型月×リリカルなのはクロスまとめwiki内検索 / 「なのぎる(外伝)氏」で検索した結果

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  • なのぎる(外伝)氏
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  • 長編、シリーズ物完結
    魔導師VS魔術師 氏 なのぎる氏 赤い・・・氏 リリカルブラッドの作者(外伝)氏 2-787氏
  • なのぎる (外伝2)
    瞬間、世界が震えた。  そんなはずがないのに、美由希にはそんな気がした。  思わず両手で自分自身を抱きしめた。無意識にそうしていた。  両膝が笑っている。  そのままコンクリートの道の上に崩れ落ち、首を差し出すべきだと思った。  自分たちは地面に這い蹲り、死体となるべきだと思った。  そうでもしないと。  そうでもしないと。  この人は、世界のすべてを怒りのままに打ち壊してしまうのではないか……?  彼女がそのような感慨を抱いて震えていたのと同様に、いまだ闇の中にある恭也もまた歯を食いしばり、己の背中を駆け抜けた戦慄に耐ていた。  今まで、恭也は多くの戦いを経験してきた。  剣道界に名をはせる名選手、時代遅れのヤクザの人斬り、伝統の技を伝える古流の達人――  修行の日々の中には当然ながら敗北もあり、命の危機もあった。  剣気とも鬼気とも呼ぶべき敵...
  • なのぎる (外伝1)
     ◆ ◆ ◆  なのははその時、父と兄と姉の姿もなくなっていることに気づかなかった。  ◆ ◆ ◆  海鳴の夜道を歩くのは、久しぶりだった。  いつもは彼はこの町にきて、適当に遊んでからホテルに入る。  遊ぶというのは釣りだのゲームセンターだのだが、つくづく人のすることはくだらないなと彼は思っている。  そして、そんな人のくだらなさを彼は愛していた。  近頃はそれでも少し飽きてきたが……。  もっとも、それと彼が今、この海岸線沿いの夜道を一人歩いているということには繋がりはない。  愉快なことがあったのである。  あるいは、現世に還ってから、もっとも楽しいことであったのかも知れぬ。 『お友達ができました!』  とるにたらぬ小娘であった。  とるにたらぬと思っていたが、まっすぐに彼を見上げるその眼差しの強さ、そこから窺い知...
  • なのぎる (外伝5)
    「一剣は二刀に勝てずとこの国の碩学は言っていたが、二刀は二剣に優るか、試してみるか?」  再び、士郎の姿が消失する。  同時に、ギルガメッシュの手になる剣が左右に振りぬかれた。  両手の剣を広げたその姿勢は、まさに翼を広げた鳳凰の如き威容。  ざっ、と砂地を蹴って二度三度と転び、士郎は態勢を立て直す。  ギルガメッシュとの距離は最初と同じ程度に広がった。おおよそ十メートル。   「避けたか」  と出された声は、しかし揶揄するかのようですらあった。  ――今の程度のことは、できて当たり前だぞ?  と言外に言われたかのようだ。 「今のは――」  美由希は神速をかけた己の視界の中で、それをはっきりと目撃した。  迎撃のために打ち振られたギルガメッシュの剣を、必死に制動をかけて逆方向に跳躍して回避した父の姿を。 ...
  • なのぎる (外伝7)
     ◆ ◆ ◆ 「ほう」  ギルガメッシュの声に、紛れもなく喜色が混じった。  とるに足らぬと思っていた駄菓子の詰め合わせの袋の中に手を伸ばし、掴んでみたのがことの他、面白い味であった――そんな風な、声だった。美味というには足りぬ。珍味というには珍しくはない。だが、面白い。 「紆余はあれど、早々とそこに至ったのは、褒めてやってもよい――」 「……はい」  士郎は二刀を下げた姿勢のままで対峙し、突然、ギルガメッシュの前に出現した。  二人の御神の剣士をして捉え損ねた、神速を超えた神速。  それをたやすくこの高町士郎は行ってのけた。  まるで別人だった。  彼が別人となった理由。それは、極限まで鍛えられた戦闘意志の制御法に他ならない。  遥かな昔。侍達は刀を抜いた時点で、殺し殺される事を当然のように受け入れたという...
  • なのぎる (外伝4)
     ◆ ◆ ◆  世界は静かだった。  鞘から抜かれた二刀を抜き放った高町士郎であったが、そのまま彼はぶら下げるようにそれを持ち、無言のままにギルガメッシュと対峙した。黒く染め抜かれた彼の愛刀・八景の刀身は夜に溶けたかのようで、目を凝らさねば何も手にしていないかのようにさえ見えた。  ギルガメッシュは悠然と右手に持った剣――彼の言に拠るなら草薙之剣――を右肩の上に乗せ、立っていた。  二人の対峙する距離は十メートルほど。  この距離を越えて相手を攻め得る技術は、通常の剣術にはまずない。  相手に致命打を与えようとするのならば、一足一刀の間と呼ばれる場所にまで身をおかねばならない。それは一歩踏み込めば相手を打てる距離ということであり、相手もまた自分を斬れる場所ということである。  御神流の本義は小太刀である。ならば、その刀身の長さに見合った距離にまで接近する必要が...
