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***ヴェノム (Venom) 初出:The [[Amazing Spider-Man]] #299 種族:宇宙の寄生生物[[シンビオート]]と人間の共生体。 #ref(venom.jpg) ([[Venom: Lethal Protector]] #2,1993年3月) [[エディー・ブロック]]と結合していた頃 寄生生命体としての性質については[[シンビオート]]を参照。 主な宿主として[[エディー・ブロック]]、マック・ガーガンこと[[スコーピオン]]、[[フラッシュ・トンプソン]]は各項目を参照。 本項目では共生体としてのヴェノムの経歴などを解説する。 *概要 スパイダーマンのシリーズからスピンオフし、単独タイトルも多く持つ人気キャラクター。 ヴィランかヒーローかは時期や状況によって変わる。 スパイダーマンが宇宙から持ち帰った寄生生命体[[シンビオート]]が人間に寄生している。宿主の人間が変わることもあり、それによって能力や性格が変化することもある。 寄生生物シンビオート自身も意志を持ち、宿主と会話が可能。 *能力 最初にスパイダーマンに寄生し、能力を記憶したためにスパイダーマンに似た能力を持つ。 超人的な腕力、敏捷性、耐久性など身体能力 超人的な回復力 細胞をウェブシューターのように蜘蛛の糸状にして射出する。 スパイダーマンのスパイダーセンスを無効化する 衣服に擬態する *弱点 シンビオートは共通して音波攻撃と熱に弱い。 *誕生の経緯と宿主の変遷 ***ブラック・コスチューム スパイダーマンはクロスオーバー"[[Secret Wars]]"で[[ビヨンダー]]に召喚され、他のヒーローたちと戦場の惑星にいた。 そこで[[アブソービングマン]]と戦い、いつもの赤と青のコスチュームはボロボロになってしまった。 コスチュームの替えを必要としたスパイダーマンはシンビオートを発見し、寄生生物と知らずにブラックコスチュームとして身につけた。 ブラックコスチュームを身につけて地球に帰還したスパイダーマンは、身体能力が向上し、ウェブシューターを装備しなくてもウェブを射出でき、何よりもブラックコスチュームを身につけていると気分が良いことに気づいた。 しばらくその姿で活躍したが、身の回りに良くないことばかり起きるのを気にかけ、天才科学者でもあるファンタスティック・フォーのリード・リチャーズに分析してもらうことにする。 するとこれが意思を持つ寄生生命体であると判明したため、音波を射出するソニックブラスターをつかって引きはがし、リードに預けることになった。 ***エディ・ブロック(Eddie Brock) しかし再びブラックコスチュームを身につけることになり、しばらくその姿で戦った後、また引きはがすため教会の鐘の音を使った。 音波が苦手なシンビオートは鐘の音から逃れようと階下に逃げ出し、そこにいたエディ・ブロックと結合した。 エディ・ブロックの鍛えた肉体とスパイダーマンへの恨みにシンビオートは共鳴し、新たな怪物「ヴェノム」と名乗るようになった。 シンビオート自身もエディを気に入っているらしく、何度か引きはがされて他者を宿主としたが、結局はエディのところへ帰って来る。 ***マック・ガーガン(Mac Gargan) 元はスコーピオンという名のヴィラン。一時的にヴェノム・シンビオートの宿主となっていた。 スパイダーマンとしてダークアベンジャーズに参加。 ***フラッシュ・トンプソン 元はスパイダーマンことピーター・パーカーをからかういじめっ子だったが、後に親友となった男。 戦争で両足を失った後、勇敢さを政府に認められ、政府が秘密裏に管理していたヴェノム・シンビオートと結合しエージェント・ヴェノムになった。 詳細は→[[フラッシュ・トンプソン]] **その他の宿主 ***アン・ウェイング(Ann Weying) エディ・ブロックの別れた妻。一時的にシンビオートと結合してシー・ヴェノムとなる。 ***アンジェロ・フォーチュネイト(Angelo Fortunato) ニューヨークのマフィアのボス、ドン・フォーチュネイトの息子。 