【あんたの為じゃ】なにそのツンデ霊まとめ@wiki【ないんだからね】内検索 / 「奇妙な同居人」で検索した結果

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  • 奇妙な同居人
    ... こうして、奇妙な同居人との生活が始まった。 2月4日 不動産屋を締め上げて以前の住人についての話を聞く。 固有名詞は避けたものの、どうやら一年程前に若いOLが不倫相手の奥さんに 刺殺されたという事件があったらしい。あの女幽霊に間違いあるまい。 2月5日 不倫相手が憎くて成仏できないならその相手に取り憑いたらどうだ、と薦める。 鼻で笑うような気配があり「別に憎んでなんかいない」という返答。 じゃあ何が未練なのか、と重ねて問うが返事は無い。むかついたので小声で「ブス」と呟く。 激しいポルターガイスト現象が起きる。短気な女だ。 2月6日 俺の姿は見られているのにお前の姿が見えないのは不公平だ、と言ってみた。 「美女のプライバシーをこれ以上侵害するつもり?」と高飛車な言い草。 じゃあせめて名前を教えろ、と言うと「...
  • 2人目
    ...・ガールフレンド 奇妙な同居人~妙~ 一日だけ あの世で待ってる 葬(おく)った日の帰路 「俺と守護霊の微妙な一日」 さびしんぼう 私と裁判なさい 僕とツンデ霊とハムスターシリーズ 「ミレレイとポン介」 通信販売 先輩の貴女 範馬雄子はツンじゃなく暴力 薫と僕 それぞれの生き方 回る!鉄棒少女 ミレレイ短編集 晃子 いたずら小娘 がんばれること ●●とバンパイア 範馬刃子はデレツン With You 指輪 舞 元皿屋敷 二人一緒 尿瓶 ジャクリーン・ハンマーはツンツン 座敷わらし 再テスト 上浦真帆 自殺手前での遭遇 チェーンの話らしいのだが 自傷の共に君 チェンメ 鏡の中に イナバウアー 卒業 幸せな人生 ツンデ霊とデレデ霊 代筆 ノリ’ー’)  私メリーさん 未練 悪徳商法 テケテテッテレ...
  • だるまさんが転んだ
    一度霊を見てみたい。怖い物見たさ故にそんな思いがあった。 だが俺には心霊スポットに行くような勇気は無い。降霊術なんかも面倒臭い。 が、ついに今日、手軽に霊を見る方法を見つけた。 風呂場で頭を洗いながら「だるまさんがころんだ」と言うだけである。実に簡単だ。 早速風呂に入り、洗髪をしながら一つ息を吸う。 「だーるまさんが、こーろ…」 敢えてゆっくりとその台詞を途中まで言った時。 背後に、気配を感じた。 まさか、本当に霊がでたのか!? 俺は、首をひねって背後を振り返った。 「あぁーーーーっ!」 「うわぁっ!」 先に悲鳴を上げたのは、俺じゃない。 其拠にいた半透明の、着物を着た少女が上げた悲鳴に、俺は驚かされた。 「ねぇ、何で!?何で振り返るの!?」 「…は?」 「ちゃんと最後まで言ってよ!それがルールでしょ!?あんただるまさんが...
  • 同居人
    冷蔵庫を開ける音にぼんやりと目が覚める まだ暗いが誰か起きて来たらしい 冷蔵庫の光が差し込むなか、電気代がもったいないなと思いながら目を閉じる ふと、自分が一人暮らしだと思い出す ゾッとして飛び起きると同時に目覚まし時計がなる。・・・朝のようだ 夢だったのかと思い冷蔵庫を開けるとハムとベーコンのパックが空になっている  ・・・・体に悪そうだ その日から夕飯にもう1人前用意し、寝る前に冷蔵庫に入れておくようにしている。 最近は好みも分かってきた。肉類(特にハンバーグ)を入れておくとキレイに食べられている 後、プリンとか甘い物も好みらしく3個入りパックを買ったら一晩で全部食われてた 健康(?)バランスを考えて野菜サラダも毎回入れているが食べられた事が無い。 「サラダもキチンと食べる事!」と張り紙を冷蔵庫に張って寝たら、朝自...
  • 同居幽霊
    「・・・・・」 今、最高にデンジャー的な時間をすごしてます。 そりゃそうだ。ホワイト一色の装束で、恨めしそうなフェイスのガールが居るんだからな。 これはゴーストだ。やべぇ・・・これはデンジャー。オーマイゴッド。 「殺してやる・・・殺してやる・・・・・」 相手が生きてたらスカラー波受信した奴らかよ、ってアイ・キャン・パンチなのに。 「・・・・・んにしても、可愛いよな」 「(ぴくっ)」 「・・・・・」 リトルだが頬が少しレッドになってるな。こやつ、照れてるな。 「もしお前が生きてたら、きっと世界中の人間がとりこになってるだろう」 「(ぴくっ)」 「一目ぼれしちまった」 「っ・・・!!さ、さっきから何なのよ!!」 お、ついに耐え切れずにシャウトしたか。いやいや、起こったフェイスもなかなかナイス。 「だって、本当の事だし」 「ち、違う...
  • エイプリルフール
    俺「ただいま~」     「...」 あきらかに機嫌が悪い、まだ怒ってるのか? ことのハジマリは二日前のエイプリルフール。 不思議な同居人に軽くいたずらしただけなんだが.... ~二日前~   俺「じつは、今日新しいアパート見つけてきたんだよね」     「...え?」   俺「ここよりも好条件だし駅も近いしなにより安い。貧乏学生には最高の場所だよ」     「あ、よ、良かったじゃない?!やっと出て行くのね。これでせいせいするわ。      ...早くここから消えちゃえばいいのよ」   俺「だから今日引っ越すことにしたよ。そろそろ友人がトラックでくるはずだし     迎えに行って来ようかな」(ばたん)     「え、今日?ちょ..ちょっと待っ...」     「ひっ..ひどいよ..うっ...急に引っ越すなんて...」     「私...
