AtoZ マスターシーン(未来戦線) - レッドさん式 四季シナリオ

未来戦線　チャプター0

これは全てマスターシーンです。

プロローグ

「…ふむ、彼女の狩りは失敗したか…ワン」
「だが、だ…第二次侵略作戦の為のデータは十分に集まったワン」
「全く、地球人類も、案外一枚岩では無かったワン」

「地球の触媒、やつらに恨みを持つ人間を抱き込むのは案外簡単だったワン」
「特に…<Dr.DAY＿JOB>だったか…ヤツは最も良く働いてくれたワン」
「巨人紛争に、剣十字事変の恐竜　そして彼女が失敗し死亡したとはいえ”ハイガーデンの大虐殺”」
「これらのコトを起こしてくれたお陰で、地球でも最も強かった種のデータ、それを参考に、対地球用兵器」
「アンチエーテルエンジンは完成したワン」
「最早、文明の遅れた星等、蹂躙するだけだワン」

地球より、離れた位置に、1つの宇宙船が停泊する。
宇宙船からは、地球へ向けて
無数のマシンが差し向けられて…！

その日
空より、青き侵略種が、地球を攻めて来た
その侵略種の扱う文明は、人類のソレより圧倒的で、強大で
…例えるなら、龍種が、群れを成して地球に牙を向いて掛かって来たと…

そして、人類は、思い知った
地球という星が、そこに有る文明が、いかあに強大で、力強くとも…
…地球はただの鳥かごで、地球上の全ての生命体は…
鳥かごの中にとらわれただけ
広大な宇宙に比べれば…ちっぽけなゴミクズと何一つ変わらなかった事に…

後に、ある観測者は、こう語る
「ちょーっと、危ないシグナルを受け取った」

エピローグ(桜空戦終了後)

広大な宇宙、宇宙から来た侵略種最大兵器
まるで巨大な星、惑星サイズの大型兵器…
奴らはそれを|VAIL･MASTEIL＝DTLEID《ヴェイル･マステイル＝デトレイデ》と呼んだ

奴らが…史上最悪の機械軍団が、攻め込んで来てから1年…
2人の魔女が、デトレイデと呼ばれた、大型兵器を破壊し
宇宙戦争は、人類の勝利に終わる

「|ヴェギス･ラグデギス＝ゼドセギゼグザバギガセダザバギギダボパ、ジュグジャリドジョダセスゴンバド、ギンゲンドジョダセスゴンバ《ヴェイル･マステイル＝デトレイデが破壊された
破壊したのは、夕闇と呼ばれる女と、深淵と呼ばれる女》」
「|ザガゴンドググビンパパセパセンギンシャブゴギンベデデギザビバダダビグギバギ《だがその二人は我々の侵略阻止の決定打になったに過ぎない》」

「|パセパセビキョグショブギデブセダ、ヂキュグジンスギバサゲダジョグゾグゾロドビヅブシガゲダガンヂゲゲデスゲンジンガセガゲガセダ、ヂキュグパゲギガヅゼビダザズ《我々に協力してくれた、地球人類から得た情報を元に作り上げたアンチエーテルエンジン
あれさえあれば、地球は制圧出来たハズ》」

「|ゴングヂンググビゾヂキュグジンスギグゾバブ、ゴセグザギドブビヅバガダダボザ《その内の数機を地球人類が捕獲、それが敗北に繋がったのだ》」
「|バサダ…ドスデビギュザンパダザジドヅ…バシ《ならば…取るべき手段はただ一つ…なり》」

「|ボセジョシゼドセギゼンザンガギ、ゴジョヂザンゴンゼギビゾヅバギ…《これよりデトレイデの残骸、及び残存兵器を使い…》」

この対話を行う、悪性宇宙人にも、地球よりメスが入る▼
(ココはつくもさんに頼んでティファニアさんにトドメを刺して貰います。)

<零の観測者>より、悪性宇宙人へ魔弾が撃ち込まれる
彼女は、星の存在でありながら、宇宙空間さえ行ける…

侵略種の宇宙船は木っ端みじんに爆発四散
青いエネルギーを放出しながら……

チャプター1

登場人物

アズナブル
未来戦線におけるメインNPC、つまりある種の主人公
彼女の経験したヒビの中にアザルドの秘密が隠されている
青文字からの文面は彼女のセリフ

ミラージュ　
アズと同年代の魔導士で、アズの相棒
黄色文字からの文面は彼女のセリフ

ＹＯ＝ＬＡＮＤ逃亡後

未来戦線の避難場所、アズナブルはココで登場する

未来戦線では、チャプター1では、アズとミラ2人の出会いとイズスーガ＆セイヴァイからの逃亡
そして偶然の機能停止と撃退を描く

描写
ココは…どこだろうか？

見渡すに、廃墟だらけ
この場所に居るのは人間2人、青い髪の少女が金髪の少女を介抱している…のだろうか？
やぁ、気が付いたかい？
ココは、機械軍団が、戦争を起こしてきた際に出来たゴーストタウンさ
といっても、今だと世界中の殆どがこんな感じだけどね

