アベンジャーズ(2012年の映画) *概要 アベンジャーズ(原題:&italic(){The Avengers})は2012年公開の映画。マーベルコミックに登場するスーパーヒーローチーム、[[アベンジャーズ]]の活躍を描いた。 本作は『アイアンマン』(2008年)、『インクレディブル・ハルク』(2008年)、『アイアンマン2』(2010年)、『マイティ・ソー』(2011年)、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)に続くマーベル・スーパーヒーロー映画のクロスオーバー世界『[[マーベル・シネマティック・ユニバース]]』作品の第5作。 *あらすじ 山岳地帯にあるS.H.I.E.L.D.の施設では[[エリック・セルヴィグ>エリック・セルヴィグMCU]]博士によって四次元キューブの研究が進められていた。しかしそのエネルギーを抑えることはできず、避難指示が出される中、ついに宇宙とつながる扉が開いてしまう。その向こうから現れたのは、アスガルドの悪戯の神[[ロキ>ロキMCU]]だった。 ロキは次々とエージェントを倒し、杖の力で[[ホークアイ>ホークアイMCU]]とセルヴィグ博士を洗脳。ホークアイは[[ニック・フューリー>ニック・フューリーMCU]]を拳銃で撃ち、ロキに従い四次元キューブを奪う。 [[マリア・ヒル>マリア・ヒルMCU]]や[[フィル・コールソン>フィル・コールソンMCU]]らエージェントたちの追撃も及ばず、フューリーの乗るヘリコプターをロキが撃墜。さらに四次元キューブのエネルギーで基地を崩壊させ、ロキたちは逃亡してしまうのだった。 別の場所では、[[ブラック・ウィドウ>ブラック・ウィドウMCU]]ことナターシャ・ロマノフが3人組の男たちに監禁され、椅子に縛り付けられていた。そこへフィル・コールソンからの連絡が入るとナターシャは呆気なく男たちを倒し脱出。「大きな男」とコンタクトを取れという命令に従い任務に向かうのだった。 インドの村で病人の治療をしていた[[ブルース・バナー>ハルクMCU]]は、父が病気がという少女に連れられ人気のないバラック小屋に着く。そこにブラック・ウィドウが現れ、S.H.I.E.L.D.への合流を説得する。 [[キャプテン・アメリカ>キャプテン・アメリカMCU]]ことスティーブ・ロジャーズは70年の眠りから目覚め、トレーニングを続けていた。ニック・フューリーがスカウトに現れる。 [[アイアンマン>アイアンマンMCU]]ことトニー・スタークはスターク・タワーのクリーンエネルギー化を完成させたところにフィル・コールソンが訪れ、アベンジャーズ計画の再始動を告げる。 ブルースとスティーブはナターシャと共にヘリキャリアに集合。スティーブはフィルのデザインによる新たなキャプテン・アメリカのコスチュームを受け取った。 一方ロキはイリジウムを手に入れるためシュツットガルトを攻撃。市民をひざまづかせていたところに、キャプテン・アメリカが現れ戦闘になる。ロキが優勢になったところにアイアンマンが駆けつけ、ロキは捉えられる。 クインジェットでロキを運んでいたところに雷鳴が響き、[[ソー>ソーMCU]]が現れ、ロキを奪い去る。 *主要キャスト |役名|俳優|解説| |[[トニー・スターク / アイアンマン>アイアンマンMCU]]|ロバート・ダウニー・Jr|自らが発明したアーマーを使って世界平和を実現しようとする億万長者。父は、『キャプテン・アメリカ: ザ・ファースト・アベンジャー』に登場するハワード・スターク。| |[[ブルース・バナー / ハルク>ハルクMCU]]|マーク・ラファロ / ルー・フェリグノ(ハルクの声)| ガンマ線を浴びたことにより、怒りや興奮によって怪物に変身してしまう天才科学者。| |[[ソー>ソーMCU]] |クリス・ヘムズワース| アスガードの雷神トールその人。| |[[スティーヴ・ロジャース / キャプテン・アメリカ>キャプテン・アメリカMCU]]|クリス・エヴァンス|第二次世界大戦時に開発された血清によって人間の限界までに肉体を強化された兵士(スーパーソルジャー)。| |[[ニック・フューリー>ニック・フューリーMCU]]|サミュエル・L・ジャクソン|諜報機関[[S.H.I.E.L.D.]]の長官。| |[[ナターシャ・ロマノフ / ブラックウィドウ>ブラックウィドウMCU]] | スカーレット・ヨハンソン|厳しい訓練を受けたS.H.I.E.L.D.のスパイ| |[[クリント・バートン / ホークアイ>ホークアイMCU]]| ジェレミー・レナー |「世界で最も偉大な射手」として知られている弓の名人。| |[[マリア・ヒル>マリア・ヒルMCU]]|コビー・スマルダーズ|ニック・フューリーと共に活動するS.H.I.E.L.D.の女性エージェント| |[[ロキ>ロキMCU]]|トム・ヒドルストン|ソーの兄弟として育てられたが本当はフロスト・ジャイアントの末裔| ---- -ハルクことドクター・ブルース・バナー役がインクレディブル・ハルクのエドワード・ノートンからマーク・ラファロに変更となった -アベンジャーズの映画化権利はディズニー(マーベルの親会社)、スパイダーマンはソニー・ピクチャーズが持っている。そのため、アベンジャーズにスパイダーマンが登場する事は無いと言われていた。しかし、『アベンジャーズ』の製作総指揮で『[[アメイジング・スパイダーマン>アメイジング・スパイダーマン(実写映画)]]』のプロデューサーを務めるアヴィ・アラドは「次回作で双方の作品がクロスオーバーすることは可能だ」と語っている。 そして実際2015年、「アメイジング・スパイダーマン」のシリーズ打ち切りと、マーベルシネマティックユニバースへの合流が決定した。 ----