  • 冷房
    同居人が幽霊に取り憑かれた。 当人は霊感ゼロだから取り憑かれた感じがしない、と思っている。 「暑いよなぁ。まだ五月なのにさー」 ぶつぶつ文句を言っているそいつの袖を、幽霊がそぉっとつまんだ。 「…なんか涼しくなった…?」 不思議そうに首を捻ったものの、快適になったと機嫌良くなる同居人。 それを見て嬉しそうにしていたくせに、こっちの視線に気が付いた途端ズササーっっと距離を開け、必死にそ知らぬ顔をする幽霊。 俺に実害ないし放っとこうと思う。
  • 与り知らぬ同居人
    頭痛に襲われてる今は 指すら動かす余力も無いし 目を開く気力も無い そんな時だけだよな、お前が枕元に来るのは 仮に余力があったとして 仮に気力があったとして 怯えさせずに手を伸ばせるか 見つけて抱き締めずにいられるか 多分ムリだろう だからオレは動かない まどろみに任せて眠るだけ 少し頭痛が薄れた気がする まったく、いつもいつもズルイよな~ 礼くらい…言わせろよ
  • 激甘党
    俺。人間、男、三十代前半独身、会社員。 デザート系は全くダメ。匂いだけで気分が悪くなるレベル。 同居人。幽霊、女、二十歳前後。結構気の強そうな印象。気が向いたときは出先にもくっついてくるし、浮遊霊かな。 普段は気配だけ。たまに腕引っ張るとか後ろから首にしがみつくとかそんな感触がある。あと夢の中に入り込むことが出来る。 激甘党。 ある時から毎日毎夜女がスイーツを要求してくる夢を見るようになった。 最初はただの妙な夢だと思っていたので「俺甘いの嫌い」とだけ伝えてあとは放置。 そしたら夢の中で『取り憑いてやる』と宣言され、次に気がついたときにはテーブル一杯のデパ地下スイーツを頬張っている真っ最中だった。 あんな地獄は二度と見たくないので、週に二、三回、コンビニデザートを買って帰ることで折り合いをつけた。 因みに奴は体がなくても物を食えるらしい。だっ...
  • 7人目
    命の恩人 うらめしやー 見てんじゃないわよ! もう終わりにして バレンタインデーに ツンデレのバレンタインデー 寝る前に保守 S幽霊5 来ーるー♪ ブログ 皿屋敷 ジーク・ツンデ霊! ツンデ霊はまだまだ健在さ ツンで霊スレの現状 かまいたち 人生で初めて女の子を泣かせてしまった 憑かれると 廃屋で撮影したビデオ 本当はツンデレ?なテケテケ やおいちゃん うちの猫が ぬこかわいいよぬこ 人を呪わば穴二つ 億千万替え歌 エイプリルフール やおいちゃん2 い    く    な ぐるぐると 与り知らぬ同居人 なにその○ンコ竜 理想の足 やおいちゃん3
  • 11人目
    花火大会の夜 通行料 風邪引いた キモウト霊 写真を撮ってあげようか イルミネーション 海底に沈む夢 紅葉姫 同居人 目を閉じて頭の中で家の中一周 風が吹けば キュルキュル サクラサク 激甘党 コスプレ写真 都道府県8 負けないぜ! 都道府県9 皆で頑張ろう エイプリルフールネタで 花見に行こう 意味フな夢を 彼氏にツンデレしてみた 満員電車とメリーさん 夏の風物詩 雨男と晴れ女 雨女と能天気男 ホテルの女 部屋の中でぶつかったんだ 車内アナウンス エアコン壊した理由 押入れから覗く女 ツンデ霊変換依頼 ポルターガイストとサンマ ポルターガイストとタコ おはぎ シチュエーションは「アタシのお墓の前で」 鎧武者とかぼちゃ ヴォジョレー解禁日 線香 霊側視点での特殊遭遇考察 実家から戻ったら・明かり 実家から戻った...
  • ホラー映画は怖いの
    「馬鹿ー!!」 「わぁっ!?」  朝からうるさい同居人、アパートに住み着いている幽霊だ。  追い出したくても追い出せない。そこらへん、かなり大変だ。  なんと言っても、怒りやすい。  今回はなんで怒ってるかと言えば、ホラー映画を見せたから。  馬鹿みたいな話だが、幽霊がホラー映画を怖がっているのだ。  ああ、馬鹿みたいだ。 「怖いじゃない・・・面白くない・・・怖いよー・・・・・」  こんな風に、怖がっている。  まぁ、これが凄まじく可愛いから良いんだが。 「ぐすっ・・・だいたいね、あんたの趣味は変!」 「恐怖映画が好きにはちゃんとした科学的根拠があるんだぞ」  なんでも脳内で、ホラー映画を見るとノルアドレナリンだったかは覚えてないが、  とにかく何かが出てくるのだとか。まぁ、 「そんなの知らない!!」  こいつには、何を言って...
  • 不動産屋と幽霊
    地方で不動産屋やってる俺。 この時期は転居入居仲介で色々大変。 今日やってきたのは大学生になったばかりの青年。一人暮らし希望。 幾つか良物件を紹介してみたのだが、矢張りネックは家賃。 「もう少し安いの無いですか?この際問題物件でもいいです」 「そうですねぇ…」 難物件も色々ある。立地、大家や他住人との関係、建物自体の問題。同意の無い同居人の問題も。 「幽霊?」 「はい。以前に死亡事案があったわけではないのですが何故か居ついているようでして。 おかげで半年続いた方は居られません」 「そんなもの居るわけ無いじゃないですか。他に問題ないなら僕ここにします」 怖いもの知らずの世代はこれだから…。 しかし他の条件だけ見れば確かに破格。 物件の同伴確認も行ったのだが結果依頼人はすっかり乗り気、契約と相成った。 そして約一ヵ月後。 「すい...
