【あんたの為じゃ】なにそのツンデ霊まとめ@wiki【ないんだからね】内検索 / 「投稿する際の注意」で検索した結果

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  • 投稿する際の注意
    投稿する際の注意です。 臆するな。躊躇うな。 「ち、稚拙かもしれないけど・・・」「初めてなんだから文句なしよ!!」 などと言う必要は無いです。 痛々しいレスもあるかもしれませんが、それは全てツンデレです。 そば茶の精霊とかでもいいの? 良いっぽいですよ。
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    メニュー トップページ ツンデ霊達 このスレの説明 投稿する際の注意 落ちた時等の雑談所 手伝いマニュアル(作成中) 管理にゅんからのお願い ―――――――――― 作成時に役立つページ。 手伝って下さる時などお目にかけて下さいな。 @ウィキ ガイド @wiki 便利ツール @wiki
  • 満員電車とメリーさん
    電車の扉が開くとともに人をかき分けるようにしてホームに降りる。 帰宅ラッシュの時間帯に電車に乗ったところ、見事にもみくしゃにされて帰る ハメになった。 「まったく、もう少し時間をずらすべきだったな」 自分の行動を後悔しつつ、カバンから携帯電話を取り出して電源を入れる。 『優先席付近では携帯電話の電源をお切りください』 おそらく守っている人はほとんどいないであろうこの注意書きを守っている数 少ない人種のぼくは、乗り込んだ車両のそばが優先席だったので今まで電源を 切っていた。 大した理由ではないが、なんとなくよいことをしているという気持ちになれる のでこれを続けている。 「ん?不在着信がある。だれだろう?」 電源を入れると不在着信が一件入っていた。 留守電が記録されているようなので再生をする。 『もしもし、私メリーさん。いまあなたの後ろに...
  • 押しかけ守護霊
    1 「なあ、もうさすがに限界だ、早くどっか行ってくれよ」 『なによ、一人じゃ朝も起きられないクセに偉そうに』 いつだったかはもう忘れた。 確かどっかの霊感スポットに出かけたときだったか。 俺はそこにいたコイツにいたく気に入られてしまったようで、 それ以来ずっと付きまとわれている。 最初は不気味にしか思えなかったが、まあ人間はどんな環境にも いつしか慣れてしまうという柔軟性が取り柄の生き物だ。 俺はあるとき自分からコイツに話しかけた。 「なあ、俺に何してほしいんだ」 『……べつに、何かしてほしいわけじゃない』 最初の会話はこれだけだった。 それがどうしたことだ。 現在俺は朝は盛大なラップ音でたたき起こされ、 夜は憔悴して寝ざるを得ないほど恨み節のこもった子守唄を聞かされ、 ボーっと信号を待っていると、...
  • 飲みすぎ注意
    忘年会で、しこたま飲んだ。 帰り道、同僚と別れた俺は一人、駅のホームでふらつきながら電車を待つ。 構内アナウンスが入り、電車の明かりが近づいてくる。 電車に乗り込もうとして前に歩み出た。 『随分とぉぉ飲んでますねえぇぇ』 エコーが掛かった低い声が頭の中で響くと同時に後ろから肩をガシッと掴まれた。 『これじゃぁぁ線路にぅ落ちても文句言えませんねぇぇ』 暗いホームの下から、血まみれの手が這い上がり、足首に掴みかかる。 そしてそのまま―― 電車がホームに入ってきた。 複数の手に支えられた俺の体は風圧に揺らぐ事も無い。 俺の前でドアが開き、そして、俺は電車内へ押し込められた。 閉まるドアの向こう側に立っていたのは、駅員の格好をした骸骨だった。 終点まで気絶してました。 飲みすぎには注意です。
  • 激しい恨みを持つ霊
    ああ、こりゃあ極めつけだ。 バックミラーに映る客の姿を見た瞬間、背筋の震えとともに「それ」を知覚した。 なんの特徴も無い平凡なサラリーマンの背後に、緑色のカットソーを着た女の姿が見える。 俺のように「見える」人間がタクシーの運転手なんかをやってると、頻繁にこういうモノを見かける。 つまり、まあ、幽霊ってやつをだ わけてもこの女は酷い。 どんな思いで死んだのかは知らないが、手を伸ばせば触れることが出来そうな妄執や恨みの念が、 この手の存在に慣れているはずの俺にも鳥肌を立たせた。 そんなことにも気付かないまま、背中にべったり幽霊を張り付かせた男は 「じゃあ運転手さん、××町の綾瀬物産まで」などと指示を出す。 「はい、わかりました」必死でそれだけを言い、ガチガチに強張った指をほぐしてハンドルを 握りなおす。事故でも起こして緑色女と同じ...
  • 枯渇遺言
    渇いている。とても渇いている。 体験したことはないけど、戦争のとき空襲にあった人が 水を求めるのと多分同じような感覚。 多分飲んでも何も満たされない。もっと欲しくなる。 それは「生」を欲しているから。そしてそれが叶わないから。 子供の頃読んだ妖怪の本に出てきた「餓鬼」 私は死んで、それになってしまったのだろうか。 でも、それはみんなが悪いんだ。 だって、みんな私のことなんか忘れてしまっている。 一緒に笑いあった友達も、もしかして両親だって。 私はもっと生きたかった。 生きているうちに、もっとやりたいことがあった。 そう、誰とも付き合ったりしたこともなかったのに。 先のある人すべてが、許せない、生きている人みんな許せない。 だからそこのあなた どうせ死ぬなら、私に命をちょうだい? ...