…あなたが…わたしを？
えと…確か…パパとママが…わたしを逃がして…
それでお腹が空いて…

へぇ、キミも、両親を？
…そっか…戦争だもんね、宇宙から来た厄災と、人類の
ボクは、アズナブル、気軽にアズって呼んでくれたまえよ！
じゃ、コレはキミへのお近づきの印だ、受け取ってくれ！

アズナブルと名乗った少女は、菓子パンを金髪の少女に差し出す

…えと…毒は？

ないない！あってたまるか！
だってこのパンは非常食なんだよ、父さんと母さんが備蓄していたもしもの時の為のね？
だから、3年分はある、遠慮しなくていいんだ
このご時世、助け合いだよ！

…うん…いただきます　金髪の少女はパンを食べる
…味気ない…
…でもお腹は膨れた…かも…ありがと…アズナブルさん
わたしはミラージュ、ミラージュ･ピュアワイツ

ミラージュね？うん、良い名前だよ
だから、ボクはキミをミラって呼ぶよ

…うん
ところで、アズナブルさんも、両親を…？
だって…同じって…

うん、そうだよ
…この戦争が始まる3か月前にさ、アウトローズギルド内で、抗争があったんだ
今思えば、その抗争を引き起こした狩人は、この時の為の下準備もしてたんだろうね
「母さんは、その抗争の第一犠牲者、ルードおじさんの目の前で、ヤツが使ってた人工衛星で撃たれて、文字通り髪の毛1本も残さず消えた」
「折角、古い友人が皆集まってって話だったんだよ…そんな日に、さ」
「…その合図と共に、ハイガーデンと、京都に多数の機械集団がけしかけられた、最悪の狩りでね」
「吸血鬼狩りとは、ただの方便で」
「その実態はおじさんに縁のある人、おじさんが大事にしてる人を標的とした、人間狩りだったんだ」
「おじさんは…ハイガーデン公は、アウトローズギルドの中にも彼を標的とする人も多数居た、そういう人たちは、ヤツを…確かドクター？って名乗ってたかな」
「そっち側に着いた、彼らは気付いたんだ、吸血鬼を直に討つよりも
吸血鬼にとって、大事にしているモノを奪ってやる方が簡単だってね
だからアウトローズギルド内での内戦になった」

「厄災が来る前に、おじさんの目の前で…ドクターって狩人は」
「持ってた爆弾で自爆したんだ…勝ち逃げするようにね」

「あの時…泣いてた」
「たぶん、ボクよりも泣いてた
…おじさんにとって母さんは、小さい頃からの付き合いある大切な友人だったし」
「それだけじゃなく、おじさんにとって領地の民を大事にしてたから」

「え？父さんは？」
「父さんは…ミラ、キミのご両親と同じだと思うけど」
「ボクを逃がす為に、文字通り命を張って単身で、機械軍団に挑んで…命を落としたよ」
でも結局ボクは、ミラ、キミと同じく逃げ遅れた、だからこうやって、ガレキの中に隠れて移動してるんだ。

アズナブルさんも…

じゃあ、そろそろ行こうか、動ける？

動けるけど…でもどこへ？

どこって、決まってる
ココは、イギリスだ、幸いこの国はまだ奴らに制圧されてない、だから
ロンドンの方へ出よう

なら、ハイガーデンの方が近いんじゃ…
ダメダメ、あっちは、今激戦区
しかも、情報によれば…
吸血鬼と相性の悪すぎる超兵器とやらが、攻め込んで来てるって話さ
どうにか今は持ちこたえてるけど、行けばまず巻き添えだ
なら、まだ、敵の少ない、ロンドンの方へ向かう方が良い
もしかしたら、あっちに時計塔の先生達も居るかもしれないからね

(この語りは、ドクターがハイガーデン公と領地へ総攻撃を行う予定だった設定の名残
これを剪定世界では起きた事にする)

