/*/
芝村 の発言:
ラファエロ:「無事に帰って着てなによりだった」
ラファエロ:「無事に帰って着てなによりだった」
緋璃 の発言:
「うん」
「うん」
芝村 の発言:
ラファエロは微笑んだ。
ラファエロは微笑んだ。
緋璃 の発言:
「えっとね、また空に行かなきゃいけないの」
「一緒に来て?」
「えっとね、また空に行かなきゃいけないの」
「一緒に来て?」
芝村 の発言:
ラファエロ:「分かった」
ラファエロ:「分かった」
緋璃 の発言:
「ま、まだ数日先の話なんだけどね」
「ありがとう」
「ま、まだ数日先の話なんだけどね」
「ありがとう」
芝村 の発言:
ラファエロは天上を見た。
ラファエロ:「打って出るしかないのは、もともと俺の意見だ」
ラファエロは天上を見た。
ラファエロ:「打って出るしかないのは、もともと俺の意見だ」
緋璃 の発言:
「うん、聞いてる」
「うん、聞いてる」
芝村 の発言:
ラファエロ:「……敵も逆襲の危険性は知っているだろうし、別働隊がいる可能性はある。本隊が見せ球の可能性だ」
ラファエロ:「……敵も逆襲の危険性は知っているだろうし、別働隊がいる可能性はある。本隊が見せ球の可能性だ」
緋璃 の発言:
「こっちが準備できる奇襲部隊は主に、蝦天号に乗る1部隊のみ。――難しいね」
「宇宙空間での片道5航路のアドバンテージをどこまでいかせるか、かな……」
「こっちが準備できる奇襲部隊は主に、蝦天号に乗る1部隊のみ。――難しいね」
「宇宙空間での片道5航路のアドバンテージをどこまでいかせるか、かな……」
芝村 の発言:
ラファエロ:「敵が早期に展開すると、燃料や行軍速度に大きな問題が出る」
ラファエロ:「敵が早期に展開すると、燃料や行軍速度に大きな問題が出る」
芝村 の発言:
ラファエロ:「敵が用心して、別働隊がなければ、片道3航路あたりから奇襲の目がある。5なら確実、4なら8割くらいだろう」
ラファエロ:「敵が用心して、別働隊がなければ、片道3航路あたりから奇襲の目がある。5なら確実、4なら8割くらいだろう」
緋璃 の発言:
「別働隊次第、か」
「別働隊次第、か」
芝村 の発言:
ラファエロ:「割のいい賭けだ。ヘイムダルが間に合ったのが大きい。あれにまだひっかかってないということは、敵の別働隊は宇宙にいない公算が大きい」
ラファエロ:「割のいい賭けだ。ヘイムダルが間に合ったのが大きい。あれにまだひっかかってないということは、敵の別働隊は宇宙にいない公算が大きい」
緋璃 の発言:
「あとは東原恵さんも協力してくれるってさっき連絡が入ったから。奇襲部隊と本隊の通信は確保できるから、最悪は本隊側で対応、だね」
「あとは東原恵さんも協力してくれるってさっき連絡が入ったから。奇襲部隊と本隊の通信は確保できるから、最悪は本隊側で対応、だね」
芝村 の発言:
ラファエロ:「……それしかないか」
ラファエロ:「……それしかないか」
緋璃 の発言:
「本陣にはフェイク3部隊も残る。そのブースターで対応かな」
「冒険艦がもう一個あれば違ったんだけど……」
「本陣にはフェイク3部隊も残る。そのブースターで対応かな」
「冒険艦がもう一個あれば違ったんだけど……」
芝村 の発言:
ラファエロ:「ないものねだりしても仕方ない」
ラファエロ:「ないものねだりしても仕方ない」
緋璃 の発言:
「うん」
「うん」
芝村 の発言:
ラファエロ:「後は賭けだ」
ラファエロ:「後は賭けだ」
緋璃 の発言:
「本隊は悪童さん指揮下の部隊に任せて、最悪は単独航行が可能なフェイク3とラスターチカで迎撃。私たちは蝦天号で奇襲って考えてる」
「賭けるしかない時も、あるよね」
「本隊は悪童さん指揮下の部隊に任せて、最悪は単独航行が可能なフェイク3とラスターチカで迎撃。私たちは蝦天号で奇襲って考えてる」
「賭けるしかない時も、あるよね」
芝村 の発言:
ラファエロ:「今度は賭けの要素が大きいな」
ラファエロ:「奇襲に頼る時点で、要するに勝率が低い」
ラファエロ:「今度は賭けの要素が大きいな」
ラファエロ:「奇襲に頼る時点で、要するに勝率が低い」
緋璃 の発言:
「前提から覆さないでよー(苦笑」
「国力的に負けてるから、その辺はもう仕方ないよ」
「前提から覆さないでよー(苦笑」
「国力的に負けてるから、その辺はもう仕方ないよ」
芝村 の発言:
ラファエロは黙ってる。
ラファエロは黙ってる。
芝村 の発言:
ラファエロ:「国力では負けてない」
ラファエロ:「国力では負けてない」
緋璃 の発言:
「?」首かしげてそっちを見ます
「?」首かしげてそっちを見ます
