callisto / 本名不明
初出:Uncanny X-Men #169 (1983)
種族:ミュータント、女性
能力
人並み外れたな腕力、敏捷性、反射神経
超人的に感覚が鋭敏で、五感が鋭い。
卓越した戦略家でもある。
概要
カリストは主にX-MEN系の作品に登場するミュータント。
ヴィランとして登場するが、状況によってヒーロー側に立つこともある。
オリジンと経歴
カリストが若く美しかった頃は完璧な人生を送っていたが、ミュータント能力が覚醒すると同時に右目の視力を失い、おぞましい外見になってしまった。鏡を見て新たな現実を知ると、美貌を失った女は社会に必要とされないと思んでしまう。
恐怖と孤独感から、彼女は反社会的になり、世間の目や好奇心から逃れるため、地下へ潜ることを決めた。マンハッタンの地下には「路地」と呼ばれる、1950年に建設されて今は放棄された巨大な軍事トンネルがあり、カリストはそこを住処にする。
ミュータントをみつける能力がある
カリバン、超人的な腕力を持つ
サンダー、他人の顔を変えることができる
マスクたちの助けを得て、カリストははぐれ者のミュータント集団、
モーロックスを組織した。
カリストは、
エンジェル(ウォーレン・ワージントン三世)を夫にするため攫ってしまった。
X-MENはエンジェルを救出するためモーロックスのトンネルを襲撃したが数で圧倒され、彼らも捕えられてしまう。
カリストはX-MENのリーダー、
ストームに一対一の決闘を挑まれ、瀕死の重傷を負う。その結果、モーロックスのリーダの座はストームのものになった。
カリストは最初こそストームを憎んだものの、やがてX-MENと手を組むことも多くなる。
X-MENの創設者
プロフェッサーXをコロンビア大学の反ミュータント主義者から救出したこともあった。
カリストはモイラに感謝し、そのボディーガードをかって出て、
マスター・モールドと戦う
サイクロップスを助けることにした。ところが、カリストはかつての仲間マスクに捕えられた。マスクはテレパスのミュータント
ブレインセルを使ってモーロックスの生き残りたちを奴隷化していたのだ。
マスクは能力でカリストを昔の美しい外見に戻した。ただし、これはカリストのためではなく、傷つけるためである。
カリストは記憶を失い、自らを画家だと信じていた
コロッサスと出会い、互いに恋に落ちた。マスクはカリストを精神的に苦しめるため、また傷ついた顔に戻したり、美しくしたりを繰り返した。これはカリストとコロッサスが
フォージと
バンシー、そして
ジーン・グレイに救出されるまで続いた。
カリストは記憶を失ったままのコロッサスと地上で暮らし、ファッションモデルとしての生活を始める。彼らはミュータントを奴隷にしている国
ジェノーシャから襲撃を受けたが、これを撃退した。その後、モーロックスがカリストを襲った。モーロックスはまだマスクの影響を受けていて、ひどくグロテスクな姿に変えられていた。カリストは瀕死となり、モーロックスの治癒能力者が癒そうとしたが、傷が深かったために、治癒能力者は力を使い果たして死んでしまった。カリストはかつての仲間への復讐を誓い、コロッサスの兄
ミハエル・ラスプーチンと手を組むことにした。そしてモーロックスを襲撃した時、ミハエルの能力でカリストとモーロックスたちは異次元の
ヒル(時間の流れが早い世界)へ転移した。そこではモーロックスの生き残りたちが新たな社会を作ったが、若い世代たちは
ジーン・ネーションというテロリスト集団となって地球に戻った。
その後、カリストは再びマスクに姿を変えられ、腕をタコやイカの触手のように変えられた。カリストはマスクに操られ、日本のファイト・クラブ
アリーナで戦いをさせられた。その中で、カリストはまたもやストームと戦ったが、最終的にはストームの友人
ユキオに助けられて脱出した。
M-DAYの後はカリストもそのの力を失ったが、
テリジェン・ミストの力で取り戻した。しかしコントロールを失い、その鋭敏すぎる感覚のため、雨が降っただけで激痛を感じるほどだった。昏睡状態になり、病院に運ばれたが、そこでミストの効果が切れた。
現在は能力を失ったミュータントのテロ組織
X-cellのメンバーとしてマロウと手を組んでいる。