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電子妖精の開発 - (2010/03/23 (火) 16:44:13) の1つ前との変更点
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*~ Project:L.A.M.P ~
#pc(){&img(537.jpg)}
#mobile(){&img(537s.jpg)}
#contents
**開発仕様
L:電子妖精の開発 = {
t:名称 = 電子妖精の開発(イベント)
t:要点 = ディスプレイの傍で羽を休める妖精
t:周辺環境 = モニター
t:評価 = なし
t:特殊 = {
*電子妖精の開発のイベントカテゴリ = ,,,藩国イベント。
*電子妖精の開発の位置づけ = ,,,生産イベント。
*電子妖精の開発の内容 = ,,,このイベントを取得した国は、その国用の電子妖精(アイテム)を取得できる。
}
t:→次のアイドレス = なし
}
#center(){
#pc(){&img(sharas.jpg)}
#mobile(){&img(sharass.jpg)}
}
**開発経緯
&color(orange){&bold(){「盾がいるのです。力を損なわぬそのために。」}}
&color(orange){&bold(){「鞘がいるのです。力を過たぬそのために。」}}
&color(orange){&bold(){「それはそれとして。}}
&color(orange){&bold(){ かわいい妖精さんがモニタ上にいてくれたら作業のモチベーションあがると思いませんか皆さん。」}}
#right(){―電子妖精開発に当たっての藩王の言葉 一斉に頷く周りの職員}
#hr(width=95%,height=5,color=#ffcc00)
鋼の翼の介添えを行う、電子の羽根が、求められていた。
空の守りたる第2バッジシステムを支えるために、多方面からの情報を処理するソフトパワーが、
レンジャー連邦藩国軍・情報部に、必要になったのだ。
西国妖精(ランプの精)にちなんで、
プロジェクトの名称は、すぐに「LAMP」と定められた。
#center(){
#pc(){&img(534.jpg)}
#mobile(){&img(534s.jpg)}
}
#center(){&big(){&color(deeppink){<Lovely Assistant Making Program>}}}
#center(){&color(deeppink){(妖精さんといっしょ)}}
#center(){※添えられた日本語名は、とある職員が名付けた超訳である}
の、誕生である。
**要求性能
&color(deeppink){&bold(){「かわいいは譲れません><」}}&color(deepskyblue){&bold(){「しかし愛らしく成長するAIだと進化しすぎてしまうんだ……」}}
&color(blue){&bold(){「なら、情報を画像化するナビゲートプログラムでいんじゃね?」}}
&color(orange){&bold(){「「それだー!」」}}
#right(){-会議室でのやりとり}
#hr(width=95%,height=5,color=#ffcc00)
≪情報処理≫と≪ハッキングガード≫は勿論のこと、欠かせない、
≪かわいい≫の条件をクリアするためにも、開発部は知恵を絞り、
そして、答えを見つけ出した。
AI系に偏っていた従来の情報技術から、基本に立ち戻り、
ユーザー自身が情報処理をするために適したプログラムの設計を、
目指したのである。
連携している各施設からのデータリンク、および、その誤差修正。
レーダー網を形成するための、デジタル・ビーム・ホーミング処理、
また、各地に設置されたレーダー群本体の制御そのもの。
ひいてはそれらすべてに、ハッキング対策で、防御壁の構築まで――――
第2バッジシステムの作業フィールドとして予測される情報系は、
実に膨大、かつ、複雑となることが、明らかであった。
これに対応するべく、電子妖精プログラムは、
0.『処理の半自動化を担う』機能と、
1.『情報を図示し、ナビゲートする』機能、
