応えた[[ドミノ]]((当時は[[コピーキャット]]の化けた偽物。))、[[ウォーパス]]、さらに異次元の未来で[[モジョー]]5世への反乱を起こすためにX-menに協力を求めて現れた[[シャタースター]]、元[[モーロックス]]で[[マスク]]から逃れて基地に忍び込んだ[[フェラル]]も加わり、[[ニューミュータンツ]]はケーブルの「Get them before they get you(やられる前にやれ)」の信条のもと積極的な対ミュータントテロ部隊「[[X-Force]]」として生まれ変わった。 リーダーのケーブルによって、サブリーダーに選ばれたサムは[[デッドプール]]や[[ブラック・トム・キャシディ]]、[[ジャガーノート]]との戦闘を経験。[[ブンブン]]とも付き合いはじめ、新たな仲間[[サイリーン]]もチームに加わるが、アディロンダック山の新たな基地を襲撃してきた[[トード]]率いる[[ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ]]との戦闘中に[[ファンタジア]]によって能力を一時的に無効化された上、[[ソウロン]]に胸を貫かれて死亡してしまう。 **エクスターナル サムは[[ケーブル]]によってメディカルルームに運ばれるが、脳波、心音、呼吸も停止しすでに手遅れだった。ケーブルはサムの遺体に呼びかけ続けるが、追跡してきた[[ブラザーフッド>ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ]]と再び戦闘になってしまう。何とかブラザーフッドを倒したケーブルたちだったが、その眼前に死んだはずのサムが現れた。謎の復活を遂げたサム自身も混乱していたが、戦闘の事後処理を他のメンバーに任せたケーブルはサムに驚くべき話を語り始める。 サムが不死身のミュータント「[[エクスターナル]]」である可能性、サムが未来において大きな役割を果たすこと、サムを鍛え導くためにケーブルが未来から現れ、[[ニューミュータンツ]]を[[X-Force]]に再編成したこと。 驚きを隠せないサムだったが間もなく、カナダの超人部隊「[[ウェポン・プライム]]」((ケーブルを[[ストライフ]]と同一視し、X-Force諸共逮捕しようとしていた。父の仇ケーブル(本当はストライフの仕業)を狙う[[リクター]]も一時参加。))等との激しい戦いの日々に忙殺されていく。 **エクスキューショナーズ・ソング、フェイタルアトラクション 本物の[[ドミノ]]救出のための[[ケーブル]]の一時離脱、[[リクター]]のチーム復帰、サムによる命がけの[[サンスポット]]救出劇も終わった頃、[[プロフェッサーX]]暗殺未遂事件が発生。嫌疑をかけられたケーブルを信じるサム達[[X-Force]]は[[X-MEN]]本隊やハボック率いる[[X-Factor]]と戦闘。一時は捕縛されるが、後に黒幕はケーブルのクローン「[[ストライフ]]」だと判明。全てのXチームは彼との戦いに身を投じることになった。 自らの人生を歪めたサマーズ家や[[アポカリプス]]も含む関係者への復讐を目論むストライフは月面での激戦の果て、ケーブルの捨て身の作戦で倒されたがケーブル自身も行方不明になってしまう。指導者を失ったX-Forceだったが、ケーブルの志を継ぐべくプロフェッサーXの元を離れ、サムをリーダーとして独自に活動することを選んだ。 その後、[[ケーブル]]が残した衛星基地[[グレイマルキン]]を巡っての[[S.H.I.E.L.D.]]との戦いや[[ギデオン]]達に囚われた[[サイリーン]]、[[ウォーパス]]、[[ブーマー>ブンブン]]救出、反ミュータント団体[[フレンズ・オブ・ヒューマニティ]]に囚われた[[スキッズ]]と[[ラスティ・コリンズ]]救出などを終えたサム達の元にようやく[[ケーブル]]が帰還し、無事にチームに復帰した。 しかし喜びもつかの間、かつての師[[マグニートー]]が[[グレイマルキン]]を改修した「[[アヴァロン]]」を本拠地に、ミュータント組織[[アコライツ]]を再編成。[[レガシーウィルス]]によって命を落とした[[イリアナ>マジック]]の葬儀に乱入し、宣戦布告する。 [[プロフェッサーX]]は[[ウルヴァリン]]や[[ジーン・グレイ]]達を自ら率いてマグニートーとの対決に向かい、サム達[[X-Force]]は[[ヘンリー・ピーター・ガイリッチ]]を拉致した[[レインファイア]]が率いる新たな[[MLF]]との戦いに赴く。しかし相対したMLFの中にはかつての仲間、[[ダニエル・ムーンスター]]の姿があった。 ---- ***チーム変遷 その後、X-MEN、X-Corporationなどに参加。[[マーベル・ナウ!]]のイベントで、[[アベンジャーズ]]の一員となった。 **恋愛 本人はさほどプレイボーイキャラでもないのだが、恋愛エピソードには事欠かない((むしろ親友・相棒の[[サンスポット]]の方がよほどプレイボーイキャラなのだが……。))。 [[ファイアスター]]とお互い初キス。 一時、[[ライラ・チェニー]]に惚れて、同じ部屋で暮らすようになる。しかし都会育ちで世界的なロックスター(そのうえ泥棒)のライラと、ケンタッキーの田舎育ちのサムの折は悪く、結局分かれる((なおUS-Avengers登場時には、未練があるのか、ライラのTシャツを着ていた。))。 また一時期[[ウルフスベーン]]に片思いされていた。 Xターミネーターが[[ニューミュータンツ]]に統合されると、[[ブンブン]]と恋仲になる。 また長い付き合いのあった[[ダニエル・ムーンスター]]ともいい関係になるが、ダニが[[X-Man]]ことネイト・グレイと付き合い始めると、サムが身を引いた。 "[[Infinity]]"の死闘の中で[[スマッシャー]]のイザベル・ケーンと恋愛関係に発展。 戦後、子どもが誕生する。ついにサム・ガスリーが父となった。 なお、レズビアンの[[カルマ]]はサムについて、「あーいうの絶対あたしのタイプじゃない!」と言っている(サム、かわいそう)。 *家族 [[ガスリー家]]を参照 炭坑の仕事で、これだけの子供がいて、どうやって生活しているのかは不明である。 *トリビア ケンタッキー州生まれで、[[ローグ]](ミシシッピー州生まれ)と同じく南部出身なので、言葉が南部なまりになる時がある。 ----
***キャノンボール(Cannonball) / サミュエル(サム)・ガスリー (Samuel Zachary Guthrie) 初出:Marvel Graphic Novel #4: The New Mutants (1982年) 種族:ミュータント、地球人、アメリカ人、男性 *能力 体から高熱のエネルギーを発し、ロケットのように高速で飛行できる。 この状態ではほぼ不死身で、あらゆる攻撃を受付けない。 これはブラストフィールドと呼ばれる一種のバリアによるもので、集中力を要するものの推進力を発生させずにバリアのみの展開も可能である。 最初は脚からエネルギーを放出するだけだったが、その後全身のどこからでも出せるようになった。 手から発することで、近距離用のエネルギー攻撃を行うこともできる。 (US-Avengers誌では[[スクィレルガール]]のアイデア。ただし後ろに吹っ飛ばないように、[[スクィレルガール]]が押していた。他にもX-Force vol.1 #41やX-Men Vol.2 #203等でも使用している) 一時期、敵の打撃攻撃の吸収・無効化や自身の打撃力への変換もやっていたが、最近はとんとご無沙汰である。 *概要 [[ニューミュータンツ]]の創設メンバーの一人((厳密には初の追加メンバーだが、創設メンバー扱いされることが多い。))。後に[[ダニエル・ムーンスター]]と共に共同でリーダーを務めたこともある。 当初は他に飛行能力を持つ者がいなかったため他のメンバーを抱えて移動したり、高い突進力・防御力を生かした切り込み役を任せられることが多かった。 初期は性格のせいなのか、飛行中によそ見をして周辺の木などに激突することもあった((当初は能力を制御できず、自在に旋回・停止・着陸できなかったせいでもある。))。 [[エクスターナル]]という、不死のミュータントの一人である。 [[ソウロン]]によって胸を刺し貫かれて死亡した時も数分後には復活した。 だが後々、実際にエクスターナルの一人である[[セレーネ]]はこれを否定。 師匠にあたる[[ケーブル]]も噂に過ぎないと断じた。 