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X-23 - (2014/03/19 (水) 11:37:14) のソース

***X-23 / ローラ・キニー Laura Kinney

初出(アニメ):X-Men: Evolution(season3,wpisode11)"X-23 (2003)"
初出(コミック):[[NYX]] #3 (2004)
種族:[[ウルヴァリン]]のクローン、ミュータント、女性

#ref(x23.jpg)
(X-23#1 2010,Artist:  DANNI LUO)

*概要
[[ウルヴァリン]]の遺伝子から作られた女性版クローン。
[[ウェポンX計画]]の派生プロジェクトによる産物で、感情を持たない暗殺機械として育てられたが、ある女性研究者の働きによって愛情を知る。
少しずつ感情を取り戻しつつあるが、未だ人の気持ちを理解できないことに悩むことも。
ヒーロー側だがウルヴァリン同様、必要とあれば(時に必要がなくても)殺しも辞さない。怒りや後述の「トリガー・セント」のために暴走し、非常に危険な存在になることもある。
"[[NEW X-MEN>NEW X-MEN(チーム)]]"" [[X-MEN]]"" [[X-Force]]"などに参加。

***初登場
コミックより先にアニメ"X-Men:Evolutiom"で初登場(2003年)。
コミックでは2004年にデビューし、現在は単独タイトルもある人気キャラに成長した。出生の秘密が明らかにされたのは単独のミニシリーズ"[[X-23 : INNOCENCE LOST>X-23(ミニシリーズ)]]"。
日本ではゲームの"[[MARVEL VS. CAPCOM 3 Fate of Two World]]"に登場したことで知られる。

*能力
ウルヴァリンとほぼ同等の能力を持つ。
[[ヒーリング・ファクター]]……超回復力。
毒や病気への抵抗力。
超人的な腕力、スピード、反射神経、耐久力など。
ウルヴァリンは拳から3本ずつのクロウを出すが、X-23は2本ずつしかない。ただし、つま先にも1本ずつクロウがある。
アダマンチウムはクロウにだけ結合され、骨格全体には結合されていない。

*トリガー・セント
X-23を開発した研究所で作られた薬品。
この匂いを嗅ぐと、X-23は理性を失い凶暴化する「バーサーカー・レイジ」に陥る。

*コミック初登場(NYX#3,2004年)
[[NYX]]ではニューヨークに住む売春婦の少女として登場する。
ミュータント能力を発現しホームレスとなった少女[[キデン・ニクソン]]と行動を共にした。
ほとんど何もしゃべらない少女で、X-23やローラという名前を名乗ることもない。
最終的にはポン引きのボスやその仲間を殺し、キデンたちを救うことになる。

*オリジンと経歴

***出生
X-23を生んだのは、ウルヴァリンの骨格をアダマンチウムと結合させた[[ウェポンX計画]]の派生プロジェクトだった。
実験の指導者マーティン・サッター博士は、高名なミュータント遺伝学者サラ・キニー博士をプロジェクトのメンバーに加えた。だが、サラは、もう一人の科学者ザンダー・ライス博士の嫉妬をかうことになった。ザンダーは父もウェポンX計画に関わっており、ウルヴァリンが脱出時に父を殺害したため、ウルヴァリンに恨みを持っていた。
ウルヴァリンの遺伝子サンプルは傷ついており、Y染色体を抽出することができないため、キニーはX染色体だけを使い、女性型のクローンを生み出すことを思いつく。そして生存に成功したサンプルは、23番目のサンプルだった。
しかし、その誕生にはサンプルを胎児として成長させる必要があり、ザンダーは復讐のために彼女自身が胎児の産みの親になるように強要した。
9ヶ月の間、キニーのあらゆる行動は監視されたが、キニーは無事X-23を出産した。

7年後。
ザンダーはウルヴァリンへの復讐に取り憑かれ、そのクローンであるX-23に過酷な実験を強いた。
X-23のミュータント因子を活性化させるため、放射能を浴びさせた。また、X-23のクロウを麻酔無しに研磨し、アダマンチウムでコーティングした。X-23は人間として扱われず、武器として格闘技を訓練された。
さらに、ザンダーはX-23が匂いを嗅いだだけで、我を忘れ攻撃的になる「[[バーサーカー・レイジ]]」に陥らせる薬「[[トリガー・セント]]」を開発した。X-23はこの「トリガー・セント」のせいで格闘技の師匠を殺してしまう。
それから3年の間、チームはX-23を大金のために要人を殺す殺し屋として世界中に送り込んだ。

ある日、キニー博士は姪を連続殺人犯に誘拐される。キニーはX-23に姪を救出させた。
そしてザンダーが研究施設の実権を握るためX-23にマーティンを殺させると、キニーはX-23を解放し、家族として暮らすことを計画した。
X-23は施設を爆破しザンダーを殺すが、ザンダーが残した最後の罠「トリガー・セント」のせいでキニーも殺してしまう。
しかし、キニーはX-23に最後の贈り物を残した。それは手紙に記された"ローラ"という名前だった。
([[X-23 : INNOCENCE LOST>X-23(ミニシリーズ)]]#1〜#6,2005年)

***X-23: TARGET X(#1〜#6),2007年
2007年のミニシリーズ"X-23: TARGET X”では研究所を脱出した後のX-23の行動、そして更なる研究所での秘密が明らかにされた。
ストーリーは15歳になったX-23が何者かに拘束され、尋問を受けるという形で進行する。

研究所を脱出したX-23はすぐに、研究所で彼女の「調教師」だった女、[[キムラ]] の追撃を受ける。
X-23はキムラに対して一切の直接攻撃ができないように設定されているのだ。
なんとかキムラから逃れ、X-23が頼ったのはサンフランシスコに住むサラの妹デービーと且つてX-23が誘拐から救出した姪のメーガン(X-23の従姉妹にあたる)の家だった。
X-23は彼らの新しい家族となり、心を通わせるが、研究所の追跡は止まなかった。キムラの計画によりデービーとメーガンに危険が迫る。
X-23はデービーとメーガンを逃亡させ、これ以上危害が及ばないように離別を選択する。

二人を見送ったX-23は怒りの矛先を全ての元凶、クローン計画の原因となったウルヴァリンに向ける。
チャールズ・エグゼビア高等学院にいたウルヴァリンを襲撃するが、逆に諭され、X-23は新しい人生を始めることを選んだ。
([[X-23: Target X]]#1〜#6,2007年)

***その後のX-23
その後、X-23はX-MENの一員となった。
敵味方ともに命のやりとりになるような危険な任務を請け負う[[X-FORCE]]のメンバーだったこともあった。
アベンジャーズ・アカデミーが西海岸へ移動すると、その生徒となる。

多くの仲間との出会いを経て人間性を取り戻しつつある。

***マーベル・ナウ!
[[Avengers vs. X-MEN]]の後、X-23は[[アーケード]]によって[[マーダーワールド]]に囚われ、他の十代のミュータントと互いに殺し合いを強制される。



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***その他
-ウルヴァリンからは"X"と呼ばれる。







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