「800MHz帯周波数再編情報」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

800MHz帯周波数再編情報 - (2007/02/11 (日) 21:42:20) の1つ前との変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

「NTTドコモのmovaは2012年7月24日までにサービスを終了する」 「KDDIのauのほとんどの端末が2012年7月24日以降は使えなくなる」 これらの事は800MHz帯の周波数再編が関係しています。 ・初心者向け解説 大手町博士のゼミナール ケータイ周波数再編(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/dr/20041109md01.htm ・再編図 周波数再編プラン(廃人テレコム氏) http://haijin-telecom.hp.infoseek.co.jp/defragmentation.html 「周波数再編アクションプラン」について(総務省) http://www.tele.soumu.go.jp/j/freq/process/saihen.htm 総務省 稲田氏、日本の周波数再編への取り組みを紹介(ケータイWatch) http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/28967.html ・目的 細切れで各社各システムに割り当てられていた周波数を再編し、 広帯域システムでも使いやすいように広めに割り当てを行う。 また、携帯電話にて、UHFテレビに対する混信のため、基地局側送信が下位の周波数、 端末側送信が上位の周波数となっていたものを逆転させ、諸国の現状と合わせることで 国際ローミング端末を作りやすくしたり、海外からの干渉を低減させる。 ・各社の状況 各社ともに移行作業中です。 下り…基地局送信 上り…端末送信 ○NTTドコモ ■mova(PDC)にて利用中(使用期限2012年7月24日) 下り810~818MHz 上り940~948MHz (130MHz間隔 8MHz×2 制御チャネルあり D帯) 下り826~827MHz 上り956~957MHz (130MHz間隔 1MHz×2 C帯) 下り838~843MHz 上り893~898MHz (55MHz間隔 5MHz×2 首都圏のみ N帯) 下り870~885MHz 上り925~940MHz (55MHz間隔 15MHz×2 A帯) D帯…デジタル用としてサービス開始時から割り当てられている帯域。サービス開始当初はCRP(コンビニエンスラジオフォン)と一部の帯域が被っていたらしい。デジタルだからD。制御チャネルが存在する関係上movaサービス終了まで停波不可能。 C帯…固定局として使用されていた帯域が?年に転換された。当時2MHz×2が転換され、当時のIDO/セルラーと1MHz×2ずつに分け合った。なぜCなのかは不明。 N帯…日本シティメディア(Qメール)が使用していた帯域。ドコモが経営の譲渡を受け転換。207シリーズより使用可能(だったはず)。日本シティメディアだからN。 A帯…ドコモがアナログ用として使用していた帯域。201シリーズより使用可能(だったはず)。アナログだからA。 ■FOMA(W-CDMA)にてとして利用中(FOMAプラスエリア) 上り830~840MHz 下り875~885MHz (45MHz間隔 10MHz×2 再編対応) ★ FOMAプラスエリアとして利用される帯域は、 下りがmovaの下り(870~885MHz)、 上りが空港MCA上り(830~832MHz)、MCAのRバンド下り(836~838MHz)とバッティングしています。 これらとバッティングしない、主にルーラルエリアにて利用されています。 2007年度には、これらバッティングする帯域が停波されるため、ルーラルエリア 以外にも広がる可能性があります。 実際、東京都新宿区に800MHzFOMA基地局の免許が発行されています。 400mWと出力が小さいことから収容増あるいは高層ビルを狙ったものと思われます。 また、ルーラルエリアでは、既存の2GHz局に800MHzの設備を追加し、エリアを広げているものも増えているようです。 参考: 番号ポータビリティまでにムーバ以上のエリアを構築する――NTTドコモ(ITmedia) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0607/12/news089.html 「ムーバよりつながるFOMA」への取り組み――NTTドコモに聞く(ITmedia) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0607/25/news101.html ○KDDI(au) ■cdmaOne CDMA1X CDMA1X WINで利用中(使用期限2012年7月24日) 下り832~834MHz 上り887~889MHz (55MHz間隔 2MHz×2 停波処理済み) 下り843~846MHz 上り898~901MHz (55MHz間隔 3MHz×2 制御チャネルあり?) 下り860~870MHz 上り915~925MHz (55MHz間隔 10MHz×2 制御チャネルあり) ■CDMA1X Rev.A(新800MHz帯) 上り825~830MHz 下り870~875MHz (45MHz間隔 5MHz×2 再編対応) 基地局は、現在は北海道の一部(夕張市周辺)や九州の一部(福岡県嘉麻市周辺)にて免許が発行されている。ただし非常に数が少ない。 端末は、現在はRev.A対応端末(W46T、W47T)のみ、上記の新800MHz帯(5MHz×2)に対応している。 このため、Rev.Aに対応していない端末は、周波数再編後に新800MHz帯が使用できないこととなり、特に、2GHz帯に対応していない端末は全く使用ができないこととなり、端末の巻き取りが発生する。 ★ この新800MHz帯とバッティングするのは、 下りがmovaの下り(870~885MHz)、 上りがmovaの下り(826~827MHz)。 参考: まもなく対応端末も登場──“EV-DO Rev.A”でアップロードを12倍高速に(ITmedia) http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0608/22/news094.html ○空港MCA 下り885~887MHz、上り830~832MHz 使用期限:2007年9月30日(下り886.5~887MHz、上り831.5~832MHz) 使用期限:2010年5月31日(下り885~886.5MHz、上り830~831.5MHz) (↑勘違いされがちだが、2007年に開放されるのは0.5MHz分だけである) 成田、関西、那覇の各空港周辺で利用中 400MHz帯デジタルに移行中であるが、羽田は2006年2月に完全移行完了。成田も近々完了すると思われる。 関西については先ごろ包括免許の申請が行われた。 http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/061011_1.html 那覇については400MHz帯の免許申請もされておらず、移行完了も先になりそう。 ただし、これらの空港周辺を避けてエリアを展開すればよいことであり、特別大きな問題にはならないと思われる。 ○MCA 移動無線センターグループ(mcAccess)が利用中 使用期限:2007年5月31日 移行対象となっている下り836~838MHz、上り891~893MHzは800MHzデジタルMCA(mcAccess e)のリザーブバンド(Rバンド)と呼ばれる帯域。 関東で4局(横浜、千葉、埼玉西、つくば第2制御局)、近畿で1局(大阪第2制御局)が使用中であるが、今年度中に停波が予定されている。 ○地域防災無線 各自治体が利用中 使用期限:2011年5月31日 850MHz帯(846MHzから850MHzまで) 900MHz帯(901MHzから903MHzまで) http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/sogo_tsusin/010606_1.html http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/denpa_kanri/010606_1.html 260MHz帯デジタルに移行することになっている。 2006年9月30日現在、全国で231市町村が利用しており、整備率は12.54%です。 http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/change.htm http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/status.htm ------------------------- 再編想定図を作ってみました(添付ファイル「800rebuild.jpg」)
「NTTドコモのmovaは2012年7月24日までにサービスを終了する」 「KDDIのauのほとんどの端末が2012年7月24日以降は使えなくなる」 これらの事は800MHz帯の周波数再編が関係しています。 ・初心者向け解説 大手町博士のゼミナール ケータイ周波数再編(読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/dr/20041109md01.htm ・再編図 周波数再編プラン(廃人テレコム氏) http://haijin-telecom.hp.infoseek.co.jp/defragmentation.html 「周波数再編アクションプラン」について(総務省) http://www.tele.soumu.go.jp/j/freq/process/saihen.htm 総務省 稲田氏、日本の周波数再編への取り組みを紹介(ケータイWatch) http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/28967.html ・目的 細切れで各社各システムに割り当てられていた周波数を再編し、 広帯域システムでも使いやすいように広めに割り当てを行う。 また、携帯電話にて、UHFテレビに対する混信のため、基地局側送信が下位の周波数、 端末側送信が上位の周波数となっていたものを逆転させ、諸国の現状と合わせることで 国際ローミング端末を作りやすくしたり、海外からの干渉を低減させる。 ・各社の状況 各社ともに移行作業中です。 下り…基地局送信 上り…端末送信 ○NTTドコモ ■mova(PDC)にて利用中(使用期限2012年7月24日) 下り810~818MHz 上り940~948MHz (130MHz間隔 8MHz×2 制御チャネルあり D帯) 下り826~827MHz 上り956~957MHz (130MHz間隔 1MHz×2 C帯) 下り838~843MHz 上り893~898MHz (55MHz間隔 5MHz×2 首都圏のみ N帯) 下り870~885MHz 上り925~940MHz (55MHz間隔 15MHz×2 A帯) D帯…デジタル用としてサービス開始時から割り当てられている帯域。サービス開始当初はCRP(コンビニエンスラジオフォン)と一部の帯域が被っていたらしい。デジタルだからD。制御チャネルが存在する関係上movaサービス終了まで停波不可能。 C帯…固定局として使用されていた帯域が?年に転換された。当時2MHz×2が転換され、当時のIDO/セルラーと1MHz×2ずつに分け合った。なぜCなのかは不明。 N帯…日本シティメディア(Qメール)が使用していた帯域。ドコモが経営の譲渡を受け転換。207シリーズより使用可能(だったはず)。日本シティメディアだからN。 A帯…ドコモがアナログ用として使用していた帯域。201シリーズより使用可能(だったはず)。