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リック・ジョーンズ - (2022/10/14 (金) 04:05:32) の編集履歴(バックアップ)


リック・ジョーンズ Rick Jones

(キャラクター、マーベル)

初出:Incredible hulk#1(1962年5月)
種族:一般人
コードネーム:A-ボム、ウィスパラー

概要

当初はハルクの良き理解者の少年として登場。
ブルース・バナーがハルクになる原因となった人物でもある。
後に十代の若者たちでハルクをサポートするチーム、ティーン・ブリゲイドを結成した。

サイドキックをあまり登場させないマーベルコミックスには珍しく、サイドキックになることが多いため、「雇われサイドキック」のあだ名がある。

アベンジャーズが結成されるとティーン・ブリゲイドはそのサポート役になった。
リックはキャプテン・アメリカの戦闘訓練を受け、サイドキックとして活躍した時期もあった。
また、初代(マー・ヴェル)および三代目(ジニス・ヴェル)のキャプテン・マーベルと融合していた時期もある。

2008年にスタートした"Hulk"誌ではハルク型の超人A-ボムに変身した。

"Immortal Hulk"では、ガンマ線を浴びてデル・フライという人物と、首と胴体だけ合体(骸骨+内臓の見える、緑に光るデル・フライに、肩から首と胴が突き出すリック・ジョーンズという形)した。この状態でガンマ・フライトに参加。

ランナウェイズでは、ロナーズに大金を渡してランナウェイズを保護するように依頼した。

初登場

(Incredible hulk#1,1962年5月)
著名な原子物理学者、ブルース・バナー博士は爆発と同時に強烈なガンマ線を放つG-ボムという核爆弾を開発。
荒野の実験場で、ついにその爆破実験が始まっていた。
そんなことは全く知らず、少年リック・ジョーンズは車を運転し、仲間と約束した度胸試しために立ち入り禁止区域に侵入していた。
ブルース・バナーはリックを救うため、実験場に走り、リックが死角に投げ捨てられた瞬間にG-ボムが爆発した。
博士は大量のガンマ線を全身に浴びてハルクになったが、リックは無傷だった。
彼はブルース・バナー博士を命の恩人と感じ、軍や人類から誤解され、何かと攻撃される対象となったハルクをサポートし、行動を共にするようになった。
"Incredible hulk"#1(1962年5月)
初登場時のリック。左上はハルクになる直前のブルース・バナー博士

アベンジャーズ結成

アベンジャーズの結成時にもにはソーの宿敵ロキの策略によりがハルクが人類の敵に仕立てられたため、リックは立ち上がった。
列車事故未遂の犯人にされたハルクを助けるため、ティーン・ブリゲイドのメンバーと協力して無線でファンタスティック・フォーに呼びかけた。
しかしロキによって無線は指向性を曲げられてしまう。
その結果無線を聞きつけたソーアイアンマンアントマンワスプティーン・ブリゲイドの元に集結し、事件の収拾後にアベンジャーズを結成した。

A-ボム

2008年にスタートした"Hulk"誌では、彼自身がハルクのような姿の怪物となってしまった。
シリーズがスタートした直後、彼は記憶を失い、上半身裸でアラスカの雪原に倒れていた。
レッドハルクを見つけると変身して戦いを挑み、彼自身A-ボムと名乗る。
能力はハルクと同じく超人的な腕力、耐久力などの他に、不可視化など。

"Hulk"#2(2008年2月)
A-Bombに変身。リックの初登場から50年近くたっている。


HULK第三部

2014年開始のHULK vol.3では、知性を身につけたハルク(ドク・グリーンを名乗る)によって血清を射たれ、ガンマ線を除去。A-ボムではなくなった。

ウィスパラー

A-ボムから治癒した副作用で知能が増大。リックはその能力をスーパーハッカーとして使う事を決め、ウィスパラー(whisperer)を名乗るようになった。
ハイドラがコビックを使い、キャプテン・アメリカを洗脳しハイドラのエージェントとしたとき、リック・ジョーンズはハイドラのデータをハッキングして、パトリオット(ルーカス)に渡す。しかしこれがハイドラにバレてしまい投獄され、最後は見せしめのため銃殺される。

シャドー・ベース

ハルクの関係者を襲うための組織、「シャドー・ベース」は、リック・ジョーンズの死体とアボミネーションの体を使って、リック・ジョーンズを新たなアボミネーションとした。新しいアボミネーションは一般人2人を殺すなど暴れたため、ハルクたちが止め、リック・ジョーンズとアボミネーションを分離した。
しかし、実はリック・ジョーンズはリーダーの脳に支配されており、ハルクをシャドー・ベースの基地に誘い込んだ。そこで大量のガンマ線を浴びるとともに、ガンマ線を大量に浴びていたデル・フライという人物と合体する(結構グロい姿になった)。リーダーシャーリーン・マクゴワン博士を味方に引き入れようとしたが拒否され、リーダーとリック・ジョーンズは分離させられた。
最後にアブゾービングマンが、キャセクシス光線を吸収したが、リック・ジョーンズとデル・フライを分離する分は残した。

パワー

滅多に使われないが、「本当は人間全てが持っている力」として、「現実を変えるパワー」を使う。

マルロ・チャンドラー

リック・ジョーンズの結婚相手。いろいろあって離婚した。死亡したと思われるが、不明。
元水泳のインストラクターで、同じ施設に入っていたカジノの用心棒ミスター・フィックスイットの憧れの人だった。後にリック・ジョーンズと知り合う。
マルロは死への願望があるとされ、一時、がマルロの姿を取って現れたりした。
リック・ジョーンズとマルロ・チャンドラーの結婚式では、ヴァーディゴ/DCに登場するデス(エンドレス)とマルロ・チャンドラーが話したり、デス(エンドレス)がマルロ・チャンドラーにブラシをかけている(死がブラシをかける=「死にそうな目にあう」の慣用句)。
一時、トークショーのホステスをやっていたことがある。
また、マルロは同性のムーンドラゴンと付き合っていた。

アルティメットバージョン

アルティメット・ユニバースではウォッチャーによって宇宙の救世主に選ばれた。