2.『電子迷宮を構築していく』機能の、
3つの働きに専念することになったのである。
/*/
***≪情報処理≫
#pc(){&img(sharan.jpg)}
#mobile(){&img(sharanm.jpg)}
多方面からの情報を結ぶ作業の主役はオペレーター。
レンジャー連邦にあまたいる、彼ら、彼女らの可能性を、
最大限に引き出すため、プログラムはサポートに徹した。
ルーティンワークで済む箇所を扱うことはもちろん、
情報系のナビゲートのために、わかりやすく図示する機能を最大限に追求したのである。
また、情報を、人が意味ある画像として認識出来るまでに加工する技術に、
これまで培ってきたAIすなわちアルゴリズム系の蓄積が効果を発揮した。
些細な違和感から異常を察知する人間の抽象化能力を、
自動生成に向いた機械処理の出力した画像へと振り向ける。
これがレンジャー連邦の、新たな共和の選択なのである。
/*/
***≪ハッキングガード≫
#pc(){&img(539.jpg)}
#mobile(){&img(539s.jpg)}
第2バッジシステムありきの電子妖精プログラムは、
技術拡散防止とセキュリティ強化の両面から、軍事用スーパーコンピューターでのみ作動し、
作動することによって情報系の全体を少しずつ調節して、電子戦用の迷宮を構築するという、
独特のロジックを持っている。
引き続きバッジシステムで用いられることになったフィーブル藩国の先進技術を活かし、
なおかつ独力でもセキュリティが重ねられるようにという、したたかな戦略であった。
/*/
***≪かわいい≫
&color(orange){&bold(){「電子妖精可愛いですねー人気でそうですねーうわあみんなに見せてあげたいなあー}}
&color(orange){&bold(){え、機密?そうですよねそりゃそうですよねでもかわいいなあー」}}
#right(){―デスクトップ上で動き回る電子妖精を目の当たりにした藩王の言葉}
#hr(width=95%,height=5,color=#ffcc00)
情報の巨大な樹に立ち向かうオペレーターのモチベーション、
それは自身が扱っている端末への愛着、かわいさ、思い込み。
ぶっちゃけ妄想力である。
開発スタッフは、
情報の画像化によるナビゲートシステムを流用することによって、
この妄想力エンジンに、火を入れた。
各端末上で蓄積された作業ログを拾い上げ、
デスクトップ上で歌って踊れるマスコットに映像化してみせる、
ラブリーアルゴリズム(!)を開発したのだ。
各自の作業の癖をフィードバック、アルゴリズムのアップデートを重ねることで、
大元である軍事用スーパーコンピューター上の情報は共通しているにも関わらず、
個別の端末では異なる外見へと変化していく妖精の描画に成功。
大元となるスーパーコンピューターをランプに見立て、
オペレーターの望み(=マスコットがほしい!)を叶えた、
ランプの精の誕生である。
いつも手元で扱っている端末に、
キーボードや、マウスや、モニターまでもひっくるめた愛着を体現する、
"自分だけのかわいい妖精"を与えられ、オペレーター達の士気は湧いた。
というか、頭が沸いた。
一部のスタッフが裁縫を自発的に請け負い、
それぞれの相棒、名パートナー、ラブリーマスコットたちを、
ぬいぐるみ化して机上に添える習慣まで発生。
げに恐るべきは愛の国と言うべきか…………。
**『スーパー妄想コーナー』
&color(deepskyblue){&bold(){「……でさー、うちの電子妖精たんは実はこういう子でさー」}}
&color(deepskyblue){&bold(){「ばっか、うちの子なんかなー」}}
#right(){―第2バッジシステム・オペレーター休憩室にて みんな親馬鹿の図}
#hr(width=95%,height=5,color=#ffcc00)
曰く、
「うちの子は芸術的センスがある
見ろ、この華麗なダンスを!」
曰く、
「何を馬鹿なことをお前の単なる思い込みだ
それよりなんとまあ、うちの子の可愛い格好……ハァハァ」
どっちもどっちである。
全部全部ぜーーーーんぶ、
操作端末の運用に必要な程度のメモリ容量内に蓄積されたデータの、
アルゴリズム描画による錯覚に過ぎない。
が!!
