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ニック・フューリー - (2018/05/21 (月) 22:29:50) のソース

***ニック・フューリー(Nick Fury)
初出:Sgt. Fury and his Howling Commandos #1 (1963年5月)
種族:薬品で強化された人間、地球人、男性、白人

*概要
ニック・フューリーはマーベルコミックのキャラクター。
長らく国連管轄下の諜報機関[[S.H.I.E.L.D.]]で、007のようなスーパー・スパイとして活躍し、ついには長官を務めた。現在は引退(というか、[[ウォッチャー]]の後を引き継いだ?)。
マーベルのオリジナル世界では、ニック・フューリ-・シニアは白人だが、映画で黒人として描かれ、[[アルティメット・ユニバース]]でも黒人となった。後にコミックでも、息子で黒人の[[ニック・フューリー Jr.]]が登場する。

*能力
薬品で老化を抑制されている以外にスーパーパワーはないものの、戦闘や諜報に関する膨大な知識と素早い判断力で問題を解決する。
あらゆる銃器の扱いに長け、また[[S.H.I.E.L.D.]]が開発した様々な諜報用のアイテムを使いこなす。

*経歴
初登場の作品"Sgt. Fury and his Howling Commandos"では第二次世界大戦で精鋭部隊”ハウリング・コマンド”を率いる下士官として描かれていた。
この時代に、彼は後に[[ファンタスティック・フォー]]のリーダーとなる[[リード・リチャーズ]]や[[アベンジャーズ]]のリーダーとなる[[キャプテン・アメリカ]]と遭遇していた。

第二次大戦の末期に地雷で負傷し、回復後に戦略諜報局(OSS,CIAの前身)の一員となった。この時期に血清(インフィニティ・フォーミュラ)を投与され、老化を抑制されている。
彼のトレードマークとも言えるアイパッチを着け始めたのもCIA時代だった。

その後、CIAのエージェントを経て[[S.H.I.E.L.D.]]の長官に就任。

[[S.H.I.E.L.D.]]の長官として、少数のヒーローたちを騙してラトヴェリア([[Dr.ドゥーム]]の支配する国)に戦争を仕掛ける「シークレット・ウォー事件」を起こす。この事件により、ヒーローたちとの間の信頼関係に亀裂が生じる。

通常の活動のほか隠れた仕事として、異星人の侵略から地球を守るという汚れ仕事を行っており、これは後にウィンター・ソルジャー([[バッキー]])に引き継がれた。

現在は引退しているが、黒人女性との間に隠し子がいたことが発覚。息子はニック・フューリー・Jrを名乗り、S.H.I.E.L.D.の一員となった。

*アルティメット版
アルティメット・ユニバースでは、実験により最初にスーパーソルジャーとなった人物だった。

***トリビア
-[[S.H.I.E.L.D.]]では、指揮権や秘密基地などへのアクセス(秘密基地について知っているのはある階層以上など)について、階層システムをとっていた(現在はシステムが変更されている)。ニック・フューリーは長官時代の階層が33であり、当然ずば抜けていた。[[ブラックウィドウ]]、[[クエイク]]が10、[[スパイダーウーマン]](ジェシカ・ドリュー)が8である。
-[[S.H.I.E.L.D.]]では、自分の身代わりとする精巧なロボット、「ライフ・モデル・デコイ(Life-Model Decoy:略称LMD)を使っているが、ニック・フューリーのLMDが自意識を持って困ったことを起こしたことがある。
-[[S.H.I.E.L.D.]]での部下のティモシー・"ダム・ダム"・デュガン(Timothy Dugan: 髭とボウラー・ハット、そして立派な体格が特徴)は、ハウリング・コマンド時代からの部下である。
-日本での公開はなかったが、米国では(ナイトライダーやベイウォッチで有名な)デヴィッド・ハッセルドルフが眼帯を着け、葉巻を咥えて、ニック・フューリーを演じたドラマがある。


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