X-Statix(第二期X-Force Vol.1)
(チーム名、シリーズタイトル)
概要
X-Force(第二期)、及びX-Statixはミュータントのチーム名、及びそのチームを扱ったコミックのタイトル名。
タイトルに"X"がつくシリーズの中でも特に異彩を放つ作品で、X-MENシリーズには含めないという説もある。事実、
マーベル・ユニバースの正史世界(Earth-616)に身を置きながら、他作品にはほとんど影響していない。
コミックのタイトルとして
ケーブルが率いる"X-Force"が#115で終了し、タイトルを引き継ぎ全く別の新メンバーによるX-Forceのシリーズが始まった。この二つのチームは内容的には全く無関係で、ストーリーも連続していない。
流血や死人の多いハードな内容に反して全般的にギャグシーンも多く、パロディや芸能ネタなども多用される。
「ミュータントは差別されるがヒーローになると賞賛される」というテーマを斜に構えた視点で描いた作品。
日本ではマイナーなシリーズであると同時に、独特の世界観や作風がコアなファンに支持されている。
チーム名として
チーム名に関してはストーリー上すぐに第一期X-Forceから直々にクレームがつく(実質上は旧メンバーのゲスト出演のようなものである)。その後、チーム名をどうするか議論が続くが、あるメンバーの死をきっかけにX-Statixに改名した。同時にコミックのタイトルも"X-Statix"に変更される。
とにかく死亡率が高く、メンバーも敵もグロい死に方をしまくる。初回のX-Force#116ではほとんどのメンバーが死亡。
彼らは正義や信念のために戦うのではなく、戦いの様子をメディアで放送し、名声や富を得るのが目的である。本拠地にはカフェ兼グッズショップを販売し、収益を得ている。彼らは芸能人と同様のセレブとして扱われ、映画スターたちとの親交もある。同時にマスコミのターゲットであり、常にスキャンダルを狙われている。
ミュータントが差別されるマーベル・ユニバースにおいて、メディアで人気のチームに入るということは迫害される立場からの逆転を意味する。他にも様々な思惑を持って、まるでアイドルグループのように参加希望者が後を絶たず、メンバーが減る度に誰かが立候補する。またメジャーリーグのように二軍組織が存在するらしく、チームに欠員が出たときはオーディションが行われる。
メンバーの中にはスポーツ選手のようにエージェントを介して待遇を交渉する者もいる。
メンバーは女たらしにヤク中、アル中、ゲイ、任務に入る前に力を使い果たして眠る奴、など曲者ぞろい。
ドゥープという奇妙な生物がカメラを持ち、彼らが戦う様子を常に放送している。
チーム名がX-Statixに変わると同時期には似たようなメディア指向のミュータントチーム
O-Forceが現れ、ライバルとなった。
終盤では
アベンジャーズと対立し、各メンバーの1対1の対決へと発展する。
メンバー
初期メンバー(X-Force#116)
#116での追加メンバー
アナーキスト:第一回のX-Force#116で死亡したスラックに変わる補充メンバーとして参加。黒人だが黒人差別主義者で、手を何度も洗う癖がある。
以上のうち、実務には携わらないコーチを含む4人を残して第一回の#116で死亡。
その後の追加メンバー
ミスターセンシティブ(オーファン):チームの新リーダー。1日1回、ロシアンルーレットで自分を撃つ習慣がある。
ブローク:怪物のような姿で元クライムファイターだった男。ゲイ。
ヴィヴィセクター:元学生で獣人化能力を持つ。ゲイ。
ファット:トレーラーハウスで育った荒っぽい性格の青年。ゲイ。
セント・アンナ:ヒーラーであり、サイコキネシスを操る女性ミュータント。比較的まともだが短命だった。
ラクーナ:時間を止める能力を持つが、メンバーにはならずテレビタレントへの道を選んだ
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