と思っていたら、[[ウィリアム・ストライカー]]によって 胸に三発の銃弾を撃ち込まれても無事生還(病室送りになったが)。 冗談めかしく[[ビースト]]は『彼は不死身だよ』と言ったらしいが真相はいまだ不明である。 *経歴 **オリジン ケンタッキー州、カンバーランド((実在の地名。自然豊かな……ようはなかなかの田舎である。))生まれ。 多くのミュータントが生まれた[[ガスリー家]]の一人で、他界した父の後を継ぎ、16歳で炭坑夫となった。 炭坑で事故に巻き込まれ、父の友人と自分の命を救うため能力を発現。 [[ヘルファイア・クラブ]]の一員、[[ドナルド・ピアース]]にスカウトされ、[[ニューミュータンツ]]を攻撃するための刺客にされるが、最終的には人殺しの命令に従わなかった。 [[X-MEN]]の指導者[[プロフェッサーX]]ことチャールズ・エグゼビアに良い資質を見いだされ、ニューミュータンツの一員となった。 **ニューミュータンツ 学園では早々に[[サンスポット]]や[[ウルフスベーン]]と仲良くなり、[[ダニエル・ムーンスター]]とも切磋琢磨しあう関係になった。 もともと離陸以降は運任せだった飛行(何かにぶつかるまで止まることができなかった)に関しても訓練を通して軟着陸や、複雑に木々が入り乱れたジャングル内でも飛行可能な技術も習得。 [[プロフェッサーX]]に取りついた[[ブルード]]との激突を皮切りに[[ヘリオンズ]]、[[セレーネ]]、[[シャドウキング]]に操られた[[カルマ]]、[[ビヨンダー]]、[[ウォーロック]]の父[[メイガス]]、テレポート事故でたどり着いた異次元の未来でのサンスポットと[[マグマ]]との対決など多くの戦いを経験。 ある事件で出会った[[ライラ・チェニー]]との交際もスタートし、また[[マジック]]、[[サイファー]]、[[ウォーロック]]ら新メンバーや[[スパイダーマン]]、[[アスガルド]]で出会い、後にサムを「心の息子」としたドワーフの王[[エイトリ]]とその娘[[キンドラ]](([[異次元>What if?]]ではサムはアスガルドに残留し、彼女と結婚している。))との交流、新たに学園の校長となった[[マグニートー]]の指導、ミュータントになることを恐れていた弟の一人[[ジョシュア>イカルス]](当時はまだ能力に目覚めていなかった)との対話を通して徐々に成長していった。 **マグニートーとの決別 その後[[キャメロン・ホッジ]]が率いる「ライト」の科学者「アニメーター」との戦闘中の[[サイファー]]の死、同時期に発生したダラスでの[[X-MEN]]壊滅(直後に復活)などが原因で[[マグニートー]]と[[ニューミュータンツ]]の間に亀裂が発生。 サムも凶悪な宇宙人[[スパイダー]]との戦いの中でライラを失ってしまう(後に[[実は生きていた]]ことが判明。復縁するが……)。 ニューヨークが[[リンボー>リンボ(マーベル)]]界と化すインフェルノ事件でのマジック離脱の後、マグニートーは[[ヘルファイアクラブ]]との合流、ニューミュータンツを来るべき人類との戦争における「軍隊」にする意思を示し、それに反発したサムと[[ダニ>ダニエル・ムーンスター]]によってチームは学園を離れることになった。 **X-ターミネーターズ合流 [[X-Factor]]の提案で[[ラスティ・コリンズ]]や[[スキッズ]]、[[ブンブン]]、[[リクター]]達[[X-ターミネーターズ]]と合流した[[ニューミュータンツ]]だったが、7歳の姿に戻った[[イリアナ>マジック]]((実は過去の彼女とすり替わっていた。))を実家に送り届けた直後、ダニが原因不明の不調に陥り[[ドクター・ストレンジ]]の元を訪ねることにした。 しかし、死の女神[[ヘラ]]に操られたダニは炎に包まれ仲間に襲い掛かる。彼女を救うためチームはドクター・ストレンジによって[[アスガルド]]にテレポートされることになった。 アスガルドでは[[エイトリ]]や狼族の王子[[ハリムハリ]]、ヘラの魔法に抵抗力を持っていたヴァルキリーの[[ミスト]](本名はクリスタ)と協力してアスガルド征服を企むヘラの軍勢と対決。 操られたダニが[[オーディン]](当時は休眠状態にあった)に迫るも、駆け付けたエイトリの援護を受けたサムがダニの剣を破壊。