ＹＯ＝ＬＡＮＤ撃破後

未来戦線、敵襲、セイヴァイ号とイズスーガ号の2機が、人間狩りに来る。
アズナブルは母親譲りな友達思いの少女であり、彼女と、魔導師数名が食い止めにかかるが…

アズの魔導描写
1　アーノルド　ロバート　レオナルドの3対の使い魔を召喚する
2　召喚時演出として、流体金属がアズの服から、出て来る

描写

…再びどこの誰の視点か
妙なビジョンが探索者の頭に浮かぶ

覚えてる範囲だと、アズとミラ
2人の少女がイギリスのどこかで出会い、ロンドンへと向かうところだった

…ねぇ、アズナブルさん
アナタは、この争いが終わったら、やりたいことってあるの…？

ああ、そうだねぇ…
まず、父さんと母さんのお墓を作るでしょ
それはミラもだね？
それで気持ちに整理が着いたら…

ケーキが食べたいかなっ！
知ってるかい？ボクが時計塔入りを果たした当時にね、ロンドンにケーキ食べ放題のお店があったんだよ
これで復興したら、キミもどうだい？
ほら、キミも好きでしょ？ケーキ

…うん
好き…ケーキ
いちごの乗ってるショートが良い
いや…モンブランも良いかも…！

ショートケーキもいいけどやっぱりアレだよね
ボクはムースケーキが食べたいかな？
…かつて、母さんと古い友人たちと子供達が集まって食べたんだよ
それを、新しく出来た友達と、一緒に
キミの事も皆に紹介出来たら嬉しいかなっ！

友達？

そうさ？母さんの教えでね？
出会って、5分も一緒に居れば、もう友達だよ

そう…？
…そっか…えへへ…友達…
…っ！
隠れて…！

ミラージュは、アズナブルの手を取り
近くの建物の中へ、退避させた

外に居たのは、白い人型兵器
その肩の上に乗るはカラスのような姿をした兵器
この2機が、この辺りを徘徊していた…

…困ったね
あの兵器は…情報によれば、人型の方はSEY=VAI
カラスの方がIZ＝SUGAって付けられてる…
恐らく、あの2機は、避難民を狩るべく徘徊してる…

なるほど…？
ボクは実物を見るのは初めてだけど、ミラは一度見てるの？

…見て無い
でも、廃兵院の同じ分室の知り合いがくれた情報で…
あの二機の情報の一部は知ってる…

廃兵院って事は…キミは騎士さんだったんだね

隠す気は無かったけど…聞かれなかったから…
それに騎士といっても、まだ…見習い
分室に入ってまだ浅い…
従士になってようやく半人前で卒業したら一人前
わたしは…半人前にすら満たないよ…

ボクも教室を卒業してない以上はまだ半人前さ
去年、時計塔の教室に入ったからね、まだまだ勉強しなきゃいけない事も多いんだ
っと…続けて？あの2機の情報

…まず、SEY＝VAIの方…
あれは、ビームサーベルが武器…サーベルによる、高熱で辺り一面の気温を一気に上げる…
近づけば…あの機体から発する特殊エネルギーで…
魔力を相殺され生身でブレードに斬られるし…
かといって、あいつが暴れてるだけで…高熱で体力を奪われるけど…
怖いのは、カラスのIZ＝SUGAの方…
アイツが羽ばたくと…一気に気温が落ちる…
高温で…熱された身体を、急速に冷やされれば…熱疲労の原理
体内から一気に破壊しつくす…
人間狩りにはうってつけ…
対策無しに嵌れば…たぶん、吸血鬼辺りなら動けなくなる…
…個体差はあるんだろうけど
それに…あの2機にも当然…魔導を封じる機構を搭載してる
詳細は分からないけど…機械と交戦した騎士たちの情報

捕まえられれば…何かわかるかも…でも…わたしたちではまず無理
だから、逃げよう

賛成だ
ボクたちの目的地はロンドン方面だからね
今なら、あいつらに見つからないように動け…

突如、ロボの首が、動く
視線の先には、逃げ遅れたであろう…子供がいた

当然、SEY＝VAIと呼ばれた機体はその方向へ歩み始め

アズナブルさん…！？
飛び出しちゃダメ…！

ごめん、ミラ
でも、ボクたちが逃げても、あの子が危ない
子供を見捨てるなんて出来ないね！

アズナブルの衣服の裾から、銀色の液体が流れ落ち
瞬時に姿形を形成する
どこか華やかな、青い海の生物に似ていた、3体の式神だろうか

アーノルドッ！！

3対の内1対、アーノルドと名付けられた式神が
流体を生かして、形態変化
巨大な拳となり、弾丸のように発射！
所謂ロケットパンチが

2対のマシンに向かって襲い掛かる！

SEY=VAIに向かった拳、それは直撃するも、その機体の堅牢な装甲には
傷をつけるなど出来なかった
そして
SEY＝VAI
IZ＝SUGA
2機のマシンが、アズの方へ向いた