  • 付喪神
    冬も近づき、朝夕はめっきりと冷え込むようになった今日この頃。 離れにある自室に暖房器具を導入しよう、と考えた僕は庭の隅にある土蔵に向かった。 別に「物置」を書き間違えたわけでは無い。僕の家は無駄に歴史のある旧家であり、 城下町であるこの近辺においても一際アナクロな存在感を放つ武家屋敷なのだ。 口さがない友人達は「殿様みたいだ」と羨ましがるが、そんないいものじゃない。 古い木造建築内における冬の寒さを知らない奴らだからそんなことが言えるのだ。 どこからともなく入ってくる隙間風。毎年張り替えさせられる障子紙。 鍵もかからない襖部屋にはプライバシーなどという上等なものは存在せず 友人に借りたエロDVDを観賞するにも細心の注意を払わねばならない有り様だ。 高校進学と同時に、両親に頼み込んで自室を母屋から離れに移したのも 少しでもそういう気詰まりを解消したい、...
  • 子守をする幽霊
    いい天気だ。空も青さを増している。夏がくるな。 葬式か。小さい子が泣きじゃくっている。 母が亡くなったのか。おろおろしているな。気の毒に。 あれじゃ未練が残ってしまう。しょうがないな。 まかせておけといったものの、いつまでも泣いている。 めそめそしてても、母は喜ばんのに。どれ・・・ ふふ、驚いているな。ポルターガイスト現象は得意だぞ。 ん?ママが帰ってきたのではないぞ。あーあ、泣くな。 子供が声をころして泣くでない。 どれ仕方ない・・・ホワイトボードか。 『たっくんおやつは冷蔵庫に』・・・か。消せずにとってあるのだな。 「いつまでも泣いてたらいかん」 うむ、達筆だ。ふふ、目がまん丸だぞたっくん。 なになに?・・・お前まで筆談せんでもいいのに。 これこれ、もう書くところがないではないか・・・ 笑ったか。ふむふむ・・・ ...
  • 曰くのあるトンネルは注意です
    このトンネルを通る時はいつも気が重い。 隣の町に出る時、最も近いルートなので使う機会も多いが、 実のところあまり評判は良くない。 と言うのも、このトンネルにはいろいろと曰くがあるからだ。 まずはこのトンネルを造っている時に事故が起きて人が死んだ、 とか、近所の住人がこの現場で自殺した、とか、玉突き事故があった、とか、 通り魔事件があった、とか、調布市は東京、とか。 うわ、つまんねー。 それだけ何か事件があっても、ここが主要交通路となっているいま、 いまさらこのトンネルをどうこうすることはできない。 だから、ここを通る時は、利用する人の方が気をつけなければならない。 特に僕みたいに「見える人」はなおさらだ。 「ちょっと!この人誰よ」(怒) 助手席に座った彼女は、後部座席を指さして僕を怒鳴りつける。 「いや、ほらそれって……僕のせ...
  • 画家と幽霊
    1 画家志望だった若い頃に暮らしていたぼろアパート。 ただでさえ安普請な造りの上、私の部屋は女の幽霊が出た。 白装束に、長い髪。顔立ちは整っているが、いつも無表情。 色彩の無い半透明な体は膝から下が完全に消えている。 典型的な日本幽霊スタイルの彼女。 幽霊が出てくる場所はいつも決まっていた。 部屋の一角にある押入れ。 襖がじわりじわりと音も無く開いていったかと思うと、 そこから若い女が無表情のまま現れ、部屋の中を徘徊する。 最初は恐ろしかった。 追い回され襲われるとかそういった直接的な干渉は無い。 霊障と言うのか、彼女が現れている間は空気だけではなく体も酷く重く感じ、 誤って彼女と接触した時は、触れた部分を中心に異常な冷たさと痺れに襲われた。 夜中に目覚めた際に、枕元に立つ彼女にじぃっと見下ろされていた時などは、 ...
  • 洒落怖スレよりコピペ
    286 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/05/02(土) 20 49 24 ID ddXr3zpM0   285 多分耳の肥えた霊だったのさ。 坊さんたくさん呼んでフルコーラスの念仏でも聞かせて差し上げろ。 ついでに。 俺の部屋に女の自縛霊が住んでいるんだが、 自 縛 霊 の 縛 ら れ て い る 範 囲 を 特 定 し た ぞ ! 見破ってなんもしないのも癪なんで、とりあえず裸でヒゲダンスしといたんだが、 舐めてたわ。自縛霊って根性で縛り範囲伸ばせるのね。ばっちり呪われた。 負け犬の遠吠え的に「その根性をどうして生前に活かせなかったの!」と叫んだら なんか部屋の隅でずっと泣いているんだが、今のうちに坊さん呼んだ方がいいのだろうか。 泣き終わった後が怖いんですけど。 287 名前...
  • 空言の世界
    あれからどれくらいの時が流れたのだろう 見えるのは白い天井、聞こえるのは微かな機械のノイズ 変わらない日々、変えることのできない現実 「ああ、今日はいい天気。風が気持ちよさそう」 いつの間に現れたのだろうか 窓際から聞こえてきたのは女の声、視界の隅で揺れるカーテン 「……毎日毎日暇なやつだな」 「あなたの代わりに外の様子を見てあげてるんじゃない、感謝してよ」 女はひとしきり窓から見える風景を語り、いつの間にか消えている 今の私がどれだけ望んでも得られぬもの、失くしたものを女は持っている あれからいくつの季節が巡ったのか 「あら、今日はいつものお爺ちゃんがいないわね。どうしたのかしら」 「なあ、頼みがあるんだ」 ある日生まれたひとつの決意 ここから抜け出す方法 「……やめた方がいいわ、...