  • プロポーズ
    プロポーズ 天井にあるスタンドグラスから降り注ぐ月の光が室内を照らす。 目の前にいる彼女ははにかみながら上目遣いで見つめてくる。 彼女に出会ったのは雪の夜だった。 仕事帰りに突然聞こえた甲高い急ブレーキの音。 好奇心に駆られて野次馬に行った現場で見たのは、 血みどろで路上に伏した女性と、すぐ側に佇みそれを見下ろす女性。 途端に周囲のざわめきが消え、直感が目の前の危険を警告する。 立ちすくむ女性がゆっくりと視線を上げる。 早く逃げなければ、焦る気持ちとは裏腹に身体はまったく言うことを聞かない。 最後に覚えているのは彼女の哀しげな両の瞳と左手に嵌めた指輪の光だった。 自慢ではないが、私は生まれてこの方幽霊などというものとは無縁の生活を送ってきた。 それなのに、彼女に出会ってからの二週間はそんな私の常識を覆すものだった。 ...
  • 幕開け
    今日このアパートに越してきた。 念願の一人暮らし。胸が膨らむぜ。 だが、その夜。 「でた」んだ。 青白い肌。白い服の女性。 寝ようと電気を消した部屋に、急に現れた。 そして、 「でていけ」 そう言った。 しかし俺は頭が混乱し、完全に腰が抜けて固まっていたので返す事ができない。 そんな俺にもう一度、 「私の部屋だ でていけ」 と言った。 かすれるような、悲しみのような怒りのようなモノが詰まった声で言った。 俺はなんとか冷静になるように自分に問い掛け、 やっと絞り出した声で目の前の幽霊に言い放った。 「こここここはおれおれの部屋だだだだぞぞ」 「私の部屋だ 出ていけ。」 即答された。もう泣きたい・・・ どうすりゃいいんだ。 目の前の幽霊は、ただじっと俺の事を睨んでいる。 俺...
  • 雛霰
    ひな祭りに半額で売っていた豆を買っていったら えらい事怒られた。レイポンとは以来口を聞いていない。 ハムポンの世話はしているから、とりあえず文句はないが、まかりなりにも 同居人だ。何か気まずい。 そして、こんなときは彼女の知恵を拝借だ。 「・・・・あっそう」 斜め後ろを見つつ、吐き捨てるようにいう霊感少女。 「どうにかならないだろうか?」 どうやら、僕の生活の中で、レイポンとの他愛ないやり取りが大切なものに なっていたらしい。 「ふーん・・・ちょっと待ってね」 つと、僕の額に指をあてがう。一瞬だったのでそのまま指をあてがわれてしまった。 「・・・どう?これで話できるっしょ」 「・・・・?」 「・・・余計なことしないで」 学校でレイポンの声を聞いたのは、始めてだ。 っていうか、いるのだろうか、ここに。ハム...
  • 熊さん2
    春終わっちゃったね。でも、もうすぐ夏だよね。 「そうだな。風鈴と扇風機の季節だな」 クーラー使おうよ。でも、その前にアマガエルが喜び紫陽花咲き乱れる梅雨だね。 「うお!それ忘れてた。お茶類の葉っぱや乾物に乾燥剤入れとかないとな。パン類は、冷凍庫に入れておくしかないか」 梅雨の時期って変に冷え込んだりするよね。しかも、降り続く雨のせいで犬さんや鳥君たちって、何かしょんぼりしてるよね。 「まぁ、そういう季節だからな・・・いや、ちょっと待て。お前、何か隠してないか?」 熊大佐!プライベートにゃんこを保護いたしました!! 「猫を解き放て!そのこは、獣だぞ!」 お互い古かったね。 「いや、とりあえずあわせてやったんだが、それよりもまさかとは思うがそのホームズ君を飼う気じゃないだろうな?」 ホームズ?ああ、赤川次郎か。ホームズ君!命名されたからには、君も我が家の...
  • バレンタインデーに
    今日、俺は最低の気分だ。 というのも、朝っぱらからコイツ(名前は雪菜というのだが)がとんでもないことをしてくれたからだ。 「…何。まだ朝のこと根に持ってんの?器が小さいわね。」 「常識的に考えると、『バレンタインはバレンタイン司祭が棍棒で撲殺された日』だからって棍棒で殴ってくるお前の方がおかしい。」 そう、この半透明の同居人にひどい目に合わされたのだ。 「あんたに常識なんてあったの?意外だね。」 「俺にだって常識くらいある!じゃあ何だ、バレンタインの日に棍棒で殴るのは常識的なのか?」 「う…そんなのいいじゃない!気にしないでよ!棍棒じゃ嫌だった?釘バットとか角材で殴ったらよかった?」 それ死ぬ。本当に死ぬ。 「そこまでして俺を殺したいか?」 「うるさいっ!」 あちこちからモノが飛んできた。仕方なく学校に避難。 夕方、俺は義理チョコの山...
  • すろーらいふ
    1 いわゆる自給自足に憧れて、この春から田舎暮らしを始めた。 地元の不動産屋に紹介してもらった農地付き物件は、年季の入った廃屋っぷり。 だが、そのリフォーム作業も含めて充実した毎日だった。 その部屋だけは、何故か他より保存状態が良かった。床も壁もしっかりしていて、雨も隙間風も虫も入り込まない。 だから、その部屋を寝泊りするための場所に使っていた。 気が付いたのは暮らし始めて二週間ぐらいしてから。前兆はもっと前からあったのだろうけど。 人魂、と言うのか。 目の前数センチのところで、ゆらゆらと光の玉が泳いでいる。 寝起きのぼんやりした頭で、それを眺める俺。 暫くそのままだったが、目覚まし代わりの携帯電話が鳴り出した途端、光の玉は驚いたように明滅してから消えた。 2 この屋敷は、どうやら先住者憑きらしい。 色々世話になって...
