***シーアー帝国(Shi'ar) (用語、マーベル) 正式な発音は【ʃiːˈɑr】すなわち”shee-ar”、日本語では「シーアー」と表記されるが、「シャイア」と表記されていた時期がある。 初登場:[[X-Men>Uncanny X-Men]] vol. 1 #97 (1976年2月) *概要 [[クリー]]、[[スクラル]]と並ぶ銀河三大帝国の1つ。 地球を遥かに超える科学力を持つ強大な戦闘集団。 しかし、[[スクラル]]、[[クリー]]とは異なり、彼らの宗教的信条の一つである「異種族との<結婚>により発展する」ことに基づいて、占領によって他種族を押さえつけることより、(時に武力も使うが)一度支配すれば自分の帝国の下にある限り、種族をそのまま発展させるという特徴がある。 *種族 中心となるのは、人間と鳥のハイブリッドのような種族であるシーアー人(シーアー人の頭の上にある、人間の髪の毛のようなものは羽毛である)。 シーアー人と(ミュータントを含む)人類のハイブリッドには、前出のザンドラ・ネラマリの他、[[ライフガード]]、[[スリップストリーム]]、[[アダム-X]]などがいるので、シーアー人と人類は交配することが可能のようだ。 *政治形態 政治形態は、権力の象徴である錫杖を持ち玉座に座る皇帝の下に、各星が連邦を形成したもの。政治は「玉座に座っている者」の命令とそれへの忠誠で進められ、玉座に座る者の資質によって大きく変わる。 皇帝の玉座には、[[エムクラン・クリスタル]]という巨大な紅い宝石状の宝物が飾られているが、中に[[フェニックス・フォース]]が閉じ込められている。[[フェニックス・フォース]]は破壊と再生を司っており、[[エムクラン・クリスタル]]から放たれることは大変な脅威を起こすものとなる。 また、皇帝は側近[[インペリアル・ガード]]によって守られる。 [[インペリアル・ガード]]の[[ガーディアン]](ストロンティア人)が皇帝になれたところを見ると、皇帝は必ずしもシーアー人である必要はないと思われる。 現在は、[[プロフェッサーX]]と女帝[[ネラマニ]]の間の娘、ザンドラ・ネラマリが玉座についている。 複雑な法体系を持っており、中に「名誉のため決闘を行う権利」がある([[プロフェッサーX]]はこの権利を使って、[[X-MEN]]と[[インペリアル・ガード]]の決闘を要求した)。 *地球との関係 ミュータントに縁が深く、[[X-MEN]]と係わりが深い。 また、[[ダークホーク]]のアンドロイドボディーは、シーアーの技術と魔法によってつくられている。 [[フェニックス・フォース]]はミュータント、テレパスなどに親和性が高く、特に地球人のテレパスである[[ジーン・グレイ]]、およびその血族とよく親和する。このため皇帝ダケンが殺戮部隊デス・コマンドを差し向けて、[[ジーン・グレイ]]の血縁者を殺している。 ---- アメコミ@wiki