  • 管理にゅんからのお願い
    現在、まとめサイトでは様々な面での協力をお願いしております。 DATファイルの提供 スレに投稿されたお話のまとめ まとめサイトの改善に関するご意見 どうかご協力のほど、よろしくお願いいたします。
  • レイポンの背負い投げ
    迂闊だった。大失態といってもいい。 最近料理に凝っているレイポンに頼まれ、調味料を 探していてすっかり忘れていた。今日は 『ワクテカ ハムスター!~ウプレカス読者投稿特大号~』 の発売日だったのだ。 自分は食べるでもないのに、料理に凝った挙句こんなややこしい 買い物をさせるとは・・・もし買い逃したらレイポンだって怒るはずなのに。 実は今回も僕はハムポンを投稿していた。今回は今までにない 写り栄えだったといっていい。 ハムポンの愛くるしさが余すところなく写されていた。 撮ったのはレイポンだが。 すっかり遅くなってしまった。なにぶん発行部数が少ない。 マニアな雑誌なので、一度買い逃すと注文でも手に入らない事もあるのだ。 焦りつつ、駅前の小さな本屋に僕は走った。 交差点もそのまま走って抜けようとしたとき 僕は跳んだ。 ...
  • 推敲は大事ですねー
    659 名前:本当にあった怖い名無し :2006/05/26(金) 02 21 46 ID bpUAjYJS0 推敲は大事ですよねー 推敲をしない文章というのは味見をしない料理と同じで、 作者の「読ませてやる」的感情の表れと取られる恐れがあるんですよねー 推敲がどれだけ大事か、ちょっと以下の文章を例にとって考察してみましょうねー 「ごめんなさい」 見慣れた光景が目の前にあった。 もう何度目になるだろう。こうも続くと失恋も大したことはないと思える。嘘だ。 「あーあ、やっぱりダメだったね♪」 小憎たらしい声が聞こえたかと思うと、空から逆さまの女が降ってきた。 「アンタみたいなのが女の子と付き合おうってのが、そもそもの間違いなのよ、うん」 一人で結論を出して一人で納得している。小憎たらしいどころではない。憎い。 「これは多分お前の...
  • ツンデレ講座
    182 :本当にあった怖い名無し:2006/10/24(火) 11 28 00 ID Dd95uFWu0  95 名前: 水先案名無い人 投稿日: 2006/10/23(月) 00 56 33 ID Pj78fhmo0     さ、最初の一文字を二回言って、最後にだからをつければツンデレになるんだから!  96 名前: 水先案名無い人 [sage] 投稿日: 2006/10/23(月) 08 58 08 ID iSaY43mi0     こ、子宝!
  • レイポン・イン・ザ・ヴァレンタイン
    今日は家で今月の「かわいいハムスター」をごろんと横に なって眺めていた。 いつ見ても素敵な雑誌だ。小さかった頃、まだハムちゃんだった ハムポンを写メで撮り、投稿したりした。 掲載された雑誌は今も宝物だ。 「ふむぅ・・・むー?・・・・ふむふむ・・・・」 さっきから、耳元で鼻息が荒いのは、レイポンだ。 僕の後ろから雑誌を見ているらしい。 すぐ耳元でふむふむ言われるのは、何か気恥ずかしい。 だが・・・それ以上に僕には気がかりな事があり、実は雑誌にも身が入らなかった。 もうすぐバレンタインデーなのだ。レイポンはどう思っているのだろう・・・ 「レ、レイポン?」 「レイポンいうなっ・・・なに?」 あまり気のない返事なのは、読者投稿コーナーのハムスターたちに心奪われている からだろう。 「・・・ん。いや・・・なんで...
  • 米原潜「レイポン」
    658 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2006/06/14(水) 16 50 24 ID ??? 流れをぶった切って悪いが軍事的しょうもない話をば 出現当時(旧ソ連製としては)革命的な静粛性を持つヤンキー級の長時間追尾に 初めて成功した米原潜「レイポン」は、相手を逃すまいと危険なほどに近距離から相手の様子を伺っていた。 もちろんその距離だとエンジン音以外にもいろいろな音が聞こえる事になる。 それらの何がなんだかわからない音は大抵がトイレ絡みのお下劣ジョークのネタにされた。 その一例 何かゴボゴボと言う音の後に高圧空気の噴出音のようなものが聞こえる。 ソナー手は迅速に、そして真面目くさって報告する 「発令所、こちらソナー。ただいま露助のウンコを探知しました」 なお、当該ヤンキー級の追尾は47日間にも及び、三直で交代する...
  • 某少佐の演説
    某少佐の演説 諸君 私はツンデ霊が好きだ 諸君 私はツンデ霊が好きだ 諸君 私はツンデ霊が大好きだ たまねぎツンデレの話が好きだ 運動場整備隊の話が好きだ バキネタの人の話が好きだ 85pesOZL0の話が好きだ 一スレ目のレプの話が好きだ 濡れおなごの話が好きだ 改変コピペが好きだ 名無しで書き込まれる話が好きだ 樹海で 街道で 塹壕で 山里で 廃墟で 部屋で 学校で 街中で このスレに投稿される ありとあらゆるツンデ霊が大好きだ 家賃の安い引越し先で逢う幽霊が好きだ 照れ屋でおせっかいな性格だった時など心がおどる 死んだはずの幼馴染・兄弟に逢う話が好きだ バキの中の人がオチを少しずつ変えているのに気づいた時など感動すら覚える 場違いな荒らし達をツンデ霊で斬りかえして行...
