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生物制御化学 - (2006/10/16 (月) 23:23:05) のソース

*生物制御化学
**備考
一回ある某というオッサンの講義で課されるレポと、テストで評価
出席とらない
語句説明問題に出るやつは「これ覚えて」と云うらしい。【】で囲うか。
やっぱりセッションにインデントはつきません。ぶら下げは適宜します。
講義はダルイ。
プリントは面倒なので、別個にpdfにします。

**第一回講義

1.農薬概論
1.1定義:プリント参照
1.2歴史
江戸時代 神社の虫除け札(そもそも農薬じゃない)
1670年代 鯨油、菜種油を水田表面に撒く→気門が詰まって虫死ぬ。
1690年代 フランスでタバコを用いた駆除(詳細メモり忘れた)
明治・大正 天然物(除虫菊、デリス根)輸入。同時に無機物(ボルドー液)も
1921年 クロルピクロン製造(コクソウ虫)日本でも農薬開発が行われる。
WW2以降 DDT BHC パラチオンの3大農薬が登場。螟虫、ウンカの駆除。
以下、目くるめく農薬の時代へ

しかし、安全性への配慮なし。

昭和30年代 農薬取締法
農家の保護を目的とした法律。
後に消費者&環境保護へ

現在
◎有機合成農薬の開発・改良
  目標
   ・人、動物への毒性低下
   ・環境中での残留低下
   ・薬効が高い(少量で済むように)
   ・選択性
◎生物農薬(天敵)、フェロモン剤、ホルモン剤
◎非選択性農薬と組み換え作物の利用
グリホサート(商品名: ラウンドアップ)は、1980年代半ばに導入された非選択的除草剤で、直接接触したすべての植物を枯らす。現在では遺伝子操作により、これに耐性を有する作物が開発されたため、雑草防除用の主要除草剤となっており、除草剤と耐性作物種子が合わせて売られるようになった。

1.3分類
1.3.1用途による分類
殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺鼠剤
除草剤
植調剤
誘引剤

1.3.2組成による分類:プリント参照。覚えなくていいけど、引けるように。
1.3.3剤形による分類
粉剤、粒剤、水和剤、フロアブル剤(ゾル剤)
乳剤(エマルション)、マイクロカプセル剤

1.3.4毒性
急性毒性試験……経口投与でマウス50%が死亡する量【LD50】
        単位:mg/kg
毒物……LD50≦50
劇物……50<LD50≦300
普通物…300<LD50

1.4農薬の必要性
◎安定多収
①多肥料で育てられる
多肥料だといもち病が発生。さらに螟虫の被害が甚大に。助けて農薬くん。
②早期栽培可能
早期栽培だと台風のときに既熟だから影響が少ない。さらに盛夏の根腐れが開花時じゃなく、減数分裂に被害がでない。
でも螟虫の被害がとってもすごいことに。たすk(ry
③品種改良(農薬と関係ない)

◎農業労働の軽減
農作業において、除草作業はたいへん。
60年前は、10aの土地につき、50時間も除草に手間をかけていた。
農薬を使う現在ではたった3時間で済む。

◎米の品質向上
食味優良品種はいもち病に弱いから、農薬が必要。

――雑談――
無農薬栽培は、あくまでお金持ち用の栽培であり、小さな集団で成立しているに過ぎない。
国策とかで出すのは非現実的。況や世界レベルをや
――――

1.5安全性
1.5.1毒性の評価
・【急性毒性】……すぐ死ぬ
・【慢性毒性】……継続的に摂取すると毒性がある
・【残留毒性】……環境中(植物体内、土壌無生物、光、空気)での分解を受けにくいもの。慢性毒性の一種。

パラチオン:急性毒性
有機水銀:無機水銀となり慢性毒性
DDT、BHC:残留毒性

1.5.2登録制度
天然物(【リード化合物】)→改良→スクリーニング→試験(プリント参照)