うつるようだ

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イベント関係者(シャオパイ、キール、ダグ、リンファ、ブロッサム)

*1日目
-宿屋
リンファ「うーん……。」
リンファ「やっぱり、そろそろ何か考えないとダメかしら?」
シャオパイ「何のことだ?」
リンファ「この旅館の目玉になるような、すっごいサービスよ。」
シャオパイ「目玉というと、ここにしかないものがいいね。」
リンファ「ここにしかないもの……。」
リンファ「シャオちゃんのくちぐせとか?」
シャオパイ「断るが。」
リンファ「ええー!?かわいいのに……。」
シャオパイ「かわいいものなら、マーマがやったほうがいいよ。」
リンファ「どうして?」
シャオパイ「マーマ、鈍感すぎるね……。」
リンファ「???」

 シャオパイ「ウチの旅館の目玉か。」
 シャオパイ「マーマがいれば、それで十分と思わないか?」

 リンファ「シャオちゃんの話し方、カワイイと思うんだけどなあ……。」

*2日目
-雑貨屋
リンファ「シャオちゃんったら、自分のこと、かわいくないって言うんですよ?」
ブロッサム「おやおや。あんなにかわいらしいのにねえ。」
リンファ「やっぱり、ブロッサムさんもそう思いますよね!」
リンファ「それなのに、かわいいものなら、私がやった方がいいだなんて。」
リンファ「その上、どういう意味かって聞いたら、鈍感って言われちゃったんです……。」
リンファ「私のどこが鈍感だって言うのよ!」

ダグ「……アイツも大変なんだナ。」
キール「え?」
ダグ「いや、なんでもねエ。」


*3日目

 クローリカ「……眠いのだが。」
 主人公「え?」
 クローリカ「ああ、すみません。ちょっと寝ぼけていましたよ~。」

 フォルテ「みんなシャオさんの言葉をマネしているようですね。」
 主人公「フォルテさんはしないんですか?」
 フォルテ「……私にはあまり似合わないようだ。」
 主人公「え?」
 フォルテ「い、いえ、なんでも……。」

 マーガレット「今まで気付かなかったけど、シャオの言葉ってかわいいよね。」
 マーガレット「でも、ちゃんと自分の言葉があるって事忘れちゃダメだよ?」

 ビシュナル「ああ、姫のようだ。」
 ビシュナル「実はいま、シャオパイさんの言葉がはやってるみたいなんですよ。」

 アーサー「シャオさんの口ぐせ、流行っているみたいだが。」
 アーサー「…………。」
 アーサー「ええと、私には難しいようです。」

 キール「シャオちゃんの言葉がはやってるのだが。」
 キール「もっといろんな人に聞いてもらいたいんだが♪」

 主人公「あ、ダグ。」
 ダグ「…………。」
 ダグ「……今日だけは、話しかけないでほしいよーダ。」

 セルザ「なんじゃこの状況……。」

 ヴォルカノン「なにやら、シャオパイ殿の言葉がはやっとるようですな。」
 ヴォルカノン「我輩もこのビッグウェーブにのってみせますぞ!……だが!」

 ブロッサム「今日はなんだか、お祭りみたいな気持ちだよ……。」
 ブロッサム「ダグも楽しんでくれてて、私もうれしいよ。」
 ブロッサム「ああ、違ったね。……うれしいようだ。」

 ナンシー「どうしてみんな、今日はシャオちゃんのマネしてるの?」
 ナンシー「まあ、かわいいからいいけど♪」

 ジョーンズ「今日の患者さんは、しゃべりかたが変わってますけど、」
 ジョーンズ「なにかあったんですか?」

 エルミナータ「朝起きたら、町の人たちの口調がおかしくなっていた……。」
 エルミナータ「これは事件よ!間違いないわっ!」

 ポコリーヌ「子供は親のマネをすることで、色々なことを覚えるのデス。」
 主人公「みんながシャオさんのマネをするのはそれと同じってことですか?」
 ポコリーヌ「いいえ。言ってみたかっただけデス。」

 バド「なんだかシャオが大人気みたいだネ。」
 バド「ついでにウチの商品も流行らないかナー。」

-宿屋
シャオパイ「えーと、その……。」
シャオパイ「今日はその……、よ、ようこそいらっしゃいました。」
リンファ「シャオちゃん!いつものしゃべり方で!」
シャオパイ「う……。わ、分かったね。」
シャオパイ「えーと……。その、なんだ……。」
シャオパイ「皆さま、遠路はるばる、ごくろうだったようだ。」
シャオパイ「長旅の疲れ、ぜひ、いやしていってほしいが。」

歓声

リンファ「ほら、ウケてるでしょう?」
シャオパイ「そ、そうみたいだな……。」
リンファ「うふふ。それじゃあ私も……。」

リンファ「私がこの旅館の女将だが♪」

歓声

リンファ「……あらあら。本当に大成功みたい。」
リンファ「では、お部屋に案内するようだ。」

歓声

シャオパイ「…………。」
シャオパイ「……さすがはマーマだな。」
主人公「え?」
シャオパイ「いや、何でもないようだ。」
シャオパイ「とにかく、ワタシの口ぐせ、お客さんに大好評でよかった。」
シャオパイ「まあ、マーマがマネしてるから、余計にそうなってるんだが。」
シャオパイ「やっぱり、ああいうカワイイのは、マーマの方が似合うな。」
>シャオさんだってカワイイよ・リンファさんは特別だよね
▼シャオさんだってカワイイよ
シャオパイ「…………。」
シャオパイ「フレイは、優しいんだな。」
シャオパイ「ありがとうな。気をつかってくれて。」
シャオパイ「まあ、ワタシはワタシなりに、がんばっていくよ。」
主人公「シャオさん……。」
シャオパイ「とりあえず、今日はうまくいってよかった。」
シャオパイ「新サービスも決まったし、お客さんも増えたし。」
シャオパイ「なにより……。」
シャオパイ「いつも以上に、かわいいマーマが見れれたしな♪」
主人公(……シャオさん、すごくうれしそうだ。)
シャオパイ「よーし、ワタシもがんばるぞー!」

 シャオパイ「まったく、マーマにも困ったものだ。」
 シャオパイ「人を巻き込んでおいて、最後には全部持ってっちゃうんだから。」
 シャオパイ「ま、それだけマーマが、カワイイってことだが♪」

 リンファ「シャオちゃんの口ぐせ、予想以上に、大人気になっちゃいました。」
 リンファ「これでシャオちゃんも、自分のかわいさに気付いたかしら?」

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