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    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキ...
  • ララのお弁当
    ...てくれるし、毎日違うメニューだしさ」 「そ、そんなコトないよ」 照れくさいのか、顔を赤くしながらそわそわする美柑 「メ…メニューだってかぶっちゃう時あるよ!まァ、気をつけてはいるけどネ」 「大変じゃないの?毎日」 「え…」 美柑を見つめるララの目はどこまでも純粋だ (もしかして……気を使われてる?) 少しすると美柑はまな板に向き直った 「…正直、タイヘンかな」 小さくぼやく様に話す美柑 「でもね……一度もイヤって思ったことはないよ!」 「どーして?」 「だって、ララさんやリトがおいしいって言ってくれたらうれしいよ!それだけでも十分かな」 「ホントに?」 「うん!それに料理の腕も上がるし!一石二鳥って感じ!!」 「いっせき…にちょー?」 頬に指を当てて難しい顔をするララ 「地球の言葉で、一つの行動で二つ同時に得しちゃうってコト!」 「へ~」 「…ねェ、ララさん」 「ん?」 「ララさんも...
  • ララとリト その2
    ...頃だ 「今日はどんなメニューだったのかな~?」 ハンバーグだったらうれしいな。大好きなしじみのス~プが出たらすごくうれしい 美柑の作ったものはなんでもおいしいから、いつもいつも夕飯の時は楽しみ ララのお腹がぐ~っと鳴る 「えへへ、お腹すいちゃったね」 「ララ様…」 ララは持ってきたケータイ食料の袋を開けると、それを口に入れる 「おいしくない…」 もともと栄養重視の食べ物にまともな味があるはずもなく、けれどもそれ以上に今のララにはおいしくは感じられなかった 美柑の作る料理は王宮で食べていたどの料理よりも全然豪華ではないし、食材だって高級でもなくありふれた物ばかりだ けれどもララは美柑の作る料理が好きだった 宇宙で一番大好きだった リトと美柑三人で囲む食卓はいつもにぎやかで、そして、楽しかった 献立を決める時、いつも自分の食べたいメニューを断る美柑とのやりとりもララにとっては大切な時間だ...
  • ファミリーシミュレーション Extra Episode4 夏の日の花嫁
    ...かった。 「今日のメニューはリトの好きなから揚げと、ご飯、味噌汁、サラダね」 「…うん」 ララは美柑の教えてもらいながら作ることに緊張しているらしく、少し声も硬くなっている。 「そんなに緊張しなくても大丈夫だって。じゃ、始めようか」 ララは美柑に教えてもらいながら鶏肉の下味をつけていく。 一口大に切った鶏肉に粗引きにんにくと塩コショウ、少量の生姜で臭みをとって香りづけをし、衣をつけて油に入れていく。 決して手際が良いとは言えなかったがララの一生懸命さが見ている美柑にも伝わってくる。 真剣なんだな、ララさん… 美柑が鶏肉を揚げているララをじっと見つめていると、いきなり鍋の油が飛び跳ねてララに襲いかかった。 「あつっ!!」 「大丈夫!?ララさん…」 「あ、うん。平気だよ…」 水道の水で油のかかった手を冷やしながらララは笑った。 「代わろうか?」 美柑の申し出...
  • 結城リトの告白
    ...料理を作り始めた。 メニューは肉じゃがとみそ汁にご飯。日本人の定番メニューだった。 それを美味しく頂くと、満足した顔でリコが感想を述べた。 「ごちそうさま。古手川さんって料理上手いんだね」 「ありがと。最近、結構練習してるんだ」 「へー。誰か、食べさせたい人とかいるの?」 「えっ!? べ、別に、そんなの、いない……けど……」 「?」 (なんだ? この反応……) 不思議に思いながら、リコはちょっと赤らんだ顔の唯を観察していた。 ちょうどその時。 「ただいまー」 男の声がして、スタスタと玄関から足音が聞こえて来た。 「あ、お兄ちゃんね」 「ああ……あ!?」 ふと気が付いた。 唯の兄……遊は自分の正体を知っているのだ! (ま、まずい……!) 「お客さん来てるのかー?」 遊が食堂へと顔を出す。 「お帰り」 唯は遊の方に振り向いて出迎える。 遊は唯の向こう側にいたリコに気が付いたようだ。 「あ...
  • プラグイン
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  • リトと唯 第十一話 特恋薬
    ...呟くのだった 本日のメニューは、揚げ鶏の甘辛ネギダレと鶏肉と野菜のスープ、そしてお粥だ 揚げ鳥は、リトの好きな唐揚げをアレンジしたもので、栄養価も高くて食べやすさから 野菜スープは、余った鶏肉と野菜を一緒にして、ヘルシーに仕上げ お粥はしっかり土鍋で炊いた、熱々のものを エプロンに身を包んだ美柑は、メニューをぱぱっと決めると、テキパキと準備に入る 一方、唯はというと、同じくエプロンを着けたのだが、なんだか堅い顔のまま、まな板の前にいる (うぅ…。こんなスゴイメニュー、私、作れるのかしら…) バレンタインでチョコを作った日から、唯は暇さえあれば夕飯の手伝いをするようになった 具材を切ったり、お味噌汁の味噌を溶いだり、お母さんの手付きをメモしたり しかし、どれも基礎的な事ばかりで、本格的な料理はまだしたことがなかったのだ そんなわけで、今日、いきなり本格的な料理をすることになった唯は、軽...
  • 2スレ184
    ...から食べて」 本日のメニューはブリ大根・ネギのみそ汁・野菜とささみの雑炊 美柑が土鍋の蓋を開けると中からなんともいえないおいしそうな雑炊の匂いが湯 気と共にたちこめるそれは熱で体力を消耗していたリトのお腹を刺激するには十 分すぎて おもわずリトのお腹の虫がぐ~っとなる 「なんだ意外と元気そうじゃん」リトの反応に顔をほころばせると美柑はてきぱ きと準備を始める 「なぁこれって量多くないか?」重い体をゆっくり起こすとリトはどうみても一 人分以上ある料理に首をかしげる 「えっなんで?もうっ!じっとしててよリト!」 リトに上着を着せ服が汚れないようにタオルを膝にかけてやる 「・・・・私もここで食べるからいいの」 「いや、うつるから下で食べてこいよ」 「うるさいなァ。リトが寂しくならない様に一緒に食べてあげるんだからありが たく思ってればいいの」 美柑はこの話しはもう終わりと言わんばかりに手を...
