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800MHz帯周波数再編情報 - (2006/07/11 (火) 00:43:55) のソース

・初心者向け解説
大手町博士のゼミナール ケータイ周波数再編(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/dr/20041109md01.htm

・再編図
周波数再編プラン(廃人テレコム氏)
http://haijin-telecom.hp.infoseek.co.jp/defragmentation.html

総務省 稲田氏、日本の周波数再編への取り組みを紹介(ケータイWatch)
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/28967.html

・目的
細切れで各社各システムに割り当てられていた周波数を再編し、
広帯域システムでも使いやすいように広めに割り当てを行う。
また、携帯電話にて、UHFテレビに対する混信のため、基地局側送信が下位の周波数、
端末側送信が上位の周波数となっていたものを逆転させ、諸国の現状と合わせることで
国際ローミング端末を作りやすくしたり、海外からの干渉を低減させる。


・各社の状況
各社ともに移行作業中です。

下り…基地局送信
上り…端末送信

○NTTドコモ
mova(PDC)、FOMA(W-CDMA)にて利用中。

FOMAプラスエリアとして利用される帯域は、下りがmovaの下り、
上りが空港MCA下り、MCAのRバンド下りとバッティングしています。
これらとバッティングしない、主にルーラルエリアにて利用されています。

2007年度には、これらバッティングする帯域が停波されるため、ルーラルエリア
以外にも広がる可能性があります。

実際、東京都新宿区に800MHzFOMA基地局の免許が発行されています。
400mWと出力が小さいことから収容増あるいは高層ビルを狙ったものと思われます。
(http://www.itmedia.co.jp/enterprise/mobile/articles/0607/12/news089.html)

○KDDI(au)
CDMA20001X 1XWINで利用中

下り832~834MHz、上り887~889MHzは昨年度に停波処理済。
下り870~875MHz、上り825~830MHzの新800MHz帯域を利用するべく計画中。
既に新帯域用基地局や実験端末がTELEC認証されている。
また、2GHz帯の基地局も順調に増えて来ている。
端末も今年度出る端末のほとんどが2GHzとのデュアルになりそう。

○空港MCA
下り830~832MHz、上り885~887MHz
成田、関西、那覇の各空港周辺で利用中
400MHz帯に移行中であるが、
羽田は2006年2月に完全移行完了。成田も近々完了すると思われるが、
関西、那覇については400MHz帯の免許申請もされておらず
移行完了も先になりそう。

○MCA
移動無線センター(mcAccess)が利用中
使用期限:2007年5月31日
移行対象となっている下り836~838MHz、上り891~893MHzは
リザーブバンド(Rバンド)と呼ばれる帯域。
関東で4局(横浜、千葉、埼玉西、つくば第2制御局)、近畿で1局(大阪第2制御局)が使用中であるが
今年度中に停波が予定されている。
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