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デアデビル - (2014/01/04 (土) 09:45:16) のソース

***デアデビル Daredevil / マシュー(マット)・マイケル・マードック Matthew Michael "Matt" Murdock

初出:Daredevil #1 (1964年4月)
種族:事故で特殊能力を得た人間

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(daredevil vol.3 #1/2012年4月)

*概要
デアデビルはマーベルコミックのスーパーヒーローでクライムファイター。
その正体は盲目の弁護士マット・マードックで、昼は弁護士だが、夜は法で裁けない悪を裁く「デアデビル(悪魔をも恐れぬ男)」として戦う。
拠点はニューヨークの一角、「ヘルズ・キッチン」。
弁護士マット・マードックとして他シリーズに顔を出し、法的に窮地に陥ったヒーローを助けることも多い。

*能力
事故で視力を失ったが、代わりに他の能力が超人的に発達した。
レーダーセンスを使って視力がなくとも周囲の状況を察知できる。
三半規管が発達し、常人離れしたバランス感覚でアクロバットをこなす。
あらゆる武術に精通している。
自ら改造した棍棒「ビリークラブ」を自在に操る。
ただし、戦闘能力はあくまで人間として鍛えた範囲であり、スーパーパワーのレベルではない。

*経歴とオリジン
マット・マードックの父はバトリング・マードックという賞金稼ぎのボクサーだった。
子供の頃、マットは父のようになりたいと思っていたが、父は亡き妻の願い通り、マットには勉強をさせて、無学な自分とは違う道を歩ませ、弁護士か医者にしようと考えていた。
父を尊敬していたマットは言いつけ通り、他の子供たちと遊ぶのを我慢して勉強や読書をして過ごしていた。

そんなマットは十代になると、近所の同年代の少年たちから嫌みを込めて「悪魔を恐れぬ者=Daredevil、デアデビル」と呼ばれるようになった。弱虫と思われるのが悔しかったマットは、父がいない間にその器具をこっそり借りてあらゆるトレーニングをするようになった。

そんなある日、マットは盲目の老人がトラックに轢かれそうになっているのを目撃する。鍛えた身体能力のおかげで老人を救出するが、代わりに自分が犠牲になってしまった。トラックの荷台から落下した放射性物質に目を傷つけられ、視力を失ってしまったのだ。

放射性物質の影響で、マットは視力以外の感覚が超人的に強くなった。
聴覚は誰かが部屋にいるのが心臓の音で分かるほどに。
嗅覚は香水や整髪料の匂いで人を判別できるほどに。
手の感覚は弾倉の重みで拳銃に何発の弾丸が入っているのか識別できるほどに。
味覚は食品に使われている塩の量を当てられるほどに。
そして視覚に頼らなくても音の反射で周囲の状況が分かるレーダーセンスを手に入れた。

その頃、歳をとった父はボクシングのマッチメイクができなくなってしまい、マットを大学に行かせる資金を稼ぐためにフィクサーという男と契約した。
フィクサーは父に八百長を仕組み、連勝を重ねた後で負けさせるように計画した。
しかし父が負けるはずの試合にマットが観戦に訪れたため、息子を落胆させたくないと思った父は約束を破り、実力で試合に勝ってしまった。
マットは父を誇り、勇気を学んだが、父はフィクサーの報復を受け殺されてしまう。

マットは大学を卒業して弁護士になった。父との約束通り、マット・マードックとしては頭脳と法で戦うことを決心したが、彼にはもう一つの意志があった。
それは父を殺害した者を探し出し、復讐することだった。父との約束を守りつつ、復讐を果たすため、彼は自作のコスチュームを着て別人になることを決意する。
子供の頃につけられたあだ名、悪魔をも恐れぬ男、「デアデビル」を名乗って。

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(Daredevil #1 1964)
初登場時のデアデビルとマット・マードック。初期はコスチュームが黄色かった。

*実写映画
2003年に実写映画「[[デアデビル>デアデビル(実写映画)]]が公開された。主人公デアデビルを演じたのはベン・アフレック。
ヒロインは[[エレクトラ]]。ヴィランに[[キングピン]]、[[ブルズアイ]]など。



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