  • ~ 欠片一つ~ 古手川家にようこそ
    ...トの目が輝く 今日のメニューは、肉じゃが、ほうれん草のおひたし、ご飯に味噌汁、そして、お漬物 シンプルだが、男心をくすぐるメニューのチョイスにリトのお腹は早くもぐぅ~ぐぅ~と鳴りだす 「その、結城くんの好きなものとかわからなくて、一応、私の得意料理なんだけど…」 「全然いいって!! すげー好きだよ肉じゃが!!」 二カッと歯を見せながら笑うリトに安心したのか、唯は一先ず胸をホッと撫で下ろした 「とにかく冷めない内に早く食べましょ?」 待ってましたと急いで椅子に座るリトに自然と笑みがこぼれる 「それじゃあいただきます!」 「いただきます」 早速、肉じゃがに箸をつけるリトを前に、唯は黙ってその様子を見つめていた はっきりいって今日は腕によりをかけて作った自信作だ 腕だけじゃない、愛という名の調味料もたっぷりといれてある だから逆にその自慢の味が不安で不安で 結城くんの口に合うか、おいしいと...
  • エクササイズ・エクスタシー
    ...っぱりこれは効果的なメニューですわ」 「ヲイ………」 「ふふっ、それではそろそろ始めましょうか。5分後にリトさんの拘束を解放しますわ」 モモの言葉に里紗は猛ダッシュで教室を飛び出す。 捕まるわけにはいかない、絶対に負けられない戦いがそこにはあるのだ。 「ダイエットのためのランニング」の名を借りた闇のゲームの開始から50分が経過した。 (正直っ…アイツからこれ以上逃げ続けるのは…しんどいっ!!) 高校では帰宅部のリトだが、足の速さには定評があるし、中学時代はサッカー部で慣らしていた。 体力には自身のある里紗だが、相手取るには少々荷が勝ちすぎる。 とは言え、校内全体を利用した鬼ごっこならばそこに「かくれんぼ」の要素が加わる。 要は身を隠しつつ、周りが良く見渡せる位置で注意深く索敵をしながら逃げ続ければ良い。休息だって取ることができる。 捕まる訳にはいかない。捕まったら最後、底無しの性欲魔...
  • 美柑とリト if…兄妹
    ...…料理本で風邪に効くメニュー探しててさ」 野菜や鶏肉が入ったスープからは、"一応"おいしそうな匂いが美柑のお腹を刺激してくる (ま…お腹もすいたことだし…) 添えられていたウッド製のスプーンを手に美柑は、不安と期待が入り混じる顔でスープを一口掬ってみた (リトの手料理か…。いつぶりだろ…) 小さい頃の大失敗の数々を思い出しながら、美柑はスプーンの中でゆらゆらと揺れるスープを口に運ぶ 「ん~~どれどれ」 パクっと一口 「うまいか?」 「……」 「美柑?」 「う゛…」 「え!?」 スープを口に運んで数秒、露骨に顔をしかめる妹にリトは大慌てで詰め寄った 「まっまずかったか!? 味付けまちがったかな……」 「う゛ぅ~~…」 「い、いらないなら残してもいいぞ!」 泡を食ったように慌てまくる兄の姿にジト目を送りつつ 文句を言おうとして口を開きかけた時、美柑の目にふとリトの手が...
  • 7スレ187
    ...かな?  例えばこのメニュー表は読める?」 「それは、ちょっと……大きい文字なら、何となく読めるけど」 ようやく春菜が答えに窮するようになって、リトは満足が得られた。 「じゃあさ、今、俺の顔とかって見えてるのか?  もし眼鏡もコンタクトもつけてなくて、学校でこのぐらいの距離から  声かけられたら、俺だってわかる?」 これもまた、飽きる程繰り返される質疑応答。 スタバを出てからもずっと、リトは春菜に質問を続けていた。 初めてかける眼鏡。見える視界と、見えない視界の差。 興味は尽きず、自然と経験者に色々聞く事にもなる。 「そりゃあわかるよ。  髪型とか顔の形とか、雰囲気とかで。  それだって勿論、何メートルも離れてたら微妙だけど」 人間がお互いを見分ける時、顔の細かいパーツの差異などには 案外頼っていないものなのだ。 「でも、目は結構細めてるよな。  目細めなかったら、実は見えないんじゃ...
  • リトと唯 第六話 ハレンチな日 後編
    ...のだが リトの好きなメニューが多すぎなため、本人に今日は何食べたい?  と、それとなく聞こうとさっきからケータイを鳴らし続けていたのだが…… 一度止まりかけた足を再び動かすと、美柑はララを連れてさっさとデパートから出て行こうとする 「美柑…」 「い…いいの! いいの! ほっとこ!! あんなヤツ…」 「む~…リト何してるのかな……」 ララは美柑に手をぐいぐい引かれながら、俯きぎみのその横顔を見つめた 「や、めっ…ぁ…も、もう、限界だって…」 唯のお尻を両手で揉みながら、リトは夢中で腰を突き入れる 前後に体が揺さぶられる度に、唯の胸がたぷたぷと震えた 「ゆ…結城、くんっ!! あ…ふ…ああぁあ」 リトの方を振り返るも、下腹部を襲う電流の様な波に唯はギュッと目を瞑った もうこれで何度絶頂を迎えたかわからない 何度体位を変え、何度白濁した欲望をかけられたか 床には拭き終えたティッシュがいくつも...