  • ミラ
    「へぇ、こっちの世界にも街があるんだ。」 「当たり前だよ、ええと…ユウジ君…だったっけ?」 事故であっけなく死んじゃったボクは、担当の案内人にガイドをしてもらっている。 「なんだか騒がしいね」 「君の乗った飛行機が墜落したから、来客が多かったんだ。  でもまぁ明日になれば静かになる。君の落ち着く先もすぐに決まるさ」 彼の話によるとこちらでは、最初の一年はこの街で共同生活を送りながらこっちの世界に慣れる事になっている。 その後、輪廻の道か涅槃の道かに判れる予備教育が行われるとの事だ。 一年後どちらの道に行くかは、生前の行い・死に方と、こちらの一年間での実績によって決まるらしい。 利他的な行動は煩悩の無い涅槃の道へ、利己的な行動は修行のため輪廻の道へ行く。 案内役の彼も、新人のガイドをボランティアでやっているんだとか。 それにしても...
  • 幽霊の呪い
    幽霊の呪い 俺「ただいま…ってまだやってんスか。飽きませんねぇ」 霊「五月蝿い。今に見てなさいよ」 彼女は幽霊。とは言っても物をすり抜けたりポルターガイストを起こしたりは出来ず、 生きてる人間と違うのは普通の人には見えない、鏡に映らないの二点だけ。 どうやら俺には彼女が見えるようなので、鏡の前で確認させられる羽目になった。 そんな彼女が家に上がりこんでから早一週間。ずーっと紙に物騒な漢字を書き続けている。 俺「ホントに呪いなんか掛けられるんスか?」 霊「あたしは幽霊なのよ?出来たっておかしくないじゃない」 俺「確証は無いんスね…」 呪いの対象は俺。理由は 霊「あたしが死んでるのに同居人のアンタが生きてるなんて不公平じゃない」 …だそうだ。最初は恐怖したものだったが現在は見ての通り。 あからさまに成功しなさそうな「呪い」にいちいち付き合うの...
  • アカイヘヤハスキデスカ?
    真っ赤な、真っ赤な部屋。 インターネットの中でしか生きられない、都市伝説。 Red Room ~赤い部屋~ 「今日も2chは楽しいなっ・・・と。」 俺はどこにでもいる大学生。一人暮らしをはじめ、気兼ねくインターネットを利用する毎日。 2chには様々な情報が飛び交う。政治、経済・・・そして、俺の趣味である「オカルト」も。 今日は古い古いネタを調べるために、このオカルト板を見ていた。 そのネタとは、「赤い部屋」 インターネットの普及と共に広がった、不思議で恐ろしい都市伝説だ。 あるURLをクリックすると、「赤い部屋は好きですか?」という声が出るポップアップが作動し・・・ 閉じようとしても何度も出てきて、最終的にそれに出会ったものは血まみれになり死ぬ・・・。 そう、自らの血で部屋を真っ赤に染めて。 よくあるオカルトネタでも中々怖い...
  • 見習いく~る幽霊
    「うぐぅ…気持ちが悪いよぉ。 風邪でも引いたかなぁ…」  なぜだか最近、体の調子が悪くなってきた。  あんまり、幽霊に驚かない馬鹿と同居してるからかなぁ…  体調を崩して、風邪でもひいたのかも知れない。  これじゃ、幽霊としての自分が情けないよ。  …あ、そこのキミ、何で幽霊が風邪をひくんだ、とか思ったでしょ。  昔からよく言うじゃない、病は気からって。  だから、気合いのある幽霊だって風邪ぐらいひくんだよ 「へっくち」  ……とはいえ、こんなあたしの姿、アイツに見られたら笑われるんだろうなぁ…  アイツ―――そう、名前も知らないこの部屋の住居人だ。  転入し、私が驚かせようと思った直後にアイツは言った。 『変な幽霊』  …むぅ、すっごいムカツク!  巷じゃ く~る な幽霊で通ってる(はずの)あたしだって、流石に頭に来たね。  よ...
  • それぞれの生き方
    僕が薫と街中でデートをしていると、袖を引っ張られた。 「ねぇ、あれ」薫の指差すほうを見ると霊を背負った男がいる。 「ありゃ、なつかしいな」「ね、私たちもあんなだったのね」薫が懐かしげにつぶやく。 その霊は薄らぼんやりとして顔などはわからない。が、声は聞こえる。 ――レ・・レイポンッ ――レイポンいうなっ なんか、楽しそうだ。二人(?)はどんどん遠ざかっていく。 「絶妙ねぇ、実体化を抑えてあの男の人に負担をかけてないわ。私もああすればよかったか」薫がうんうんうなずく。 「あ」薫が怯えた声を上げて、さらにむこうを指差した。 「うあ」 そこには顔半分を包帯で覆った男がよろよろ歩いている。後ろには…なんだありゃ…。 ――このままではおわらんぞー! ――だから終わりですってば なんか、男についているでっかいモノが雄たけ...
  • 俺と悪霊
    ① 財産家だった父が死に私のもとには莫大な遺産が手に入った。 その中の一つに閑静な避暑地に建つ別荘がある。 私は遺産に虎視眈眈な叔父をはじめとした親族連中を忌避する為、そこに移り住むことにした。 もともと人嫌いなのだからちょうどいい。 ここで一人ひっそり生きてくのも悪くない… そんな事を考えながら鍵を開けて中に入ると、怪しげな声?いや歌か?が奥の客間から聞こえてきた。 「にゃ~にゃ~♪にゃ~にゃ~♪ にゃんこのお腹はモ~フモフ♪」 恐る恐る覗いてみると野良猫を抱えんで床をごろごろ転がり回る少女がいた。 イタいのが不法侵入? 幸い敵は猫の腹に顔を埋めているのでこちらには気付いていない、今が通報のチャンスだ… と、少女はふいに顔を上げ、ばっちり目線があってしまった。 ② 「……見た…見ちゃった、わ...