エディがシンビオートをオークションに出すと、ドン・フォーチュネイトが100万ドルで落札。 アンジェロは父に自分の実力を認めさせるため、ヴェノムとなってスパイダーマンと戦った。 何人もの一般市民を巻き添えにしながらスパイダーマンを襲ったが最終的には逃げ出し、シンビオートに見限られて捨てられた。 アンジェロはビルとビルの間を飛ぼうとしていた瞬間にシンビオートを失い、落下して死亡した。 ***パトリシア・ロバートソン (Patricia Robertson) 北極圏にほど近いレーダー基地に勤務していたアメリカ陸軍大尉の女性。 日常的に訪れていた近所のアララト社の研究所で、実はヴェノムシンビオートのクローン研究がなされており、そのクローンを巡る戦いに巻き込まれた結果、シンビオートと結合してしまった。 最終的にオリジナルのヴェノム(当時の宿主はエディ)や[[スパイダーマン]]も巻き込んだ戦いの末に分離。 クローンシンビオートはオリジナルのヴェノムに吸収された。 数年後、民間人として生活しながらもシンビオート中毒のようになっていた彼女は、自身に宿っていたシンビオートが[[マニア]]としてアンディ・ベントンに結合していることを知り、彼女を監視し始めるがある事件の中[[スクリーム]]のシンビオートと結合してしまう。 ***ミズ・マーベル(Ms. Marvel) など *実写映画でのヴェノム 実写映画では「[[スパイダーマン3>スパイダーマン3(実写映画)]]」に登場。 シンビオートは隕石と共に宇宙から飛来した。 エディ・ブロックに結合し、サンドマンと共闘した。 後に、[[MCU]]から外れたマーベルの映画をソニー・ピクチャーズが企画し、キャラクターの権利の関係から「[[スパイダーマン]]の出ない[[スパイダーマン]]の世界([[スパイダーマン]]関係のキャラクターを扱った世界)」を設定、「ヴェノム」を主役にした映画がつくられ、好評だったので続編もつくられる予定である。 ----
***ヴェノム (Venom) 初出:The [[Amazing Spider-Man]] #299 種族:宇宙の寄生生物[[シンビオート]]と人間の共生体。 #ref(venom.jpg) ([[Venom: Lethal Protector]] #2,1993年3月) [[エディー・ブロック]]と結合していた頃 寄生生命体としての性質については[[シンビオート]]を参照。 主な宿主として[[エディー・ブロック]]、マック・ガーガンこと[[スコーピオン]]、[[フラッシュ・トンプソン]]は各項目を参照。 本項目では共生体としてのヴェノムの経歴などを解説する。 *概要 スパイダーマンのシリーズからスピンオフし、単独タイトルも多く持つ人気キャラクター。 ヴィランかヒーローかは時期や状況によって変わる。 スパイダーマンが宇宙から持ち帰った寄生生命体[[シンビオート]]が人間に寄生している。宿主の人間が変わることもあり、それによって能力や性格が変化することもある。 寄生生物シンビオート自身も意志を持ち、宿主と会話が可能。 *能力 最初にスパイダーマンに寄生し、能力を記憶したためにスパイダーマンに似た能力を持つ。 超人的な腕力、敏捷性、耐久性など身体能力 超人的な回復力 細胞をウェブシューターのように蜘蛛の糸状にして射出する。 スパイダーマンのスパイダーセンスを無効化する 衣服に擬態する *弱点 シンビオートは共通して音波攻撃と熱に弱い。 *誕生の経緯と宿主の変遷 ***ブラック・コスチューム スパイダーマンはクロスオーバー"[[Secret Wars]]"で[[ビヨンダー]]に召喚され、他のヒーローたちと戦場の惑星にいた。 そこで[[アブソービングマン]]と戦い、いつもの赤と青のコスチュームはボロボロになってしまった。 コスチュームの替えを必要としたスパイダーマンはシンビオートを発見し、寄生生物と知らずにブラックコスチュームとして身につけた。 ブラックコスチュームを身につけて地球に帰還したスパイダーマンは、身体能力が向上し、ウェブシューターを装備しなくてもウェブを射出でき、何よりもブラックコスチュームを身につけていると気分が良いことに気づいた。 