  • リトと唯 第一話 結城家にようこそ! 前編(修正バージョン)
    ...唯はテーブルに並んだメニューに目を向けた   (それにしても、結城くんの好きなモノって…) テーブルの上には、食べやすい大きさのカラアゲに熱々のハンバーグ、そしてシーザーサラダ等々 (そっか…! 結城くんってカラアゲとハンバーグが好きなんだ!) と、胸の中のメモ帳にこっそりメモっていると、すでに椅子に座って待ち切れない様子のララが泣きそうな声を上げた 「もー! みんな早く早く! ゴハンが冷めちゃうよ!」 「うん。そだね。冷めちゃわないうちに古手川さんも座って」 「え、ええ…」 と、少し戸惑い気味に唯はリトの隣に座った そして、四人のにぎやかな夕食が始まる   「おいし…!」 「でしょ? 作ってる人の腕がいいからね」 ハンバーグの味に顔をほころばせる唯に美柑は得意げに頷いた 「美柑、しじみのスープおかわり!」 「あ、オレも頼むよ」 「ちょっと待ってね」   テキパキと刻み終えたネ...
  • 濃縮美柑ジュース
    「ふー……あつ」 まったく。まだ6月だってのに、なんでこんなに暑いんだろ。 チキューオンダンカって奴の影響? ほんっとに、はたメーワクな。 「ふう……」 おでこからダラダラ出てる汗を手でグイッと拭った。 なんなんだろ、このムアッとした空気。うー、気持ち悪。 (あー、はやく家に帰ってアイス食べたい……) あの甘くって、冷たくって、たまんない味…… 「ただいま」 「あ、お帰りー。美柑!」 居間に行ってみたら、リトとララさんがもう帰ってた。 「あれ? ララさん。今日は早いんだね」 「えへへ……。なんか、授業が早く終わったんだよ! ラッキー♪」 「ラッキー♪ じゃねえだろ……」 リトがなんだか不機嫌そうに言った。 「そりゃ、校舎が半壊すれば授業どころじゃねえに決まってるだろ……」 「えー? でも私、ちょっと実験を面白くして上げようとしただけなのにー」 「あー、もういいよ。なんとなく分かったから」 ...
  • 結城リトの告白(里紗編)
    ジリリリリ……。 「ん……」 パシッ。 ウルサい目覚まし時計にオシオキを一発。 「ん、んーっ!」 伸びをしてチラリと部屋を見渡す。 「ふう……」 いつも通り。なんの音もしない部屋。 母親が台所でトントンと包丁を叩く音もしないし、 父親がテレビでニュースを見ている音もしない。 静かな私の一日の始まりだ。 「……」 身支度を済ませて台所に行くと、テーブルの上に五千円札が1枚と書き置きが置いてある。 『里紗へ 今日も遅くなるからこれで食べといて  ママ』 私は五千円札を財布にしまうと食パンを一枚トースターに入れ、カチッとスイッチを押し下げる。 ジジジ……。 健気なトースター君が私のために頑張ってくれてる間、私は昨日の出来事を思い出していた。 (あの、結城がねえ……) プールで唯の奴に向かって告白してた。 (てっきり、春菜狙いかと思ってたのになあ……) 結城の春菜を見てる目付き。いかにもそんな感じ...
  • 殺し屋は撃たない
    夜は若く、彼も若かったが、彼女は若くもないようで、謎めいた女だった。 父親のスタジオからの帰り道、結城リトは、マフラーに顔をうずめながら、 繁華街の交差点を渡ろうとして、向こうから歩いてくる人影に目をとめた。 「あ、御門先生」 短いスカートに長いコートを着こんだ女が、立ち止まって、こっちを見た。 「……結城くん?」 「どうも、こんばんは」 交差点の中央で、向かい合ってみると、御門の顔は蒼ざめているようで、 いつもの柔和な微笑から遠い、突き刺すような視線に、リトはたじろいだ。 「あの…… 先生?」 信号が点滅を始めて、赤に変わると、ふたりの前後を車が走り抜けた。 パ――――ッ パパパ――――――――ッ! 「うわっ、あぶねっ!」 リトは、反射的に御門のほうへ飛び寄って、クラクションをやり過ごし、 ふう、とため息をつくと、肩に手がおかれ、御門がやさしく微笑んでいた。 「……今夜はつきあって」 パ...
  • リト×ララ if 第三話 たからもの
     日曜日。 ニュースでは曇りの予報だったけど、幸いにして空は晴れ模様。 4月も中盤になると次第に寒さが和らいできて、今日みたいに天気のよい日は暑いくらいだ。 商店街の通りを見渡すと半袖の人がチラホラといる。 そんな中、オレはしきりに普段はつけない腕時計を確認していた。 「……あ、あと15分か」 「あのねぇ……いくらなんでも緊張しすぎでしょ、リト」 言いながら脇腹を小突いてくるのは、頭の天辺で結った髪型が特徴的な少女。 結城美柑。今年から小学6年生になったオレの妹だ。 小学生なのになぜかオレよりマセていたりする。 そのうえしっかり者で料理や家事はほとんど任せっきりのため、 「それにしても、妹についてきてもらわないとデートも出来ないなんて……情けないなぁ」 こんな風に蔑まれようと兄なのに呼び捨てにされようと頭が上がらない。ていうかデートじゃねえ。 そんな美柑とオレがなぜ休みの日にこんなところに...
  • 春菜ちゃんとタコ
    「ふぅ……」 パサリ。 河原での一件の後、帰宅してテニスウェアを脱いだ春菜は、 ちょっと落ち込み気味に深いため息をついた。 ナナに頼まれて、後輩の芽亜を元気付けるためにマロンを連れて行ったはずだったのに、 何がなんだか分からない内にタコに襲われて、 リトの目の前で吸盤で乳房を思い切りちゅーちゅー吸われてしまった。 (わ、私、またあんな恥ずかしいとこ結城くんに見られちゃった……) カアァ…… いつもの事とは言え、大好きなリトに自分の痴態を見られる恥ずかしさに、 春菜のほっぺたが真っ赤になってしまう。 (跡が残ったりしてないかな……) とりあえず鏡の前に立って確認してみる。 (や、やだ……!) 春菜の乳首の周りには、くっきりとタコの吸盤で吸われた跡が付いていた。 (あんなにちゅーちゅー吸われてたもんね……) はぁっ。 ちょっと肩を落として、春菜はなにげなく自分の乳首を触ってみた。 ピクン! (...