  • 続・カワイイ
     男と霊の奇妙な生活の続き。 昨日初めて姿を見せた霊と男は自己紹介を済まし、身の上話をしている。 男の名前は吉野裕也。21歳の大学生で、アパートに一人(+幽霊一人)暮しをしている。 霊の名前は床次綾。享年17歳。江戸時代に神官の家系に生まれた巫女だったが 町民の男と恋仲になった。しかし周囲にその仲は許されず、結局何処かへ消えてしまった 男を恨んで自害。それからは怨霊となり、男に取り憑いてはその死を見て来たそうだ。 『……そりゃゾッとしないなー…』 裕也は背中に冷たい汗を感じながら言った。 『私は怨霊だと言ったハズだ。お前が死ぬまで憑くともな』 当然のように言い、ズズっと少々ぬるくなりかけた茶をすする綾。 『ふーん…でも、俺に物理的な実害は与えないんだろ?』 『あァ。しかし、大体の者は気が触れて自殺しているな。憑いている事は度々本人に伝える』 『...
  • 淵のヌシ様
    ① 今日も真夏日だ。 ムチャクチャに暑い。 プールなんて気のきいたモノがこんな田舎にあるわけない。 近場の水辺で涼みにいく事にした。 池…というよりは少し大きめの淵って感じだ。 死んだバァちゃんはよく、『この淵にはありがたいヌシ様がいるから近づくな』とか言っていたっけ。 でもこう暑くっちゃ仕方ない。 準備運動もそこそこに俺は水着に着替えて淵に飛び込んだ。 冷たい水を思う存分堪能する。 結構深いみたいだが水泳には自信があるから問題ない。 ひとしきり泳いだのでそろそろ帰ろう そう思った瞬間だった。 ② 何かが俺の足にしがみついてきた (な、何だ!?) 慌てて足をバタつかせて蹴離そうとするが ソイツはまるで俺の抵抗を意に介さず凄い力で水中へと引きずり込む。 目に、鼻に、口に、 濁った...
  • 陶芸家と霊
    陶芸家と霊 蟹江権三58歳、独身。  陶芸家。  異変が始まった時、彼はいつものように仕事場である工房に篭っていた。  窯から出した磁器は未だ仄かな熱を宿していて、それが生まれたての存在である事をいつも思い起こさせる。 「はあー…」  溜息ひとつ分の生きる時間を与え、蟹江は生まれたばかりのそれらを叩き割る。  ――がっしゃん、がちゃん。  景気のいい音とともに破片が散らばり、焼きたての磁器の死骸は工房の床を埋め尽くす。 「…は、」  新たな溜息と共に、机の上の失敗作を掴もうとした手が空を切る。 「ああ…?」  ――がしゃん。  終わりの見えぬ試行錯誤の憤懣をぶつけるべき、皿の一枚が……突如宙へと飛び出し、自殺を遂げた。 「……」  蟹江は太い眉を上げかけたが、やがて立てつけの悪い机に目をやり、ゆっくりと表情を元に戻す。 ...
  • 「俺と守護霊の微妙な一日」
    俺には守護霊がいる。困ったことに、俺に話しかけてくる。 しかも、そいつは…おかっぱでいたずら好きの12歳の女の子だったのだ。 「俺と守護霊の微妙な一日」 5時14分。  線香のにおいとラジオ体操のミュージックででおきた。 目を開けると、守護霊が自分で線香をたいて、ラジオ体操をしている。  いつものことだ。寝なおす。 6時00分。  すずめの鳴き声がする。また、えさをやっているのだろう。ふんの掃除を誰がすると思ってるんだ。 7時42分。  時計をみて…飛び起きた。遅刻だ!! 守護霊はいない。  「ちっくしょー、なんでおこさねぇんだ!!」 「うるさい。近所迷惑だ。静にしろ」リビングから、みのもんたの声と一緒に聞こえた。…朝ズバ…か。 8時00分。  走ればまだ間に合う。俺はパンをくわえて、走り出した。 ズシッとした重みがあった。奴が乗っ...
  • 有紀との生活
    仕事を終え、コンビニで飯を買い、アパートに帰って、 居間のドアを開けると中に女がいた。 はて、俺は結婚もしていないし彼女もいない。 なのに目の前でくつろぎながらTVを見ているこの女はなんだ。 前に飲んだ時誰かに鍵を渡したのか?記憶を思い出そうと良く見てみる。 年の頃は十代後半か二十代前半か? 髪は黒のストレート、細身で白を基調とした、ブラウスとスカート。 顔はここからはよく見えないが、だらしなくテーブルにもたれかかって TVを眺めているのは既に家の「あるじ」の風格すらある。  ・・・やはり思い出せん。とりあえず家主は俺だ、部外者はご退場願おう。 声を掛けてみるが当人は気づいてない、よほどTVに夢中とみえる。 咳払いし今度は声を大きくして注意する。  ・・・・・・気づかれない、どうしよう。 掛けても駄目なら押してみろ、俺は女の肩に触れ...
  • 学者とメイド、その2
    学者とメイド、その2 ~2人のいる書斎~ 何をするよりも学ぶことが楽しいんだ、と彼は言った。 その日の食事に困ることの無い方の言い分です、と彼女が返す。 君はもう食事を摂る必要がないじゃないか、と彼は言う。 一般論を私の身の上に置き換えられても困ります、と彼女は返した。 若き経済学者とその屋敷に住まう侍女の霊は、そんな風に毎日言い争っていた。 それはそれは仲睦まじく。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 街中が胎動するような、生々しい活気に満ち溢れた時代。 紡績工場が一つ増える度にどこかで血が流される。 悪徳と美徳の境界もあやふやなままに、ただ踊り続ける道化たち。 それらが演じるのは“産業革命”という演目だ。 紙の上を逃げ回るだけのようで、好きではありません 君が思うほど学...
