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X-Statix」を以下のとおり復元します。
***X-Statix(第二期X-Force Vol.1)
(マーベル、チーム名)

初登場
X-Forceを名乗る新チームとして”[[X-Force Vol.1]]#116(2001年5月)
X-Statixとチーム名を変更し再スタート"[[X-Statix Vol.1]]:(2002年9月)

*概要
[[X-Force]]のチーム名を名乗り、コミックも同シリーズのナンバリングを引き継ぐ形で継続するが(以前から存在したチームであるように描かれる)、[[ケーブル]]率いる本来のX-Forceとは無関係。作中では旧X-Forceのメンバーからチーム名についてクレームが入り(もちろんコミック演出上のお遊びである)、チーム名の議論を続けた末、あるメンバーの死をきっかけに[[X-Statix]]に変更。タイトルも同じく[[X-Statix]]に変更され#1から再スタートを切った。
敵も味方も流血沙汰や死人が続出しグロシーンの多用に加えギャグシーンも多くパロディや芸能ネタも多用される。

このチームは正義や信念のために戦うのではなく、戦いの様子をメディアで放送し、名声や富を得ることを目的としている。
本拠地は「X-Statixタワー」(所在地はロサンゼルス、サンタモニカ)で、カフェ兼グッズショップも経営。芸能人やスポーツ選手並みのセレブとして扱われ、映画スターたちとの親交もある。同時にマスコミのターゲットでもあり、常にスキャンダルを狙われている。
ミュータントが差別されるマーベル・ユニバースにおいて、メディアで人気の"X-Statix"に所属することは迫害される立場からの逆転を意味し、アメリカンドリームと認識されている。

敵を殺害することをタブー視しない一方で、味方の死亡率も異常に高い。連載初回のX-Force#116ではいきなりほとんどのメンバーが死亡する。
それでも参加希望者が後を絶たず、メンバーが減る度に誰かが立候補する。メジャーリーグのように二軍組織が存在するらしく、チームに欠員が出たときはオーディションが行われる。中にはスポーツ選手のようにエージェントを介して待遇を交渉する者もいる。
メンバーは女たらしにヤク中、アル中、ゲイ、任務に入る前に力を使い果たして眠る奴、など曲者ぞろい。
[[ドゥープ]]という奇妙な生物がカメラを持ち、その戦闘をテレビで放送している。

*背景
このような内容のコミックが誕生した背景には、2001年にマーベルがコミック倫理規定委員会から脱退し、表紙からコミックス・コードを廃し独自のレーティングシステムを採用したことがある。事実"X-Force Vol.1"#115までは表紙にコミックス・コードがプリントされていたが、新チームが活躍する#116からはコミックス・コードはなくなり、代わりに"HEY KIDS! LOOK, NO CODE!"(ほら子供たち!見て、コードなしだよ!)との文字が記載され、また#119からは"MARVEL PG"の文字が記載された。故に作中ではかつてコミックス・コードの禁止対象だった狼男やゾンビー、同性愛者などが多数登場することとなった。また主人公サイドが暴力をもって戦う理由が善のためではなく富と名声を得るためであることや、#116でいきなりチームがほぼ全滅し、内臓を撒き散らして死亡する残虐シーンが描かれたこと、ツァイトガイストと複数の女性との性的シーンの描写、アナーキストと裸の女性の混浴シーンなどあえてコミックス・コードで禁止されていた描写をやりたい放題描いていることもその撤廃と関連しているものと思われる。

*メンバー
***初期メンバー(X-Force#116)
(各キャラの説明に飛ぶとネタバレがあります)
[[ツァイトガイスト]] :シリーズ開始時のリーダー。女好き。
[[ドゥープ]]:マスコットにしてカメラ係の生命体。
[[ユーゴーガール]]:アイドル的存在の女性ミュータント。能力をコントロールするために薬に頼っている。
[[ジン・ジニー]]:初期メンバーではもう一人の女性ミュータント。
[[スラック]]:顔が触手。
[[プラズム]]:全身を水に変える。
[[バタリング・ラム]]:牡羊の怪物のような姿で怪力の持ち主。
[[ラ・ニュイ]]:闇を造り出す能力を持つ。
[[コーチ]]:チームの指導者であり管理職。任務には出動せず本部から指示を送る。

#116での追加メンバー
[[アナーキスト]]:第一回のX-Force#116で死亡したスラックに変わる補充メンバーとして参加。黒人だが黒人差別主義者で、手を何度も洗う癖がある。

以上のうち、任務には出動しないコーチを含む4人を残して初登場回の"X-Force"#116で死亡。

***その後の追加メンバー
-X-Force#117での補充メンバー
[[ミスター・センシティブ]](オーファン):チームの新リーダー。1日1回、ロシアンルーレットで自分を撃つ習慣がある。
[[ブローク]]:怪物のような姿で元クライムファイターだった男。ゲイ。
[[ヴィヴィセクター]]:元学生で獣人化能力を持つ。ゲイ。
[[ファット]]:トレーラーハウスで育った荒っぽい性格の青年。ゲイ。
[[セント・アンナ]]:ヒーラーであり、サイコキネシスを操る女性ミュータント。比較的まともだが短命だった。
[[スパイク・フリーマン]]:#117から新たにX-Statixのオーナーになった人物。大金持ちの実業家。任務には出動しない。

-X-Force#122〜
[[スパイク]]:体からトゲを出す黒人ミュータント
[[デッドガール]]:ゾンビ化したミュータント

-サポートメンバー
[[ラクーナ]]:時間を止める能力を持つ。メンバー入りを熱望し自ら売り込んだが、承諾されるとメンバーにはならずテレビタレントへの道を選んだ

-X-Statixに改名してからの追加メンバー
[[ヴィーナス・デ・ミロ]]:エネルギー生命体の女性ミュータント
[[ミステリアス・ファン・ボーイ]]:突如メンバーになった謎の少年。
[[エル・グアポ]]:元俳優でスケボーの名人。
[[ヘンリエッタ・ハンター]]:生き返ったアイドル歌手。




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