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少年は自らの意思で、その背に羽根を生やし、
限りなく続く、遥かなる空へと飛び立った。
彼には守るべきものがあった。
それは『翅なし』としての自分のプライドではなく、
恐らくこの世界を、生きとし生ける全ての生物を・・・
彼は堕天使から守りたかったのだろう。
そして今日も、戦場には情熱を帯びた火の粉が舞い落ちてゆく。
静かに終戦の時を待ち続けながら・・・・
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最終更新：2008年09月01日 22:53