アナログだからA。 ■FOMA(W-CDMA)にてとして利用中(FOMAプラスエリア) 上り830~840MHz 下り875~885MHz (45MHz間隔 10MHz×2 再編対応) ★ FOMAプラスエリアとして利用される帯域は、 下りがmovaの下り(870~885MHz)、 上りが空港MCA上り(830~832MHz)、MCAのRバンド下り(836~838MHz)とバッティングしています。 これらとバッティングしない、主にルーラルエリアにて利用されています。 2007年度には、これらバッティングする帯域が停波されるため、ルーラルエリア 以外にも広がる可能性があります。 実際、東京都新宿区に800MHzFOMA基地局の免許が発行されています。 400mWと出力が小さいことから収容増あるいは高層ビルを狙ったものと思われます。 また、ルーラルエリアでは、既存の2GHz局に800MHzの設備を追加し、エリアを広げているものも増えているようです。 参考: 番号ポータビリティまでにムーバ以上のエリアを構築する――NTTドコモ(ITmedia) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0607/12/news089.html 「ムーバよりつながるFOMA」への取り組み――NTTドコモに聞く(ITmedia) http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0607/25/news101.html ○KDDI(au) ■cdmaOne CDMA1X CDMA1X WINで利用中(使用期限2012年7月24日) 下り832~834MHz 上り887~889MHz (55MHz間隔 2MHz×2 停波処理済み) 下り843~846MHz 上り898~901MHz (55MHz間隔 3MHz×2 制御チャネルあり?) 下り860~870MHz 上り915~925MHz (55MHz間隔 10MHz×2 制御チャネルあり) ■CDMA1X Rev.A(新800MHz帯) 上り825~830MHz 下り870~875MHz (45MHz間隔 5MHz×2 再編対応) 基地局は、現在は北海道の一部(夕張市周辺)や九州の一部(福岡県嘉麻市周辺)にて免許が発行されている。ただし非常に数が少ない。 端末は、現在はRev.A対応端末(W46T、W47T)のみ、上記の新800MHz帯(5MHz×2)に対応している。 このため、Rev.Aに対応していない端末は、周波数再編後に新800MHz帯が使用できない。特に、2GHz帯に対応していない端末は全く使用ができないこととなり、端末の巻き取りを行うものと想定される。 ★ この新800MHz帯とバッティングするのは、 下りがmovaの下り(870~885MHz)、 上りがmovaの下り(826~827MHz)。 参考: まもなく対応端末も登場──“EV-DO Rev.A”でアップロードを12倍高速に(ITmedia) http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0608/22/news094.html ○空港MCA 下り885~887MHz、上り830~832MHz 使用期限:2007年9月30日(下り886.5~887MHz、上り831.5~832MHz) 使用期限:2010年5月31日(下り885~886.5MHz、上り830~831.5MHz) (↑勘違いされがちだが、2007年に開放されるのは0.5MHz分だけである) 成田、関西、那覇の各空港周辺で利用中 400MHz帯デジタルに移行中であるが、羽田は2006年2月に完全移行完了。成田も近々完了すると思われる。 関西については先ごろ包括免許の申請が行われた。 http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/061011_1.html 那覇については400MHz帯の免許申請もされておらず、移行完了も先になりそう。 ただし、これらの空港周辺を避けてエリアを展開すればよいことであり、特別大きな問題にはならないと思われる。 ○MCA 移動無線センターグループ(mcAccess)が利用中 使用期限:2007年5月31日 移行対象となっている下り836~838MHz、上り891~893MHzは800MHzデジタルMCA(mcAccess e)のリザーブバンド(Rバンド)と呼ばれる帯域。 関東で4局(横浜、千葉、埼玉西、つくば第2制御局)、近畿で1局(大阪第2制御局)が使用中であるが、今年度中に停波が予定されている。 ○地域防災無線 各自治体が利用中 使用期限:2011年5月31日 850MHz帯(846MHzから850MHzまで) 900MHz帯(901MHzから903MHzまで) http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/pressrelease/japanese/sogo_tsusin/010606_1.html http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/denpa_kanri/010606_1.html 260MHz帯デジタルに移行することになっている。 2006年9月30日現在、全国で231市町村が利用しており、整備率は12.54%です。 http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/change.htm http://www.tele.soumu.go.jp/j/system/trunk/disaster/status.htm ------------------------- 再編想定図を作ってみました(添付ファイル「800rebuild.jpg」)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
目安箱バナー