風早 深月

「過去よりも未来を見据えた方が、これからの為になるんじゃないかな。」

≪Profile≫
Name	風早 深月(かざはや・みづき)
Age	16歳
Sex	女性
Race	人間
≪Looks≫
154cm42kg。黒髪ショートヘアに灰色の瞳。東洋人風の出で立ちで、やや色白。背丈や体格は平均より少し小さめ。端に金色で英字が刺繍された黒いマフラーを肌身離さず付けているが、これは大切な人の形見である。あまりに目立つような格好はせず、ごくありふれた少女といった雰囲気を醸し出している。
≪Person≫
温順しくとも相応の喜怒哀楽がある。幾多もの苦難を乗り越えているものの、決して感情や笑顔を忘れることはない。善人、特に自分と行動理念が似るものを好み、悪人、特に自身の異能を悪事に用いる能力者のことを蛇蝎の如く嫌っている。実は重度のブラコンで、実兄に似た雰囲気の人物が相手だとうっかり素が出そうになることもあるとか。
≪Ability≫
『異能喰らいの蛇』
異能やエネルギーを吸収する鎖鎌を操る。鎖の長さは最大で10m程度で、最大で3〜4本を同時に操作することができる。例えば弾丸や異能による飛び道具程度なら触れた瞬間、運動エネルギーないし異能の効力を吸収され、墜落するか消滅する。身体強化を行う異能使いに巻きつけば、その異能を減衰させつつ――無論、完全消滅は困難だが――その力を奪い取ることが可能。ただエネルギーの吸収は完全とは言い切れず、余りにも強力な異能などを受けるか過剰な蓄積を行えば、鎖は破壊される。吸収されたものは独自のエネルギーに変換されて溜め込まれ、先端の鎌から斬撃状の光弾として射出される。斬撃の威力は吸収量によってまちまちだが、最大威力で厚さ数cmの鉄板を切り裂き貫通するほどの破壊力を持つ。この能力は吸収を行った際にのみ行使することが可能であり、完全に能動的に使用する事は不可能。身体能力は一般人よりは多少高く、銃弾にギリギリ対応できる程度。
≪Stuffs≫
武器等は特になし。
≪Background≫
恒久平和騎士団に所属する「騎士」の1人。所属は三百騎士の第132位。幼少期にテロで両親を失い、それからは6つ歳上の兄と共に暮らしていた。兄は騎士団に入団し、自らと妹を養うために無能力者ながら悪と戦うこととなる。その時彼女自身も幼いながら入団しようとしたものの、妹を危ない目に遭わせたくないという兄の志によって差し止められた。しかし14歳の時、その敬愛していた兄はある能力者との激戦の末、相討ちの形で死することになる。全てを失ったものの少女は絶望せず、兄の遺志を受け継ぐことを決心し、今では騎士として悪しき能力者の断罪を続けている。