  • なのぎる (外伝6)
    ◆ ◆ ◆  高町士郎は、まず自分の呼吸を整えることに専念した。  呼吸――ただ、吸って、吐くというそれだけの行為に、人間の一日の消費カロリーの大半が必要とされる。  言い方を変えるのならば、人間という生き物は、ただ呼吸をするためだけに生きているようなものなのだ。  それだけに、古来より呼吸というものを人間は、いや、戦士は追求してきた。  御神流もまた、然り。  また、戦いの機微としての呼吸というものもある。  相手の呼吸を探り、自らの呼吸を隠し。  戦闘者ならば当たり前にするそれは、当然のことながら高町士郎も修めていることだ。  その彼をして、今はその呼吸も乱れて隠すことすらままならなかった。  ――神速の限界を超えた動き。  その代償である。  ありえない速度と動きであったと、士郎も思う。  あのタイミングで、あの打ち込み。  ギルガメッシュと...
  • なのぎる (外伝3)
    ◆ ◆ ◆ 「父さん」  と美由希がその背中に話しかけるのには、幾分か勇気がいった。  何故ならば、彼女たちの父であり師でるところの高町士郎は、御神の剣士としての黒装束の下に、考えられる限りの武装を覆い隠して出ようとしていたのだから。  こんな姿をしている父というのを、彼女はほとんど記憶していない。  道場での稽古、神社での仕合、……様々な場所、状況での鍛錬は何年も続けていたが、士郎がこのような完全装備をしてのことはなかった。  する必要もなかった。  御神の剣士のとしての修行は主に兄妹として二人の間で行われており、士郎は時折に二人の様子を眺めながら、たまに助言をさしはさむ程度だったからだ。それは士郎が恭也の指導を信用し、美由希の資質を信頼しているからだった。 「自分はすでに一線を引いている」  そういう風に、言っている。  それは本当のことだろうけど、全ての...
  • なのぎる (外伝IF)
     if   それはありえなかった、あるいは何処かの世界でありえたかもしれない物語。 「ふん……」  黄金の鎧に身を包んだ英雄王は、そう鼻を鳴らし、目の前で倒れる者たちを眺めてた。  聖杯戦争が終ってから幾度か魔術師やら吸血鬼やら代行者が彼を襲ってきたが、彼はその悉くを返り討ちにしていた。当然のことだった。  原初の英雄王たる彼にしてみれば、今の時代の魔術師たちなど大した脅威たりえない。死徒たちも二十七祖の上位以外では、ほとんどが彼の前で抵抗といえるほどの抵抗はできなかった。  あとは抑止の守護者が来るくらいか――と思っていたところに現れたのが、彼女たちだった。  時空管理局の魔導師と名乗った彼女らは、名前を聞き、このようなことをした理由を聞き、彼を捕縛しようとした。  彼は名乗らなかった。胡乱な雑種に語る名前などはなかった。  彼は...
  • なのぎる (後編)
     なのはがアリサとすずかと友達になったのは、それからほどなくしてだ。  それというのがギルさんと話をしてからであり、そこらのアリサとすずかの二人の間に割って入った様子というのは、フェイトもはやても聞いていた。  すずかを苛めていたアリサを諌めたのだという。 「まあ……とにかく『お話を聞いてもらう』というのは、ギルさんいう人の影響もある、言うことやね」 「そうだね。ずっと悩んでいたところで背中を押してくれたのは、ギルさんだったよ」 「そうなんだ……」  しかしフェイトもはやても、思っていた。 (けど、別にギルさんがいなくても、似たようなことをしていたんやろうね……) (なのはが、自分の嫌だと思うことを我慢し続けるはずがない)  そのあたりについては、根拠はなくても確信はある。  幼少時の助言というのは後に引くことが多いし、この場合もそうだとは...
  • なのぎる (外伝エピローグ)
     高町士郎は、自分の愛娘である高町なのはの将来について一つの危惧を抱いている。  なのはの器量――容姿としての意味ではない。無論のこと、容姿としても美人になって引く手数多だろうという確信はあるが、そういう 意味ではない。  人間としての器の大きさ、秘められた潜在的な力が並外れているのだ。  小学生になったばかりの少女に対して何を大袈裟なと思うかも知れないが、世界を経巡った士郎には上手く言葉にはできないが解るのだ。  なのはという娘はやがてとてつもなく力を持って――それを使ってものすごいことをなし得るのだと。  それは例えば、歴史の中に偉人として名を残すことであるような、あるいは伝説に謳われる英雄のようになるのではないかと。  親ばかでなしに、そう思う。  高町なのはは、将来とんでもない何かになるのだと。  だが、それを親として手放しに喜べたりも、士郎に...
  • なのぎる (前編)
    「あ、もう十年たつんだ」  高町なのはが、その約束を思い出したのは本当にただの偶然だった。  たまたま、彼女の友達であるところの八神はやてが第97管理外世界に里帰りした折りに買って帰った〝おみやげ〟を目にしたからである。 「十年ちゃうよ、三十年」  何処か間の抜けた口調で、はやてがいう。  いつもなら雑誌は立ち読みで済ませている彼女が、わざわざ今週に限って購入したのには理由があった。 「両さんの30周年記念号やでー。すごいな、本当」 「本当にね。これの漫画って続かないのは十週打ち切りだしね」  なのはは腕を組み、しみじみと頷く。  はやても「まったくやねー。打ち切られている中にもええんあるけどなー」などといいながら、表紙をめくった。  そんな二人の会話を聞いていたフェイトだが、不思議そうな顔をして雑誌となのはの顔を見比べる。 「それで、何が十年なの?」    なのはがあの雑誌を...