妄想とは恐ろしいものである。
こんな非生産的なプログラムでも活力の源になるのだから、
ランプの精のおとぎ話に夢を見る子供さながらだ。
ラブイズパワー。
このコーナーで紹介するのは、そんな素敵な思い込みたちの、
愛の結晶である。
[[展示室へ>]]
#center(){
#pc(){&img(518.jpg)}
#mobile(){&img(518s.jpg)}
}
----
**スタッフリスト
>Staff List
>>illustration
>>picture 1&5:むつき・萩野・ドラケン
>>picture 2&4:霰矢蝶子
>>picture 3:矢神サク
>>picture 6:砂浜ミサゴ
>
>>text
>>城 華一郎:アイデア協力:霰矢蝶子、楠瀬藍、豊国 ミロ、冴木悠
*~ Project:L.A.M.P ~
#pc(){&img(537.jpg)}
#mobile(){&img(537s.jpg)}
#contents
**開発仕様
L:電子妖精の開発 = {
t:名称 = 電子妖精の開発(イベント)
t:要点 = ディスプレイの傍で羽を休める妖精
t:周辺環境 = モニター
t:評価 = なし
t:特殊 = {
*電子妖精の開発のイベントカテゴリ = ,,,藩国イベント。
*電子妖精の開発の位置づけ = ,,,生産イベント。
*電子妖精の開発の内容 = ,,,このイベントを取得した国は、その国用の電子妖精(アイテム)を取得できる。
}
t:→次のアイドレス = なし
}
#center(){
#pc(){&img(sharas.jpg)}
#mobile(){&img(sharass.jpg)}
}
**開発経緯
&color(orange){&bold(){「盾がいるのです。力を損なわぬそのために。」}}
&color(orange){&bold(){「鞘がいるのです。力を過たぬそのために。」}}
&color(orange){&bold(){「それはそれとして。}}
&color(orange){&bold(){ かわいい妖精さんがモニタ上にいてくれたら作業のモチベーションあがると思いませんか皆さん。」}}
#right(){―電子妖精開発に当たっての藩王の言葉 一斉に頷く周りの職員}
#hr(width=95%,height=5,color=#ffcc00)
鋼の翼の介添えを行う、電子の羽根が、求められていた。
空の守りたる第2バッジシステムを支えるために、多方面からの情報を処理するソフトパワーが、
レンジャー連邦藩国軍・情報部に、必要になったのだ。
西国妖精(ランプの精)にちなんで、
プロジェクトの名称は、すぐに「LAMP」と定められた。
#center(){
#pc(){&img(534.jpg)}
#mobile(){&img(534s.jpg)}
}
#center(){&big(){&color(deeppink){<Lovely Assistant Making Program>}}}
#center(){&color(deeppink){(妖精さんといっしょ)}}
#center(){※添えられた日本語名は、とある職員が名付けた超訳である}
の、誕生である。
**要求性能
&color(deeppink){&bold(){「かわいいは譲れません><」}}&color(deepskyblue){&bold(){「しかし愛らしく成長するAIだと進化しすぎてしまうんだ……」}}
&color(blue){&bold(){「なら、情報を画像化するナビゲートプログラムでいんじゃね?」}}
&color(orange){&bold(){「「それだー!」」}}
#right(){-会議室でのやりとり}
#hr(width=95%,height=5,color=#ffcc00)
≪情報処理≫と≪ハッキングガード≫は勿論のこと、欠かせない、
≪かわいい≫の条件をクリアするためにも、開発部は知恵を絞り、
そして、答えを見つけ出した。
AI系に偏っていた従来の情報技術から、基本に立ち戻り、
ユーザー自身が情報処理をするために適したプログラムの設計を、
目指したのである。
連携している各施設からのデータリンク、および、その誤差修正。
レーダー網を形成するための、デジタル・ビーム・ホーミング処理、
また、各地に設置されたレーダー群本体の制御そのもの。
ひいてはそれらすべてに、ハッキング対策で、防御壁の構築まで――――
第2バッジシステムの作業フィールドとして予測される情報系は、
実に膨大、かつ、複雑となることが、明らかであった。
これに対応するべく、電子妖精プログラムは、
0.『処理の半自動化を担う』機能と、
1.『情報を図示し、ナビゲートする』機能、
2.『電子迷宮を構築していく』機能の、
3つの働きに専念することになったのである。
/*/
***≪情報処理≫
#pc(){&img(sharan.jpg)}