アズに気を取られた時に

キミ！逃げるんだ！
いいから早く！！
そして、そこのマシン！こっちだよ！

子供を逃がす為に彼女は自然と動いた
そして、アズの命を先に奪わんと2機のマシンが、アズ達へと動き出し

ボクらの方に来たか
さあ、ボクたちも逃げよっか
ミラ、走るよ！

逃げるなら…
わたしも…手伝うよ…！
…
ENGAGE…
精霊域:エリアミスト…起動…！
…あいつらに触れた魔力は無力化される…でも

2人の魔導士が、増える
結論から言えば、増えているのはただの幻影であり
幻影を出現させて、敵の追跡を撒くというもの

あの機械兵器にとって、どこまで有効かは分からない
だが、生き残る為に打てる手を打つのだ

…標的2名…
高周波ブレード　ＯＮ…
SEY=VAIの持つブレードが赤く光り始め
湯気を帯びる…

この辺りの気温が上がり始め…

チャプター2

エルゼット号から逃走後

要約　
なんと、イズスーガ号たちに、アズ達が怪我をしつつも勝利し機能停止に追い込むも…
本人たちは逃げる

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
2人の逃避行
アズ達が走って逃げた、その道にあった建造物は、全て崩壊していた。
崩壊原因は、高熱に晒された後に急激に冷やされた事による熱疲労

2人も、そうだった
2人を、IZ＝SUGAもSEY＝VAIも追ってはお来なかった

…ねぇミラ…無事かい？
ちゃんと、そこに居るよね？
間違っても…YO=LANDと名付けられたロボとすり替わってないよ…ね？

…うん、何とかね？
あの2機はおって来てないけど…
…上から来るかもしれないから…見張ってるね？

…そっか、ありがと
不思議な事に…あいつら途中から動きが鈍りだしてた気がするけど…
何度も熱されたり冷やされたりで…ボロボロ…
少し休もっか

うん…
でも不思議…

不思議って何が？

あのマシンたち…
本来、あいつらの近くに入った魔導術式は、どういうわけか
かき消されてたのに…今回は、かき消される素振りが無かった…
ねぇ…アズ
…あなた、最初にあいつらの気を引く際…
アーノルドって名前のをぶつけたでしょ？
それって…

ああ…アーノルドたちだね
うん…これはね、父さんがボクに託してくれた、研究をボクなりに深堀した成果兼
ボクの使い魔…かな
父さんが、生前に巻き込まれた飛行機事故の現場で見つけたんだよ…
ガリウムって知ってるでしょ？
アーノルドたちはそれに近い、いわゆる流体金属でね、ボク自身の魔力で固体、液体の形を使い分けれる。

中々変わってるね…
ガリウムって…あらゆる金属も溶かしちゃったりして

うーん、まぁガリウムは例えだからね
本当に、ガリウムみたく金属を壊せる性質なんてあったら
あいつらも倒せたりするのかもね
っと…そろそろ行こう
別の機体が来たら大変だ…

そうだね、行こ

2人は、歩きはじめるも…

おっと…

アズはふらついた

アズ？

はは…ごめん、あいつらから逃げる為に、それなりに魔力使ったでしょ？
だから少し疲れちゃった…かなぁ

…そっか
…背中、乗って？
大丈夫だよ、まだ見習いでも…いずれ魔導騎士になるから
だから、これくらいはやれるよ

そっか、ありがと
頼りにさせてもらうね？

ミラージュは、アズをおぶって歩き始める
行先はロンドン、時計塔
そこは、まだ人類が防衛している拠点の1つであり…
……………
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
アズナブルとミラージュ
2人がSEY=VAIとIZ=SUGAと交戦、2人は敵機二機から逃走に成功