  • なのぎる (中編)
     ギルさん、という人はその日から翠屋の常連になった――  となのはは思っていたのだが、それは彼の印象というか存在感があまりにも強かったせいで、実際のところは二週間か一週間に一度くらいでしかきていなかったらしい。小学低学年の記憶などというものはいい加減である。  当時はめったに家に帰らなかった父や母であったが、そこのあたりはしっかりと記憶していた。あと、 「ギルさんが来ると、なのはの顔が全然違うから」  とは剣の修行に忙しかった兄の言である。  もっとも、なのはだけではなくて、ギルさんが町にくると近隣の子どもたちみんなの顔が変わっていた。  ギルさんという人は、不思議なほどに子どもたちに好かれていたのだ。  なのぎる (中編) (つまり、なのはちゃんの初恋の人やった、と) (ナノハノハツコイノヒト……ナノハノハツコイ……) (いや、ギルさ...
  • リリカルブラッドの作者(外伝)氏
    クロス式・意外と壮絶な機動6課隊長陣の休日
  • なのぎる (エピローグ)
    「それで私は、自分が将来、どんな大人になっているんだろうって思っていたんだけど、それからしばらくしてユーノくんと出会って……」 「なるほどー」 「つまり、その子の方が初恋いうわけやね?」  はやてがニヨニヨした顔で言うと、なのはは赤くした顔で「そうだけど、はやてちゃんはー」と少し頬を膨らませる。  もう二十歳前なのに、こういうことについては慣れてないというか、この三人ではほとんどそういう機会はないので、はやては「それでそれで」と詰め寄る。 「それで……といわれても、だけど、本当にそれっきりなんだから」 「それは――残念やねえ」 「うん」と答えてから、なのはは呆然としているフェイトに気づき、目を向けた。 「どうしたの?」 「なのはのはつこいなのはのはつこいなのはのはつこい……」 「あかん。相当なショックを受けとる」 「なんで? なんでフ...
  • fateはやてルート外伝:英霊なのは
    本来なら数時間で終るはずの簡単な業務だった。 B級ガジェットを駆使する次元犯罪者の確保、および連行。それが私の今日の任務。 響きだけは良いけど、なんてことない。ただの後始末な訳で。 ガジェットたちはあらかた本局の新入り魔導師達が勲功を競うようにいそいそと倒してしまい 荒野に残るは数機のガジェットと、その壊れた瓦礫の上に立ち、薄汚れた襤褸を纏いながらも気高そうなお爺様だけである。 「にははっ、らしくないよね~」 金色に光る愛機『レイジングハート』を優しく撫でながら愚痴る。 愛機は小さくなコエで慰めた 入隊したての、いつだって前線に立ち続けた頃は、誰よりも早く飛び、誰よりも高く跳ね、誰よりも多くの人を守ることを心掛けた。 そして、いつのまにか私に付いていた称号が『エースオブエース・無敵の空戦魔導師』。 名誉に思わないわけではない、ただ嬉しくはなかっ...
  • 盤外――高町なのは
    ――――――パァァァァァァァァァン!!! 耳に届いたのは風船が破裂した様な凄い音――― 痛みも、声を出すことさえ出来ない――― 悲鳴っていうのは苦痛を感じた時に出すもので そんなものを感じるヒマはなかったし―― 苦痛っていうのは体が脳に送るシグナルのようなもので そんなものを送る暇もなかったから―― 「こ、ふ………」 やられた…………… 唇の端から血の糸が零れ落ちる。 BJの耐久値を超えた決定的なダメージ。 これ、まずい……  ダメ……あの時と同じ… 忌まわしい墜落の記憶が蘇る。 でも体の自由がほとんど効かなくて…… 危機感すら薄れ往く意識と共に彼方へと消えていき――― 私は………負けた。 ―――――― 既に強襲される事3回。 今度は絶対に負けまいと思って戦ったけれど…… 強い……圧倒的だった。...
  • なのはvsセイバー中編
    ??? ――― 次元の狭間にて―――― 鈍色の光沢を放ちながら、たゆたい胎動する 此度の神の遊戯の心臓部となるであろう揺り篭。 その内部。計器やモニターがせわしなく動く一室で所狭しと働いている少女たちがいる。 彼女たちはナンバーズ。 無限の欲望が生み出し戦闘機人。 狂気の科学者ジェイルスカリエッティの娘たちである。 しかし12体で対を成すはずの彼女たち姉妹も、No2ドゥーエは先の大戦で戦死。 半数は異なる道を見つけ袂を分かった。 スカリエッティは彼女らに対し共に来るよう強要も強制もしなかった。 創造物でありながら造物主に全てを依存しない彼女たち。 それはまた、彼の愛した「生命の揺らぎ」。その在り様そのものなのである。 結果としてスカリエッティの逃亡に付き従ったのは5体。 No1ウーノ。No3トーレ。No4クアットロ。No5チンク。No7セッテ。 あくまでも...
