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国家」を以下のとおり復元します。
*国家

|国名|首都|国家元首|特徴|国名の由来|
|[[みーーーーーーん王国>リヴァイア王国]]|マキナ|国王:コーネリアス|比較的平和な中央集権国家|リヴァイアサン|
|[[ルキフェル帝国>ルキフェル帝国]]|キルギドール|皇帝:グンダール|軍事国家|ルシファー|
|[[エキドナ王国>エキドナ王国]]|アドレア|国王:ヴィクトール|地方分権型王国・厳しい身分制度|エキドナ|
|[[ヴェルゼ共和国>ヴェルゼ共和国]]|フォルクラント|大統領:ルクレイン|工業が発展した共和国|ヴェルゼブブ|
|[[神聖アスタール教国>神聖アスタール教国]]|バティスト|法王:マルディアス|唯一神を信奉する宗教国家|アスタロト|
 
※上記アイデアは暫定案です。
※各国名は、悪魔の名前からきています。
この時期になると思い出す。忘れもしない高校三年の夏。 
文化祭の企画審査で、出店数に限りがある食堂に落ちたうちのクラスは、 
第二希望を何にするかで揉めに揉めていた。 
お化け屋敷も出店数に限りがあり、もう他クラスに決まっているし、 
ゲーム系も昨年失敗したので却下。 
結局、なぜか「劇」をやることになった。 
食堂が落ちた時点で既にモチベが底辺にまで落ちていたDQNたちは無論ヤル気なし。 
他のクラスメイトたちもあまり乗り気ではないようだった。 
しかし、このとき俺は心の中で神に感謝していた。 
ようやく俺の能力を発揮する機会が得られたことを。 
ホームルーム委員の口から「で、脚本なんだけど」の一言が漏れた瞬間、 
一番前の席に座るおれの右腕はまるで、 
誕生したばかりのブッダのそれのように真っ直ぐと天に向かって伸びていた。 
過去に戻れるなら全力でへし折ってやりたい。 
「○○、キメぇwwwなんだよ?」とDQNたちから声が上がるが、俺はひるまず(内心ビビりまくり)、HR委員に言った。 
「俺やってもいいけど」 
ざわめく教室。戸惑うHR委員。微笑む俺。 
担任の「他にいないんだったらいいんじゃない?」の一言で、「脚本:俺」が(仕方なく)決定した。 
「つーか、糞みたいなのだったらボコすからwww」の声を背中に受けながら、俺は勝利を確信していた。 
三年の夏休みの三分の一を潰して俺は脚本を書き上げた。 
タイトルは「ナイトメア」 
悪夢そのまま。 
ファンタジーな世界の普通の女の子が、 
兄貴とか心配して巨大な魔物を操ったりして世界を冒険し、なんだかんだで敵を倒して、 
ハッピーエンドだけど、現実世界のクラスメイト♀が実は 
例の主人公の異世界同一体で、パラレルの影響で兄貴役を好きになってました、 
みたいな全く意味の分からない壮大なアドベンチャー。 
さらに痛いことに、兄貴は自分、主人公はクラスの好きな女子が演じる想定。 
しかも、コピー用紙両面刷りで20枚弱(これでも削った)。馬鹿か。 
だが、俺は達成感に満ち溢れていた。 
「○○、お前スゲェな。今まで馬鹿にして悪かった」「○○君、才能あるよ!」 
クラスメイトたちの賛辞が頭の中に湧き上がる。 
実際、そのときは自分がプロ並みの腕を持っていると思っていた。死ねばいいのに。 
そして、休みが明けて最初のホームルーム。 
HR委員に渡しておいた台本が全員分印刷され、配られる。 
今思えばHR委員、苦笑いしてた気もするけど、もうどうでもいい。 
序盤から爆笑の嵐。失笑の渦。 
「あれ?コメディ要素は少なめにしたはずだけど?」などと思い、戸惑う俺。 
「呪文ウケるwwwこんな長い台詞覚えられねーwwww」 
「ハートのナイトメア・プレイゼンwwwwwハートのナイトメア・プレイゼンwwwww」 
「キモい」 
教室のゴミ箱はすぐいっぱいになった。 
あの子も本気でキモがって、捨ててた。 
俺は泣いた。 
休み時間、今までにないくらい激しくボコられた。 
涙すら出なかった。 
ちなみに、文化祭当日、うちのクラスは休憩所になった。 

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