  • 結城リトの告白(春菜編)
    「好きだっ!!!」 (え……?) 私の目の前で、結城君が……私じゃない人に告白していた。 (そ……そんな……な、なんでーっ!?) ララさん、ルンさん、古手川さん、御門先生。 結城君がみんなを連れて私のところにやってきた。 「ごめん、西連寺。オレ、やっぱりおっぱいの大きい女の子が好きなんだ」 「えーっ!?」 ララさんのおっぱい……おっきい。 ルンさんのおっぱい……おっきい。 古手川さんのおっぱい……おっきい。 御門先生のおっぱい……すっごく、おっきい。 「そ、そんな……そんな……」 「じゃな、西連寺」 「ま、待って! 結城君! 待ってーっ!!」 ガバッ! ベッドの布団を跳ね上げて目を覚ます。 ここは……どうやら私の部屋みたいだ。 (ゆ、夢……だったの……?) 「おはよう、春菜くん」 「お姉ちゃん……」 なぜか、お姉ちゃんがベッドの脇に立って私を見下ろしていた。 「どうしたの? 結城君にフラれ...
  • リトと唯 第五話 小さくたって…
    ...た 今日は唯の好きなメニューという事で、テーブルの上にはご馳走がいっぱいだ ただし、そのほとんどの料理が子供サイズのミニになっている 「おいしー」 顔をニコニコさせてオムライスを口に運ぶ唯は、幸せそのものだ そして、その隣にはどこかうんざりしたリト さっきからしきりに溜め息を吐いてばかりだ 「もー勘弁してくれ…」 「リト。あんたが悪いんだからね!」 自業自得と言わんばかりにフンっと鼻を鳴らす美柑に、リトはますます肩を落とした あの後、リトは唯から正座させられた上、散々お説教を受けていた 小さくなっても唯は唯だなァと心の中で言いながら、 やっと解放されたリトを待っていたのは美柑からのお願いだった 急に人数が増えたため、冷蔵庫の中身が足りないというのだ リトは快く返事すると、買い物に行く仕度を始めた その後をついてくる唯とララ 「ん?すぐ帰ってくるからウチで待ってろよ」 「やだ!ゆーきく...
  • リトと唯 第十話 ハートの夜 前編
    十一月最後の日曜の午後 久しぶりに一人で彩南町の商店街へとやってきた唯 街の景色は、すでに秋が終わり、すっかり冬の景色に変わっていた ウインドウショッピングを楽しんでいた唯の元にも、冬の風がやってくる しっかりと首に巻いてあるはずのマフラーの隙間から忍びこんできた木枯らしに、肩を震わせた 「うう…すっかり寒くなったわね」 「今日の午後は暖かくなります」という天気予報を信じて手袋を着けてこなかった唯の 白い手は、白を通りこして真っ白になってしまっていた テレビの向こうの予報士に顔をムッとさせると、唯は両手を擦り合せながら、はぁ、と息を吹きかける これ以上寒くなる前に今日はもう帰ろう、と歩きかけた唯の足がふいに止まった 唯の前方に人だかりができていたのだ 唯は眉を顰めた 「何かしら?」 新しく買ったブーツを石畳に鳴らしながら近付いて、輪の外からひょい、と覗きこむと、 サンタの格好をしたケーキ屋...
  • 1スレ802
    日曜日の午後 「う・・ん・・・私・寝ちゃっ・・てたの?」 西連寺春菜が目を覚ますと時刻は夕方を少しまわった頃だった 腕を高く上げめいいっぱい伸びをする春菜の顔には少し疲れが表れていた (私・・・あのまま・・・) 春菜は半裸で、今だぐっしょり濡れているあそこを意識し少し顔を赤らめる (結城君・・・・) 春菜の密かな思い人、だけど決して手が届かない人 結城リトと天条院沙姫がいっしょにいるところを見る度に胸が張り裂けそうで 春菜はここ数週間リトを思ってするオナニーが毎日の日課になっていた 「はぁ~・・・なにしてるんだろ私・・・」 ふぁあ~と欠伸を噛み殺してまだ寝ている頭を起こそうと台所に足を向ける 渇いた喉をジュースで潤している時廊下から物音が聞こえてくる 「あれ?お姉ちゃん?・・・帰ってきてたんだ」 春菜の姉秋穂にもジュースを持っていこう...
  • リトと唯 第六話 ハレンチな日
    ...のだが リトの好きなメニューが多すぎなため、本人に今日は何食べたい?  と、それとなく聞こうとさっきからケータイを鳴らし続けていたのだが…… 一度止まりかけた足を再び動かすと、美柑はララを連れてさっさとデパートから出て行こうとする 「美柑…」 「い…いいの! いいの! ほっとこ!! あんなヤツ…」 「む~…リト何してるのかな……」 ララは美柑に手をぐいぐい引かれながら、俯きぎみのその横顔を見つめた 「や、めっ…ぁ…も、もう、限界だって…」 唯のお尻を両手で揉みながら、リトは夢中で腰を突き入れる 前後に体が揺さぶられる度に、唯の胸がたぷたぷと震えた 「ゆ…結城、くんっ!! あ…ふ…ああぁあ」 リトの方を振り返るも、下腹部を襲う電流の様な波に唯はギュッと目を瞑った もうこれで何度絶頂を迎えたかわからない 何度体位を変え、何度白濁した欲望をかけられたか 床には拭き終えたティッシュがいくつも...
  • ファミリーシミュレーション ~プロローグ~
    ―カタカタッカタカタッ― モモ・べリア・デビルークは自室のコンピュータに向かい、忙しくキーボードを叩いていた。 「おーいモモー、シャワー空いたよー…って何してんのおまえ?」 モモの双子の姉のナナ・アスタ・デビルークがモモの部屋に入るなり問いかけてくる。 「ちょっと新しいゲームのプログラムを組んでるのよ」 「マジ?どんなゲーム?」 ゲームっ子なナナは目を輝かせた。その様子を見たモモはふっとため息をつき、作業の手を止めナナの方を向く。 「ねえナナ、あなたリトさんのことどう思ってる?」 予期せぬ質問にナナは戸惑いの声を上げた。 「えっ?なんでリトのことなんか聞くんだよ?別になんとも思ってないよ!あんな奴!」 「嫌いなの?」 「…嫌いってわけじゃないけど、別にそんなに好きなわけでもないっていうか…」 「そう、まあいいわ」 再びモモはコンピュータの画面の方を向き、キーボードを叩き始める。 「…なあモ...