  • 番外――高町なのは
    ――――――パァァァァァァァァァン!!! 耳に届いたのは風船が破裂した様な凄い音――― 痛みも、声を出すことさえ出来ない――― 悲鳴っていうのは苦痛を感じた時に出すもので そんなものを感じるヒマはなかったし―― 苦痛っていうのは体が脳に送るシグナルのようなもので そんなものを送る暇もなかったから―― 「こ、ふ………」 やられた…………… 唇の端から血の糸が零れ落ちる。 BJの耐久値を超えた決定的なダメージ。 これ、まずい……  ダメ……あの時と同じ… 忌まわしい墜落の記憶が蘇る。 でも体の自由がほとんど効かなくて…… 危機感すら薄れ往く意識と共に彼方へと消えていき――― 私は………負けた。 ―――――― 既に強襲される事3回。 今度は絶対に負けまいと思って戦ったけれど…… 強い……圧倒的だった。...
  • なのはvsセイバー完結編
    ??? ――― ―――コクリ、と………誰かが唾を飲み込む音がした。 誰もが口を利く事はおろか、計器を弾く指の動きすら凍結させて画面に釘付けになっていた。 フィールドで今行われている戦いを正しくモニターし、監視しなければならないというのに だのにその思考がなかなか動いてくれない。 画面や計器がガタガタと震えているのは監視機器、計器等が対応しきれずに動作不良を起こしているのだろう。 だが―――誰も気にも留めない それはそうだ。 何故ならもはや計器など何の役にも立たない。 データや既存のステータスなど何の目安にもならないのだから。 彼女達は戦闘機人。 戦うためにこの世に生を受けた存在。 銃弾飛び交う地にて駆け、襲い来る敵を打破する事にかけて特化した存在。 だのに―――それなのに、その自分らが今、目にしている眼前で行われている闘い そのレベルが一体、どれほどの高みに...
  • なのはvsセイバー後編
    「時間が凍りついた」という言葉がある。 間合い7m弱――――  一瞬で間を詰める事の出来る距離で、互いは睨み合ったままピクリとも動かない。 その暗闇の中、まるで本当にその時間が静止したかのように。 先程までが「動」の戦いであるならば これは謂わば「静」の戦い。 言い得て妙とはこの事である。 その空間は二人の体から立ち上る冷気を受けて……確かに凍りついていたのだ。 ―――――― ??? ――― 「ヒトの身で英霊にここまで食い下がるとはな。」 光の無い双眸、抑揚の無い口調で感想を述べるのは黒き神父。 眼前に広がる光景に対し、相槌くらいは打ってやろうという感がミエミエの何の気無しの感想であった。 そのモニター内。その偽りの世界。 死力を尽くして闘う剣の英霊と空の英雄。 自分たちが盤上の駒――――闘鶏の類であるとも知らずに ソレらは噛み合い、潰し合い...
  • 言峰VSなのは
    AMF内―― 幾重にも施された結界により 飛行能力を封じられた高町なのはの前に立ちはだかる法衣の男 死力を尽くした戦闘は、既に2時間にも及んでいた 尋常ならざる相手――瞬き一つで絶命させられかねない―― 目の前の男に高町なのはは かつて無い戦慄を覚える 自分より強い敵なんていくらでもいた   武装隊、そして戦技教導隊での過酷な鍛錬 どのような強大な敵を前にしても、恐れない………恐れないだけの事をしてきたつもりだった 「貴方が今までどんな思いをして生きてきたのか、私は知らない… しかし、それでもいつものように戦えない焦燥感  AMFや空戦を封じられたという戦力的なものでは断じてなかった 高町なのはは混乱していた 目の前の男は自分を「悪」と断じている  他人の不幸が愉悦とまで 倒すべき悪に違いない相手……彼...
  • 「参加者、高町なのは」
     第1話「参加者、高町なのは」 『第97管理外世界』、その一地方都市に、いかなる願いも叶える温泉があるという。 1週間~60年の定期的な間隔を挟み顕現する、大いなる奇跡。 膨大な魔力を噴出する其の温泉の名前は『ヴァルハラ温泉』、冬木市に眠る神秘の湯である。 古来より、世界の命運を左右してきた温泉をめぐる争いは苛烈を窮めた。 その名を『聖杯戦争』。 最小にして最大の戦争である。 願いを叶える資格を持つ者は、一番湯に浴さなければならない。 聖杯戦争を管理する『聖堂教会』の監督者『言峰綺礼』はこう言った。 「奇跡を欲するならば、汝。最強を証明せよ」 こうして、此度の聖杯戦争の幕が上がった。 + + + + + + + + + + + + 「ここが……。言峰神父の居る冬木教会」 明るい色の髪をサ...
  • なのはvsセイバー前編
    ??? ――― 「幾何学的」といっても良い部屋であった――― その複雑な文様は常人には使用の意図すら分かりかねる。 計器の数々。無数の生体ポット。 それらが整然と居並ぶ一室にて、中央に大きなソファとテーブルがあり そのテーブル上には存在感も露に―――チェス盤のようなナニカが置かれていた。 様々な駒が雑多に並べられるその盤上は、まるでそのルールを知らぬ子供が 手探りで並べたかのような不規則性を醸し出す。 ―――――――否、 まるで出鱈目で混沌とした配置のその盤の中央で――― 今、二つの駒が向かい合っている。 「ククク……」 中央のソファーには男がいた。 堪えきれぬと言った表情で笑いを漏らす男。 白衣に身を包んだ容貌――その口元には押さえ切れぬ愉悦。その目には狂気。 盤上の世界を、盤内で踊る駒を、嘗める様な手つきで弄ぶ。 「ふむ―――――」 中央のソフ...