  • さびしんぼう
    ――少し、想像力を働かせてみて欲しい。 季節は夏。大学生である君とその家族は、祖父の葬儀のため父方の田舎に向かう。 山野に囲まれたのどかな村で、都会の喧騒をしばし忘れている君。 地元では名士だったらしい祖父が住まう家屋は、武家屋敷を思わせる広大さ。 親族たちの歓待から開放された君は、子供のような好奇心でもって広い屋敷を 歩き回っているうちに、祖父が使っていた部屋で奇妙な少女に出会う。 さて、ここで質問だ。 「……あなた、もしや私の姿が見えるのですか?」 「…………」 見た目、十二~三歳の紅い着物姿の少女が 「質問に答えなさい。私が見えるのかと聞いているのです」 「…………」 容姿に似合わぬ大人びた口調で 「その表情から察するに、見えているようにしか思えないのですが……」 「…………」 ...
  • 誰も知らない同級生
    昔通っていた小学校がこの春で廃校になったと聞いたので行ってみた。 誰もいない校舎にひとり、足を踏み入れる。 懐かしい教室。 黒板には最後の卒業生達の別れの言葉が残されていた。 過去に思いを馳せながら、窓際の席に腰を下ろし、外をぼんやり眺めていた。 「まいちゃん…?」 声を掛けられ振り返る。そこに居たのはなんとなく見覚えのある男性。 「わかるかな、僕だよ」 「わ…たる…君?」 「うん!覚えててくれたんだ…!」 破顔する彼。その顔を見て、ああ、変わってないなと思った。 昔、一緒に過ごした友人だ。 両親が転勤族だったらしく、この学校に通っていたのは一年間だけだが、私と同じ理由でかつての母校を訪れたらしい。 上気した顔で色々話しかけてくる彼に適当に相槌を打ちつつ、校内を見て回る。 急におしゃべりが止まったと思ったら、苦笑交...
  • ここで素直クール
    北見の某ホテルなんだが、寝てたら隣の部屋(?)から 「ふふふ・・・・・ふふふ・・・・・・」と女の笑い声が聞こえてくる 結構気になるくらいの音で、時間も3時だったので 頭に来てフロントに掛けて注意してもらおうとした 「??え、隣空室ですよ」 ・・・・・。 俺も疲れていたので、余り考えないようにして また部屋の電気を消して寝た、すると 「ごめんなさい、うるさかったかしら?」 天井から声が、ちょうど白いものがへばりついてる(近眼だからみえない) スーッと消えましたが そのままガクブルで朝まですごしました
  • いつもの通勤路
    いつもの通勤路。 その姿は私にしか視えないらしい。 十数年前の最先端の夏ファッションで着飾った彼女。 今日も、誰かを待っている。 一度だけ、彼女に声を掛けたことがある。 去年の今頃。 今考えると何でそんな事を考えたのか不思議でならない。 自分が首に巻いていたマフラーを渡そうと思った。 結果は、まぁ、言うまでもない。 もろ不審者扱いされて、消えられた。 それ以来、彼女とは偶に目が会うものの、あからさまに目をそらされている。 いつもの通勤路。 酔っ払い同士のつまらない喧嘩に巻き込まれた。 顔面に拳を受けて一瞬意識が飛んだ。 地面に崩れ落ちる際、したたかに背中を打ったせいで意識が回復する。 続けてこちらに殴りかかろうとしていた酔っ払いの後ろに、彼女の姿が見えた。 小さなポシェットを両手で握り締め、振りかざし。 ...
  • 私メリーさん
    「私メリーさん。今あなたの家の前にいるの」 「最近ずっと尾けてたのはオマエか」 「そうよ」 「1日100件のキチガイみてーな無言電話もオマエか」 「そう・・・(100件?)」 「風呂場にこれ見よがしに髪の毛落としてったのもオマエか」 「・・・ふふ」 「俺の女に脅迫状送りつけたのもオマエか」 「・・・・・・」 「下着盗んでいくのも」 「!!ば、バカじゃないの?な、なんで私メリーさんがそんなコト・・・!」 「俺のたてぶえよだれまみれにしてくのも」 「?!ち、ちが・・・っ!?そ、それは私メリーさんじゃ・・・」 「俺の半裸の寝姿の写真をホモ雑誌Badiに投稿したのも」 「に、逃げて!そこからはやく!超逃げてー!!」
  • 図書委員長
    僕の学校には図書委員長が二人いる。一人は僕。 もう一人は眼鏡に三つ編みおさげの地味目の子。 放課後いつも図書室に現れる。 生徒が騒いでいると、キッと睨んだかと思うとつかつかと近寄って、 「騒ぎたいなら他所へ行ってください」と怒る。 本を乱雑に扱うと、ポルターガイストが起きる。 返却を忘れた生徒の所へ、注意しに現れたりもするらしい。 役職上、僕も何度か話した事がある。 一度、会話の流れで「イメチェンしてみたら」といったら、むっとした表情で睨まれた。 でも次の日、眼鏡外して髪もまっすぐおろしてた。 可愛いとほめたら、顔を赤くしながら「からかわないで」と怒って消えた。 翌日からはまた三つ編み眼鏡に戻っていた。 密かにファンクラブも出来ている事を彼女に教えるべきでしょうか。
  • ありがとうを最後に
    ああ、どこまで話したっけな。 そうだそうだ。わしが変な幽霊に取りつかれたってところまでじゃな。 その幽霊はな、わしにまとわりつくくせにわしに関心がないふりをする。 いやぁ、まいったまいった。はじめはわしも恐ろしくて眠れんかったが、なれるとな、なんでもなくなるもんよ。 死んだ女房にはわるいが、あの幽霊はべっぴんさんじゃった。なれると悪い気分ではなかったよ。 あ、いや、こういうと女房が化けて出てきそうじゃな。いまのは聞かんかったことにしてくれ。 幽霊はな、悪戯をしよる。 わしの服を隠す。冷蔵庫の食料を食べつくす。テレビを壊す。 騒霊ってやつなのかの。横文字でいうと、「ぽるのがいすと」というんじゃっけ? え、何? 「ぽるたーがいすと」? 小さなことを気にするな男が。 いや、あの霊なら、ぽるのがいすとでもええんじゃ。なんてったって半裸じゃからの。 ...