オーディンを殺すために込められていたヘラの魔力が解き放たれたことによって、ダニも含む操られていた者達は解放され、ヘラは撤退していった。 **ケーブルとの出会い [[ダニ>ダニエル・ムーンスター]]は元に戻り、重傷を負ったサムも[[ウォリアーズ・スリー]]の[[ホーガン]]の持ってきた秘薬「エリクサー・オブ・ライフ」で回復。 地球へと帰還しようとする[[ニューミュータンツ]]だったが、ダニは自ら起こした災禍の責任を取るべく[[アスガルド]]に残ることを選び、サムの説得や[[レイン>ウルフスベーン]]の涙も彼女の心を動かすことはできなかった。 また一人メンバーが離脱したニューミュータンツは地球に帰還。ほどなくチームとサム自身に大きな影響を与えることになる[[ケーブル]]に出会うことになった。 新指導者となったケーブルの下、かつての[[エグゼビア学園>恵まれし子らの学園]]の地下を本拠地に活動を再開したサム達だったが、洗脳された[[ハボック]]を含む[[キャメロン・ホッジ]]の配下によって仲間達の多くが[[ジェノーシャ]]に拉致されてしまう。 [[X-Men]]、[[X-factor]]と共に救出に向かうも[[レイン>ウルフスベーン]]は洗脳の上人工的に変異させられ、[[ウォーロック]]はパワーを吸い取られ死亡。 [[ブンブン]]、[[リクター]]は復帰できたものの、洗脳の解けたレインはジェノーシャ復興のためにチームを離れてしまった。 減り続けるチームの穴を埋めるべく、厳しい訓練を積むサム達だったが、今度は[[リクター]]がレインを求めて離脱。父を亡くした[[サンスポット]]もその旧友[[ギデオン]]と共に事業を継ぐために離脱してしまう((実は[[エクスターナル]]の可能性があった[[サンスポット]]を利用するための[[ギデオン]]の陰謀だった。))。 **X-Force チームの存続自体が危ぶまれたものの、[[ケーブル]]の要請に応えた[[ドミノ]]((当時は[[コピーキャット]]の化けた偽物。))、[[ウォーパス]]、さらに異次元の未来で[[モジョー]]5世への反乱を起こすためにX-menに協力を求めて現れた[[シャタースター]]、元[[モーロックス]]で[[マスク]]から逃れて基地に忍び込んだ[[フェラル]]も加わり、[[ニューミュータンツ]]はケーブルの「Get them before they get you(やられる前にやれ)」の信条のもと積極的な対ミュータントテロ部隊「[[X-Force]]」として生まれ変わった。 リーダーのケーブルによって、サブリーダーに選ばれたサムは[[デッドプール]]や[[ブラック・トム・キャシディ]]、[[ジャガーノート]]との戦闘を経験。[[ブンブン]]とも付き合いはじめ、新たな仲間[[サイリーン]]もチームに加わるが、アディロンダック山の新たな基地を襲撃してきた[[トード]]率いる[[ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ]]との戦闘中に[[ファンタジア]]によって能力を一時的に無効化された上、[[ソウロン]]に胸を貫かれて死亡してしまう。 **エクスターナル サムは[[ケーブル]]によってメディカルルームに運ばれるが、脳波、心音、呼吸も停止しすでに手遅れだった。ケーブルはサムの遺体に呼びかけ続けるが、追跡してきた[[ブラザーフッド>ブラザーフッド・オブ・イビル・ミュータンツ]]と再び戦闘になってしまう。何とかブラザーフッドを倒したケーブルたちだったが、その眼前に死んだはずのサムが現れた。謎の復活を遂げたサム自身も混乱していたが、戦闘の事後処理を他のメンバーに任せたケーブルはサムに驚くべき話を語り始める。 サムが不死身のミュータント「[[エクスターナル]]」である可能性、サムが未来において大きな役割を果たすこと、サムを鍛え導くためにケーブルが未来から現れ、[[ニューミュータンツ]]を[[X-Force]]に再編成したこと。 驚きを隠せないサムだったが間もなく、カナダの超人部隊「[[ウェポン・プライム]]」((ケーブルを[[ストライフ]]と同一視し、X-Force諸共逮捕しようとしていた。