*生物制御化学 **備考 一回ある某というオッサンの講義で課されるレポと、テストで評価 出席とらない 語句説明問題に出るやつは「これ覚えて」と云うらしい。【】で囲うか。 やっぱりセッションにインデントはつきません。ぶら下げは適宜します。 講義はダルイ。 プリントは面倒なので、別個にpdfにします。 **第一回講義 1.農薬概論 1.1定義:プリント参照 1.2歴史 江戸時代 神社の虫除け札(そもそも農薬じゃない) 1670年代 鯨油、菜種油を水田表面に撒く→気門が詰まって虫死ぬ。 1690年代 フランスでタバコを用いた駆除(詳細メモり忘れた) 明治・大正 天然物(除虫菊、デリス根)輸入。同時に無機物(ボルドー液)も 1921年 クロルピクロン製造(コクソウ虫)日本でも農薬開発が行われる。 WW2以降 DDT BHC パラチオンの3大農薬が登場。螟虫、ウンカの駆除。 以下、目くるめく農薬の時代へ しかし、安全性への配慮なし。 昭和30年代 農薬取締法 農家の保護を目的とした法律。 後に消費者&環境保護へ 現在 ◎有機合成農薬の開発・改良 目標 ・人、動物への毒性低下 ・環境中での残留低下 ・薬効が高い(少量で済むように) ・選択性 ◎生物農薬(天敵)、フェロモン剤、ホルモン剤 ◎非選択性農薬と組み換え作物の利用 グリホサート(商品名: ラウンドアップ)は、1980年代半ばに導入された非選択的除草剤で、直接接触したすべての植物を枯らす。現在では遺伝子操作により、これに耐性を有する作物が開発されたため、雑草防除用の主要除草剤となっており、除草剤と耐性作物種子が合わせて売られるようになった。 1.3分類 1.3.1用途による分類 殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺鼠剤 除草剤 植調剤 誘引剤 1.3.2組成による分類:プリント参照。覚えなくていいけど、引けるように。 1.3.3剤形による分類 粉剤、粒剤、水和剤、フロアブル剤(ゾル剤) 乳剤(エマルション)、マイクロカプセル剤 1.3.4毒性 急性毒性試験……経口投与でマウス50%が死亡する量【LD50】 単位:mg/kg 毒物……LD50≦50 劇物……50<LD50≦300 普通物…300<LD50 1.4農薬の必要性 ◎安定多収 ①多肥料で育てられる 多肥料だといもち病が発生。さらに螟虫の被害が甚大に。助けて農薬くん。 ②早期栽培可能 早期栽培だと台風のときに既熟だから影響が少ない。さらに盛夏の根腐れが開花時じゃなく、減数分裂に被害がでない。 でも螟虫の被害がとってもすごいことに。たすk(ry ③品種改良(農薬と関係ない) ◎農業労働の軽減 農作業において、除草作業はたいへん。 60年前は、10aの土地につき、50時間も除草に手間をかけていた。 農薬を使う現在ではたった3時間で済む。 ◎米の品質向上 食味優良品種はいもち病に弱いから、農薬が必要。 ――雑談―― 無農薬栽培は、あくまでお金持ち用の栽培であり、小さな集団で成立しているに過ぎない。 国策とかで出すのは非現実的。況や世界レベルをや ―――― 1.5安全性 1.5.1毒性の評価 ・【急性毒性】……すぐ死ぬ ・【慢性毒性】……継続的に摂取すると毒性がある ・【残留毒性】……環境中(植物体内、土壌無生物、光、空気)での分解を受けにくいもの。慢性毒性の一種。 パラチオン:急性毒性 有機水銀:無機水銀となり慢性毒性 DDT、BHC:残留毒性 1.5.2登録制度 天然物(【リード化合物】)→改良→スクリーニング→試験(プリント参照)