  • 俺は孤高の錬金術師
    俺は孤高の錬金術師。 某エルリ○ク兄弟のように徒党を組んだりはしない、一匹狼だ。 なぜなら独りだからだ。ていうか、なぜだか独りだからだ。 俺の崇高な理念を理解できる人間がいないせいだろう。だから悔しくなどない。 ……ほんとうだからな。 例の某兄弟は俺に雷鳴の如き閃きを与えてくれた。 先に言っておくが、パクリではない。オマージュっていうかつまりそのアレだ。 とにかく天才の俺だからこそ、こんなアイデアを思いつくことができたのだ。 「さてイキナリだが、そこの名も知らぬ亡霊よ」 「まったくもっていきなりね」 「できれば1レスに収めたい主義なんだ」 「わけわかんない。アタマ沸いてんの?バカみたいな顔してバカなの?」 ムカつく女だ。俺の理想とする被検体の適性には程遠い性格をしてやがる。 だが、まあいいだろう。どうせヤることはいっしょだ。 ...
  • 幽霊の癖にしゃべんな!
    どっかからのコピペです      731 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2007/06/19(火) 02 27 15 ID 3gPPQY30O   流れを読まず投下   小学校の頃、自転車で友人の家に遊びに行ったんだが、   帰るには暗すぎるくらいの時間になっちまった   友人の家は少し山奥にあり、田んぼには美容室の首だけのマネキンが   プラプラしてるような場所だったので、それだけでも帰り道が怖かった   出来るだけ自転車をかっ飛ばして帰ろうと思ったんだが   道端に白いフワフワした女の人の幽霊がいて恐怖はMAX   普段、霊感の欠片も無い俺にとって、耐えられず   ペダル踏み外してすっころんじまった   そしたら幽霊が   「大丈夫?」   とか言うから   「幽霊の癖にしゃべ...

  • これは私がサークルの仲間三人と、N県にあるT山に山登りに行ったときの話です。 当時、私たちは長期の休みのたびに全国各地の山に登りに行って、登山には慣れているつもりでした。 そのため油断もあったのでしょう。その日、私は途中で仲間とはぐれ、山道で迷ってしまいました。 やがて日も暮れ、辺りに霧が漂いはじめて私はいよいよ焦りました。 しかし、このような状態で闇雲に動き回ることの危険を知っていたので、 その日のうちの下山は諦め、横になれる場所を探し、夜を乗り切ることにしたのです。 念の為に持ってきていた携帯食で空腹を満たし、いざ寝ようとしたとき、 ふと誰かに見られているような気がして顔を上げました。 すると私のいる場所からほんの4、5メートル先の繁みに一人の女が立ってこちらを見ていたのです。 私は思わず出そうになった悲鳴を必死でこらえました。 どう考えても...
  • ある山の話
    ある山の話 これは私がサークルの仲間三人と、N県にあるT山に山登りに行ったときの話です。 当時、私たちは長期の休みのたびに全国各地の山に登りに行って、登山には慣れているつもりでした。 そのため油断もあったのでしょう。その日、私は途中で仲間とはぐれ、山道で迷ってしまいました。 やがて日も暮れ、辺りに霧が漂いはじめて私はいよいよ焦りました。 しかし、このような状態で闇雲に動き回ることの危険を知っていたので、 その日のうちの下山は諦め、横になれる場所を探し、夜を乗り切ることにしたのです。 念の為に持ってきていた携帯食で空腹を満たし、いざ寝ようとしたとき、 ふと誰かに見られているような気がして顔を上げました。 すると私のいる場所からほんの4、5メートル先の繁みに一人の女が立ってこちらを見ていたのです。 私は思わず出そうになった悲鳴を必...
  • めおと
    めおと 1 日の当たらない薄暗い部屋の中に4体の日本人形がきれいに飾られている。 生前、妻が大切にしていた物だ。 1体の人形の髪を撫で思い出に耽る。 妻が亡くなって、もう30年になるか。 私はすでに定年退職し、なにかをする訳でもない日々を送っている。 軽く溜息をつくと私は部屋を後にした。 居間で簡単な夕食を終え、仏壇の前へと移動する。 妻の遺影に向かう事が数少ない日課となっている。 実際の年よりも若く見える妻の写真を眺め、呟く。 「もうそろそろ、私もそちらへ行ってもいいかい?」 何度目だろうか、返答などありもしないのに問いかけてしまう。 妻の屈託の無い笑顔に老いた私の顔が映る。 私は目を閉じ、仏壇に手を合わせる。 ”カラカラカラ” 後ろから何か回るような音が聞こえた。 ”カラカラカラ” 音が近づく。私が振り向くと...