#mobile(){&img(sharanm.jpg)}
多方面からの情報を結ぶ作業の主役はオペレーター。
レンジャー連邦にあまたいる、彼ら、彼女らの可能性を、
最大限に引き出すため、プログラムはサポートに徹した。
ルーティンワークで済む箇所を扱うことはもちろん、
情報系のナビゲートのために、わかりやすく図示する機能を最大限に追求したのである。
また、情報を、人が意味ある画像として認識出来るまでに加工する技術に、
これまで培ってきたAIすなわちアルゴリズム系の蓄積が効果を発揮した。
些細な違和感から異常を察知する人間の抽象化能力を、
自動生成に向いた機械処理の出力した画像へと振り向ける。
これがレンジャー連邦の、新たな共和の選択なのである。
/*/
***≪ハッキングガード≫
#pc(){&img(539.jpg)}
#mobile(){&img(539s.jpg)}
第2バッジシステムありきの電子妖精プログラムは、
技術拡散防止とセキュリティ強化の両面から、軍事用スーパーコンピューターでのみ作動し、
作動することによって情報系の全体を少しずつ調節して、電子戦用の迷宮を構築するという、
独特のロジックを持っている。
引き続きバッジシステムで用いられることになったフィーブル藩国の先進技術を活かし、
なおかつ独力でもセキュリティが重ねられるようにという、したたかな戦略であった。
/*/
***≪かわいい≫
&color(orange){&bold(){「電子妖精可愛いですねー人気でそうですねーうわあみんなに見せてあげたいなあー}}
&color(orange){&bold(){え、機密?そうですよねそりゃそうですよねでもかわいいなあー」}}
#right(){―デスクトップ上で動き回る電子妖精を目の当たりにした藩王の言葉}
#hr(width=95%,height=5,color=#ffcc00)
情報の巨大な樹に立ち向かうオペレーターのモチベーション、
それは自身が扱っている端末への愛着、かわいさ、思い込み。
ぶっちゃけ妄想力である。
開発スタッフは、
情報の画像化によるナビゲートシステムを流用することによって、
この妄想力エンジンに、火を入れた。
各端末上で蓄積された作業ログを拾い上げ、
デスクトップ上で歌って踊れるマスコットに映像化してみせる、
ラブリーアルゴリズム(!)を開発したのだ。
各自の作業の癖をフィードバック、アルゴリズムのアップデートを重ねることで、
大元である軍事用スーパーコンピューター上の情報は共通しているにも関わらず、
個別の端末では異なる外見へと変化していく妖精の描画に成功。
大元となるスーパーコンピューターをランプに見立て、
オペレーターの望み(=マスコットがほしい!)を叶えた、
ランプの精の誕生である。
いつも手元で扱っている端末に、
キーボードや、マウスや、モニターまでもひっくるめた愛着を体現する、
"自分だけのかわいい妖精"を与えられ、オペレーター達の士気は湧いた。
というか、頭が沸いた。
一部のスタッフが裁縫を自発的に請け負い、
それぞれの相棒、名パートナー、ラブリーマスコットたちを、
ぬいぐるみ化して机上に添える習慣まで発生。
げに恐るべきは愛の国と言うべきか…………。
**『スーパー妄想コーナー』
&color(deepskyblue){&bold(){「……でさー、うちの電子妖精たんは実はこういう子でさー」}}
&color(deepskyblue){&bold(){「ばっか、うちの子なんかなー」}}
#right(){―第2バッジシステム・オペレーター休憩室にて みんな親馬鹿の図}
#hr(width=95%,height=5,color=#ffcc00)
曰く、
「うちの子は芸術的センスがある
見ろ、この華麗なダンスを!」
曰く、
「何を馬鹿なことをお前の単なる思い込みだ
それよりなんとまあ、うちの子の可愛い格好……ハァハァ」
どっちもどっちである。
全部全部ぜーーーーんぶ、
操作端末の運用に必要な程度のメモリ容量内に蓄積されたデータの、
アルゴリズム描画による錯覚に過ぎない。
が!!
妄想とは恐ろしいものである。
こんな非生産的なプログラムでも活力の源になるのだから、
ランプの精のおとぎ話に夢を見る子供さながらだ。
ラブイズパワー。
このコーナーで紹介するのは、そんな素敵な思い込みたちの、
愛の結晶である。
>[[展示室へ>]]
#center(){
#pc(){&img(518.jpg)}
#mobile(){&img(518s.jpg)}
}
----
**スタッフリスト
>Staff List
>>illustration
>>picture 1&5:むつき・萩野・ドラケン
>>picture 2&4:霰矢蝶子
>>picture 3:矢神サク
>>picture 6:砂浜ミサゴ
>
>>text
>>基本部:城 華一郎:アイデア協力:霰矢蝶子、楠瀬藍、豊国 ミロ、冴木悠