  • 先輩の貴女
    「先輩、こんばんは」 「……………」 挨拶をしても先輩から返事が無いのはいつものことなので、特に気にしない。 自分が通う高校の、それも真冬の屋上なんかに夜遅く足を運ぶのは、ひとえに 先輩に会いたいがためだ。 「……………」 「……………」 そうして、いつもの沈黙が訪れる。 手すりにもたれて夜空を眺める僕と、少し離れた場所で街を見下ろす先輩。 別に先輩は、僕の部活の先輩というわけでもない。この学校の数年前の制服 を身にまとっていることから推測して、僕が勝手に「先輩」と呼んでいるだけだ。 こんな奇妙な状況になったのは、友達が話してくれた噂話がきっかけだった。 彼曰く 屋上に幽霊が出る 時間は夜9時~深夜0時くらい? 女の子 制服はデザイン変更前のもの 屋上から飛び降りた?  まあ、どこの学校にもありそうな噂...
  • レイポンと温度差
    ゲージ越しのお見合いも順調だった。 猛然とアタックするハムポンに、なんとなくツンケンなヨメポン。 まぁこれは必然で、子供を作るにはメスをオスのゲージ。 テリトリーに入れてやればいい。 今はメスが自分のテリトリーに入ろうとしているオスに警戒しているだけ。 ツンデレという奴だ。 そして今日。いよいよ同居に踏み切った。 レイポンはいないようだったが、決行した。まだ口をきいていないからだ。 メスポンを追いかけるハムポン。だが決していじめている訳じゃない。 これが求愛活動で、やがて子を授かるのだ。子ハムちゃん・・・ コハムポン1号、2号、3号・・・ 首を振ってイヤな考えを消し去った。・・・1号ーって呼ぶと1号が出てきて、2号ーと 呼ぶと2匹目が・・・レイポンの手名付けテクならありえた。悔しい。 「あーっ何時の間に同居したのっ私っま...

  • 今日も仕事が終わった、終わった~。ふあ~あ。 かばんを右手に持ち、外に出てみると 額にフッと何やら冷たいものがあたる。 空を見上げて 「雪…かあ…」 もう師走。時がたつのも早いなあ。 いつからだっけ?時間が経つのを早く感じるようになったのは。 「この分だとつもりそうだな…帰ったら雪かきしなきゃ…」 北海道に住んでいる僕にとっては冬はちょっとやっかいな季節だ。 家の雪かきは僕の仕事。雪かきは早朝にやるのが、僕の近所のローカルルール。 父も母ももう年だ。そして朝に弱い。 いちおう(?)女性である姉にも、やはりさせるわけにはいかない。 必ず僕に回ってくる。まあ、仕方が無い。良い運動になるし。 家に着いた。とりあえず、「ふう」と一息。 車庫に車をしまい、自宅の庭先を眺めると 「うへぇ…やっぱしなあ…」 予想した通りの光景...
  • 仏師と桜
    1 仏師の修行中に各地を転々としていた頃、とある山里に逗留していた時。 春の日差しを受けて柔らかく色付き始めた山並みを眺めていると、一本の古木に目が留まった。 どうやら桜らしい。遠目でもわかる太い幹は良い材になるかもしれない。 そう考え近くの老人に尋ねてみた。 老人は渋面で答えた。  あの木は人を喰う。  疾の昔に立ち枯れておるが偶に四季を問わずに花を咲す。その時は必ず根元に骸が転がっておる。  昔あそこで殺された女の怨念が取り憑いており、近づいた者は皆殺される。  近づかん方がええ。 何度も何度も念を押され、仕方なく頷いた。 2 像を作る為の材を求めて山の中を歩き回っていたが迷ってしまったらしい。 日は落ち周囲はすっかり闇に覆われた。 幸い野営には慣れている。そそくさと準備をしていると、闇の向こうに白い人影が見えた。 助...
  • 見習いく~る幽霊の日記
    6月21日  アイツが実家に帰るって言って、家を出ていった。  なんだか、久々に家族が一同揃うらしい。  何でこんな時期に。 こいつの一家というのがよく分からない。  とりあえず、久々に一人になることになる。  ひまなんで、日記でも付けよう。 6月22日  朝起きたら、誰もいなかった。  当たり前、アイツ、実家に帰ったんだもん。  もてる気力を振り絞ってテレビを付けてみる。  そういえば、あたしが一人で新しい住居人を待っている間だって  こんな文明の利器もなかったんだよねぇ。 う~ん、いい時代になったもんだ。 6月23日  ちょっと暇をもてあましてきた。  ま、24日に帰ってくるとの話なので、一人の満喫ももう終わってしまうだろう。  ちょっと残念だ。  ま、あいつが帰ってきたら く~る に練った作戦で驚かそう。 ...
  • 紫鏡
    「紫鏡・・・か、アホらしい」 結局、小学生の頃に聞かされてから成人式が終わるまで、忘れなかったな。 「ま、都市伝説なんてこんなものだよな」 「まだ、分からないぞ。久しぶりだな。死にたがりの克也」 懐かしいあだ名だ。たしか、中学の時に付いたあだ名だったな。そのあだ名を知ってるってことは、中学の時の同級生か?  ・・・ダメだ。思い出せない。 「思い出せないか。克也らしいな」 「中学離れて、もう何年になると思ってるんだよ」 そう。中学時代だ。俺は、とにかく無気力で死にたかった。あの時、俺が何をしたのか思い出せないが、とにかくどん底にいたことは思い出せる。 家族が目の前で死に、頼れる親族も力もない時代。追い風のごとく、俺に対しての悪い噂と白い眼差しの数々。まさに、絶望の泥沼の最深部のような状態。それでは、死にたくもなるというものだ。だが、なぜか俺は生きている。な...