  • リトと唯 第四話 まったくダメなクリスマス
    ...完全貸切状態だった メニューを見ながら唯は、ちらちらと何度もリトを見ていた さっきからあからさまに元気がない これでは、エスカレーターの一件以来、せっかくのいい雰囲気が台無しだ 唯はなんとかがんばって声を出そうと口を開きかけた、その時 「悪かったな。その…期待に応えられなくてさ」 「そ、そんなコト…そ、それに私は結城くんがいれば……」 いれば……その後の言葉が続かない。不甲斐ない自分に唯は下唇をキュッと噛み締めた 「……次からはお前の期待に応えれるようにがんばるよ」 「う、うん。期待してるわ…」 どこかおかしな雰囲気のまま、それっきりお互いほとんど口を聞かなかった 次々と料理が運ばれてきても、一言二言しか会話が続かない そして食後のティータイム。二人は相変わらずお茶を口にしてもなにもしゃべらない しばらくぼーっとした時間だけが流れる中、ふいにリトが椅子から立ち上がった 唯と一瞬目が合...
  • 10スレ469
    私、ララ。デビルーク星の第一王女なの。そして… 「あねうえ~あそぼうよ~」 「おねえさま、あそびましょ~」 「よ~し、いっぱい遊ぼうね!!」 「わ~い、あねうえだいすき~!!」 「おねえたま、わたしもだいすきです!!」 この子たちはナナとモモ。少しだけ年の離れた、私の双子の妹なの。とってもかわいいん だよ。 「じゃあ今日は外で遊ぼっか?天気もいいし!」 「わーいおそとー!」 「それはいいですね!」 「じゃあ、出発~!!」 昔は幼馴染のレンちゃんとルンちゃんと遊んでたんだけど、なんだかメモルゼ星でもいろ いろあるみたいで、最近はあまりデビルーク星には来れなくなっちゃったみたいなの。だ から最近は妹たちとよく一緒に遊んでるの♪ 「いい天気だね~♪」 「かぜがきもちいいぜ~♪」 「おはながきれいですね~♪」 元々退屈しのぎで始めた趣味の発明も楽しいけど、こうしてナナやモモと遊ぶのも本当に 楽しい...
  • リトと唯 第八話 スキ×チョコ 後編
    (だ、ダメ…) 案内されたリビングのソファーに座るなり、唯の頭の中は真っ白になっていた (ど…どうしよ…?) チョコはすぐ横に置いたカバンの中 さっきから全然構ってくれる気配のない唯にセリーヌが寂しそうにしているが、残念なが ら、今の唯にそんな余裕はなかった (と、とにかく落ち着いて! それから…それから…) チョコのことを考えるだけで、どんどん胸の鼓動が高くなっていく 手におかしな汗を掻き始めた時、唯は、ふるふると頭を振った 「何やってんだ?」 「え…!?」 急に話しをふられた唯は、つい間の抜けた声を上げてしまう 姿勢を正し、赤くなった顔を見せまいと、冷静さ装う唯 「べ、別になんでもないわよ…!」 「なら、いいんだけどさ…。にしてもウチの前でお前を見た時は、びっくりしたぜ」 「何よ…。私がいちゃいけないの?」 「い、いや、そーゆー意味じゃなくて…」 ムッと目を細めて睨んでくる唯に、リトは...
  • 14スレ452
    あらすじ セリーヌの花粉で適度に射精しないと発情して周りの女性を襲ってしまうようになってしまったリトくん。 それに対しモモが協力を申し出る。今まさにリトのズボンが下げられた瞬間。 「じゃあ、いきますよ?」 「ちょ、ちょっと待っ――」 リトの制止を無視して、唾液を口一杯に貯めたモモは漲ったリトの一物をはむっと咥えた。 「じゅぶぶぶぶっ……んふぅ……ちゅっちゅるるるっ」 (ふあぁ……) 心の中にあった抵抗が一気に凶悪な快楽に流される。どろりとした唾液が、モモが舌を動かす度にねっとりと一物に絡みつく。 モモの舌が縦横無尽に肉棒を撫で回る。亀頭をぐるぐると回ったかと思えば、今度は裏筋をきつく擦り上げる。 (ああああ……! き、気持ちぃぃ! 気持ち良すぎる!) 「れろれろれろれろ……ちゅぱっ! じゅるるるるるっ……!!」 「あ、ああっ……モ、モモっ……」 モモのねっとりとした口内でねぶられ、思わず情...
  • ~ 欠片一つ~ 花火のあとは…
    ナナとモモの活躍によりラコスポとランジェラを撃退したリト一行 屋上で互いの無事を確認するも束の間、その場の勢いで再び祭りに行こうと言い始める ララ達の輪の中で、リトは一人、フェンスにもたれながらぐで~っと伸びていた 「どーしたの? リト」 「あの人混みの中どんだけ走らされたと思ってんだよ。もうヘトヘトだぜ…」 「オヤジくさいよリト」 「うっせー」 美柑の揶揄にもいつもの調子がでない 「じゃあリトはここで休んでてよ! 私達でもうちょっと遊んでくるから!! 唯も一緒に来るよね? ね?」 「え…」 祭りに一人遅れてやって来た唯。突然の事態に事情もわからないまま置き去りにされ やっと事情を呑み込めたと思ったら、今度は祭りの誘い 「わ、私は…」 相変わらずなララのペースに返答に困っている様子な唯に、リトは助け船を出す 「行ってこいよ! だってお前、全然、祭りまわってねーじゃん! せっかくの祭りなのに...