緋璃 の発言:
「動かせる機体数が違う気がするのは? 向こうはペルセウスアームを味方につけているから?」
「動かせる機体数が違う気がするのは? 向こうはペルセウスアームを味方につけているから?」
芝村 の発言:
ラファエロ:「機体数は機体戦略の方針の違いだ。向こうは先の戦いで160機なくしてる。我々の被害は皆無だ」
ラファエロ:「機体数は機体戦略の方針の違いだ。向こうは先の戦いで160機なくしてる。我々の被害は皆無だ」
緋璃 の発言:
「つまりは低燃費の弱い機体を大量に使ってるのかな」
「つまりは低燃費の弱い機体を大量に使ってるのかな」
芝村 の発言:
ラファエロ:「そうだな。そちらのほうが、柔軟に運用できる」
ラファエロ:「そうだな。そちらのほうが、柔軟に運用できる」
緋璃 の発言:
「国力で負けてない――じゃ、戦略的な失敗か。機体開発の問題、そもそも宇宙開発の遅れ……」
「国力で負けてない――じゃ、戦略的な失敗か。機体開発の問題、そもそも宇宙開発の遅れ……」
芝村 の発言:
ラファエロ:「機体開発は、帝國のほうが大きく出遅れている。フェイク3と空母でとんとんだ」
ラファエロ:「機体開発は、帝國のほうが大きく出遅れている。フェイク3と空母でとんとんだ」
緋璃 の発言:
「あれ? 帝国のほうが機体多い印象があったけど。共和国の宇宙機はサイベリアン、アビシニアン、ラスターチカ……確かにそうだね、バリエーションは共和国の方が豊富だ」
「あれ? 帝国のほうが機体多い印象があったけど。共和国の宇宙機はサイベリアン、アビシニアン、ラスターチカ……確かにそうだね、バリエーションは共和国の方が豊富だ」
緋璃 の発言:
「あとは蒼天も宇宙対応だったか」
「あとは蒼天も宇宙対応だったか」
芝村 の発言:
ラファエロ:「いや。機体種類は多くても、駄作が多い」
ラファエロ:「明確な戦略とあたりがない」
ラファエロ:「いや。機体種類は多くても、駄作が多い」
ラファエロ:「明確な戦略とあたりがない」
緋璃 の発言:
(伏見さんを思い浮かべて苦笑します)
(伏見さんを思い浮かべて苦笑します)
緋璃 の発言:
「そうだね。ダックスもダンボールも面白くはあるけどまだ戦術検討が追いついていない気がする。航空機にいたっては未だケントが主流だし」
「まー、機体開発は私も苦手なんでなんともいえないけど(完成間近なのにこの宇宙対策ですっかり放置されてる機体を思い出して)」
「そうだね。ダックスもダンボールも面白くはあるけどまだ戦術検討が追いついていない気がする。航空機にいたっては未だケントが主流だし」
「まー、機体開発は私も苦手なんでなんともいえないけど(完成間近なのにこの宇宙対策ですっかり放置されてる機体を思い出して)」
芝村 の発言:
ラファエロ:「逆に言えば、戦局にはまるなら優位を得るにはフェイク3、1機種だけで十分といえなくもないな」
ラファエロ:「逆に言えば、戦局にはまるなら優位を得るにはフェイク3、1機種だけで十分といえなくもないな」
緋璃 の発言:
「そうだね。あの子はすごい」
「そうだね。あの子はすごい」
緋璃 の発言:
「遠距離攻撃しかできない分、燃費もいいし。打ち上げ問題も解決したしね」
「遠距離攻撃しかできない分、燃費もいいし。打ち上げ問題も解決したしね」
緋璃 の発言:
「共和国はラスターチカがあの立場にくるんだろうけど、対空しかできないこと、コパイの人数が1名なことがどう影響してくるか――」
「共和国はラスターチカがあの立場にくるんだろうけど、対空しかできないこと、コパイの人数が1名なことがどう影響してくるか――」
芝村 の発言:
ラファエロ:「性能要求が明確だった分、あたったな」
ラファエロ:「性能要求が明確だった分、あたったな」
緋璃 の発言:
「また、すっかり色気がない話になっちゃったなぁ」(くすくす笑って
「また、すっかり色気がない話になっちゃったなぁ」(くすくす笑って
芝村 の発言:
ラファエロ:「まあ、ラスターチカは、制空戦闘機だな」
ラファエロ:「色気・・・か」
ラファエロ:「まあ、ラスターチカは、制空戦闘機だな」
ラファエロ:「色気・・・か」
芝村 の発言:
ラファエロは少し恥ずかしそうに笑った。
ラファエロは少し恥ずかしそうに笑った。
/*/
芝村 の発言:
ラファエロ:「燃料と資源は、外にもとめるしかない。ターキッシュバンを使う団体は規模が大きい。護民官がおってもいる」
ラファエロ:「燃料と資源は、外にもとめるしかない。ターキッシュバンを使う団体は規模が大きい。護民官がおってもいる」
/*/