***New X-MEN (タイトル、マーベル) *Vol.1 出版:2001年7月〜2004年6月#114〜#156、全43話+Annual1話 ***概要 1997年6月〜2001年6月までの"X-MEN VOl. 2”のナンバリングを引き継いでスタートしたシリーズ。 同時に"Uncanny X-MEN"や"X-Treme X-Men"なども刊行され、オンゴーイング誌三種が同時進行する。 後に重要な位置を占めるキャラクターが多くデビュー。 ***あらすじ [[カサンドラ・ノヴァ]]が新たな[[センチネル]]軍団を操り、[[ジェノーシャ]]を壊滅。 そして[[プロフェッサーX]]を操り、その正体がミュータントであること、学園がミュータントのための保護施設であることなどを世間に公表させる。 さらには宇宙の巨大帝国[[シーアー]]までもを巻き込み、X-MENの戦いは激化していく。 一方ではミュータントの器官を奪って普通の人間に移植するカルト"[[U-MEN]]"がミュータントたちを襲撃しはじめる。 学園はその正体が公表されたことを逆手にとり大勢のミュータントたちが集まっていくが、能力を増大させる代わりに精神を蝕んでいく謎の薬品"キック"が生徒達の間に蔓延していく。 [[X-MEN]]は中国政府に囚われていた強力なミュータント"[[ゾーン]]"を救出。 そして世界各地に新たなミュータント保護施設"[[X-Corporation]]"を設立し、さらにミュータントの救出と保護に力を入れていく。 しかし、事態は[[サイクロップス]]、[[ジーン・グレイ]]、[[エマ・フロスト]]の三角関係、[[ウェポン・プラス計画]]の真相までもを巻き込み、世界の終焉へと向かう。 そして、全てがある陰謀の元に動いていたことが明らかになるのだった…… *各号の内容 X-MENのナンバーを引き継ぎ、#114からスタートする -#114〜126 カサンドラ・ノヴァ編 ジェノーシャがセンチネル軍団の空爆を受け、6000万人のミュータントが死亡。 エマ・フロストはこの空爆に耐えるため[[セカンド・ミューテーション]]を起こし、ダイアモンドフォームの能力を得る。X-MENに救出され、仲間となる。 プロフェッサーXがカサンドラに操られ、自がミュータントであること、学園がミュータントのための施設であることをテレビで公表してしまう。 #117 ビークこと[[バーネル・ボースク]]、[[グロブ・ハーマン]]が初登場 #118 [[エンジェル・サルバドーレ]]、[[ステップフォード・カッコーズ]]、[[ノー・ガール]]初登場 -Annual 2001 #116と117の間に入るストーリー。X-MENが香港に飛ぶ。 [[ゾーン]]、[[U-MEN]]が初登場。[[リスク]]が死亡。[[X-Corporation]]設立。 #127 ゾーンを主人公とした中国でのストーリー。 -#128-130 [[ウェポン・プラス計画]]編 ウルヴァリンのコードネームだと思われていた"ウェポンX"の意味が明らかになり、X-MENたちはあらたなウェポン・プラス計画の実験体ウェポンXII”[[ハンツマン]]”と戦う。 #128 [[ファントメックス]]が初登場 #129 ハンツマンが初登場 #130 [[ダークスター]]が死亡。 -#131 ダークスターの葬儀。 -#132 廃墟と化したジェノーシャでの出来事。 -#133 教授とシーアー帝国の[[リランドラ]]が離婚。[[ダスト]]が初登場。 -#134〜#137 [[キッド・オメガ]]編 の方針に疑問を持ったキッド・オメガは、ミュータント能力を高める麻薬”キック”を服用。オメガ・ギャングを率いて学園で暴動を起こす。 #134 [[キッド・オメガ]]が初登場。 #135 不良集団オメガ・ギャング結成、落ちこぼれ集団スペシャルクラス編成。バジリスク、エルンスト、ダミーがスペシャルクラスで初登場。 #137 ステップフォード・カッコーズの1人、ソフィーが死亡。スペシャルクラスのダミーが死亡。 -#138〜#139 サイクロップス、エマ・フロスト、ジーン・グレイの三角関係。 エマの過去が明らかに。 キッド・オメガは治療のため、ビーストの研究室に監禁される。 -#140〜#141 エマが何者かに撃たれ、粉々に。 ビショップとセージの調査が始まる。 エンジェル・サルバドーレが出産。 -#142〜145 "Assault on Weapon Plus" サイクロップス、ウルヴァリン、ファントメックスがウェポン・プラスの本拠地を急襲。 #143ウェポンXVこと[[ウルティマトン]]が初登場。 -#146〜150 "Planet X" マグニートーが現れ、ニューヨークにニュー・ジェノーシャを建設。ブラザーフッド・オブ・ミュータンツを再結成し、人類支配に動き出す。 #147 ブラザーフッド・オブ・ミュータンツ再結成。 #149 バジリスクが死亡。 #150 [[ジーン・グレイ]]が死亡。ステップフォード・カッコーズの1人、エスミーが死亡。 -#151〜154 "Here Comes Tomorrow" ジーン・グレイの死亡によって導かれた150年後の荒廃した未来。暴君となったビーストが世界を支配する。 -#155〜#156 "A Bright New Mourning" エピローグ。廃墟とした学園にX-MENたちが集う。 *その後への影響(ネタバレあり) 最も大きな出来事は、ジーン・グレイが死亡し、サイクロップスとエマ・フロストが急接近したこと。 学園の破壊と再建、サイクロップスとの恋愛などを経て、エマ・フロストがX-MENにとって重要な位置を占めていく。 また教授とリランドラの離婚は唐突だが、コスミック系ストーリーにも関わる出来事となる。 また、プロフェッサーXと学園の立場が公になり、X-Corporationが設立された。ジェノーシャの壊滅と併せ、ミュータント社会が大きく変わっていく。 これをきっかけに、ステップフォード・カッコーズやキッド・オメガなどその後のX-MEN系ストーリーに大きく関わるキャラクターをはじめ、多くの若手ミュータントがデビュー。 他にも有名無名を含め、多くの脇役ミュータントがデビューしたが、彼らの多くは後の[[M-Day]]で普通の人間となってしまった。 ウェポン・プラス計画に明確な設定が与えられ、[[キャプテン・アメリカ]]から[[ウルヴァリン]]まで、全てがつながっていたこととなった。 またファントメックスという重要キャラクターがデビュー。 ---- アメコミ@wiki