  • よかったな
    無用心だな、と思った男は電気をつけて先輩を起こそうかとも考えたが、先輩がかなり酔っていたのを思い出してやめておき、真っ暗な中で自分の携帯電話を探し出すと「忘れ物をしたので取りに戻りましたー」とひと声かけて部屋を後にした。 翌日、彼が先輩のアパートの前を通りかかると、なぜか大勢の警官が集まっている。 事情を聞いて彼は驚いた。 なんと、あの先輩が部屋で殺されたというのだ。 部屋は荒らされており、物取りの犯行かもしれないという。 「あの時電気をつけて先輩を起こし、きちんと戸締まりをするよう注意していたらこんな事にならなかったのに・・・」 彼が自責の念でいっぱいになりながら昨日その部屋にいたことを警官に話すと、部屋の奥から刑事が現れて彼に見て欲しいものがあると言った。 「部屋の中でこのようなメモを見つけたのですが、これの意味がわからないで困っていたのですよ。何か心...
  • BAR
    BAR かろん、とタンブラーの氷が音を奏でる。 「マスター」 彼女は空になったタンブラーを軽く持ち上げて、左右に振ってみせた。 「飲みすぎなんじゃないですか?」 「まだ3杯目よ」 私が心配しているのは、そういうことではないのだが。 そんな私の思惑をよそに、彼女はタンブラーを振り続けている。 「仕方ない。今夜はコレで最後ですよ」 私は肩をすくめながらそれを受け取ると、 棚から新しいタンブラーを取って氷を入れ、酒を注いで出した。 「ありがと」 ―――店内は暗い。 光量を抑えたムードライドが、カウンターをほのかに照らし出している。 まあそれは当たり前、ここはBARだ。 静かに、優雅に、夜に酔うための場所である。 私はこのBARのマスターなどをやって、糊口をしのいでいる。 店内の客は、彼女ひとりだ。 これは、決して私の店が流行...
  • 2get
    君が死んでからもう1年。 君は今も僕を見守ってくれているのかな? 君は、僕の生まれて初めて出来た彼女だった。 すごく嬉しくて、幸せだったなあ。 突然、白血病だって医者に宣告されてから、君は病室で日に日に弱っていった。 「毎日見舞になんてこないでよっ」って照れ怒る君を見て、僕はいつも泣いていたんだ。 君の為に、僕の小汚いノートパソコンをあげたら、君はせっかくだからってもらってくれたよね。 ネットをするようになった君がいつも見ていたサイト、それが「2チャンネル」だった。 ある日君はいつものように、笑いながら言った。 「ほら、見なさいよ今日も2ゲット出来たよ。」 「あまりパソコンばっかいじってると身体に障るよ」 なんて僕が注意すると、 「なっなによ。あんたがもってきたから、仕方なく・・・これ見てよ。 ほら、この3のひと、2げっとぉ!なんて言っち...
  • カブトムシ採集
    現在の状況は、『迷子』の一言に尽きる。 親戚の小学生に、カブトムシを採ってくると約束してしまい、仕方なく親友を呼び出し共に出撃。 そして気が付くと、同じ道をぐるぐる回り続けるという異常事態に。 お盆直前の丑三つ時の山の中。 本来ならブルってるのが正しい姿なんだろうが、最近は怪奇事象に慣れたこともあり、この程度で怖がるのが馬鹿らしい。 「昔は庭みたいに駆け回ったもんだがな~」 「それはいいけど何当たり前みたいな顔してタバコ出してるのかな17歳」 「こういう時は一服するといいって中山の爺さんが」 「ってタバコ屋さんだから」 親友と掛け合いをする余裕もある。 「こういう時こそ霞さん連れて来りゃいいのに」 「虫苦手なんだって」 「…あっそう」 溜息と共に煙を吐き出す。と――― 「きゃぁっ」 小さな悲鳴と共に、真後ろの木の上から...
  • 車内アナウンス
    「ドアが閉まります。ご注意下さい」 「JR東?」 「ドア…閉まります」 「西武かな」 「ダァ!! シエリイェッス!! シエリイェッス!!」 「京急だね」 「流石ね。線路に突き落とされて一年、電車乗り継ぎ乗り継ぎでやっと出会った私に取り憑かれるに相応しい男だわ」 「一年何してたんだ」 「勿論幽霊を良い事に電車に乗って回ってたのよ。伊予鉄でしょ、新京成でしょ、あとあとー」 「やれやれ…」 「な、何よ」 「いつもそんなキラキラした笑顔なら可愛いのにな」 「!? ば、馬鹿!」 車内アナウンスが痺れる低音や可愛い声だと最高だ。異論は認める
  • 命の恩人
    -命の恩人- 銀行のロビーで僕は泣いている。 …つい一時間程前に目の前で彼女を無くしてしまったのだ。 彼女を殺した奴…銀行強盗の犯人は僕を含む人質の三人に血塗れの包丁を向けながら何か喚いている。 …と、犯人は人質の中で一番小さい、八歳くらいの女の子を掴むと、包丁を握り直し、女の子の首すじにつきつけた。 今、こいつを取り押さえないとまた犠牲者が増える。…それに、今なら犯人を殺してしまっても、正当防衛になる。 僕は決心した。 すると、 「犯人さん、甘いわね!こういう時は力がある大人から減らしていくべきなのよ!」 …彼女だった。彼女の遺体は目の前にあるのに、犯人の前にいるのも彼女だった。 「な、何だ!アンタはさっき殺したのに!ってか、そこに死体があるのに!」 「あはは、そんなのよくあることよ!」 「うるさい!消えろ!人質を全員殺すぞ!」 ...
