• atwiki
  • VPVP wiki
  • アドバイス/サイズの異なるモデルへのモーション移植 の編集履歴一覧

「アドバイス/サイズの異なるモデルへのモーション移植」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

アドバイス/サイズの異なるモデルへのモーション移植 - (2009/03/29 (日) 13:00:57) の編集履歴(バックアップ)


異なるサイズのモデルへのモーション移植


※ 現在作成中 ※

現在、MMDでは次々とユーザ作成のモデル(ユーザモデル)が登場しており、またダンスモーションの公開も盛んに行われており、これらを組み合わせた動画作品が数多く登場しています。基本的にはボーン名とボーンの特性、大まかな位置関係が同じならモーションは読み込むだけで異なるモデル間でも利用できます。

一方、モーションの互換性があっても、実際にはそのモデルのサイズが異なっているため、モーションが極端になる(足が股さけ状態になったり、顔に手が食い込んだり)ことも多く見られます。特に動きの激しいダンスモーションではそれが顕著に出ます。

MMDには、これをフォローするための機能として「フレーム位置角度調整」があります。この機能を利用することで、異なるモデルでも破綻の少ないモーションの共有を行うことが出来ます。

  • 注意)
    • この機能はフォロー機能であり全てのモデルの柔軟な互換性を保障するものではありません。
    • モデルの初期状態に強く依存しますので、場合によってはモデルの初期状態を変更した方が調整が容易になる場合があります。
    • また、「移動」はモーションおよびモデルの初期位置にも影響されますので、利用の際には原点からの調整を行ってください。
    • 本機能を利用した後、モーションのチェックを行ってズレや違和感のある箇所は手動で調整を行ってください。
    • 本ページの内容は「数字」や「計算」の成分が若干多く含まれています。 あらかじめご了承下さい。

フレーム位置角度調整


■ 目次 ■


モーションの基礎「回転」と「移動」


(あたりまえのことですが)MMDにおけるモデル操作は、単純に「回転」と「移動」しかありません。この2つの作業の繰り返しがモーション付けであり、これらを複数の関節・箇所を設定し、それらが同時に動くことで、自然なモーションを生み出します。
この2つのモデル操作を、少し言い換えるとすると、

「回転・移動」とは「モデルの初期位置(角度、座標)からの変化量」

となります。「初期位置からの」が重要なポイントとなります。

回転、移動と初期位置との関係


具体的な例で見ていきます。両手両足を広げた状態の「初音ミク」モデルです。
この状態から「回転」と「移動」をそれぞれ1/2倍、1/4倍、そして0倍(初期化)してみます。最後は見慣れたポーズに戻っているのが判ります。
サンプルポーズ(X=-4.0) x1/2 (X=-2.0)
x1/4 (X=-1.0) x0.0 (X=0.0)
  • 注)サンプルの自然さを出す為、左右髪IKおよびセンターボーンも同時に変化させています。
  • 注)割り算していますが、掛け算でも基本的には同様です。当然ですが、回転の場合は限界があります。

上図に記載されている「Xの値」とは、「右足IK」の座標位置です。この数字が倍率に伴い変化していることが確認できます。また、モーションの位置も初期値(x0.0)と比べてその数値分移動している事がわかります。そして、数値上「0.0」になっていますが、原点座標(X軸、Y軸、Z軸の交点)とは違っている事に注意してください。

原点座標との関係について


回転は「基本的に親ボーンとの相対関係」のみ意識すればOKですが、移動の場合は絶対座標の位置情報として計算される為、原点との位置関係がとても重要になります。また、センターボーンとの関係にも注意が必要です。
先ほどと同じポーズを、原点座標と異なる場所でセンターを動かさなかった場合と動かした場合の例を示します。(1/2倍)

原点座標からズレている場合 センター移動なし センター移動あり

この例では3つの確認ポイントがあります。

1) 回転およびセンターボーン配下の移動は影響を受けない
いずれの場合も回転(腕部分)については特に問題は起きていません。また、左右髪IKの移動についても正常に変化していることが確認できます。
2) 足IKはセンターボーン外の為、センターとあわせた調整が必要
左右足IKについては、センターボーンの影響を受けない構造となっています。そのため、センターボーンを移動させなかった事で位置関係がおかしくなっています。調整の際には注意が必要です。
3) 各座標の移動量は単純計算で行われる
座標をX軸とZ軸でそれぞれ+5した上図の例では、「X=1、Y=0、Z=5」になっていました。先の例では左右同じ移動量でしたが、この位置から1/2倍すると、Xは "0.5" しか移動していません。
図には数値の表記はありませんが、左足IKのXが「X=9」から「X=4.5」(1/2) に変化しています。結果としての差は一致しますが、左右で足の移動量(変化量)が異なっています。
※ 図でも右足に比べ左足が大きく中央(原点座標)に寄せられているのが確認できます。

これらの事から移動の調整を行う場合、(左右足IKとセンターボーンは)「原点座標に引き寄せられる」という事に注意が必要です。



※ 以降、作成中・・・ ※


コメント

名前:
コメント:
記事メニュー
目安箱バナー