  • クトゥルフの邪神達2
    スーパーにて アザトーデス「…お、ニャル」 ナイアルラホトテップ「あ、アザちん久しぶり」 アザトーデス「最近どう?」 ナイアルラホトテップ「うむ、順調だ。そっちは?」 アザトーデス「ボロアパートの貧乏学生にとり憑けた。もう毎日ツンデレ生活さ…今日はカレーを作ってやる予定」 ナイアルラホトテップ「テッパンだな、我もハムスターと同居しツンツンを満喫しているぞ…うちは肉じゃがだ」 アザトーデス「ふふふ、我らのツンデレパワーは確実に増してきたな」 ナイアルラホトテップ「これならオールド・ワンすら我らに萌え萌えであろう、ククク」 ク・リトル・リトル(そんな訳あるか!!まるで反省しとらんなあやつら!) ↑ ちょっと心配になって様子を見にきたク・リトル・リトル
  • 小姑レイポン
    今日は記念すべき日になる。 ハムちゃ・・・ハムポンにお嫁さんを迎え入れたのだ。 吟味に吟味を重ねた。後ろにいるだろうレイポンは小姑のように うるさかった。でも、満場一致でお嫁さんをゲットしたのだ。 「可愛いお嫁さんだね」 「ハムポンには物足りないけどねっ」 「仲良くしてくれるといいなぁ」 「ハムポンをたぶらかそうってもそうはいかないわっ」 やいやい言いながら家に帰り、新しいゲージでお見合いをセッティング。 いきなり同居はさせない。常識だ。 「ヨメポンッいい?いい気にならない事ねっ」 ヨメポン・・・?天地が激動したかのような眩暈に僕は倒れた。膝から崩れ折れた。 「ちょっどうしたの?大丈夫っ?!」 「い・・・いや。ひとつだけ確認したいんだ」 「な、何よ」 「いつ何時ハム子ちゃんはヨメポンになったんだレイ...
  • 証言
    証言1 いやまぁ、家賃も環境の割にはやけに安いし?部屋の温度も外と比べて5℃は寒いし、何かやたらカビが出るし。 噂に聞くアレかなーとは思ったけど住んでみると何もでないし。 いやうん、気配はあるよ。視線とか、夢うつつに、パタパタ歩き回る足音とか。 でも夢とか気のせいで片付けられるレベルっしょ? 最近は猫のせいで金縛り、磔か、酷いけど(笑) 証言2 霊感ゼロ人間って本当にいるのねって感じよ。 試しに外に顔出して歩く人脅してみたけどちゃんと反応するのよ、普通は。 なのにアイツ、追い出そうと思ってあたしがどんだけ騒いでも何にも気づかないんだもん。 バカじゃないの?ホントむかつく。 変な野良猫餌付けして家に入れるし。 あいつがいない間、誰が猫の世話しなきゃいけないと思ってんのよ!? 証言3 最近立ち寄る家は、幽霊と人間が同居している...
  • 5人目
    さゆり アンカーでツンデ霊 匣の中には綺麗な娘がぴつたり入つてゐた 俺と悪霊 外が怖い 有紀との生活 検証も5フェイズ目 Dr.オニオンの秘密 雪女と雪赤子 有紀との生活2 よいこ わるいこ ふつうのこ からかさおばけ ベッドの下 S幽霊4 猫の理由 涙の理由 ゴンタのこぶ クトゥルフの邪神達3 ひとりはやだ クトゥルフの邪神達4 幽霊の呪い 三途の川の渡し守 ねこにまたたび。 ねこにまたたびあげたら キュベ霊 七夕の物語 おねがいmy短冊 ハンターを辞めた男 濡れた幽霊 こっくりさん2 睡眠難 引退記念 キスしてくれる? ツンデ霊でレポート提出 おかえり♪ 赤猫 ホラー映画は怖いの メリーさんギシアン 何かがしたたるいい幽霊 彼の手記←3人目に収録されているのと同じです 義妹のツンデレ批判←批判じゃなくて...
  • 昼寝とストライプ
    1 秋も大分深まったある日。 午後の授業をサボって校舎裏の日当たり良のお気に入りの場所で昼寝しようとしていた俺の視界を、何かがちらりと掠めた。 見上げると、四階建て校舎の屋上に人影が一つ。 (真逆、な) なんとなく嫌な予感がして、俺は人影から目を離さずに上体を起こす。 その予感は当たってしまった。 ふわり、と表現出来そうな身軽さで、人影は屋上の縁から宙へ身を躍らせた。 落下地点は丁度俺の転がっている場所。 一瞬の事に俺は逃げる暇も無かった。 風をはらんで捲れたスカートが空を遮る。 「ストライプ」 思わず呟く俺の顔面に、上からまっすぐ落ちてきたスニーカー履きの足の裏が直撃。 尤も痛みも重量も無いまま俺の体を突き抜けていったが。 白く華奢な手がすさまじい勢いでスカートの裾を押さえたおかげで俺の視界は開け、 同時に鬼の形相でこちら...
  • 鏡の中に
    ――私を見て 私はココにいる ココよ コ コ…  ――ほら、あ な た の う し ろ 僕の学校の踊り場には鏡がある。ただし、この西棟の階段の3‐4階部分にだけだ。 こういったものにはお決まりの怪談がある。曰く、異次元の扉だの、悪魔の通路だの。 僕はそういったことを信じていなかった。思春期の浮かれた女たちの他愛もないうわさだと。 その日は疲れていた。生徒会室でうとうとしていた。気がついたら夜だった。 僕は荷物をまとめ、近道のために西棟から急いで帰ろうとした。 例の鏡の前を通ったときだ。 呼ばれた気がした。つ…と鏡に視線を移す。僕がぼんやり立っているだけだ。 気のせいか…。…!?いや、気のせいじゃない。一人で映っていなければいけないはずの鏡に、女がいた。 鏡の端っこにひざを抱えて上目遣いで僕を見つめている。 冷や汗が一気に噴き出した。恐...
  • 気遣い
    実家暮らし。 最近妙な気配を感じていた。 その日は仕事でとても嫌な事があり、帰りにしこたま飲んだんだ。 それでも気分が晴れず、帰宅し自室に入ってからも纏わり付く誰かの視線にイラついていた。 だからかもしれない。魔が差したというか。 恐らく勉強を見てもらおうと思ったんだろう、妹が部屋に入ってきた。 「お兄ちゃんお帰――」 「びっくりするほどユートピア!びっく――」 硬直する俺達。気まずい沈黙。 「……お、お兄…」 「……その…」 その時だった。 ばたばたばたばた。 わざとらしいほど足音を立てて見えない誰かが部屋を飛び出していった。 「??お、お、お兄ちゃん今の…!?」 「お、おう、これは由緒正しい除霊法なんだ」 何とか体裁を取り繕う事ができた俺。 とは言っても全裸を見られたわけで暫...