  • なのはルート エピローグ
    「ん……………」 身体が、動かない―――― 朦朧とする意識を取り戻し、肉体に思考の戻った彼女が初めて思った事がそれだった。 気だるげながら覚醒している意識と相反するように、体のパーツのどれをとっても彼女の思いのままになる箇所が無い。 まるで鎖に縛られているような、金縛りにあってしまったかのような感覚が彼女―――高町なのはを襲う。 (………………) かつてない激戦に苛まれた身体の疲労は凄まじく 自身の肉体が耐えられるダメージ量の限界を三段は超えていた。 起きてすぐ動けるはずがない。 「気がつきましたか……ナノハ」 後遺症が残る可能性―――最悪の事態が頭を過ぎる高町なのはに今、声をかける者がいた。 彼女は今、硬いベッドに寝かされ床に伏せている。 そこまで自分の意思で辿り着いた記憶はない。 そうだ―――そんな事も思考に入れられないほどに彼女は疲労していたのだ。 ...
  • なのはVSミスブルー中編
    既に原型を留めていない地形――― フルメタルジャケットで武装した小隊同士の貪欲な、殲滅戦じみた撃ち合い。 犯し合い、滅ぼし合い、食らい合う、この砲弾による削りあいはしかし――― この二人にとっては牽制の鍔迫り合い以上の意味を持たなかった。 先に仕掛けたのは高町なのは。 自らの陣地を捨て、王将に楔を打たんと滑空する。 しかし相手の弾幕をものともせずに蹴散らし、一度は敵を追い詰めたかのように見えたエースの飛翔は――― 相手の「弾幕」を超えた更なる魔弾の「壁」によって自陣に押し戻されれる事となる。 「くっ………」 強襲は失敗。  防壁のおかげで致命傷はないものの、被弾によってペースを乱され 決めにいって決められなかったという精神的な焦りも相まり 状況はなのはに約一秒のフリーズを強要する。 そして――彼女は識る。 現状、自分の置かれている状...
  • なのはの聖杯戦争EX
    なのはの聖杯戦争EX 第1話「参加者、高町なのは」 第2話「宝具、レイジングハート」 第3話「秘剣、燕返し」
  • なのはVSミスブルー完結編B
    見渡す限り、小高い丘が幾重にも連なる山岳地帯。  数百年の月日をかけて形を為したそれは、まさに天然の要塞の如き荘厳さを醸し出す。 その広大な渓谷が今――――――――廃墟と化している。 幾重にも積みあがった残骸。   山は倒壊し、谷はその形を変え、地形に元の面影は無い。 それは洋画の戦争映画の終局シーンを思わせる。 しかして今まさに眼前を映し出すこの極めて清算な破壊跡の下手人は 一国家の軍隊でも武装したハリウッドスターでもなく―――  とある二人の、うら若き乙女の仕業だったりする。 ―――――― その戦いは思えば初めから奇妙な様相を呈していた。 互いの命を決して奪おうとせず、しかし全力で戦い、最後は切り札まで繰り出した。 それでなお互いが未だ生存しているという――― 双方共に破壊的な火力の持ち主である事を思えば奇跡的なバランスの...
  • なのは&セイバーVSギルガメッシュ中編
    ??? ――― 「神秘………?」 話を聞いていた7女が首を傾げながら姉に問う。 「分かりません。 論理的に定義できませんか?」 「その定義が出来ない力の事だそうだ。」 脱走に成功した次元犯罪者ジェイルスカリエッティとその娘達。 彼らの向かう先を父から聞かされたナンバーズらは今、各々の思いを話し合っている最中である。 管理外世界におけるちっぽけな一惑星。 異なる次元におけるその惑星で、彼女らの父である科学者はそれを見つけた。 「要は御伽話の類でしょう? そんなもの、どの星にだって……  ミッドチルダにだってありますわ。」 「しかも次元の壁の向こうとはいえ、管理外世界だろう?」 管理局の目の届かない―――否、問題にすらしていない辺境の僻地。 更にその星の中でも一般人にはまるで認知されず、秘匿に秘匿を重ね、深く濃く練り上げられてきたといわれる力。 ...
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  • なのはVSミスブルー後編
    「危なかった………」 Yes However,it was wonderful quick wit 敵を眼下に見下ろす高町なのは。 期せずして起こったこの戦い。 得意な戦法で悉く、自身の一ランク上のレベルで返されて徐々に傷ついてゆく彼女。 耐えて凌いで、ひたすら待ってのブラスター1の砲撃ですら決め手とならなかった戦況――― だが、破天荒にして常道破りの相手の返し技を見事凌ぎ切り そして生まれた相手の一瞬の隙――考える前に身体が動いていた。 一日たりとも欠かさずに磨き抜いた戦技。 自らを徹底的に苛め抜き、体に染み付いたその動作。 航空戦技教導隊、高町なのはのもはや反射速度じみたその動き。 磨き抜かれた達人の技がついに魔法使い――ミスブルー蒼崎青子を絡め取る。 現在、ブラスターシステムはモード1を完全解放。 「はぁ………は...
