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金蔵×ベアト」を以下のとおり復元します。
痛い。痛い痛い痛い。 
柔らかい肉の中を硬い肉が穿つ。白い内腿を一筋、赤い色が伝った。 
繰り返し繰り返し、身を裂かれる。 
身を捩って逃げ出そうともがいても、両手をベッドに縛り付ける紐がギシリと鳴るだけだった。 
「いっ…痛いっ、もうやだ…もうやめてぇ……金蔵…っ」 
金の髪を振り乱してベアトリーチェが叫ぶ。 
苦痛に涙をこぼす魔女を、金蔵が嗜虐の悦びに歪んだ笑いで見下ろした。 
「家具でありながら主に命令するか。ははっ、面白い!」 
許しを請うほどに強く激しく身を裂かれ、ベアトリーチェは声を上げ続けた。 
内側から体をこじ開けられる。痛い。苦しい。 
こんな男の召還になど、応じなければ良かった。こんなことになるなんて。 
「ベアトリーチェ、お前の主は誰だ?」 
顔を寄せて、耳元で金蔵が問いかける。 
痛みに朦朧としながら、ベアトリーチェは首を振った。 
答えたくない。答えれば認めてしまう。現実になってしまう。認めたくない。 
「さあ、言うがいい。…認めるがいい。お前は誰の持ち物だ?」 
口元を楽しげに歪めながら、金蔵は金の髪をそっと撫でた。 
嗜虐的な言葉や表情に似合わない、優しい手つきだった。 
なんて歪んだ愛だろう。歪んでいても、これは確かに愛だった。…逃げられない。 
ベアトリーチェは震える唇を開いた。 
「…妾は、そなたの物だ」 
くくっと金蔵が喉を鳴らして笑った。 
右代宮家の若き当主が、黄金の魔女を手中にした瞬間だった。



- おぅぅい! 金蔵!  -- 紗夏  (2010-04-05 15:09:14)
- あのさぁ・・・  -- アカサハラヤマタニタマヤラハサカア  (2012-09-18 00:34:59)
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