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ニック・フューリー - (2020/04/23 (木) 21:11:45) の編集履歴(バックアップ)


ニック・フューリー(Nick Fury)

初出:Sgt. Fury and his Howling Commandos #1 (1963年5月)
種族:薬品で強化された人間、地球人、男性、白人

概要

ニック・フューリーはマーベルコミックのキャラクター。
長らく国連管轄下の諜報機関S.H.I.E.L.D.で、007のようなスーパー・スパイとして活躍し、ついには長官を務めた。現在は引退(というか、ウォッチャーの後を引き継いだ?)。
マーベルのオリジナル世界では、ニック・フューリ-・シニアは白人だが、映画で黒人として描かれ、アルティメット・ユニバースでも黒人となった。後にコミックでも、息子で黒人のニック・フューリー Jr.が登場する。

能力

薬品で老化を抑制されている以外にスーパーパワーはないものの、戦闘や諜報に関する膨大な知識と素早い判断力で問題を解決する。
あらゆる銃器の扱いに長け、またS.H.I.E.L.D.が開発した様々な諜報用のアイテムを使いこなす。

経歴

初登場の作品"Sgt. Fury and his Howling Commandos"では第二次世界大戦で精鋭部隊”ハウリング・コマンド”を率いる下士官として描かれていた。
この時代に、彼は後にファンタスティック・フォーのリーダーとなるリード・リチャーズアベンジャーズのリーダーとなるキャプテン・アメリカと遭遇していた。

第二次大戦の末期に地雷で負傷し、回復後に戦略諜報局(OSS,CIAの前身)の一員となった。この時期に血清(インフィニティ・フォーミュラ)を投与され、老化を抑制されている。
彼のトレードマークとも言えるアイパッチを着け始めたのもCIA時代だった。

その後、CIAのエージェントを経てS.H.I.E.L.D.の長官に就任。

S.H.I.E.L.D.の長官として、少数のヒーローたちを騙してラトヴェリア(ドクター.ドゥームの支配する国)に戦争を仕掛ける「シークレット・ウォー事件」を起こす。この事件により、ヒーローたちとの間の信頼関係に亀裂が生じる。

通常の活動のほか隠れた仕事として、異星人の侵略から地球を守るという汚れ仕事を行っており、これは後にウィンター・ソルジャー(バッキー)に引き継がれた。

現在は引退しているが、黒人女性との間に隠し子がいたことが発覚。息子はニック・フューリー・Jrを名乗り、S.H.I.E.L.D.の一員となった。

アルティメット版

アルティメット・ユニバースでは、実験により最初にスーパーソルジャーとなった人物だった。

トリビア

  • S.H.I.E.L.D.では、指揮権や秘密基地などへのアクセス(秘密基地について知っているのはある階層以上など)について、階層システムをとっていた(現在はシステムが変更されている)。ニック・フューリーは長官時代の階層が33であり、当然ずば抜けていた。ブラックウィドウクエイクが10、スパイダーウーマン(ジェシカ・ドリュー)が8である。
  • S.H.I.E.L.D.では、自分の身代わりとする精巧なロボット、「ライフ・モデル・デコイ(Life-Model Decoy:略称LMD)を使っているが、ニック・フューリーのLMDが自意識を持って困ったことを起こしたことがある。
  • S.H.I.E.L.D.での部下のティモシー・"ダム・ダム"・デュガン(Timothy Dugan: 髭とボウラー・ハット、そして立派な体格が特徴)は、ハウリング・コマンド時代からの部下である。
  • 常に葉巻をふかしていることで有名で、宇宙服の金魚鉢のようなヘルメットの中でも葉巻をふかしていたほど。
    • 一説には、寺沢武一の「コブラ」が常に葉巻を咥えているのは、ニック・フューリーの影響だとか。
  • 日本での公開はなかったが、米国では(「ナイトライダー」や「ベイウォッチ」で有名な)デヴィッド・ハッセルホフが眼帯を着け、葉巻を咥えて、ニック・フューリーを演じたドラマがある。評判が悪かったので、パイロット版だけで終わった。