  • なのは&セイバーVSギルガメッシュ前編
    ―――― ソレは倒壊した瓦礫の山の上に悠然と立っていた ―――― 「…………アー、チャー…!」 剣の英霊が呆然とした表情で一言、呟いた。 それは最悪の状況での最悪の敵との遭遇。 「何故……貴方がここに…」 と口に出した瞬間―――とある可能性が騎士の脳裏を駆け巡る。 (まさか……!!) 彼女は横で自分に肩を貸している魔術師。 今の今まで命を削って戦っていた相手――高町なのはの顔を見る。    やはり彼女は敵のマスターで……    そのサーヴァントがよりにもよって……奴!? (いや………違う…) 隣にいる年若き魔術師の困惑した表情を見やり、その可能性を彼女はすぐに否定した。 本末転倒過ぎる。 第一、出てくる順序がまるで逆だ。 先に強力なマスターが率先して闘い、弱った相手を確実に仕留めるための布陣も存在するが――― よりにもよって、このサーヴァントを...
  • なのはVSミスブルー完結編
    それは魔法じゃない―――― ラストカードを切る最中、数刻にも満たない対話において  静かながらもきっぱりと紡がれた否定のコトバ。 多分、それがこの戦いの発端にしてキーワード。 流せばよかった。 譲ってしまえば―――ここまでの大事にはならなかったはず。  だけど………… 相手に譲れぬモノ、耐えられぬ嫌悪という物があったのだとしても 彼女とてその小さな体を酷使して救われないダレカを救ってきた。 全力で駆けてきた。 そのために負った傷は誇りとすら思っている。 そんな高町なのはが蒼崎青子の言葉を素直に受け入れられなかったのは――― 魔法――それが自分を変えてくれた力だから。  高町なのはにとって魔法使いであるという事はかけがえのないもので 例え傷ついてでも守らないといけない、本当に重要な事だから。 地上に悠然と立つ相手を見る。 自分が体...
  • なのはVSミスブルー前編
    光も闇も届かない 虚無のみが支配する空間にて 其れはただ戯れるためだけに存在した 己が掌を盤上に 己が腑分けした臓物を駒に 己が撒き散らした脳髄をルールに変えて 其れはただ戯れるためだけに存在した 彼は世界に強く囁きかける ――― 闘い候え ――― 今、蠱毒の壷は開かれた。 ―――――― 見渡す限りの小高い丘が幾重にも連なる山岳地帯――― 数百年の月日をかけて形を為したそれは、まさに天然の要塞の如き荘厳さを醸し出す。 その広大な渓谷が今――――――――戦場と化していた。 幾重にも重なる爆撃音。 飛び交う銃弾。 山は削られ、谷はこそぎ取られ、地形が形を変えてゆく。 それは洋画の戦争映画の一シーンを思わせる光景だった。 屈強な男達がガトリンク砲を打ち合い、兵器を駆使して地を蹂躙していく様。  ...
  • なのは&セイバーVSギルガメッシュ完結編
    この世界には様々な神話や伝承が存在する――― それは時に神を。時に魔を。 人の手によって祭り上げられた空想上の偶像を綴った物語である事が多い。 だが極稀に、人の身にて神話や伝承に身を窶す者達がいた。 星の記憶に永遠に刻まれるであろう、その生涯。 神魔の位にまで昇華した尊き魂。 彼らの存在は、偉業は、尊敬と崇拝を一心に集めて伝説となり 大人から子供へと永遠に語り継がれる事になる。 ――――英雄譚 英雄と呼ばれる者達の激動の一生を綴った決して色褪せぬ確かな記憶。 ある者は竜を。ある者は魔を。ある者は巨人を。 人間を遥かに超えたモノを相手に燦然と立ち向かい、耐えに耐えて奇跡を起こし――そして倒してのける。 彼らの戦いには楽なものなど一つとしてありはしない。 勝って当然の相手に勝利を収めたとして、そのような者を人は英雄とは呼ばない。 強大過ぎるものを相手に戦って戦っ...
  • なのは&セイバーVSギルガメッシュ後編
    無限の欲望の生み出せし神々の遊戯盤――― 盤上が今宵、闘争の庭として用意した地は海鳴町であり、冬木市であり そのどちらでもないゴーストタウン。 中に放り込まれた駒は二つ。 その性能は戦略兵器に匹敵するとまで言われるミッドチルダSランク魔導士。 その中においても若き英雄と謳われる空戦のエース。 不敗の神話と聖剣伝説を築きし稀代の剣士。 騎士の頂点に立つ「騎士王」の称号を授かりながらも非業の最期を迎えた王。 ―――そこに、世界を塗り潰す不確定要素として飛び込んだイレギュラーが一つ。 古代に君臨せし最強の魔人。 かつて世界をその手に収めた半人半神の英霊。 人類最古の英雄王。 共に絶大な力を持つ、時代を築きし者達が織り成す戦いという名の輪舞。 地上、建造物の至る所に突き立った宝剣。 倒壊した大地。 町の景観は夥しい数の弾痕や斬傷で見る影もない。 まさに熾烈極...
  • なのは&セイバーVSギルガメッシュエピローグ
    694 :リリカルブラッド:2008/08/03(日) 23 35 31 ID Tr37NxkJ いつも多数の感想ありがとうございます 励みになりますマジで ではエピローグ、投下します 変な所で切ってしまったおかげでいらぬ誤解を与えた部分もあって申し訳ない そこら辺は解決させたつもりです でも「要塞」と「鞍」はやっちゃった感があるのでwikiで修正します ではなのはルート・エンディング  落とします 695 :なのはルート――エピローグ:2008/08/03(日) 23 38 11 ID Tr37NxkJ ――― 身体が、、動かない ――― 朦朧とする意識を取り戻し その肉体に思考の戻った彼女が初めて思った事がそれだった 気だるげながら覚醒している意識 にも関わらず、その肉体のパーツのどれをとっても 彼女の思いのままになる箇所が無い まるで鎖に縛ら...