2人からすれば、そういう認識だった

「敵機発見！」
「待て！あの2機は…SEY＝VAIと呼ばれてるヤツとIZ＝SUGAと呼ばれてるヤツか…？」

「敵機、沈黙しております。」

「爆発の危険は？」

「情報に寄れば、敵は追い詰められると、核爆発を起こす」

「既に中東や南米は、その核汚染によって、奴らに奪われている」

「爆発の予兆なし、完全に動作を停止しています」

「ならば、慎重に調べろ、爆発の危険があった場合は即座に退避せよ」

「了解」

「調べたところ、爆発の危険性なし、しかし、妙です」
「この二機には、未知の液状物質が付着しております」

「…ならば、この近くの拠点は？」
「はい、時計塔です」
「そこから応援を頼もう」
「この機体を解剖して調べる、やつらのカラクリの何かが分かるかもしれん。」

かくして機能停止し、鹵獲された2機の機体は時計塔へ運び込まれる

アズナブルとミラージュ
2人が逃げる為に戦った、この出来事は…
人類が強大な敵を退ける、究極のリレーのバトンを、創り始める
最初のきっかが生まれる

エルゼット号撃破

ここからはつくもさんと木綿豆腐さんの協力を仰ぐマスターシーンとなる。

出来れば、エリザベス先生が居ると有難い

つくもさんからは、ルードさんかアラカさんのどちらかが出て来ていただけるとありがたい

ココで起こる事

時計塔の騎士たちの見回りの結果で、機能停止した、ザールマシンが2機、運ばれて来る。
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時計塔向け描写

1．状況説明
まず、ザールマシンの特徴と戦況を描写
「アズナブルとミラージュの出会い
そして、彼女らが敵の機体から逃げ切れた頃

時計塔でも、周辺地域を食い止めるので精いっぱい
まず、敵に搭載されてる機能で、オド、マナの機能に制限を掛けられる
つまり、魔導の本来の強みを発揮不可の環境下で
敵マシンに搭載されている、理不尽な機能を相手取る
これは、言うなれば、丸腰で吸血鬼やドラゴンと殴り合う事を要求されてるに他ならない

かといって、撃破しようものなら、敵のマシンには、自爆機能が搭載されており
この自爆もまた、厄介極まり無い
かつての福音戦争で、トゥーレ協会を確実に葬り去るべくして生み出された兵器があったのは、魔導師の間でも有名な話
それを、日本の広島や、長崎にぶっぱなした話も、また有名だ

奴らの自爆機能は、それらと同じで核爆弾を用いており、核汚染を受けた土地という甚大な被害を生み出す
故に、足止めまでは、出来ても、安全に撃破する手段が無いのである。

最近では、人に擬態して、確実な殺戮を行う、超越兵器が、人類をかく乱してきているとまで来たものだから
このままであれば、人類が絶滅し、宇宙から来た機械軍団に制圧されるのも、時間の問題だろう。

人類にとって、宇宙から来た最狂最悪の脅威…
どうにかする手段はないものか…
と、時計塔内でも、調査報告と研究が進められていたが
現状、進展は無い…」

2.敵機体の確保
「時計塔で、対策会議が進まない中で
報告が入る

敵機体、鹵獲
イギリスのロンドンからハイガーデンの領地へ向かう道中のゴーストタウンにて、倒れていた
人類はSEY=VAIと名付けた機体、恐らく、偵察兼一般市民を狩る為に、ハイガーデンの戦場から外れて派遣されたモノ

何故、倒れて動かないのかは不明、自爆の危険がありますが、運ぶかどうかの指示を」

モノの内容
「倒れている機体を、その場で調べたところ
破損部分より未知の液状物質を検知、敵軍の機体を構築する物質とは別物かつ
この液体から、魔力痕を検知
何者かが、この機体を停止させた模様」

3.解析結果
･解析結果から、時計塔の***教室所属のアズナブルの魔力が検知

･機能を停止した、動力源を含む、いくつかの主要パーツを確保その内の1つに、核爆弾と思われる機構を発見、ハイガーデンの大虐殺でハイガーデンに向けて打ち込まれた核ミサイルと同様の成分を検出

• 更に、動力源を確保、動力源を持ち帰る。

4.動力源について
「時計塔による解析の結果

動力源の性質の一部だけは分かった
この動力原から発生するエネルギーは、エーテルに対する抗体を機体に循環させるモノ
奴らに、魔導が通りづらかった原因はソレだ

しかし…
それが分かったからどうだと言うのだろう

今現状、解析されたのは壊れかけの物品だ
…もし、もう少し状態の良いソレを確保出来れば…」

チャプター3

マナナムガ号逃走後

強襲するシャリライオンとアズの作戦

チャプター4

シャリライオン、鹵獲とアズの秘密

エピローグ

ロアレインベースユニットとアザルドとナサ