New X-MEN
(タイトル、マーベル)
Vol.1
出版:2001年7月〜2004年6月#114〜#156、全43話+Annual1話
概要
1997年6月〜2001年6月までの"X-MEN VOl. 2”のナンバリングを引き継いでスタートしたシリーズ。
同時に"Uncanny X-MEN"や"X-Treme X-Men"なども刊行され、オンゴーイング誌三種が同時進行する。
あらすじ
一方ではミュータントの器官を奪って普通の人間に移植するカルト"
U-MEN"がミュータントたちを襲撃しはじめる。
学園はその正体が公表されたことを逆手にとり大勢のミュータントたちが集まっていくが、能力を増大させる代わりに精神を蝕んでいく謎の薬品"キック"が生徒達の間に蔓延していく。
そして、全てがある陰謀の元に動いていたことが明らかになるのだった……
各号の内容
X-MENのナンバーを引き継ぎ、#114からスタートする
ジェノーシャがセンチネル軍団の空爆を受け、6000万人のミュータントが死亡。
エマ・フロストはこの空爆に耐えるため
セカンド・ミューテーションを起こし、ダイアモンドフォームの能力を得る。X-MENに救出され、仲間となる。
プロフェッサーXがカサンドラに操られ、自がミュータントであること、学園がミュータントのための施設であることをテレビで公表してしまう。
#117
#118
#116と117の間に入るストーリー
#127
ゾーンを主人公とした中国でのストーリー。
ウェポン・プラス計画編。
ウルヴァリンのコードネームだと思われていた"ウェポンX"の意味が明らかになり、X-MENたちはあらたなウェポン・プラス計画の実験体ウェポンXII”
ハンツマン”と戦う。
#128
#129
ハンツマンが初登場
#130
- #131 ダークスターの葬儀。
- #132 廃墟と化したジェノーシャでの出来事。
- #133 教授とシーアー帝国のリランドラが離婚。ダストが初登場。
- #134〜#137
キッド・オメガ編。
の方針に疑問を持ったキッド・オメガは、ミュータント能力を高める麻薬”キック”を服用。オメガ・ギャングを率いて学園で暴動を起こす。
#134
#135
不良集団オメガ・ギャング結成、落ちこぼれ集団スペシャルクラス編成。バジリスク、エルンスト、ダミーがスペシャルクラスで初登場。
#137
ステップフォード・カッコーズの1人、ソフィーが死亡。スペシャルクラスのダミーが死亡。
サイクロップス、エマ・フロスト、ジーン・グレイの三角関係。
エマの過去が明らかに。
キッド・オメガは治療のため、ビーストの研究室に監禁される。
エマが何者かに撃たれ、粉々に。
ビショップとセージの調査が始まる。
エンジェル・サルバドーレが出産。
- #142〜145 "Assault on Weapon Plus"
サイクロップス、ウルヴァリン、ファントメックスがウェポン・プラスの本拠地を急襲。
#143ウェポンXVこと
マグニートーが現れ、ニューヨークにニュー・ジェノーシャを建設。ブラザーフッド・オブ・ミュータンツを再結成し、人類支配に動き出す。
#147
ブラザーフッド・オブ・ミュータンツ再結成。
#149
バジリスクが死亡。
#150
ジーン・グレイが死亡。ステップフォード・カッコーズの1人、エスミーが死亡。
- #151〜154 "Here Comes Tomorrow"
ジーン・グレイの死亡によって導かれた150年後の荒廃した未来。暴君となったビーストが世界を支配する。
- #155〜#156 "A Bright New Mourning"
エピローグ。廃墟とした学園にX-MENたちが集う。
その後への影響(ネタバレあり)
最も大きな出来事は、ジーン・グレイが死亡し、サイクロップスとエマ・フロストが急接近したこと。
学園の破壊と再建、サイクロップスとの恋愛などを経て、エマ・フロストがX-MENにとって重要な位置を占めていく。
また教授とリランドラの離婚は唐突だが、コスミック系ストーリーにも関わる出来事となる。
また、プロフェッサーXと学園の立場が公になり、X-Corporationが設立された。ジェノーシャの壊滅と併せ、ミュータント社会が大きく変わっていく。
これをきっかけに、ステップフォード・カッコーズやキッド・オメガなどその後のX-MEN系ストーリーに大きく関わるキャラクターをはじめ、多くの若手ミュータントがデビュー。
他にも有名無名を含め、多くの脇役ミュータントがデビューしたが、彼らの多くは後の
M-Dayで普通の人間となってしまった。
ウェポン・プラス計画に明確な設定が与えられ、
キャプテン・アメリカから
ウルヴァリンまで、全てがつながっていたこととなった。
またファントメックスという重要キャラクターがデビュー。
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