  • ある夏の日。志貴9歳、なのは11歳
    病院から抜け出したのは、大した理由があったわけじゃない。  誰も自分の言っている事を理解してくれないからだ。  なぞるだけで、硬いイスだって、重たいベッドだって何でも切れてしまう「ラクガキ」。子供なりに、これは結構大変な事だと思うのだが、大人は理解してくれない。  そこにラクガキがあるんだ、と主張しても、目の検査とか、脳の検査とか、ちょっと難しい事を言われてしまう。  そのうち、自分だけにしかこのラクガキは見えないんだ、と言うことが理解できた頃には、 僕は病院を抜け出して、広い草原に来ていた。  病院は、ヒトもモノもラクガキで一杯でちょっと気味が悪いけど、外ならあまりラクガキは見えない。 勿論、目を凝らせば草や木、時々地面に見えてしまうことも有るんだけど、少なくとも空や雲にはラクガキは見えなかった。  だから、そうしていつものように空を見上げていて、僕はその人に出会った...
  • KO-j氏
    エピソード『カレイドスコープ』◆ 第一話『戦場』 第二話『現状』 第三話『妖魔』 第四話『雷光』 第五話『天の杯・1』 第六話『混迷』 第七話『真竜』 第八話『幽騎』 第九話『湖光』 第十話『魔女』 第十一話『薔薇』 第十二話『皇女』 第十三話『天の杯・2』 第十四話『幕間』 第十五話『猛犬』 第十六話『神殿』 第十七話『怪物』 第十八話『魔槍』 第一九話『群体』 第二十話『並行』 第二一話『差異』 第二二話『月下』 第二三話『極光・黒』 第二四話『隼燕月火』 第二五話『騎士』 二十六話『落雷』 『カレイドスコープ』外伝 EX『There is it must be. 』01 EX『There is it must be. 』02 EX『There is it must be. 』03 EX『There is it must be. 』04 EX『There is it mu...
  • 最終戦辺りでのなのはさんのモノローグ
    588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 22 59 56 ID W6o2sUXL なのはさんは組織に所属してることと、かつての事故で周りが大いに心配したことで、 “スタンドプレイのリスクを充分理解している”というのが俺の解釈。 本編描写のせいかも知れないけど、フェイトさんの心配に対する返事も、 自分のことよりも周りに迷惑をかけないことに主眼があるような気がした。 なので、士郎に対しても『いけないこと』だと言うことはあっても、 『間違った在り方』だと指摘することは無いような気がする。 589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/06(金) 23 41 04 ID NlRrb7AA 588 間違った在り方、なんて直接は言わないだろうけどかなり士郎の行動に反発するだろうことは確かだと思う。 でも無意識の内にそんな人間もありかな、とか思...
  • 英霊なのハサン
    冬木の中央公園の暗がりに清澄なる真名が響き渡る 「理想望光(ザバーニャ)」 捕らえること何人にも不可能と思われた戦士の四肢に暗殺者の魔の手が届いた 「――無駄だよ。貴方の対魔力、神性、ルーンの加護、どれも私の宝具には関係ない」 終始戦場を支配した戦士の王、アルスターの大英雄 その並ぶ者なき強靭な脚力が魔力の、いやエーテルの戒めを破るため大地を求めた――無為 「残念だろうけど……今の貴方の魔力じゃ、抜け出せない」 暗殺者の涼やかな、女の、声は絶対の確信を持っていた 「…………どーりでその魔力、貴様、アサシンではなかったか」 「私はハサン、アサシンのサーヴァント  そして私の宝具はここで終わらない」 暗殺者の宝具は相手を殺すためにある ランサーを縛る力はアサシンの魔力を超える筋力、魔力がなければ外せない 彼女は相手の魔力を見極めると共に、相手が空に上がる事...
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    アルクェイド「志貴ぃ~、あそこに喫茶店あるよ~」 志貴「丁度腹減ったところだしな、それにやっとマトモな金入ったからいくか」 セイバー「士郎、あそこの喫茶店からケーキを焼く美味しい匂いが」 士郎「しょうがねぇなぁ、あんま食べ過ぎるなよセイバー」 式「幹也、あそこに」 幹也「そうだね、あの喫茶店で一服しようか」 そして一同は翠屋に向かう・・・ なのは「・・・なんかすごい人達がきちゃったなぁ」 クロノ「とりあえず、お前ら管理局に来い!」 アルクェイド「志貴と・・・」 セイバー「士郎と・・・」 式「幹也との・・・」 3人「「「楽しいひと時を邪魔するんじゃねぇぇぇぇ!!!」」」 クロノ「うわらば!」 リンディ「クロノ・・・少しは空気読んで」 小ネタへ
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    こんなのどう? フェイトに呼び出されたなのはとはやてはモニターに映し出されたモノを半ば呆れながら見入っていた 「これは3日ほど前、私が調査中にいきなり襲撃されて迎撃後、回収したモノなんだけど、その調査対象地域が・・・・2人の」 「地球の」 「日本って訳やな?」 「そう、武装解除と解析で今日まで掛かったんだけど」 「うゎぁ~ミサイルまで搭載かぁ」 「ほぇ~しっかしほんま日本の技術は凄いってゆうてもこれは行き過ぎやろ」 「ええ、これはあまりに異質過ぎる、ロストロギアの疑いすらあるの」 「へっ?それは考え過ぎ・・・」 無言で何か耐えるようにフェイトは端にあったモニターを中央で拡大表示した 「ふぇ?」 「はぃ?」 暫し静寂、後に爆発 「「補助がゴム動力???!!!!!??」」 あり得ない衝動に呆然の二人 「頼...