  • 6人目
    苦節28年 フルフル討伐 アカギ 66び 曰くのあるトンネルは注意です メリーさんです、後ろ見てください 座敷ちゃん うぃざーどりぃ3 下校途中でメリーさん 三国志2 座敷わらしの雪 鍋島の猫騒動 ツンデレ講座 都道府県 目は口よりも お誕生会 母 その行為は誰の為 馬と鹿 いつの間に読んでやがった 探し物 ふぁっきゅーめーん! 何もなくてもいいじゃない 怖いの怖い あまーーーーーい 普通な非日常 たんころりん 普通な非日常2 川の真ん中に立つ男の幽霊 付喪 付喪神 番傘ちゃん 番傘ちゃんⅡ 番傘ちゃんⅢ ソフト帽さん MISSテンガロン 雪 激しい恨みを持つ霊 番傘ちゃんとソフト帽さんと 何回目のクリスマス? どらくえ4 悪霊達の悪事予定 都道府県2 田舎の神&ペット 座敷童 公園のベンチ こなぁぁ...
  • 9人目
              こちらはリンク→10人目・11人目 図書委員長 図書委員長2 写真家 なんでもない・・・かも 美少女フィギュア 足音と人魂 最高に無惨で惨たらしい死にざま 廃屋でビデオ撮影 のぞき 窓を叩く手 泥田坊 歩道橋の階段に 都道府県7 お盆再び 空きチャンネルの女 夏休みの宿題 一人暮らしと地縛霊 紫鏡 夢の中で会う タンデム 上げといてあげるわよ ikokukara すろーらいふ 十五夜 オルゴール 隣の妹 季節感のない女 幼馴染のミレン 恐妻 雨降り じいちゃんのテレビ エラー 妖刀2 死亡フラグ 交差点の幽霊 ツンデ霊分類 友達 証言 可愛い幽霊 心霊写真 下がりすぎなのよ、馬鹿 死にたくなる 飲みすぎ注意 画家と幽霊 神社とクリスマス 昼寝とストライプ 偶々通りかかった...
  • わたしがおるから
    ○月×日 本日、居住者を部屋から追い出すことに成功する。これで幾人目になるか。 気の強い、やかましい女であった。が、わたしにかかればなんのことはない。 強がったところで、心は、ぽきり、と折れた。 決まり手:風呂場を血塗り ○月▲日 早くも新しい入居者が来る。くだらん。 小手調べに“ぽるたぁがいすと”一発。男のくせにこれだけで泣くか。呆れた。 どれくらいもつやら……。見物だ。 ○月○日 夜中、金縛りをお見舞いする。完全に引き攣っておる。 こいつは、情けなさ過ぎる。この分なら、2~3日中に退去か。 決まり手:金縛り ○月■日 こいつがまだ部屋にいるのはどういうことか? そわそわと周りを窺って、間違いなく怯えておるが。 壁から腕を数十本程突き出して見せる。大泣きで警察に電話しておる。馬鹿かこいつは。...
  • 幽霊が住んでいる、らしい
    「オカルトスポットに行ったつもりはありません。友達と一緒に観光地をちょこっと回っただけです」 正座させられている俺。そんな俺の顔面に見事ヒットする片手鍋。 脇で眺めている親友は、またか、みたいな呆れた表情。 「コイツのチキンぶりは知ってるだろ。俺も一緒だったし危ない場所なんて行かねーよ」 言い終わる前に首をひょいと傾げ、何かを避ける親友。 「…え? いやー俺追い払えるほど力持ってないって知ってるっしょ」 今度はなにやらわたわたと弁解を始めた。 最終的には親友はいつもの通り部屋を追い出されるだろうから、俺もドサクサ紛れで逃げよう。 この春から一人暮らし始めた俺の部屋には女の幽霊が住んでいる、らしい。 そして何故か俺は彼女に気に入られた、らしい。 俺はそういうのは殆どわからないのだが、ガキの頃からの親友が実は視える奴で、部屋を視てもらった後で俺に...
  • お兄ちゃんのお弁当
    「お兄ちゃん、何そのお弁当」 「オレのだ」 「ちがくて。何」 「ツーリング中に女幽霊にもらった」 「わけわかんないよ」 「女子供はわかんなくていい」 「免許は?バイクは?持ってないでしょ?」 「美味いなぁ。きっとちっちゃいころから台所に立ってたんだろーなー」 「お兄ちゃん、指どうしたの?切り傷だらけだよ」 「ご両親を早くに亡くして、幼い弟妹にひもじい思いをさせまいと必死に家計を支えたんだろーなー」 「ちょ、何泣いてんの」 「初めて出来た彼氏とドライブ。自分の貧しさに引け目を感じつつも、ようやく手に入れた人並みの 幸せ。しかし運命という名の神は残酷だった!」 「も、戻ってこーい」 「あの峠で。クルマはガードレールを突き破り、崖下に落下。不運にも発見は遅れ、彼女はもう 助からないことを知った。日頃から運に見放されていた自分のせいだ、と...
  • 手斧の女
    1 始まったのは15歳の誕生日。 真夜中にふと目覚めた俺が見たのは、美人だが無表情の白装束の女が脇に立ってこちらを見下ろす姿。手には手斧が握られている。 呆然と見上げていると、手斧を左足に振り下ろされた。 悲鳴を上げて飛び起き、慌てて確かめるもまるで何も起きなかったかのように女の姿も足の傷も見えなかった。 翌日左足を事故で怪我した。 幸い後遺症もなく完治した。 その日以来、女は夢枕に現れ、いつも無表情のまま俺の体のどこかを切りつける。 そしてその部位は翌晩までに必ず事故や病気で病院の世話になる。 成人式の日、酒の席で何とはなしにその話を親父にしてみたところ。 親父も亡くなった祖父もその女を見たことがあるとか。どうやら家系に憑いているらしい。 『事前にどこが悪くなるか教えてくれるんだからありがたい存在だよな』と親父に言うと、げん...