  • リトと唯 第七話 とある真夏の出来事 後編
    そんな二人の様子をビーチから見ながら、リトは眉を寄せた 「────何話してんだ? 二人とも」 ワイワイと身振り手振り、楽しそうに話しをしている二人 唯と美柑が今以上に仲良くなるのはいいことだと思うが、会話が気になる 時折、こっちをチラチラ見たかと思うと急に顔を赤くしたり どこか得意そうに話す美柑と、少しびっくりしている様子な唯 「…なんか変なこと言ってなきゃいいんだけどな……」 頬を指で掻きながらぼそっと呟くリトのすぐそばで明るい声が上がる 「リト~! オイル塗って♪」 「はぁ?」 オイルを手に輝く笑顔で抱き付いてくるララに、リトは顔を引きつらせた 「オ、オイルってなんで…」 「ん? チキューじゃ肌が焼けないように女のコはみんな塗るんじゃないの?」 胸をムギュ~っと押し付けてくるララにリトの頭から湯気が立ち上り始める 「み、み、みんなってワケじゃ…」 「でも塗るんだよね? リト、塗って! ...
  • イツワリとホンネ
    タイトル「イツワリとホンネ」 寒さも少し引いてきて、だんだん春の足音が近づいてきた、ある日のこと。 彩南高校の保健室で、唯は保険医の御門先生に診てもらっていた。 生真面目な彼女にしては珍しく、風邪をこじらせていた。 「珍しいわねェ…ここに来ること自体、殆ど無いあなたが…」 カルテを書きながら、御門先生が呟く。 「ご…ごめんなさい、ゴホッ、ゴホッ…」 慌てて謝ろうとして、咳きこむ唯。 「そんな、謝る事はないのよ…季節の変わり目は気温が不安定で誰でも体調を崩しやすいから、きっとそれね…」 やんわりとフォローの言葉を述べる。 だが…風邪をひいた当の本人は、本当の原因は、なんとなく分かっていた。 そんな心情が顔に表れたのか、御門先生が唯に尋ねてきた。 「…それとも、何か別の理由が有ったりするの、古手川さん?」 「えっ!?い、いや、そんな…そんな事は、あ、ありません…」 しかし基本的に正直者な唯、こ...
  • リトと唯 第九話 セリーヌと七夕 ~星の川~
    「セリーヌちゃんッ!?」 「まう…」 ゲームセンターでもらったネコのぬいぐるみを引きずるようにしてセリーヌは、その大き な瞳いっぱいにうるうると涙を滲ませる 「どうしたのっ!? って結城くんが寝てるからとか言ってたはずじゃ…」 そうこうしている内に、セリーヌは小さな手足を一生懸命つかってベッドの上に上がってくる 唯は慌ててシーツで体を隠した 「ま…う」 ベッドの上に上がったセリーヌは、唯の姿を見るや否や、駆け寄った 「まうーっ!!」 「……ッ」 唯の胸に抱きつくセリーヌ 抱きつかれた時の小さな衝撃以上に、胸に感じる涙の感触に唯は息を呑む 「セリーヌ…ちゃん…」 「まう…まう…」 セリーヌは唯の胸に顔を押し付けたまま、顔を上げようとはしなかった いつもの明るい、元気なセリーヌじゃない 寂しさと悲しさをいっぱい湛えたセリーヌの姿 唯はセリーヌの頭をそっと撫でた 何度も何度も 「そっか…そうよね...
  • 御門先生とリト前編
    ベッドに四肢を縛り付けられながら結城リトは自分が何故こんなことになったのか考えていた 日曜日の朝、鳴り響く電話に叩き起こされたリトは寝ぼけ眼のまま電話の相手に話かける 『もしもし~結城ですけど』 『あら結城くん?朝早くにごめんなさい。ちょっと私のうちまで来てほしいのよ』 電話の相手保健の御門先生に呼ばれて家まで来たものの 玄関先で出迎えた笑顔の御門に歩み寄ったリトは手首に走るチクッとした痛みの後意識を失った 「とまあそういうわけで……」 「ってどういうわけなんだよ!?ちゃんと説明してくれよ先生っ!」 ベッドの上で縛られた手足をバタつかせるリトを見て御門はますます笑顔になる 白衣のポケットに手を入れて鼻歌まで歌いながらベッドに腰掛ける御門は上機嫌そのものだ 黒いブーツに包まれた長い脚をリトに見せつける様に組みかえると、細い指先をリトのTシャツの上に滑るように這わせる 「今日あなたに来ても...
  • 8スレ577
    ルンがアイドルデビューして半年が経った。まさか彼女にアイドルの素質があるとは思いもしなかったが、現在彼女はかなりの売れっ子だ。 だが……やはり芸能活動との折り合いのせいか学校で彼女を見る事はめっきり減った。まぁ元々隣りのクラスだったルンはリトに会うのは、ララはともかく春菜や唯より会う機会は少ないので、さらにリトと会う機会が少なくなっている。 一方。 「あー!ルンちゃんだー!!可愛い~♪」 「ルンさん凄いよね~。恋のメタモルフォーゼ、クラスでも凄く人気あるんだ。」 結城家のリビングではララと美柑がルンが出演している歌番組を見ている。そしてリトもまたその歌番を見ていた。 「そーいえばリトってさールンさんの出てる番組よく見てるよね。」 「え……?そうか……?」 「さてはルンさんに気があるんじゃないの?」 「っ……!何でそんな話になるんだよ!俺はルンがアイドルとして頑張ってるか気になっているだけだ...
  • 8スレ503
    リトとしては妹のためを思って精一杯頑張っただけの事だし、 彼がそうせざるを得なかったのは一重に父親が多忙なためであり、 また母親が海外にいて殆ど日本に帰って来なかったためでもある。 だから例の一件が露呈した時、結城才培もその妻林檎も、 リトを責める事など出来ず、むしろ親としての不出来を詫びるばかりだった。 「ごめんなさいね先生。私達がもっと美柑の傍にいてやれば」 「すまねぇ新田先生! 先に入ってた予定を自分(と書いてテメェと読む)  の仕事の都合でドタキャンしちまった俺が悪いんだ!」 「い、いえいえそんな。  お二人ともお仕事がお忙しいのは重々承知しております。  私はむしろ息子様の美柑ちゃんを思いやる気持ちと  彼なりにご両親のフォローを買って出ようと言う気概に敬服致しますわ」 しょげかえるリトと、何が悪いんだかよくわかってないララと、 あぁ、まぁいつかはバレるだろうな、と予測していた美...
