「うわ!!」 クウは、目を覚ました。 「クウ大丈夫?」 ちょうど帰ってきたセラが言った。 「いつの間にか寝てたんだ・・・。」 クウが言った。 「父さんと母さんが死ぬ夢か・・・・。」 クウは時折父と母が殺された瞬間を「夢」と言う形で思い出してしまう。 最後の発砲は実際に起きていないのだが・・・ 「そうそう、あの建物の中の話だけど、何か巨大なものが空に向かって飛んで行ったよ。」 っとセラが言った。 「巨大なもの・・・・?面白そうだな、安全そう?」 クウはきいた。 「多分安全。」 セラは答えた 「そうか、じゃあ行ってみよっか。」 クウはそう答え、セラと一緒に巨大な建物へと走っていった。 「巨大なもの」の中は空だった・・・。 「誰もいないねぇ・・・。」 クウがそう言った瞬間・・・。 ガタガタとその「巨大なもの」は揺れだした・・。 クウとセラは窓から外を見てみると 「「え?」」 二人は同時に言った 外の景色は真っ青だった・・・ 真っ白な大地はどんどん遠ざかり・・・丸い球体になった 外はもう真っ暗になっていた 「夜でもないのに真っ暗だ・・・」 クウは言った 「不思議・・・」 セラもそう言った 巨大なもの・・・・シャトルは不毛の惑星ゲルニアへまっすぐ飛んでいった -[[第4話 不毛の星]]