  • ミケ
    俺は煙草に火をつけた。 肺を満たした紫煙は俺の乱れた心を落ち着かせるのに充分だった。 …さて、この状況はいかようなものか。 家に帰るなり目に飛込んできたのは、奇妙で、ある意味滑稽な、形容し難い光景だった。 そこには寝息を立てている……、猫耳少女がいた。 この時間に開いている病院は何処だったかな? それとも最近エロゲやりすぎたか? 睡眠時間が少な…… 「にゃあ」 「うぉッ!!」 「うにゃあ!」 「……」 「……」 いつの間に起きたんだよ? そして異文化コミュニケーションに戸惑う俺。 「にゃあ…」 「……??」 ぐぅ~~ 「////」 もしかして腹へってるのか? 「…なんか食う?」 「にゃ!」 すごい威嚇されてるし。 「あ、いらないんだ?」 「うにゃあ~」 「なん...
  • 何もなくてもいいじゃない
    「起きろ。朝飯できたぞ」 「…んう~…」 まあ、これぐらいで起きる訳ないのは百も承知だ。 「おい起きろ。味噌汁冷めるぞ」 肩をゆする。 「う~ん…」 肩をゆする手を掴まれた。起きたか?反撃か?とりあえずもう一方の手で顔をガードする。 掴まれた手は…掴んだ本人の頬にあてがわれた。 「んへ…えへへへへ…」 起きてないか…こら、さするなさするな。何の夢見てんだこいつは気色悪い。 「…すき…」 …ああもうなんてストレートな寝言だよ。 起きてる時にストレートなのは悪口と拳だけのくせに。起こしたくなくなるではないか。 しかし!食卓には我が息子かっこ味噌汁と目玉焼きが待っているのだ! 息子の為だ。許せ。あてがわれた手でそのまま頬をつねる。 「起~き~ろっつってんだろ~が~」 「痛らららららら!」 流石に起きたようだ。 「せっか...
  • さびしんぼう
    ――少し、想像力を働かせてみて欲しい。 季節は夏。大学生である君とその家族は、祖父の葬儀のため父方の田舎に向かう。 山野に囲まれたのどかな村で、都会の喧騒をしばし忘れている君。 地元では名士だったらしい祖父が住まう家屋は、武家屋敷を思わせる広大さ。 親族たちの歓待から開放された君は、子供のような好奇心でもって広い屋敷を 歩き回っているうちに、祖父が使っていた部屋で奇妙な少女に出会う。 さて、ここで質問だ。 「……あなた、もしや私の姿が見えるのですか?」 「…………」 見た目、十二~三歳の紅い着物姿の少女が 「質問に答えなさい。私が見えるのかと聞いているのです」 「…………」 容姿に似合わぬ大人びた口調で 「その表情から察するに、見えているようにしか思えないのですが……」 「…………」 ...
  • 私とファイトなさいファースト
    夜寝ていると妙な圧迫感を感じて目が覚めた。 枕元に髪の長い女が立っていた。 そいつは俺に覆いかぶさると「やることは一つよ…分かっているわね…」 と告げてきた 「私と― ファイトなさい」 ガッチーンと両拳をぶつけて言い放つや否や馬乗りになってきた。 「拳は強く強く握り込むのよ。でないと骨を痛めてしまうわ」 ビキビキビキと筋が浮き出る程に拳をつくる女 「ジェノッサァァーイ!」 と叫び拳を何度も何度も何度も俺の顔面にたたき込む 葉が砕け折れ、顔面がグシャグシャになり意識が遠退く俺に 「これが真のツンデレよ!」 と踵を脳天にたたき込む女。 朝起きて病院にいき9針縫いました
  • 鍛冶師
    「魔女か、それとも魔物の類か・・・どちらにせよまともに闘えないのなら俺は、降参するしかないな」 俺は、手にしていた剣を下に落とした。剣は、落ちる勢いに任せ床に突き刺さる。 「まったく、ここに来れば雇ってもらえると思い来てみたが、雇われるどころか門前払いで挙げ句の果てには幻惑に落ちるとはな」 諦めの果てに、足を投げ出しベッドに寝転がるが、天井から垂れ下がる女はこちらを睨むだけで何もしてこようとはしない。 「雇ってもらえないんじゃ、いつ戦火に巻き込まれるか分からないような場所に来るんじゃなかったよ」 今、この国は戦争に巻き込まれようとしていた。そこで、俺も一山当てようと思い自らの工房を閉め遠路遥々ここまでやってきたのだが、すでに城にはお抱えの職人がいるらしく顔を見せに行っただけで追い返された。 そして、来たばかりの時に借りた工房に戻るとそこには、天井からぶらさがりこちら...
  • うちの猫が
    うちの猫が雀を捕獲して誇らしげに持ってきた 『ど、どうよ!?すっごい獲物でしょぅ! べ、別に誉めてもらいたくて見せにきたんじゃないんだからね!』 『ほら、あんた全然狩りダメだから…お手本を示してあげたのよ?』 『な、何よその微妙な顔…ははぁ、さてはこのビッグな獲物にビビッてるのね? まったくチキンなんだから! し、仕方ないわね、私が見本を見せてあげるわ!よーく見ておきなさいよ!』 ギャニャニャ!バタバタバタッ バシバシバシバシ! 『ハァハァ、ハァハァ… どう?こうやって前脚で押さえてから後ろ足でキックキックキックキックキック… ってちょっと、つまみ上げてどうすんのよ!? キックよキック! ちょ…ッ! 何捨ててんのよっ! 私の!それ私の!ダメー!捨てないで!』 『信じらんない… あ、あん...
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