  • リト×唯
    6時間目の授業が終わり、一気に開放感が広がる教室内。 帰りのホームルームを前に、仲の良い友人どおしが集まって 今日どうする? カラオケでも行こーよ などと楽しげな会話が教室中で展開されている。 ある一角を除いて――― 「結城君!あなたって人は、また授業中居眠りして!!」 声の主は、古手川唯。 もう少しで腰にまで届こうかという長く美しい黒髪。 整った顔立ち、細く長い脚。 美少女揃いと評判の二ーAでもトップクラスの美少女だ。 しかしこのクラスのいったい何人が彼女の美しさに、 いや、かわいさに気づいているのだろう。 つまり唯はクラスの男子からウケが悪いのだ。 曲がったことが大嫌いでな性格で、風紀にうるさいことから 男子は皆唯を避けている節があり、いつも明るく元気なララや おっとりした西蓮寺春菜を好みのタイプとしてあげることが多い。 そして唯は今日も今日とて男子に向かって怒っていた。 顔をやや紅潮...
  • リトと唯 第5.5話 雷の夜は…
    外は雷と大雨 空がピカっと光る度に、ぬいぐるみを抱きしめる腕に力がこもる 唯は雷が苦手だった。小さい頃からずっと 小さい時、こんな時いつもそばにいてくれたのは遊 震える体を抱きしめてくれて、一緒に寝てくれて だけど、高校生にもなってそんな事言えるはずもなく 唯は一人、ベッドの上で小さくなっていた 「はぁ…こんな時…そばにいてくれたらな」 唯はリトを想い浮かべていた 唯にとって一番そばにいて欲しい存在であり、誰よりも一緒にいて欲しいと願う存在 「結城くん…私を一人にしないで…声だけでも聞かせて…」 雷の影響からか、いつになく弱気な唯 唯は膝を屈めると、ギュッとぬいぐるみを抱きしめた (結城くん…) その時、部屋のドアがノックされる 「唯、いるか?」 「お、お兄ちゃん!?」 唯は俯いていた顔を上げるとドアを開けた 部屋の前にはニヤニヤと笑みを浮かべている遊の姿 「な、何よ?」 一人慌てた様子の...
  • リトと唯 第七話 とある真夏の出来事 前編:
    朝、眠い目を擦りながら階段を降りてくると、唯は、あるモノの前で立ち止まった 「おはよう」 と天使も見惚れてしまいそうなとびきりの笑顔で挨拶をした相手は、水槽の中の金魚だ 夏祭りの時のリトからのプレゼント あれから少し経つというのに、唯は、大切に大切に育てていた 水槽を買い、金魚の本を見ながら、慣れない事にも必死にやってきた それもこれも リトからの プレゼントだから 「ちょっと待っててね」 学校の誰も聞いたことのない、弾む様な声でそう話しかけると、唯は、金魚の朝食の準備に取り掛かる 「…さあ、朝ゴハンよ。リ…」 と 秘密の名前 を口にしかけた時、唯の背中にいつもの眠たそうな声がかかる 「…なんだよ。朝から金魚の世話かよ。ご熱心なこって!」 「ひゃッ!!?」 と情けない声を出しながら振り返った唯が見たものは、上半身裸の遊 「お、お兄ちゃん!! もぅ、驚かさないでよねッ!」 「あぁー? 知らね...
  • “被虐”のアゼンダ
    キャノンフラワーの一斉砲撃が身動きの取れない身体に降り注ぐ。 地面を抉る程の威力を持った種子が手足の骨を無慈悲に砕き、内臓を破裂させる。 直撃を受けた頭はまるでトマトの様にはじけ飛び、コンクリートの赤い汚れに姿を変えて…… 「………ぁああああああああっ!!」 自分の身体が肉塊に変わる光景に悲鳴を上げてアゼンダの意識は現実へと引き戻された。 「はぁっ…はぁっ……今のは…夢?……っ!私っ、私の身体はっ……!」 我に返って夢中で自分の身体を見下ろす。腕も、足も、もちろん頭も無事。 頬に切り傷が残っているが、それ以外は傷一つ無い五体満足の身体がそこにあった。 「あら?お目覚めのようですね。ご気分はいかがですか?」 「っ!その声!デビルークの小娘かいっ!?」 聞こえてきた声に辺りを見回すと声の主はすぐに見つかった。 木の幹から分かれた大振りの枝の上に余裕の表情で腰掛けるデビル...
  • :“被虐”のアゼンダ
    キャノンフラワーの一斉砲撃が身動きの取れない身体に降り注ぐ。 地面を抉る程の威力を持った種子が手足の骨を無慈悲に砕き、内臓を破裂させる。 直撃を受けた頭はまるでトマトの様にはじけ飛び、コンクリートの赤い汚れに姿を変えて…… 「………ぁああああああああっ!!」 自分の身体が肉塊に変わる光景に悲鳴を上げてアゼンダの意識は現実へと引き戻された。 「はぁっ…はぁっ……今のは…夢?……っ!私っ、私の身体はっ……!」 我に返って夢中で自分の身体を見下ろす。腕も、足も、もちろん頭も無事。 頬に切り傷が残っているが、それ以外は傷一つ無い五体満足の身体がそこにあった。 「あら?お目覚めのようですね。ご気分はいかがですか?」 「っ!その声!デビルークの小娘かいっ!?」 聞こえてきた声に辺りを見回すと声の主はすぐに見つかった。 木の幹から分かれた大振りの枝の上に余裕の表情で腰掛けるデビル...