父の仇ケーブル(本当はストライフの仕業)を狙う[[リクター]]も一時参加。))等との激しい戦いの日々に忙殺されていく。 **エクスキューショナーズ・ソング、フェイタルアトラクション 本物の[[ドミノ]]救出のための[[ケーブル]]の一時離脱、[[リクター]]のチーム復帰、サムによる命がけの[[サンスポット]]救出劇も終わった頃、[[プロフェッサーX]]暗殺未遂事件が発生。嫌疑をかけられたケーブルを信じるサム達[[X-Force]]は[[X-MEN]]本隊やハボック率いる[[X-Factor]]と戦闘。一時は捕縛されるが、後に黒幕はケーブルのクローン「[[ストライフ]]」だと判明。全てのXチームは彼との戦いに身を投じることになった。 自らの人生を歪めたサマーズ家や[[アポカリプス]]も含む関係者への復讐を目論むストライフは月面での激戦の果て、ケーブルの捨て身の作戦で倒されたがケーブル自身も行方不明になってしまう。指導者を失ったX-Forceだったが、ケーブルの志を継ぐべくプロフェッサーXの元を離れ、サムをリーダーとして独自に活動することを選んだ。 その後、[[ケーブル]]が残した衛星基地[[グレイマルキン]]を巡っての[[S.H.I.E.L.D.]]との戦いや[[ギデオン]]達に囚われた[[サイリーン]]、[[ウォーパス]]、[[ブーマー>ブンブン]]救出、反ミュータント団体[[フレンズ・オブ・ヒューマニティ]]に囚われた[[スキッズ]]と[[ラスティ・コリンズ]]救出などを終えたサム達の元にようやく[[ケーブル]]が帰還し、無事にチームに復帰した。 しかし喜びもつかの間、かつての師[[マグニートー]]が[[グレイマルキン]]を改修した「[[アヴァロン]]」を本拠地に、ミュータント組織[[アコライツ]]を再編成。[[レガシーウィルス]]によって命を落とした[[イリアナ>マジック]]の葬儀に乱入し、宣戦布告する。 [[プロフェッサーX]]は[[ウルヴァリン]]や[[ジーン・グレイ]]達を自ら率いてマグニートーとの対決に向かい、サム達[[X-Force]]は[[ヘンリー・ピーター・ガイリッチ]]を拉致した[[レインファイア]]率いるテロリスト集団「ミュータント解放戦線 ([[MLF]])」との戦いに赴く。しかし相対したMLFの中にはかつての仲間、[[ダニエル・ムーンスター]]の姿があった。 ---- ***チーム変遷 その後、X-MEN、X-Corporationなどに参加。[[マーベル・ナウ!]]のイベントで、[[アベンジャーズ]]の一員となった。 **恋愛 本人はさほどプレイボーイキャラでもないのだが、恋愛エピソードには事欠かない((むしろ親友・相棒の[[サンスポット]]の方がよほどプレイボーイキャラなのだが……。))。 [[ファイアスター]]とお互い初キス。 一時、[[ライラ・チェニー]]に惚れて、同じ部屋で暮らすようになる。しかし都会育ちで世界的なロックスター(そのうえ泥棒)のライラと、ケンタッキーの田舎育ちのサムの折は悪く、結局分かれる((なおUS-Avengers登場時には、未練があるのか、ライラのTシャツを着ていた。))。 また一時期[[ウルフスベーン]]に片思いされていた。 Xターミネーターが[[ニューミュータンツ]]に統合されると、[[ブンブン]]と恋仲になる。 また長い付き合いのあった[[ダニエル・ムーンスター]]ともいい関係になるが、ダニが[[X-Man]]ことネイト・グレイと付き合い始めると、サムが身を引いた。 "[[Infinity]]"の死闘の中で[[スマッシャー]]のイザベル・ケーンと恋愛関係に発展。 戦後、子どもが誕生する。ついにサム・ガスリーが父となった。 なお、レズビアンの[[カルマ]]はサムについて、「あーいうの絶対あたしのタイプじゃない!」と言っている(サム、かわいそう)。 *家族 [[ガスリー家]]を参照 炭坑の仕事で、これだけの子供がいて、どうやって生活しているのかは不明である。 *トリビア ケンタッキー州生まれで、[[ローグ]](ミシシッピー州生まれ)と同じく南部出身なので、言葉が南部なまりになる時がある。 ----

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