  • 人間と吸血鬼と機械たちの鎮魂歌・予告編
    159 :134:2008/05/29(木) 01 19 16 ID jXbN3e1m 細切れで申し訳ない。投下します。 人間と吸血鬼と機械たちの鎮魂歌・予告編 「死にたくない……死にたくないよ、遠野くん……」 「この子、私達と同じ……」 「姉さん……」 「忍様……」 行き倒れていたさっちんを家族として迎え入れる月村家。海鳴で過ごす平和な日々…… 「わたし、弓塚さつき。今すずかちゃんの家でメイドをしながら居候させてもらってるんだ」 「そんなに若いのに偉いんですね」 「メイドさんか。ご主人様、とか言ってるんか?」 「はやて……」 さっちんを危険物指定の化物とした管理局、新たな友人の正体に戸惑うなのはたち。壊れた平穏…… ━━━━第97管理外世界日本国海鳴にて危険生物発見。即時確保せよ━━━━ 「さつきさんが危険生物!?」 「吸血鬼って、そんな……...
  • 二十六話『落雷』
    #1 ミッドチルダ北部・聖王協会本部 N2Rとエリオ達がセイバーと交戦中、 聖王協会に飛び込んできた報告に色めき立った一同に対し 「やめとけ、今から行っても無駄だ」 我関せずと言った顔でランサーが釘を刺した シャッハの移動魔法を駆使しても到着した時点で戦闘は終わっている、 仮にたどり着いても水上という場所では戦えるものは限られるだろう 事実を冷静に突きつけられて全員が口をつぐまざるを得なかった 「今近くに居る魔導師は?」 「えぇっと―――、 フェイト・テスタロッサ・ハラオウン執務官が現在現場に急行中です」 「坊主の師匠だか親代わりだかって言ってたあの嬢ちゃんか……」 死体が増えなきゃいいがね、と呟いてランサーは踵を返して部屋を出て行った 吐き捨てるような態度に憤る者達の中に、...
  • 第三話「機動六課出撃・・・かな?」
    時空管理局「機動六課」司令室 「ゴメン、遅くなってもうたわ」 「ごめんなさいです~」 慌ただしく司令室に入ってきたのは、この「機動六課」の 部隊長である八神はやてとユニゾンデバイスでもあるリインフォースⅡである。 「それでグリフィス君・・・さっき確認された次元転移反応があったのは どの辺りなんや?」 席に座りながら、自分の副官であるグリフィス・ロウランに今回の状況を尋ねた。 「はい、微弱な反応だったので細かい位置までは特定できなかったですが、首都クラナガンの繁華街方面です」 前方のモニターにクラナガンの地図が表示され、大体の位置を表す円が現れた。 「どう思いますか部隊長?」 顎に手を添えながらはやては考え始めた。 「そうやね・・・。ガジェットが転移してくる反応にしては 今回の反応はあからさますぎるやしね・・・」...
  • クロス式・意外と壮絶な機動6課隊長陣の休日―道中編
    注:  この空間は非情に不安定で移ろい易い泡沫の夢のようなもの 登場人物の記憶や人格、人間関係など、既存の彼ら彼女らには持ち得ないものが生じているかもしれません それは多分に同空間に意識を委ねている方々でないとあるいは理解が困難でしょう 平時は戦いに従事する彼ら彼女らですが此度は過激な振舞いは一切致しません 心温まるハートフルな行楽風景をどうか見守ってあげて下さい―――― ―――――― 道中――― 三月某日―― 昼下がりの日光が燦々と照りつける中 見晴らしの良い海沿いの二車線道路を メタリックブラックの大きなクルマが軽快に走行する セダンにしては車高の低い、しかしクーペにしては大きすぎる車体 それは日本のどの既存メーカーの規格とも合わない仕様であり 対抗車線にて通り過ぎた者が「珍しい車種だな...
  • Lyrical Night3話
    第3話「戸惑い」  ―― 二日目 AM10 00 ――  忙殺とはこのような状況を言うのだろう。  八神はやては椅子の背もたれに体重を任せて、天井を仰いだ。  目蓋は重く、視線が宙を泳ぐ。  髪や衣服が少々乱れていることを気にする余裕もない。  一歩踏み外せば底なしの眠りに落ちてしまう――そんな境にはやては浮かんでいた。 「はやてちゃん……少しは寝ないと身体壊しちゃいますよぉ」  小さな曹長がデスクに降り立つ。  怒っているような口調だが、その表情は心配そうだ。  はやては隈のできかけた目を擦り、リインに微笑みかけた。 「心配せんでええって。お客さんとの話し合いが終わったらちゃんと寝るから」  そう約束されても、リインの顔から不安の色は消えなかった。  責務が普段の2倍にも3倍にも増えたような疲労のしようなのだ。  本音...
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