  • 2スレ296
    普通の人間なら、ストレス性の胃炎になっていて然るべきだ。 宇宙人に求婚されたり、それが原因で命を狙われたり、 その宇宙人の行動に振り回されたり、その宇宙人の発明品に爆死しかけたり。 胃炎どころか、自殺の原因になっていてもおかしくない不運の数々。 それでも彼が傍から羨ましがられるのは、彼に求婚している宇宙人が ヒト型の目から見て、非常に可愛らしい顔立ちの美少女だったからだ。 「おっはよー! 良く眠れたぁ?」 件の宇宙人・ララは通り抜けるような声で、 家主である結城リトの布団を引っぺがした。 寝惚け眼のリトはのろのろと起き上がると、恨めしそうにララを見上げた。 「何が『良く眠れた?』だ……  たった今お前が起こすその瞬間まで、現在進行形で寝てただろーが」 休日の朝に無理矢理叩き起こされる程、迷惑な事もない。 これが無ければ、あと一時間は寝ていられたのに。 「美柑が朝食用意してくれてるよ。早く食...
  • トラブルガールズ 危険な花編
    キーンコーンカーンコーン と3時間目という微妙な授業が終わる しかも俺の苦手な数学が今も頭の中で妙な数式を立てている 勿論こんな事になるくらいなら本気で勉強して普通にしようと日々思うのだが ララや春菜ちゃんに教わってでもしてみろ 違う方向に頭の回転がフルになる 古手川は、何か気まずくなりそうだし最近俺を遠ざけてる感じがする まぁ不可抗力だが何度も裸を見てる事だし、嫌われるよな… ヤミは……うん、無理だ! となるわけだから決心しても実行できずにいつもそうなる 後は…嫌だけど補習でカバーするしか他に方法が存在しない 日々の積み重ねってのは大事なんだと改めて思う限りで… でも救われる授業も週に3回はある 得意でも苦手でもない、正に絶好の手抜きができる授業… そう!体育!!! しかし今日は、サッカーをやるって事でいつもより真剣になる なぜなら俺は元サッカー部だから足手まといになるわけにはいかない ...
  • トラブルガールズ 王女編
    授業が終わる 時が経つのは遅い この一日が一年に相当する、と言ったら言い過ぎかもしれないけどそれ程に長く感じた 掃除を適当に終わらせ、サッカーの見学にも立ち寄らず帰ろうとすると インフォメーションが流れ、俺の名前が告げられた 「あら?結構早かったのね…結城君」 保健室に呼び出された俺は 「何の用ですか御門先生」 と少し迷惑気に言ってしまった 「…そう…やっぱり気づいてないのね…いや、何でもないわ…」 何て言おうとしたのか気になったが早く帰りたい気持ちの方が勝ったので帰りの許可を求める当の本人は腕を組み思慮深い顔立ちに変わっていた 「…ごめんなさい…いきなり呼び出したりしちゃって…でも貴方が何かにモヤモヤしてるんじゃないかと心配したから…」 さすが保健室の先生だと思ったが…特に誰かに感づかれても無いのに どうして分かるのかと疑問に思った 「もう帰って良いわよ…ごめんなさいね...
  • リトララ記憶喪失 第一話 【2】
    ――リトならまだ寝てるよ、昨日遅くまでララさんのこと探し回ってたみたいだから―― リトはいっつも優しくて…たまに怒るけど、私のこと考えてくれてるんだって知ったから… どんなに振り向いてくれなくても、がんばれたよ   ――…しっかしなんだな…たまにはこうして二人で寄り道するのもさ、その…楽しいもんだな―― わかってる…気遣ってくれたんだよね?でも嬉しかった…リトが楽しいって言ってくれて 今度はホントに、心からリトに「楽しい」って言ってもらいたかったなァ…   ――ララほんと頭いいんだな!!マジすげーよ!―― いつもドジばっかりしちゃう私でも、リトのためにできることがあったんだね リトに誉められるとなんだか幸せな気分で…うーん、うまく言えないけど嬉しかった♪ 私の発明の知識だって、少しは役に立ったでしょ?   ――おかえり!ララ―― リトや春菜……みんなが私のこと覚えててビックリしたよ でもホ...
  • リトと唯 第一話 結城家にようこそ! 後編(修正バージョン)
    「結城…くん…?」 ドアをそっと開けて中を覗き見ると、部屋の中はしーんと静まりかえっていた 「…いない…の? どこにいったのかしら…」 腰に手を当てながら、唯は部屋の中を見回した 開けっぱなしの窓から入ってきた夜風が、唯の髪を揺らす 「もう! 開けっぱなしなんて不用心な!」 と、口調をキツクさせる唯に、夏の匂いに混じって、部屋の匂いが風にのって届く ドキンと、胸が高鳴った リトの部屋の来るのはこれで二回目 最初とくらべてもはっきりとわかる。さっきから胸のあたりがそわそわしっぱなしだ 「―――…前に来た時はそんなに意識してなかったけど…」 唯は躊躇いがちに部屋の中へと入っていった 胸に手を置くと、トクン、トクンと心地いいリズムを奏でているのがわかる 唯の頬に少しずつポッと熱が灯っていく 「結城くんの部屋…」 呟きながら、唯の足がまた一歩、部屋の中へと進む 胸の奥に染み込んでくるのは、あった...
  • しっぽの話
    ララ・サタリン・デビルークの弱点は、長く伸びた黒い尻尾である。 したがって、彼女を打倒したい、あるいは牽制したい、と考える者は、 尻尾を狙うべし、ということになるのだが、これが、そう簡単でない。 以前、天条院沙姫が、尻尾に狙いを定めて、責めたてたことがあった。 その攻撃は成功するかに見えたのだが、ララの本能的な反撃に遭って、 遠慮なく吹き飛ばされた沙姫は、やり方を変えねばならない、と悟った。 ――――離れた場所から、尻尾を責める方法はないものかしら? しかし、必死になって知恵を絞っても、これといった妙案は浮かばず、 沙姫は、お付きの一人に問題の解決を託して、自分は考えるのをやめた。 そして、言いっ放しで忘れてしまったのは、天条院の血筋であろうが、 託されたほうは、生真面目で忠実だったから、面倒なことになった…… 休日の繁華街―――― 行き交う足が、並木の凍った影を踏んでいく。 ヒューッと冷...
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