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ストーリー - (2011/11/26 (土) 23:17:34) の編集履歴(バックアップ)


ストーリー


大まかな流れです。
細かい部分はどんどん補足してください
チャプターはこのサイトに基づいて分けています。

Chapter 1

リバティー・シティへ

某日、夜。主人公ニコ・べリック(Nikolai Bellic)は、リバティー・シティ(Liberty City、以下LC)に向かう貨物船の中で、期待に胸をふくらませていた。同地でアメリカンドリームをつかみ、巨万の富を築き上げたという従兄弟のローマン・ベリック(Roman Bellic)に会いにいくためだ。波間のむこうにLCの夜景が見えている。到着を目前にして、ニコは航海をともにした仲間ホッサン(Hossan)と、あの夜景の中にあふれた夢を語り合う。アメリカンドリーム。その言葉はニコに、まだ知らない金の輝きや毛皮の手触りを思わせた。ニコは送られてくるメールに書かれた従兄弟がいかに裕福な生活をしているか、そして自分が彼の従兄弟であることがいかに誇らしいかを叫んだ。ボスニア紛争後、ニコはまともな人生を歩んでいなかった。おれの従兄弟が成功し、そしておれを呼んでいる。さび付いた人生の転換期がきたと、ニコは確信していた。
船は港へ錨を下ろし、ニコはゆっくりと船を降りた。汚れたタクシーのヘッドランプがニコを照らす。タクシーから降りてきた太った男。ローマンである。彼は酒に酔っているのか、千鳥足のままよりかかるようにニコを抱きしめた。ニコ!会いたかった!酒臭い息に顔をしかめながら、それでも従兄弟に無事会えた喜びをかみしめるニコ。ローマンは昨夜のお祭り騒ぎは素晴らしかった、と、アメリカはチャンスの国だ、と、ろれつの回らない舌でうたう。足取りのおぼつかないローマンは、ニコにクルマの運転を任せ、俺の家へ行こう、と言った。
ローマンの言う“豪邸”へ向かって車を走らせるニコ。軽く酩酊したローマンの舌がよく回る。きらびやかな彼の話に胸をおどらせながら、ニコはその“豪邸”に車を止めた。ニコは初めて違和感を感じた。そこは、豪邸とは似ても似つかないぼろアパートだったのだ。ガード下の道路に面したアパートのドアは粉塵にまみれ、部屋に上がる階段の手すりは錆びて赤茶けている。部屋に入るやいなや、ローマンが床を這うゴキブリを踏みつけた。うちに住むなら家賃を払いやがれ!ゴキブリにそう吐き捨て、ローマンは何でもないかのように、ニ