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ブラックキャット」を以下のとおり復元します。
***ブラックキャット(Black Cat) / フェリシア・ハーディ(Felicia Hardy)

初出:Amazing Spider-Man #194
種族:人間、女性

*Never let the black cat cross your path!
**黒猫に前を横切らせちゃダメよ!

ブラックキャットは主にスパイダーマン関連のコミックに登場するキャラクター。
黒猫のような衣装を着るセクシーな女怪盗。スパイダーマンの恋人だった時期もある。
当初はヴィランとして登場するが、時にスパイダーマンと協力し、時に敵対し、猫らしく気まぐれに我が道を行く性格。

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(Spider-Man/Black Cat: Evil That Men Do#1, 2002年)
スパイダーマンにおけるセクシー担当


*能力
鍛えあげた格闘技と敏捷性。
フックや電線を使ってスパイダーマンのようにビル街を”スウィング”できる。

当初はスーパーパワーを持っていなかったが、後に人工的に与えられた
バッド・ラック:後に人工的に与えられた能力。物理的にあり得る範囲で確率操作を起こしあらゆる攻撃から身を守る。実際は彼女を狙う機銃が壊れたり、銃弾が砕けるなどほぼ不可能なレベルまでの現象を引き起こす。また彼女に危害を与えようとする者に不幸が降りかかる。
また、猫のような暗視能力、超人的な身体能力、鋭い爪などを得た。

*経歴とオリジン
父は高名な空き巣ウォルター・ハーディ。しかしフェリシアがそれを知った時にはすでに刑務所に服役中で、しかも病気のため死期が近づいていた。
フェリシアは2年かけて格闘技や体操や盗みの技術を習得。父の技も書物やビデオで学んだ。
そしてついに刑務所から脱獄させる計画をスタートした頃、スパイダーマンと出会った。
初登場回でスパイダーマンとキスをする。
スパイダーマンはフェリシアの計画を止めようとするが失敗。フェリシアはウォルター・ハーディを脱獄させることに成功した。
目的は家族の住む家で父の死を迎えるということだったが、スパイダーマンとの戦闘中、母に看取られながらウォルターは息を引き取った。
フェリシアは自らの死を偽装し、スパイダーマンから逃れた。
(the Amazing Spider-Man#194〜195,1979年)

ブラックキャットを主人公にしたミニシリーズ"Spider-Man/Black Cat: Evil That Men Do"ではさらに詳細な経歴が明らかになった。
フェリシアはピーターも通っていたエンパイア・ステート大学の学生だった。
ボーイフレンドのライアンにレイプされ、復讐のためにアクロバットや格闘技を鍛錬した。しかし復讐を果たす前にライアンは飲酒運転による事故で死んでしまった。
復讐の機会を失ったフェリシアは父を刑務所から救出するために技術を活用することに決めた。
(Spider-Man/Black Cat: Evil That Men Do, 2002年)

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(the Amazing Spider-Man#194,1979年)
初登場時のブラックキャット

**スパイダーマンとの恋愛
その後スパイダーマンと恋愛関係になる。
そんな中でスパイダーマンが"[[Secret Wars>Secret Wars(1984)]]"により宇宙に行っている間にブラックキャットは[[キングピン]]から特殊能力を与えられる。
彼女からすればこれは恋人に見合う力を得て一緒に行動するための選択だったのだが、このためにキングピンに大きな借りを作ってしまい、さらにはスパイダーマンの宿敵から力をもらったことをスパイダーマン本人に告げることができないでいた。
一方でスパイダーマンはブラックキャットが新しい能力を得ていることに気づきはじめ、さらには彼女が愛しているのはピーター・パーカーではなくスパイダーマンという本来の自分とは別の存在ではないかと思うようになり信頼が揺らいでいく。
さらにブラックキャットは意を決して真実をスパイダーマンに告げるのだが、やはりスパイダーマンは犯罪者に借りを作ってまで能力得るという行動を受け入れられなくなってしまう。
ブラックキャットはキングピンの元を訪れ、彼から「バッド・ラック」の能力を与えられた本当の理由を教えられる。それは、この能力は親しい者にも危害が及ぶため、いつかスパイダーマンの身を危険にさらすことになり、そのことで2人を苦しめるというものだった。ブラックキャットはこれを聞くと愛する人を守るため別れを決意。
一方、スパイダーマンも遅れてキングピンの元を訪れブラックキャットの借りを帳消しにする約束をさせたのだが、そうこうしている間にブラックキャットと別れる決心を固める。
かくしてスパイダーマンから先に道徳心の欠如と彼女が愛しているのは自分ではなくスパイダーマンであるという思いを告げられ、ブラックキャットは自分の思いを告げる間もなく2人は別の道を歩むことを選ぶのだった。
("[[Peter Parker, The Spectacular Spider-Man]]"#100,1985年3月)


*アルティメット・ユニバース
初出:"Ultimate Spider-Man"#50

アルティメット・スパイダーマンではキングピンに父を殺され、復讐を目指す女怪盗として登場。
しかしアルティメットではピーター・パーカーが高校生のため、キスをしようとした時に年齢が明らかになると、彼女は気持ち悪くなってスパイダーマンのコスチュームに嘔吐してしまった。

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(Ultimate Spider-Man#50)
アルティメットバージョン


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