***ベティ・ブラント(Betty Brant) (ベティー・ブラントという表記もあり) 初出:The [[Amazing Spider-Man]] #4(1963年9月) 種族:人間、一般人、女性 *概要 ベティ・ブラントは主に[[スパイダーマン]]系統のコミックに登場する女性キャラクター。ピーター・パーカーが初めてつきあった女性。 現在は[[フラッシュ・トンプソン]]の恋人。本人は何の取り柄もない普通の男が好きなのだが、何故かいつも付き合う男がヒーローやらヴィランになってしまう。 *経歴 ベティはペンシルバニア州のフィラデルフィア出身。 母が亡くなった後、高校を中退してデイリービューグル社の社長、[[J・ジョナ・ジェイムソン]]の秘書になった。 ベティがピーターと知り合った時、ピーターはスパイダーマンの力を得ていたが普段は冴えない高校生を演じていた。特にデイリービューグルでは天才的な科学の才能を見せることもなかった。 ベティは普通の男が好きで、そんなピーターに惹かれていく。 兄弟がスパイダーマンと[[ドクター・オクトパス]]の戦いに巻き込まれて死んだため、スパイダーマンを恨むようになる。しかし後になってスパイダーマンが兄弟を助けようとしていた事を知り、ようやく許す事ができた。 しかし、ピーターが多忙で共に過ごす時間が乏しかったため、破局を迎え、ベティはデイリー・ビューグルの記者ネド・リードと結婚する。 しかし、ネッドは海外勤務が多く、結婚生活を維持することは困難だった。ネッドがパリに駐在すると、ピーターの元に戻ろうとし、二人の男の間で揺れ動いた。 最終的にピーターはベティをネドに託した。 やがてネッドがヴィランの[[ホブゴブリン]]の正体だということが明らかになると、ベティは精神的に追い詰められていく。(ただし、10年ぐらいたってから実は別人だったことが明らかになる) ベティはカルトの信者となり、フラッシュとスパイダーマンに救出された。 紆余曲折あってフラッシュと付き合うようになる。しかしフラッシュがエージェント・ヴェノムになったため、相変わらず恋人が急にいなくなったり、約束の時間に現れなかったり、どこで何をしているのかわからない時間が多かったりと寂しい思いをしている。 #image(betty.jpg) (The [[Amazing Spider-Man]] #4, 1963) 初登場時のベティ。徐々に魅力的な女性として描かれるように。 左は[[J・ジョナ・ジェイムソン]]。 *実写映画のベティ・ブラント 実写映画ではサム・ライミ監督・トビー・マグワイア主演の三部作、『[[スパイダーマン>スパイダーマン(実写映画)]]』『[[スパイダーマン2>スパイダーマン2(実写映画)]]』『[[スパイダーマン3>スパイダーマン3(実写映画)]]』に登場。エリザベス・バンクスが演じた。 コミックほど重要なキャラクターではなく、ピーターとの恋愛関係も描かれることはなかった。しかし、一作目では初対面でピーターが興味を持つしぐさを見せ、また第三作では[[ブラックコスチューム>ヴェノム]]の影響で押しが強くなったピーターに、ベティもまんざらでもない様子を見せていた。 ----