しばらくその姿で活躍したが、身の回りに良くないことばかり起きるのを気にかけ、天才科学者でもあるファンタスティック・フォーのリード・リチャーズに分析してもらうことにする。 するとこれが意思を持つ寄生生命体であると判明したため、音波を射出するソニックブラスターをつかって引きはがし、リードに預けることになった。 ***エディ・ブロック(Eddie Brock) しかし再びブラックコスチュームを身につけることになり、しばらくその姿で戦った後、また引きはがすため教会の鐘の音を使った。 音波が苦手なシンビオートは鐘の音から逃れようと階下に逃げ出し、そこにいたエディ・ブロックと結合した。 エディ・ブロックの鍛えた肉体とスパイダーマンへの恨みにシンビオートは共鳴し、新たな怪物「ヴェノム」と名乗るようになった。 シンビオート自身もエディを気に入っているらしく、何度か引きはがされて他者を宿主としたが、結局はエディのところへ帰って来る。 ***マック・ガーガン(Mac Gargan) 元はスコーピオンという名のヴィラン。一時的にヴェノム・シンビオートの宿主となっていた。 スパイダーマンとしてダークアベンジャーズに参加。 ***フラッシュ・トンプソン 元はスパイダーマンことピーター・パーカーをからかういじめっ子だったが、後に親友となった男。 戦争で両足を失った後、勇敢さを政府に認められ、政府が秘密裏に管理していたヴェノム・シンビオートと結合しエージェント・ヴェノムになった。 詳細は→[[フラッシュ・トンプソン]] **その他の宿主 ***アン・ウェイング(Ann Weying) エディ・ブロックの別れた妻。一時的にシンビオートと結合してシー・ヴェノムとなる。 ***アンジェロ・フォーチュネイト(Angelo Fortunato) ニューヨークのマフィアのボス、ドン・フォーチュネイトの息子。 エディがシンビオートをオークションに出すと、ドン・フォーチュネイトが100万ドルで落札。 アンジェロは父に自分の実力を認めさせるため、ヴェノムとなってスパイダーマンと戦った。 何人もの一般市民を巻き添えにしながらスパイダーマンを襲ったが最終的には逃げ出し、シンビオートに見限られて捨てられた。 アンジェロはビルとビルの間を飛ぼうとしていた瞬間にシンビオートを失い、落下して死亡した。 ***パトリシア・ロバートソン (Patricia Robertson) 北極圏にほど近いレーダー基地に勤務していたアメリカ陸軍大尉の女性。 日常的に訪れていた近所のアララト社の研究所で、実はヴェノムシンビオートのクローン研究がなされており、そのクローンを巡る戦いに巻き込まれた結果、シンビオートと結合してしまった。 最終的にオリジナルのヴェノム(当時の宿主はエディ)や[[スパイダーマン]]も巻き込んだ戦いの末に分離。 クローンシンビオートはオリジナルのヴェノムに吸収された。 数年後、民間人として生活しながらもシンビオート中毒のようになっていた彼女は、自身に宿っていたシンビオートが[[マニア]]としてアンディ・ベントンに結合していることを知り、彼女を監視し始めるがある事件の中[[スクリーム]]のシンビオートと結合してしまう。 ***ミズ・マーベル(Ms. Marvel) など *実写映画でのヴェノム 実写映画では「[[スパイダーマン3>スパイダーマン3(実写映画)]]」に登場。 シンビオートは隕石と共に宇宙から飛来した。 エディ・ブロックに結合し、サンドマンと共闘した。 その後、ソニー・ピクチャーズがキャラクターの権利の関係から「[[スパイダーマン]]の出ない[[スパイダーマン]]の世界([[スパイダーマン]]関係のキャラクターを扱った世界)」を設定。 2018年に実写映画『[[ヴェノム>ヴェノム(実写映画)]]』が公開された。 2021年には続編の『[[ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ>ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ>実写映画]]』が公開。 ----

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