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フラッシュ・トンプソン - (2013/01/23 (水) 00:08:37) の編集履歴(バックアップ)


フラッシュ・トンプソン (Flash Thompson,本名 Eugene Thompson)


初出:Amazing Fantasy #15(1962年8月)
種族:人間(後にシンビオート共生体になる)

概要

フラッシュ・トンプソンは主にスパイダーマン系のコミックに登場するキャラクター。
スパイダーマンが初登場したAmazing Fantasy #15で彼も初登場し、現在も係わりのある息の長いキャラクターである。
長らく特殊能力を持たない一般人で脇役だったが、2011年からヴェノム・シンビオートの宿主となり、"Venom"としての単独タイトルを得るに至った。
(Amazing Fantasy #15,1962)
初登場時のフラッシュ・トンプソン

経歴

フラッシュ・トンプソンはハイスクール時代からフットボールのスタープレイヤーで、当初は科学が好きだがひ弱なクラスメートのピーター・パーカーをからかういじめっ子の役割だった。
一方で彼はスパイダーマン(その正体がピーターだとは知らず)の熱狂的なファンであり、スパイダーマンファンクラブを結成するほどだった。
しかし成長に従ってピーター・パーカーとも和解し、親友になっていく。
大学でアメリカ軍にスカウトされ、ベトナム戦争に従軍。

戦後は体育教師として働くが、イラク戦争が始まると体育教師をやめ、軍に戻った。
しかしスパイダーマンにずっと憧れていた彼は、率先して自らを危険に晒し、その結果両足を失ってしまう。
(The Amazing Spider-Man vol. 2,2008)
イラク戦争に従軍中のフラッシュ・トンプソン

ヴェノムとして

これまでの軍での勇敢な行動を認められ、2011年からは政府のスペシャルエージェントとしてシンビオートと結合し、ヴェノムとなる。これまでのヴェノムと違い、銃器を使いこなす新しいヒーローが誕生した。シンビオートは失った両足を補い、再び歩くことができるようになった。
(Venom (vol. 2))

ただし、理性を保ちながら任務を遂行するため、シンビオートとの結合が固定化することは許されない。
そのため、結合は48時間以内に制限され、もしコントロールを失うことがあれば、軍は"キルスイッチ”を押してフラッシュを殺す準備が出来ている。
また怒りはヴェノムの破壊衝動に取り込まれる可能性があるため、フラッシュは常に冷静さを保たなくてはいけない。

2012年からはエージェント・ヴェノムとしてシークレット・アベンジャーズに参加した。
(Venom#4,2011)
政府のエージェントとなったフラッシュ・トンプソン

能力(ヴェノムとして)

シンビオートがスパイダーマンと結合していた頃の記憶から、スパイダーマンと同等の能力を持つ。
超人的な怪力、敏捷性、耐久力
壁を登る能力
衣服や顔を変化させる能力
シンビオートの触手を蜘蛛の糸のように射出する能力
また触手を使って様々な銃器を同時に扱い、且つ多方向からの攻撃ができる。
必要に応じてあらゆるタイプに変形する銃「マルチガン」を装備している。


  • 初期の彼は一方的ないじめっ子として描かれながらも、メイおばさんが倒れた時には恋人のリズと一緒にお見舞いに現るという優しさを見せた。この時は「これはリズのアイデアだからな!リズがオレを連れて来たんだ!」と言ったが、ピーターは(彼は本当は優しい心があると知られるのを恐れてるんだ)と見破った。根は善良な人間として描かれていたことがわかる。(the Amazing Spider-Man #10)