  • 故意に落ちる
    614 :1/4:2013/02/24(日) 22 28 14.33 ID fd/MWQSw0 他県の大学へ入学するのを機に春から一人暮らしをする事にした。 大学近在のマンションで、好条件の割りに何故かかなり格安の物件があり即決、引っ越した。 まあ結果は予想通り、毎晩定時に屋上から落ちる人影が目撃されていた曰く付き。 彼女を最初に目撃した感想は、『虚ろ』だった。 丁度窓の外に目を向けた時、落ちていく瞬間の彼女と目が合った。 力の無い目、無表情で、ただ重力に従い落ちていく一瞬の残像を残して消えた彼女。 何故か怖いという感想ではなく、もやっとした感覚が胸にわだかまった。 彼女は毎日落ちていった。 無表情のまま、ベランダぎりぎりを掠めて。 バイトを始めてからは目にする機会は減ったが、それでも日課や使命のように落ちているのだろ...
  • 出るトイレ
    その日、なんとも最悪なことに僕は学校に教材を忘れた。 さらに最悪なことは、その教材は鬼ババ先生のだした宿題に使うもので、明日提出日だった。 だから、僕は観念して、学校に取りに戻ったのだ。 … 「あった、あった」 僕は自分の教材を手にし、喜びの声を上げた。…と、急に、ぐるぐるぐるぐるぅ~と腹に激痛が走った。 夕暮れの放課後。うちの小学校は部活がない。だーれもいない校舎。1人でトイレに入るのはすごく寂しい。 「あ、ぐぅ…でもこれ、我慢できんなぁ」 腹をくくって、トイレに走った。 うちの校舎には変なところがある。古臭い学校なのに、たった一つだけ洋式のトイレがあるのだ。 和式は苦手なので、僕はこれを良く使う。だけど、不思議な事に僕以外はあまり使わないんだよなぁ。 というわけで、僕の専用トイレなのだ。 「紙、紙…あ、あったあった...
  • 写真の解説
    (写真の後) 117 :本当にあった怖い名無し:2006/03/19(日) 16 55 21 ID /phSc3IDO あぁ、やっぱ俺って読解力無かったんだなぁ。 最後が全くサッパリ妖精。 どなたか要約お願い致します。 118 :本当にあった怖い名無し:2006/03/19(日) 17 29 02 ID 8r2MpTuKO 117 意味など何もない。 基地害の乱文だ。 読み流せ。 119 :本当にあった怖い名無し:2006/03/19(日) 17 31 19 ID 5OJgaTSr0 ID /3g3R4vv0 おまえドクロちゃん好きだろww 120 :本当にあった怖い名無し:2006/03/19(日) 17 39 40 ID AjilaYVwO ごめん、オレもよくわからんかったわ 121 :本当にあった怖い名無し:2006/03/19(日) 18...
  • 目は口よりも
    月曜日の朝。 しかし曜日など関係無くいつもと同じ朝。土日は除く。 いつもの様に起き、朝食をとり、高校へ行く準備をし、家を出る。 最初の目的地、駅までの約100メートル。 その道のりで視界に入るおなじみの通行人A、B、C、D。 うむ、いつもとなんら変わり無し。結構結構。 まあ…少しくらい変わり有りでも悪い気はしないが。 等と考えていると、本当に少しくらいの変化があった。 駅前広場の椅子に通行人Eが座っていた。 いや、座ってるんだから「通行人」は違うか?まあ、それは置いといて。 俺はその座っている女・通行人Eの横を通り過ぎる際、ちらっと彼女の方を見た。 目が合った。 他人と目が合った時サッと目をそらすのは可笑しい反応ではないと思う。 俺もそうしてそのまま駅に入った。しかし、俺は背中に視線を感じたままだった。 そのとき俺はその視線は少し異質...
  • 有紀との生活
    仕事を終え、コンビニで飯を買い、アパートに帰って、 居間のドアを開けると中に女がいた。 はて、俺は結婚もしていないし彼女もいない。 なのに目の前でくつろぎながらTVを見ているこの女はなんだ。 前に飲んだ時誰かに鍵を渡したのか?記憶を思い出そうと良く見てみる。 年の頃は十代後半か二十代前半か? 髪は黒のストレート、細身で白を基調とした、ブラウスとスカート。 顔はここからはよく見えないが、だらしなくテーブルにもたれかかって TVを眺めているのは既に家の「あるじ」の風格すらある。  ・・・やはり思い出せん。とりあえず家主は俺だ、部外者はご退場願おう。 声を掛けてみるが当人は気づいてない、よほどTVに夢中とみえる。 咳払いし今度は声を大きくして注意する。  ・・・・・・気づかれない、どうしよう。 掛けても駄目なら押してみろ、俺は女の肩に触れ...
  • デュラハンの森
    「ハァ・・・ハァ・・・もう、いやだよう」 私が、悪かったのだ。あれほど入ってはいけないと言われていた森に、興味本位で踏み入れてしまったがために追われることとなってしまった。 一体、どれだけ走ったのだろう。気が付けば、今まで走っていた道すらも無くなっていた。それでも、私を追う馬の足音は今も続いている。 ちらりと後ろを振り返ると、そこにはゆっくりと私の後を追う影が見えた。大きな黒い馬の上にまたがる鎧騎士。しかし、その首はあろうことか脇に抱えられていた。 ――デュラハンの森には、近寄ってはいけない・・・近寄ったら最後・・・。―― あれほど、おじいちゃんやお父さん、お母さん、果ては村長にまで注意されていたのにそれを破ってしまった。私は、なんと愚かな事をしてしまったのだろう。 「ハァ、ハァ・・・も、もう・・・追ってこないよね?」 ふと気が付くと、さ...
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